JP5130808B2 - ウエーハ熱処理用治具およびこれを備えた縦型熱処理用ボート - Google Patents

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Description

本発明は、半導体シリコンウエーハを熱処理する際に使用するウエーハ熱処理用治具およびこれを備えた縦型熱処理用ボートに関し、特には、熱処理時にスリップ転位が被処理ウエーハに発生するのを抑制することができるウエーハ熱処理用治具および縦型熱処理用ボートに関する。
半導体単結晶ウエーハ、例えばシリコンウエーハを用いてデバイスを作製する場合、ウエーハの加工プロセスから素子の形成プロセスまで多数の工程が介在し、その一つに熱処理工程がある。熱処理工程は、ウエーハの表層における無欠陥層の形成、ゲッタリング、結晶化、酸化膜形成、不純物拡散等を目的として行われる重要なプロセスである。
このような熱処理工程、例えば、酸化や不純物拡散に用いられる拡散炉(酸化・拡散装置)としては、ウエーハの大口径化に伴い、多数のウエーハを所定の間隔をあけて水平に支持した状態で熱処理を行う縦型の熱処理炉が主に用いられている。そして、縦型熱処理炉を用いてウエーハを熱処理する際には、多数のウエーハをセットするための縦型熱処理用ボートが用いられる。
図5は、従来の一般的な縦型熱処理用ボート210の概略を示している。4本の支柱(ロッド)214の両端部に一対の連結部材216(天板および底板)が連結されている。各支柱214には多数のスリット211が形成され、各スリット211間の凸部がウエーハの支持部212として作用する。被処理ウエーハ(以下、単にウエーハということがある)を熱処理する際には、図6(A)の平面図、図6(B)の正面図に示したように、各支柱214の同じ高さに形成されている支持部212にウエーハWの外周部を載置することでウエーハWが水平に支持されることになる。
図7は、縦型熱処理炉の一例を示す概略図である。縦型熱処理炉220の反応室222の内部に搬入された縦型熱処理用ボート210には多数のウエーハWが水平に支持されている。熱処理の際には、ウエーハWは、反応室222の周囲に設けられたヒータ224によって加熱されることになる。熱処理中、反応室222にはガス導入管226を介してガスが導入され、上方から下方に向かって流れてガス排気管228から外部に排出される。使用するガスは熱処理の目的によって異なるが、主としてH、N、O、Ar等が用いられる。不純物拡散の場合には、これらのガスを不純物化合物ガスのキャリアガスとしても使用する。
縦型熱処理用ボート210におけるウエーハ支持部212は種々の形状が採用されており、図8(A)(B)はそれぞれ一例を示している。(A)の方は、半円柱形状の支柱214に凹み状のスリット(溝)211を設けることで半円形の支持部212を形成したものである。一方、(B)の方は、(A)のものよりもウエーハWの中心に近い箇所を支持するために幅の広い角柱形状の支柱215に凹み状のスリット211を設けて長方形の支持部213を形成したものである。他にも、スリット形状を円弧状にしたものや、鉤型状にしたものなどもある。
また、上記のような縦型熱処理用ボートを用いたものの他、例えば特許文献1に開示されているような枚葉式用のウエーハ熱処理用治具が挙げられる。
図9は従来の枚葉式用のウエーハ熱処理用治具の一例を示したものである。(A)が平面図、(B)が断面図である。このウエーハ熱処理用治具310では、熱処理するときにウエーハWを載置する面に、同心円状に突出した2本のリング状の突起311が形成されている。半導体ウエーハはこの2本のリング状の突起上に載置されて支持され、枚葉式の熱処理炉内に挿入されて熱処理が施される。
ところで、前述した従来の縦型熱処理用ボート、枚葉式のウエーハ熱処理用治具等を用い、特に酸化や不純物拡散等を目的とした高温の熱処理を行う場合、ウエーハに結晶欠陥であるスリップ(スリップ転位)が発生してしまうことがあった。このスリップ転位が発生した箇所に素子を形成すると、接合リーク等の原因となり、デバイス作製の歩留まりを著しく低下させてしまう。
特開2001−60559号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたもので、縦型熱処理炉により半導体シリコンウエーハを熱処理する際、スリップ転位が発生するのを抑制することができるウエーハ熱処理用治具、およびこれを備えた縦型熱処理用ボートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、熱処理するときに半導体シリコンウエーハを水平に載置して支持する板状のウエーハ熱処理用治具であって、前記ウエーハ熱処理用治具は、中央部を貫通する穴が形成されたドーナツ型であり、前記半導体シリコンウエーハを載置する面には、切れ目なくフルリング状に突出して、載置される半導体シリコンウエーハを支持するリング状突起が形成されており、該リング状突起は、同じ高さの突起が同心円状に3本以上形成されているものであることを特徴とするウエーハ熱処理用治具を提供する。
このように、本発明のウエーハ熱処理用治具では、半導体シリコンウエーハを載置する面には、切れ目なくフルリング状に突出して、載置される半導体シリコンウエーハを支持するリング状突起が形成されており、該リング状突起は、同じ高さの突起が同心円状に3本以上形成されているので、これを用いて半導体シリコンウエーハを熱処理する場合、ウエーハ荷重が偏ることもなく、半導体シリコンウエーハを安定して支持することができ、この荷重の偏りを原因とするスリップ転位の発生を効果的に防止することができる。そして、半導体シリコンウエーハが、熱処理中に熱衝撃等によって動いた場合でも、前述した従来のリング状の突起が2本しかないものよりもウエーハを支持する支持点が多いため、やはりウエーハを安定して支持することができ、ウエーハ荷重の偏りが発生せず、スリップ転位の発生を防止することが可能である。
しかも、本発明のウエーハ熱処理用治具では、中央部を貫通する穴が形成されたドーナツ型であるため、熱処理において、載置された半導体シリコンウエーハに対し、ガスの流れを改善することができ、ウエーハ内温度分布の不均一性を起因とするスリップ転位の発生を防止することができる。
また、上記のような穴が形成されているため、半導体シリコンウエーハを載置する際、半導体シリコンウエーハとウエーハ熱処理用治具との間に位置する空気により、半導体シリコンウエーハが浮いてずれてしまうこともなく、所望の位置に正確に載置することができるため、安定して支持して熱処理することができる。
したがって、本発明のウエーハ熱処理用治具は、ウエーハ荷重の不均一性およびウエーハ内温度分布の不均一性が生じるのを防止することができ、これらを起因とするスリップ転位の発生を著しく抑制することが可能である。
また、前記ウエーハ熱処理用治具は、外径が前記支持される半導体シリコンウエーハの直径よりも5%乃至20%大きいものであるのが好ましい。
このように、外径が支持される半導体シリコンウエーハの直径よりも5%以上大きいものであれば、例えば、このウエーハ熱処理用治具を縦型熱処理用ボートに載置して熱処理を行った場合、ウエーハ熱処理用治具上に載置された半導体シリコンウエーハが熱処理中に動いても、ウエーハ熱処理用治具の外径が大きいため、半導体シリコンウエーハがウエーハ熱処理用治具からはみ出て外部と接触するのを効果的に防止することができる。
また、20%以内で大きいものであれば十分であるし、熱処理効率が悪化するのを防ぐことができる。
このとき、前記ウエーハ熱処理用治具の中央部に形成された穴は、直径が前記ウエーハ熱処理用治具の外径の10%乃至40%のものであるのが好ましい。
このように、ウエーハ熱処理用治具の中央部に形成された穴において、直径がウエーハ熱処理用治具の外径の10%以上のものであれば、熱処理中のガスの流れをより効率良く改善することができ、ウエーハ内温度分布の均一性をさらに向上させることができる。
また、半導体シリコンウエーハをウエーハ熱処理用治具に載置する際に、半導体シリコンウエーハとウエーハ熱処理用治具との間の空気をより抜けやすくすることが可能であり、所望の位置に載置し易い。
また、40%以内であれば、穴が大きすぎることもなく、半導体シリコンウエーハを支持するための強度に影響を与えることもない。
そして、前記リング状突起は、幅が2mm以下であり、高さが1mm乃至3mmのものであるのが好ましい。
このように、リング状突起において、幅が2mm以下であり、高さが3mm以下のものであれば、突出して形成されるリング状突起のサイズが大きすぎず、比較的欠け難いものとすることができる。このため、リング状突起の欠けによって、リング状突起上に載置して支持される半導体シリコンウエーハに傷が生じたり、欠けたものがパーティクルとして半導体シリコンウエーハに付着してしまうことをより効果的に防止することができる。
また、高さが1mm以上あれば、半導体シリコンウエーハの支持部として低すぎず、半導体シリコンウエーハがリング状突起以外の部分に触れるのを十分に防止することができる。
また、前記3本以上のリング状突起は、各々、2mm乃至10mmの間隔で形成されたものであるのが好ましい。
このように、3本以上のリング状突起が、各々、2mm乃至10mmの間隔で形成されたものであれば、リング状突起が適度な間隔で形成されており、間隔が狭すぎたり、広すぎたりすることによって生じるウエーハ荷重の偏りを効果的に防止することができる。
そして、前記3本以上のリング状突起は、前記ウエーハ熱処理用治具の半径方向において、前記ウエーハ熱処理用治具の半径50%乃至80%の領域に形成されたものであるのが好ましい。
このように、3本以上のリング状突起が、ウエーハ熱処理用治具の半径方向において、ウエーハ熱処理用治具の半径50%乃至80%の領域に形成されたものであれば、より確実に、ウエーハの重心付近で半導体シリコンウエーハを支持することができる。このため、安定した支持が可能となり、ウエーハ荷重の偏りが発生するのを一層防ぐことができる。
また、前記リング状突起は、断面形状が三角形またはアーチ状のものであるのが好ましい。
このように、リング状突起が、断面形状が三角形またはアーチ状のものであれば、半導体シリコンウエーハとの接触領域が必要以上に広くなるのを防ぐことができ、スリップ転位が発生するのをより防ぐことができる。
そして、前記ウエーハ熱処理用治具は、SiCからなるもの、またはCVD法でカーボンにSiCをコーティングしたものとすることができる。
このように、SiCからなるものであれば、より強度の高いものとすることができ、半導体シリコンウエーハをより確実に支持することが可能である。
また、CVD法でカーボンにSiCをコーティングしたものであれば、加工しやすいものであるし、コストをかけずに製造できるものとなり、アニールウエーハの製造コストの低減を図ることができる。
また、前記板状のウエーハ熱処理用治具の厚さは2mm以上であるのが好ましい。
このように、板状のウエーハ熱処理用治具の厚さが2mm以上であれば、半導体シリコンウエーハを載置して水平に支持するにあたって、十分な強度を有することができる。
そして、本発明は、前記のウエーハ熱処理用治具を備えた縦型熱処理用ボートであって、少なくとも、天板と、底板と、該天板と底板の間に固定された複数の支柱とを有し、前記複数の支柱の各々に、前記半導体シリコンウエーハを水平に支持するための複数の支持部が形成されており、該複数の支持部に、前記半導体シリコンウエーハが各々一枚ずつ載置されて支持される前記ウエーハ熱処理用治具が載上されているものであることを特徴とする縦型熱処理用ボートを提供する。
このような縦型熱処理用ボートであれば、本発明のウエーハ熱処理用治具を備えたものであるので、たとえ熱処理中に熱衝撃等によってウエーハ熱処理用治具上の半導体シリコンウエーハが動いても安定して支持することができる。また、半導体シリコンウエーハを正確に所望の位置に載置して支持することができるし、熱処理中におけるガスの流れを改善し、ウエーハ内温度分布を均一なものとすることができる。したがって、半導体シリコンウエーハにスリップ転位が発生するのを極めて抑制することが可能である。
しかも、一度に複数枚熱処理することができ、上記のような高品質の半導体シリコンウエーハを効率良く得ることができる。
本発明のウエーハ熱処理用治具、およびこれを備えた縦型熱処理用ボートであれば、熱処理する半導体シリコンウエーハにスリップ転位が発生するのを著しく抑制することができ、デバイス作製の歩留まりを格段に向上することが可能である。
以下では、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来、半導体シリコンウエーハを熱処理する際、例えば図5〜9に示すような治具を用いて行っていたが、熱処理を施した半導体シリコンウエーハにはスリップ転位が発生してしまっていた。
本発明者がこのスリップ転位について鋭意研究を行ったところ、特に酸化や不純物拡散等を目的とした高温の熱処理を行う場合、ウエーハの自重による内部応力やウエーハ内温度分布の不均一性による熱歪応力などが生じ、これらの応力がある一定の臨界値を超えると、ウエーハに結晶欠陥であるスリップ(スリップ転位)が発生してしまうことが判った。
一方で、ウエーハの自重による内部応力の偏りを起因とするスリップ転位の発生を防止するにあたって、本発明者は、図9のように、半導体シリコンウエーハをリング状の突起によって支持するものであれば、ウエーハの重心付近を支持し易く、比較的安定して支持することができることを見出した。
しかしながら、図9のようなウエーハ熱処理用治具を用いて本発明者が熱処理実験を行ったところ、特に、昇温時等の熱処理中の熱衝撃によって半導体シリコンウエーハが踊ってしまった場合、上記従来のウエーハ熱処理用治具ではリング状突起が2本しかなく、支持点が少ないために、半導体シリコンウエーハの支持が不安定になってウエーハ荷重に偏りが生じ、それを起因としてスリップ転位が発生してしまうことが判った。
そして、本発明者は、半導体シリコンウエーハを載置して支持するリング状突起の本数を3本以上とすることにより、熱処理中にウエーハが動いたとしても、支持点が多いためにウエーハ荷重の偏りが生じるのを防止することができ、スリップ転位の発生を抑制することができることを見出した。
図10に、本発明者が行ったリング状突起の本数ごとのスリップ転位発生面積の比較結果を示す。図10に示すように、リング状突起の本数が3本以上の場合にスリップ転位を大幅に抑制できていることが分かる。
なお、この実験において、リング状突起はフルリング状に突出しており、それぞれ同じ高さで同心円状に形成されたものである。また、中央部に穴が形成されたものを用いた。
さらに本発明者は、中央部を貫通する穴が形成されているものであれば、熱処理でのガスの流れを改善でき、ウエーハ内温度分布を均一にすることが可能となり、ウエーハ内温度分布の不均一性による熱歪応力を起因としてスリップ転位が発生するのを防止することができることを見出した。
図11に、本発明者が行った穴の有無ごとのスリップ転位発生面積の比較結果を示す。このように、穴を中央部に形成することでスリップ転位を抑制できていることが分かる。
なお、実験には、それぞれリング状突起が3本形成されており、中央部に穴があるものとないものを用いた。
以上の結果から、本発明者は、上記のようなリング状突起が3本以上形成され、かつ中央部に穴が形成されたウエーハ熱処理用治具であれば、従来に比べ、格段にスリップ転位の発生を抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。
以下では、本発明のウエーハ熱処理用治具およびこれを備えた縦型熱処理用ボートについて、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に、本発明のウエーハ熱処理用治具を備えた縦型熱処理用ボートの一例の概略を示す。
この本発明の縦型熱処理用ボート1は、天板6aと、底板6bと、該天板6aと底板6bの間に固定された複数の支柱4とを有している。各支柱4には、それぞれ同じ高さの位置に複数のスリット(溝)7が形成されており、スリット7間の凸部が、本発明のウエーハ熱処理用治具3を載上するための支持部2として作用する。
半導体シリコンウエーハを熱処理する際は、半導体シリコンウエーハはウエーハ熱処理用治具3上に載置されて支持され、該ウエーハ熱処理用治具3は各支柱4の同じ高さの支持部2上に載上される。このようなものであれば、一度に複数枚の半導体シリコンウエーハに熱処理を施すことができる。
なお、本発明の縦型熱処理用ボート1において、ウエーハ熱処理用治具3以外は、例えば従来と同様のものとすることができ、特に限定されない。
ここで、上記ウエーハ熱処理用治具3についてさらに説明する。
図2に、本発明のウエーハ熱処理用治具3の一例の概略を示す。図2(A)が平面図であり、図2(B)が断面図である。
また、図3に、半導体シリコンウエーハがウエーハ熱処理用治具3により支持されている様子を示す。なお、図3に示すように、ウエーハ熱処理用治具3において、中央部の穴10の直径を3a、リング状突起11が形成されている領域の最小半径を3b、リング状突起11が形成されている領域の最大半径を3c、ウエーハ熱処理用治具の外径を3d、ウエーハ熱処理用治具の厚さを3e、リング状突起の高さを3f(半導体シリコンウエーハを載置する面12からの距離)、ウエーハ熱処理用治具の半径を3rとする。
図2(B)に示すように、まず、ウエーハ熱処理用治具3は板状であり、外縁を囲うつい立てを有するトレー形状の治具とは異なっている。このように、外縁につい立てが設けられていないため、ウエーハ熱処理用治具3上に載置された半導体シリコンウエーハが水平方向に動いた場合に、つい立てに衝突して傷ついてしまうことを防ぐことができる。
このウエーハ熱処理用治具3の大きさは特に限定されないが、例えば、外径3dが前記支持される半導体シリコンウエーハの直径Wdよりも5%乃至20%大きいものとすることができる。このような大きさであれば、半導体シリコンウエーハが熱処理中に熱衝撃等で水平方向に動いても、ウエーハ熱処理用治具3上からはみ出るようなこともなく、ウエーハ熱処理用治具3を囲うようにして位置する支柱4と半導体シリコンウエーハが衝突するのを防ぐことができる。
熱処理への影響等を考慮して、適宜、ウエーハ熱処理用治具3の外径3dを設定することができる。
さらには、この板状のウエーハ熱処理用治具3の厚さ3eも特に限定されず、載置する半導体シリコンウエーハの重量等に合わせて決定することができる。例えば、2mm以上とすることにより、治具の強度を確保することができる。
また、ウエーハ熱処理用治具3の中央部には、図2(B)に示すように、ウエーハ熱処理用治具3を貫通する穴10が形成されており、図2(A)に示すようにドーナツ型のものとなっている。このため、半導体シリコンウエーハをウエーハ熱処理用治具3上に載置する際に、半導体シリコンウエーハとウエーハ熱処理用治具3との間で、後述するリング状突起で囲まれた領域に存在する空気を、ウエーハ熱処理用治具3の半導体シリコンウエーハとは反対側へ、穴10を通して押し出すことが可能である。したがって、上記の半導体シリコンウエーハとウエーハ熱処理用治具3との間の空気に邪魔されることなく、半導体シリコンウエーハをウエーハ熱処理用治具3上の所望の位置に正確に載置することが可能になる。
これに対し、穴10が形成されていない場合、半導体シリコンウエーハとウエーハ熱処理用治具3との間の余分な空気は、ウエーハ熱処理用治具3の反対側へ抜ける道が存在しないために、半導体シリコンウエーハと同じ側から、半導体シリコンウエーハとウエーハ熱処理用治具3(リング状突起)との隙間をぬって、半導体シリコンウエーハが載置される前に水平方向へと抜けるしかない。このとき、この余分な空気は半導体シリコンウエーハを押し返して抜けていくため、半導体シリコンウエーハは僅かではあるが浮いてしまい、横ずれを生じて所望の位置とずれて載置されてしまう。
以上のように、本発明では穴10によって半導体シリコンウエーハを正確に載置することができ、リング状突起上に安定して支持することができる。このため、ウエーハ荷重の偏りもなく、スリップ転位が発生するのを防止することができる。
さらには、上記穴10によって熱処理時のガスの流れを改善することができる。すなわち、半導体シリコンウエーハの裏側にもガスが回り込むことができ、熱処理条件が均一化されて、ウエーハ内温度分布を均一なものとすることが可能である。したがって、この温度分布の不均一性を起因として発生するスリップ転位を防ぐことができる。
なお、この穴10の大きさは、例えば、直径3aが前記ウエーハ熱処理用治具の外径3dの10%乃至40%とすることができる。穴10がこの程度の大きさであれば、半導体シリコンウエーハを載置する際、空気はよりスムーズにウエーハ熱処理用治具3の反対側へと抜けることができるし、また、ウエーハ熱処理用治具3の強度を大きく損なうこともなく、半導体シリコンウエーハを十分支持することが可能である。
この穴10の大きさは特に限定されず、半導体シリコンウエーハの大きさ等によりその都度設定できる。また、穴10の形状は円形に限定されず、いかなる形状であっても構わない。
そして、この板状のウエーハ熱処理用治具3の半導体シリコンウエーハを載置する面12には、該面から切れ目なくフルリング状に突出した突起(リング状突起11)が形成されている。このリング状突起11は同心円状に3本以上形成されており、各々の高さ3fは同じになっている。
前述したように、熱処理で生じるスリップ転位についての調査によって、本発明者は上記のようなリング状突起11を3本以上とすることで、図9等の従来のウエーハ熱処理用治具(リング状の突起が2本)とは異なり、ウエーハ荷重の偏りを起因とするスリップ転位の発生を抑制することができることを発見している。
これは、上記のようなリング状突起11の本数を3本以上とすることで、半導体シリコンウエーハを支持する支持点を多くすることができ、半導体シリコンウエーハの支持の安定性を向上させ、半導体シリコンウエーハを荷重の偏りなく支持することが可能であるためと考えられる。
特に、従来のウエーハ熱処理用治具では、熱処理中に半導体シリコンウエーハが踊って載置位置がずれた場合、そのずれた量がわずかであっても荷重に偏りが生じ、それを起因としてスリップ転位が発生する率が高かった。
しかしながら、本発明のウエーハ熱処理用治具3では、このような熱処理中の半導体シリコンウエーハのずれが生じても、支持点が多いため、安定して半導体シリコンウエーハを支持し続けることができ、荷重の偏りが生じることもなく、スリップ転位を防止することができる。
リング状突起11の形成位置は、半導体シリコンウエーハの重心付近をより的確に支持することができるように、例えば、ウエーハ熱処理用治具3の半径方向において、ウエーハ熱処理用治具3の半径50%乃至80%の領域に形成されているのが好ましい。すなわち、リング状突起11が形成されている領域の最小半径3bが、ウエーハ熱処理用治具3の半径3rの50%以上であり、リング状突起11が形成されている領域の最大半径3cが、ウエーハ熱処理用治具3の半径3rの80%以下のものであるのが好ましい。
また、各リング状突起11同士の間隔が、例えば2mm乃至10mmのものとすることにより、半導体シリコンウエーハの荷重を偏りなく適度に各々のリング状突起11に分散させて支持することが可能である。
当然、リング状突起11の形成位置はこの領域に限定されず、また、各々のリング状突起11の間隔も限定されず、所望の位置、間隔で形成することが可能である。熱処理する半導体シリコンウエーハの大きさ等により適宜決定することができる。
さらに、各々のリング状突起11の大きさ、形状について述べる。図4にリング状突起11の断面形状の例を示す。
これらの要素についても特に限定されないが、例えば、幅は2mm以下、高さを1mm乃至3mmとするのが好ましい。このような大きさのものであれば、半導体シリコンウエーハを載置面12に接触させることなく十分に支持することができるし、突出しすぎたり幅が広すぎて欠け易いものとなるのを防ぐことができる。そのため、リング状突起11の欠けた個所が原因で半導体シリコンウエーハに傷が生じたり、リング状突起11の欠片によって、半導体シリコンウエーハの表面にパーティクルとして付着するのを防止することができる。
また、リング状突起11は、レコード盤の溝を反転させたようなものとすることができ、例えば図4(A)に示すように断面形状が三角形のものや、図4(B)に示すようにアーチ状のものとするのが好ましい。このような断面形状のものであれば、その上に載置して支持される半導体シリコンウエーハとの接触領域が必要以上に広くなるのを防ぐことができ、比較的狭くすることができる。
また、リング状突起11の半導体シリコンウエーハとの接触部は適度な粗さがあると良い。
熱処理において、半導体シリコンウエーハやウエーハ熱処理用治具3が熱変形する一方で、半導体シリコンウエーハがウエーハ熱処理用治具3(リング状突起11)上を滑ることなどによる変形緩和が発生するのが考えられるが、半導体シリコンウエーハとリング状突起11との接触において摩擦が大きすぎたり、あるいは、リング状突起11の面が平滑すぎて半導体シリコンウエーハとリング状突起11とが部分的に固着したりすると、スリップ転位が発生してしまう。これをより防ぐために、リング状突起11の形状等を例えば上記のように適宜決定することができる。
そして、上記本発明のウエーハ熱処理用治具3は、例えば以下のようにして製造することができる。
まず、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置を用い、CVD法によって、ウエーハ熱処理用治具3の材質となるSiC等を適当な土台に積層させる。なお、このウエーハ熱処理用治具3の材質は特に限定されないが、SiCであれば強度も高く、半導体シリコンウエーハを十分に支持することができるものとなる。
次に、研削等により土台を除去して、積層されたSiC膜のみを得る。
そして、このようなSiCの部材に加工処理を施すことにより、穴10やリング状突起11を形成し、SiCからなる所望のウエーハ熱処理用治具3を製造することができる。
また、他の製造方法としては、カーボンからなる部材に加工処理を施し、穴10やリング状突起11を先に形成して所望の形状のものを得て、その後、CVD法により、この表面にSiC膜を積層させることにより、所望のウエーハ熱処理用治具3を製造する。
このようなものあれば、ウエーハ熱処理用治具3の大部分はカーボンであるため簡単に加工することができるし、コストも比較的かからずに製造することができる。
以上のように、本発明のウエーハ熱処理用治具3およびこれを備えた縦型熱処理用ボート1であれば、特に、半導体シリコンウエーハが熱処理時に熱衝撃等によって動いても、半導体シリコンウエーハを荷重の偏りなく安定して支持することができるし、また、熱処理中のガスの流れを改善してウエーハ内温度分布の不均一性をなくすことができるので、これらを起因とするスリップ転位が発生するのを極めて効果的に防止することができる。このため、スリップ転位のない高品質のアニールウエーハを極めて高い歩留りで得ることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
(実施例1)
図1〜4に示す本発明のウエーハ熱処理用治具および縦型熱処理用ボートを用い、直径300mmの半導体シリコンウエーハに、1000℃、16時間の熱処理を施した。このようにして1000枚のアニールウエーハを得た。
なお、用いたウエーハ熱処理用治具はSiC製のもので、厚さ2mm、外径360mm、中央部の穴の直径は120mmであった。また、リング状突起の断面形状は三角形で、幅2mm、高さ2mmであった。そして、リング状突起が形成されている領域の最小半径は90mmであり、そこから10mm間隔で同心円状に3本形成されていた。
この結果、1000枚のアニールウエーハ中、スリップ転位が発生したのはわずかに1枚であり、高歩留りでスリップ転位のない高品質のアニールウエーハを得ることができた。
(実施例2)
リング状突起の本数が6本である以外は実施例1と同様のウエーハ熱処理用治具、縦型熱処理用ボートを用い、実施例1と同様の熱処理を行った。
この結果、1000枚のアニールウエーハ中、スリップ転位が発生したのはわずかに1枚であり、実施例1と同様に、高歩留りでスリップ転位のない高品質のアニールウエーハを得ることができた。
(比較例1)
リング状突起の本数が2本である以外は実施例1と同様のウエーハ熱処理用治具、縦型熱処理用ボートを用い、実施例1と同様の熱処理を行った。
この結果、1000枚のアニールウエーハ中、スリップ転位が発生したのは10枚であり、実施例1に比べてスリップ転位の発生率が高く、歩留りが低下してしまった。
これは、リング状突起の本数が少なかっため、熱処理中に、熱衝撃等によって半導体シリコンウエーハの載置位置にずれが生じたときに、ウエーハ荷重が偏って集中する箇所ができてしまい、それを起因としてスリップ転位が発生したためと考えられる。このように、リング状突起の本数が3本未満であると、ウエーハ荷重の偏りを起因とするスリップ転位の発生を十分に防止することができない。
(比較例2)
中央部に穴が形成されていない以外は実施例1と同様のウエーハ熱処理用治具、縦型熱処理用ボートを用い、実施例1と同様の熱処理を行った。
この結果、1000枚のアニールウエーハ中、スリップ転位が発生したのは11枚であり、実施例1に比べてスリップ転位の発生率が高く、歩留りが低下してしまった。
これは、穴が形成されていなかったため、熱処理において、ガスが半導体シリコンウエーハの裏側に回り込みにくく、それによってウエーハ内温度分布が均一なものとなりにくく、これを起因としてスリップ転位が発生したためと考えられる。このように、中央部に穴が形成されていないと、ウエーハ内温度分布の不均一性を起因とするスリップ転位の発生を防ぎきれない。
また、半導体シリコンウエーハの載置時にずれが生じてしていたと考えられる。
(比較例3)
リング状突起の本数が2本であり、中央部に穴が形成されていない以外は実施例1と同様のウエーハ熱処理用治具、縦型熱処理用ボートを用い、実施例1と同様の熱処理を行った。なお、比較例3におけるウエーハ熱処理用治具は、図9に示す従来のものとほぼ同様であった。
この結果、1000枚のアニールウエーハ中、スリップ転位が発生したのは27枚であり、実施例1に比べてスリップ転位の発生率が極めて高くなってしまった。比較例1および比較例2よりも悪い結果となった。
(比較例4)
フルリング状ではなく、切れ目を有するリング状突起である以外は実施例1と同様のウエーハ熱処理用治具、縦型熱処理用ボートを用い、実施例1と同様の熱処理を行った。
この結果、1000枚のアニールウエーハ中、スリップ転位が発生したのは14枚であり、実施例1に比べてスリップ転位の発生率が高く歩留りが低下してしまった。
これは、リング状突起に切れ目が形成されていることによって、ウエーハ荷重を均等に分散して支持することができずに荷重が集中する箇所が生じてしまい、それを起因としてスリップ転位が発生してしまったと考えられる。
以上のように、本発明によって、スリップ転位の発生を極めて低減することができることが判る。これにより、高品質のアニールウエーハを歩留り高く得ることができ、デバイスの不良発生率を著しく低減し、コスト等の改善を図ることも可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明の縦型熱処理用ボートの一例を示す概略図である。 本発明のウエーハ熱処理用治具の一例を示す概略図である。(A)平面図、(B)断面図。 半導体シリコンウエーハがウエーハ熱処理用治具により支持されている様子を示す説明図である。 リング状突起の一例を示す概略図である。(A)断面形状が三角形、(B)断面形状がアーチ状。 従来の縦型熱処理用ボートの一例を示す概略図である。 従来の縦型熱処理用ボートにウエーハをセットした状態を示す説明図である。 縦型熱処理炉の一例を示す概略図である。 従来の縦型熱処理用ボートにおけるウエーハ支持部を示す概略図である。 従来の枚葉式のウエーハ熱処理用治具の一例を示す概略図である。 リング状突起の本数ごとのスリップ転位発生面積の比較結果を示すグラフである。 穴の有無ごとのスリップ転位発生面積の比較結果を示すグラフである。
符号の説明
1…本発明の縦型熱処理用ボート、 2…支持部、
3…本発明のウエーハ熱処理用治具、 3a…中央部の穴の直径、
3b…リング状突起が形成されている領域の最小半径、
3c…リング状突起が形成されている領域の最大半径、
3d…ウエーハ熱処理用治具の外径、 3e…ウエーハ熱処理用治具の厚さ、
3f…リング状突起の高さ、 3r…ウエーハ熱処理用治具の半径、
4…支柱、 6a…天板、 6b…底板、 7…スリット、
10…中央部の穴、 11…リング状突起、
12…半導体シリコンウエーハ載置面、
Wd…半導体シリコンウエーハの直径。

Claims (7)

  1. 熱処理するときに半導体シリコンウエーハを水平に載置して支持する板状のウエーハ熱処理用治具であって、
    前記ウエーハ熱処理用治具は、中央部を貫通する穴が形成されたドーナツ型であり、
    前記半導体シリコンウエーハを載置する面には、切れ目なくフルリング状に突出して、載置される半導体シリコンウエーハを支持するリング状突起が形成されており、
    該リング状突起は、幅が2mm以下であり、高さが1mm乃至3mmのもので、同じ高さの突起が同心円状に3本以上形成されているものであり、かつ、
    該3本以上のリング状突起は、各々、2mm乃至10mmの間隔であり、前記ウエーハ熱処理用治具の半径方向において、前記ウエーハ熱処理用治具の半径50%乃至80%の領域に形成されたものであることを特徴とするウエーハ熱処理用治具。
  2. 前記ウエーハ熱処理用治具は、外径が前記支持される半導体シリコンウエーハの直径よりも5%乃至20%大きいものであることを特徴とする請求項1に記載のウエーハ熱処理用治具。
  3. 前記ウエーハ熱処理用治具の中央部に形成された穴は、直径が前記ウエーハ熱処理用治具の外径の10%乃至40%のものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウエーハ熱処理用治具。
  4. 前記リング状突起は、断面形状が三角形またはアーチ状のものであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のウエーハ熱処理用治具。
  5. 前記ウエーハ熱処理用治具は、SiCからなるもの、またはCVD法でカーボンにSiCをコーティングしたものであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のウエーハ熱処理用治具。
  6. 前記板状のウエーハ熱処理用治具の厚さは2mm以上であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のウエーハ熱処理用治具。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のウエーハ熱処理用治具を備えた縦型熱処理用ボートであって、少なくとも、天板と、底板と、該天板と底板の間に固定された複数の支柱とを有し、前記複数の支柱の各々に、前記半導体シリコンウエーハを水平に支持するための複数の支持部が形成されており、該複数の支持部に、前記半導体シリコンウエーハが各々一枚ずつ載置されて支持される前記ウエーハ熱処理用治具が載上されているものであることを特徴とする縦型熱処理用ボート。
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