JP5127870B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気を除湿もしくは加湿して調整する空気調和装置に関するものである。
従来、空気の湿度を調節する空気調和装置の装置構成としては、吸着経路と脱着経路が対向流である装置構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。
従来の空気調和装置の水分吸着手段は空気流路方向に対して水平軸回りに回転する円板状のロータが吸着経路と脱着経路にまたがって配置される装置構成が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2005−34838号公報(請求項1、第1図) 特開2008−207046号公報(請求項1、第1図)
上記の特許文献1に記載の空気調和装置では空気経路が対向流であり、となり合った風路の差圧が大きくなり、一方の風路から他方の風路への空気漏洩が水分吸着手段の回転摺動部で起こりやすく、除加湿能力が低下することがあった。
また、上記の特許文献2に記載の空気調和装置では円板状のロータを使用するため、通風面積を大きくするためにはロータ直径を大きくする必要があるため、装置全体も大型化し、また除加湿能力を上昇させるためにロータ厚みを増加させると圧力損失が大きくなる傾向があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、第一の目的は、二つの風路間の差圧を減少させることによって他方の流路へ空気が漏洩して除加湿能力が低減することなく、風路構成が単純にできる空気調和装置を提供することにある。また、本発明の第二の目的は、水分吸着手段の除加湿能力を低減することなく、圧力損失を低減させた空気調和装置を提供することにある。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機、四方弁、第一の絞り装置、第二の絞り装置、第三の絞り装置、第一の熱交換器、第二の熱交換器、第三の熱交換器、及び第四の熱交換器が順次配管で接続された冷媒回路と、第1の空間から第2の空間に向かう空気の流れを形成する第1の空気流路と、第2の空間から第1の空間に向かう空気の流れを形成する第2の空気流路と、第1もしくは第2の空気流路において空気を加熱する加熱手段と、第1の空気流路と第2の空気流路とを跨がって移動し、第1もしくは第2の空気流路のいずれか一方に位置するときに吸着除湿し、いずれか他方に位置するときに加熱再生される動作を交互に繰り返すことが可能な調湿ユニットと、第一の熱交換器、第二の熱交換器、第三の熱交換器、及び第四の熱交換器に流れる冷媒の蒸発温度を検知する検知手段と、検知手段の検出結果に基づいて第一の絞り装置、第二の絞り装置、及び第三の絞り装置の開度を制御する制御手段と、を備え、調湿ユニットは水分吸着手段を備え、開口が形成された中間部を有し、調湿ユニットを通過する第1の空気流路と第2の空気流路の空気の流れ方向が並行流であり、第一の熱交換器は、第1の空気流路の調湿ユニットの上流に設けられ、第二の熱交換器は、第1の空気流路の調湿ユニットの中間部付近に設けられ、第三の熱交換器は、第2の空気流路の調湿ユニットの上流に設けられ、第四の熱交換器は、第2の空気流路の調湿ユニットの中間部付近に設けられ、第一の絞り装置は、第一の熱交換器と第二の熱交換器との間に接続され、第二の絞り装置は、第一の熱交換器と第三の熱交換器との間に接続され、第三の絞り装置は、第三の熱交換器と第四の熱交換器との間に接続され、制御手段は、水分吸着手段が第1もしくは第2の空気流路から他方の空気流路へ移動する時に水分吸着手段内部の通風入口と出口を反転させ、冷房運転をする場合において、第一の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、第一の熱交換器に供給される空気の露点温度(OA)よりも高くなるように、第二の絞り装置の開度を調整し、第二の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、第一の熱交換器の露点温度(OA)よりも低く、調湿ユニットの中間部内の空気であって第二の熱交換器に供給される空気の露点温度(SA1)よりも高くなるように第一の絞り装置の開度を調整し、暖房運転をする場合において、第三の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、第三の熱交換器に供給される空気の露点温度(RA)よりも高くなるように、第二の絞り装置の開度を調整し、第四の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、第三の熱交換器の露点温度(RA)よりも低く、調湿ユニットの中間部内の空気であって第四の熱交換器に供給される空気の露点温度(RA1)よりも高くなるように第三の絞り装置の開度を調整するものである。
本発明の空気調和装置によればは、中空の円筒状の調湿ユニットに水分吸着手段を配置し、ある一定時間ごとに風路方向に対して垂直な回転軸に対して180°回転することによって、外気導入経路と排気放出経路が並行流としても除加湿能力の低下を防ぐことが可能である。また、水分吸着手段の通風面積を大きくすることによって水分吸着手段通過時の圧力損失を低減させることが可能であり、送風手段の動力を低減させることによって省エネが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置のセンサー配置図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の運転時における水分吸着手段の動作図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置に使用される吸着剤の風速と水分移動速度の関係を表した図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の空気状態の測定点の配置図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷房除湿運転時における動作状態を表す、湿り空気線図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の暖房加湿運転時における動作状態を表す、湿り空気線図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態2の空気調和装置の冷房除湿運転時における風路、冷媒回路構成図である。 本発明の実施の形態2の空気調和装置の冷房除湿運転時における冷媒回路のモリエル線図である。 本発明の実施の形態2の空気調和装置の暖房加湿運転時における風路、冷媒回路構成図である。 本発明の実施の形態2の空気調和装置の暖房加湿運転時における冷媒回路のモリエル線図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の回路構成図である。
実施の形態1.
《装置構成》
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の回路構成図である。空気調和装置は二つの空気経路である外気導入経路a、排気放出経路bと、四つの空気温度調節手段20a〜20dと、調湿ユニット100と、送風手段30a、30bで構成されている。また、調湿ユニット100は略円筒状の内筒とこの内筒の回転中心とほぼ同じ回転中心を有する略円筒状の外筒とを有する円筒を二重構成にした円筒状ケーシング11と、このケーシング11の内筒と外筒に囲まれた空間に設けられ、ケーシング11の内筒もしくは外筒に沿って移動することが可能な四つの水分吸着手段10a〜10dと水分吸着手段10a〜10dを回転駆動する駆動部12とから構成されている。なお内筒、外筒、および駆動部は空気が通過可能なように構成されている。また、空気温度調節手段20aは外気導入経路aにおける調湿ユニット100の上流に配置されており、ここの空気を加熱または冷却する。また、空気温度調節手段20bは外気導入経路aにおけるケーシング11の内筒の空間部に配置されており、ここの空気を加熱または冷却する。また、空気温度調節手段20cは排気放出経路bにおける調湿ユニット100の上流に配置されており、ここの空気を加熱または冷却する。また、空気温度調節手段20dは排気放出経路bにおけるケーシング11の内筒の空間部に配置されており、ここの空気を加熱または冷却する。外気導入経路aでは外気OAは空気温度調節手段20a、水分吸着手段10aもしくは10d、空気温度調節手段20b、水分吸着手段10bもしくは10cを通過し、送風手段30aによって給気SAとして室内に供給される。排気放出経路bでは還気RAは空気温度調節手段20c、水分吸着手段10bもしくは10c、空気温度調節手段20d、水分吸着手段10aもしくは10dを通過し、送風手段30bによって排気EAとして室外へ放出される。
図2は本発明の実施の形態1に係る空気調和装置のセンサー配置図である。外気導入経路aと排気放出経路b内には、温度と湿度(相対湿度もしくは絶対湿度、湿球温度、露点でもよい。以降、温湿度センサーの湿度という記述では同様の意味を表す。)を測定する温湿度センサー1a〜1j、風速センサー3a、3bが設置されている。
外気導入経路a内に配置された温湿度センサー1aは外気OAの温湿度を測定し、温湿度センサー1bは空気温度調節手段20a通過後の温湿度を測定し、温湿度センサー1cは水分吸着手段10aもしくは10dを通過した後の空気(SA1)の温湿度を測定する。また、温湿度センサー1dは空気温度調節手段20b通過後の温湿度を測定し、温湿度センサー1eは水分吸着手段10bもしくは10cを通過した後の温湿度を測定する。また、風速センサー3aは給気SAの風速を測定する。
排気放出経路b内に配置された温湿度センサー1fは還気RAの温湿度を測定し、温湿度センサー1gは空気温度調節手段20c通過後の温湿度を測定し、温湿度センサー1hは水分吸着手段10bもしくは10cを通過した後の空気(EA1)の温湿度を測定する。また、温湿度センサー1iは空気温度調節手段20d通過後の温湿度を測定し、温湿度センサー1jは水分吸着手段10aもしくは10dを通過した後の温湿度を測定する。また、風速センサー3bは排気EAの風速を測定する。
また、空気温度調節手段には温度センサー2a〜2dが設置されている。温度センサー2aは空気温度調節手段20aの加熱部もしくは冷却部温度を測定し、温度センサー2bは空気温度調節手段20bの加熱部もしくは冷却部温度を測定する。また、温度センサー2cは空気温度調節手段20cの加熱部もしくは冷却部温度を測定し、温度センサー2dは空気温度調節手段20dの加熱部もしくは冷却部温度を測定する。
なお、空気温度調節手段20a〜20d通過後の温湿度は、空気温度調節手段20a〜20dの上流の温湿度センサーの測定結果と空気温度調節手段20a〜20dの加熱部、もしくは冷却部温度の測定結果から演算することも可能であり、省略してもよい。
さらに、温湿度センサー1a〜1jは測定領域温度と相対湿度、絶対湿度、露点、湿球温度のいずれかが分かればよいので、乾球温度計と湿球温度計など二つのセンサーによって測定してもよく、センサーの数は限定されるものではない。
また、風速センサー3a、3bは測定部風路の断面積と温湿度と風速を合わせて処理風量を演算できればよく、各経路の入口などに配置してもよく、センサーの配置位置は限定されるものではない。
次に、図1を用いて外気導入経路aについて説明する。
外気OAは図示しない吸込口から吸い込まれ、第1の空気温度調節手段20aを経た後、水分吸着手段10aもしくは10dにて排気放出経路bを流れる還気RAとの間で、水分交換を行うことによって除湿もしくは加湿され、更に第2の空気温度調節手段20bを通過した後、水分吸着手段10bもしくは10cにて排気放出経路bを流れる空気(EA1)との間で、水分交換を行うことによって除湿もしくは加湿され、送風手段30aを経て、給気SAとして室内へ供給される。
次に、排気放出経路bについて説明する。
還気RAは図示しない吸込口から吸い込まれ、第3の空気温度調節手段20cを経た後、水分吸着手段10bもしくは10cにて外気導入経路aを流れる外気OAとの間で、水分交換を行うことによって除湿もしくは加湿され、更に第4の空気温度調節手段20dを通過した後、水分吸着手段10aもしくは10dにて外気導入経路aを流れる空気(SA1)との間で、水分交換を行うことによって除湿もしくは加湿され、送風手段30bを経て、排気EAとして室外へ排出される。
水分吸着手段10a〜10dの回転機構は、たとえばモーターなどの駆動力をベルトや歯車を介して駆動部品12に伝達することにより内筒と外筒を備えた二重円筒から成る円筒状のケーシング11に沿って回転移動が可能となっている。ただし図1では、駆動部品12を回転させるモーターなどについては省略している。
ここでの水分吸着手段10a〜10dとは、水分吸着手段10a〜10dの移動方向に沿った多角形の多孔質板で構成されており、厚さ方向に空気が通過できるように構成したものである。また、前記多孔質板表面には、ゼオライト、シリカゲル、高分子収着剤等のような相対的に湿度の高い空気から吸湿して相対的に湿度の低い空気に対して放湿する特性を有する吸着剤を塗布あるいは表面処理あるいは含浸されたものを使用する。なお、本実施例では円形に沿った4つの多孔質板の水分吸着手段10a〜10dについて説明を行ったが、同様の効果が得られるのであれば、多孔質板の数、水分吸着手段の形状は限定しないものとする。
水分吸着手段10a〜10dは円筒状のケーシング11内を駆動部品12によって回転移動することが可能であり、本実施の形態1では一定時間ごとに180°回転する。ある時間周期tで180°回転する場合、ある時間Tでは図3(a)のように配置されている水分吸着手段10a〜10dは、時間t経過後の時間T+tには図3(b)のように配置が変化し、さらに時間t経過後の時間T+2tには図3(a)の配置に戻り、以降はこの配置を繰り返す。また、時間周期tは空気条件、風量、目標除加湿量によって任意に変更することが可能であり、限定しないものとする。
ケーシング11は外気導入経路aと排気放出経路bの内部では通風方向に対して空気が通過できるようになっており、内部に配置された水分吸着手段10a〜10dを空気が通過するようになっている。また、ケーシングの通風面積は本発明においては最大となるようにしているが通過風速を制御する目的で通風面積を任意の大きさに変更してもよく、経路ごとに通風面積が異なってもよい。
また、ケーシング11の直径は本発明において風路の外形を変えずに最大通風面積を得るために外気導入経路aと排気放出経路bの幅の和と同等になっているが、目標除加湿量が得られればよいので装置コンパクト化の目的でケーシングの直径を任意の大きさに変更してもよく、本実施の形態1の大きさに限定しないものとする。
駆動部品12はモーター等の駆動手段を通じてケーシング11の形状に沿って水分吸着手段10a〜10dを回転移動させる機構を有する。駆動手段に用いるモーターにDCモーターを用いて回転数を変化させたり、ACモーターではインバータ制御により電源周波数を変化させて回転数を変化させたりして、水分吸着手段10a〜10dの回転速度を制御することができ、空気条件、風量、時間に応じて水分吸着手段10a〜10dの移動速度を制御することが可能である。
また、水分吸着手段10における吸着側領域と脱着側領域の割合は、本発明においては1:1としているが、任意の割合に変更してもよい。
送風手段30a、30bは風量を制御することが可能であり、例えば空気条件に応じて風量を設定したりすることが可能である。風量制御は、ファンを回転させるモーターにDCモーターを用いて回転数を制御が可能であり、ACモーターではインバータ制御により電源周波数を変化させて回転数を変化させることにより実現が可能となる。
また、送風手段30a、30bの風量を制御することによって水分吸着手段10a〜10dを通過する空気の流速も変化する。水分吸着手段10a〜10dの吸着、脱着時の空気と吸着剤間の水分の移動速度は図4のように空気の流速が増加すると増加するため、除加湿能力を上昇させることが可能となる。
送風手段30a、30bは本発明の実施の形態1においては最下流に配置されているが、二つの空気流路の目標の風量が得られればよいので、最上流に配置してもよく、送風手段30a、30bの配置位置は限定しないものとする。
続いて、空気経路a、b内に配置されている空気温度調節手段20a〜20dについて説明する。
調湿ユニット100の上流に配置される空気温度調節手段20a、20cは、外気OAと還気RAの相対湿度を調整し、調湿ユニット100の内部に配置される空気温度調節手段20b、20dは一度空気温度調節手段20a、20cで水分交換を行った空気SA1と空気EA1の相対湿度を調節し、水分吸着手段10a〜10dにおける水分交換能力を高めるために付加されている。水分吸着手段10a〜10dの水分吸着と脱着の速度は相対湿度差と水分吸着手段を通過するときの空気流速から式1のように決定し、一般的に水分吸着手段10a〜10dへ流入する2経路の空気間の相対湿度差が大きい程、水分交換量が大きくなる。
Figure 0005127870
なお、空気の相対湿度は、絶対湿度が同一の条件であれば空気温度を上昇させれば相対湿度が低くなり、空気温度を下げれば相対湿度が高くなる性質を持つ。このため水分吸着手段10a〜10dへ流入する、除湿を行う側の空気の温度を予め下げて相対湿度を大きくし、加湿を行う側の空気温度を予め上昇させて相対湿度を小さくすることで、水分交換能力を大きくすることが可能となる。これにより除加湿能力を大きくすることができる。空気温度調節手段20a〜20dは、この相対湿度差を大きくする目的で設けられている。
本発明の実施の形態1で使用される空気温度調節手段20a〜20dは加熱手段として用いるときはヒータ等の出力をサイリスタユニットによって制御する装置と、冷却手段としてはブラインクーラーなどを使用し、冷媒温度を制御する装置を組み合わせたものなどであり、通過後の空気温度を外部から設定された空気温度に制御することが可能である。また、ペルチェ素子などを使用して空気を加熱、冷却の両方が可能な装置でもよく、装置構成を限定するものではない。
外気OAと還気RAの相対湿度差が大きい場合は空気温度調節手段20a、20cを使用せずに水分交換が可能であり、また、空気温度調節手段20a、20cによって大きく相対湿度差がある場合には空気温度調節手段20b、20dを使用しなくても、空気SA1と空気EA1の水分交換が可能であるため、使用時の空気条件の範囲によっては配置する必要がない場合があり、空気温度調節手段の数、配置場所は限定しないものとする。
《システム構成》
図5、図6を用いて、本実施の形態1の冷房除湿運転時について説明する。
図6(a)は外気導入経路aにおける作動状態の動きを示す湿り空気線図、図6(b)は排気放出経路bにおける作動状態の動きを示す湿り空気線図である。また、空気状態を示す「状態(1)〜状態(10)」は、図5におけるかっこで囲った数字「1〜10」にそれぞれ対応している。
図5において、空気調和装置の冷房除湿運転時には、空気温度調節手段20a、20bは冷却手段として使用され、空気温度調節手段20c、20dは加熱手段として使用されている。
《空気側回路の動作説明》
冷房除湿運転時における空気側回路の動作について図6(a)、(b)を用いて説明する。
(外気導入経路a)
本発明における空気調和装置の外気導入経路aでは、外気OAより導入された導入空気(状態1)が空気温度調節手段20aに送り込まれる。ここで空気温度調節手段20aは冷却手段として作用しており、導入空気は熱交換して冷却される(状態2)。このとき、冷却された空気は80〜100%RH程度と相対湿度が高くなるため、吸着材は水分を吸着しやすくなる。冷却された導入空気が水分吸着手段10aもしくは10dに流入し、吸着材により水分が吸着・除湿された吸着除湿空気SA1(状態3)となる。吸着除湿空気SA1は更に、空気温度調節手段20bに送り込まれる。ここで空気温度調節手段20bは冷却手段として作用しており、吸着除湿空気SA1は熱交換して冷却される(状態4)。冷却された空気SA1は水分吸着手段10bもしくは10cに流入し、吸着材により水分が吸着・除湿された空気(給気)SA(状態5)となり、送風手段30aによって室内に供給される。
(排気放出経路b)
本発明における空気調和装置の排気放出経路bでは、還気RAより導入された導入空気(状態6)が空気温度調節手段20cに送り込まれる。ここで空気温度調節手段20cは加熱手段として作用しており、導入空気は熱交換して加熱される(状態7)。このとき、加熱された空気は5〜25%RH程度と相対湿度が低くなるため、吸着材は水分を脱着しやすくなる。加熱された導入空気が水分吸着手段10bもしくは10cに流入し、吸着材により水分が脱着・加湿される。そして脱着・加湿された空気EA1(状態8)は更に空気温度調節手段20dに送りこまれる。ここで空気温度調節手段20dは加熱手段として作用しており、空気EA1は熱交換して加熱される(状態9)。加熱された空気EA1は水分吸着手段10aもしくは10dに流入し、吸着材により更に水分が脱着・加湿された空気(排気)EA(状態10)となり、送風手段30bによって室外に排出される。
次に、図5、図7を用いて、本実施の形態1の暖房加湿運転時について説明する。
図7(a)は外気導入経路aにおける作動状態の動きを示す湿り空気線図、図7(b)は排気放出経路bにおける作動状態の動きを示す湿り空気線図である。また、空気状態を示す「状態(1)〜状態(10)」は、図5におけるかっこで囲った数字「1〜10」にそれぞれ対応している。
図5において、空気調和装置の暖房加湿運転時には、空気温度調節手段20a、20bは加熱手段として使用され、空気温度調節手段20c、20dは冷却手段として使用されている。
《空気側回路の動作説明》
暖房加湿運転時における空気側回路の動作について図7(a)、(b)を用いて説明する。
(外気導入経路a)
本発明における空気調和装置の外気導入経路aでは、外気OAより導入された導入空気(状態1)が空気温度調節手段20aに送り込まれる。ここで空気温度調節手段20aは加熱手段として作用しており、導入空気は熱交換して加熱される(状態2)。このとき、加熱された空気は5〜25%RH程度と相対湿度が低くなるため、吸着材は水分を脱着しやすくなる。加熱された導入空気が水分吸着手段10aもしくは10dに流入し、吸着材により水分が脱着・加湿される。そして加湿された空気SA1(状態3)は更に空気温度調節手段20bに送りこまれる。ここで空気温度調節手段20bは加熱手段として作用しており、加湿された空気SA1は熱交換して加熱される(状態4)。加熱された空気SA1は水分吸着手段10bもしくは10cに流入し、吸着材により更に水分が脱着・加湿された空気SA(状態5)となり、送風手段30aによって室内に供給される。
(排気放出経路b)
本発明における空気調和装置の排気放出経路bでは、還気RAより導入された導入空気(状態6)が空気温度調節手段20cに送り込まれる。ここで空気温度調節手段20cは冷却手段として作用しており、導入空気は熱交換して冷却される(状態7)。このとき、冷却された空気は80〜100%RH程度と相対湿度が高くなるため、吸着材は水分を吸着しやすくなる。冷却された導入空気が水分吸着手段10bもしくは10cに流入し、吸着材により水分が吸着・除湿された吸着除湿空気EA1(状態8)となる。吸着除湿空気EA1は更に、空気温度調節手段20dに送り込まれる。ここで空気温度調節手段20dは冷却手段として作用しており、空気EA1は熱交換して冷却される(状態9)。冷却された空気EA1は水分吸着手段10aもしくは10dに流入し、吸着材により水分が吸着・除湿された空気EA(状態10)となり、送風手段30bによって室外に排出される。
《システム制御方法》
図8にこれらの温湿度センサー1a〜1j、温度センサー2a〜2d、風速センサー3a、3bによる計測制御システム構成を示す。これらのセンサーは空気調和装置を制御する制御回路4aに接続される。制御基板ではこれらの温湿度と風速の情報を取得する。温度センサー2a〜2dの出力と外部より設定される目標空気温度から空気温度調節手段20a〜20dの加熱もしくは冷却容量を制御し、風速センサー3a、3bの出力と目標風量から送風手段30a、30bの風量を制御し、外部より設定された湿度目標と温湿度センサー1a〜1jの出力から水分吸着手段10a〜10dの移動周期tの制御を行うことが可能である。
このようにして得られる空気調和装置は、水分吸着手段10a〜10dの配置が空気進行方向に対して垂直方向に回転軸を持って駆動部品に沿って180°回転移動することによって、水分吸着手段10a〜10dは外気導入経路aと排気放出経路bの間を移動する際に通風方向と、各経路における水分吸着手段の前後配置が逆転するために、一般的な空気進行方向に対して平行方向に回転軸を持ったデシカントロータを使用した空気調和装置の風路が対向流である場合と同様の除加湿量が図9に示す並行流で得られ、装置構成が簡素化できる。
また、二つの風路を並行流にすると、隣り合った風路間の差圧が対向流と比較して小さくなるために、風路間の差圧による空気漏えい量が減少し、除加湿能力の低下を防ぐことが可能になる。また、デシカントロータを使用する場合と比較して、曲板のほうが、通風面積を大きくとることが可能であるため水分吸着手段10a〜10dを通過する際の圧力損失を低下させることが可能となる。
さらに、一つの経路に対して水分吸着手段を二回通過し、一度目の水分交換の後に空気温度調節手段20bもしくは20dが配置されているために、相対湿度を変化させて、除加湿能力を上昇させることが可能となる。
ドレンレスで除湿を行う場合は一般に除湿領域に配置される空気温度調節手段の冷却部温度を冷房除湿時は外気OA、暖房加湿時は還気RAの露点温度以上にする必要があるが、本発明の空気調和装置では冷房除湿時は第二の空気温度調節手段20b、暖房加湿時には第四の空気温度調節手段20dの通過空気は上流に配置された水分吸着手段10a〜10dのいずれかによって除湿されているために、冷房除湿時の外気OA、または暖房加湿時の還気RAの露点以下に冷却部温度を設定することが可能となりドレンレス除湿時の除湿能力を上昇させることが可能となる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の回路構成図である。
次に、本実施の形態2の除湿装置の構成を図9に基づいて説明する。
図9の空気調和装置は圧縮機40と、膨張弁50a〜50cと、四方弁60と、逆止弁70a、70bと、熱交換器21a〜21dで構成される冷媒回路200と、水分吸着手段10a〜10dとケーシング11と駆動部品12からなる調湿ユニット100と、送風手段30a、30bで構成されている。熱交換器は四方弁を切り替えることによって熱交換器を凝縮器、または蒸発器として動作させ、凝縮器、蒸発器は実施の形態1の空気温度調節手段20a〜20dと同じく、通過空気を加熱、もしくは冷却する。以下実施の形態1と同一の箇所である空気調和装置の空気流路側のセンサー配置や、空気側回路の動作などについては説明を割愛する。
《冷媒回路側のセンサー配置》
冷媒回路200の熱交換器21a〜21dにはそれぞれ、温度センサー2e〜2hが設置されており、それぞれの加熱部、もしくは冷却部温度を測定している。また、圧縮機40の吐出温度を測定するために、温度センサー2iが設置している。
冷媒回路において使用される冷媒は、限定するものではなく、二酸化炭素、炭化水素若しくはヘリウムのような自然冷媒、HFC410A若しくはHFC407Cなどの塩素を含まない冷媒、または既存の製品に使用されているR22若しくはR134aなどのフロン系冷媒などである。そして、かかる冷媒を循環させる圧縮機などの流体機器は、レシプロ、ロータリー、スクロールまたはスクリューなどの各種タイプが適用可能である。
次に、冷媒回路の冷房除湿運転と暖房加湿運転との運転切替え動作について説明する。
冷房除湿運転と暖房加湿運転の運転切替えは、膨張弁50a〜50cの開度並びに四方弁60の切替動作により行う。
図10、図11を用いて、本実施の形態2の冷房除湿運転時の動作について説明する。
《冷媒回路の接続》
冷房除湿運転時には、外気導入経路aの熱交換器21a、21bは蒸発器として作用し、排気放出経路bの熱交換器21c、21dは凝縮器として作用している。また、膨張弁50cを閉じることによって冷媒は逆止弁70bを通って膨張弁50cをバイパスする。
また、冷房除湿運転時には熱交換器21d(凝縮器)、逆止弁70b(膨張弁50cバイパス)、熱交換器21c(凝縮器)、膨張弁50a、熱交換器21a(蒸発器)、膨張弁50b、熱交換器21b(蒸発器)、圧縮機40の吸入側がこの順番で回路構成される。
《冷媒回路の動作説明》
次に図10を用いて、冷房除湿運転時の冷媒の流れを説明する。まず冷媒は圧縮機40で圧縮され、高温高圧の気体となった冷媒が熱交換器21dに流入する。熱交換器21dで冷媒は高温高圧の気体の一部が液体に相変化して二相状態となり、熱交換器21dを通過する空気を加熱する。その後、二相状態の冷媒は膨張弁50cをバイパスして逆止弁70aを通過し、熱交換器21cに流入する。熱交換器21cで冷媒は二相状態から液体に変化し、熱交換器21cを通過する空気を加熱する。液体となった冷媒は膨張弁50aを経て減圧され、低温低圧の液体と気体が混在した二相状態になり、熱交換器21aへ流入する。熱交換器21aでは冷媒の一部が液体から気体に相変化し、熱交換器21aを通過する空気を冷却する。熱交換器21aを通過後、冷媒は二相の状態で膨張弁50bを経て更に減圧され、熱交換器21bを通過する空気を冷却する。その後、冷媒は圧縮機40に流入し、再度高温高圧の気体となる。
外気導入経路aに配置された熱交換器21aよりも熱交換器21bが冷媒の流れにおいて膨張弁50a、50b通過後に配置されているため、熱交換器21bの蒸発温度は熱交換器21aの蒸発温度よりも低温になる。ドレンレスで除湿を行う場合は外気OAの露点温度より熱交換器21aの蒸発温度を高温に制御することによって結露の発生を防ぎ、空気SA1の露点より熱交換器21bの蒸発温度を高温にすることによってドレンの発生を防ぐことが可能になる。
次に、図12、図13を用いて、本実施の形態2の暖房加湿運転時について説明する。
《冷媒回路の接続》
暖房加湿運転時には、外気導入経路aの熱交換器21a、21bは凝縮器として作用し、排気放出経路bの熱交換器21c、21dは蒸発器として作用している。また、膨張弁50bを閉じることによって冷媒は逆止弁70aを通って膨張弁60bをバイパスする。
また、暖房加湿運転時には熱交換器21b(凝縮器)、逆止弁70a(膨張弁50bバイパス)、熱交換器21a(凝縮器)、膨張弁50a、熱交換器21c(蒸発器)、膨張弁50c、熱交換器21d(蒸発器)、圧縮機40の吸入側がこの順番で回路構成される。
《冷媒回路の動作説明》
図13を用いて、暖房加湿運転時の冷媒の流れを説明する。まず冷媒は圧縮機40で圧縮され、高温高圧の気体となった冷媒が熱交換器21bに流入する。熱交換器21bで冷媒は高温高圧の気体の一部が液体に相変化して二相状態となり、熱交換器21dを通過する空気を加熱する。その後、二相状態の冷媒は膨張弁50bをバイパスして逆止弁70aを通過し、熱交換器21aに流入する。熱交換器21aで冷媒は二相状態から液体に変化し、熱交換器21aを通過する空気を加熱する。液体となった冷媒は膨張弁50aを経て減圧され、低温低圧の液体と気体が混在した二相状態になり、熱交換器21cへ流入する。熱交換器21cでは空気を冷却して冷媒の一部が液体から気体に相変化し、二相の状態で膨張弁50cを経て更に減圧され、熱交換器21dを通過する空気を冷却する。その後、冷媒は圧縮機40に流入し、再度高温高圧の気体となる。
《システム制御方法》
本実施の形態2では本実施の形態1で使用された温度センサー2a〜2dの代わりに、熱交換器21aの配管温度を検出する温度センサー2e、熱交換器21bの配管温度を検出する温度センサー2f、熱交換器21cの配管温度を検出する温度センサー2g、熱交換器21dの配管温度を検出する温度センサー2h、圧縮機40の吐出側に吐出温度検出用の温度センサー2iが設けられている。
図14にこれらの温湿度センサー1a〜1g、温度センサー2e〜2i、風速センサー3a、3bによる制御ブロックを示す。これらのセンサーは除湿装置を制御する制御回路4bに接続される。制御回路4bではこれらの温湿度と風速の情報を取得し、圧縮機40の周波数、膨張弁60a〜60cの開度、送風手段30a、30bの風量、水分吸着手段10a〜10dの移動周期tの制御を行うことが可能である。
なお、本実施の形態2の冷媒回路は膨張弁50b、50cを用いて蒸発器として作用している熱交換器21a〜21dのいずれか二つを異なる蒸発温度としているが、同一の温度でもよく、装置簡素化のために膨張弁50b、50cと逆止弁70a、70bを設置しなくてもよく、膨張弁の数と逆止弁の数は限定しないものとする。
このようにして得られる空気調和装置は加熱手段、冷却手段にヒートポンプを使用することで高効率に空気温度を変化させることができ、圧縮機40の周波数や、膨張弁60a、60bの開度を変化させることによって空気温度を設定した目標温度に制御することも可能となる。また、四方弁を切り替えるだけで加熱手段と冷却手段の役割を反転することが可能であるため、空気温度調節手段の機器が熱交換器のみになり、装置コンパクト化が可能となる。
実施の形態3.
本実施の形態3の空気調和装置の構成を図15に基づいて説明する。
図15に本実施の形態3の空気調和装置の各風路最上流に全熱交換器22を設置した空気調和装置を示す。冷媒回路の動きは本実施の形態2の空気調和装置と同じであるので説明を省略する。
本実施の形態3では全熱交換器22を設置することによって外気OAと還気RAで全熱交換が可能なため、熱交換器21a、21cを通過前の空気温湿度が除湿経路では温度が低下し、加湿経路では温度が上昇する。このため、熱交換器21a、21cの熱交換負荷を低減することが可能になり、冷媒の高低圧の差を小さくすることができる。したがって、圧縮機40の入力を減少させることが可能であり、省エネが可能である。
また、全熱交換器22通過時に外気OAは室内からの還気RAと全熱交換するために、冷房除湿時には全熱交換器22通過後の空気(外気)OAは除湿され、暖房加湿時には全熱交換器22通過後の空気(外気)OAは加湿される。したがって、装置全体での除加湿量を増加することが可能になる。
なお、上記空気調和装置に関する説明において、圧縮機40は空気調和装置のそばに設置される構成としているが、室外機などの別ユニット内に、圧縮機40などの構成部品の一部を収めて別置きとすることも可能である。振動が発生する圧縮機40を、空気調和装置内の構成から外すことができるため、空気調和装置の小型化、軽量化及び低騒音化が可能となる。また、稼動部品が多い圧縮機40を別置とすることで、圧縮機40が故障した際のメンテナンスが容易となる。
1a〜1j 温湿度センサー、2a〜2i 温度センサー、3a、3b 風速センサー、4a、4b 制御回路、10、10a〜10d 水分吸着手段、11 ケーシング、12 駆動部品、20a〜20d 空気温度調節手段、21a〜21d 熱交換器、22 全熱交換器、 30a、30b 送風手段、40 圧縮機、50a〜50c 膨張弁、60 四方弁、70a、70b 逆止弁、100 調湿ユニット、200 冷媒回路、a 外気導入経路、b 排気放出経路、OA 外気、RA 還気、SA 給気、EA 排気。

Claims (7)

  1. 圧縮機、四方弁、第一の絞り装置、第二の絞り装置、第三の絞り装置、第一の熱交換器、第二の熱交換器、第三の熱交換器、及び第四の熱交換器が順次配管で接続された冷媒回路と、
    第1の空間から第2の空間に向かう空気の流れを形成する第1の空気流路と、
    前記第2の空間から前記第1の空間に向かう空気の流れを形成する第2の空気流路と、
    前記第1もしくは第2の空気流路において空気を加熱する加熱手段と、
    前記第1の空気流路と前記第2の空気流路とを跨がって移動し、前記第1もしくは第2の空気流路のいずれか一方に位置するときに吸着除湿し、いずれか他方に位置するときに加熱再生される動作を交互に繰り返すことが可能な調湿ユニットと
    前記第一の熱交換器、第二の熱交換器、第三の熱交換器、及び第四の熱交換器に流れる冷媒の蒸発温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検出結果に基づいて前記第一の絞り装置、前記第二の絞り装置、及び前記第三の絞り装置の開度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記調湿ユニットは
    水分吸着手段を備え、
    開口が形成された中間部を有し、
    前記調湿ユニットを通過する前記第1の空気流路と前記第2の空気流路の空気の流れ方向が並行流であり、
    前記第一の熱交換器は、前記第1の空気流路の前記調湿ユニットの上流に設けられ、前記第二の熱交換器は、前記第1の空気流路の前記調湿ユニットの中間部付近に設けられ、前記第三の熱交換器は、前記第2の空気流路の前記調湿ユニットの上流に設けられ、前記第四の熱交換器は、前記第2の空気流路の前記調湿ユニットの中間部付近に設けられ、
    前記第一の絞り装置は、前記第一の熱交換器と前記第二の熱交換器との間に接続され、前記第二の絞り装置は、前記第一の熱交換器と前記第三の熱交換器との間に接続され、前記第三の絞り装置は、前記第三の熱交換器と前記第四の熱交換器との間に接続され、
    前記制御手段は、
    前記水分吸着手段が前記第1もしくは第2の空気流路から他方の空気流路へ移動する時に前記水分吸着手段内部の通風入口と出口を反転させ
    冷房運転をする場合において、
    前記第一の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、前記第一の熱交換器に供給される空気の露点温度(OA)よりも高くなるように、前記第二の絞り装置の開度を調整し、
    前記第二の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、前記第一の熱交換器の前記露点温度(OA)よりも低く、前記調湿ユニットの中間部内の空気であって前記第二の熱交換器に供給される空気の露点温度(SA1)よりも高くなるように前記第一の絞り装置の開度を調整し、
    暖房運転をする場合において、
    前記第三の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、前記第三の熱交換器に供給される空気の露点温度(RA)よりも高くなるように、前記第二の絞り装置の開度を調整し、
    前記第四の熱交換器に供給される冷媒の蒸発温度が、前記第三の熱交換器の前記露点温度(RA)よりも低く、前記調湿ユニットの中間部内の空気であって前記第四の熱交換器に供給される空気の露点温度(RA1)よりも高くなるように前記第三の絞り装置の開度を調整する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記水分吸着手段は、
    相対的に湿度の高い空気から吸湿して相対的に湿度の低い空気に対して放湿する吸着剤を有し、
    多数の小透孔を有する通風体で構成された多角形の板である
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  3. 前記第1の空間とは室外空間であり、前記第2の空間とは室内空間である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記水分吸着手段が移動と停止を所定の周期で繰り返す
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  5. 前記第1の空気流路を流れる空気と前記第2の空気流路を流れる空気との間で全熱交換を行う全熱交換器を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  6. 前記調湿ユニットの移動は回転移動であり、この回転移動の中心軸の方向は、前記第1の空気流路の空気流の方向もしくは前記第2の空気流路の空気流の方向と垂直である
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  7. 前記調湿ユニットは、略円筒状の内筒とこの内筒の回転中心とほぼ同じ回転中心を有する略円筒状の外筒とを有するケーシングと、
    このケーシングの内筒と外筒に囲まれた空間に設けられ、前記内筒もしくは前記外筒に沿って移動することが可能な水分吸着手段と、
    この水分吸着手段の移動を駆動する駆動手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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