JP5124977B2 - ペースト充填方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数層の回路パターンを導電性ペーストでインナービアホール接続してなる多層の回路基板等を製造する過程における導電性ペーストのペースト充填方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化、高密度化に伴い、産業用にとどまらず民生用の分野においても多層基板が強く要望されるようになってきた。
特に多層基板の高密度化は回路パターンの微細化が進み、より複数層の回路パターンとともに基板の薄板化が望まれている。
このような回路基板では、複数層の回路パターンの間をインナービアホール接続する接続方法および信頼度の高い構造の新規開発が不可欠なものになっているが、導電性ペーストによりインナービアホール接続した新規な構成の高密度の回路基板製造法が提案されている。
ここでは導電性ペーストによるインナービアホール接続のベースとなる両面基板の製造方法とペースト充填方法について説明する。
図5(a)〜(f)は、従来の両面回路基板の製造方法の工程断面図である。図6(a)〜(f)は、スキージング法による導電性ペースト充填の工程断面図である。
図5において、21は300mm×300mm、厚さ約100μmのプリプレグシートであり、例えば不織布の全芳香族ポリアミド繊維に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた複合材からなる基材が用いられる。
プリプレグシート21の表裏には0.01μm以下の厚みでSi系の離型層部を形成した厚さ約16μm、幅300mmのプラスチックフィルム、例えばポリエチレンテレフタレートなどからなるマスクフィルム22a,22bが接着されている。
プリプレグシート21へのマスクフィルム22a,22bの貼り合わせは、ラミネート装置を用いてプリプレグシート21の樹脂成分を溶融させてマスクフィルム22a,22bが連続的に接着する方法が提案されている。
23は貫通孔であり、プリプレグシート21の両面に貼り付ける厚さ18μmの銅などの金属箔25a,25bと電気的に接続する銅などの導電性粒子とエポキシ系樹脂などからなる導電性ペースト24が充填されている。
両面回路基板の製造は、まず、図5(a)に示すように、両面にマスクフィルム22a,22bが接着されたプリプレグシート21の所定の箇所に図5(b)に示すように、レーザー加工法などを利用して貫通孔23が形成される。
次に、図5(c)に示すように、貫通孔23に導電性ペースト24が充填される。導電性ペースト24を充填する方法としては、貫通孔23を有するプリプレグシート21を一般の印刷機(図示せず)のステージ上に設置し、ウレタンゴムなどの2本のスキージを交互に用いて往復させることで直接導電性ペースト24がマスクフィルム22aの上から充填される。このとき、上面のマスクフィルム22a,22bは印刷マスクの役割と、プリプレグシート21表面の汚染防止の役割を果たしている。
導電性ペースト24の充填方法について、図6(a)〜(f)を用いて説明する。
導電性ペースト24の充填にはスキージング法が用いられる。なお、プリプレグシート21には専用のマスクフィルム22a,22bが配置されているため、充填用の版の版枠(図示せず)には厚さ約3mmのステンレス製でスキージ進行方向約15°の傾斜を設けた約260mm×260mmの開口部を有するマスク1が取り付けられている。
導電性ペースト24の充填は、まず、図6(a)に示すように、印刷機(図示せず)のステージ2に置載した両面にマスクフィルム(図示せず)が接着され、貫通孔23が形成されたプリプレグシート21にマスクがセットされる。そして、上方に設けられた上下左右に移動・加圧可能な第1スキージ3aと第2スキージ3bのうち、第1スキージ3aのみをマスク1上の所定位置に降下させ、圧力をかけて導電性ペースト24をローリングさせながら前進させる。スキージ3a,3bの材質は、ウレタンなどの一般のスキージゴムを用いている。
また、狭ピッチでかつ数万におよぶ貫通孔23へのペースト充填方法においては、印刷機のステージ2とプリプレグシート21との間に導電性ペースト24中の樹脂成分の吸収と吸着性能を有する多孔質材(図示せず)を用いる場合が多い。
そして、図6(b)に示すように、第1スキージ3aをマスク1の傾斜部、プリプレグシート21を通過させ、図6(c)に示すように、再度反対側のマスク1の所定位置でストップした後上昇させ、導電性ペースト24を自然落下させている。
次に、図6(d)に示すように、第2スキージ3bのみをマスク1上の所定位置に下降させる。その後図6(e)に示すように、第1スキージ3aと同様に第2スキージ3bをマスク1とプリプレグシート21上を通過させ、図6(f)に示すように、ペースト充填開始側のマスク1の所定位置まで移動、上昇することで貫通孔23への導電性ペースト24の充填が完了する。
次に、図5(d)に示すように、プリプレグシート21の両面からマスクフィルム22a,22bが剥離される。
そして、図5(e)に示すように、プリプレグシート21の両面に銅などの金属箔25a,25bが重ねられ、この状態で熱プレスで加熱加圧することにより、図5(f)に示すように、プリプレグシート21の厚み(t1=約100μm)が圧縮される(t2=約80μm)とともにプリプレグシート21と金属箔25b,25bとが接着され、両面の金属箔25a,25bは所定位置に設けた貫通孔23に充填された導電性ペースト24により電気的に接続される。
そして、両面の金属箔25a,25bを選択的にエッチングして回路パターンが形成され(図示せず)両面回路基板が得られる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1〜特許文献3が知られている。
特開平6−268345号公報 特開平7−106760号公報 特開平3−64094号公報
本発明者は、上記の従来の回路基板の製造方法のペースト充填方法における以下の課題を見出した。
すなわち、スキージを往復させてペーストを充填する目的は、導電性ペーストの充填密度を高くして、ビア抵抗を安定するためである。
そのメカニズムは、図7(a)〜(c)に示すように、第1スキージ3aが導電性ペースト24を加圧しローリングしながら表裏にマスクフィルムを貼り付けたプリプレグシート21の貫通孔23を通過することで、貫通孔23に導電性ペースト24が図7(a)に示すようにプリプレグシート21の厚みまで充填される。
そして、図7(b)に示すように、第2スキージ3bが通過するまでに貫通孔23内の導電性ペースト中の主に樹脂成分が、プリプレグシート21内の空間部や多孔質材に拡散し、貫通孔23内の導電性粒子密度が上昇して体積が減少する。その後、図7(c)に示すように、第2スキージ3bで導電性ペースト24を再充填することで導電性ペースト24の充填性が高くなる。
しかしながら、導電性ペースト24を充填するには、少なくとも1往復のスキージによるペースト充填が必要であり、生産性面でペースト充填タクトが短縮できないという問題を把握した。
上記目的を達成するために、本発明のペースト充填方法は、少なくとも2本のスキージを用いて先行するスキージで導電性ペーストを塗付し、所定時間放置した後、後続のスキージで貫通孔に充填することで1方向のスキージ移動で安定した充填ができ、生産性に優れた高品質な回路基板を提供することを目的とするものである。
本発明、所定間隔で上下左右往復する2本以上のスキージを備え、少なくとも前記2本のスキージを下降させて先行するスキージで所定厚のペースト膜を形成し所定時間放置した後、後方のスキージでペーストの掻き取り充填をすることで、塗布したペーストが放置時間内に、印刷機の吸引圧や毛細管現象によって貫通孔内に供給されるとともにペースト内の樹脂成分はプリプレグシート内の空隙や多孔質材などに拡散して導電粒子の密度が高くなることから往復充填から片側充填が可能な生産性の高いペースト充填方法を提供するものであり、特に、充填物が基材両面にマスクフィルムが貼り合わされかつ貫通孔が形成されたものであり、前記貫通孔にペーストを充填するペースト充填方法に適している。
また、ペースト膜形成後の放置で粘度上昇のないダイラタント性のペーストは粘度が低く(表面張力小)、毛細管現象や印刷機の吸引圧などによるペースト供給能力が大であるとともに本発明の属粉末と熱硬化性樹脂と硬化剤で構成されたペーストを用いた充填方法であれば同様の効果が得られる。
また本発明は、ペースト膜の形成後の放置時間を制御することで孔径や板厚が変わっても貫通孔内に供給するペースト量を安定化させる作用を有し、ペースト充填速度もしくは2本のスキージ間隔でペースト放置時間の制御が実現できるという作用を有する。
また本発明は、少なくとも1本以上のスキージの角度は可変自在でありスキージ進行時にスキージ進行方向と反対方向の所定角度で固定することにより、スキージの両面の使用が可能となり、印刷機の構造簡素化と小型化が可能となるという作用を有する。
以上のように本発明のペースト充填方法は、先行するスキージで導電性ペーストを塗付して、所定時間放置した後、後続のスキージで貫通孔に導電性ペーストを充填することで生産性と品質に優れた回路基板が実現できる。
(実施の形態)
両面回路基板の製造方法の工程断面図については従来法と同一であり、説明を省略し、ペースト充填方法について説明する。
図1(a)〜(g)は本発明のスキージング法によるペースト充填の工程断面図である。図2(a)〜(b)は本発明のペースト充填法で用いるスキージ形状の概略斜視図である。
図1(a)〜(g)において、1は印刷機(図示せず)の版枠に取り付けるマスクである。導電性ペースト24の充填にはスキージング法を用いている。なお、プリプレグシート21には専用のマスクフィルムを接着(図示せず)しているため、マスク1は厚さ約3mmのステンレス製でスキージ進行方向約15°の傾斜を有し、版枠の所定位置に約260mm×260mmの開口部を設けている。
印刷機の上方に設けたスキージ3a,3bは、上下左右に移動・加圧機能を有し、スキージ3a,3bの上昇時の角度は垂直状態とし、下降させて進行させる際に、スキージ3a,3bの先端が進行方向に対して後方側に回転・傾斜しマスク1と約60度で固定する構造としている。
また、第1スキージ3a、第2スキージ3bは、往復動作の中で交互に導電性ペースト24の塗付と充填を行うため、図2(a)に示すように第1スキージ3a、第2スキージ3bの一方のエッジを切削加工して一定のギャップ形成部6を設けた面をペースト塗付面5とし、その反対面の非加工側をペースト充填面4とした。
前記スキージ3a,3bは、図1(a)に示すように、第1スキージ3aと第2スキージ3bが対向する面が導電性ペースト24ペースト充填面4とし、他方の面を導電性ペースト24ペースト塗布面5となるように取り付けている。
なお、本実施の形態ではスキージ3a,3bを加工してギャップ形成部6としたが、図2(b)に示すように、あらかじめ所望の厚みの同一材料もしくは他の材料で図2(a)のスキージ3a,3b相当の凸部を形成したものを接着剤などで固定しても良く、印刷機のスキージ3a,3bの下降時に下降高さ制御機能を持たせて導電性ペースト24充填時と塗布時で高さを変更して隙間を確保しても良い。
さらに、1本のスキージに導電性ペースト24の塗付動作と充填動作を兼ねるため、スキージの進行開始と同時にスキージが進行方向と反対側に回転して、往復動作時に自動的に設定角度で停止する構造と、第1スキージ3a、第2スキージ3bのスタート時間を変更してスキージ3a,3b間距離を制御できる構造としている。
21は300mm×300mm、厚さ約100μmのプリプレグシートであり、両面に専用のマスク用フィルムをあらかじめラミネータを用いて接着している。
また、導電性ペースト24は、平均粒径2μmの銅粉末を用い、樹脂としては熱硬化性エポキシ樹脂、アミン系の硬化剤をそれぞれ85重量%、12.5重量%、2.5重量%となるように3本ロールにて十分に混練したもので、導電性ペースト24は粘度測定時、回転速度を速くすると粘度が上昇するダイラタント性を有しており、使用前の粘度はE型粘度計で回転数0.5rpmで約50Pa・sのものを用いた。
なお、本実施の形態では無溶剤の導電性ペースト24を用いたが、粘度調整用の溶剤を添加したものを用いても良い。
導電性ペースト24の充填は、まず、図1(a)に示すように、印刷機(図示せず)の吸着固定の機能を有するステージ2に厚み60μm、透気度20S/300cの多孔質材(図示せず)を介して置載した両面にマスクフィルムが接着され貫通孔23が形成されたプリプレグシート21にマスク1をセットする。なお、ステージ2に置載したプリプレグシート21は、ステージ2の少なくともプリプレグシート21面積を等ピッチでマトリックス状に配置した約φ1の吸収孔(図示せず)を介して真空ポンプなどで吸着固定し、真空圧はスキージ3a,3bによる導電性ペースト24充填時にプリプレグシート21がステージ2から動かない程度に設定している。
そして、図1(b)に示すように、マスク1上に投入した導電性ペースト24を確実にスキージ3a,3bで掻き取るため、一旦、スキージ3a,3bをバックさせた後、下降させ、エアーを用いて0.1MPaの圧力をかけながら50mm/Sの速度で導電性ペースト24をローリングさせながら前進させる。
スキージ3a,3bは、それぞれのスキージ3a,3bがマスク1面に対して約60度まで回転して固定された後、導電性ペースト24を掻き取りながら充填、前進する。
ここでは、第2スキージ3bのペースト塗布面5のギャップが塗付量を上記圧力と角度において約100μmとなるよう設定した。また、スキージ3a,3b間距離を150mmとして同時に先行する第2スキージ3bのペースト塗布面5bで導電性ペースト24を塗付した後、3秒後に第1スキージ3aのペースト充填面が通過するよう設定している。
そして、図1(c)および図1(d)に示すように、スキージ3a,3bをマスク1の傾斜部、プリプレグシート21を通過させ、再度反対側のマスク1の定位置でストップして1枚目のプリプレグシート21の導電性ペースト24充填が完了する。
従来例で例えば充填する第1スキージの前方にペーストが30mm存在したとした場合、先行する導電性ペースト24から充填用スキージが通過するまでの時間は0.6秒程度であり、貫通孔23内にのみ充填されるため、復側スキージが通過するまでの時間が長くても供給される導電性ペースト24が存在しない。そのため、第2スキージ(復側スキージ)が通過するまでの間に貫通孔23内の導電性ペースト24の樹脂成分が多孔質材やプリプレグシート21内の空隙に拡散して導電粒子の密度が高くなっても、貫通孔23内の導電性ペースト24の体積は樹脂成分が拡散した量だけ減少したままの状態となり、第2スキージが通過しないと導電性ペースト24充填量が不十分となる。
それに対して本発明の導電性ペースト充填法は、図3に示すように、先行する第2スキージ3bのペースト塗布面5は貫通孔23を含めプリプレグシート21上の印刷機のマスク開口部分に約100μm厚の導電性ペースト24を塗付しながら通過し、第1スキージ3aが3秒後に第1スキージ3aのペースト充填面4が導電性ペースト24を掻き取りながら充填する。このため、第1スキージ3aが通過するまでの3秒間にダイラタント性を有する導電性ペースト24は停止した状態となり、粘度が低下する。
これにより、導電性ペースト24は貫通孔23内に真空ポンプの吸引力や毛細管現象によって供給されるとともに、プリプレグシート21内の空隙やステージ2とプリプレグシート21の間に配置した多孔質材に導電性ペースト24内の樹脂成分が選択的に拡散する。このことから、貫通孔23内の導電性ペースト24はステージ2に近い貫通孔23の下方ほど銅粉末が多くなる。
さらに、貫通孔23の上方には約100μmの導電性ペースト24の膜が形成されているため、第1スキージ3aが通過するまでの3秒間は常時導電性ペースト24が供給されることで密度が高くなり、安定した導電性ペースト24充填量が確保できることになる。
2枚目のプリプレグシート21の導電性ペースト24充填は、上記、図1(d)で完了した1枚目のプリプレグシート21を取り出した後、印刷機のステージに2枚目のプリプレグシート21を1枚目のプリプレグシート21と同様にセット(図省略)する。
そして、図1(e)に示すように、スキージ3a,3bを、マスク1上に投入した導電性ペースト24を確実にスキージ3a,3bで掻き取るため、スキージ3a,3bを一旦、第2スキージ3b側にバックさせた後下降させ、1枚目のプリプレグシート21へ充填と同様に0.1MPaの圧力をかけながら50mm/Sの速度で導電性ペースト24をローリングさせながら前進させる。
スキージ3a,3bは、それぞれのスキージ3a,3bが1枚目の導電性ペースト24充填時とは反対方向にマスク1面に対して約60度まで回転・傾斜して固定された後、導電性ペースト24を掻き取り前進する。
スキージ3a,3bは、先行する第1スキージ3aが導電性ペースト24ペースト塗布面5、第2スキージ3bがペースト充填面4となる。
第1スキージ3aのペースト塗布面5のギャップも第2スキージ3bと同様に塗布量を上記圧力と角度において約100μmとなるよう設定し、スキージ3a,3b間の距離も150mmとしている。
そして1枚目同様、図1(f)および図1(g)に示すように、スキージ3a,3bをマスク1の傾斜部、プリプレグシート21を通過させ、再度反対側のマスク1の定位置でストップして2枚目のプリプレグシート21の導電性ペースト24充填が完了する。
本実施の形態の導電性ペースト充填法を用いて100枚目の両面回路基板を作製して接続品質を確認したが問題なく、生産性も従来例の往復動作から片側動作での充填が可能となり生産性が約2倍にアップしたことを確認した。
なお、本実施の形態では、第1スキージ3aと第2スキージ3bの間隔(塗付ペーストの放置時間)を一定としたが、生産性や貫通孔の条件(例えば穴径)によって、最適な速度と間隔を設定すればよい。
また、本実施の形態では2本のスキージを用いたが、図4(a)に示すように、3本のスキージを設け、所定角度内を自然可変とした中央のスキージの両側に導電性ペースト24ペースト塗布面5を設け専用の第3スキージ3cとし、所定角度に固定した両側の2本のスキージを導電性ペースト充填専用のスキージ3a,3bとしても良く、図4(b)に示すように、3本のスキージを設け、所定角度内を自然可変とした中央のスキージを導電性ペースト充填専用スキージとし、所定角度に固定した両側の2本のスキージを導電性ペースト専用の第1スキージ3aと第2スキージ3bとしても良いことは容易に推測できる。
また、本実施の形態では2層の回路基板に用いる基材へのペーストの充填方法としたが、多層基板に用いる基材へのペースト充填も本発明のペースト充填方法が有効であることが容易に推測できる。
また、本実施の形態では銅の導電性ペーストを用いたが、銀、金およびこれらの合金の粉末もしくは半田を主成分とする導電性ペーストや高分子材料を主成分とする導電性ペーストであっても良く、導電性ペーストがダイラタント性を有する導電性ペーストであれば、本発明の導電性ペースト充填方法が有効であることが容易に推測できる。
以上のように本発明にかかるペースト充填方法は、塗付したペーストを一定時間後に掻き取ることで片側充填を可能とし大幅に生産性を向上できるものであり、導電性ペーストでインナービアホール接続を備えた回路基板全般に有用であり、本発明の産業上の利用可能性は大といえる。
本発明のスキージング法によるペースト充填の工程断面図 本発明のペースト充填法で用いるスキージ形状の概略斜視図 本発明のペースト充填説明概略断面図 本発明のスキージ構成説明概略図 従来例の両面回路基板の製造方法の工程断面図 従来例のスキージング法による導電性ペースト充填の工程断面図 本発明のペースト充填説明概略断面図
符号の説明
1 マスク
2 ステージ
3a 第1スキージ
3b 第2スキージ
3c 第3スキージ
4 ペースト充填面
5 ペースト塗布面
6 ギャップ形成部
21 プリプレグシート
22a,22b マスクフィルム
23 貫通孔
24 導電性ペースト
25a,25b 金属箔

Claims (3)

  1. 内部に空隙を有する基材の両面にマスクフィルムが貼り合わされ、かつ貫通孔が形成された被充填物を、印刷機の吸着固定の機能を有するステージ上に、多孔質材を介して置載し、
    所定間隔で上下左右往復する少なくとも2本のスキージを前記被充填物に下降させ、先行するギャップ形成部を設けたスキージで、金属粉末と、熱硬化性樹脂と、硬化剤で構成されダイラタント性を有するペーストを、所定厚の膜を形成するように塗布し、
    前記多孔質材を介して前記貫通孔内を下方から吸引しながら所定時間放置することにより、前記ペースト内の前記熱硬化性樹脂を、前記空隙および前記多孔質材に拡散させた後、
    前記貫通孔内を下方から吸引しながら後方のスキージで前記ペーストを掻き取ることにより、前記ペーストを前記貫通孔内に充填することを特徴とするペースト充填方法。
  2. ペーストの放置時間をペースト充填速度もしくは2本のスキージ間隔で制御する請求項1に記載のペースト充填方法。
  3. 少なくとも1本以上のスキージの角度は可変自在でありスキージ進行時にスキージ進行方向と反対方向の所定角度で固定する請求項1に記載のペースト充填方法。
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