JP5120768B2 - 粉状化粧料容器 - Google Patents

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本発明は白粉、パウダーファンデーションなどの粉状化粧料を収容する粉状化粧料容器に関し、詳しくは化粧料収容部の上部に設けられ化粧料収容部の内外を仕切ると共に粉状化粧料の取出し量を調整する化粧料取出し蓋に関する。
従来粉状化粧料の取出し量を調整する化粧料取出し蓋には一定形状のメッシュを形成する網状フィルター、外力により伸縮されるメッシュを形成する伸縮ネットが使用されている。
実開昭61−140710号公報 実開昭63−177406号公報
特許文献1はフィルターを化粧料取出し蓋に用いた例で、網状あるいは多孔性のフィルターを化粧料収容部内に落とし込みパフ等で擦ることにより粉状化粧料を押し出し移し取るものである。
特許文献2は伸縮性ネットを化粧料取出し蓋に用いた例で、保管中には伸縮性ネットが化粧料収容部内で粉状化粧料から離し、使用時にパフ等で伸縮性ネットを押さえることにより粉状化粧料を押し出し移し取るものである。
網状あるいは多孔性のフィルター、伸縮性ネット等従来の化粧料取出し蓋を粉状化粧料上から押さえ粉状化粧料を押し出す場合、粉状化粧料を不必要に押さえつけ、さらにパフ側に吸い込んだ汗、揮発性の化粧料を粉状化粧料に向け放出する。そのため粉状化粧料の劣化を早め、さらに、固化し適正な粒度以上に荒い粉状化粧料に変性してしまうといった不具合があった。
さらに網状あるいは多孔性のフィルターを粉状化粧料容器に用いた場合は容器を軽く振るまたは傾けるのみで粉状化粧料を化粧料取出し蓋上に不用意に流出してしまうといった不具合も生じていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは化粧を効果的に実現できる粒度に混練分散された粉状化粧料の不用意な漏出を防止する。さらに粉状化粧料の押し出しを極力抑えた状態で化粧料取出し蓋上に取出せる粉状化粧料容器を提供しようとするものである。
本発明粉状化粧料容器は、化粧料取出し蓋が、隣接するモール線に植立される毛羽同士が互いに重なり合わされると共にスダレシート状に構成され、化粧料収容部から粉状化粧料が不用意に漏出することを防ぐと共にパフ等の化粧用アプリケータの摺接方向を変えることにより粉状化粧料の化粧料取出し蓋上への取出し量が調整されるようにしたものである。
また化粧料取出し蓋を構成するモール線材がモノフィラメントで構成され曲げ変形し難くするものも良い。
さらに化粧料取出し蓋を構成するモール線材の断面形状が略三角形、略長方形等の多角形あるいは楕円形等の形状を有し、モール線を捩ることにより隣接するモール線に植立される毛羽同士の重なりを解除しやすくすることも良い。
また、化粧料取出し蓋の片面側または両面側に毛羽を植立して構成されることも良い。
さらに粉状化粧料を収容する化粧料収容部と、隣接するモール線にそれぞれ植立される毛羽同士が互いに重なり合わされると共にスダレシート状に配列され、化粧料収容部の粉状化粧料を取出し可能にした化粧料取出し蓋と、化粧料取出し蓋の外周に設けられて化粧料収容部の内壁に摺接すると共に降下可能に形成された外環部と、化粧料収容部の内壁に回転しないよう嵌合する回転防止部とより構成されるものである。
さらに、粉状化粧料を収容する化粧料収容部と、隣接するモール線にそれぞれ植立される毛羽同士が互いに重なり合わされると共にスダレシート状に配列され、化粧料収容部の粉状化粧料を取出し可能にした化粧料取出し蓋とより構成され、化粧料取出し蓋を化粧料収容部の上部においてモール線の長さ方向に傾斜させ固定するものである。
なお、本願において毛羽とはモール糸を構成する花糸を切って形成されたものあるいはフロッキー処理されたパイル糸を云うもので毛羽の伸長方向はモール線材の伸長方向に直交する。またモール線材とはモール線を構成する芯線であり、プラスチック線材、金属線材等からなるモノフィラメント、モノフィラメントを複数本撚り合わせたマルチフィラメントであり、広義には平行なスリットを形成した弾性ゴムシート、プラスチックシートを含む。
本発明リフィール容器にあっては次に記載する効果を奏する。すなわち本発明にかかる化粧料取出し蓋は毛羽を植立する複数のモール線材をスダレシート状に配列して構成されている。すなわち毛羽を有するモール線は両端のみを固定し張設されることからパフ等の化粧用アプリケータによりモール線材の長さ方向に直交するよう化粧料取出し蓋の表面に沿って軽く擦るのみで捩ることができる。モール線の捩りは毛羽のモール線材を中心にする回転を伴い化粧料収納部内の粉状化粧料を付着し容易に掻上げる。化粧料収納部内の粉状化粧料の掻上げでは化粧料取出し蓋と化粧料収納部との間の押圧は必要ない。したがって化粧料取出し蓋上に固化することなく取り出せる効果がある。
またパフ等の化粧用アプリケータを化粧料取出し蓋の表面に沿って軽く擦るのみで粉状化粧料を掻上げることでパフ側にも化粧料収納部内の粉状化粧料にも不必要な圧力をかけないで済む。そのため化粧用アプリケータに吸い込んだ汗、揮発性の化粧料を粉状化粧料の取出し操作時に集中して放出されることがなくなり、粉状化粧料の劣化を早め、固化し適正な粒度以上に荒い粉状化粧料に変性することを抑える効果がある。
また、パフ等の化粧用アプリケータをモール線の長さ方向に対し擦る方向を調整する事でモール線材の捩れの度合いを調整できる。そのため粉状化粧料の取出し量の調整が容易になる。またモール線材をスダレシート状に配列した化粧料取出し蓋の使用は従来の擦り回数、パフによる化粧料取出し蓋に対する加圧力の調整等の粉状化粧料取出し調整手段も可能にすることから使用に際し従来の使用法に慣れた使用者にも違和感は生じないといった効果がある。
さらにモール線材表面に植立した羽毛は、離間するモール線材の隙間を埋め、化粧料収容部内の粉状化粧料の不用意な漏出を防止できる効果がある。
また、化粧料取出し蓋が化粧料収容部内を回動なしに降下できるようにすることで、粉状化粧料の取出し操作時にパフ等の化粧用アプリケータで化粧料取出し蓋の上面を擦る方向とスダレシート状に配列されたモール線の長手方向との位置関係を安定させ使いやすくできる
効果がある。
また、粉状化粧料容器の化粧料取出し蓋を化粧料収容部の上部に固定することで、化粧料取出し蓋をモール線の長さ方向に傾斜させ化粧料収容部の片側を狭く形成する。化粧料取出し蓋を傾斜させ化粧料収容部の片側を狭くすることは化粧料収容部内の粉状化粧料を粉状化粧料の容量を大きく低下させず、また粉状化粧料容器を大きく傾けるなどの操作をせずに使い切れるようにできる効果がある。
図1は本発明にかかる粉状化粧料容器の実施例側説明図で化粧料取出し蓋を常に粉状化粧料の上部に載置状態とする落し蓋にした例を示す。粉状化粧料容器1Aは化粧用取出し蓋3Aと容器本体8Aと上蓋9Aより構成されている。容器本体8A内には粉状化粧料100を収容する化粧料収容部11Aが設けられ、化粧料取出し蓋3Aと上蓋9Aとの間の空間には化粧用アプリケータであるパフ5が収納されている。化粧料取出し蓋3Aは化粧料収容部11Aの開口側に設けられて化粧料収容部11Aの内外を仕切るもので、化粧料収容部11A内の粉状化粧料100の必要量を取出す。
化粧料取出し蓋3Aは毛羽37Aを植立する複数のモール線31をスダレシート状に形成する仕切り部とモール線31を緩みのないように張設すると共に化粧料収容部11Aの内面を上下摺動する外環部からなる。外環部はモール線31を張設する仕切り成形枠57と仕切り成形枠57を上下で挟持する仕切り成形枠57を挟持すると共に化粧料収容部11Aの気密を保持した状態で摺動する滑枠55A、55Bとで構成されている。滑枠55A、55Bが化粧料収容部11Aの内壁を滑動することで化粧料取出し蓋3は自重で化粧料収容部11A内を下降する。そのため化粧料取出し蓋3の下面は粉状化粧料100の上面に常時軽く接している。
滑枠55Bの側面には係合突部18が形成され、化粧料収容部11Aの内壁に縦方向に形成されたガイド溝19に摺動可能に係合される。係合突部18およびガイド溝19は回転防止部を構成し化粧料取出し蓋3Aの回転や揺動を防止する。化粧料取出し蓋3の回転や揺動を防止することは化粧料取出し蓋3上面をパフ5で擦る際に化粧料取出し蓋3の向きとパフ5の摺動方向との関係が不安定に変動する事を防止する。そのため化粧用アプリケータをモール線31に対し安定した角度で擦ることができモール線材の捩れによる粉状化粧料の取出し量の調整を容易にする。
尚、図1で回転防止部を係合突部18およびガイド溝19で説明しているが、化粧料収容部11Aの開口形状が真円以外である場合、即ち方形、楕円形等である場合は化粧料収容部11Aの内壁、滑枠55A、55Bの間で回転や揺動は防止される。すなわち非円形の開口形状を有する化粧料収容部11Aは滑枠55A、55Bを嵌合することで自と回転や揺動は防止されることから非円形の開口形状を有する化粧料収容部11Aとこれに嵌合する滑枠55A、55Bは回転防止部を兼ねることができる。
図2は化粧料取出し原理説明図である。図2は図1に示された化粧料取出し蓋3Aの拡大説明図である。図2(A)は化粧料取出し蓋3にパフ5の接触がなく外力が加わっていない状態を示す。モール線31をスダレシート状に構成した仕切り部は毛先38が隣接するモール線材33より離間し、隣接するモール線材33に植立する毛羽37A同士が互いに重ねられている。毛羽37A同士を互いに重ねられることにより隣接するモール線31が形成する隙間は塞がれる。モール線31間の隙間を塞ぐことは化粧料収容部11A内の粉状化粧料100が不用意に漏出することを防止する。
図2(B)は化粧料取出し蓋3Aの上面をパフ5でモール線31の長手方向に直行する矢印A方向に擦る状態を示す。化粧料取出し蓋3Aは毛羽37Aを植立する複数のモール線31がスダレシート状に配列されている。モール線31はモール線材33の表面に毛羽37Aを植立されたものである。ここでパフ5を矢印A方向に擦ることはモール線31の軸長方向Lに対し角θの角度で擦ることも含み図3に示すベクトルONを発生することである。モール線31上面の矢印A方向へ擦りは各モール線31を矢印B方向に捩ると共に隣接するモール線材33に植立する毛羽37Aに一部を互いに離間するように広げる。
図3は図1に示すような化粧料取出し蓋3の拡大平面図を示す。
図においてパフ5の擦り力の大きさと方向を表すベクトルOPはモール線31の軸長方向Lに対し角θをもって傾斜する。ここでベクトルOPはモール線31の軸長方向Lに平行なベクトルOTと軸長方向Lに直交するベクトルONに分解できる。
このベクトルONはモール線31を図2(B)に示す矢印B方向に回転させ捩る力となると共にパフ5の擦り方向である矢印A方向に歪ませることができる。化粧料取出し蓋3の下面に接するモール線31の毛羽37は粉状化粧料100より分離して掻上げられた粉状化粧料110を付着し矢印B方向に捩ることで化粧料取出し蓋3の上面側に移動する。この時、隣接するモール線材33はそれぞれ矢印A方向に歪む。各モール線材33の歪の差が隣接するモール線材33の間を接離する。このうち離間された部分では隣接するモール線材33に植立する毛羽37同士の重なりが解消離間されるため粉状化粧料110は完全に化粧料取出し蓋3の上面側に移動できる。
図2(C)は図2(B)における化粧料取出し蓋3Aの上面からパフ5を離した状態を示す。化粧料取出し蓋3Aの上面からパフ5を離すと矢印B方向に捩られていた各モール線31は復元力により矢印C1方向、矢印C2方向に捩り戻されると共に隣り合ったモール線材33の間隔も図3(A)の状態に戻される。このとき化粧料取出し蓋3Aの上面に移動していた粉状化粧料110は毛羽37Aの回転に伴い移動し化粧料取出し蓋3Aの矢印C1に従い下面に戻ろうとするが、隣接するモール線材33に植立する毛羽37Aが矢印C2の回転はこれを阻止される。そのため一旦化粧料取出し蓋3Aの上面に取出された粉状化粧料110は化粧料取出し蓋3Aの上面に残留しパフ5に移し取られる。したがってパフ5等からなる化粧用アプリケータをモール線材33の軸長方向Lに対する角θを任意に変え走査することで化粧料収容部11A内の粉状化粧料100を任意に取出すことができる。
したがって粉状化粧料100の掻上げは仕切り部を化粧料収納部11A内の粉状化粧料100に押し付けたり搾り出したりしないで済む。化粧料収納部11A内の粉状化粧料100を強く押圧せずに取り出せるようにすることは同時に化粧用アプリケータであるパフ5にも大きな圧力が返らない事を意味する。そのため粉状化粧料100を化粧料取出し蓋3A上に固化することなく取り出せるともに、化粧用アプリケータに吸い込んだ汗、揮発性の化粧料の放出を抑えることで劣化や固化を抑えられる。
図4は他のモール線実施例図で断面形状に円形を除くモール線材を用いた実施例説明図である。図4(A)、図4(B)、図4(C)は断面略正方形、楕円形、略長方形のモール線材33A、33B、33Cの表面に接着層35を形成し、接着層35に毛羽37Aを付着植立してモール線31A、31B、31Cを形成している。モール線材33A、33B、33Cは対辺・対角線寸法、長径・短径寸法、長辺・短辺等の寸法がそれぞれ異なると共に表面形状に起因し毛羽37Aの付着密度が不均一となる。
そこで例えばモール線31Bを図3(A)のように横並びに配列して化粧料取出し蓋3を形成する場合、隣り合ったモール線31Bの間隔は概略モール線材33Bの長径に毛羽37Aの高さを加えた大きさに設定される。横並びに配列されたモール線31Bの上面を図3(B)のようにパフ5で擦り各モール線31Bを90度回転させるとモール線材33Bの長径が短径に代わる。そのため隣接するモール線材33Bの隙間は長径と短径の差で変動し、隣接するモール線材33Bに植立される毛羽37A同士の重なり具合を連動して減らす。またパフ5によるモール線31B上面の摺動は各モール線31B間の一部を互いに離間するように広げ図3(C)のように化粧料収容部11内の粉状化粧料100をより掻上げやすくする。以上はモール線31Bを例にした説明であるが、モール線31A、モール線31Cは勿論のこと対辺・対角線寸法、長径・短径寸法、長辺・短辺等縦横の寸法がそれぞれ異なる断面形状のモール線材でも異形状に撚ったマルチフィラメントも同様である。
図4(D)は3本のモール線材33Dで撚ったマルチフィラメントの表面に接着層35を形成し毛羽37Aを植立付着してモール線31Dを形成した実施例である。マルチフィラメントのモール線材33Dは全体的形状が略三角形状であり断面略正方形、楕円形、長方形のモール線材33A、35B、35Cと同様互いに離間するように広げられると共に捩られより大きな離間を可能にする。そのため化粧料収容部11A内の粉状化粧料100をより掻上げやすくするが、マルチフィラメントにはS撚りとZ撚りといった撚り方向があり自ずと捩れに方向性が生ずる。そのためパフ5で化粧料取出し蓋3を軸長方向Lに対し平行に擦った場合でもモール線31Dに捩じり力を発生する事ができ擦る角度について気を使う必要がなくなり化粧料取出し蓋3Aを使いやすくできる。
図4(E)はフロッキー以外の毛羽の植立手段で、モール線材33Eと加熱することで融着する熱融着フィラメントで構成されるモール線材34の間に複数の毛羽37Bを並べて挟持して撚りモール線31Eを形成した実施例である。モール線31Eはモール線材33Eとモール線材34を撚ることで平行に並んだ毛羽37Bをらせん状に巻いて形成する。モール線31Eはモール線31Dと同様にモール線材33Eとモール線材34との撚り方向があり捩れに方向性が生じるためパフ5で化粧料取出し蓋3を軸長方向Lに対し平行に擦った場合でもモール線31Dに捩じり力を発生する事ができる。尚記号39はらせんを形成する仮想の毛羽を示すもので、モール線材33Eとモール線材34と共に捩じられることにより毛羽39は螺旋状に展開されモール線材33E、モール線材34の外周に均一に植立されたように分散される。
図4(F)は図4(C)同様に略長方形のモール線材33Fの上面と下面に接着層35を形成し毛羽37Aを植立付着してモール線31Fを形成した実施例である。モール線31Fはモール線31Cと異なりモール線材33Fの側面には毛羽37Aはない。そのため隣接するモール線31Fとの隙間を縮め化粧料取出し蓋3の上面外観を毛羽37Aが一様に植立されたようにできる。
また図4(G)はモール線材33Gを断面略三角形のモノフィラメントで形成した実施例でフロッキー処理等により化粧料取出し蓋5の下面となる二辺に毛羽37Aを植立させている。毛羽37Aの植立されていない一辺が上面となるようにモール線31Fを並べ化粧料取出し蓋3を構成することで化粧料収容部11より毛羽37Aにより粉状化粧料110は毛羽37Aのない上面に掻上げられる。毛羽37Aのない上面に掻上げられた粉状化粧料110は視覚を以って確認できパフ5に移し取られる量を予測でき安心して使用できる。
図4(H)は下面側に毛羽37Aを植立した一枚のシリコンゴムシートやプラスチックフィルムシート等で構成したモールシート51からなる化粧料取出し蓋5の実施例である。モールシート51は複数の平行なスリット53の間にモール線材33Hをスダレシート状に形成している。モール線材33Hはモール線31に含まれ、下面に毛羽37Aを植立する。モール線31Hを横並びに構成する化粧料取出し蓋3はパフ5の摺接により図3のように化粧料収容部11より毛羽37Aにより粉状化粧料110は毛羽37Aのない上面に掻上げる。この時図4(G)と同様に毛羽37Aのない上面に掻上げられた粉状化粧料110は視覚を以って確認できパフ5に移し取られる量を予測でき安心して使用できる。
図5は本発明にかかる粉状化粧料容器の他の実施例説明図で化粧料取出し蓋3Bを固定式にした例を示す。図5(A)は側断面図、図5(B)は粉状化粧料容器1Bから上蓋9B、パフ5を除いた平面図を示す。粉状化粧料容器1Bにはリフィー容器7を収容固定するリフィール容器収納部13と粉状化粧料100を取り出し可能に収納する化粧料収容部11Bが設けられている。化粧料収容部11Bの上部には化粧料収容部11の内外を傾斜させて仕切る化粧料取出し蓋3Bが設けられている。
化粧料収容部11Bとリフィール容器収納部13との間は隔壁19で隔てられている。隔壁19には導入口17が形成されリフィー容器7内の粉状化粧料100を化粧料収容部11Bに供給可能にする。リフィー容器7側面の導入口17に対応する位置には化粧料供給口71が設けられ、リフィール容器収納部13にリフィー容器7を収容固定して化粧料収容部11Bに粉状化粧料100を追加供給可能にしている。
化粧料取出し蓋3Bの下面で傾斜下方側Dは化粧料収容部11B内の粉状化粧料100の上面に常時軽く接している。そのためパフ5で化粧料取出し蓋3Bの上面に平行に擦ることで化粧料取出し蓋3Bを構成するモール線31が捩られ、粉状化粧料100は化粧料取出し蓋3Bの上面に調整して掻上げられる。
以上説明のとおり、本発明粉状化粧料容器にあっては発明の効果の欄に記載する効果を
有する。なお本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本これらの実施の形態に限定されるものではない。たとえば図2の説明では落し蓋式の化粧料取出し蓋3Aを用いて説明したが図5に示す固定式の化粧料取出し蓋3Bに代えても支障はない。また図2、図4で説明を加えたモール線に限定されるものではなく、図示された以外の各種断面形状あるいはマルチフィラメントのモール線材33と、毛羽の植立手段、毛羽の植立部分等の組み合わせで実現されるものは全て含まれることは云うまでもない。
本発明にかかる粉状化粧料容器の実施例説明図である。 化粧料取出し原理説明図である。 化粧料取出し蓋の拡大平面図を示す。 他のモール線実施例図である。 本発明にかかる粉状化粧料容器の他の実施例説明図である。
符号の説明
1・・・・粉状化粧料容器
3・・・・化粧料取出し蓋
5・・・・パフ
7・・・・リフィール容器
8・・・・容器本体
9・・・・上蓋
11・・・化粧料収容部
13・・・リフィール容器収納部
15・・・粉補充部
17・・・導入口
18・・・係合突部
19・・・ガイド溝
31・・・モール線
33・・・モール線材
34・・・モール線材
35・・・接着層
37・・・毛羽
38・・・毛先
39・・・毛羽
51・・・モールシート
53・・・スリット
55・・・滑枠
57・・・仕切り成形枠
71・・・化粧料供給口
100・・粉状化粧料
110・・粉状化粧料

Claims (5)

  1. 粉状化粧料を収容する化粧料収容部の上部に化粧料取出し蓋を設け必要量を取出す粉状化粧料容器において、
    化粧料取出し蓋が、隣接するモール線に植立される毛羽同士が互いに重なり合わされると共にスダレシート状に構成され、
    化粧料収容部から粉状化粧料が不用意に漏出することを防ぐと共にパフ等の化粧用アプリケータの摺接方向を変えることにより粉状化粧料の化粧料取出し蓋上への取出し量が調整されるようにしたことを特徴とする粉状化粧料容器。
  2. 化粧料取出し蓋を構成するモール線材の断面形状が略三角形、略長方形等の多角形あるいは楕円形等の形状を有し、毛羽を植立するモール線を捩ることにより隣接するモール線に植立される毛羽同士の重なりを解除しやすくすることを特徴とする請求項1記載の粉状化粧料容器。
  3. 化粧料取出し蓋の片面側または両面側に毛羽を植立して構成されることを特徴とする請求項1記載の粉状化粧料容器。
  4. 粉状化粧料を収容する化粧料収容部の上部に化粧料取出し蓋を設け必要量を取出す粉状化粧料容器において、
    粉状化粧料を収容する化粧料収容部と、
    隣接するモール線にそれぞれ植立される毛羽同士が互いに重なり合わされると共にスダレシート状に配列され、化粧料収容部の粉状化粧料を取出し可能にした化粧料取出し蓋と、
    該化粧料取出し蓋の外周に設けられて前記化粧料収容部の内壁に摺接すると共に降下可能に形成された外環部と、
    前記化粧料収容部の内壁に回転しないよう嵌合する回転防止部と、
    より構成されたことを特徴とする粉状化粧料容器。
  5. 粉状化粧料を収容する化粧料収容部の上部に化粧料取出し蓋を設け必要量を取出す粉状化粧料容器において、
    粉状化粧料を収容する化粧料収容部と、
    隣接するモール線にそれぞれ植立される毛羽同士が互いに重なり合わされると共にスダレシート状に配列され、化粧料収容部の粉状化粧料を取出し可能にした化粧料取出し蓋とより構成され、
    該化粧料取出し蓋を化粧料収容部の上部においてモール線の長さ方向に傾斜させ固定したことを特徴とする粉状化粧料容器。
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