JP5126306B2 - ブートコンデンサの充電方法 - Google Patents
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Description
図1は、インバータ制御を用いて負荷を駆動する装置の構成を例示する回路図である。以下、当該構成を例として本発明の一実施形態が採用された回路図およびブートコンデンサの充電方法について説明する。
上述した構成では、トランジスタ42のエミッタは出力線7Uに接続されており、出力線7Uにはトランジスタ42によってダイオードブリッジ2の高電位端の電圧が伝達される。このため、トランジスタ42のベースに与えるべき制御信号としては、ダイオードブリッジ2の高電位端の電圧よりも高い電圧を与える必要がある。そこで、ハイアーム制御回路33へと出力線7Uの電位に対して高電位を供給するために、ブートコンデンサ32は、制御電源回路30を用いて充電される。
図2は、インテリジェントパワー回路5Uのブートコンデンサ32のみに着目した充電方法について、トランジスタ41、42のスイッチングのタイミングを例示したグラフである。他のインテリジェントパワー回路5Vのブートコンデンサおよびインテリジェントパワー回路5Wのブートコンデンサとの関係については、後述する。ここでは、前置充電期間、休止期間、通常動作期間が繰り返されることで充電が行われる。
また、インバータ4Uに多大な電流が流れて破壊されることを防ぐために、負荷6の短絡に際してインバータ4Uを保護する技術が採用されていてもよい。ここでは、負荷6の短絡を検出するのに必要な最低時間Twminよりもオン期間TONを長く設定している。これによって、仮に、負荷6が短絡した状態でブートコンデンサ32が充電されることがあっても、インバータ4Uを保護することができるようになっている。
インテリジェントパワー回路5Uにおけるトランジスタ41、42の上述の動作は、他のインテリジェントパワー回路5V、5Wにおいても同様である。
(1)
従来のブートコンデンサの充電方法では、図5に示すように、インテリジェントパワー回路5U、5V、5Wの各ブートコンデンサの充電は、互いにパルスの同期をとって行っている。このような同期をとった充電方法では、大きな電流が流れることにより、直流電圧が低下する場合がある。このため、各ブートコンデンサ全てを充分に充電するためには、所要時間が長くなり、インバータ制御の初期段階において、ハイアーム制御回路を正常に動作させることができない期間が長引いてしまう。
本実施形態におけるブートコンデンサの充電方法では、インテリジェントパワー回路5Uのブートコンデンサ32として、充電電流が供給されるパルス間隔(2パルスの間)においてブートコンデンサ32から放電されて変位する充電電圧と、ブートコンデンサ32において必要とされる所定の電圧と、を合算した容量を有するブートコンデンサを採用している。また、インテリジェントパワー回路5Vのブートコンデンサおよびインテリジェントパワー回路5Wのブートコンデンサについても同様である。
本実施形態におけるブートコンデンサの充電方法は、ブートコンデンサに供給される電流が小さいため、以下に述べる理由によって、モータ負荷電流が比較的小さい値であって、充電電流との差異が小さい場合において、特に、有効な充電方法となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態におけるブートコンデンサの充電方法では、1パルス毎に切り替えて充電を行う点のみ明示した場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態におけるブートコンデンサの充電方法では、インテリジェントパワー回路5U、5V、5Wの各ブートコンデンサの充電を1パルス毎に切り替えて行う場合について例に挙げて説明した。
上記実施形態では、各インテリジェントパワー回路のブートコンデンサに対する電流の供給を1パルス毎に切り替えて行う場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、図1に示すような具体的な回路を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、図示しない過電流保護回路の電流検出回路が、例えば、制御電源回路30とトランジスタ41との間に設けられている場合を例に挙げて説明した。
30 制御電源回路(電源回路)
32 ブートコンデンサ
33 ブート抵抗
41 絶縁ゲート型トランジスタ(ローアーム側スイッチング素子)
42 絶縁ゲート型トランジスタ(ハイアーム側スイッチング素子)
3U インバータ制御回路
4U インバータ
Claims (8)
- ローアーム側スイッチング素子(41)に対して直列に接続されたハイアーム側スイッチング素子(42)の動作を制御するハイアーム制御回路(33)及び前記ハイアーム制御回路(33)に対して動作電源を与えるブートコンデンサ(32)を有する複数の相(5U、5V、5W)と、
前記ローアーム側スイッチング素子(41)と電源回路(30)との間に配置され、複数の前記相(5U、5V、5W)に接続された負荷(6)に過大電流が流れたときに前記過大電流による前記ローアーム側スイッチング素子(41)及び前記ハイアーム側スイッチング素子(42)の破壊を回避し、且つ前記ブートコンデンサ(32)の充電時の電流も検知するための電流保護回路の電流検知回路と、
が設けられたインバータにおいて、前記各相の各ブートコンデンサ(32)を前記電源回路(30)によって充電するブートコンデンサ(32)の充電方法であって、
前記インバータにおいて前記ローアーム側スイッチング素子(41)及び前記ハイアーム側スイッチング素子(42)が通常のスイッチングを行う通常動作期間よりも前の前置充電期間において、前記ハイアーム側スイッチング素子(42)がオフのままで前記ローアーム側スイッチング素子(41)がオン・オフを繰り返すことによって前記電源回路(30)から前記ブートコンデンサ(32)に所定の時間間隔を空けたパルスが供給されて充電される第1ステップと、
前記各相の前記ブートコンデンサ(32)それぞれに対して前記第1ステップによる充電が、前記パルスが所定数供給される毎に切り替えられて行なわれる第2ステップと、
前記第2ステップが繰り返される第3ステップと、
を備え、
前記第3ステップにおいて前記第2ステップを繰り返す頻度は、前記ブートコンデンサ(32)からの単位時間当たりの放電量に基づいて定める、
ブートコンデンサ(32)の充電方法。 - ローアーム側スイッチング素子(41)に対して直列に接続されたハイアーム側スイッチング素子(42)の動作を制御するハイアーム制御回路(33)及び前記ハイアーム制御回路(33)に対して動作電源を与えるブートコンデンサ(32)を有する複数の相(5U、5V、5W)と、
前記ローアーム側スイッチング素子(41)と電源回路(30)との間に配置され、複数の前記相(5U、5V、5W)に接続された負荷(6)に過大電流が流れたときに前記過大電流による前記ローアーム側スイッチング素子(41)及び前記ハイアーム側スイッチング素子(42)の破壊を回避し、且つ前記ブートコンデンサ(32)の充電時の電流も検知するための電流保護回路の電流検知回路と、
が設けられたインバータにおいて、前記各相の各ブートコンデンサ(32)を前記電源回路(30)によって充電するブートコンデンサ(32)の充電方法であって、
前記インバータにおいて前記ローアーム側スイッチング素子(41)及び前記ハイアーム側スイッチング素子(42)が通常のスイッチングを行う通常動作期間よりも前の前置充電期間において、前記ハイアーム側スイッチング素子(42)がオフのままで前記ローアーム側スイッチング素子(41)がオン・オフを繰り返すことによって前記電源回路(30)から前記ブートコンデンサ(32)に所定の時間間隔を空けたパルスが供給されて充電される第1ステップと、
前記各相の前記ブートコンデンサ(32)それぞれに対して前記第1ステップによる充電が、前記パルスが所定数供給される毎に切り替えられて行なわれる第2ステップと、
前記第2ステップが繰り返される第3ステップと、
を備え、
前記各相の前記ブートコンデンサ(32)は、
前記第2ステップを繰り返す頻度の1周期の間に前記ブートコンデンサ(32)から放電されて低下する前記ブートコンデンサ(32)の両端電圧の低下量と、
前記ブートコンデンサ(32)において必要とされる所定の電圧と、
を合算した電圧を保持できるだけの容量を有している、
ブートコンデンサ(32)の充電方法。 - ローアーム側スイッチング素子(41)に対して直列に接続されたハイアーム側スイッチング素子(42)の動作を制御するハイアーム制御回路(33)及び前記ハイアーム制御回路(33)に対して動作電源を与えるブートコンデンサ(32)を有する複数の相(5U、5V、5W)と、
前記ローアーム側スイッチング素子(41)と電源回路(30)との間に配置され、複数の前記相(5U、5V、5W)に接続された負荷(6)に過大電流が流れたときに前記過大電流による前記ローアーム側スイッチング素子(41)及び前記ハイアーム側スイッチング素子(42)の破壊を回避し、且つ前記ブートコンデンサ(32)の充電時の電流も検知するための電流保護回路の電流検知回路と、
が設けられたインバータにおいて、前記各相の各ブートコンデンサ(32)を前記電源回路(30)によって充電するブートコンデンサ(32)の充電方法であって、
前記インバータにおいて前記ローアーム側スイッチング素子(41)及び前記ハイアーム側スイッチング素子(42)が通常のスイッチングを行う通常動作期間よりも前の前置充電期間において、前記ハイアーム側スイッチング素子(42)がオフのままで前記ローアーム側スイッチング素子(41)がオン・オフを繰り返すことによって前記電源回路(30)から前記ブートコンデンサ(32)に所定の時間間隔を空けたパルスが供給されて充電される第1ステップと、
前記各相の前記ブートコンデンサ(32)それぞれに対して前記第1ステップによる充電が、前記パルスが所定数供給される毎に切り替えられて行なわれる第2ステップと、
前記第2ステップが繰り返される第3ステップと、
を備え、
1つの前記パルスによるオン時間が、前記通常動作期間における前記ローアーム側スイッチング素子(41)の1回のオン時間よりも短い、
ブートコンデンサ(32)の充電方法。 - 前記第2ステップでは、1パルス当たりの時間、印加電圧、前記ブートコンデンサ(32)における充放電速度特性、必要充電電圧の少なくともいずれか1つに基づいて定まるパルス数によって切り替える、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブートコンデンサ(32)の充電方法。 - 前記第2ステップでは、1パルス当たりの時間を、印加電圧、充電電流、前記ブートコンデンサ(32)における充放電速度特性、必要充電電圧、前記第1ステップにおける充電の切り替えに要するパルス数の少なくともいずれか1つに基づいて定める、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のブートコンデンサ(32)の充電方法。 - 前記第2ステップでは、1〜20パルスの範囲内で、各相のブートコンデンサ(32)に応じて割り当てるパルス数を違える、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のブートコンデンサ(32)の充電方法。 - 前記第2ステップのパルス数による充電では、前記ブートコンデンサ(32)の容量に蓄えられる電荷のうちの一部を充電する、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のブートコンデンサ(32)の充電方法。 - 前記第2ステップは、前記パルスが複数供給される毎に切り替えられて行なわれる、
請求項1から7のいずれか1項に記載のブートコンデンサ(32)の充電方法。
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