JP5122988B2 - ワイヤハーネスの外装保護用チューブおよびワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスの外装保護用チューブおよびワイヤハーネスに関し、詳しくは、車両のスライドドアと車体との間に渡り配索されるワイヤハーネスの垂れ下がりを抑制しつつ、ワイヤハーネスの滑らかな湾曲動作を可能とするものである。
従来、車両に配索されるワイヤハーネスは、周辺部品との干渉などによる電線の損傷や断線を防止するために種々の外装保護材で保護されている。例えば、特開2004−25999号公報(特許文献1)では、図4に示すように、複数のリンク部材1を線状に連結させたキャタピラ状のケーブルガイド2にワイヤハーネスW/Hを挿通し、これをスライドドア3と車体4との間にS字形状に架け渡す構造が提案されている。
前記キャタピラ状のケーブルガイド2にワイヤハーネスW/Hを挿通させることにより、スライドドア3の動きに追従して湾曲するワイヤハーネスW/Hの軌跡を制御して、ワイヤハーネスW/Hと周辺部材との干渉を防止することができる。
しかし、前記キャタピラ状のケーブルガイド2は高価であるうえ、ケーブルガイド2に挿通するワイヤハーネスW/Hがリンク部材1間の隙間から露出するため、図5に示すようなチューブ体5でケーブルガイド2をさらに外装して露出を防止する必要があり、部品点数、作業工数が増加し、コストが高くなるという問題がある。
一方、一般的なチューブ状の外装保護材など、前記のようなケーブルガイド2を用いない構成とすると、滑らかな湾曲動作は可能であってもワイヤハーネスの軌跡の制御は難しく、特に、前記外装保護材で外装され車両に渡り配索されるワイヤハーネスはその重量により垂れ下がりが生じ、垂れ下がったワイヤハーネスが周辺部材と干渉して損傷しやすいという問題がある。
特開2004−25999号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、シンプルな構造で、車体とドアとの間に渡り配索されるワイヤハーネスの垂れ下がりを抑制して周辺部材との干渉を防止すると共に、ワイヤハーネスの滑らかな湾曲動作も可能とすることを課題としている。
前記課題を解決するため、第1の発明は、長さ方向の両側が車体とドアに支持され、その間が支持されずに渡り配索されるワイヤハーネスの外装保護用チューブであって、
可撓性を有する弾性材から成形され、垂直方向の平板部を一側部に備えると共に、該一側部と連続してワイヤハーネス貫通用の断面半円形状を構成する断面半円環型の曲面部を他部に備え、
前記平板部は前記曲面部を形成する材質と異なる材質より形成され、前記平板部を形成する材質の硬度を前記曲面部を形成する材質の硬度より大として前記ワイヤハーネスの重量による垂れ下がりを抑制する一方、前記曲面部によって屈曲自在としていることを特徴とするワイヤハーネスの外装保護用チューブを提供している。
前記のように、長さ方向の両側がドアと車体とに支持されて渡り配索されるワイヤハーネスの外装保護用チューブにおいて、垂直方向の一側部を平板部から形成することにより、外装保護用チューブの垂直方向への撓みを規制することができ、ワイヤハーネスの重量による垂れ下がりを前記のようなシンプルな構造の外装保護用チューブで抑制することができる。特に、前記平板部を形成する材質の硬度を、他部である曲面部を形成する材質の硬度より大とすることにより、前記外装保護用チューブの垂れ下がりを効果的に抑制して周辺部材との干渉を防止することができる。
また、前記のように、外装保護用チューブを可撓性を有する弾性材から形成すると共に、前記平板部からなる一側部と連続して断面半円環型の曲面部を他部として設け、該曲面部を形成する材質の硬度を前記平板部を形成する材質の硬度より小としておくことにより、垂直方向の一側部を平板部としていても外装保護用チューブを長さ方向(水平方向)に滑らかに湾曲させることが可能となる。
特に、柔軟に伸縮する前記低硬度の曲面部を湾曲の外周側とすることにより、湾曲の際に生じる内・外周差を吸収することができ、前記高硬度の平板部を湾曲の内周側とすることで、内・外周差により内周側に生じ易いシワの発生を防止することができるため、見映えよくワイヤハーネスを湾曲させることができる。また、シワの発生を防止することで、外装保護用チューブの耐久性を高めることもできる。
したがって、前記外装保護用チューブで外装したワイヤハーネスを、例えば、スライドドアと車体との間に渡り配索した場合には、前記外装保護用チューブで外装したワイヤハーネスの重量による垂れ下がりを抑制しつつ、ワイヤハーネスを見映えよく長さ方向に湾曲させながらスライドドアの開閉動作にスムーズに追従させることができる。
前記外装保護用チューブは、二色押出成形により成形されていることが好ましい。
前記のように、二色押出成形により前記外装保護用チューブを成形することによって、前記平板部と曲面部のように硬度の異なる2種類の材質を連続させた長尺の外装保護用チューブを比較的容易に得ることができる。
前記外装保護用チューブの平板部および曲面部は熱可塑性エラストマーから形成され、前記平板部を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(ショア硬度D)を20〜60度とする一方、前記曲面部を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(JIS A)を30〜70度としていることが好ましい。
前記平板部および曲面部を形成する熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系熱可塑性エラストマーやポリエステル系熱可塑性エラストマーを用いることが好ましく、ソフトセグメントがEPDM等のオレフィン系ゴムで、ハードセグメントがポリプロピレン(PP)等のオレフィン系樹脂であるオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いることが特に好ましい。
前記平板部より硬度の低い曲面部には、例えば、平板部を形成するオレフィン系熱可塑性エラストマーのソフトセグメント(オレフィン系ゴム)とハードセグメント(オレフィン系樹脂)の配合割合を変化させて硬度を下げたオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いることが好ましい。
前記のように、平板部を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(ショア硬度D)を20〜60度とし、前記曲面部を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(JIS A)を30〜70度とすることで、外装保護用チューブで外装したワイヤハーネスの垂れ下がり防止と、長さ方向への滑らかな湾曲が両立されやすくなる。また、前記硬度に加え、前記平板部の厚さを1〜3mm、曲面部の厚さを1〜2mm程度とすることが好ましい。
また、前記平板部を内側平板部と外側平板部とに分割して重ね合わせ、該内側平板部と外側平板部のいずれか一方の上端を前記曲面部の上辺部と連続させると共に、他方の下端を前記曲面部の下辺部と連続させて、前記平板部を長さ方向の全長に渡って開閉可能とした構造としてもよい。前記構造とすれば、ワイヤハーネス挿入時には、前記内側平板部や外側平板部を側方に開いてチューブ側面側よりワイヤハーネスを容易に挿入することができるため、組付作業性を高めることができる一方、ワイヤハーネス挿入後には、前記内側平板部と外側平板部を重ね合わせてチューブ側面を閉鎖することができるため、ワイヤハーネスを外部に露出させずに確実に保護できる。
第2の発明は、前記構成の外装保護用チューブで外装され、スライドドアと車体との間に配索されるワイヤハーネスを提供している。
前記のように、スライドドアと車体との間にワイヤハーネスを配索する場合、ワイヤハーネスの渡り部分はスライドドアと車体の間の狭い空間で湾曲しながらスライドドアに追従する必要がある。このような狭い空間で渡り部分のワイヤハーネスが垂れ下がると、垂れ下がったワイヤハーネスに周辺部材が干渉してワイヤハーネスを損傷させる可能性が高まるため、前記構成の外装保護用チューブでワイヤハーネスを外装することは非常に効果的である。
なお、スライドドアと車体との間だけでなく、サイドドアと車体との間に渡り配索されるワイヤハーネスへの適用も可能である。
前記平板部は、ワイヤハーネスの配索状態でスライドドア全閉時に車外側となる垂直部に位置させ、前記曲面部は車内側に位置させていることが好ましい。
ワイヤハーネスをスライドドアと車体との間に渡り配索してスライドドアの開閉動作を行う際、ワイヤハーネスの配索状態でスライドドア全閉時に車内側となる部分は、湾曲の外周側として大きな伸縮性を要する部分である。したがって、前記のように、外装保護用チューブの前記平板部をスライドドア全閉時に車外側となる垂直部に位置させ、外装保護用チューブの前記曲面部を車内側に位置させることにより、渡り配索されるワイヤハーネスの垂れ下がりを効果的に防止しつつ、伸縮性の大きな曲面部を湾曲の外周側としてワイヤハーネスを滑らかに湾曲させながらスライドドアの動きに追従させることが可能となる。
前述したように、本発明によれば、長さ方向の両側がドアと車体とに支持されて渡り配索されるワイヤハーネスの外装保護用チューブにおいて、垂直方向の一側部を平板部から形成することにより、外装保護用チューブの垂直方向への撓みを規制することができ、ワイヤハーネスの重量による垂れ下がりを前記のようなシンプルな構造の外装保護用チューブで抑制することができる。特に、前記平板部を形成する材質の硬度を、他部である曲面部を形成する材質の硬度より大とすることにより、前記外装保護用チューブの垂れ下がりを効果的に抑制して周辺部材との干渉を防止することができる。
また、前記のように、外装保護用チューブを可撓性を有する弾性材から形成すると共に、前記平板部からなる一側部と連続して断面半円環型の曲面部を他部として設け、該曲面部を形成する材質の硬度を前記平板部を形成する材質の硬度より小としておくことにより、垂直方向の一側部を平板部としていても、外装保護用チューブを長さ方向(水平方向)に滑らかに湾曲させることが可能となる。特に、柔軟に伸縮する前記低硬度の曲面部を湾曲の外周側とすることにより、湾曲の際に生じる内・外周差を吸収することができ、前記高硬度の平板部を湾曲の内周側とすることで、内・外周差により内周側に生じ易いシワの発生を防止することができるため、見映えよくワイヤハーネスを湾曲させることができる。また、シワの発生を防止できることで、外装保護用チューブの耐久性を高めることもできる。
また、前記平板部と曲面部のように硬度の異なる2種類の材質を連続させた外装保護用チューブは、二色押出成形により比較的容易に得ることができる。
さらに、前記のように、外装保護用チューブの前記平板部をスライドドア全閉時に車外側となる垂直部に位置させ、外装保護用チューブの前記曲面部を車内側に位置させることにより、渡り配索されるワイヤハーネスの垂れ下がりを効果的に防止しつつ、伸縮性の大きな曲面部を湾曲の外周側としてワイヤハーネスを滑らかに湾曲させながらスライドドアの動きに追従させることが可能となる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態を示している。
図2に示すように、ワイヤハーネスW/Hの外装保護用チューブ10は、自動車のスライドドア20と車体21との間に配索されるワイヤハーネスW/Hに外装されるものであり、具体的には、長さ方向の両側がスライドドア側支持部材22と車体側支持部材23に支持され、その間が支持されずに渡り配索されるワイヤハーネスW/Hに、外装保護用チューブ10を外装している。
外装保護用チューブ10は図1に示すように、外装保護用チューブ10の垂直方向の一側部を平板部11とすると共に、一側部と連続してワイヤハーネス貫通用の断面半円形状を構成する断面半円環型の曲面部12を他部として設けている。なお、曲面部12の上端および下端には屈曲部12a、12bを設けており、この上下の屈曲部12a、12bを平板部11の上端11aおよび下端11bにそれぞれ連続させている。
平板部11および曲面部12から構成される外装保護チューブ10は、ソフトセグメントがEPDMで、ハードセグメントがポリプロピレン(PP)であるオレフィン系熱可塑性エラストマーから形成し、ソフトセグメントとハードセグメントの配合割合を変化させることにより、平板部11を形成するオレフィン系熱可塑性エラストマーの硬度を、曲面部12を形成するオレフィン系熱可塑性エラストマーの硬度より大としている。
本実施形態においては、平板部11を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(ショア硬度D)を40度とし、曲面部12を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(JIS A)を50度としている。また、平板部11の厚さを2.5mmとし、上下の屈曲部12a、12bを除く曲面部12の厚さを1.4mm、屈曲部12a、12bの厚さを平板部11の厚さと同程度としている。このように硬度の異なる2種類の材質からなる外装保護用チューブ10は二色押出成形により成形している。
ワイヤハーネスW/Hを外装保護用チューブ10に挿通し、外装保護用チューブ10で外装されたワイヤハーネスW/Hをスライドドア20と車体21との間に配索する(図2)。この際、外装保護用チューブ10の平板部11はスライドドア20の全閉時(P3)に車外側となる垂直部に位置させ、曲面部12は車内側に位置させている。
また、外装保護用チューブ10の一端をスライドドア側支持部材22に嵌合固定していると共に、外装保護用チューブ10の他端を車体側支持部材23に嵌合固定し、外装保護用チューブ10で外装されたワイヤハーネスW/Hのスライドドア側支持部材22側端末に接続したコネクタをスライドドア20内に配索されたドアハーネスの端末のコネクタに接続すると共に、ワイヤハーネスW/Hの車体側支持部材23側端末に接続したコネクタを車体20に配索したワイヤハーネス端末のコネクタに接続している。なお、本実施形態では、スライドドア側支持部材22、車体側支持部材23のいずれにも回転機構を設け、ワイヤハーネスW/Hを回転自在に支持できる構造としている。
図2のP1はスライドドア20の全開状態を示し、P3は全閉状態を示している。また、P2は、その中間段階である半開状態を示している。外装保護用チューブ10で外装されたワイヤハーネスW/Hは滑らかに湾曲しながらスライドドア20の開閉動作に追従する。
前記のように、長さ方向の両側がスライドドア20と車体21とに支持されて渡り配索されるワイヤハーネスW/Hの外装保護用チューブ10において、垂直方向の一側部を平板部11から形成することにより、外装保護用チューブ10の垂直方向への撓みを規制することができ、外装保護用チューブ10で外装したワイヤハーネスW/Hの重量による垂れ下がりを抑制することができる。特に、平板部11を形成する材質の硬度を、前記一側部に連続する他部(曲面部12)を形成する材質の硬度より大とすることにより、外装保護用チューブ10の垂れ下がりを効果的に抑制して周辺部材との干渉を防止することができる。
また、前記のように、外装保護用チューブ10を可撓性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマーから形成すると共に、平板部11からなる一側部と連続して断面半円環型の曲面部12を他部として設け、曲面部12を形成する材質の硬度を平板部11を形成する材質の硬度より小としておくことにより、垂直方向の一側部を平板部11としていても、外装保護用チューブ10を長さ方向(水平方向)に滑らかに湾曲させることが可能となる。
特に、柔軟に伸縮する前記低硬度の曲面部12を湾曲の外周側とすることにより、湾曲の際に生じる内周・外周差を吸収することができ、湾曲の内周側を前記高硬度の平板部11とすることによって内周・外周差により内周側に生じ易いシワの発生を防止することができるため、見映えよくワイヤハーネスW/Hを湾曲させることができる。また、シワの発生を防止できることで、外装保護用チューブ10の耐久性を高めることもできる。
さらに、前記のように、外装保護用チューブ10の平板部11をスライドドア20全閉時(P3)に車外側となる垂直部に位置させ、外装保護用チューブ10の曲面部12を車内側に位置させることにより、渡り配索されるワイヤハーネスW/Hの垂れ下がりを効果的に防止しつつ、伸縮性の大きな曲面部12を湾曲の外周側としてワイヤハーネスW/Hを滑らかに湾曲させながらスライドドア20の動きに追従させることが可能となる。
本発明の外装保護用チューブ10は前記実施形態に限定されるものでなく、例えば、図3に示すように、平板部11を内側平板部11Aと外側平板部11Bとに分割して重ね合わせ、内側平板部11Aの下端11A−2を曲面部12の下側屈曲部12bと連続させると共に、外側平板部11Bの上端11B−1を曲面部12の上側屈曲部12aと連続させて、平板部11を長さ方向の全長に渡って開閉可能とした構造としてもよい。前記構造とすれば、前記実施形態で得られる効果に加え、ワイヤハーネスW/H挿入時には、内側平板部11Aや外側平板部11Bを側方に開いてチューブ側面側よりワイヤハーネスW/Hを容易に挿入することができるため、組付作業性を高めることができる。また、ワイヤハーネスW/H挿入後には、内側平板部W/Hと外側平板部11Bを重ね合わせてチューブ側面を閉鎖することができるため、ワイヤハーネスW/Hを外部に露出させずに確実に保護できる。
本実施形態のワイヤハーネスの外装保護用チューブを示し、(A)は平板部側から見た外装保護用チューブの概略斜視図、(B)は曲面部側から見た外装保護用チューブの概略斜視図、(C)はワイヤハーネスに外装した外装保護チューブの概略断面図である。 本実施形態におけるワイヤハーネスの配索構造を示す図である。 外装保護用チューブの別の例を示す概略断面図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10 外装保護用チューブ
11 平板部
12 曲面部
20 スライドドア
21 車体
22 スライドドア側支持部材
23 車体側支持部材

Claims (5)

  1. 長さ方向の両側が車体とドアとに支持され、その間が支持されずに渡り配索されるワイヤハーネスの外装保護用チューブであって、
    可撓性を有する弾性材から成形され、垂直方向の平板部を一側部に備えると共に、該一側部と連続してワイヤハーネス貫通用の断面半円形状を構成する断面半円環型の曲面部を他部に備え、
    前記平板部は前記曲面部を形成する材質と異なる材質より形成され、前記平板部を形成する材質の硬度を前記曲面部を形成する材質の硬度より大として前記ワイヤハーネスの重量による垂れ下がりを抑制する一方、前記曲面部によって屈曲自在としていることを特徴とするワイヤハーネスの外装保護用チューブ。
  2. 前記外装保護用チューブは二色押出成形により成形されている請求項1に記載のワイヤハーネスの外装保護用チューブ。
  3. 前記外装保護用チューブの平板部および曲面部は熱可塑性エラストマーから形成され、前記平板部を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(ショア硬度D)を20〜60度とする一方、前記曲面部を形成する熱可塑性エラストマーの硬度(JIS A)を30〜70度としている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの外装保護用チューブ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の外装保護用チューブで外装され、スライドドアと車体との間に配索されるワイヤハーネス。
  5. 前記平板部は、ワイヤハーネスの配索状態でスライドドア全閉時に車外側となる垂直部に位置させ、前記曲面部は車内側に位置させている請求項4に記載のワイヤハーネス。
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