JP5125240B2 - 走行制御関連データ収集装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行制御に利用する走行制御関連データを記憶する走行制御関連データ記憶装置、および、車両の走行中に走行制御関連データを収集して記憶装置に保存していく走行制御関連データ収集装置に関する。
種々の走行制御関連データを地図データ上の道路の単位区間に対応付けて記憶した走行制御関連データ記憶装置が知られている。この走行制御関連データ記憶装置は、通常、車両走行制御においてナビゲーション装置と一体となって用いられ、ナビゲーション装置の位置検出機能を用いて、走行中または走行予定の道路に対する走行制御関連データが走行制御関連データ記憶装置から読み出されて、走行中の道路に適した走行制御が実行される。
走行制御関連データを用いた走行制御を高精度に行おうとすると、1つの走行制御関連データを記憶する区間を短くする必要がある。
しかし、区間を短くし、その短くした区間に対応した走行制御関連データを人が入力するとすれば、多大なコストと時間が必要となる。そこで、車両走行中に種々のデータを取得して、次回の走行以降は、過去に取得したデータを利用して走行制御を行うことが提案されている(たとえば、特許文献1)。
特開2005−121707号公報
しかし、車両走行中に種々のデータを取得することによって、データ入力の手間を省いたとしても、データの取得周期が短いと、記憶するデータ量が多くなってしまうという問題がある。記憶するデータ量を少なくするには、データの取得周期を長くすればよい。しかし、データの取得周期を長くすると、実際のデータの特徴が失われる可能性が高くなり、その結果、そのデータを利用する車両走行制御の精度が低下してしまうという問題が生じる。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、記憶しておくデータ量を少なくしつつ、データの特徴の損失を抑制することができる走行制御関連データ収集装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、車両の走行制御に利用する走行制御関連データを、地図データ上の道路に対応付けて記憶する走行制御関連データ記憶装置であって、前記地図データ上の道路区間に含まれる複数の単位区間に対応した複数の走行制御関連データを再現できる再現式を記憶している走行制御関連データ記憶装置と、車両の走行中に所定の取得タイミングで前記走行制御関連データを取得する走行中データ取得手段と、その走行中データ取得手段によって連続的に取得された複数の走行制御関連データに基づいて、前記道路区間に含まれる複数の走行制御関連データを近似する三次近似式を生成する式生成手段と、前記走行中データ取得手段によって取得された走行制御関連データを地図データ上の道路の単位区間に対応付けて前記走行制御関連データ記憶装置に保存させるが、前記式生成手段によって生成された三次近似式を用いて走行制御関連データが再現可能な道路区間については、走行制御関連データに代えてその三次近似式の係数および定数を、前記再現式の係数および定数として保存する保存制御手段とを含むことを特徴とする走行制御関連データ収集装置である。
この請求項1記載の発明によれば、道路区間に含まれる複数の単位区間に対応した複数の走行制御関連データを再現できる再現式を記憶しているので、その再現式によって再現することができる走行制御関連データを記憶しておく必要がない。そのため、記憶しておくデータ量を少なくすることができる。また、その再現式を用いて複数の走行制御関連データを再現することにより、再現後はデータ数が増加するので、走行制御関連データの特徴の損失を抑えることもできる。
また、走行中に取得した走行制御関連データをそのまま保存するのではなく、式生成手段によって三次近似式を生成して、走行中に取得した走行制御関連データに代えて、上記三次近似式を保存している。そのため、走行中に取得した走行制御関連データをそのまま保存する場合よりも保存するデータ量を少なくすることができ、かつ、三次近似式を用いて走行制御関連データを再現すれば、走行中に取得した走行制御関連データをそのまま保存する場合と同等の特徴を維持できる。
ここで、走行制御関連データ記憶装置に、式生成手段によって作成された近似式または補間式と同一の区間に対して、既に近似式または補間式が記憶されている場合、既に記憶されている近似式または補間式を新たに作成された近似式または補間式で置き換えても良いが、請求項記載のようにすることが好ましい。
その請求項記載の発明は、請求項記載の走行制御関連データ収集装置において、前記保存制御手段は、前記走行制御関連データ記憶装置に、前記式生成手段によって生成された三次近似式と同一の区間に対して、既に三次近似式が記憶されている場合、既に記憶されている三次近似式の係数および定数と、前記式生成手段によって生成された三次近似式の係数および定数とを平均化して得た係数および定数を保存することを特徴とする。
この請求項記載の発明のようにすれば、三次近似式を用いて再現する走行制御関連データが、実際の走行制御関連データにより近くなる。そのため、この走行制御関連データを用いる走行制御の精度が向上する。
請求項記載の発明は、請求項またはに記載の走行制御関連データ収集装置であって、前記走行制御関連データ記憶装置に記憶されている前記再現式に基づいて前記走行制御関連データを再現するデータ再現手段と、そのデータ再現手段によって再現された走行制御関連データを、走行制御関連データを用いて所定の走行制御を実行する走行制御装置に出力するデータ出力手段とをさらに含むことを特徴とする。
この請求項記載のように、走行制御関連データ収集装置において再現式から走行制御関連データを再現して、再現した走行制御関連データを走行制御装置に出力しても良い。また、この請求項とは異なり、走行制御関連データ収集装置は再現式を走行制御装置に出力し、走行制御装置が再現式から走行制御関連データを再現しても良い。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の走行制御関連データ収集装置としての機能を備えているナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ナビゲーション装置10は、位置検出器11と、種々の走行制御関連データを検出するためのセンサ12と、記憶装置13と、ナビゲーションECU14とを備えている。
位置検出器11は車両の現在位置を検出するものであり、公知のナビゲーション装置に備えられているものと同様に、GPS人工衛星からの電波を受信するGPS受信機、ジャイロセンサ、地磁気センサなど、車両の現在位置を算出するために必要な情報を取得する情報取得装置を少なくとも一つ備えている。そして、その情報取得装置によって取得された情報に基づいて車両の現在位置を逐次算出し、算出した現在位置を示す信号をナビゲーションECU14へ出力する。
センサ12としては、たとえば、道路勾配を検出するための加速度センサ、ピッチ角センサ、道路曲率を検出するためのステアリング舵角センサ、ヨー角センサ、車両のロール角を検出するためのロール角センサ、車速を検出するための車速パルスセンサ、対地速センサ、消費電力を算出するための電流センサ、電圧センサ、空燃比と吸入空気量とから燃料消費量を算出するための空燃比センサ、吸入空気量センサ、シフトレバーの位置を検出するためのシフトポジションセンサなどがある。なお、燃料消費量は、燃料噴射量と噴射時間とから算出してもよく、その他の方法で算出してもよい。
記憶装置13は、たとえばハードディスクなどの大容量の記憶媒体を備えており、その記憶媒体に道路地図データベースおよび収集データのデータベースを記憶している。道路地図データベースは、道路の平面形状を記憶しているデータベースであり、道路の平面形状が形状点とその形状点間を結ぶセグメントによって表現されている。
形状点には、交差点、分岐点、合流点を示すノードと、ノード間に配置される形状補間点とがあり、隣接する2つのノード間に含まれるセグメントを結合したもの、すなわち、ノード間の道路形状を示すものをリンクという。
各セグメントには、セグメントを特定するセグメントID、セグメントの長さを表すセグメント長、セグメントの曲率、セグメントの両端の形状点ID等が付与されている。また、リンクには、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、及び制限速度等のリンクデータが付与されている。ノードには、ノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等のノードデータが付与されている。
収集データのデータベースは、前述のセンサ12を用いて収集した種々の走行制御関連データを、地図データ上の道路に対応付けて格納したデータベースである。従って、記憶装置13は請求項の走行制御関連データ記憶装置に相当するものである。
収集データのデータベースは、少なくとも一部の区間については、走行制御関連データに代えて、複数の単位区間にそれぞれ対応した複数の走行制御関連データを再現可能な再現式(近似式)が格納されている。
ナビゲーションECU14は、CPU、ROM、RAMなどを備えた公知のコンピュータであり、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することによって、ナビゲーションECU14は、案内経路の設定や経路案内処理を実行する。
また、ナビゲーションECU14は、位置検出器11と記憶装置13に記憶されている道路地図データベースとを用いて道路地図上の自車位置を逐次決定しつつ、データ収集処理を実行する。
このデータ収集処理では、所定の取得タイミングとなる毎に、本実施形態では1m走行する毎に、走行制御関連データをセンサ12から取得する。なお、本実施形態では、取得タイミングを1m走行する毎としているが、取得タイミングはこれに限られず、1m以外の一定距離を走行する毎であってもよいし、また、一定時間走行する毎であってもよいし、また、セグメント毎、リンク毎であってもよい。
さらに、このデータ収集処理では、道路区間が切り替わる毎に、同一の道路区間内において取得した全ての走行制御関連データを用いて一つの近似式を算出し、センサ12から取得した走行制御関連データに代えて、その近似式を道路区間に対応付けて収集データのデータベースに保存する。
道路区間とは、走行制御関連データを取得する単位区間を複数含む区間である。本実施形態では、走行制御関連データを取得する単位区間は1mであり、道路区間はセグメントに設定されている。ただし、道路区間はセグメントに限られず、どのような区間を1つの道路区間とするかは、走行制御関連データを利用する走行制御の内容によって種々設定可能である。たとえば、単位区間の所定数分を1つの道路区間としてもよく、また、サンプリングをセグメント単位で行う場合にはリンクを1つの道路区間としてもよい。
また、ナビゲーションECU14は、走行制御ECU30から一つまたは複数の単位区間の走行制御関連データを要求された場合には、後述するデータ展開処理を実行することにより、要求された区間に対応する走行制御関連データを収集データのデータベースに記憶されている近似式を用いて再現する。そして、再現した走行制御関連データを走行制御ECU30へ出力する。
次に、ナビゲーションECU14が実行する上記データ収集処理およびデータ展開処理の内容を説明する。図2はデータ収集処理をフローチャートにして示す図である。この処理は車両走行開始とともに実行を開始し、走行終了まで実行する。
まず、ステップS10では、前回、次述するステップS20で走行制御関連データを取得してからサンプリング距離α以上走行したか否かを判断する。前述のように、本実施形態では、このサンプリング距離αは1mである。このステップS10の判断が否定判断である場合には、ステップS10の判断を繰り返す。
一方、ステップS10が肯定判断である場合には走行中データ取得手段に相当する処理であるステップS20へ進んで、センサ12から走行制御関連データを取得する。その後、ステップS30へ進んで、道路区間が切り替わったか否かを判断する。前述のように、本実施形態では、道路区間は1つのセグメントとなっているので、このステップS30では、車両の現在位置が地図データ上においてそれまでとは別のセグメント上となったか否かを判断する。
このステップS30が否定判断である場合にはステップS10へ戻る。一方、肯定判断である場合には式生成手段に相当する処理であるステップS40へ進む。ステップS40では、ステップS10乃至S30の繰り返しによって、一つのセグメントを走行中に取得した全ての走行制御関連データを用いて近似式を算出する。この近似式は、最小二乗近似、対数近似、線型近似、累乗近似、移動平均近似、指数近似等、公知の種々の近似手法のうち、予め設定された1つの手法を用いて算出する。
本実施形態では、三次の近似式の係数および定数を最小二乗法を用いて算出する。より詳細には、図3に示す行列式から三次近似式の定数aおよび係数a、a、aを算出する。なお、図3に示す行列式において、xは、近似式を算出する道路区間において、道路区間内距離算出の基準点とされている側の端からの道路に沿った距離であり、yは距離xのときに取得したデータ値である。
ステップS40を実行後は、保存制御手段に相当する処理であるステップS50乃至S70を実行する。まず、ステップS50では、上記ステップS40で算出した近似式と同一の道路区間に対して、収集データのデータベースに既に近似式が記憶されているか否かを判断する。この判断が肯定判断である場合にはステップS60へ進む。一方、この判断が否定判断である場合には、直接、ステップS70へ進む。
ステップS60では、既に記憶されている近似式の係数および定数と、上記ステップS40で算出した近似式の係数および定数とを、互いに対応するもの同士平均する。その後、ステップS70へ進む。
ステップS70では、収集データのデータベースに近似式の係数および定数を保存する。このステップS70で保存する係数および定数は、ステップS50が否定判断であった場合にはステップS40で算出したものであり、ステップS50が肯定判断であった場合にはステップS60で平均化したものである。このステップS70を実行した後はステップS10へ戻り、車両走行中はこの図2のデータ収集処理を継続する。
図4(A)は、上記データ収集処理において道路区間に対応させて保存する近似式の係数および定数の組を示す図であり、図4(B)は、図4(A)の係数および定数の組によって定まる近似曲線と、図2のステップS20において、走行制御関連データとして逐次収集した勾配データとを比較して示す図である。同図(B)に示されるように、近似曲線は、収集した勾配データの特徴を保持している。
次に、データ展開処理の内容を説明する。図5は、データ展開処理の内容をフローチャートにして示す図である。この処理は、走行制御ECU30からデータ要求信号が送信されたことに基づいて実行する。
まず、ステップS100では、収集データのデータベースに、走行制御ECU30から要求された区間のデータがあるか否かを判断する。走行制御ECU30は、所定の車両走行制御を実行するに際し、現在走行中の単位区間の走行制御関連データまたは走行予定の複数の単位区間の走行制御関連データを要求する。一方、収集データのデータベースには、走行制御関連データそのものではなく、走行制御関連データを再現することができる近似式が記憶されている。従って、このステップS100では、具体的には、走行制御ECU30から走行制御関連データが要求された全部の単位区間に対して、収集データのデータベースに記憶されている近似式によって走行制御関連データが再現可能であるか否かを判断することになる。
このステップS100の判断が否定判断である場合には、ステップS110へ進み、戻り値に”データなし”をセットして、このデータ展開処理を終了する。これによって、ナビゲーションECU14は、”データなし”を走行制御ECU30へ返すことになる。
ステップS100が肯定判断である場合にはステップS120へ進む。ステップS120では、走行制御ECU30から、複数の単位区間の走行制御関連データが要求されたか否かをさらに判断する。このステップS120の判断が否定判断である場合には、ステップS130へ進む。この場合には、現在、車両が位置する単位区間の走行制御関連データのみが要求されていることになる。
そこで、ステップS130では、車両の現在位置を含んでいる道路区間(すなわちセグメント)において、その道路区間の両端のうち、道路区間内距離算出の基準点とされている側の端から、現在、車両が位置する単位区間(算出対象区間という)までの距離xを引数にセットする。
続くステップS140では、収集データのデータベースから、車両の現在位置を含む道路区間に対応して記憶されている近似式の係数および定数を読み出し、走行制御ECU30から要求された走行制御関連データを展開する。
具体的には、収集データのデータベースから近似式の係数a、a、aおよび定数aを読み出すとともに、近似式のxをステップS130でセットした引数として、下記式1から、距離xにおける走行制御関連データp(x)を計算する。このステップS140を実行した後は、後述するステップS190を実行する。
(式1) P(x)=a+ax+a+a
ステップS120が肯定判断である場合には、走行制御ECU30から複数の単位区間の走行制御関連データが要求されていることなる。そこで、ステップS150乃至S180を繰り返すことにより、走行制御ECU30から要求されている複数の単位区間の走行制御関連データを1つずつ順番に決定する。
ステップS150では、算出対象区間までの距離が全区間距離よりも長いか否かを判断する。ここで、算出対象区間とは、近似式を用いて走行制御関連データを再現しようとする単位区間であり、算出対象区間までの距離とは、ステップS130の場合と同様に、算出対象区間を含んでいる道路区間において、道路区間内距離算出の基準点とされている側の端からの算出対象区間までの距離である。また、全区間距離とは、走行制御ECU30から要求されている複数の単位区間の合計距離である。
このステップS150が否定判断である場合には、走行制御ECU30から要求されている複数の単位区間に対応した走行制御関連データを全て算出したことになる。この場合には、後述するステップS190へ進む。
当初は、ステップS150が肯定判断となり、この場合にはステップS160へ進む。ステップS160では、引数に算出対象区間までの距離をセットする。このステップS160における処理は前述のステップS130と同様である。続いて、ステップS170においてデータ展開を行う。このステップS170の処理は、前述のステップS140と同様である。
ステップS170を実行後は、ステップS180に進んで、算出対象区間までの距離xを単位区間の長さ、すなわちα(=1m)だけインクリメントする。その後、前述のステップS150の判断を再度実行する。このステップS150乃至S180の繰り返しによって、走行制御ECU30から要求された全ての区間の走行制御関連データを算出する。なお、このステップS150乃至S180の繰り返しの過程において、算出対象区間である単位区間がそれまでとは異なる道路区間に属することになった場合には、当然、収集データのデータベースから、最新の算出対象区間が含まれる道路区間に対応して記憶されている近似式の係数および定数が読み出されることになる。
ステップS150乃至S180を繰り返していき、走行制御ECU30から要求された全ての区間の走行制御関連データを算出した場合には、ステップS190へ進む。また、前述のように、ステップS140を実行した場合にもステップS190へ進む。ステップS190では、戻り値に算出データをセットする。ここで戻り値にセットする算出データは、ステップS140を実行した場合には、現在、車両が位置する区間に対する走行制御関連データとなる。一方、ステップS150を経由した場合には、ステップS150乃至S180の繰り返しによって算出した全ての走行制御関連データとなる。
ステップS190にて戻り値に算出データをセットした後は、このデータ展開処理を終了する。これによって、ナビゲーションECU14は、ステップS190にてセットした算出データを走行制御ECU30へ返すことになる。
以上、説明した本実施形態によれば、走行中に取得した走行制御関連データをそのまま保存するのではなく、S40において、1つの道路区間に対応して1つの近似式を生成し、走行中に取得した走行制御関連データに代えて、上記近似式を保存している。そのため、走行中に取得した走行制御関連データをそのまま保存する場合よりも保存するデータ量を少なくすることができ、かつ、走行制御ECU30へ走行制御関連データを出力する際には、取得した走行制御関連データを上記近似式を用いて再現しているので、走行中に取得した走行制御関連データをそのまま保存する場合と同等の特徴を維持できる。
また、本実施形態では、収集データのデータベースに既に同一道路区間に対応付けられた近似式が記憶されている場合、既に記憶されている近似式の係数および定数と、新たに生成した近似式の定数および定数を平均している。そのため、この近似式を用いて再現する走行制御関連データを、実際の走行制御関連データにより近づけることができ、その結果、走行制御関連データを用いる走行制御の精度が向上する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、走行制御関連データを再現するための再現式として近似式を用いていたが、近似式に代えて補間式を用いても良い。補間式としては、線型補間のための式、ラグランジュ補間のための式、スプライン補間のための式、ニュートン補間のための式など、公知の補間式を種々用いることができる。
また、前述の実施形態では、収集データのデータベースには、自車両が走行中に収集した走行制御関連データに基づいて算出された近似式が保存されるようになっていたが、他の車両など外部装置において作成された近似式が保存されるようになっていてもよい。
また、前述の実施形態では、全ての道路区間について、走行制御関連データに代えて禁じ式を保存していたが、たとえば、短い道路区間など、一部の道路区間については走行制御関連データをそのまま記憶してもよい。
また、走行制御関連データとしては、前述の実施形態で示したもの以外に、ナビゲーションECU14や走行制御ECU30の制御パラメータであって、どの道路を走行しているかによって変化するパラメータがある。この制御パラメータについても、再現式(近似式または補間式)を作成して、保存するようにしてもよい。
本発明の走行制御関連データ収集装置としての機能を備えているナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。 ナビゲーションECU14のデータ収集処理をフローチャートにして示す図である。 三次の近似式の係数および定数を算出するための行列式を示す図である。 (A)は、データ収集処理において道路区間に対応させて保存する近似式の係数および定数の組を示す図であり、(B)は、(A)の係数および定数の組によって定まる近似曲線と逐次収集した勾配データとを比較して示す図である。 ナビゲーションECU14のデータ展開処理の内容をフローチャートにして示す図である。
符号の説明
10:ナビゲーション装置(走行制御関連データ収集装置)、 11:位置検出器、 12:センサ、 13:記憶装置(走行制御関連データ記憶装置)、 14:ナビゲーションECU、 30:走行制御ECU、 S20:走行中データ取得手段、 S40:式生成手段、 S50〜S70:保存制御手段、 S120〜S180:データ再現手段、 S190:データ出力手段

Claims (3)

  1. 車両の走行制御に利用する走行制御関連データを、地図データ上の道路に対応付けて記憶する走行制御関連データ記憶装置であって、前記地図データ上の道路区間に含まれる複数の単位区間に対応した複数の走行制御関連データを再現できる再現式を記憶している走行制御関連データ記憶装置と、
    車両の走行中に所定の取得タイミングで前記走行制御関連データを取得する走行中データ取得手段と、
    その走行中データ取得手段によって連続的に取得された複数の走行制御関連データに基づいて、前記道路区間に含まれる複数の走行制御関連データを近似する三次近似式を生成する式生成手段と、
    前記走行中データ取得手段によって取得された走行制御関連データを地図データ上の道路の単位区間に対応付けて前記走行制御関連データ記憶装置に保存させるが、前記式生成手段によって生成された三次近似式を用いて走行制御関連データが再現可能な道路区間については、走行制御関連データに代えてその三次近似式の係数および定数を、前記再現式の係数および定数として保存する保存制御手段と
    を含むことを特徴とする走行制御関連データ収集装置。
  2. 前記保存制御手段は、前記走行制御関連データ記憶装置に、前記式生成手段によって生成された三次近似式と同一の区間に対して、既に三次近似式が記憶されている場合、既に記憶されている三次近似式の係数および定数と、前記式生成手段によって生成された三次近似式の係数および定数とを平均化して得た係数および定数を保存することを特徴とする請求項記載の走行制御関連データ収集装置。
  3. 請求項またはに記載の走行制御関連データ収集装置であって、
    前記走行制御関連データ記憶装置に記憶されている前記再現式に基づいて前記走行制御関連データを再現するデータ再現手段と、
    そのデータ再現手段によって再現された走行制御関連データを、走行制御関連データを用いて所定の走行制御を実行する走行制御装置に出力するデータ出力手段と
    をさらに含むことを特徴とする走行制御関連データ収集装置。
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