JP5119076B2 - シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を用いたシートベルト装置を模式的に示す図である。
このシートベルト装置1におけるシートベルト4の装着操作および装着解除操作も、従来公知のシートベルト装置と同じである。
図2は本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を示す部分縦断面図である。図2に示すように、このシートベルトリトラクタ3は、従来のリトラクタと同様にコ字状のベースフレーム8を備えている。ベースフレーム8の側壁8aには、リテーナ9が取付固定されている。このリテーナ9には、従来周知慣用のELR機構のウェビングセンサである減速度感知機構10が設けられている。車両衝突時等の大減速度が車両に加えられた緊急時に、この減速度感知機構10の係止爪10aがELR機構のロックギア11のラチェット歯11aに係合して、ロックギア11のシートベルト引き出し方向の回転がロックされる。これにより、シートベルト4を巻き取る図示しないスプールのシートベルト引き出し方向の回転が阻止されて、緊急時に乗員がシートベルト4により拘束される。
ているとともに、インターナルギア15bの内歯15aに第2ギア14の第2外歯14bが噛合されている。したがって、第2ギア14の回転がこのインターナルギア15bに伝達されることで、ELR−ALR切替制御部材15が第2ギア14の回転と同方向に大きく減速されて回転する。図4(a)ないし(c)に示すように、更にELR−ALR切替制御部材15の外周縁15eには、第1押圧部15cと第2押圧部15dとが設けられている。これらの第1および第2押圧部15c,15dは、ELR−ALR切替制御部材15の外周縁15eから突出する所定周方向長さの円弧状突出部15fの両端で構成されている。
そして、第1ギア13、第2ギア14、ELR−ALR切替制御部材15、ELR−ALR切替設定プレート16、およびELR−ALR切替レバー17により、本発明のロック切り替え機構が構成されている。
図7に示すように、ソレノイド21の励磁は電子制御装置23によって制御される。すなわち、この電子制御装置23には、バックルスイッチ24(本発明の係合解除センサに相当)およびALR設定検知センサ25、およびソレノイド21がそれぞれ接続されている。バックルスイッチ24は従来周知慣用のバックルスイッチであり、タング6がバックル7に係合しているか否かを検知するセンサである。また、ALR設定検知センサ25は、シートベルトリトラクタ3がALR機構として設定されていることを検知するセンサである。このALR設定検知センサ25は、特許文献2に記載のALR設定検知センサを用いることができる。
この例のシートベルトリトラクタ3におけるELR機構の他の構成は、特許文献1および2に記載されているELR機構と同じであり、また、ALR機構の他の構成は、特許文献2に記載されているELR機構と同じである。
図2および図3(a)に示すように、シートベルト4の全量巻取時(シートベルト非装着時)には、ELR−ALR切替制御部材15の円弧状突出部15fが図示しないストッパで、図示位置に保持されている。このとき、ELR−ALR切替設定プレート16は、その第1被押圧部16cがELR−ALR切替制御部材15の第1押圧部15cに当接した位置となっている。このとき、切り欠き部16bは図3(a)に示す位置にあり、ELR−ALR切替レバー17のカム部17bに対向していない。そして、ELR−ALR切替レバー17のカム部17bは、ELR−ALR切替設定プレート16の外周面16aに当接された状態となっている。したがって、係止爪17cがELR機構のロックギア11のラチェット歯11aに係合しない位置に設定されている。また、ソレノイド21が非励磁であり、ALR解除レバー19は図2に示す退避位置に設定される。
、カム部17bの先端がスプリングの付勢力で円弧状突出部15fの第2押圧部15dを反時計回りに押圧するので、ELR−ALR切替制御部材15が若干反時計回りに回転する。これにより、第2被押圧部16dと第2押圧部15dとの間に間隙が生じ、図3(b)に示すようにELR−ALR切替レバー17が反時計回りに回転してカム部17bがこの間隙内に進入する。したがって、係止爪17cがELR機構のロックギア11のラチェット歯11aに係合可能な位置に設定される。
この例のELR機構の他の作動は、特許文献1および2のELR機構と同じであり、またALR機構の他の作動は、特許文献2のALR機構と同じである。
Claims (4)
- 緊急時にシートベルトを巻き取るスプールのシートベルト引き出し方向の回転をロックする緊急ロック式リトラクタ機構と、前記シートベルトが予め設定されたシートベルト引き出し設定量より多く引き出されたとき、前記スプールのシートベルト引き出し方向の回転のみを自動ロックする自動ロック機能を有するとともに、前記シートベルトが前記シートベルト引き出し設定量より多く引き出された後前記シートベルトが予め設定されたシートベルト巻き取り設定量より大きく巻き取られたとき、前記自動ロック機能が解除される自動ロック式リトラクタ機構とに設定可能であるシートベルトリトラクタにおいて、
前記自動ロック式リトラクタ機構の設定を保持した状態で、前記自動ロック式リトラクタ機構の前記自動ロック機能を一旦解除して前記スプールのシートベルト引き出し方向の回転を一時的に可能にするとともに前記スプールのシートベルト引き出し方向の回転の一時的な可能状態から前記スプールのシートベルト引き出し方向の回転を再び自動ロック可能にする自動ロック機能解除手段を備えていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。 - 前記緊急ロック式リトラクタ機構と自動ロック式リトラクタ機構とを切り替え設定するロック切り替え機構を備え、
前記自動ロック機能解除手段は前記ロック切り替え機構により自動ロック式リトラクタ機構の自動ロック機能を一時的に解除する手段であることを特徴とする請求項1記載のシートベルトリトラクタ。 - シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトに摺動自在に支持されたタングと、このタングが係脱可能に係合されるバックルとを少なくとも備え、緊急時にシートベルトリトラクタによって前記シートベルトの引き出しが阻止されることで乗員を拘束するシートベルト装置において、
前記シートベルトリトラクタは、請求項1または2記載のシートベルトリトラクタであることを特徴とするシートベルト装置。 - 前記自動ロック機能解除手段は、前記自動ロック式リトラクタ機構の設定検知センサと、前記タングと前記バックルとの係合解除を検知する係合解除検知センサと、これらの設定検知センサおよび係合解除検知センサから各検知信号に基づいて、前記自動ロック機能解除手段を作動させる制御装置とを備えることを特徴とする請求項3記載のシートベルト装置。
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