JP4413892B2 - キーシート - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機、PDA、カーナビゲーション装置、カーオーディオ装置など各種電子機器の操作部に使用する押釦スイッチ用のキーシートに関し、特に電子機器の筐体に形成した仕切桟の無い操作開口から複数のキートップを露出させて使用するキーシートに関する。
例えば携帯電話機1では、図13で示すように、操作部の小型化やデザイン性などの要請から、筐体2に形成した仕切桟の無い操作開口2aからキーシート3の複数のキートップ4を密集状態で露出させた押釦スイッチが知られている。このキートップ4は計17個あり、隣り合うキートップ4どうしの間隔は大変狭く、例えば0.15mm〜0.2mm程度に配置され、キートップ4と操作開口2aとの隙間も同程度に大変狭くされている。
この従来例におけるキーシート3は、図14で示すように、キートップ4をベースシート5の操作面側となる表面に固着したものである。このベースシート5は、キートップ4を固着するシリコーンゴムでなる基台部6と樹脂でなる補強部材7を備えている。このため携帯電話機1の使用時にキーシート3を直立させたり傾倒させても、補強部材7の剛性によってキーシート3の全体的な歪みを抑えることができる。そして基台部6は、キートップ4を固着する台座部6aとこの台座部6aを弾性的に支持する薄肉の可撓部6bから構成されている(特許文献1)。
特開2004−319396号公報
ところで上記キーシート3は、キートップ4の裏面側の外縁に台座部6aの高さに相当する隙間が形成されている。携帯電話機1の筐体2には仕切桟が無いため、キートップ4を押圧操作する際にその隙間に爪などが入り込む可能性があり、キートップ4がベースシート5から剥がれたり、ベースシート5から脱落するというおそれがある。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。すなわち本発明の目的は、キーシートについてキートップなどの固定部材をベースシートに対してしっかり固定できるようにすることにある。
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。
すなわち本発明は、接点スイッチを備えるプリント基板上に取付けるキーシートについて、複数のキートップと、表面に各キートップの裏面を隙間無く固着する平坦で可撓性のある固着フィルムと、可撓性のある固着フィルムの面剛性を補強する補強部材を有しており、固着フィルムの裏面と固着する表面が平坦なベースシートと、を備えることを特徴とするキーシートを提供する。
本発明では、各キートップの裏面を隙間無く固着フィルムに固着している。このためキートップと固着フィルムとの間に爪などを入り込み難くすることができ、爪などによるキートップの固着フィルムからの剥離を防止することができる。そして本発明のキーシートは、このような固着フィルムをベースシートと一体にしているため、押圧操作の際に爪などによるキートップの脱落を防止することができる。
また固着フィルムは可撓性であり容易に変形できるため、キートップの押圧操作による接点スイッチの入力が可能である。
そのように変形容易な固着フィルムの裏面と固着するベースシートは、可撓性ある固着フィルムの面剛性を補強する補強部材を有している。このため固着フィルムに前述のような可撓性があっても、補強部材の面剛性によってキーシートの全体的な歪みを抑えることができる。したがってキーシートを直立させたり傾倒させても全体的な歪みの発生を抑制できる。
キートップを固着する固着フィルムが平坦であり、固着フィルムの裏面と固着するベースシートはその表面が平坦である。このため部材間の境界がフラットな薄型のキーシートを実現できる。
本発明は前記キーシートについて、各キートップの裏面にその全面を固着フィルムに対して密着固定する接着層を備える。キートップの外縁を含む全裏面が接着層によって固着フィルムに密着するので、キートップの外縁と固着フィルムとの間にキートップの剥離を誘発する隙間を無くすことができる。またキートップの全裏面が固着するため、入力操作時にキートップへ加える押圧荷重を全裏面を通じて伝達させ易くすることが可能である。したがって正確で確実な入力操作を行うことができるキーシートを実現できる。さらにキートップの裏面の面内に部分的に接着層を設けると所謂バックライトで照光させた際に接着層のある部分と無い部分との間で照光むらを生じることがある。しかし本発明であれば全裏面に接着層を設けることから、照光むらが発生せず均一な照光品質のキーシートを実現できる。
本発明は前記キーシートについて、ベースシートがその裏面をプリント基板の表面から離間させた状態で取付ける取付部を有しており、且つキートップの押圧操作により該取付部を押圧操作方向で変位しない支点として湾曲変形することで該接点スイッチが押圧入力され、押圧操作の解除によって原形状へ復帰する。このように押圧操作の際にキーシートが全体的に反るように湾曲変形して接点スイッチが押圧入力されるため、従来例のような台座部6aを弾性支持する可撓部6b及び台座部6aを不要にすることができる。よってキーシートの厚みを薄くすることができる。
本発明は前記キーシートについて、ベースシートが補強部材の表面又は裏面の少なくとも何れか一方を覆うゴム状弾性体でなる弾性被覆部を有しており、且つキートップの押圧操作により該弾性被覆部が圧縮変形することで該接点スイッチが押圧入力され、押圧操作の解除によって原形状へ復帰する。このため補強部材の撓みを小さくでき、押圧操作荷重を小さくすることができる。或いは補強部材が撓まなくても、弾性被覆部の圧縮変形によりキートップの押圧操作を可能にすることができる。
本発明は前記キーシートについて、接着層を加熱により軟化又は溶融する接着層とする。加熱により軟化又は溶融する例えばホットメルト接着剤でなる接着層は、熱転写にてキートップの裏面面積及び裏面形状に合わせて自由に積層することができ、接着層のはみ出しを防止できる。
本発明は前記キーシートについて、固着フィルムを軟質樹脂で形成する。キートップを押圧操作する際に固着フィルムの変形を伴うが固着フィルムを軟質とするため、押圧荷重の増加を小さく抑えることができる。よって固着フィルムを備えていない構造と同様の軽快な操作性を実現できる。
本発明は前記キーシートについて、固着フィルムを熱可塑性樹脂で形成するため、固着フィルムを加熱処理又は加熱・加圧処理で軟化できる。よってベースシートを成形するときに、成形金型に固着フィルムをインサートすれば、成形時の熱と圧力によって固着フィルムのベースシートと接触する面が軟化又は溶融し、ベースシートの成形と同時に固着フィルムを一体化できる。
本発明は前記キーシートについて、補強部材が肉厚を貫通する透孔を有する。このため補強部材の撓み荷重を小さく抑えることができ、補強部材を撓ませ易くすることができる。キートップを押圧操作する際に補強部材の変形を伴うが補強部材を撓ませ易くしているため、押圧荷重の増加を小さく抑えることができる。
以上の各発明のキーシートでは、キートップの厚みを0.3mm〜1.5mmとすることが好ましい。キートップの厚みを1.5mm以下とすれば、押圧されるキートップ自体も撓むようになるため、押圧操作する際にキーシート全体で反るように撓むことができ、押圧荷重を小さくすることができる。他方繰り返し押圧操作を受けるため、0.3mm以上の厚さであれば破損し難くすることができる。
本発明のキーシートによれば、キートップと固着フィルムとの間に爪などを入り込み難くすることができ、爪などによるキートップの固着フィルムからの剥離を防止することができる。このような固着フィルムとベースシートを一体にしている本発明のキーシートは、固着フィルムを介してキートップをベースシートにしっかり固定でき、押圧操作の際に爪などによるキートップの脱落を防止することができる。
固着フィルムは可撓性であり容易に変形できるため、キートップの押圧操作による接点スイッチの入力が可能である。そして固着フィルムが可撓性であっても、補強部材の面剛性によってキーシートの全体的な歪みを抑えることができる。よってキーシートを直立させたり傾倒させても全体的な歪みの発生を抑制できる。
キートップを固着する固着フィルムが平坦であり、固着フィルムの裏面と固着するベースシートはその表面が平坦であるため、部材間の境界がフラットな薄型のキーシートを実現できる。
以下、本発明の実施形態の例について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する構成については、同一の符号を付して重複説明を省略する。
以下の各実施形態では、「電子機器」として従来技術と同様に携帯電話機1の筐体2の内部に組み込むキーシートに本発明を適用する例を説明する。特に、携帯電話機1の筐体2に形成した仕切桟の無い操作開口から複数のキートップが露出する、所謂「狭間キーシート」への適用例を説明する。
第1実施形態〔図1〜図4〕
第1実施形態のキーシート8は、キートップ4と、「固着フィルム」としてのフィルムシート9と、ベースシート10と、を備えている。
キートップ4はポリカーボネート系の硬質樹脂でなる。平面視で矩形状をしており、本実施形態ではその厚みを0.4mmとしている。このキートップ4の操作面となる表面には数字、文字などの印刷層や塗層などによる加飾が施されており、表面とは反対の全裏面には、加熱軟化タイプのホットメルト接着剤でなる接着層11が積層している。なお印刷層や塗層などによる加飾は、この接着層11とキートップ4の裏面との間に設けるようにしてもよいし、フィルムシート9の表面又は裏面の少なくとも何れかに設けるようにしてもよい。
フィルムシート9はポリウレタン系で軟質の熱可塑性樹脂でなる平坦な形状で、本実施形態では厚さを50μmとしてある。表面には接着層11を介して9個のキートップ4を隙間無く固着してあり、裏面は平坦なベースシート10の表面に固着されている。
ベースシート10は、シリコーンゴムのゴム状弾性体でなるゴムシート12とポリカーボネート系の硬質樹脂でなる「補強部材」としての補強板13とで構成されている。このうちゴムシート12の表面は平坦である。そして裏面にはキートップ4と整合する位置に凹部12aが形成されている。この凹部12aの底面の中央には、対向する皿ばねでなる接点スイッチ14を押圧する押し子部12bが突出している。さらにそれら各凹部12aごとに周囲を囲むように溝部12cが形成されている。補強板13は本実施形態ではその肉厚を500μmとしており、キートップ4と対応する位置にその肉厚を貫通する透孔13aを形成した有孔枠形状となっている。そしてその枠部分がゴムシート12の溝部12cの内部と固着している。つまりゴムシート12は補強板13の表面を覆う弾性被覆部12dを有している。
次に、第1実施形態のキーシート8を備える押釦スイッチ15を説明する(図4)。押釦スイッチ15は前述したキーシート8の他に筐体2の内部に組み込まれる基板16を備えている。この押釦スイッチ15は、キートップ4を筐体2の操作開口2aから露出し、押し子部12bが接点スイッチ14と整合するように筐体2と基板16の突起16aとの間でベースシート10の「取付部」としての外縁10aを押圧状態で挟持している。このようにしてベースシート10の裏面は基板16の表面から離間する状態で取付られている。この押釦スイッチ15のキートップ4を押圧すると、キーシート8が全体的に外縁10aを押圧操作方向で変位しない支点として反るように湾曲変形して撓み、押し子部12bが接点スイッチ14を押圧して入力が行われる。
ここでキーシート8の各構成部材の材質について説明する。なお、以下の説明は後述の各実施形態についても共通である。
キートップ4を形成する「硬質樹脂」の材質は、機械的強度、耐久性等の要求性能、及び軽量化により、熱可塑性樹脂又は反応硬化性樹脂が好ましい。例えば、本実施形態で採用するポリカーボネート樹脂の他、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。さらにこれらの硬質樹脂で加工性を考慮すると、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂が好ましく、また透明性を考慮すると、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂が好ましい。
接着層11を形成する材質は、機械的強度、耐久性がある樹脂、ワックス、ゴムなどの接着剤が好ましい。例えばポリアクリル系、塩ビ系、ポリエステル系、ポリウレタン系などが使用できる。接着剤の形体としては、精度良い印刷が可能であり、被着体に塗着した後に溶剤が蒸発し固形状態となって垂れ難く、当初の印刷形状を維持し易い溶剤希釈型の加熱接着タイプであるホットメルト接着剤などがよく、特に加熱溶融タイプよりも接着工程で接着層11が形状変形し難い加熱軟化タイプが好ましい。
フィルムシート9を形成する材質は、薄くても引張強度の高い樹脂が好ましい。例えば、本実施形態で採用するポリウレタン樹脂の他、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリケトン樹脂、液晶ポリマーなどの単一材又は複合材が使用できる。これらのうち他の材質よりも薄くて柔軟で破断し難いポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などが「軟質樹脂」として好適である。また「熱可塑性樹脂」であれば、加熱により軟化又は溶融して他部材との固着を強固にできる。
ゴムシート12を形成する「ゴム状弾性体」の材質は、反発弾性の高いゴム又は熱可塑性エラストマーが好ましい。例えばゴムの場合は本実施形態で採用するシリコーンゴムの他、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム等を利用でき、また熱可塑性エラストマーの場合にはスチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、ブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、イソプレン系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー等を利用できる。さらにこれらのゴム状弾性体で耐久性を考慮するとスチレン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマーが好ましく、また温度依存性が少ない点を考慮するとシリコーンゴムが好ましい。このシリコーンゴムでは、芳香環と窒素原子とを有する有機珪素化合物を混合した付加硬化型を使用するとフィルムシート11に対し接着し易くすることができる。
補強板13を形成する材質は、機械的強度、耐久性等の要求性能、及び軽量化により、熱可塑性又は反応硬化性の樹脂、金属が好ましい。例えば樹脂としては、本実施形態で採用するポリカーボネート樹脂の他、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。さらにこれらの硬質樹脂で加工性を考慮すると、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂が好ましく、また透明性を考慮すると、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリル共重合樹脂が好ましい。金属としては、ステンレス、アルミニウム、クロム、鉄、金、銀、銅、ニッケル、錫などの単体、又は合金を使用することができる。なかでも薄板加工が容易なステンレス、アルミニウム、金、銅などが好ましい。補強板13の厚さは、樹脂の場合100μm〜2000μm、金属の場合20μm〜2000μmが好ましい。これらの範囲よりも薄いと剛性が足りずキーシート8に歪みを生じることがある。他方2000μmよりも厚いとキーシート8全体が厚くなってしまう。
次に第1実施形態のキーシート8の製造方法の一例を説明する。先ず射出成形にてポリカーボネート樹脂でなる補強板13を成形する。この時、射出成形金型のキャビティーによって肉厚を貫通する透孔13aを形成する。次にベースシート10の成形用の金型に、ポリウレタン系で軟質の熱可塑性樹脂でなるフィルムシート9、及び先に形成した補強板13をインサートした後にシリコーンゴムを投入して、フィルムシート9、ゴムシート12、補強板13を一体化し、フィルムシート9を表面に有するベースシート10を成形する。他方、射出成形にてポリカーボネート樹脂でなるキートップ4を成形し、その表面を加飾したのち全裏面に加熱軟化タイプのホットメルト接着剤でなる接着層11を熱転写する。最後にフィルムシート9の表面に接着層11を対向させてキートップ4を熱転写しキーシート8を得ることができる。
最後に本実施形態のキーシート8の作用効果について説明する。
第1実施形態のキーシート8によれば、キートップ4の全裏面に積層した接着層11によってキートップ4の裏面がフィルムシート9に対して隙間無く固着している。このためキートップ4とフィルムシート9との間に爪などを入り込み難くすることができ、爪などによるキートップ4のフィルムシート9からの剥離を防止することができる。
また、入力操作時にキートップ4へ加える押圧荷重を全裏面を通じて伝達させる。このため正確で確実な入力操作を行えるキーシートを実現できる。さらに全裏面に接着層11を設けているためバックライト照光をした場合、照光むらが発生せず均一な照光品質のキーシートを実現できる。
フィルムシート9は可撓性であり容易に変形できるため、キートップ4の押圧操作による接点スイッチ14の入力が可能である。そしてフィルムシート9が可撓性であっても、補強板13の面剛性によってキーシート8の全体的な歪みを抑えることができる。よってキーシート8を直立させたり傾倒させても全体的な歪みの発生を抑制できる。
フィルムシート9が平坦であり、フィルムシート9の裏面と接着するベースシート10はその表面が平坦であるため、部材間の境界がフラットな薄型のキーシート8を実現できる。
キーシート8はキートップ4の押圧操作の際、外縁10aを押圧操作方向で変位しない支点としてキーシート8が全体的に反るように湾曲変形して撓み、押し子部12bが接点スイッチ14を押圧して入力が行われる。このため、従来例のような台座部6aを弾性支持する可撓部6b及び台座部6aを不要にすることができる。よってキーシート8の厚みを薄くすることができる。なお、本実施形態では、取付部をベースシート10の外縁10aとしているが、キートップ4どうしの間を取付部とすることもできる。
接着層11が加熱により軟化するホットメルト接着剤のため、熱転写にてキートップ4の全裏面と等面積に積層できる。よって接着層11のはみ出しを無くすことができ、押圧操作の際にはみ出し接着層による操作荷重の上昇を防止することができる。
フィルムシート9をポリウレタン系の軟質樹脂で形成しているため、キートップ4を押圧操作する際にフィルムシート9の変形による押圧荷重の増加を小さく抑えることができる。よってフィルムシート9を備えていない構造と同様の軽快な操作性を実現できる。
またフィルムシート9をポリウレタン系の熱可塑性樹脂で形成するため、フィルムシート9を加熱・加圧処理で軟化できる。よってベースシート10を成形するときに、成形金型にフィルムシート9をインサートすれば、成形時の熱と圧力によってフィルムシート9のベースシート10と接触する面が軟化し、ベースシート10の成形と同時にフィルムシート9を一体化できる。
補強板13が肉厚を貫通する透孔13aを有するため、補強板13の撓み荷重を小さく抑えることができ、補強板13を撓ませ易くすることができる。よってキートップ4を押圧操作する際に押圧操作荷重の増加を小さく抑えることができる。
第1実施形態では基板16に形成した突起16aにてベースシート10を基板16の表面から離間している例を示したが、第1変形例として、ベースシート10の裏面の外縁10aに基板16に向かって突出する突起を設け、ベースシート10を基板16の表面から離間することも可能である。
また、第1実施形態では押し子部12bが接点スイッチ14の上方に浮いている例を示したが、第2変形例として、接点スイッチ14に載せる長さで形成することもできる。
第2実施形態〔図5〜図7〕
第2実施形態のキーシート17が、第1実施形態のキーシート8と異なるのは、ベースシート18の構成である。残余の構成及びその作用と効果は第1実施形態と同じである。
ベースシート18は、シリコーンゴムのゴム状弾性体でなるゴムシート19とステンレスでなる「補強部材」としての補強板20とで構成されている。このうちゴムシート19の裏面は、第1実施形態のゴムシート12と同様にキートップ4と整合する位置に凹部19aが形成されている。この凹部19aの底面の中央には、対向する接点スイッチ14を押圧する押し子部19bが突出している。しかし各凹部19aの周囲は平面であり、ゴムシート19の表面に溝部19cが形成され補強板20を保持している。この補強板20は本実施形態ではその肉厚を100μmとしており、キートップ4と対応する位置にその肉厚を貫通する透孔20aを形成した有孔枠形状となっている。即ちゴムシート19は補強板20の裏面を覆う弾性被覆部19dを有している。ベースシート18の四隅には、フィルムシート9とともに「取付部」としての略円形状の取付片18aが設けられており、この取付片18aの中央には取付孔18bが形成されている。
次に、第2実施形態のキーシート17を備える押釦スイッチ21を説明する(図7)。押釦スイッチ21は、第1実施形態と同様に前述したキーシート17の他に筐体2の内部に組み込まれる基板16を備えている。この押釦スイッチ21は、キートップ4を操作開口2aから露出し、押し子部19bが接点スイッチ14と整合するように筐体2と基板16の突起16aとの間でベースシート18の取付片18aを押圧状態で挟持している。さらに本実施形態では、ベースシート18の取付孔18bに基板16の突起16aから突出する取付ピン16bが挿入されており、ベースシート18の位置ずれを防止している。このようにして、ベースシート17の裏面は基板16の表面から離間する状態で取付られている。この押釦スイッチ21のキートップ4を押圧すると、取付片18aを押圧操作方向で変位しない支点としてキーシート17が全体的に反るように湾曲変形して撓み、押し子部19bが接点スイッチ14を押圧して入力が行われる。
ここで第2実施形態のキーシート17の製造方法の一例を説明する。先ず打ち抜き加工にてステンレスでなる補強板20を成形する。この時、肉厚を貫通する透孔20aも打ち抜き形成する。次にベースシート18の成形用の金型に、ポリウレタン系で軟質の熱可塑性樹脂でなるフィルムシート9、及び先に形成した補強板20をインサートした後にシリコーンゴムを投入して、フィルムシート9、ゴムシート19、補強板20を一体化し、フィルムシート9を表面に有するベースシート17を成形する。他方、射出成形にてポリカーボネート樹脂でなるキートップ4を成形し、その表面を加飾したのち全裏面に加熱軟化タイプのホットメルト接着剤でなる接着層11をスクリーン印刷で塗布形成する。最後にフィルムシート9の表面に接着層11を対向させてキートップ4を熱転写しキーシート17を得ることができる。
第2実施形態のキーシート17は、第1実施形態のキーシート8と同様の作用と効果を発揮できるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
キーシート17では、弾性被覆部19dがステンレスでなる補強板20の裏面を覆っているため、キートップ4を押圧した際に補強板20が基板16と接触することを防止できる。ステンレスでなる補強板20は導電性を有するため、基板16上の回路などとの接触を防止する必要がある。本実施形態によれば補強板20と基板16との接触を防止でき、補強板20との接触による短絡や誤信号による誤動作や故障も回避することができる。
第3実施形態〔図8,図9〕
第3実施形態のキーシート22が、第1実施形態のキーシート8と異なるのは、ベースシート23の構成である。残余の構成及びその作用と効果は第1実施形態と同じである。
ベースシート23は、シリコーンゴムのゴム状弾性体でなるゴムシート24とステンレスでなる「補強部材」としての補強板25とで構成されている。このうちゴムシート24の裏面は、第1実施形態のゴムシート12と同様にキートップ4と整合する位置に凹部24aが形成されている。この凹部24aの底面の中央には、対向する接点スイッチ14を押圧する押し子部24bが凹部24aの深さより短く突出している。しかし各凹部24aの周囲は平面であり、ゴムシート24の内部に補強板25を埋設している。補強板25は本実施形態ではその肉厚を100μmとしており、キートップ4と対応する位置にその肉厚を貫通する透孔25aを形成した有孔枠形状となっている。ゴムシート24は補強板25の表面及び裏面を覆う弾性被覆部24cを有している。
次に、第3実施形態のキーシート23を備える押釦スイッチ26を説明する(図9)。押釦スイッチ26は、第1実施形態と同様に前述したキーシート23の他に筐体2の内部に組み込まれる基板16を備えている。この押釦スイッチ26は、キートップ4を操作開口2aから露出し、押し子部24bが接点スイッチ14と整合するように筐体2と基板15との間でベースシート23の「取付部」としての外縁23aを押圧状態で挟持している。そしてゴムシート24の凹部24aを除く裏面は基板16に接触している。この押釦スイッチ26のキートップ4を押圧すると、軟質のフィルムシート9を通じてゴム状弾性体の弾性被覆部24cを圧縮して潰しながら、押し子部24bが接点スイッチ14を押圧して入力が行われる。
ここで第3実施形態のキーシート22の製造方法の一例を説明する。第2実施形態のキーシート17と同様である。先ずステンレスでなる補強板25を打ち抜き形成する。次にベースシート23の成形用の金型に、フィルムシート9、及び先に形成した補強板25をインサートした後にシリコーンゴムを投入して、フィルムシート9、ゴムシート24、補強板25を一体化し、フィルムシート9を表面に有するベースシート23を成形する。他方、キートップ4を成形し、その表面を加飾したのち全裏面に加熱軟化タイプのホットメルト接着剤でなる接着層11をパッド印刷で塗布形成する。最後にフィルムシート9の表面に接着層11を対向させてキートップ4を熱転写しキーシート22を得ることができる。
第3実施形態のキーシート22は、第1実施形態のキーシート8と同様の作用と効果を発揮できるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
キーシート22では、シリコーンゴムの弾性被覆部24cが補強板25の表面及び裏面を覆っているため、キートップ4を押圧した際に補強板25の表面側及び裏面側で柔らかく潰れることができ、ゴムシート24の裏面が基板16と接触していてもキートップ4を押し下げることができる。よって補強板25が殆ど撓まなくても、キートップの押圧操作を可能にすることができる。またステンレスでなる補強板20は導電性を有するが、弾性被覆部24cが補強板25の裏面を覆っているため、基板16との接触を防止でき、補強板25との接触による短絡や誤信号による誤動作や故障も回避することができる。
第4実施形態〔図10,図11〕
第4実施形態のキーシート27が、第1実施形態のキーシート8と異なるのは、ベースシート28の構成である。残余の構成及びその作用と効果は第1実施形態と同じである。
ベースシート28は、シリコーンゴムのゴム状弾性体でなる閉塞部29とポリカーボネート系の硬質樹脂でなる補強板30とシリコーンゴムのゴム状弾性体でなる外縁部31とで構成されている。このうち閉塞部29はキートップ4と整合する位置、即ち補強板30の透孔30aを塞ぐように透孔30aの孔壁に固着しており、裏面には凹部29aが形成されている。この凹部29aの底面の中央には、対向する接点スイッチ14を押圧する押し子部29bが突出している。補強板30は本実施形態ではその肉厚を500μmとしており、前述のようにキートップ4と対応する位置にその肉厚を貫通する透孔30aを形成した有孔枠形状となっている。そして補強板30の外周側面には外縁部31が固着している。
次に、第4実施形態のキーシート27を備える押釦スイッチ32を説明する(図11)。押釦スイッチ32は前述したキーシート27の他に筐体2の内部に組み込まれる基板16を備えている。この押釦スイッチ32は、キートップ4を操作開口2aから露出し、押し子部29bが接点スイッチ14と整合するように筐体2と基板16の突起16aとの間でベースシート28の「取付部」としての外縁部31を押圧状態で挟持している。このようにしてベースシート28の裏面は基板16の表面から離間する状態で取付られている。この押釦スイッチ32のキートップ4を押圧すると、外縁部31を押圧操作方向で変位しない支点としてキーシート27が全体的に反るように湾曲変形して撓み、押し子部29bが接点スイッチ14を押圧して入力が行われる。
ここで第4実施形態のキーシート27の製造方法の一例を説明する。第1実施形態のキーシート8と同様である。先ずポリカーボネート樹脂でなる補強板30を成形する。次にベースシート28の成形用の金型に、ポリウレタン系で軟質の熱可塑性樹脂でなるフィルムシート9、及び先に形成した補強板30をインサートした後にシリコーンゴムを投入して、フィルムシート9、閉塞部29、補強板30、外縁部31を一体化し、フィルムシート9を表面に有するベースシート28を成形する。他方、ポリカーボネート樹脂でなるキートップ4を成形し、その表面を加飾したのち全裏面に加熱軟化タイプのホットメルト接着剤でなる接着層11を熱転写する。最後にフィルムシート9の表面に接着層11を対向させてキートップ4を熱転写しキーシート27を得ることができる。
第4実施形態のキーシート27は、第1実施形態のキーシート8と同様の作用と効果を発揮できるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
キーシート27では、補強板30の透孔30aの内部を埋めるように閉塞部29を形成しているため、ベースシート28の厚みが補強板30の厚みとなる。よって他の実施形態と異なってゴムシートの厚みを除くことができ、キーシート27全体の厚みを薄くすることができる。
前記実施形態の変形例
前述の変形例の他、以上の実施形態については次の変形例にて実施できる。例えば、第1,第2,第4実施形態のキーシート8,17,27を備える押釦スイッチ15,21,32は、基板16に形成した突起16aにてキーシート8,17,27を支持する例である(図4,7,11)。しかし第3実施形態のようにベースシート10,18,28の裏面に突起を設けるようにしてもよい。また図12で示す押釦スイッチ33のように、基板16に貫通孔16cを設けるとともに筐体2に突出部2bを設け、貫通孔16cに通した突出部2bの先端でキーシート8を挟持することも可能である。なお、図12では第1実施形態のキーシート8を代表例としているが、その他のキーシート17,27であっても良い。
第1実施形態のキーシートの上面図。 図1のSB−SB線断面図。 第1実施形態のキーシートの下面図。 第1実施形態のキーシートを備える機器の要部拡大断面図。 第2実施形態のキーシートの上面図。 図5のSC−SC線断面図。 第2実施形態のキーシートを備える機器の要部拡大断面図。 第3実施形態のキーシートにおける図2相当の断面図。 第3実施形態のキーシートを備える機器の要部拡大断面図。 第4実施形態のキーシートにおける図2相当の断面図。 第4実施形態のキーシートを備える機器の要部拡大断面図。 第1実施形態のキーシートを備える他の機器の要部拡大断面図。 キーシートを備える携帯電話機の外観図。 図13のSA−SA線断面図。
符号の説明
1 携帯電話機
2 筐体
2a 操作開口
2b 突出部
3 キーシート(従来例)
4 キートップ
5 ベースシート
6 基台部
6a 台座部
6b 可撓部
7 補強部材
8 キーシート(第1実施形態)
9 フィルムシート(固着フィルム)
10 ベースシート
10a 外縁(取付部)
11 接着層
12 ゴムシート
12a 凹部
12b 押し子部
12c 溝部
12d 弾性被覆部
13 補強板(補強部材)
13a 透孔
14 接点スイッチ
15 押釦スイッチ
16 基板
16a 突起
16b 取付ピン
16c 貫通孔
17 キーシート(第2実施形態)
18 ベースシート
18a 取付片(取付部)
18b 取付孔
19 ゴムシート
19a 凹部
19b 押し子部
19c 溝部
19d 弾性被覆部
20 補強板(補強部材)
20a 透孔
21 押釦スイッチ
22 キーシート(第3実施形態)
23 ベースシート
23a 外縁(取付部)
24 ゴムシート
24a 凹部
24b 押し子部
24c 弾性被覆部
25 補強板(補強部材)
25a 透孔
26 押釦スイッチ
27 キーシート(第4実施形態)
28 ベースシート
29 閉塞部
29a 凹部
29b 押し子部
30 補強板(補強部材)
30a 透孔
31 外縁部(取付部)
32 押釦スイッチ
33 押釦スイッチ

Claims (10)

  1. 接点スイッチを備えるプリント基板上に取付けるキーシートにおいて、
    複数のキートップと、
    表面に各キートップの裏面を隙間無く固着する平坦で可撓性のある固着フィルムと、
    可撓性のある固着フィルムの面剛性を補強する補強部材を有しており、固着フィルムの裏面と固着する表面が平坦なベースシートと、を備え
    ベースシートは、その裏面をプリント基板の表面から離間させた状態で取付ける取付部を有しており、且つキートップの押圧操作により該取付部を押圧操作方向で変位しない支点として湾曲変形することで該接点スイッチが押圧入力され、押圧操作の解除によって原形状へ復帰することを特徴とするキーシート。
  2. 各キートップの裏面にその全面を固着フィルムに対して密着固定する接着層を備える請求項1記載のキーシート。
  3. 補強部材の透孔を埋めるようにベースシートに閉塞部を形成し、ベースシートの厚みを補強部材の厚みとする請求項1または請求項2記載のキーシート。
  4. ベースシートは、補強部材の表面又は裏面の少なくとも何れか一方を覆うゴム状弾性体でなる弾性被覆部を有しており、且つキートップの押圧操作により該弾性被覆部が圧縮変形する請求項1又は請求項2記載のキーシート。
  5. 接着層が加熱により軟化又は溶融する接着層である請求項1〜請求項4何れか1項記載のキーシート。
  6. 固着フィルムが軟質樹脂でなる請求項1〜請求項5何れか1項記載のキーシート。
  7. 固着フィルムが熱可塑性樹脂でなる請求項1〜請求項6何れか1項記載のキーシート。
  8. 補強部材に、その肉厚を貫通する透孔をキートップと対応する位置に設けた請求項1〜請求項7何れか1項記載のキーシート。
  9. 接点スイッチを備えるプリント基板と、そのプリント基板上に取付けるキーシートとで構成される押釦スイッチおいて、
    キーシートが、複数のキートップと、表面に各キートップの裏面を隙間無く固着する平坦で可撓性のある固着フィルムと、可撓性のある固着フィルムの面剛性を補強する補強部材と接点スイッチを押圧する押し子部とプリント基板に取付ける取付部を有し固着フィルムの裏面と固着する表面が平坦なベースシートと、を備えており、
    プリント基板が、ベースシートの取付部に向かって突出する突起を備えており、
    プリント基板の前記突起がキーシートの取付部を押圧挟持して、ベースシートの裏面がプリント基板の表面から離間する状態で取り付けられており、キートップの押圧操作により、取付部を押圧方向で変位しない支点としてキーシート全体が反るように湾曲変形して撓み、押し子部が接点スイッチを押圧して入力し、押圧操作の解除によって原形状へ復帰することを特徴とする押釦スイッチ。
  10. ベースシートは、補強部材の表面又は裏面の少なくとも何れか一方を覆うゴム状弾性体でなる弾性被覆部を有しており、且つキートップの押圧操作により該弾性被覆部が圧縮変形する請求項9記載の押釦スイッチ。
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