JP5128317B2 - 光ファイバコネクタ部品および光ファイバ剥き取り方法 - Google Patents

光ファイバコネクタ部品および光ファイバ剥き取り方法

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Description

本発明は、光ファイバコネクタ部品および光ファイバ剥き取り方法に関し、特に光ファイバを例えば機器に対して接続する現場で、光ファイバ心線を切断して裸光ファイバの劈開面を形成し光ファイバ心線から被覆を剥き取って裸光ファイバを露出させるための光ファイバコネクタ部品および光ファイバ剥き取り方法に関する。
光ファイバケーブルの光ファイバ心線を切断する切断器には、高性能型と簡易型がある。図12(A)と図12(B)に示すように光ファイバケーブル100は、光ファイバ心線101と、この光ファイバ心線101を覆っている外被102を有する。光ファイバ心線101は、裸光ファイバ103と、この裸光ファイバ103を覆っている被覆104を有する。
簡易型の切断器は、光ファイバを曲げ板に載置して、光ファイバの端部をクランプして切断位置に傷を付け、光ファイバを曲げ板ごと湾曲させて劈開する構造である。この簡易型の切断器は、良好な切断角度を得るには熟練した作業者が作業をする必要があるが、安価であることから広く使われている。
また、作業者が接続現場で、光ファイバケーブル100から外被102を切って光ファイバ心線101を露出させ、光ファイバ心線101から被覆104を除去して裸光ファイバ103を露出させる光ファイバの剥き取り作業を行うことがある。この光ファイバの剥き取り作業は、一般的な複数種類の工具を用いて次のように行われる。
この剥き取り作業では、作業者は、ニッパーなどの工具を用いて図12(C)に示すように、光ファイバケーブル100から外被102を切って光ファイバ心線101を露出させ、次に、図12(D)と図12(E)に示すように、作業者は、ストリッパーなどの工具を用いて光ファイバ心線101から被覆104を除去して裸光ファイバ103を露出させる。そして、図12(E)に示すように、作業者は裸光ファイバ103の途中位置をカッター105で切断することで裸光ファイバ103の劈開面を得る。
また、例えば光パワーメータや可視光ファイバチェッカーに光ファイバを接続する場合には、裸光ファイバは測定現場において光パワーメータや可視光ファイバチェッカーに対して専用のコネクタを用いて接続している。
ところで、裸光ファイバが露出された光ファイバを相手の光ファイバに接続するための関連技術は、特許文献1と特許文献2に開示されている。
特許文献1と特許文献2には、ベース部材とカバー部材をクランプ部材で挟むことで、ベース部材とカバー部材の間に楔を押し込んだ状態で、光ファイバを挿入し、その後楔を離脱させて光ファイバを取り付ける構造が提案されている。
特開平10−170756号公報 特開平10−206688号公報
しかし、上述したように作業者が複数の工具を用いて、接続現場で光ファイバ心線から被覆を除去して裸光ファイバの劈開面を形成する作業は、大変面倒であり、この作業を行った後に、光ファイバケーブルの裸光ファイバを接続部品に取り付ける後作業が更に必要である。
特許文献1と特許文献2に開示されている接続構造を用いる場合に、光ファイバ心線から被覆を剥き取って、光ファイバ心線から裸光ファイバを露出させて裸光ファイバの劈開面を得る作業が、接続現場で簡単に確実にできることが望まれる。
また、例えば光パワーメータや可視光ファイバチェッカーに光ファイバを接続する場合には、専用の接続用のコネクタを用いる必要がある。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、接続現場において裸光ファイバの劈開面を得て光ファイバ心線から裸光ファイバを露出させることが簡単に確実にでき、しかもそのまま光ファイバの接続部品として使用することができ、接続現場における光ファイバ接続作業が容易にできる光ファイバコネクタ部品および光ファイバ剥き取り方法を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の光ファイバコネクタ部品は、光ファイバ心線を通すことで前記光ファイバ心線を保持する基部と、
前記基部の長手方向に沿って前記基部に対して連続して形成され、前記光ファイバ心線を通すことで前記光ファイバ心線を保持する保持部と、を有する剥き取り部材と
剥き取り部材に挿入する第1ハウジング部材と、
前記第1ハウジング部材の周囲に配置される第2ハウジング部材とを備え、
前記剥き取り部材の前記保持部は、
前記光ファイバ心線の被覆と前記光ファイバ心線の裸光ファイバに切り込みを形成する第1切れ刃と、
前記光ファイバ心線の前記被覆だけに切り込みを形成する第2切れ刃と、
前記保持部を曲げて前記保持部を前記基部側から除去する際に、前記裸光ファイバの前記切り込みから前記裸光ファイバを切断して、前記裸光ファイバを前記光ファイバ心線の前記被覆から剥き出すための屈曲部と、
を有し、
前記基部は接続部を有しており、前記保持部の一端部が該接続部に連続して接続されており、
前記基部は、中空部を有する直方体形状部材であり、
前記保持部は、断面が円形であり、前記屈曲部に対応する反対位置に前記屈曲部を曲げやすくするための切り欠き部を有し、
前記剥き取り部材は樹脂により成型されており、前記第1切れ刃と前記第2切れ刃は、前記剥き取り部材の前記保持部に対して一体的に形成されており、
前記剥き取り部材の前記基部と前記保持部は、第1分割部材と、前記第1分割部材に合わせる第2分割部材とにより構成されており、前記第1分割部材と前記第2分割部材は、前記長手方向にそって重ね合わせられ、
前記第1分割部材には、第1溝部分が前記長手方向に沿って形成され、前記第2分割部材には、第2溝部分が前記長手方向に沿って形成されており、
前記第1溝部分と前記第2溝部分は、前記光ファイバ心線の前記被覆を挟んで保持し、
前記第1ハウジング部材は、前記剥き取り部材の前記第1溝部分と前記第2溝部分に前記光ファイバ心線を通す際には仮係止された前記第1分割部材と前記第2分割部材を、本係止めするために前記剥き取り部材に挿入して前記第1分割部材と前記第2分割部材を固定し、
前記第1ハウジング部材は、断面が円形の貫通穴を有する筒状部材であり、
前記保持部を前記第1ハウジング部材の前記貫通穴に通すことで、前記第1ハウジング部材が前記接続部の外周面に対して保持されるとともに、前記基部に接続され、
前記第2ハウジング部材は、貫通穴を有する断面の外周が略矩形の筒状部材であり、
前記第1ハウジング部材を前記第2ハウジング部材の前記貫通穴にはめ込むことで、前記第2ハウジング部材は前記第1ハウジング部材の外周囲と前記基部の外周囲の一部を覆い、
前記保持部を曲げて前記保持部を前記基部側から除去し、前記裸光ファイバの前記切り込みから前記裸光ファイバを切断して、前記裸光ファイバを前記光ファイバ心線の前記被覆から剥き出した後は、各種の光学機器または他の光ファイバと接続するコネクタとして使用可能であることを特徴とする。
本発明の光ファイバコネクタ部品は、好ましくは前記第1ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記接続部における前記第1ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記接続部の突起を前記第1ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第1ハウジング部材が前記基部の接続部に固定されることを特徴とする。
本発明の光ファイバコネクタ部品は、好ましくは前記第2ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記第1ハウジング部材における前記第2ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記第1ハウジング部材の突起を前記第2ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第2ハウジング部材が前記第1ハウジング部材に固定されることを特徴とする。
発明の光ファイバコネクタ部品は、好ましくは前記第1分割部材と前記第2分割部材は、凸部と、前記凸部に対して係合される凹部とにより連結されることを特徴とする。
本発明の光ファイバ剥き取り方法は、中空部を有し直方体形状部材からなる基部と前記基部に対して前記基部の長手方向に沿って連続して形成され断面が円形の保持部と、を有する剥き取り部材に対して、光ファイバ心線を通すことで前記光ファイバ心線を保持し、
断面が円形の貫通穴を有する筒状部材からなる前記第1ハウジング部材の前記貫通穴に前記保持部を通すことで、前記保持部の一端部に連続して前記基部に形成された接続部の外周面に対して前記第1ハウジング部材を保持させるとともに、前記基部に接続し、
貫通穴を有する断面の外周が略矩形の筒状部材からなる第2ハウジング部材の前記貫通穴に前記第1ハウジング部材をはめ込むことで、前記第2ハウジング部材で前記第1ハウジング部材の外周囲と前記基部の外周囲の一部を覆い、
前記剥き取り部材の前記保持部の第1切れ刃は、前記光ファイバ心線の被覆と前記光ファイバ心線の裸光ファイバに切り込みを形成するとともに、前記保持部の第2切れ刃は、前記光ファイバ心線の前記被覆だけに切り込みを形成し、
前記保持部分を屈曲部において曲げて前記保保持部を前記基部側から除去する際に、前記裸光ファイバの前記切り込みにより前記裸光ファイバを切断して、前記光ファイバ心線を前記被覆から剥き出し、
前記保持部は、前記屈曲部に対応する位置に切り欠き部を有し、
前記剥き取り部材は樹脂により成型されており、前記第1切れ刃と前記第2切れ刃は、前記剥き取り部材の前記保持部に対して一体的に形成されており、
前記剥き取り部材の前記本体部と前記保持部は、第1分割部材と、前記第1分割部材に合わせる第2分割部材と、により構成されており、前記第1分割部材と前記第2分割部材は、前記長手方向にそって重ね合わせられ、
前記1分割部材には、第1溝部分が前記長手方向に沿って形成され、前記第2分割部材には、第2溝部分が前記長手方向に沿って形成されており、前記第1溝部分と前記第2溝部分は、前記光ファイバ心線の前記被覆を挟んで保持し、
前記第1ハウジング部材は、前記剥き取り部材の前記第1溝部分と前記第2溝部分に前記光ファイバ心線を通す際には仮係止された前記第1分割部材と前記第2分割部材を、本係止めするために前記剥き取り部材に挿入して前記第1分割部材と前記第2分割部材を固定し、
前記剥き取り部材と前記剥き取り部材に挿入した第1ハウジング部材と前記第1ハウジング部材の周囲に配置した第2ハウジング部材とをコネクタとして使用して各種の光学機器または他の光ファイバと接続することを特徴とする
本発明の光ファイバ剥き取り方法は、好ましくは前記第1ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記接続部における前記第1ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記接続部の突起を前記第1ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第1ハウジング部材が前記基部の接続部に固定されることを特徴とする。
本発明の光ファイバ剥き取り方法は、好ましくは前記第2ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記第1ハウジング部材における前記第2ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記第1ハウジング部材の突起を前記第2ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第2ハウジング部材が前記第1ハウジング部材に固定されることを特徴とする。
発明の光ファイバ剥き取り方法は、好ましくは前記第1分割部材と前記第2分割部材は、凸部と、前記凸部に対して係合される凹部とにより連結することを特徴とする
本発明の光ファイバコネクタ部品によれば、接続現場において裸光ファイバの劈開面を得て光ファイバ心線から裸光ファイバを露出させることが簡単に確実にでき、しかもそのまま光ファイバの接続部品として使用することができ、接続現場における光ファイバ接続作業が容易にできる。
本発明の光ファイバ剥き取り方法によれば、接続現場において裸光ファイバの劈開面を得て光ファイバ心線から裸光ファイバを露出させることが簡単に確実にでき、しかもそのまま光ファイバの接続部品として使用することができ、接続現場における光ファイバ接続作業が容易にできる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の光ファイバコネクタ部品の好ましい実施形態を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示す光ファイバコネクタ部品の剥き取り部材をさらに分解して示す斜視図である。
図1と図2に示す光ファイバコネクタ部品10は、剥き取り部材11と、第1ハウジング部材としてのストッパー12と、第2ハウジング部材としてのスライダ13を有している。ストッパー12は、剥き取り部材11の周囲を覆って保持して固定するためのハウジング部材であり、さらにスライダ13は、剥き取り部材11とストッパー12の周囲を覆って固定するためのハウジング部材である。
光ファイバコネクタ部品10の剥き取り部材11とストッパー12とスライダ13は、樹脂材料を成形するにことより作られており、樹脂材料としては、例えばエポキシ系樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)系樹脂を採用することができる。また、樹脂材料としては、これらの樹脂にガラスフィラーを混入したものを用いても良い。
図1に示す光ファイバケーブル1は、光ファイバ心線2と、この光ファイバ心線2の周囲を覆っている外被3とを有している。光ファイバ心線2は、裸光ファイバ4と、この裸光ファイバ4の周囲を覆っている被覆5を有している。裸光ファイバ4は、コア4Cとコア4Cの周囲に形成されたクラッド4Dを有する。光ファイバ心線2は、例えば250μmの直径を有する単心線である。光ファイバケーブル1は、例えばドロップケーブルやインドアケーブルなどの光ファイバケーブルであり、外被3は、光ファイバ心線2と図示しないテンションメンバを被覆している。
図1と図2に示す光ファイバコネクタ部品10の剥き取り部材11は、基部23と、保持部24を有する。この基部23は中間位置の接続部19を有しており、保持部24の一端部が中間位置の接続部19に連続して接続されている。
剥き取り部材11は、2つの分割部材により構成されており、具体的には第1分割部材21と第2分割部材22を長手方向Lに沿って重ね合わせて組み立てることで構成されている。このように、剥き取り部材11が、第1分割部材21と第2分割部材22を合わせて組み立てることで構成されているのは、剥き取り部材11の間に光ファイバ心線2を容易に通すことができ、一体形成物の剥き取り部材に比べて、光ファイバ心線2を挟んで固定し易いためである。
基部23は、中空部を有する直方体形状部材である。保持部24は、基部23の接続部分19に対して連続して長手方向Lに沿って突出して形成されている。
図2に示すように、第1分割部材21は、第1基部部分25と、第1接続部分19Bと、第1半円筒部26を有する。第2分割部材22は、第2基部部分27と、第2接続部分19Cと、第2半円筒部28を有する。第1基部部分25には4つの凸部28Tが形成されており、第2基部部分27には4つの凹部29が形成されている。第1半円筒部26には4つの凸部30が形成されており、第2半円筒部28には4つの凹部31が形成されている。
第1半円筒部26には、屈曲部40と切り欠き部40Pが形成されており、同様にして第2半円筒部28にも、屈曲部40と切り欠き部40Pが形成されている。これらの屈曲部40と切り欠き部40Pは、接続部19から保持部24を折り曲げて分離するために第1分割部材21と第2分割部材22を成形する際に同時に形成されている。
図2に示すように、第1分割部材21には、長手方向(軸方向とも言う)Lに沿って第1溝部分33が形成され、第2分割部材22には、長手方向Lに沿って第2溝部分34が形成されている。これらの第1溝部分33と第2溝部分34はそれぞれ断面半円形状を有しており、第1溝部分33と第2溝部分34は、長手方向Lに沿った円形状の溝部分を形成している。
これらの凸部28が凹部29にはめ込まれ、しかも凸部30が凹部31にはめ込まれることにより、第1分割部材21と第2分割部材22とは位置決めを確実にしながら重ね合わせて組み立てることができ、第1溝部分33と第2溝部分34は光ファイバ心線2の被覆5の外周面を挟み込んで保持することができる。
図1と図2に示すストッパー12は、ほぼ筒状の部材であり、貫通穴41を有している。保持部24をストッパー12の貫通穴41に通すことで、ストッパー12は接続部19の外周面に対して保持されるとともに、ストッパー12は基部23に接続される。この際に、ストッパー12の左右の係合用開口部45には、接続部19の左右の突起46がそれぞれはめ込まれることにより、ストッパー12は基部23の接続部19に固定される。
これにより、剥き取り部材11の第1溝部分33と第2溝部分34に光ファイバ心線2を通す際には第1分割部材21と第2分割部材22は仮係止されているが、ストッパー12が剥き取り部材11の基部23の接続部19に固定されるので、ストッパー12は第1分割部材21と第2分割部材22を本係止めした状態で確実に固定することができる。
図1と図2に示すスライダ13は、外周面に把持部49と有し、内部には矩形断面の貫通穴42を有している。作業者は、この把持部49を指で把持することによりスライダ13を確実に把持して、光ファイバ心線2を例えば機器側の光ファイバに対して接続することができる。スライダ13は、ストッパー12の外周囲と基部23の外周囲の一部を覆うようにしてストッパー12の外周囲と基部23の外周囲の一部を保護する。スライダ13は、ストッパー12の外周囲と基部23の外周囲の一部を覆うと、スライダ13の左右の係合用開口部43には、ストッパー12の左右の突起44がはめ込まれることにより、スライダ13がストッパー12に確実に固定できる。
次に、図1と図2に示す剥き取り部材11の保持部24の特徴的な構造について、図3を参照してさらに説明する。
図3は、保持部24の屈曲部40と切り欠き部40P付近の構造を示す長手方向Lに沿った断面図である。図3に示すように第1溝部分33と第2溝部分34は、光ファイバ心線2の被覆5の外周面を挟み込んで確実に保持している。図3と図1に示すように、屈曲部40と切り欠き部40Pが保持部24の途中において図1に示す接続部19の付近に形成されている。
図3に示すように、この屈曲部40は、第1面40Bと第2面40Cと溝部40Dを有している。すなわち、屈曲部40と切り欠き部40Pは、保持部24の切り離そうとする部分24Bと、残そうとする部分24Cと、に区分している。
第1面40Bは、長手方向Lに対して垂直な面であり、第2面40Cは、長手方向Lに対して角度θだけ傾斜して形成されている。このように角度θを設けることにより、保持部24の切り離そうとする部分24Bが、残そうとする部分24Cに対してR方向に曲げる動作が容易に確実にできる。この角度θは、例えば45度である。溝部40Dは、第1面40Bと第2面40Cからさらに光ファイバ心線2に向けて長手方向Lに垂直な方向に沿って、さらに深く形成されている。
一方、切り欠き部40Pは、溝部40Dとは反対側から光ファイバ心線2に向けて長手方向Lに垂直な方向に沿って形成されている。これにより、保持部24の切り離そうとする部分24Bは、保持部24の残そうとする部分24Cに対して、屈曲部40と切り欠き部40Pを利用してR方向に屈曲することで、切り離そうとする部分24Bは残そうとする部分24Cに対して容易に折り曲げて切り離すことができる。
さらに、図3に示すように、切り離そうとする部分24Bは、保持部24の屈曲部40と切り欠き部40P付近に、光ファイバ心線2の被覆5を固定するための固定部分50,51と、第1切れ刃52と、第2切れ刃53を有している。固定部分50,51は、切り離そうとする部分24Bの内部であって、第1溝部分33と第2溝部分34からさらに凹むようにして凹部54を形成することで、光ファイバ心線2の被覆5を2箇所の固定位置P1,P2でより確実に固定している。これにより、光ファイバ心線2の被覆5が、第1溝部分33と第2溝部分34において長手方向Lに移動するのを防止している。
図3は、第1切れ刃52の付近の部分BPと、第2切れ刃52の付近の部分CPを拡大して、しかも光ファイバ心線2の軸方向と垂直な方向における断面で示している。
第1切れ刃52は、図3の部分BPで示すように、例えば第1溝部分33と第2溝部分34内に保持された光ファイバ心線2の被覆5の一部と光ファイバ心線2のクラッド4Dだけを、例えばZ1方向に向けて傷つけることで、光ファイバ心線2の裸光ファイバ4を後で切断するために、予め傷を付けることができる。このように、被覆5の一部とクラッド4Dだけに傷を付けて、コア4Cには予備の傷を付けないようにするのは、裸光ファイバ4を後で切断したときに裸光ファイバ4の劈開面が良好な鏡面状態に保持できるからである。
また、2つの第2切れ刃53は、図3の部分CPで示すように、第1溝部分33と第2溝部分34側にそれぞれ配置されており、2つの第2切れ刃53は対向している。これらの第2切れ刃53は、光ファイバ心線2の被覆5をZ1方向とZ2方向に切断するが、裸光ファイバ4には全く傷を付けない。
第1切れ刃52と第2切れ刃53は、剥き取り部材11を形成している樹脂により一体的に形成されている。これにより、第1切れ刃52と第2切れ刃53は別部材として剥き取り部材11に新たに設定する必要がないので、部品点数を減らすことができる。
次に、上述した構造を有する光ファイバコネクタ部品10の組立方法と、光ファイバ心線2の切断を伴う被覆5の剥き取り方法について説明する。
まず、光ファイバコネクタ部品10の組立方法を、図2,図4〜図7を参照して説明する。
図2と図4に示すように、第1分割部材21と第2分割部材22を重ね合わせることで、剥き取り部材11を仮係止めした状態で組み立てる。これにより、図2に示す第1溝部分33と第2溝部分34は密着された状態からは少し離した状態で対面しており、第1溝部分33と第2溝部分34の間には、図4に示すように光ファイバ心線2が、基部23側からT方向に沿って容易に挿入できる。
この結果、図5に示すように、光ファイバ心線2の先端部は、保持部24の先端部から少し突出させる。その後、剥き取り部材11の第1分割部材21と第2分割部材22は、仮係止め状態から本締め状態で密着して組み合わせられる。このため、図3の部分BPに示すように第1溝部分33と第2溝部分34内に保持された光ファイバ心線2に対しては、例えば被覆5の一部と光ファイバ心線2のクラッド4DだけをZ1方向に傷つけることで、光ファイバ心線2の裸光ファイバ4を後で切断するために、予め傷を付けておく。しかも、図3の部分CPに示すように、第2切れ刃53は、光ファイバ心線2の被覆5をZ1、Z2方向に切断するが、第2切れ刃53は裸光ファイバ4には一切傷を付けない。これにより、裸光ファイバ4を被覆5内から剥き取り際に、裸光ファイバ4には傷が付かない。
次に、図6に示すように、作業者は、ストッパー12を保持部24と接続部19に通して、ストッパー12を接続部19に対して固定する。ストッパー12の外面と基部23の外面はほぼ連続した面を形成している。このストッパー12が挿入されることで、剥き取り部材11の第1分割部材21と第2分割部材22が、完全に密着した状態で確実に固定できる。
そして、作業者はスライダ13をさらに保持部24側から通してストッパー12に対して固定する。これにより、スライダ13がストッパー12と第1分割部材21と第2分割部材22を一体的に固定することができる。
その後、図7から図8に示すように、作業者は、保持部24を、屈曲部40と切り欠き部40Pのところにおいて、R方向に沿って折り曲げることにより、図3に示す保持部24の切り離そうとする部分24Bが、残そうとする部分24Cに対して折って切り離すことができる。残そうとする部分24Cの先端部は、ストッパー12の貫通穴41から外部に突出している。
次に、光ファイバ心線2の切断を伴う被覆5の剥き取り方法について、図9〜図11を参照して説明する。
上述したように、図9と図10に示すように、作業者が保持部24の切り離そうとする部分24Bを、屈曲部40と切り欠き部40PのところにおいてR方向に沿って折り曲げることにより図3に示す保持部24の残そうとする部分24Cから切り離す際には、光ファイバ心線2の切断作業と、光ファイバ心線2の被覆5の剥ぎ取り作業を、次のようにして行うことができる。図9(A)〜図9(D)に示す各動作図は、図10(A)〜図10(D)に拡大して示す動作図に、それぞれ対応している。
図9(A)と図10(A)は、保持部24の切り離そうとする部分24Bを、残そうとする部分24Cに対して折り曲げ始める前の状態を示している。この状態では、第1切れ刃52が図3の部分BPで示すように光ファイバ心線2の被覆5の一部と裸光ファイバ4のクラッド4Dに切り込みを入れている。しかも、第2切れ刃53は、図3の部分CPに示すように被覆5のみに切り込みを入れているが、裸光ファイバ4には全く傷は付いていない。
図9(B)と図10(B)では、作業者が指で保持部24の切り離そうとする部分24Bと残そうとする部分24Cをそれぞれ持って、切り離そうとする部分24Bを、残そうとする部分24Cに対してR方向に角度W1だけ曲げた状態を示している。
図9(C)と図10(C)では、作業者が指で切り離そうとする部分24Bを、残そうとする部分24Cに対してR方向にさらに角度W2で曲げた状態を示している。図9(D)と図10(D)では、作業者が指で切り離そうとする部分24Bを、残そうとする部分24Cに対してR方向にさらに角度W3で曲げた状態を示している。
図10(C)の状態から図10(D)の状態へ移る際には、予め第1切れ刃52により傷つけた部分が、あるタイミングで切断されて裸光ファイバ4の切断部分4Kとなる。この場合に、光ファイバ心線2の被覆5は、固定部分50,51により固定されているので被覆5は切り離そうとする部分24Bにおいてそのままの位置を維持するが、切り離そうとする部分24B内では、裸光ファイバ4の切断部分4Kが被覆5の中から少しずつ外側に引き抜かれて行く。
図11(A)と図11(B)では、作業者が指で更に切り離そうとする部分24Bを、残そうとする部分24Cに対してR方向に角度W4、W5曲げた状態を示している。図11(B)と図11(C)では、切り離そうとする部分24Bが残そうとする部分24Cから完全に切り離されている状態を示す。
図11(A)に示すように、作業者が指で切断部分4Kが切り離そうとする部分24Bの被覆5内から外に完全に引き出される。この結果、図11(C)に示すように、切断部分4Kの端面が被覆5の端部5Mから所定長さ分突出しており、被覆5の端部5Mが残そうとする部分24Cの端面24Gから突出している。
この結果、図8に示す光ファイバコネクタ部品1は、裸光ファイバ4を機器などの光ファイバに対して接続するための光コネクタとしてそのまま使用することができる。すなわち、図1と図2に示す光ファイバコネクタ部品1は、光ファイバ心線2の切断と被覆5の剥き取りを行うことができると共に、光ファイバ心線2の切断と被覆5の剥き取りを行った後は、光ファイバコネクタ部品としてそのまま使用することができる。
図8に例示されるように、突出された裸光ファイバ4の切断部分4Kは、鏡面状態の劈開面を有しており、切断部分4Kは、例えば機器90の相手側のフェルール91の光ファイバの接続端面92に対して光学的に接続することができる。この機器90の例としては、例えば光パワーメータ付きの光ファイバ心線対照器や、可視光ファイバチェッカーである。図8に示す光ファイバコネクタ部品1は、光パワーメータ付きの光ファイバ心線対照器の受光用コネクタとして、あるいは可視光ファイバチェッカーの入射用の光コネクタとしてそのまま用いることができる。
本発明の光ファイバコネクタ部品の実施形態では、光ファイバ心線2を通すことで光ファイバ心線2を保持する基部23と、基部23の長手方向Lに沿って基部23に対して連続して形成され光ファイバ心線2を通すことで光ファイバ心線2を保持する保持部24とを有する剥き取り部材11を備える。
この剥き取り部材11の保持部24は、光ファイバ心線2の被覆5と光ファイバ心線2の裸光ファイバ4に切り込みを形成する第1切れ刃52と、光ファイバ心線2の被覆5だけに切り込みを形成する第2切れ刃52と、保持部24を曲げて保持部24を基部23側から除去する際に、裸光ファイバ4の切り込みから裸光ファイバ4を切断して、裸光ファイバ4を光ファイバ心線2の被覆5から剥き出すための屈曲部40とを有する。
これにより、接続現場において裸光ファイバの劈開面を得て光ファイバ心線から裸光ファイバを露出させることが簡単に確実にでき、そのまま光ファイバの接続部品として使用することができ、接続現場における光ファイバ接続作業が容易にできる。
また、剥き取り部材11の基部23と保持部24は、第1分割部材21と、第1分割部材21に合わせる第2分割部材22とにより構成されており、第1分割部材21と第2分割部材22は、長手方向Lにそって重ね合わせる。これにより、剥き取り部材11内には、光ファイバ心線2を簡単に通すことができる。
第1分割部材21には、第1溝部分33が長手方向Lに沿って形成され、第2分割部材22には、第2溝部分34が長手方向Lに沿って形成されており、第1溝部分33と第2溝部分34は、光ファイバ心線2の被覆5を挟んで保持する。これにより、光ファイバ心線2は長手方向Lに沿って確実に保持することができる。
保持部24は、屈曲部40に対応する反対位置に屈曲部40を曲げやすくするための切り欠き部40Pを有する。これにより、保持部24は、屈曲部40と切り欠き部40Pの助けにより、容易に確実に折り曲げて切り離すことができる。
剥き取り部材11は樹脂により成型されており、第1切れ刃52と第2切れ刃53は、剥き取り部材11の保持部24に対して一体的に形成されている。これにより、第1切れ刃52と第2切れ刃53を別部材として別途用意して固定する必要がないので、部品点数の削減とコストダウンを図ることができる。
第1分割部材21と第2分割部材22は、凸部と、前記凸部に対して係合される凹部とにより連結される。これにより、第1分割部材21と第2分割部材22は簡単な構造でありながら確実に精度良く組み立てることができる。
剥き取り部材11の第1溝部分33と第2溝部分34に光ファイバ心線2を通す際には仮係止された第1分割部材33と第2分割部材34を、本係止めするために剥き取り部材11に挿入して第1分割部材21と第2分割部材22を固定するための第1ハウジング部材としてのストッパー12を備える。これにより、第1分割部材21と第2分割部材22は、ストッパー12を挿入するだけで、簡単に確実に固定することができる。
第1ハウジング部材であるストッパー12の周囲に配置される第2ハウジング部材としてのスライダ13を備える。これにより、スライダ13は、剥き取り部材11とストッパー12を保護し、作業者はこのスライダ13を持って光ファイバの挿入や取り外しをすることができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
剥き取り部材11の屈曲部40と切り欠き部40Pの形状は、図3の例に限定されず、他の形状であっても良い。
第1切れ刃52と第2切れ刃53は、樹脂で一体成型で形成すれば部品点数を減らすことができるが、第1切れ刃52と第2切れ刃53は別部材で作製して剥き取り部材11に対して、例えば接着により固定しても良い。
図示例では、図8に示す光ファイバコネクタ部品1が、各種の光学機器に対して受光用あるいは光入射用のコネクタとして使用しているが、これに限らず光ファイバ同士を光学的に接続する場合に例えばフェルールに内蔵された光ファイバを介して、光ファイバ同士を光学的に接続することも可能である。
本発明の光ファイバコネクタ部品の好ましい実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示す光ファイバコネクタ部品の分解斜視図であり、特に剥き取り部材を分解している状態を示す斜視図である。 保持部の第1切れ刃と第2切れ刃付近の構造を示す断面図である。 剥き取り部材が仮係止めされた状態で、光ファイバ心線が挿入される前の状態を示す斜視図である。 剥き取り部材が仮係止めされた状態で、光ファイバ心線が挿入され状態を示す斜視図である。 剥き取り部材に対してストッパーを固定した状態を示す斜視図である。 剥き取り部材とストッパーに対してスライダが固定された状態を示す斜視図である。 剥き取り部材の切り離そうとする部分が折り曲げて切り離されて、機器に対して光ファイバコネクタ部品として使用される例を示す斜視図である。 剥き取り部材の切り離そうとする部分を徐々に折り曲げていく様子を示す図である。 図9(A)〜図9(D)のそれぞれの拡大図である。 さらに剥き取り部材の切り離そうとする部分が折り曲げて分離された様子を示す図である。 従来の光ファイバケーブルにおける剥き取り作業を示す図である。
符号の説明
1 光ファイバケーブル
2 光ファイバ心線
3 外被
4 裸光ファイバ
5 被覆
10 光ファイバコネクタ部品
11 剥き取り部材
12 第1ハウジング部材としてのストッパー
13 第2ハウジング部材としてのスライダ
28 凸部
29 凹部
30 凸部
31 凹部
33 第1溝部分
34 第2溝部分
40 屈曲部
40P 切り欠き部
52 第1切れ刃
53 第2切れ刃
L 長手方向

Claims (8)

  1. 光ファイバ心線を通すことで前記光ファイバ心線を保持する基部と、
    前記基部の長手方向に沿って前記基部に対して連続して形成され、前記光ファイバ心線を通すことで前記光ファイバ心線を保持する保持部と、を有する剥き取り部材と
    剥き取り部材に挿入する第1ハウジング部材と、
    前記第1ハウジング部材の周囲に配置される第2ハウジング部材とを備え、
    前記剥き取り部材の前記保持部は、
    前記光ファイバ心線の被覆と前記光ファイバ心線の裸光ファイバに切り込みを形成する第1切れ刃と、
    前記光ファイバ心線の前記被覆だけに切り込みを形成する第2切れ刃と、
    前記保持部を曲げて前記保持部を前記基部側から除去する際に、前記裸光ファイバの前記切り込みから前記裸光ファイバを切断して、前記裸光ファイバを前記光ファイバ心線の前記被覆から剥き出すための屈曲部と、
    を有し、
    前記基部は接続部を有しており、前記保持部の一端部が該接続部に連続して接続されており、
    前記基部は、中空部を有する直方体形状部材であり、
    前記保持部は、断面が円形であり、前記屈曲部に対応する反対位置に前記屈曲部を曲げやすくするための切り欠き部を有し、
    前記剥き取り部材は樹脂により成型されており、前記第1切れ刃と前記第2切れ刃は、前記剥き取り部材の前記保持部に対して一体的に形成されており、
    前記剥き取り部材の前記基部と前記保持部は、第1分割部材と、前記第1分割部材に合わせる第2分割部材とにより構成されており、前記第1分割部材と前記第2分割部材は、前記長手方向にそって重ね合わせられ、
    前記第1分割部材には、第1溝部分が前記長手方向に沿って形成され、前記第2分割部材には、第2溝部分が前記長手方向に沿って形成されており、
    前記第1溝部分と前記第2溝部分は、前記光ファイバ心線の前記被覆を挟んで保持し、
    前記第1ハウジング部材は、前記剥き取り部材の前記第1溝部分と前記第2溝部分に前記光ファイバ心線を通す際には仮係止された前記第1分割部材と前記第2分割部材を、本係止めするために前記剥き取り部材に挿入して前記第1分割部材と前記第2分割部材を固定し、
    前記第1ハウジング部材は、断面が円形の貫通穴を有する筒状部材であり、
    前記保持部を前記第1ハウジング部材の前記貫通穴に通すことで、前記第1ハウジング部材が前記接続部の外周面に対して保持されるとともに、前記基部に接続され、
    前記第2ハウジング部材は、貫通穴を有する断面の外周が略矩形の筒状部材であり、 前記第1ハウジング部材を前記第2ハウジング部材の前記貫通穴にはめ込むことで、前記第2ハウジング部材は前記第1ハウジング部材の外周囲と前記基部の外周囲の一部を覆い、
    前記保持部を曲げて前記保持部を前記基部側から除去し、前記裸光ファイバの前記切り込みから前記裸光ファイバを切断して、前記裸光ファイバを前記光ファイバ心線の前記被覆から剥き出した後は、各種の光学機器または他の光ファイバと接続するコネクタとして使用可能であることを特徴とする光ファイバコネクタ部品。
  2. 前記第1ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記接続部における前記第1ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記接続部の突起を前記第1ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第1ハウジング部材が前記基部の接続部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバコネクタ部品。
  3. 前記第2ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記第1ハウジング部材における前記第2ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記第1ハウジング部材の突起を前記第2ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第2ハウジング部材が前記第1ハウジング部材に固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ファイバコネクタ部品。
  4. 前記第1分割部材と前記第2分割部材は、凸部と、前記凸部に対して係合される凹部とにより連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ファイバコネクタ部品。
  5. 中空部を有し直方体形状部材からなる基部と前記基部に対して前記基部の長手方向に沿って連続して形成され断面が円形の保持部と、を有する剥き取り部材に対して、光ファイバ心線を通すことで前記光ファイバ心線を保持し、
    断面が円形の貫通穴を有する筒状部材からなる第1ハウジング部材の前記貫通穴に前記保持部を通すことで、前記保持部の一端部に連続して前記基部に形成された接続部の外周面に対して前記第1ハウジング部材を保持させるとともに、前記基部に接続し、
    貫通穴を有する断面の外周が略矩形の筒状部材からなる第2ハウジング部材の前記貫通穴に前記第1ハウジング部材をはめ込むことで、前記第2ハウジング部材で前記第1ハウジング部材の外周囲と前記基部の外周囲の一部を覆い、
    前記剥き取り部材の前記保持部の第1切れ刃は、前記光ファイバ心線の被覆と前記光ファイバ心線の裸光ファイバに切り込みを形成するとともに、前記保持部の第2切れ刃は、前記光ファイバ心線の前記被覆だけに切り込みを形成し、
    前記保持部分を屈曲部において曲げて前記保持部を前記基部側から除去する際に、前記裸光ファイバの前記切り込みにより前記裸光ファイバを切断して、前記光ファイバ心線を前記被覆から剥き出し、
    前記保持部は、前記屈曲部に対応する位置に切り欠き部を有し、
    前記剥き取り部材は樹脂により成型されており、前記第1切れ刃と前記第2切れ刃は、前記剥き取り部材の前記保持部に対して一体的に形成されており、
    前記剥き取り部材の前記本体部と前記保持部は、第1分割部材と、前記第1分割部材に合わせる第2分割部材と、により構成されており、前記第1分割部材と前記第2分割部材は、前記長手方向にそって重ね合わせられ、
    前記1分割部材には、第1溝部分が前記長手方向に沿って形成され、前記第2分割部材には、第2溝部分が前記長手方向に沿って形成されており、前記第1溝部分と前記第2溝部分は、前記光ファイバ心線の前記被覆を挟んで保持し、
    前記第1ハウジング部材は、前記剥き取り部材の前記第1溝部分と前記第2溝部分に前記光ファイバ心線を通す際には仮係止された前記第1分割部材と前記第2分割部材を、本係止めするために前記剥き取り部材に挿入して前記第1分割部材と前記第2分割部材を固定し、
    前記剥き取り部材と前記剥き取り部材に挿入した第1ハウジング部材と前記第1ハウジング部材の周囲に配置した第2ハウジング部材とをコネクタとして使用して各種の光学機器または他の光ファイバと接続することを特徴とする光ファイバ剥き取り方法。
  6. 前記第1ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記接続部における前記第1ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記接続部の突起を前記第1ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第1ハウジング部材が前記基部の接続部に固定されることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ剥き取り方法。
  7. 前記第2ハウジング部材は係合用開口部を有し、前記第1ハウジング部材における前記第2ハウジング部材の係合用開口部に対応する位置には突起が設けられ、前記第1ハウジング部材の突起を前記第2ハウジング部材の係合用開口部にはめ込むことにより、前記第2ハウジング部材が前記第1ハウジング部材に固定されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光ファイバ剥き取り方法。
  8. 前記第1分割部材と前記第2分割部材は、凸部と、前記凸部に対して係合される凹部とにより連結することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の光ファイバ剥き取り方法。
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