JP5120423B2 - 加湿機 - Google Patents

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Description

本発明は、加湿機、特に、加湿のための水を水トレイから供給する加湿機に関する。
従来から、室内の空気中に浮遊している臭気成分、塵埃、菌、およびウィルス等を除去したり、分解したりすることで空気を浄化する空気清浄機がある。また、このような空気清浄機の中には、空気浄化機能だけではなく、室内空気の湿度を増加させるための加湿機能を有するものがある。このような加湿機能は、例えば、特許文献1(特開2009−148305号公報)に開示されているような円板状の加湿ロータを用いて実現される。特許文献1の空気清浄機は、水を貯留する水トレイと、水トレイの水を空気中に放出するための円板状の加湿ロータとを備えている。加湿ロータは、その一部に水トレイからの水が供給されながら回転される。空気清浄機の内部に取りこまれた室内空気は、この加湿ロータを通過する際に加湿される。
従来の空気清浄機は、水トレイの清掃などが必要になるため、水トレイを空気清浄機に着脱できるように構成されているのが一般的である。このような空気清浄機では、水トレイを本体に着脱する際に、水トレイの被ロック部をロックするロック部が本体に形成されている。水トレイを装着する際に、ロック部や被ロック部に突出部があって突出部が摺動すると、水トレイの装着時の安定性が悪くなってしまうことがある。そこで、水トレイの装着時の安定性を良くするために、ロック部及び被ロック部以外に摺動する部分を設けると、ロック部と被ロック部のロック時の感触が分かり難くなる。
本発明の課題は、装着時の水トレイの安定性を確保しながら、ロック部及び被ロック部によるロック時の感触の分かり易い加湿機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る加湿機は、本体と加湿エレメントと水トレイとを備えている。
加湿エレメントは、空気に湿気を与えるためのものである。水トレイは、加湿エレメントに水を供給し、下面側突出部を持つ下面を有する。本体は、加湿エレメントが内部に配置され、水トレイが側方から挿入されて装着される。また、本体は、水トレイの下面を支持するための支持面側突出部を持つ支持面を有する。
下面及び支持面は、水トレイの装着が完了するまでの間に下面側突出部及び支持面側突出部の接触状態に応じて第1状態、第2状態、第3状態及び第4状態の順に状態が変化するように構成されている。第1状態では、挿入方向に対して交差する交差方向に離隔した第1接触領域及び第2接触領域で接触する。第2状態では、第1接触領域が挿入方向に拡大する一方、第2接触領域が拡大しない。第3状態では、第2接触領域で水トレイの下面が支持面に押し上げられる。そして、第4状態では、第3状態で押し上げられた水トレイの下面が下がる。
第1観点に係る加湿機によれば、水トレイは、交差方向に離隔した第1接触領域と第2接触領域の2箇所で接触して挿入に従って第1接触領域が挿入方向に拡大するので装着時の安定性が保たれる。ところが、水トレイが押し込まれても第2接触領域が拡大しないので摺動抵抗の増加が抑えられ、水トレイが押し上げられるなどのロック時の感触が分かり易くなる。
本発明の第2観点に係る加湿機は、第1観点に係る加湿機において、下面及び支持面は、第2状態と第3状態との間のロックの開始時点で第5状態に変化するよう構成されている。第5状態では、第2接触領域が交差方向に拡大する。
第2観点に係る加湿機によれば、第2接触領域が交差方向に拡大するので、急激な摺動抵抗の増加があり、水トレイを挿入する者がロックの始まりを触覚で感じ取り易くなる。
本発明の第3観点に係る加湿機は、第1観点又は第2観点に係る加湿機において、下面側突出部及び支持面側突出部のうちの一方は、第1接触領域を形成するため挿入方向に長く延びた第1リブと、第2接触領域を形成するため第1リブに並行して挿入方向に長く延びた第2リブとを含む。また、下面側突出部及び支持面側突出部のうちの他方は、第2リブと接触するように設けられ、交差方向に延びて第2リブよりも幅の広い第1凸部を含む。
第3観点に係る加湿機によれば、第1リブによって第1接触領域の面積を挿入方向に大きくする一方、第2接触領域の増加のない第2状態を実現する構成を第2リブと第1凸部という簡単な構造で実現できる。また、第1凸部の方が第2リブよりも幅が広いので第2リブが第1凸部から外れることもなく、安定性がよい。
本発明の第4観点に係る加湿機は、第3観点に係る加湿機において、下面側突出部及び支持面側突出部のうちの一方は、挿入方向に沿って第2リブに続くように設けられ、第2リブよりも交差方向に広い幅を持ち、第2リブよりも広い面積で第1凸部と接触する幅広部をさらに含む。
第4観点に係る加湿機によれば、第2リブから幅広部に移るときの交差方向への急激な接触面積の増加を得られるため、第5状態を実現する構成を簡単な構造で実現できる。
本発明の第5観点に係る加湿機は、第4観点の加湿機において、第1凸部は、交差方向に垂直な断面が略三角形状を持つ。幅広部は、交差方向に延び、交差方向に垂直な断面が略三角形状であり、第2リブよりも突出している第2凸部を含む。
第5観点に係る加湿機によれば、第2凸部が第1凸部を越えるときに乗り上げ、越えた後には下がるので、第3状態及び第4状態を第2凸部と第1凸部という簡単な構造で実現できる。
本発明の第6観点に係る加湿機は、第5観点の加湿機において、第1凸部は、本体の外側から遠い方の内側傾斜が外側に近い方の外側傾斜よりも急になっており、第2凸部は、本体の外側に近い方の外側傾斜が外側から遠い方の内側傾斜よりも急になっている。
第6観点に係る加湿機によれば、挿入時に第2凸部が第1凸部を乗り越えるときよりも引き抜くときに乗り越える方が大きな力が必要になり、ロックし易くロックが外れ難くなる。
第7観点に係る加湿機は、第3観点から第6観点のいずれかの加湿機において、第1リブは、第2リブの高さと第1凸部の高さとの和に等しい高さを持つ。
第7観点に係る加湿機によれば、支持面に平行に下面を摺動させることができ、装着時の安定性が良い。
第8観点に係る加湿機は、第1観点から第7観点のいずれかの加湿機において、下面及び支持面は、第4状態では、水トレイの下面が下がった後の装着完了時点において、第1接触領域及び第2接触領域に加え、第1接触領域から交差方向に離隔するとともに第2接触領域から挿入方向に離隔した第3接触領域においても接触する。
第8観点に係る加湿機によれば、接触領域が3箇所になることで装着後の安定性が増す。
本発明の第1観点に係る加湿機では、装着時の水トレイの安定性を確保しながら、ロック機構によるロック時の感触が分かり易くなる。
本発明の第2観点に係る加湿機では、ロック時の感触を分かり易くすることができる。
本発明の第3観点に係る加湿機では、第2状態を簡単な構造で実現でき、製造コストを抑えることができる。
本発明の第4観点に係る加湿機では、第5状態を簡単な構造で実現でき、製造コストを抑えることができる。
本発明の第5観点に係る加湿機では、第3状態及び第4状態を第2凸部と第1凸部という簡単な構造で実現でき、製造コストを抑えることができる。
本発明の第6観点に係る加湿機では、ロックし易くロックの外れ難い構成を提供することができる。
本発明の第7観点に係る加湿機では、さらに装着時の水トレイの安定性を向上させることができる。
本発明の第8観点に係る加湿機では、さらに装着後の水トレイの安定性を向上させることができる。
一実施形態に係る加湿機の外観を示す斜視図。 一実施形態に係る加湿機の外観を示す斜視図。 加湿機における空気の流れを説明するための概念図。 左側板を開いた状態の加湿機の外観を示す斜視図。 水タンクと水トレイとファンケーシングとを取り除いた状態の加湿機の外観を示す斜視図。 本体ケーシングの内部を説明するための斜視図。 水トレイの斜視図。 (a)水トレイを構成する部品の平面図、(b)水トレイを構成する部品の正面図、(c)水トレイの仕切壁を説明するための図。 (a)水トレイを構成する部品の背面図、(b)水トレイを構成する部品のI−I線断面図。 水トレイの下面側の構造の詳細を示す一部拡大斜視図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための斜視図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための斜視図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための斜視図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための部分拡大断面図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための部分拡大断面図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための部分拡大断面図。 ファンケーシングへの水トレイの装着を説明するための部分拡大断面図。 (a)装着開始初期の水トレイとファンケーシングの接触状態を示す概念図。(b)装着が進んだ時点の水トレイとファンケーシングの接触状態を示す概念図。 (a)ロック開始時の水トレイとファンケーシングの接触状態を示す概念図。(b)ロック完了前の水トレイとファンケーシングの接触状態を示す概念図。(c)ロック完了時の水トレイとファンケーシングの接触状態を示す概念図。
以下、本発明が適用される加湿機の一例として、加湿機能を持つ空気清浄機について説明する。ただし、本発明は、空気清浄機能を必須の構成とするものではなく、空気清浄機能のない加湿機にも適用できるものである。
(1)空気清浄機の構成及び動作の概要
本発明の一実施形態に係る空気清浄機の全体構成の概要を図1及び図2に示す。図1は空気清浄機の正面に向かって右上方から見た斜視図であり、図2は空気清浄機の背面に向かって左上方から見た斜視図である。
空気清浄機10は、本体ケーシング20の多くの部分を曲面で構成することにより、平面のみで構成された略直方体形状の空気清浄機に比べて、卵のように優美でコンパクトな印象を与える。しかし、本体ケーシング20だけでは安定性を欠くことから、空気清浄機10は、安定性確保のためスタンド25を備えている。
空気清浄機10には、室内空気を取り込む吸込口11と、加湿した空気を吹き出す吹出口12がある。吸込口11は、前方下方の吸込口11aと側方の吸込口11bとからなる。
図3は、空気清浄機における塵埃の除去や分解と加湿の流れを説明するための概念図である。シロッコファン16によって吸込口11から吹出口12に至る空気の流れ13が発生する。吸込口11から吸込まれた室内空気は、フィルタ部14で塵埃や臭い成分などが取り除かれ、加湿部15で加湿される。そして、シロッコファン16から加湿された清浄な空気が吹き出される。
フィルタ部14は、プレフィルタ17AとHEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタ17Bと脱臭エレメント17Cで構成されている。まず、空気清浄機10が有するプレフィルタ17Aによって大きな塵埃が取り除かれる。次に、HEPAフィルタ17Bによってさらに微細な塵埃が取り除かれる。さらに、HEPAフィルタ17Bを通過した空気は、活性炭などを含む脱臭エレメント17Cによってホルムアルデヒドや臭い成分などが分解されたり吸着されたりする。
加湿部15は、加湿ロータ50や水トレイ40などを備えている。脱臭エレメント17Cを通過した空気は、加湿部15の加湿ロータ50を通過する。加湿ロータ50を空気が通過する際に、加湿ロータ50から空気中に水分が放出される。放出されることによって減少する水分を補うため、加湿ロータ50は、水トレイ40から水の供給を受ける。
このような加湿機能を持つ空気清浄機10の運転の切換えは、空気清浄機10の上部に設けられている操作パネル19によって行われる。操作パネル19には、空気清浄機10の運転のオン・オフ以外に、加湿運転のオン・オフを操作するスイッチが設けられている。操作パネル19により、加湿を行わずに空気清浄のみを行なう運転モードと空気清浄と同時に加湿を行う運転モードとを切り換えることができる。
空気清浄のみを行う運転モードでは、加湿ロータ50の回転が停止しており、加湿ロータ50に水が供給されなくなる。そのため、加湿ロータ50が乾いた後には水の空気中への放出が止まる。
(2)詳細構成
(2−1)水タンク
空気清浄機10は、その外郭が本体ケーシング20で覆われている。空気清浄機10の左側部には、図4に示すように、水タンク30が収納されている。本体ケーシング20は、左側板21が取り外せるようになっており、左側板21に水タンク30が取り付けられている。図示を省略するが、水タンク30の下方には注水口が設けられている。
本体ケーシング20は、空気清浄機10の下方を窄めるように湾曲した左下側板22が左側板21の下に配置されている。この左下側板22が水トレイ40に取り付けられている。水タンク30を装着すると、水タンク30の下方の注水口から水タンク30の水が水トレイ40に注ぎ込まれる。
本体ケーシング20内の水タンク30の右側には、図3に示したシロッコファン16の収納されたファンケーシング70が配置されている。ファンケーシング70は、吹出口12に向かって上方に延びており、ファンケーシング70の吹出口が本体ケーシング20の吹出口12に一致する。このファンケーシング70には水トレイ40の仕切板45の一部が重ね合わされており、重ね合わされている部分の仕切板45はファンケーシング70に隙間なく接触している。
水タンク30の上方には右側に張り出した膨出部30aが設けられている。水タンク30が空気清浄機10に装着された状態では、この膨出部30aが仕切板45を押して、仕切板45とファンケーシング70との間に隙間が生じるのを防止している。
(2−2)水トレイ
図4の状態から、左側板21と水タンク30と水トレイ40を取り除き、さらに、シロッコファンをファンケーシング70とともに取り除いた状態が図5に示す状態である。水トレイ40は、図5に示す外部空間Sp1から装着される。図5においてハニカム状の開口を有する正面側の部材がフィルタ支持部材80である。フィルタ支持部材80に、図3に示したプレフィルタ17AやHEPAフィルタ17Bや脱臭エレメント17Cが取り付けられる。フィルタ支持部材80には、背面側に段差部85が設けられている。この段差部85にも仕切板45の一部が重ね合わされる。そして、この段差部85については、仕切板45が重ねあわされる部分にシール部材90が貼り付けられている。シール部材90は、例えば貫通孔の無いスポンジのように柔らかな発泡プラスチックで形成される。
図6は、図4の状態から、左下側板22を除く本体ケーシング20、水タンク30及びフィルタ支持部材80を取り外した状態を示している。図6は、空気清浄機10の正面側左斜め上方から見た斜視図である。
水トレイ40は、主に、水タンク30の下に配置される受水部41と、加湿ロータ50の下部が水に浸漬されるロータ浸漬部42と、仕切壁43と、軸受け44と、仕切板45,46とを備えている。加湿ロータ50の軸を受ける軸受け44は、ロータ浸漬部42を構成する水トレイ40の側壁の上に取り付けられている。
受水部41とロータ浸漬部42とは、仕切壁43で仕切られている。仕切壁43は、左下側板22などで隠れている下方に受水部41からロータ浸漬部42に通じる開口部が設けられている。それにより、水が水トレイ40に入っている状態で開口部が水で塞がれて、この開口部を通って受水部41からロータ浸漬部42に空気が抜けない構造になっている。
仕切板45は、仕切壁43の上から隙間なく上方に延びている。水トレイ40が装着された状態では、仕切板45がファンケーシング70に隙間なく合わさる。そして、図6に示す状態で水トレイ40がファンケーシング70にロックされる。このロックされたときに、仕切板46もファンケーシング70に重ね合わされ、水トレイ40とファンケーシング70との隙間を塞ぐ。仕切板45の上方には、弾力性のあるパッド91が取り付けられている。水タンク30が装着されたときに、水タンク30によってパッド91が押されるように構成されている。仕切板45とファンケーシング70とが重なる部分にシール部材92(図11参照)が設けられるのは、仕切板45とフィルタ部材80と重ね合わせる場合と同様である。
加湿ロータ50が収納されている空間Sp2は、ファンケーシング70とフィルタ支持部材80とによって形成されるハウジングの内部の空間である。この空間Sp2は、側壁71と上壁72と下壁73と後壁74と仕切板45,46とフィルタ支持部材80とで囲まれる。それにより、外部空間Sp1から空間Sp2が仕切られ、外部空間Sp1と空間Sp2とを繋ぐ経路は、吸込口11や吹出口12などの特定の経路に限られる。このハウジングは、フィルタ支持部材80に形成されているハニカム状の開口部や後壁74に設けられている開口部以外には、開口部を有していない。そのため、フィルタ支持部材80から空間Sp2に供給された空気と同じ量の空気が、空間Sp2から後壁74を抜けてシロッコファン16に供給される。
図1、図2や図6などから分かるように、本体ケーシング20は、下方部が椀状に窄んでいる。例えば、下壁73は、側壁71よりも内側に湾曲している。空気清浄機10の抵部を拡大するためにスタンド25と接続される本体ケーシング20の底部77は、スタンド25よりも狭くなっている。
図7は、水トレイの斜視図である。図8は、水トレイの受水部41とロータ浸漬部42と仕切壁43と仕切板46とを一体的に成形した部品の構成を示す図である。図8(a)はこの部品の平面図、図8(b)はこの部品の正面図、図8(c)は仕切壁の部分のみを示す側面図である。
図7に示すように、受水部41には、水位を検知するためのフロート60が設けられている。フロート60には磁石が取り付けられており、ファンケーシング70にリードスイッチが取り付けられている。このフロート60の上下によって、磁石からリードスイッチまでの距離が変化する。受水部41に溜められている水の水位が高くてフロート60が上に上がっているときは、磁石とリードスイッチとの距離が短くなるのでリードスイッチが磁石を感知してオンする。一方、水位が低くなると磁石がフロート60とともに下がるため、磁石とリードスイッチとの距離が長くなるのでリードスイッチが磁石を感知しなくなってオフする。
図8(a)に示すように、受水部41と仕切壁43の近傍にある2つのネジ穴40aには、仕切板45を留めるためのネジがねじ込まれる。また、ロータ浸漬部42の前方側壁42a及び後方側壁42bに夫々2つずつ設けられているネジ穴40b,40cには、軸受け44を留めるためのネジがねじ込まれる。
図8(b)から分かるように、水トレイ40の下方に仕切板46が突出している。仕切板46は水トレイ40の下方において前後に長く延びている。また、仕切板46は水トレイ40の正面側と背面側とにも延びている。この仕切板46は、水トレイ40の下方においてハウジングの下壁73に当たり、正面側ではフィルタ支持部材80に当たり、背面側ではファンケーシング70に当たって、ハウジングの空間Sp2とその外部空間とを仕切っている。
図8(c)に示すように、仕切壁43には、開口部43aが設けられており、この開口部43aによって、受水部41とロータ浸漬部42とが繋がっている。そのため、水タンク30から受水部41に供給された水は、開口部43aを通ってロータ浸漬部42に流れ込む。水タンク30に水が残っているときの水位が、2点鎖線43bで示されている。この高さまで水位があると開口部43aが水によって塞がれているため、開口部43aが空気のバイパス経路となることはない。
図9(a)には、図8に示した部品の背面図が示され、図9(b)には図9(a)のI−I線断面が示されている。また、水トレイ40の下面側山形凸部40hの周辺を拡大したものが図10に示されている。下面40eには、前方リブ40fと後方リブ40gと下面側山形凸部40hと凹部40iと凸部40jが形成されている。図9(a)及び図9(b)から分かるように、下面40eからの高さは、後方リブ40gの方が前方リブ40fよりも低くなっている。
下面側山形凸部40hは、水トレイ40の下面40eから頂部までの高さが、下面40eから後方リブ40gまでの高さよりも高くなっている。
下面側山形凸部40hを挟んで後方リブ40gの反対側に、凹部40iが形成されている。この凹部40iには後述する本体側山形凸部が嵌まり込む。この凹部40iに本体側山形凸部が嵌まり込んだときには、上面が平らな凸部40jの上面が後述するハウジングの下壁73の支持面に接するように構成されている。
(2−3)加湿ロータ
図6に示す加湿ロータ50は、リング状フレーム52に円盤状の多孔質の気化フィルタ51が取り付けられた構造を有する。加湿ロータ50は、この気化フィルタ51から水を気化させて加湿を行う。そのために、加湿ロータ50の回転に連れて、乾いた気化フィルタ51の下部がロータ浸漬部42の水に漬かるように設計されている。また、気化フィルタ51への給水を補助するために、水溜部53によってロータ浸漬部42から水を汲みあげる。水溜部53からリング状フレーム52の内周に続くリング状フレーム52の穴(図示省略)を通って、リング状フレーム52の内周の気化フィルタ51に水を供給することができるよう構成されている。図示を省略しているが、加湿ロータ50は加湿運転時にモータによって回転される。
(2−4)シロッコファンとファンケーシング
図6の状態から加湿ロータ50及び軸受け44を取り除いた状態を図13に示す。加湿ロータ50を取り除くことにより、加湿ロータ50の下流側にあるシロッコファン16が見える。シロッコファン16へは、ハウジングの後壁74の開口部76から加湿された空気が供給される。
(2−5)ハウジングの支持面と支持面側突出部
図11はファンケーシングの構造を示す斜視図である。ハウジングの下壁73は、ファンケーシング70の一部である。下壁73の平らな部分が、水トレイ40を支える支持面75である。この支持面75はスタンド25よりも高い位置に設けられている。この支持面75の上を水トレイ40の前方リブ40fが摺動する。そして、水トレイ40は、スタンド25から離れており、水トレイ40の被ロック部である下面側山形凸部40hがスタンド25の上面には擦れないようになっている。
また、支持面75には、支持面側山形凸部75aと内部凸部75bが設けられている。この支持面側山形凸部75a及び内部凸部75bの上を水トレイ40の後方リブ40gが摺動する。そして、支持面側山形凸部75aと下面側山形凸部40hとによって水トレイ40がロックされる。このように、本体側のロック部を構成する支持面側山形凸部75aは、空間Sp2を形成するためのハウジングの内部に設けられている。
支持面側山形凸部75aも内部凸部75bもいずれも後方リブ40gよりも広い幅を有している。つまり、挿入方向(x軸方向)に対して垂直な方向(y軸方向)に長い形状を有している。そして、y軸方向に垂直な断面(x−z平面で切断した断面)について略三角形の形状を呈する。
(3)水トレイの装着とロック
(3−1)水トレイの装着
水トレイ40の装着を説明し易くするため、水トレイ40とともに装着される加湿ロータ50と軸受け44を除くとともに、本体ケーシング20とフィルタ支持部材80などを取り除いた状態を示す図11乃至図13を用いて説明する。また、図12の状態においてx−z平面で切断した断面を図14に示す。フィルタ支持部材80を取りつけた状態において、y−z平面で切断した断面の一部を拡大したものを図15に示す。また、図13の状態においてx−z平面で切断した断面を図16に示す。
水トレイ40が取り外されている状態に対応するのが図11に示す状態である。水トレイ40は、図11の紙面右側からx軸方向に沿って挿入される。
図14及び図15に示すように、前方リブ40fはファンケーシング70の支持面75の上を摺動し、後方リブ40gは支持面側山形凸部75aの上を摺動する。水トレイ40のロータ浸漬部42を挿入し易くするために、ロータ浸漬部42とファンケーシング70やフィルタ支持部材80との間には隙間95,96,97が設けられている。この隙間95,96,97は装着が完了した時点では仕切板46によって塞がれる。
図16に示すように装着が完了した状態では、支持面側山形凸部75aに下面側山形凸部40hが当たることによって水トレイ40が簡単には抜けないようになっている。図16に示すように、この時点において、支持面側山形凸部75aも下面側山形凸部40hも仕切板45,46及び仕切壁43よりも、加湿ロータ50が収納される空間Sp2の側に配置されている。そして、このとき、後方リブ40gが内部凸部75bによっても支持されている。そのため、水トレイ40の先端側において、x軸周りの回転を起し難くなり、安定性が増す。
(3−2)水トレイのロック
装着が完了した状態の支持面側山形凸部75a及び下面側山形凸部40hの周囲の拡大断面を図17に示す。図17に示す断面においては、支持面側山形凸部75aが凹部40iに嵌まって、支持面側山形凸部75aの頂部が下面40eには接触しない状態となっている。そして、後方リブ40gの側は、凸面が平らな凸部40jが支持面75に接することによって支えられている。
図17に示すように、下面側山形凸部40hの外側斜面40hnが下面側山形凸部40hの内側斜面40hmに対して傾斜が急になっている。また、支持面側山形凸部75aでは、内側斜面75amの方が外側斜面75anよりも傾斜が急になっている。
このような形状の下面側山形凸部40hが後方リブ40gよりも支持面側に突出している。この下面側山形凸部40hは、支持面側山形凸部75aの頂部と後方リブ40gとが摺動している摺動領域よりも支持面側に突出していることになる。このような支持面側山形凸部75aがあることで、水トレイ40の装着時に支持面側山形凸部75aに下面側山形凸部40hが接触するまでに要した力よりも強い力で押し込まなければ水トレイ40が押し込まれない構造になっている。ただし、下面側山形凸部40hの内側斜面40hmと支持面側山形凸部75aの外側斜面75anがいずれも比較的緩やかな傾斜になっているため、水トレイ40を押し込むだけで下面側山形凸部40hが支持面側山形凸部75aを登る。つまり、水トレイ40を押し込む動作によって、水トレイ40の下面40eが支持面75に押されて持ち上がることになる。
既に説明したように、装着が完了した状態では、下面40eの凹部40iに支持面側山形凸部75aが嵌まり込むため、下面側山形凸部40hが支持面側山形凸部75aに押し上げられることによって持ち上がった水トレイ40が下がる。この状態では、下面側山形凸部40hの傾斜の急な外側斜面40hnに、支持面側山形凸部75aの傾斜の急な内側斜面75amが接しているので、水トレイ40を持ち上げて引き抜くなどの操作が必要になる。このように、水トレイ40が簡単には抜けない構造になっている。
また、このように装着が完了した状態では、図5に示すシール部材90や図11に示すシール部材92を変形させるほど水トレイ40がファンケーシング70に強くロックされる。その上さらに、水タンク30が水トレイ40の上に置かれると、水タンク30の重みで水トレイ40とファンケーシング70との間のロックが外れ難くなる。このとき、水タンク30が仕切板45のパッド91を押すことで、シール部材90,92を仕切板45が押す方向に力が加わり、さらに隙間が生じ難くなる。
(3−3)水トレイとファンケーシングの接触
図11乃至図17を用いて説明したように、水トレイ40は、前方リブ40fがファンケーシング70の支持面75に直接接触して摺動し、支持面75の本体側山形凸部75aの上を後方リブ40gが摺動しながら押し込まれて行く。そのため、上述のように、図11に示した状態から図12の状態を経て図13に示した状態になるまでに、水トレイ40の下面40eと支持面75との間の接触状態が変化する。しかし、上述の図だけでは水トレイ40の下面40eと支持面75との間の接触状態の変化が分かり難い。そこで、下面40eと支持面75との間の接触状態の変化を図18及び図19を用いて説明する。
図18(a)に示す状態は、空気清浄機10に水トレイ40の装着が開始された装着初期の状態である。このとき、水トレイ40の前方リブ40fが支持面75に直接接している。前方リブ40fの斜線で示した領域が第1接触領域C1である。このとき、後方リブ40gは、支持面側山形凸部75aの上にある。そして、後方リブ40fの斜線で示した領域が第2接触領域C2である。図18(a)から分かるように、第1接触領域C1と第2接触領域C2とはy軸方向に離隔している。そのため、水トレイ40は、y−z平面内においてy軸に対して傾くようなガタツキが発生し難くなっている。
図18(b)に示す状態は、水トレイ40が、図18(a)の状態からさらに空気清浄機10の内部に押し込まれた状態である。図18(a)と図18(b)とを比較して分かるように、図18(b)の状態では、第1接触領域C1が、水トレイ40の挿入方向(x軸方向)に拡大している。それにより、水トレイ40の挿入方向(x軸方向)についての安定性が向上する。つまり、水トレイ40は、x−z平面においてx軸に対して傾くようなガタツキが発生し難くなる。一方、上面視において支持面側山形凸部75aと後方リブ40gとの重なり部分に形成される第2接触領域C2は、その大きさがほとんど変化しない。そのため、第2接触領域C2で発生する摺動抵抗の変化は僅かである。このように、挿入方向に延びて拡大した第1接触領域C1と、第1接触領域C1から離隔している第2接触領域C2で支えているので、3点で支えるのと同等の高い安定性が得られる。
図19(a)に示す状態では、第2接触領域C2が、水トレイ40の挿入方向に交差するy軸方向に急に拡大される。このときの第2接触領域C2の接触領域の拡大は不連続なものである。それは、後方リブ40gのみが支持面側山形凸部75aに接していた状態から、後方リブ40gと下面側山形凸部40hとの両方或いは下面側山形凸部40hのみが支持面側山形凸部75aに接触する状態に変化するからである。このような状態の変化があると、第2接触領域C2での抵抗が不連続に急激に増加し、水トレイ40を押し込んでいるユーザーの手の触覚でこの変化を感じ取り易くなる。加えて、第2接触領域C2において下面40eの受ける力の向きが変化する。即ち、後方リブ40gと支持面側山形凸部75aが接触しているときは、主に上向きの力を後方リブ40gが受けてそれが下面40eの受ける力になる。ところが図19(a)の状態になると、下面側山形凸部40hの内側斜面40hmと支持面側山形凸部75anの接触面に垂直な方向、即ち挿入方向の力も受けることになる。そのため、ユーザーは、水トレイ40のロックが開始されたことをよりはっきりと認識することができる。
図19(b)に示す状態では、支持面側山形凸部75aの外側斜面75anの上を下面側山形凸部40hの内側斜面40hmが摺動している。そのため、水トレイ40が押し込まれると、下面40eが支持面75によって押し上げられて水トレイ40が上に持ち上げられる。水トレイ40が上に持ち上げられたとき、第1接触領域C1では、接触がある場合と無い場合の2通りの場合がある。どちらになるかは、水トレイ40の重心の位置に大きく関係する。例えば、第2接触領域C2に近いところに水トレイ40の重心があると、水トレイ40は第2接触領域C2のみで支えられる。一方、水トレイ40の重心が第2接触領域C2から遠いところ、例えば第1接触領域C1に近いところや水トレイ40の先端側(先に挿入されるところ)にある場合には第2接触領域C2のみでは水トレイ40を支えられず、第1接触領域C1でも接触して支えることになる。また、ユーザーの力の入れ具合によっても変わるため、両方の状態が交互に出現する可能性もある。もし、両方の状態が出現し易い場合であっても、ユーザーが水トレイ40を把持する取っ手47に近いところに支持点となる第2接触領域C2があるので、支持点が遠くにある場合に比較して水トレイ40をユーザーが安定させ易くなり、取り扱いが容易である。
図19(c)に示す状態では、下面側山形凸部40hが支持面側山形凸部75aを乗り越え、支持面側山形凸部75aが凹部40iに嵌まる。このとき、支持面75には、凸部40jの平らな上面が接している。また、このとき、後方リブ40gと内部凸部75bとが接触して第3接触領域C3が生じている。第3接触領域C3は、第2接触領域C2に対しては挿入方向(x軸方向)の奥側に離隔しており、第1接触領域C1に対してはy軸方向に離隔している。そのため、装着が完了した状態において、第3接触領域C3があることで水トレイ40の安定性が増す。
(4)特徴
(4−1)
加湿ロータ50(加湿エレメント)に水を供給する水トレイ40の下面40eとファンケーシング70(本体)の支持面75aとの状態は、下面40eの前方リブ40f、後方リブ40g、下面側山形凸部40h及び凸部40j(下面側突出部)と、支持面側山形凸部75a及び内部凸部75b(支持面側突出部)との接触状態によって変化する。プラスチックの射出成形などによって、これら後方リブ40g、下面側山形凸部40h、凸部40j、支持面側山形凸部75a及び内部凸部75bを形成するのは容易であり、安価に製造することができる。
図18(a)に示す状態(第1状態)では、x軸方向(挿入方向)に対して交差するy軸方向(交差方向)に離隔した第1接触領域C1及び第2接触領域C2で接触する。このとき、第1接触領域C1では、前方リブ40f(第1リブ)と支持面75とが接触している。また、第2接触領域C2では、後方リブ40g(第2リブ)と支持面側山形凸部75a(第1凸部)とが接触している。次に、図18(b)に示す状態(第2状態)では、第1接触領域C1が挿入方向に拡大する一方、第2接触領域C2が拡大しない。このときも、第1接触領域C1では、前方リブ40fと支持面75とが接触し、第2接触領域C2では、後方リブ40gと支持面側山形凸部75aとが接触している。
次に、図19(b)に示す状態(第3状態)では、第2接触領域C2で水トレイ40の下面40eが支持面75に押し上げられる。このとき第2接触領域C2では、支持面側山形凸部75a(第1凸部)に下面側山形凸部40h(第2凸部)が接触している。次に、図19(c)に示す状態(第4状態)では、図19(b)の状態で押し上げられた水トレイ40の下面40eが下がる。このように、水トレイ40が上下するような動きをするのは、下面側山形凸部40hと支持面側山形凸部75aのx−z平面で切断した断面形状が略三角形状となっているからである。
水トレイ40は、装着開始初期には、y軸方向(交差方向)に離隔した第1接触領域C1と第2接触領域C2の2箇所で接触しており、y軸に対して傾くようなガタツキが抑えられる。そして、水トレイ40が挿入されるに従って第1接触領域C1が挿入方向に拡大するので、水トレイ40は、x軸に対して傾くようなガタツキが抑えられ、装着時の安定性が保たれる。その一方で、水トレイ40が押し込まれも第2接触領域C1が拡大しないので摺動抵抗の増加が抑えられ、図19(b)において水トレイ40が押し上げられるなどのロック時の感触が分かり易くなる。
そして、装着が完了して、図19(c)に示す状態になったとき(第4状態)には、第1接触領域C1からy軸方向(交差方向)に離隔するとともに第2接触領域C2からx軸方向(挿入方向)に離隔した第3接触領域C3においても、後方リブ40gと内部凸部75bとが接触している。それにより、さらに装着後の水トレイの安定性を向上させることができる。
(4−2)
図18(b)に示す状態(第2状態)と図19(b)に示す状態(第3状態)との間のロックの開始時点の図19(a)に示す状態(第5状態)では、第2接触領域C2がy軸方向(交差方向)に拡大する。y軸方向に第2接触領域C2が拡大することによって急激な摺動抵抗の増加があり、水トレイ40を挿入する者がロックの始まりを触覚で感じ取り易くなる。下面側山形凸部40h(幅広部)は、後方リブ40g(第2リブ)よりも幅が広く、そのため、下面側山形凸部40hと支持面側山形凸部75aの接触面積を、後方リブ40gと支持面側山形凸部75aの接触面積よりも大きくし易くなっている。
(4−3)
支持面側山形凸部75a(第1凸部)は、ファンケーシング70(本体)の外側から遠い方の内側斜面75amの傾斜(内側傾斜)が外側に近い方の外側斜面75anの傾斜(外側傾斜)よりも急になっており、下面側山形凸部40h(第2凸部)は、外側に近い方の外側斜面40hnの傾斜(外側傾斜)が外側から遠い方の内側斜面40hmの傾斜(内側傾斜)よりも急になっている。挿入時に下面側山形凸部40hが支持面側山形凸部75aを乗り越えるときよりも引き抜くときに乗り越える方が大きな力が必要になり、ロックし易くロックが外れ難くなる。
(4−4)
前方リブ40f(第1リブ)は、後方リブ40g(第2リブ)の高さと支持面側山形凸部75a(第1凸部)の高さとの和に等しい高さを持つよう設定されている。そのため、支持面75に平行に下面40eを摺動させることができ、装着時の安定性が良くなる。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、前方リブ40f、後方リブ40g、下面側山形凸部40h、凹部40i及び凸部40jが下面40eにあり、支持面側山形凸部75a及び内部凸部75bが支持面75にある場合について説明したが、前方リブ40f、後方リブ40g、下面側山形凸部40h、凹部40i及び凸部40jを支持面75に形成し、支持面側山形凸部75a及び内部凸部75bを下面40eに形成することもできる。
(5−2)変形例1B
上記実施形態では、前方リブ40fや後方リブ40gが1本の場合について説明したが、複数本並列に設けられていてもよく、前方リブ40fは挿入方向に複数に分割されていてもよい。
(5−3)変形例1C
上記実施形態では、加湿エレメントに加湿ロータ50を用いる気化加湿方式を例に挙げたが、加湿エレメントには加湿ロータ50を用いない、例えばヒータ加湿方式や超音波加湿方式などの他の加湿方式を用いることができる。
10 空気清浄機
20 本体ケーシング
30 水タンク
40 水トレイ
50 加湿ロータ
70 ファンケーシング
80 フィルタ支持部材
特開2009−148305号公報

Claims (8)

  1. 空気に湿気を与えるための加湿エレメント(50)と、
    前記加湿エレメントに水を供給し、下面側突出部を持つ下面(40e)を有する水トレイ(40)と、
    前記加湿エレメントが内部に配置され、前記水トレイが側方から挿入されて装着されるとともに、前記水トレイの前記下面を支持するための支持面側突出部を持つ支持面(75a)を有する本体(70)とを備え、
    前記下面及び前記支持面は、前記水トレイの装着が完了するまでの間に前記下面側突出部及び前記支持面側突出部の接触状態に応じて第1状態、第2状態、第3状態及び第4状態の順に状態が変化し、
    前記第1状態では、挿入方向に対して交差する交差方向に離隔した第1接触領域(C1)及び第2接触領域(C2)で接触し、
    前記第2状態では、前記第1接触領域が前記挿入方向に拡大する一方、前記第2接触領域が拡大せず、
    前記第3状態では、前記第2接触領域で前記水トレイの前記下面が前記支持面に押し上げられ、
    前記第4状態では、前記第3状態で押し上げられた前記水トレイの前記下面が下がる
    ように構成されている、加湿機。
  2. 前記下面及び前記支持面は、前記第2状態と前記第3状態との間のロックの開始時点で第5状態に変化し、
    前記第5状態では、前記第2接触領域が前記交差方向に拡大する、
    請求項1に記載の加湿機。
  3. 前記下面側突出部及び前記支持面側突出部のうちの一方は、
    前記第1接触領域を形成するため前記挿入方向に長く延びた第1リブ(40f)と、
    前記第2接触領域を形成するため前記第1リブに並行して前記挿入方向に長く延びた第2リブ(40g)とを含み、
    前記下面側突出部及び前記支持面側突出部のうちの他方は、
    前記第2リブと接触するように設けられ、前記交差方向に延びて前記第2リブよりも幅の広い第1凸部(75a)を含む、
    請求項1又は請求項2に記載の加湿機。
  4. 前記下面側突出部及び前記支持面側突出部のうちの前記一方は、前記挿入方向に沿って前記第2リブに続くように設けられ、前記第2リブよりも前記交差方向に広い幅を持ち、前記第2リブよりも広い面積で前記第1凸部と接触する幅広部(40h)をさらに含む、
    請求項3に記載の加湿機。
  5. 前記第1凸部は、前記交差方向に垂直な断面が略三角形状を持ち、
    前記幅広部は、前記交差方向に延び、前記交差方向に垂直な断面が略三角形状であり、前記第2リブよりも突出している第2凸部を(40h)含む、
    請求項4に記載の加湿機。
  6. 前記第1凸部は、前記本体の外側から遠い方の内側傾斜が外側に近い方の外側傾斜よりも急になっており、
    前記第2凸部は、前記本体の外側に近い方の外側傾斜が外側から遠い方の内側傾斜よりも急になっている、
    請求項5に記載の加湿機。
  7. 前記第1リブは、前記第2リブの高さと前記第1凸部の高さとの和に等しい高さを持つ、
    請求項3から6のいずれか1項に記載の加湿機。
  8. 前記下面及び前記支持面は、前記第4状態では、前記水トレイの前記下面が下がった後の装着完了時点において、前記第1接触領域及び前記第2接触領域に加え、前記第1接触領域から前記交差方向に離隔するとともに前記第2接触領域から前記挿入方向に離隔した第3接触領域(C3)においても接触する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の加湿機。
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