JP5113710B2 - 太陽電池素子の電極形成用導電性ペースト及び太陽電池素子並びにその太陽電池素子の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)大径粉末と小径粉末の混合による効果
アルミニウム粉末は、粒径が5.0μm以下の小さい粒径の小径粉末と、粒径が7.0μm以上の大きい粒径の大径粉末からなることが本発明の最大の特徴である。太陽電池素子の電極形成用導電性ペーストにおいて、そのような特徴ある粒径のアルミニウム粉末を導電性粉末として用いることによる特有の効果について、図4を参照しながら以下に説明する。
(a) 大径のアルミニウム粉末のみからなる場合
図4(a)は、大径のアルミニウム粉末Bのみからなる場合を示す。この場合、大径のアルミニウム粉末BとBの接触面積が小さいため、導電性が良くないという欠点がある。また、大径のアルミニウム粉末BとBの空隙が大きいため、焼成時に半導体基板に反りが発生しやすくなる。
(b) 大径のアルミニウム粉末と少量の小径のアルミニウム粉末からなる場合
図4(b)は、大径のアルミニウム粉末Bと小径のアルミニウム粉末Aが混在している場合を示すが、小径のアルミニウム粉末Aの数量が大径のアルミニウム粉末Bの数量に比べてそれほど多くないため、図4(a)の場合と同じように、大径のアルミニウム粉末BとB、大径のアルミニウム粉末Bと小径のアルミニウム粉末Aおよび小径のアルミニウム粉末AとAのそれぞれの接触面積が小さいため、導電性が良くないという欠点がある。また、小径のアルミニウム粉末Aの数量が多くないので、大径のアルミニウム粉末BとBの空隙を小径のアルミニウム粉末Aが埋めることができないので、焼成時に半導体基板に反りが発生しやすくなる。
(c) 大径のアルミニウム粉末と多量の小径のアルミニウム粉末からなる場合
図4(c)は、大径のアルミニウム粉末Bと小径のアルミニウム粉末Aが混在している場合を示し、小径のアルミニウム粉末Aの数量が大径のアルミニウム粉末Bの数量に比べてかなり多い場合を示す。図4(c)は本発明の特徴を表す好ましい一例を示している。
(d) 小径のアルミニウム粉末のみからなる場合
図4(d)は、小径のアルミニウム粉末Aのみからなる場合を示す。この場合、多く存在する小径のアルミニウム粉末AとAが接触する確率が高くなるので、導電性は向上する。しかし、小径のアルミニウム粉末Aが多く存在する箇所と、小径のアルミニウム粉末Aが少ない箇所とが混在しやすく、全体として小径のアルミニウム粉末Aの密度(単位面積当たりの数量)が不均一になりやすい(密度の高い場所と低い場所が入り混じる)という欠点がある。さらに、焼成時に熱収縮するときに起点となる大径のアルミニウム粉末が存在しない。このように、アルミニウム粉末の密度の不均一と大径のアルミニウム粉末の不存在を原因として焼成時に均一に熱収縮することが難しくなる。その結果、半導体基板に反りが発生しやすくなる。
(2)アルミニウム粉末の粒径
小径のアルミニウム粉末と大径のアルミニウム粉末の粒径は相対的に決定されるのであって、上記したような効果(図4(c)に示す場合)を享受するためには、大径粉末と小径粉末の粒径差は少なくとも2μmあることが好ましい。小径のアルミニウム粉末が大径のアルミニウム粉末間の空隙を埋めることにより、焼成時に均一に熱収縮するという効果を得るためには、小径のアルミニウム粉末の粒径は5μm以下であることが好ましく、大径のアルミニウム粉末の粒径は7μm以上であることが好ましい。しかし、アルミニウム粉末が小さくなりすぎると、作業性が低下し、物理的な接着強度が不足するという不都合がある。そこで、小径のアルミニウム粉末の粒径は0.1μm以上であることが好ましい。また、アルミニウム粉末は粒径が小さくなると粉塵爆発等の危険性が高くなるため、現実的に使用可能な粒径は小径側で制約を受ける。この点で、アルミニウム粉末の粒径は0.1μm以上であることが好ましい。一方、アルミニウム粉末が大きくなりすぎると、ペースト中での分散性および印刷性が悪くなるという不都合がある。そこで、大径のアルミニウム粉末の粒径は15μm以下であることが好ましい。
(3)大径のアルミニウム粉末と小径のアルミニウム粉末の配合量
アルミニウム粉末同士の接触面積を増やして導電性を改善し、且つ、小径のアルミニウム粉末によって大径のアルミニウム粉末間の空隙を埋めるためには、小径のアルミニウム粉末の数量は大径のアルミニウム粉末の数量より多いことが必要である。そこで、アルミニウム粉末の合計を100重量部とした場合、上記粒径の大径アルミニウム粉末が10ないし50重量部であって、上記粒径の小径アルミニウム粉末が50ないし90重量部であるのが好ましく、さらに、上記粒径の大径アルミニウム粉末が20ないし30重量部であって、上記粒径の小径アルミニウム粉末が70ないし80重量部であるのが一層好ましい。
(4)累積粒度分布の平均粒径D50
小径のアルミニウム粉末の数量が多くなりすぎると、焼成することによって形成される電極が緻密になりすぎて、アルミニウムとシリコンとの線膨張係数の差が強調されて焼成後のシリコン基板の反りが大きくなりやすい。そこで、アルミニウム粉末の体積基準による累積粒度分布の平均粒径D50が1.0ないし5.5μmであって、上記平均粒径D50の半分以下のものが全アルミニウム粉末に対して占める割合が20%以下であれば、焼成することによって形成される電極が緻密になりすぎず、焼成後のシリコン基板の反り量を抑えることが可能である。また、微細な粒径のアルミニウム粉末は表面が活性であって、酸化しやすいので、微細な粒径のアルミニウム粉末が多くなると、電気抵抗が高くなりやすいが、アルミニウム粉末の体積基準による累積粒度分布の平均粒径D50が1.0ないし5.5μmであって、上記平均粒径D50の半分以下のものが全アルミニウム粉末に対して占める割合を20%以下とすることにより、微細な粒径のアルミニウム粉末の含有量を比較的低くすることができるので、電気抵抗の上昇を抑えることができる。
(5)アルミニウム粉末の配合量
本発明の導電性ペーストは、有機バインダを0.1ないし10重量部、溶剤を5ないし70重量部、ガラスフリットを0.01ないし10重量部含有する場合、アルミニウム粉末の配合量は30ないし90重量部であるのが好ましい。30重量部未満ではアルミニウム粉末の配合量が少なすぎて焼成して得られるアルミニウム電極の固有抵抗が上昇するという不都合があり、90重量部を超えると印刷性が悪くなり、物理的な接着強度が不足するという不都合があるからである。
(6)アルミニウム粉末の形状
アルミニウム粉末の形状は特に限定されるものではなく、球状、薄片状、不定形状等の様々な形状のものを用いることができる。
2.ガラスフリット
本発明で使用可能なガラスフリットは、導電性ペーストが700ないし950℃で焼成されたときに、適切に半導体基板への接着が行われるように、300ないし600℃の軟化点を有するものが好ましい。軟化点が300℃より低いと、ガラスの浮きや半導体ウエハと電極界面への偏析が発生しやすくなるという不都合がある。一方、軟化点が600℃より高いと、焼成時に十分な溶融流動が起こらないため、十分な接着強度が得られないという不都合がある。例えば、ガラスフリットとしては、Bi系ガラス、Bi2O3−B2O3−ZnO系ガラス、Bi2O3−B2O3系ガラス、Bi2O3−B2O3−SiO2系ガラスなどを用いることができる。
3.有機バインダ
有機バインダとしては、限定されるものではないが、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、アクリル樹脂、アルキド樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、フェノール系樹脂、脂肪族系石油樹脂、アクリル酸エステル系樹脂、キシレン系樹脂、クマロンインデン系樹脂、スチレン系樹脂、ジシクロペンタジエン系樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリイソブチル系樹脂等を用いることができる。
4.溶剤
溶剤としては、限定されるものではないが、ヘキサン、トルエン、エチルセロソルブ、シクロヘキサノン、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテート、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジアセトンアルコール、ターピネオール、メチルエチルケトン、ベンジルアルコール等を挙げることができる。
5.分散剤
ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、ラウリン酸などの分散剤を導電性ペーストに配合することができる。なお、分散剤は一般的なものであれば、有機酸に限定されるものではない。分散剤は必要に応じて配合されるもので、その配合量は導電性ペースト100重量部に対して2重量部を超えない範囲であるのが好ましい。2重量部を超えると、焼成によって得られる反受光面電極の固有抵抗が上昇するという不都合がある。
6.その他の添加剤
本発明においては、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤、消泡剤、粘度調整剤などの各種添加剤を本発明の効果を妨げない範囲において配合することができる。
7.太陽電池素子の製造方法
本発明の太陽電池素子の製造方法について詳しく説明する。
8.太陽電池モジュールの製造方法
上記のようにして製造した太陽電池素子を用いて太陽電池モジュールを製造する方法の一例について説明する。
(1)半導体ウエハの準備
図1に示すように、厚さが200μmで、外形が40mm×40mmの大きさで、比抵抗が1.5Ωcmの多結晶シリコンのp型シリコン基板1の表面にn型拡散層2が形成され、さらに、n型拡散層2の上にSiNxの反射防止層3が形成された半導体ウエハを準備した。
(2)導電性ペーストの調製
a.BSF層と裏面の集電電極形成用の導電性ペースト
小径のアルミニウム粉末と大径のアルミニウム粉末とを以下の表1のように配合してなるアルミニウム粉末76重量部と、エチルセルロース(有機バインダ)2重量部と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール モノイソブチレート(溶剤)20重量部と、軟化点が約405℃のBi2O3−B2O3−ZnO系ガラスフリット1重量部とを、3本ロールミルで混合することによりペースト状にし、さらに、後記するスクリーン印刷時にはペーストの粘度が約150Paとなるように上記溶剤を適宜添加して調製した。このようにして、BSF層と裏面の集電電極形成用の導電性ペーストを得た。
b.裏面のバスバー電極形成用の導電性ペースト
銀粉末72重量部と、平均粒径5.0μmのアルミニウム粉末4重量部と、エチルセルロース2重量部と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール モノイソブチレート18重量部と、軟化点が約510℃のBi2O3−B2O3系ガラスフリット4重量部とを、3本ロールミルで混合することによりペースト状にして、裏面のバスバー電極形成用の導電性ペーストを得た。
c.表面のバスバー電極と表面のフィンガー電極形成用の導電性ペースト
銀粉末86重量部と、軟化点が約430℃のBi系ガラスフリット2重量部と、エチルセルロース2重量部と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール モノイソブチレート12重量部と、ステアリン酸0.5重量部とを、3本ロールミルで混合することによりペースト状にして、表面のバスバー電極と表面のフィンガー電極形成用の導電性ペーストを得た。
上記(2)aのように調製した導電性ペーストを、(1)のように準備した半導体ウエハの裏面側の略全面にスクリーン印刷により塗布し、その導電性ペーストの上に、図2(b)の6aに示すような形状となるように(2)bのように調製した導電性ペーストをスクリーン印刷により塗布し、150℃で5分間乾燥を行った後、自然放冷により室温まで冷却した。
(4)焼成
以上のように導電性ペーストを塗布した半導体ウエハを、BTU社製のモデルPV309で4ゾーンの加熱ゾーンがある高速焼成炉(大気雰囲気)に挿入して、Datapaq社の温度ロガーで半導体ウエハ表面の最高温度を確認しながら、その表面最高温度を焼成温度として、800℃の焼成温度で1分間焼成した。この焼成過程において、ファイヤースルーにより、表面のバスバー電極5aおよびフィンガー電極5bと拡散層2が接触し、表面のバスバー電極5aおよびフィンガー電極5bと拡散層2とのオーミック接続を得ることができ、半導体ウエハの裏面側に塗布したアルミニウムが半導体ウエハ側に拡散することにより、図1の4に示すようなBSF層が形成され、同時に図1の6aに示すようなバスバー電極と6bに示すような集電電極が形成されるのである。
(5)特性の評価
a.FF値
以上のようにして作製した太陽電池素子試験片のFF値を求めた。具体的には、北斗電工社製の商品名HA−301のポテンシオスタットと、関西科学機器社製の商品名XES−502Sのソーラーシミュレーターとを用いて、電圧−電流曲線からFF値を求めた。表1に、各実施例および比較例の太陽電池素子試験片のFF値を示す。FF値の数値が大きいほど変換効率が高いことを示している。
b.反り量
以上のようにして作製した太陽電池素子試験片の反り量を求めた。具体的には、ミツトヨ社製の商品番号7051のダイヤルゲージを用い、太陽電池素子試験片をそのダイヤルゲージに挟んで、反り量(図6(a)(b)において参照番号28で示すように、太陽電池素子試験片29を定盤30上に静置したときの太陽電池素子試験片の厚みと、その定盤30の面に対する太陽電池素子試験片29下面の垂直方向最大高さとの合計寸法)を求めた。表1に、各実施例および比較例の太陽電池素子試験片の反り量(μm)を示す。この反り量の数値は小さい方が好ましく、反り量が大きくなると歩留まりの低下を招いてしまう。
c.集電電極の厚み
以上のようにして作製した太陽電池素子試験片の裏面の集電電極(図1の参照番号6b)の厚みは、ミツトヨ社製のマイクロメータ(商品コード406-521-30)を用いて半導体ウエハと集電電極の合計厚みを測定した後、半導体ウエハの厚み(200μm)を減じることにより求めた。表1に、各実施例および比較例の太陽電池素子試験片の集電電極の厚み(μm)を示す。この集電電極の厚みを薄くすることで、焼成後の半導体ウエハの反り量を低減することができる。
(6)太陽電池素子試験片の性能の比較
半導体ウエハの反りを抑えるためには、反り量と集電電極の厚みの数値は小さい方が好ましく、変換効率の向上を図るためにはFF値は大きい方が好ましい。そこで、他の指標との整合性をとるために、FF値は逆数に換算して、反り量×(1/FF)×集電電極の厚みを太陽電池素子試験片の性能を比較するための指標として表1に示す。この指標は小さい方が太陽電池素子としての性能が優れていることを示す。
2 n型拡散層
3 反射防止層
4 BSF層
5 表面電極
5a バスバー電極
5b フィンガー電極
6 裏面電極
6a バスバー電極
6b 集電電極
11 配線
12 太陽電池素子
13 表側充填材
14 裏側充填材
15 透明部材
16 裏面保護材
17 端子ボックス
18 出力取出配線
A 小径のアルミニウム粉末
B 大径のアルミニウム粉末
Claims (4)
- 一導電型を呈する半導体基板の受光面側に、逆導電型を呈する拡散層と該拡散層上に反射防止層と表面電極を有し、上記半導体基板の反受光面側に、アルミニウム粉末を含むアルミニウムペーストを塗布して焼成することによって形成された第一の裏面電極と、
アルミニウムよりも半田に対する濡れ性の高い金属のペーストを塗布して焼成することによって形成された第二の裏面電極と、
を有する太陽電池素子において、上記第一の裏面電極の形成に用いられる太陽電池素子の電極形成用導電性ペーストであって、
アルミニウム粉末を30ないし90重量部、有機バインダを0.1ないし10重量部、溶剤を5ないし70重量部、ガラスフリットを0.01ないし10重量部含有し、
上記アルミニウム粉末は、粒径が5.0μm以下の小さい粒径の小径粉末と、粒径が7.0μm以上の大きい粒径の大径粉末からなり、
上記大径粉末と上記小径粉末とからなるアルミニウム粉末における体積基準による累積粒度分布の平均粒径D50が1.0ないし5.5μmであり、かつ、
上記大径粉末と上記小径粉末とからなるアルミニウム粉末の体積基準による累積粒度分布の平均粒径D50の半分以下の粒径のものが全アルミニウム粉末に対して占める割合が20%以下であることを特徴とする、
太陽電池素子の電極形成用導電性ペースト。 - 上記大径粉末と上記小径粉末とからなるアルミニウム粉末の合計を100重量部とした場合、
上記大径粉末が10ないし50重量部であって、上記小径粉末が50ないし90重量部であることを特徴とする、
請求項1記載の太陽電池素子の電極形成用導電性ペースト。 - 一導電型を呈する半導体基板の受光面側に、逆導電型を呈する拡散層と該拡散層上に反射防止層と表面電極を有し、上記半導体基板の反受光面側に、アルミニウム粉末を含むアルミニウムペーストを塗布して焼成することによって形成された第一の裏面電極と、
アルミニウムよりも半田に対する濡れ性の高い金属のペーストを塗布して焼成することによって形成された第二の裏面電極と、
を有する太陽電池素子において、
上記第一の裏面電極は請求項1または2記載の上記導電性ペーストを上記半導体基板の上記反受光面側に塗布して焼成することにより形成されたものであることを特徴とする、
太陽電池素子。 - 半導体基板の受光面側に拡散層を形成する工程と、
該拡散層上に反射防止層を形成する工程と、
該反射防止層上に表面電極形成用導電性ペーストを塗布する工程と、
上記半導体基板の反受光面側の略全面に第一の裏面電極形成用導電性ペーストを塗布する工程と、
上記第一の裏面電極形成用導電性ペースト上に第二の裏面電極形成用導電性ペーストを塗布する工程と、
上記反射防止層上に塗布された上記表面電極形成用導電性ペーストを焼成することによって上記拡散層と導通させて表面電極を形成する工程と、
上記第一および第二の裏面電極形成用導電性ペーストを焼成することによって第一および第二の裏面電極を形成する工程と、
を含む太陽電池素子の製造方法において、
上記第一の裏面電極形成用導電性ペーストとして請求項1または2記載の上記導電性ペーストを用い、
上記第二の裏面電極形成用導電性ペーストとしてアルミニウムより半田に対する濡れ性の高い金属のペーストを用いることを特徴とする、
太陽電池素子の製造方法。
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