JP5125449B2 - キースイッチ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理機器、測定機器、医療機器などにおける入力装置として用いられるキーボードのキースイッチ構造に関し、特に防水性に優れたキースイッチ構造に関する。
従来、可搬型のパーソナルコンピュータ等に用いられるキーボードにおいては、キートップのどの部分を押下してもキートップが傾くことなく下降する所謂操作性を確保するようにしている。そのために従来のキースイッチ構造においては、キートップの下部にリンク機構を備えている。キートップの下部にリンク機構を備えたキースイッチ構造としては、例えば、特開2001−229764号公報に開示されるものがある。
図5に上記文献に開示されるリンク機構を備えた従来のキースイッチ構造を示す。図5において、従来のキースイッチ10は、キートップ11と、キートップ11に対して回転可能に設けられた第1リンク部材12、キートップ11に対して摺動可能に設けられた第2リンク部材13、キートップ11が押下されることにより屈曲し、押下力が排除されるとキートップ11を元の位置に復帰させるラバードーム(弾性部材)14、第1、第2リンク部材12、13を保持するホルダー15、ラバードーム14の直下に接点部16aを有するメンブレンシート16、ホルダー15が固定されるバックプレート17とにより構成されている。第1リンク部材12と第2リンク部材13によりリンク機構が構成される。
またバックプレート17には上方に突出する打ち出し部17aが形成されており、この打ち出し部17aは、メンブレンシート16に形成された透孔16bに入り込む。またホルダー15の下部には溶着用ピン15aが形成されており、この溶着用ピン15aは、バックプレート17の打ち出し部17aに形成された孔17bに入り込むようになっている。溶着用ピン15aが孔17bに入り込んだ状態で、バックプレート17は、メンブレンシート16を挟んでホルダー15に溶着されている。
以上のキースイッチ構造においては、仮にキートップ11の端部が押下された場合でも、第1、第2リンク部材12、13からなるリンク機構によりキートップ11は水平状態を維持しながら下降する。例えば、図5に矢印Aで示すキートップ11の端部の位置が押下された場合、まず第1リンク部材12の右端部が下降する。第1リンク部材12の左端部は左側へ移動する。これにより第1リンク部材12の中央部は下降し、中央部で第1リンク部材12と連結されている第2リンク部材13も下降する。第2リンク部材13の下降によりキートップ11の左端部も下降する。このようにキートップ11の端部を押下してもキートップ11が水平状態を保ったまま下降することで、押下位置による操作感の差異がないように、即ち、操作性を確保するようにしている。
従来のキーボード装置において、操作者がキースイッチを操作している際に誤ってキーボード上に液体を溢した場合に備えて、防水性を具備した装置が開発され、例えば、特開2002−216575号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるキーボード装置は、周囲に防水壁を有する防水シートをメンブレンシート上に設け、キーボード上面に誤って液体を溢した場合でもキーボード下部の回路基板等に影響を与えないようにしている。
特開2001−229764号公報 特開2002−216575号公報
しかしながら、現在ではキーボードは、薄型、小型化が進み、メンブレンシート単体での充分な糊幅が確保できない。そのため従来のキースイッチ構造では液体を溢して長時間放置すると、メンブレンシートの貼り付け糊部から液体の浸入が発生する。即ち、図5に矢印Bで示すように、メンブレンシート16の透孔16bにおいて、バックプレート17の打ち出し部17aの周囲とメンブレンシート16の間から液体が浸入する可能性がある。
また、防水シートを設けたキースイッチ構造においては、防水シートに樹脂フィルムまたは他の材料を成形して周囲に防水壁を形成する場合、防水シートは厚さが厚くなる傾向にあり、薄型、小型化が進んだキーボードでは、キー押下時に、ラバードームが接点部の上部の防水シートを押すので、キートップの押下開始から接点部が閉成されるまでに時間が掛かる傾向がある。これを避けるために、上記特許文献2のように、接点部の上部の防水シートに逃げ穴を形成した場合には、この逃げ穴に水が長時間溜まると、メンブレンシートの糊幅の状態によって、メンブレンシートに浸水する可能性がある。
そこで本発明は、メンブレンシート内に浸入を防ぐとともに、液体の滞留を防止するすぐれたキースイッチ構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造において、前記メンブレンシートの上部に配設された防水シートと、前記防水シートの上部に配設され、前記防水シート側に突出する第1の突起部を有する第1の固定部材と、前記メンブレンシートの下部に配設され、該メンブレンシート側に突出する第2の突起部を有する第2の固定部材とを具備し、前記防水シート及び前記第2の突起部には、前記第1の突起部が入り込む穴がそれぞれ形成され、前記メンブレンシートには前記第2の突起部が入り込む穴が形成され、前記防水シートと前記第2の突起部の頂部とを密着させたことを特徴とするものである。
また他の発明は、キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造において、前記メンブレンシートの上部に配設され、該メンブレンシート側に突出する第1の突起部を有する第1の固定部材と、前記メンブレンシートの下部に配設され、該メンブレンシート側に突出する第2の突起部を有する第2の固定部材とを具備し、前記メンブレンシートの上部シート及び前記第2の突起部には、前記第1の突起部が入り込む穴がそれぞれ形成され、前記メンブレンシートのスペーサシートおよび下部シートには前記第2の突起部が入り込む穴が形成され、前記上部シートと前記第2の突起部の頂部とを密着させたことを特徴とする。
本発明によれば、メンブレンシートの上部は防水シートで覆われ、防水シートを挟んだ状態で、第1の固定部材と第2の固定部材の第2の突起部の頂部で密着しているので、メンブレンシート内に浸水することはなくなる。また第1の固定部材に水はけ溝を形成することにより、液体は第1の固定部材の外側に排出されるので、メンブレンシートの上部に長時間液体が滞留することはなくなる。
また他の発明に拠れば、メンブレンシートの上部シートを挟んで、第1の固定部材と第2の固定部材の第2の突起部の頂部で密閉させているので、メンブレンシート内に浸水することはなくなる。また第1の固定部材に水はけ溝を形成することにより、液体は第1の固定部材の外側に排出されるので、メンブレンシートの上部に長時間液体が滞留することはなくなる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって詳細に説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図であり、図2は第1の実施の形態のキースイッチ構造を示す断面図である。
図1、図2において、第1の実施の形態のキースイッチ110は、キートップ111と、キートップ111に対して回転可能に設けられた第1リンク部材112、キートップ111に対して摺動可能に設けられた第2リンク部材113、キートップ111が押下されることにより屈曲し、押下力が排除されるとキートップ111を元の位置に復帰させるラバードーム(弾性部材)114、第1、第2リンク部材112、113を保持するホルダー(第1の固定部材)115、ホルダー115により固定され、ホルダー115の下部に配設される防水シート118、防水シート118を挟んでラバードーム114の直下に接点部を有するメンブレンシート116、およびバックプレート(第2の固定部材)117とにより構成されている。
キートップ111の表面(上面)には文字または記号111cが印刷されている。キートップ111の裏面には、第1リンク部材112の一端を回転可能に支持する回転支持部111dと、第2リンク部材113の一端を回転可能にかつ水平方向に移動可能に支持するスライド支持部111eが設けられている。第1リンク部材112は、一対の脚部112a、112bを有し、該脚部112a、112bの一端にはキートップ111の回転支持部111dに挿入支持される第1連結棒112cが脚部112a,112bを連結するように設けられ、同様に脚部112a,112bの他端には、第2連結棒112dが脚部112a,112bを連結するように設けられていて、更に、脚部112a,112bの各々の外面には、第1連結棒112cと第2連結棒112dとをつなぐ線上にあって、かつそれぞれの連結棒112c,112dに対して等距離となる位置に軸112e,112fが設けられている。
第2リンク部材113は一対の脚部113a,113bを有し、該脚部113a,113bの一端にはキートップ111のスライド支持部111eに回転可能にかつ水平方向に平行移動可能に支持される第1支持突起113c,113dが外側に向けて設けられ、他端には第1リンク部材112の両連結棒112c,112d間と等しい距離に第2支持突起113e,113fが外側に向けて設けられている。また、第1支持突起113c,113dと第2支持突起113e,113fをつなぐ線上にあってかつ各々の支持突起113c,113d;113e,113fに対して等距離となる位置に軸穴113g,113hが設けられている。更に、脚部113a,113bは第1支持突起113c,113dよりも先端側において連結部113iにより連結されている。
ラバードーム114は、ゴム等を素材として略カップ状に形成され、内面中央部に接点押下部114aが下方に向けて突出形成されている。ホルダー115は1キー単位に分割して枠状に形成され、その一端付近に第1リンク部材112の第2連結棒112dを回転可能にかつ水平方向に平行移動可能に支持するためのスライドガイド115bが設けられていて、他端付近には第2リンク部材113の第2支持突起113e,113fを回転自在に支持する回転ガイド115c,115dが設けられている。
またホルダー115の両端中央には、ラバードーム114の外周部を固定する円弧形のガイド壁115eが対向するように設けられ、更にホルダー115の下面にはメンブレンシート116の貫通穴116fを囲うように複数個所に所定の長さの溶着用ピン115aが形成されている。またホルダー115の下部には複数個所に水はけ溝115fは形成されている。水はけ溝115fは、ホルダー115の枠内部に溜まった液体をホルダー115の外側に排出できるようにしたものである。
メンブレンシート116は、図2に示すように、それぞれ可撓性を有する上部シート116a,下部シート116bと、これらの上部シート116aと下部シート116bに挟まれたスペーサシート116cから成り、このスペーサシート116cには複数のキーに対応して複数の貫通穴116fが設けられている。貫通穴116fは上部シート116aと下部シート116bの間に空間を形成し、この空間内で互いに対向して位置するように、バックプレート117側の下部シート116bには固定接点116dが、ラバードーム114側の上部シート116aには可動接点116eがそれぞれ設けられている。固定接点116dおよび可動接点116eにより接点部を構成する。また図1に示すように、貫通穴116fの周囲に位置するようにメンブレンシート116に複数の透孔116gが設けられている。
防水シート118はメンブレンシート116全体を覆うように配設され、裏面には、メンブレンシート116の接点部に対向する位置にある糊不可部118aを除いて、全面的に粘着剤が塗布されている。この粘着剤により防水シート118はメンブレンシート116に接着される。防水シート118はメンブレンシート116全体を覆うように配設される。防水シート118は、メンブレンシート116の外周部糊幅が充分確保できる場合は、メンブレンシート116と同等の大きさでメンブレンシート116上に貼り付けられる。この場合は、メンブレンシート116の周囲下部とバックプレート117の周囲上部は両面テープ等で貼り付けられる。
糊不可部118aの周りには、ホルダー115の溶着用ピン115aに対向する位置に、溶着用穴118bが形成されている。溶着用穴118bには溶着用ピン115aが挿入され、防水シート118はホルダー115と後述のバックプレート117の打ち出し部117bとの間に挟まれた状態で溶着される。溶着用穴118bはホルダー115により完全に塞がれて熱溶着されることにより密閉される。
バックプレート117は、以上の各部品を搭載するように下部に配置される。このバックプレート117には、メンブレンシート116の透孔116gに対応する複数の位置に、打ち出し部117bが形成され、この打ち出し部117bには、ホルダー115の溶着用ピン115aを通す穴117aが貫通するように設けられている。打ち出し部11bの高さは、メンブレンシート116の厚さとほぼ同等となっている。したがって、組み立てた状態においては、図2に示すように、打ち出し部117bの頂部が防水シート118に密着する。
次に組み立て動作を説明する。図1、図2において、まずバックプレート117上にメンブレンシート116を載せ、バックプレート117の各打ち出し部117bをメンブレンシート116の透孔116gに通す。そして防水シート118を、溶着用穴118bが打ち出し部117bの穴117aの位置に合うように、また糊不可部118aがメンブレンシート116の接点部の位置に合うように、メンブレンシート116の上に被せ、接着する。
その上からホルダー115の溶着用ピン115aを、防水シート118の溶着用穴118bを通して打ち出し部117bの穴117aに挿入し、熱溶着する。溶着用ピン115aの先端部(下端部)は加熱することにより扁平状に変形させ、防水シート118とメンブレンシート116を挟んでホルダー115とバックプレート117を密着固定する。これによりメンブレンシート116は防水シート118の下側に完全に密閉され、もし防水シート118の上部に液体が零れたとしても、メンブレンシート116に浸入することはなくなる。
また防水シート118上に液体がこぼれ、ホルダー115の枠内部に入り込んだ場合、キートップ111を押下することにより、水はけ溝115fからホルダー115の枠外へ排出される。したがって、メンブレンシート116の接点部116eの上部に液体が長時間滞留することはない。
次にスイッチ動作を説明する。図2において、キートップ111を上方から任意の荷重で押下すると、キートップ111は下方に移動し、これによりラバードーム114が屈曲し、ラバードーム114の接点押下部114aが、防水シート118を介して、メンブレンシート116の接点部を押圧する。これによりスイッチ閉状態となる。また第1リンク部材112および第2リンク部材113により、キートップ111の上部のどの部分を押下されても、キートップ111は水平状態を保ったまま下方に移動し、スイッチ閉状態が得られる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、防止シート118をメンブレンシート116上に配設し、バックプレート117の打ち出し部117bのメンブレンシート116と接触する部分を全て密閉したので、水などの液体をキーボード上に溢した場合でも、その液体がメンブレンシート116内に浸入することはなくなる。また防水シート118上に液体がこぼれ、ホルダー115の枠内部に入り込んだ場合でも、入り込んだ液体は、水はけ溝115fからホルダー115の枠外へ排出されるので、メンブレンシート116の接点部の上部に液体が長時間滞留することはない。
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。図3は第2の実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図、図4は第2の実施の形態のキースイッチ構造を示す断面図である。図3、図4において、第2の実施の形態のキースイッチ210は、キートップ211と、キートップ211に対して回転可能に設けられた第1リンク部材212、キートップ211に対して摺動可能に設けられた第2リンク部材213、キートップ211が押下されることにより屈曲し、押下力が排除されるとキートップ211を元の位置に復帰させるラバードーム(弾性部材)214、第1、第2リンク部材212、213を保持するホルダー(第1の固定部材)215、ラバードーム214の直下に接点部を有するメンブレンシート216、およびバックプレート(第2の固定部材)217とにより構成されている。
このうち、キートップ211、第1リンク部材212、第2リンク部材213、ラバードーム214およびホルダー215は、前記第1の実施の形態のものと同様であり、これらについての詳細な説明は省略する。なおホルダー215は、第1の実施の形態と同様に、水はけ溝215fが形成されている。
メンブレンシート216は、図4に示すように、それぞれ可撓性を有する上部シート216a、下部シート216bと、これらの上部シート216aと下部シート216bに挟まれたスペーサシート216cから成り、このスペーサシート216cには複数のキーに対応して複数の貫通穴216fが設けられている。貫通穴216fは上部シート216aと下部シート216bの間に空間を形成し、この空間内で互いに対向して位置するように、バックプレート217側の下部シート216bには固定接点216dが、ラバードーム214側の上部シート216aには可動接点216eがそれぞれ設けられている。固定接点216dおよび可動接点216eにより接点部を構成する。
また、メンブレンシート216の上部シート216aには、ホルダー215の溶着用ピン215aが通過するだけの大きさの溶着用穴216hが形成され、またスペーサシート216cと下部シート216bには、図4に示すように、後述のバックプレート217の打ち出し部217bが入り込む透孔216gが形成されている。
バックプレート217は、以上の各部品を搭載するように下部に配置される。このバックプレート217には、メンブレンシート216の透孔216gに対応する複数の位置に、打ち出し部217bが形成され、この打ち出し部217bには、ホルダー215の溶着用ピン215aを通す穴217aが貫通するように設けられている。打ち出し部217bの高さは、メンブレンシート216の下部シート216bとスペーサシート216cを重ねた厚さ、即ち、透孔216gの高さとほぼ同等となっている。したがって、組み立てた状態においては、図4に示すように、打ち出し部217bの頂部が上部シート216aの溶着用穴216hの周囲の下側に密着し、また穴217aの位置が溶着用穴216hの位置に一致する。
次に組み立て動作を説明する。図3、図4において、まずバックプレート217上にメンブレンシート216を載せ、バックプレート217の各打ち出し部217bをメンブレンシート216の透孔216gに通す。その上からホルダー215の溶着用ピン215aを、メンブレンシート216の上部シート216aの溶着用穴216hを通して打ち出し部217bの穴217aに挿入し、熱溶着する。
溶着用ピン215aの先端部(下端部)を加熱することにより扁平状に変形させ、メンブレンシート216の上部シート216aを挟んでホルダー215とバックプレート217を密着固定する。これによりメンブレンシート216のスペーサシート216cおよび下部シート216bは、上部シート216aの下側に完全に密閉される。このとき、上部シート216aの溶着用穴216hの裏面周囲に粘着剤を塗布することにより、上部シート216aはより強固に打ち出し部217bに固着される。
もしメンブレンシート216の上部に液体が零れたとしても、上部シート216aより下部に浸入することはなくなる。またメンブレンシート216上に液体がこぼれ、ホルダー215の枠内部に入り込んだ場合、キートップ211を押下することにより、水はけ溝215fからホルダー215の枠外へ排出される。したがって、メンブレンシート216の接点部の上部に液体が長時間滞留することはない。
以上のように第2の実施の形態では、メンブレンシート216の上部シート216aにより、バックプレート217の打ち出し部217bが入り込む透孔216gを密閉し、上部シート216aの溶着用穴216hおよびバックプレート217の溶着用穴217aをホルダー215で密閉したので、水などの液体をキーボード上に溢した場合でも、その液体がメンブレンシート216の内部に浸入することはない。またメンブレンシート216上に液体がこぼれ、ホルダー215の枠内部に入り込んだ場合でも、入り込んだ液体は、水はけ溝215fからホルダー215の枠外へ排出されるので、メンブレンシート216の接点部の上部に液体が長時間滞留することはない。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、メンブレンシート116、216とバックプレート117、217を同じ材質、例えば、ポリカーボネ―ト等で構成してもよい。このように同じ材質でメンブレンシートとバックプレートを構成することにより、メンブレンシートが熱膨張した場合に、バックプレートも同様に熱膨張するので、メンブレンシートに撓み等が発生することがなくなる。さらに同じ材質でなくても、同等の熱膨張係数を有する材質であれば、同等の効果を得ることができる。特に上記第2の実施の形態においては、メンブレンシート216の上部シート216aをバックプレート217の打ち出し部217bに接着しているので、この効果は顕著である。
第1の実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態のキースイッチ構造を示す断面図である。 第2の実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図である。 第2の実施の形態のキースイッチ構造を示す断面図である。 従来のキースイッチ構造を示す断面図である。
符号の説明
110、210 キースイッチ
115、215 ホルダー
115f、215f 水はけ溝
116、216 メンブレンシート
116g、216g 透孔
117、217 バックプレート
117a 溶着用穴
117b、217b 打ち出し部
118 防水シート
118b 溶着用穴
216a 上部シート
216h、217a 溶着用穴

Claims (6)

  1. キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造において、
    前記メンブレンシートの上部に配設された防水シートと、
    前記防水シートの上部に配設され、前記防水シート側に突出する第1の突起部を有する第1の固定部材と、
    前記メンブレンシートの下部に配設され、該メンブレンシート側に突出する第2の突起部を有する第2の固定部材とを具備し、
    前記防水シート及び前記第2の突起部には、前記第1の突起部が入り込む穴がそれぞれ形成され、
    前記メンブレンシートには前記第2の突起部が入り込む穴が形成され、
    前記防水シートと前記第2の突起部の頂部とを密着させたことを特徴とするキースイッチ構造。
  2. 前記防水シートの穴は、前記第1の固定部材により溶着されて密着される請求項1記載のキースイッチ構造。
  3. 前記第1の固定部材には、前記防水シート上に溜まった液体を排出するための水はけ溝が形成される請求項1記載のキースイッチ構造。
  4. キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造において、
    前記メンブレンシートの上部に配設され、該メンブレンシート側に突出する第1の突起部を有する第1の固定部材と、
    前記メンブレンシートの下部に配設され、該メンブレンシート側に突出する第2の突起部を有する第2の固定部材とを具備し、
    前記メンブレンシートの上部シート及び前記第2の突起部には、前記第1の突起部が入り込む穴がそれぞれ形成され、
    前記メンブレンシートのスペーサシートおよび下部シートには前記第2の突起部が入り込む穴が形成され、
    前記上部シートと前記第2の突起部の頂部とを密着させたことを特徴とするキースイッチ構造。
  5. 前記上部シートの穴は、前記第1の固定部材により溶着されて密閉される請求項4記載のキースイッチ構造。
  6. 前記第1の固定部材には、前記上部シート上に溜まった液体を排出するための水はけ溝が形成される請求項4記載のキースイッチ構造。
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