JP5115455B2 - 電気錠コントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、建物の壁に取付けられ、建物の壁から引出されている配線が基板の端子台に接続された後に、バッテリが取付けられるように構成されてなる電気錠コントローラに関する。
防犯及び操作性を高めることを目的として扉の施錠や解錠を電気的に行う電気錠が供されており、それら電気錠を制御する電気錠コントローラが供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−84266号公報
この種の電気錠コントローラとして建物の壁に取付けられる型がある。建物の壁に取付けられる電気錠コントローラにおいては、機器全体の小型化及び省スペース化という点から、バッテリを配線に重なるように当該配線の前方側に取付ける構造が採用されており、従来は以下のようにして配線を接続した後にバッテリを取付けていた。すなわち、建物の壁から引出されている配線を前方側に引出した状態で枠体を建物の壁に取付け、前方側に引出した配線を基板の端子台に接続し、配線を跨ぐ格好で専用のバッテリ固定用スペーサをインナーケースに取付け、そのインナーケースに取付けた専用のバッテリ固定用スペーサにバッテリを位置決めして専用のバンドで巻付けて固定し、バッテリを配線の前方側に取付けていた。
しかしながら、上記したような構造では、専用のバッテリ固定用スペーサ及び専用のバンドを必要とする構成であるので、部品点数が増大するという問題がある。また、バッテリを交換する際にはバッテリを固定しているバンドをバッテリ固定用スペーサから一旦取外す作業が必要であり、さらに、配線を変更する際にはバンドをバッテリ固定用スペーサから一旦取外す作業に加えてバッテリ固定用スペーサをインナーケースから取外す作業も必要であり、作業性に劣るという問題もある。また、単純にバッテリを専用のバンドで巻付けて固定しているだけの構成であるので、バッテリからバッテリ液が漏れる所謂液漏れが発生してしまうと、バッテリ液が垂れて場合によっては外部に流出してしまうという問題もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数が増大することなく、バッテリを交換する際や配線を変更する際の作業性を高めることができ、しかも、バッテリからバッテリ液が漏れる所謂液漏れが発生した場合であってもバッテリ液が外部に流出してしまうことを未然に回避することができる電気錠コントローラを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、枠体は建物の壁に取付けられときに前記建物の壁面に対して平行となる面に開口部を有する矩形状に形成され、その枠体に設けられているインナーケースには、端子台が実装されている基板を収容する基板収容部と、基板が基板収容部に収容されている状態で当該基板の切欠部分に対向する開口部とが設けられている。インナーケースにあって開口部から前方側に突出する箇所にはバッテリを収容するためのバッテリ収容部が当該インナーケースと一体的に設けられ、バッテリ収容部と開口部との間の空間が配線を収容するための配線収容部とされている。バッテリ収容部は、バッテリが当該バッテリ収容部の前方上側から挿通されるバッテリ挿通部と、バッテリが置かれる底壁面部と、バッテリがバッテリ収容部に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部の前方側へ移動することを制限する前方ストッパ壁面部と、バッテリがバッテリ収容部に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部の後方側へ移動することを制限する後方ストッパ壁面部と、バッテリがバッテリ収容部に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部の側方側へ移動することを制限する側方ストッパ壁面部とを備えて構成されている。
上記した構成によれば、建物の壁から引出されている配線を外部から枠体の開口部及びインナーケースの開口部に挿通して前方側に引出した状態で枠体を壁に取付け、配線を基板の端子台に接続する。この場合、後方ストッパ壁面部に、配線が前方側から配線収容部に向かう方向に挿通可能なスリット状の切欠部が形成されているので、配線を基板の端子台に接続したことで生じた配線の余り部分(必要以上に長い部分)をスリット状の切欠部に挿通することでバッテリ収容部と開口部との間の空間である配線収容部に収容することができ、配線収容部の前方側に設けられているバッテリ収容部にバッテリを収容する分のスペースを確保することができる。そして、このようにして配線を接続した後に、バッテリを前方上側からバッテリ挿通部に挿通してバッテリをバッテリ収容部に収容することで、従来の作業では必要であった専用のバッテリ固定用スペーサ及び専用のバンドを不要とした上で配線を接続してバッテリを取付けることができる。これにより、部品点数が増大することなく、バッテリを交換する際や配線を変更する際の作業性を高めることができる。
この場合、バッテリ収容部に、前方ストッパ壁面部と後方ストッパ壁面部と側方ストッパ壁面部とが形成されているので、インナーケースが枠体に対して回動された場合であっても、バッテリが落下することを防止することができ、バッテリをバッテリ収容部に止めておくことができる。また、バッテリを収容するバッテリ収容部にあって底壁面部に、全周にわたって立上がり部が形成されているので、バッテリからバッテリ液が漏れる所謂液漏れが発生した場合であっても、バッテリから漏れたバッテリ液が垂れることなく底壁面部に止めておくことができ、バッテリ液が外部に流出してしまうことを未然に回避することができる。
また、前方ストッパ壁面部と後方ストッパ壁面部とが当該前方ストッパ壁面部及び当該後方ストッパ壁面部の面方向に垂直な方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成され、側方ストッパ壁面部と前方ストッパ壁面部及び後方ストッパ壁面部とが当該側方ストッパ壁面部の面方向に垂直な方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成されているので、バッテリ収容部を構成する各ストッパ壁面部を別部材ではなくインナーケースを製作する工程で型抜きの方法によりインナーケースと一体成形で製作することができ、製作コストを削減することができ且つ製作期間を短縮することができる。しかも、従来からのバッテリを配線に重なるように当該配線の前方側に取付ける構造を維持することにより、機器全体の小型化及び省スペース化をも実現することができる。
請求項2に記載した発明によれば、前方ストッパ壁面部の上端部に、バッテリがバッテリ挿通部に挿通される挿通方向に平行な面取り部が形成されているので、バッテリを滑らかにバッテリ挿通部に挿通することができ、バッテリを取付けたり取外したりする際の作業性を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、後方ストッパ壁面部にあって切欠部を構成する端部に、前方側から配線収容部に向かう方向にカーブする曲面部が形成されているので、配線を基板の端子台に接続したことで生じた配線の余り部分をスリット状の切欠部に滑らかに挿通することができ、配線を収容する際の作業性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、電気錠コントローラにおいて、バッテリが搭載されていない状態で本体カバー(図示せず)が外されている状態を示している。電気錠コントローラ1において、枠体2は中空状の開口部2aを有する「ロ」字形状に成形されており、その内側の空間はインナーケース3を収容可能なインナーケース収容部4とされている。枠体2及びインナーケース3は樹脂を材料として成形されており、インナーケース3は枠体2の一辺側(図1では左辺側)を回動軸として枠体2に対して回動可能に取付けられている。
インナーケース3の内部である基板収容部5には基板6が収容されており、その基板6の表面部には各種の電子部品(CPU、RAM及びROMなど)や3個の端子台7〜9が実装されている。基板6の表面部に実装されている各種の電子部品の一部は塵埃などから保護するという理由でケースカバー10により覆われている。基板6は矩形形状から略1/4に相当する一部分が切欠かれた形状に成形されており、インナーケース3にあって基板6の切欠部分に対向する部分には開口部3aが形成されている。枠体2の開口部2aとインナーケース3の開口部3aとは連通している。端子台7〜9は基板6の表面部にあって切欠部分の側方に実装されており、つまり、基板6の表面部にあって下側中央部に実装されている。
電気錠コントローラ1は、本体カバーが取外されてインナーケース3の開口部3aが下側に位置するように向けられ、建物の壁から引出されている配線が枠体2の開口部2a及びインナーケース3の開口部3aに挿通されて前方に引出された状態で、枠体2が建物の壁に位置決めされて取付けられる。そして、前方に引出されている配線の先端側が3台の端子台7〜9に接続される。
インナーケース3にあって開口部3aから前方に突出する箇所にはバッテリ収容部11がインナーケース3と一体的に形成されており、バッテリ収容部11とインナーケース3の開口部3aとの間の空間は配線収容部12とされている。以下、バッテリ収容部11の具体的な形状について、図2ないし図6を参照して説明する。
バッテリ収容部11は、前方上側が開口されており、その開口されている部分は後述する直方体形状をなすバッテリが挿通されるバッテリ挿通部13とされている。バッテリ収容部11の前方側には前方ストッパ壁面部14、15が左右方向に一体成形により形成されており、バッテリ収容部11の後方側には後方ストッパ壁面部16、17が上下方向に一体成形により形成されており、バッテリ収容部11の右側方側には右側方ストッパ壁面部18、19が一体成形により形成されており、バッテリ収容部11の左側方側には左側方ストッパ壁面部20が一体成形により形成されている。前方ストッパ壁面部14と右側方ストッパ壁面部18と下側の後方ストッパ壁面部16とは「コ」字状に連なっており、前方ストッパ壁面部15と左側方ストッパ壁面部20と下側の後方ストッパ壁面部16とは「コ」字状に連なっており、右側方ストッパ壁面部19と上側の後方ストッパ壁面部17とは「L」字状に連なっている。
前方ストッパ壁面部14、15は、バッテリがバッテリ収容部11に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部11の前方側へ移動することを制限するものである。後方ストッパ壁面部16、17は、バッテリがバッテリ収容部11に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部11の後方側へ移動することを制限するものである。右側方ストッパ壁面部18、19は、バッテリがバッテリ収容部11に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部11の右側方側へ移動することを制限するものである。左側方ストッパ壁面部20は、バッテリがバッテリ収容部11に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部11の左側方側へ移動することを制限するものである。
バッテリ収容部11にあってバッテリが置かれる底壁面部21の前方側には垂直に立上がるように立上がり部21aが形成されている。底壁面部21と後方ストッパ壁面部16とは「L」字状に連なっており、後方ストッパ壁面部16の下側は底壁面部21の後方における立上がり部とされている。右側方ストッパ壁面部18と底壁面部21と左側方ストッパ壁面部20とは「コ」字状に連なっており、右側方ストッパ壁面部18の下側は底壁面部21の右側方の立上がり部とされており、左側方ストッパ壁面部20の下側は底壁面部21の左側方における立上がり部とされている。すなわち、底壁面部21には前後左右の四方に立上がり部が形成されている。
底壁面部21の奥行き寸法、換言すれば前方ストッパ壁面部14、15と後方ストッパ壁面部16、17との間の水平方向の寸法(図2中「a1」にて示す)はバッテリの奥行き寸法(図7中「a2」にて示す)よりも僅かに広くなっている。また、底壁面部21の幅寸法、換言すれば右側方ストッパ壁面部18、19と左側方ストッパ壁面部20との間の水平方向の寸法は(図2中「b1」にて示す)はバッテリ(図7中「b2」にて示す)の幅寸法よりも僅かに広くなっている。
後方ストッパ壁面部16と後方ストッパ壁面部17との間にはスリット状の切欠部22が形成されており、後方ストッパ壁面部16における切欠部22側の端部には前方側から後方側(配線収容部12側)に向かう方向にカーブする曲面部16aが形成されている。
尚、上側の後方ストッパ壁面部17に曲面部が形成されているのではなく、下側の後方ストッパ壁面部16に曲面部16aが形成されているのは、電気錠コントローラ1が壁に取付けられた状態では前方側に引出されている配線が重力で垂れ下がった格好になるので、垂れ下がった配線を持上げてスリット状の切欠部22に挿通する場合には下側の後方ストッパ壁面部16に曲面部16aが形成されている方が挿通し易いからである。
前方ストッパ壁面部14の上端辺部はバッテリがバッテリ挿通部13に挿通される挿通方向に面取りされて面取り部14aが形成されており、前方ストッパ壁面部15の上端辺部はバッテリがバッテリ挿通部13に挿通される挿通方向に面取りされて面取り部15aが形成されている。また、天井壁面部23の前端辺部もバッテリがバッテリ挿通部13に挿通される挿通方向に面取りされて面取り部23aが形成されている。
前方ストッパ壁面部14における2箇所の角部14bと角部14c、前方ストッパ壁面部15における2箇所の角部15bと角部15c、後方ストッパ壁面部16における2箇所の角部16bと角部16c、後方ストッパ壁面部17における1箇所の角部17a、右側方ストッパ壁面部18における2箇所の角部18aと角部18b、右側方ストッパ壁面部19における3箇所の角部19aと角部19bと19c、左側方ストッパ壁面部20における1箇所の角部20aは面取り加工されている。これは、前方側に引出されている配線の先端側が端子台7〜9に接続されていない段階では配線の先端側が自由状態となっているので、作業者が枠体2を建物の壁に取付ける作業中において先端側が自由状態となっている配線を損傷させないようするためであり、また、作業者が配線の先端側を基板6の端子台7〜9に接続する作業において配線を移動する際に配線が各ストッパ壁面部14〜20を乗り越え易くするためである。
前方ストッパ壁面部14、15と後方ストッパ壁面部16、17とは正面方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成されており、右側方ストッパ壁面部18、19及び左側方ストッパ壁面部20と前方ストッパ壁面部14、15及び後方ストッパ壁面部16、17とは側面方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成されている。すなわち、このようにバッテリ収容部11を構成する前方ストッパ壁面部14、15、後方ストッパ壁面部17、右側方ストッパ壁面部18、19及び左側方ストッパ壁面部20が上記した関係にあることにより、バッテリ収容部11を製作することができ、インナーケース3を製作する工程で型抜きの方法によりインナーケース3と一体成形でバッテリ収容部11を製作することができる。
次に、上記した構成の作用として、配線を接続してバッテリを取付ける手順について、図7ないし図13を参照して説明する。尚、本実施形態では、同一形状の2個のバッテリを上下に重ねてバッテリ収容部11に収容する場合を説明する。
最初に、作業者は、本体カバーが取外されている枠体2をインナーケース3の開口部3aが下側に位置するように持上げ、建物の壁から引出されている配線24を枠体2の開口部2a及びインナーケース3の開口部3aに挿通して前方に引出した状態で、枠体2を建物の壁に位置決めして取付ける。次いで、作業者は、前方に引出している配線24の先端側を3台の端子台7〜9に接続する。ここで、配線24の先端側を3台の端子台7〜9に接続したことで余り部分(必要以上に長い部分)が生じることになるが、本実施形態では後方ストッパ壁面部16と後方ストッパ壁面部17との間に形成されているスリット状の切欠部22が形成されているので、作業者は、配線24の先端側を3台の端子台7〜9に接続したことで生じた余り部分をスリット状の切欠部22に挿通することで(後方側に押込むことで)、バッテリ収容部11とインナーケース3の開口部3aとの間の空間である配線収容部12に収容することができ、配線収容部12の前方側に設けられているバッテリ収容部11にバッテリを収容する分のスペースを確保することができる。この場合、上記したように後方ストッパ壁面部16における切欠部22側の端部には前方側から後方側に向かう方向にカーブする曲面部16aが形成されているので、作業者は、配線の余り部分をスリット状の切欠部22に滑らかに挿通することができる。
作業者は、このようにして配線24を接続した後に、第1のバッテリ25をバッテリ挿通部13に挿通し、第1のバッテリ25を底壁面部21に置くことでバッテリ収容部11に収容する。この場合、上記したように、前方ストッパ壁面部14の上端部にはバッテリがバッテリ挿通部13から挿通される挿通方向に平行な面取り部14aが形成されており、前方ストッパ壁面部15の上端部にはバッテリがバッテリ挿通部13から挿通される挿通方向に平行な面取り部15aが形成されており、天井壁面部23の前端部にもバッテリがバッテリ挿通部13に挿通される挿通方向に平行な面取り部23aが形成されているので、作業者は、第1のバッテリ25をバッテリ挿通部13に滑らかに挿通することができる。
そして、作業者は、このようにして第1のバッテリ25をバッテリ収容部11に収容させた後に、第2のバッテリ26を第1のバッテリ25と同様にしてバッテリ挿通部13に挿通し、第2のバッテリ26を第1のバッテリ25上に置くことでバッテリ収容部11に収容する。この場合も、作業者は、第2のバッテリ26をバッテリ挿通部13に滑らかに挿通することができる。
このようにして第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26が底壁面部21に置かれた状態では、第1のバッテリ25の前側面部は前方ストッパ壁面部14の下半部及び前方ストッパ壁面部15の下半部と僅かな隙間で対向し、第1のバッテリ25の後側面部は後方ストッパ壁面部16と僅かな隙間で対向し、第1のバッテリ25の右側面部は右側方ストッパ壁面部18の下半部と僅かな隙間で対向し、第1のバッテリ25の左側面部は左側方ストッパ壁面部20の下半部と僅かな隙間で対向する。また、第2のバッテリ26の前側面部は前方ストッパ壁面部14の上半部及び前方ストッパ壁面部15の上半部と僅かな隙間で対向し、第2のバッテリ26の後側面部は後方ストッパ壁面部17と僅かな隙間で対向し、第2のバッテリ25の右側面部は右側方ストッパ壁面部18の上半部及び右側方ストッパ壁面部19と僅かな隙間で対向し、第2のバッテリ25の左側面部は左側方ストッパ壁面部20の上半部と僅かな隙間で対向する。したがって、このようにして第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26を取付けた後に、インナーケース3を枠体2に対して回動させた場合であっても、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26が落下することはない。
以上に説明したように本実施形態によれば、電気錠コントローラ1におけるバッテリ収容部11を、前方ストッパ壁面部14、15、後方ストッパ壁面部16、17、右側方ストッパ壁面部18、19、左側方ストッパ壁面部20及び底壁面部21から構成し、後方ストッパ壁面部16と後方ストッパ壁面部17との間に配線24が前方側から配線収容部12に向かう方向に挿通可能なスリット状の切欠部22を形成し、底壁面部21の全周に立上がり部を形成したので、配線24を基板6の端子台7〜9に接続したことで生じた配線24の余り部分(必要以上に長い部分)をスリット状の切欠部22に挿通して配線収容部12に収容することで配線収容部12の前方側に設けられているバッテリ収容部11に第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26を収容する分のスペースを確保することができ、従来の作業では必要であった専用のバッテリ固定用スペーサ及び専用のバンドを不要とした上で第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26を取付けることができる。これにより、部品点数が増大することなく、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26を交換する際や配線24を変更する際の作業性を高めることができる。
そして、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26を取付けた後でインナーケース3を枠体2に対して回動した場合であっても、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26が落下することを防止することができ、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26をバッテリ収容部11に止めておくことができる。また、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26からバッテリ液が漏れる所謂液漏れが発生した場合であっても、バッテリ液が垂れることなくバッテリ液を底壁面部21に止めておくことができ、バッテリ液が外部に流出してしまうことを未然に回避することができる。
また、前方ストッパ壁面部14、15と後方ストッパ壁面部16、17とを正面方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成し、右側方ストッパ壁面部18、19及び左側方ストッパ壁面部20と前方ストッパ壁面部14、15及び後方ストッパ壁面部16、17とを側面方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成したので、バッテリ収容部11を構成する各ストッパ壁面部14〜20を別部材ではなくインナーケース3を製作する工程で型抜きの方法によりインナーケース3と一体成形で製作することができ、製作コストを削減することができ且つ製作期間を短縮することができる。しかも、従来からのバッテリを配線24に重なるように当該配線24の前方側に取付ける構造を維持することにより、機器全体の小型化及び省スペース化をも実現することができる。
また、前方ストッパ壁面部14の上端部に面取り部14aを形成し、前方ストッパ壁面部15の上端部に面取り部15aを形成し、天井壁面部23の前端部にも面取り部23aを形成したので、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26をバッテリ挿通部13に滑らかに挿通することができ、第1のバッテリ25及び第2のバッテリ26を取付けたり取外したりする際の作業性を高めることができる。
さらに、後方ストッパ壁面部16にあって切欠部22を構成する端部に前方側から配線収容部12に向かう方向にカーブする曲面部16aを形成したので、配線24の余り部分をスリット状の切欠部22に滑らかに挿通することができ、配線24を収容する際の作業性を高めることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
同一形状の2個のバッテリを取付ける構成に限らず、1個のバッテリを取付ける構成であっても良いし、3個以上のバッテリを取付ける構成であっても良い。
本発明の一実施形態を示すもので、バッテリを取付ける前の状態を示す斜視図 バッテリ収容部を一方向から見た斜視図 バッテリ収容部を他方向から見た斜視図 インナーケースの側面図(a)及び正面図(b) 図4のA−A線に沿った縦断側面図(a)及びB−B線に沿った縦断側面図(b) インナーケースの背面図 バッテリをバッテリ収容部に収容する手順を示す図(その1) バッテリをバッテリ収容部に収容する手順を示す図(その2) バッテリをバッテリ収容部に収容する手順を示す図(その3) バッテリをバッテリ収容部に収容する手順を示す図(その4) バッテリをバッテリ収容部に収容する手順を示す図(その5) バッテリをバッテリ収容部に収容する手順を示す図(その6) バッテリを取付けた後の状態を示す斜視図
符号の説明
図面中、1は電気錠コントローラ、2は枠体、2aは開口部、3はインナーケース、3aは開口部、5は基板収容部、6は基板、7〜9は端子台、11はバッテリ収容部、12は配線収容部、13はバッテリ挿通部、14、15は前方ストッパ壁面部、14a、15aは面取り部、16、17は後方ストッパ壁面部、16aは曲面部、18、19は右側方ストッパ壁面部、20は左側方ストッパ壁面部、21は底壁面部、21は立上がり部、24は配線、25、26はバッテリである。

Claims (3)

  1. 建物の壁に取付けられときに前記建物の壁面に対して平行となる面に開口部を有する矩形状の枠体と、
    前記枠体に設けられ、端子台が実装されている基板を収容する基板収容部と、前記基板が前記基板収容部に収容されている状態で当該基板の切欠部分に対向する開口部とを有するインナーケースとを備え、
    建物の壁から引出されている配線が外部から前記枠体の前記開口部及び前記インナーケースの前記開口部に挿通されて前記枠体の前方側に引出された状態で前記枠体が前記壁に取付けられ且つ前記配線が前記基板の前記端子台に接続される電気錠コントローラにおいて、
    前記インナーケースにあって前記開口部から前方側に突出する箇所にバッテリを収容するためのバッテリ収容部が当該インナーケースと一体的に設けられると共に、前記バッテリ収容部と前記開口部との間の空間が前記配線を収容するための配線収容部とされ、
    前記バッテリ収容部は、前記バッテリが当該バッテリ収容部の前方上側から挿通されるバッテリ挿通部と、前記バッテリが置かれる底壁面部と、前記バッテリが前記バッテリ収容部に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部の前方側へ移動することを制限する前方ストッパ壁面部と、前記バッテリが前記バッテリ収容部に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部の後方側へ移動することを制限する後方ストッパ壁面部と、前記バッテリが前記バッテリ収容部に収容されている状態で当該バッテリが当該バッテリ収容部の側方側へ移動することを制限する側方ストッパ壁面部とを備え、
    前記底壁面部に、全周にわたって立上がり部が形成され、
    前記後方ストッパ壁面部に、前記配線が当該バッテリ収容部の前方側から前記配線収容部に向かう方向に挿通可能なスリット状の切欠部が形成され、
    前記前方ストッパ壁面部と前記後方ストッパ壁面部とは当該前方ストッパ壁面部及び当該後方ストッパ壁面部の面方向に垂直な方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成され、
    前記側方ストッパ壁面部と前記前方ストッパ壁面部及び前記後方ストッパ壁面部とは当該側方ストッパ壁面部の面方向に垂直な方向から投影した投影面上に両者が描写可能な位置関係に形成されていることを特徴とする電気錠コントローラ。
  2. 請求項1に記載した電気錠コントローラにおいて、
    前記前方ストッパ壁面部の上端部に、前記バッテリが前記バッテリ挿通部に挿通される挿通方向に平行な面取り部が形成されていることを特徴とする電気錠コントローラ。
  3. 請求項1または2に記載した電気錠コントローラにおいて、
    前記後方ストッパ壁面部にあって前記切欠部を構成する端部に、前方側から前記配線収容部に向かう方向にカーブする曲面部が形成されていることを特徴とする電気錠コントローラ。
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