JP5126121B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
内燃機関の燃料噴射装置として、燃料の流れる通路に設けた弁部材の開閉を電磁石で制御する燃料噴射弁がある。従来技術の燃料噴射弁は、弁部材と一体の可動コアに電磁力を作用させて、可動コアを固定コアに磁気吸引することによって開弁している。
このような電磁石を用いて開閉を制御する燃料噴射弁では、磁気回路が構成される。磁気回路は、主に、固定コアと、内部を弁部材が往復変位する筒部材の一部と、電磁力を発生する駆動コイルと、固定コアの外周に駆動コイルを挟んで配設される金属外枠部材とによって構成される。磁気回路を構成する部分は、安定した磁気吸引力特性を得るため、磁気回路の軸方向位置関係を安定させる必要があり、従来技術では筒部材に段差部が形成され、段差部を金属外枠部材の先端部に突き当てるように構成している(たとえば特許文献1参照)。
特開2003−214285号公報
従来技術の燃料噴射弁では、磁気回路を構成する筒部材を、他の部材に突き当てる構成であるので、突き当てるときに、筒部材に軸方向の荷重が作用する。また燃料噴射弁をエンジンに搭載するときに、エンジンに燃料噴射弁を密に接触させるために、軸方向の荷重を筒部材に加える。
しかしながら、筒部材は、機能部分である磁気回路部分を覆う構成要素でもある。このような筒部材に段差部を形成することによって、段差部から噴孔側では筒部材の板厚が小さくなる。したがって燃料噴射弁をエンジンに搭載するときに加わる圧縮荷重によって、磁気回路部分を覆う薄板の部分が変形することがある。このように磁気回路部分を覆う部分が変形すると、近接する固定コアと可動コアとの間隔(ギャップ量)に影響を与えるおそれがある。
ギャップ量は、噴射量および開弁応答性能を決定する重要な要素であるので、ギャップ量が搭載時に変化すると、燃料噴射弁の所望の性能を得ることができないという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、磁気回路を構成する筒部材に軸方向の荷重が作用した場合であっても、筒部材の磁気回路を覆う部分の変形を抑制することができる燃料噴射弁を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、筒状の筒部材と、筒部材内に往復変位するように設けられる弁部材と、筒部材内に弁部材とともに往復変位するように設けられる可動コアと、筒部材内に固定される固定コアと、筒部材の外周に設けられ、通電されることによって固定コアに可動コアを吸引する磁力を発生するコイルと、筒部材の外周にコイルを覆って設けられ、可動コアを吸引する吸引方向に位置する先端部が筒部材に接触する外枠部材と、を含み、筒部材の外周面部には、段差部が形成され、筒部材は、筒状の第1筒部と筒状の第2筒部とを組み合わせて構成され、筒部材は、第1筒部内に、吸引方向側に位置する第2筒部の端部が挿入された状態で、第1筒部と第2筒部との相対位置が固定されており、吸引方向とは反対方向に位置する第1筒部の端部は、半径方向に延びる段差部の面部を構成し、段差部は、吸引方向に関する位置が、吸引方向側に位置する固定コアの端部に対応する位置であり、外枠部材の先端部の吸引方向側の端面を、筒部材の半径方向に延びる段差部の面部に突き当てる構成であり、第1筒部の厚み寸法が、第2筒部の厚み寸法よりも小さいことにより、筒部材は、段差部よりも吸引方向側の厚み寸法が、段差部よりも吸引方向とは反対方向側の厚み寸法よりも小さく、段差部の反対方向に位置する筒部材よりも段差部の吸引方向側に位置する筒部材の方が変形しやすいことを特徴とする燃料噴射弁である。
請求項1に記載の発明に従えば、筒部材は段差部を有し、段差部は外枠部材に突き当てる構成であるので、筒部材と外枠部材とを密に接触することができる。筒部材と外枠部材とは、磁気回路を構成する部分であるので、密に接触させることによって、磁気漏れを防ぐことができる。またこのように突き当てる構成であると、突き当てるときに筒部材が変形するおそれがあるが、本発明では、段差部を境に軸方向一方側と軸方向他方側とで筒部材の厚み寸法の大小関係を規定している。具体的には、筒部材は、段差部よりも吸引方向側の厚み寸法が、段差部よりも反対方向側の厚み寸法よりも小さいので、段差部の反対方向に位置する筒部材よりも段差部の吸引方向側に位置する筒部材の方が変形しやすい。したがって燃料噴射弁をエンジンなどに搭載する場合に、筒部材に反対方向に向かう荷重を付加した場合であっても、段差部の反対方向側は厚み寸法が大きいので、段差部の反対方向側が変形することを抑制することができる。このような段差部の反対方向には、可動コアなどが設けられる部分であるので、固定コアと可動コアとの位置関係が搭載時の荷重によって変化することを抑制することができる。したがって燃料噴射弁の搭載性を確保でき、段差部によって良好な磁気回路を構成することができ、かつ筒部材の磁気回路を覆う部分の変形を抑制することができる。
請求項1に記載の発明に従えば、筒部材は、筒状の第1筒部と筒状の第2筒部とを有する。このような2つの筒部を、軸方向に連結することによって筒部材が構成される。したがって連結部が段差部として機能し、各筒部の厚み寸法を規定することによって、第1筒部を第2筒部よりも変形しやすいように構成することができる。これによって1つの筒状体から段差部を設け、さらに厚み寸法を変更するように加工するよりも、2つの筒部を組み合わせるという簡単な製造方法によって、本発明の筒部材を実現することができる。
請求項1に記載の発明に従えば、段差部は、吸引方向側に位置する固定コアの端部に対応する位置にある。これによって筒部材と外枠部材とが密に接触する位置は、固定コアの端部であるので、固定コアの軸方向の全域を用いて、より大きい磁気回路を構成することができる。したがって段差部によって磁気漏れを防ぎ、かつ大きい磁気吸引力を実現することができる。
さらに請求項2に記載の発明では、第1筒部は、第2筒部よりも剛性が劣る材料からなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明に従えば、第1筒部は第2筒部よりも剛性が劣る材料からなるので、第1筒部の方が第2筒部よりもさらに変形しやすくすることができる。
第1実施形態のインジェクタ10を示す断面図である。 インジェクタ10の一部を拡大して示す断面図である。 第2実施形態(参考例)のインジェクタ10Aを示す断面図である。 インジェクタ10Aの一部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1および図2を用いて説明する。図1は、第1実施形態のインジェクタ10を示す断面図である。図2は、インジェクタ10の一部を拡大して示す断面図である。インジェクタ10は、燃料噴射弁であって、たとえばポート噴射式のガソリンエンジンに適用される。ポート噴射式のガソリンエンジンにインジェクタ10を適用する場合、インジェクタ10はエンジンヘッド(図示せず)に搭載される。
インジェクタ10は、予め定める軸方向Z(開閉方向Z)に延びる筒部材11、筒部材11の内方に設けられるフィルタ部材12、筒部材11を覆うハウジングホルダ13、筒部材11を覆う樹脂ハウジング14、インジェクタ10の内部に軸方向Zへ往復変位可能に収容されるニードル15、およびニードル15を駆動する駆動部16を有している。
以下、インジェクタ10の方向として、筒部材11が延びる方向を軸方向Z(図1における上下方向)と称し、軸方向Zの一方を開弁方向Z1(図1における上方)と称し、軸方向Zの他方を閉弁方向Z2(図1における下方)と称することがある。
筒部材11は、軸方向Zに延びる筒状に形成されている。筒部材11は、開弁方向Z1に位置する端部が開口しており、燃料入口17となる。燃料入口17には、燃料ポンプ(図示せず)から燃料が供給される。筒部材11は、磁性を有する第1磁性部18、第2磁性部19、および磁性を有しない非磁性部20を有している。第1磁性部18は、非磁性部20よりも開弁方向Z1に位置する。第2磁性部19は、非磁性部20よりも閉弁方向Z2に位置する。したがって閉弁方向Z2に位置する筒部材11の端部は、第2磁性部19となる。このような非磁性部20は、第1磁性部18と第2磁性部19との磁気的な短絡を防止する。第1磁性部18および第2磁性部19と非磁性部20とは、たとえばレーザ溶接などにより一体に接続されている。また筒部材11は、たとえば一体に成形した後、熱加工などにより一部を磁性化または非磁性化してもよい。
次に、筒部材11に関して、図2を用いてさらに説明する。筒部材11は、筒状の第1筒部40と、筒状の第2筒部41とを有する。第1筒部40と第2筒部41は、同軸となるように軸方向Zに並べて配置される。筒部材11は、第1筒部40内に、開弁方向Z1側に位置する第2筒部41の端部が挿入された状態で、第1筒部40と第2筒部41との相対位置が固定されている。したがって第1筒部40の内径と第2筒部41との外径とは略等しく、第2筒部41の上端部を第1筒部40の下端部内に挿入することによって、筒部材11が構成される。第1筒部40と第2筒部41の接合は、第1筒部40と第2筒部41とが重複する部分を、たとえばレーザ溶接などによって溶接することによって一体に構成される。第1筒部40は、前述の第1磁性部18を構成する部分であるので、第1筒部40は磁性を有する。
また第2筒部41は、図2に示すように、第1磁性部18、第2磁性部19、および非磁性部20となる部分を有している。第2筒部41において、開弁方向Z1に位置する側が第1磁性部18となり、閉弁方向Z2に位置する側が第2磁性部19となり、第1磁性部18と第2磁性部19との間が非磁性部20となる。
このように筒部材11は、2つの筒部40,41によって構成されるので、2つの筒部40,41が連結される部分には、筒部材11の外周面部に半径方向外方に拡径する段差部42が形成される。換言すると、筒部材11の外周面部には、半径方向外方に凸となる段差部42が形成される。したがって段差部42は、高さが異なる第1筒部40の外周面部と第2筒部41との外周面部と連結する部分である。段差部42は、第1筒部40の外周面部と第2筒部41との外周面部と連結するために、半径方向に延びる面部を有する。段差部42の半径方向に延びる面部は、閉弁方向Z2に位置する面部である。このような段差部42の面部は、閉弁方向Z2に位置する第1筒部40の端部となる。また段差部42の高さ寸法(図2の左右方向の寸法)は、第1筒部40の厚み寸法となる。
このような段差部42は、ハウジングホルダ13に接触する部分となる。具体的には、閉弁方向Z2に位置する段差部42の面部は、開弁方向Z1に位置するハウジングホルダ13の面部に接触する。換言すると、ハウジングホルダ13の先端部と筒部材11とは、筒部材11の段差部42に、ハウジングホルダ13の先端部が突き当てられるように構成されている。
第1筒部40の厚み寸法t2は、第2筒部41の厚み寸法t1以下(t2≦t1)に設定される。換言すると、筒部材11は、段差部42の開弁方向Z1側の厚み寸法t1が、段差部42の閉弁方向Z2側の厚み寸法t2以下となるように設定される。本実施の形態では、第1筒部40の厚み寸法t2は、第2筒部41の厚み寸法t1よりも小さく設定される。また第1筒部40の剛性を確保する観点から、第1筒部40の厚み寸法t2は、第2筒部41の厚み寸法t1の半分より大きい値が好ましい(t2>t1/2)。厚み寸法の一例をあげると、第1筒部40の厚み寸法t2が約0.35mmであり、第2筒部41の厚み寸法t1が約0.45mmである。
フィルタ部材12は、第1筒部40の内周側に圧入されている。フィルタ部材12は、燃料に含まれる異物を除去する。したがって燃料入口17に供給された燃料は、フィルタ部材12を経由して筒部材11の閉弁方向Z2に流下する。
ハウジングホルダ13は、磁性を有する。ハウジングホルダ13は、外枠部材であって、後述するコイル23の外周側を覆っている。ハウジングホルダ13は、第1磁性部18および第2磁性部19と磁気的に接続される。具体的には、図2に示すように、開弁方向Z1に位置するハウジングホルダ13の端部は、第2筒部41の第1磁性部18の外周面部に接触する。また閉弁方向Z2に位置するハウジングホルダ13の端部は、第2筒部41の第2磁性部19の外周面部に接触する。ハウジングホルダ13の外周には、インジェクタ10をエンジンの吸気管43に係止させるための段差となる拡径部22が形成されている。
樹脂ハウジング14は、筒状に形成され、樹脂から成る。樹脂ハウジング14は、ハウジングホルダ13の開弁方向Z1側に設けられる。樹脂ハウジング14は、筒部材11の外周を覆い、開弁方向Z1側のハウジングホルダ13の外周を覆っている。
ノズルボディ21は、筒状に形成され、例えば圧入あるいは溶接などによって、閉弁方向Z2に位置する第2筒部41の端部に固定されている。ノズルボディ21は、内周壁にニードル15が着座可能な弁座部24を有している。ノズルボディ21の外周壁には、閉弁方向Z2に位置するノズルボディ21の端部を覆うように、カップ状の噴孔プレート25が溶接によって固定されている。噴孔プレート25は、薄板状に形成されており、中央部に内壁面と外壁面とを連通する噴孔26が複数、形成されている。噴孔プレート25の外側には、噴孔プレート25をノズルボディ21に固定するためのプレートホルダ27が装着されている。プレートホルダ27は、噴孔26を閉塞しないように、開口している。
ニードル15は、弁部材であって、第2筒部41およびノズルボディ21の内周側に軸方向Zへ往復変位可能に収容されている。ニードル15は、軸方向Zへ往復変位することによって噴孔26を開閉して、噴孔26からの燃料の噴射を断続する。ニードル15は、ノズルボディ21と概ね同軸上に配置されている。ニードル15は、内部に燃料通路28を有する中空の有底円筒状であり、底側(図1の下方側)に当接部29が形成されている。当接部29はノズルボディ21に形成されている弁座部24に着座可能である。当接部29が弁座部24に着座すると、噴孔26が閉塞され燃料噴射が遮断される。
また当接部29の上流側(図1の上方側)には、ニードル15の側壁を貫通する燃料孔30が形成されている。ニードル15の燃料通路28に流入した燃料は、燃料孔30を内方から外方に通過し、当接部29と弁座部24とで区画される通路に流れる。
次に、ニードル15を駆動する駆動部16に関して、主に図2を用いて説明する。駆動部16は、ニードル15を軸方向Zに沿って駆動する。駆動部16は、コイル装置31、固定コア32、可動コア34、コネクタ35、およびスプリング36を有している。
コイル装置31は、コイル23とターミナル37とを含む。コイル23は、通電されることによって固定コア32に可動コア34を吸引する磁力を発生する。換言すると、コイル23は、通電されることによって、可動コア34を開弁方向Z1である吸引方向に吸引する。したがって開弁方向Z1と吸引方向とは、同方向である。また閉弁方向Z2と吸引方向の反対方向とは同方向である。ターミナル37は、導電性を有し、コイル23と電気的に接続される。ターミナル37は、樹脂ハウジング14に設けられるコネクタ35まで引き出される。ターミナル37は、コネクタ35に装着される外部電気回路(図示せず)と電気的に接続され、外部電気回路によってコイル23への通電状態が制御される。
固定コア32は、例えば鉄などの磁性材料により筒状に形成される。固定コア32は、第2筒部41の非磁性部20および第1磁性部18の内壁に圧入により固定されている。固定コア32は、可動コア34に対して開弁方向Z1側に設けられる。固定コア32の下端面は、噴孔26とは反対側に位置する可動コア34の上端面と対向している。固定コア32の下端面と可動コア34の上端面とは、閉弁状態では、離間している。
閉弁方向Z2に位置する固定コア32の下端面部は、軸方向Zに関して、非磁性部20が存在する位置に配置される。換言すると、開弁方向Z1に位置する非磁性部20の端部は、軸方向Zに関して、固定コア32の下端面部よりも開弁方向Z1に位置し、閉弁方向Z2に位置する非磁性部20の端部は、軸方向Zに関して、固定コア32の下端面部よりも閉弁方向Z2に位置する。
開弁方向Z1に位置する固定コア32の上端面部は、軸方向Zに関して、第1磁性部18が存在する位置に配置される。また固定コア32の上端面部は、軸方向Zに関して、段差部42に対応する位置に配置される。換言すると、固定コア32の上端面部は、軸方向Zに関して、開弁方向Z1に位置するハウジングホルダ13の端部が存在する位置に配置される。
可動コア34は、開弁方向Z1に位置するニードル15に端部に溶接などによって固定されている。可動コア34は、第2筒部41の内周側に軸方向Zへ往復移動可能に設置されている。したがって可動コア34は、ニードル15と一体となって軸方向Zへ往復変位する。可動コア34は、例えば鉄などの磁性材料によって筒状に形成されている。筒状の可動コア34の内方の空間は、ニードル15の燃料通路28と連通する
開弁方向Z1に位置する可動コア34の上端面部は、軸方向Zに関して、非磁性部20が存在する位置に配置される。換言すると、開弁方向Z1に位置する非磁性部20の端部は、軸方向Zに関して、可動コア34の上端面部よりも開弁方向Z1に位置し、閉弁方向Z2に位置する非磁性部20の端部は、軸方向Zに関して、可動コア34の下端面部よりも閉弁方向Z2に位置する。また閉弁方向Z2に位置する可動コア34の下端面部は、軸方向Zに関して、第2磁性部19が存在する位置に配置される。
スプリング36は、固定コア32の内周側に設けられる。スプリング36は、一方の端部が可動コア34に接しており、他方の端部がアジャスティングパイプ39と接している。スプリング36は、軸方向Zへ伸長する力を有している。そのためニードル15は、スプリング36により弁座部24に着座する閉弁方向Z2へ押し付けられる。
アジャスティングパイプ39は、固定コア32の内周側に圧入されている。これによりスプリング36の荷重は、アジャスティングパイプ39の圧入量を調整することにより調整される。コイル23に通電していないとき、可動コア34およびニードル15は、閉弁方向Z2へ押し付けられ、当接部29は弁座部24に当接する。
ハウジングホルダ13は、前述のようにコイル23の外周に設けられる。開弁方向Z1に位置するハウジングホルダ13の端部は、軸方向Zに関して、開弁方向Z1に位置するコイル23の端部よりも開弁方向Z1に位置する。またハウジングホルダ13の拡径部22は、軸方向Zに関して、可動コアの下端面部と略同位置である。換言すると、拡径部22は、ハウジングホルダ13において磁気回路を構成する部分である。このようにハウジングホルダ13は、第1磁性部18および第2磁性部19に磁気的に接続される。したがってコイル23に通電して生じる電磁力による磁束は、筒部材11の第1磁性部18、固定コア32、可動コア34、筒部材11の第2磁性部19、ハウジングホルダ13、再び筒部材11の第1磁性部18の順に流れる磁気回路を構成している。
このように磁気回路を構成する部材のうち、位置が固定されている部材は、互いに密に接触することが好ましい。換言すると、可動コア34を除く残余の部材は、互いに密に接触することが好ましい。したがって本実施の形態では、固定コア32は、筒部材11の内方に挿入されているので、固定コア32と筒部材11とは密に接触している。またハウジングホルダ13のうち閉弁方向Z2に位置する部分は、筒部材11の外周面部に接触するように設けられるので、密に接触している。さらにハウジングホルダ13のうち開弁方向Z1に位置する部分は、筒部材11の段差部42を突き当てるように構成されるので、密に接触している。
次に、インジェクタ10をガソリンエンジンに搭載する工程に関して、簡単に説明する。先ず、インジェクタ10の先端部(図1の下方)をガソリンエンジンの吸気管43(図1参照)に挿入する。このとき、吸気管43には、ハウジングホルダ13の拡径部22に設けられるオーリング44が当接する。インジェクタ10を搭載するとき、開弁方向Z1に位置する筒部材11の端部を、閉弁方向Z2に向かって押し付けることによって、吸気管43とインジェクタ10とを密に接触させる。このように密に接触することによって、吸気管43とインジェクタ10との隙間から、燃料が漏れることを防止している。
このようにインジェクタ10を吸気管43に押し付けるときには、筒部材11には圧縮荷重が作用する。本実施の形態では、筒部材11が第1筒部40と第2筒部41とを有し、第1筒部40の厚み寸法t2(肉厚t2)は、第2筒部41の肉厚t1よりも小さい。したがって第1筒部40は、第2筒部41よりも強度が劣る。これによってインジェクタ10を搭載するときに筒部材11に作用する圧縮荷重によって、強度が劣る第1筒部40の方が変形しやすくなっている。
次に、燃料の流れに関して説明する。筒部材11の燃料入口17から流入する燃料は、筒部材11を噴孔26側(図1における下方側)に流下する。筒部材11を流下するとき、フィルタ部材12によって燃料内の異物が除去される。異物が除去された燃料は、順次、アジャスティングパイプ39の内周側、固定コア32の内周側、可動コア34の内周側、ニードル15の燃料通路28および燃料孔30を経由して、当接部29と弁座部24とで区画される通路へ流れる。これによって、開弁状態になると、噴孔26から燃料が噴射される。
次に、インジェクタ10の作動について説明する。コイル23への通電がオフのとき、可動コア34と固定コア32との間には磁気吸引力が発生していない。このとき、ニードル15はスプリング36の付勢力により閉弁方向Z2へ付勢されているので、ニードル15は閉弁方向Z2へ移動し、当接部29が弁座部24に着座する。そのため、噴孔26からの燃料の噴射は停止される。
コイル23への通電をオンにすると、固定コア32、可動コア34、第1磁性部18、ハウジングホルダ13および第2磁性部19からなる磁気回路を磁束が流れ、固定コア32と可動コア34との間に磁気吸引力が発生する。これにより、可動コア34は固定コア32に吸引されるとともに、可動コア34と一体のニードル15も固定コア32側へ移動する。ニードル15の移動にともなって当接部29が弁座部24から離れる、噴孔26から燃料が噴射される。そして可動コア34と固定コア32とが当接することによって、ニードル15の固定コア32側への移動は制限される。
再びコイル23への通電をオフにすると、磁気回路を流れる磁束が消失し、固定コア32と可動コア34との間の磁気吸引力も消失する。そのため、ニードル15は、再びスプリング36の付勢力により閉弁方向Z2へ移動し、当接部29が弁座部24に着座する。これにより、噴孔26からの燃料の噴射は停止される。
以上説明したように本実施の形態のでは、筒部材11は段差部42を有し、段差部42はハウジングホルダ13に突き当てる構成であるので、筒部材11とハウジングホルダ13とを密に接触することができる。筒部材11とハウジングホルダ13とは、磁気回路を構成する部分であるので、密に接触させることによって、磁気漏れを防ぐことができる。またこのように突き当てる構成であると、突き当てるときに筒部材11が変形するおそれがあるが、本実施の形態では、段差部42を境に開弁方向Z1側と閉弁方向Z2側とで筒部材11の厚み寸法の大小関係を規定している。具体的には、筒部材11は、段差部42よりも開弁方向Z1側の厚み寸法(第1筒部40の厚み寸法t2)が、段差部42よりも閉弁方向Z2側の厚み寸法(第2筒部41の厚み寸法t1)以下であるので、段差部42の閉弁方向Z2に位置する筒部材11(第2筒部41)よりも段差部42の開弁方向Z1側に位置する筒部材11(第1筒部40)の方が変形しやすい。したがってインジェクタ10をエンジンなどに搭載する場合に、筒部材11に閉弁方向Z2に向かう荷重を付加した場合であっても、第2筒部41は厚み寸法が大きいので、第2筒部41が変形することを抑制することができる。このような第2筒部41の内方には、可動コア34などが設けられる部分であるので、固定コア32と可動コア34との位置関係(ギャップ量)を、搭載時の荷重によって変化することを抑制することができる。したがってインジェクタ10の搭載性を確保でき、段差部42によって良好な磁気回路を構成することができ、かつ筒部材11の磁気回路を覆う部分の変形を抑制することができる。
換言すると、本実施の形態では、前述のように突き当て構成をとるインジェクタ10において、筒部材11がハウジングホルダ13に突き当たる部分(段差部42)よりも上流側の第1筒部40の肉厚を薄くすることで、筒部材11に圧縮荷重等が加わった際に、磁気回路部分よりも上流部の第1筒部40が変形するので、磁気回路部分(ギャップを構成する部分)の変形を抑えることができ筒部材11の噴射量変化などの性能変化を抑制することができる。
また本実施の形態では、筒部材11は、第1筒部40と第2筒部41とを有する。このような外径の異なる2つの筒部40,41を、軸方向Zに連結することによって筒部材11が構成される。したがって2つの筒部40,41が連結される部位が段差部42として機能し、各筒部40,41の厚み寸法を規定することによって、第1筒部40を第2筒部41よりも変形しやすいように構成することができる。これによって1つの筒状体から段差部42を設け、さらに厚み寸法を変更するように加工するよりも、2つの筒部40,41を組み合わせるという簡単な製造方法によって、本実施の形態の筒部材11を実現することができる。
さらに本実施の形態では、段差部42の軸方向Zにおける位置は、固定コア32の上端面部に対応する。これによって筒部材11とハウジングホルダ13とが密に接触する位置は、固定コア32の上端面部であるので、固定コア32の軸方向Zの全域を用いて、より大きい磁気回路を構成することができる。したがって段差部42によって磁気漏れを防ぎ、かつ大きい磁気吸引力を実現することができる。
(第2実施形態(参考例)
次に、本発明の第2実施形態(参考例)に関して、図3および図4を用いて説明する。図3は、第2実施形態(参考例)のインジェクタ10Aを示す断面図である。図4は、インジェクタ10Aの一部を拡大して示す断面図である。本実施の形態(参考例)のインジェクタ10Aは、筒部材11Aの構成が前述の第1実施形態と異なる点に特徴を有する。またニードル15Aの軸方向Zの寸法は、第1実施形態のニードル15よりも短く構成されるが、ニードル15Aの長さ寸法以外のニードル15Aに関連する構成は、前述の第1実施形態と同一である。
筒部材11Aは、筒状の第1筒部40Aと筒状の第2筒部41Aとが一つの部材からなる一体の物体で構成される。したがって第1実施形態では、別体の第1筒部40と第2筒部41とを接合するように構成しているが、本実施の形態(参考例)では1つの部材を加工することによって、第1筒部40Aと第2筒部41Aとが一体に構成される。
筒部材11Aは、第1筒部40Aを構成する薄肉の部分と、段差部42となる部分、第2筒部41Aを構成する厚肉の部分とを有する。第1筒部40Aの外径は、第2筒部41Aとの外径より大きい。また第1筒部40Aの内径は、第2筒部41Aの内径よりも大きい。また段差部42に対応する部分の内径は、第2筒部41Aの内径に等しく、段差部42に対応する部分の外径は、第1筒部40Aの外径に等しい。また段差部42の高さ寸法(図4の左右方向の寸法)は、第1筒部40Aの厚み寸法t2と略等しい。
このように本実施の形態(参考例)では筒部材11Aは、一つの部材を加工することによって構成されるが、このような構成であっても、前述の第1実施形態と同様の作用および効果を達成することができる。また筒部材11Aは、1つの部材によって構成されるので、第1筒部40Aの第2筒部41Aの結合部が弱いことによって、結合部から破断する可能性を小さくすることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の第1実施形態では、インジェクタ10は、ポート噴射式のガソリンエンジンに適用されているが、ポート噴射式のガソリンエンジンに限るものではなく、直噴式のガソリンエンジン、またはディーゼルエンジンなどに適用してもよい。
また前述の第1実施形態では、第1筒部40と第2筒部41とは厚み寸法が異なり、互いに等しい材料からなるが、このような構成に限るものではなく、第1筒部40の方が第2筒部41よりも剛性を劣る材料から形成してもよい。具体的には、2つの筒部40,41の厚み寸法は、互いに略等しく設定し、第1筒部40は、第2筒部41よりも剛性が劣る材料から構成した場合であっても、第1筒部40の方が第2筒部41よりも変形しやすいので、インジェクタ10をエンジンなどに搭載する場合に、第1筒部40が変形することによって、第2筒部41が変形することを抑制することができる。これによって前述の第1実施形態と同様の作用および効果を達成することができる。
10…インジェクタ(燃料噴射弁)
11…筒部材
13…ハウジングホルダ(外枠部材)
15…ニードル(弁部材)
23…コイル
32…固定コア
34…可動コア
40…第1筒部
41…第2筒部
42…段差部

Claims (2)

  1. 筒状の筒部材と、
    前記筒部材内に往復変位するように設けられる弁部材と、
    前記筒部材内に前記弁部材とともに往復変位するように設けられる可動コアと、
    前記筒部材内に固定される固定コアと、
    前記筒部材の外周に設けられ、通電されることによって前記固定コアに前記可動コアを吸引する磁力を発生するコイルと、
    前記筒部材の外周に前記コイルを覆って設けられ、前記可動コアを吸引する吸引方向に位置する先端部が前記筒部材に接触する外枠部材と、を含み、
    前記筒部材の外周面部には、段差部が形成され、
    前記筒部材は、筒状の第1筒部と筒状の第2筒部とを組み合わせて構成され、
    前記筒部材は、前記第1筒部内に、前記吸引方向側に位置する前記第2筒部の端部が挿入された状態で、前記第1筒部と前記第2筒部との相対位置が固定されており、
    前記吸引方向とは反対方向に位置する前記第1筒部の端部は、前記半径方向に延びる前記段差部の面部を構成し、
    前記段差部は、前記吸引方向に関する位置が、前記吸引方向側に位置する前記固定コアの端部に対応する位置であり、
    前記外枠部材の前記先端部の前記吸引方向側の端面を、前記筒部材の半径方向に延びる前記段差部の面部に突き当てる構成であり、
    前記第1筒部の厚み寸法が、前記第2筒部の厚み寸法よりも小さいことにより、前記筒部材は、前記段差部よりも前記吸引方向側の厚み寸法が、前記段差部よりも前記吸引方向とは反対方向側の厚み寸法よりも小さく、前記段差部の前記反対方向に位置する前記筒部材よりも前記段差部の前記吸引方向側に位置する前記筒部材の方が変形しやすいことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記第1筒部は、前記第2筒部よりも剛性が劣る材料からなることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
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