JP5113708B2 - 機器の点検システムおよびその点検方法 - Google Patents

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本発明は、機器の点検に際して人が行う各種点検結果の記録を各種記録様式へ自動化する機器の点検システムおよびその点検方法に関する。
従来、原子力発電所などでは膨大な数の機器があり、これらの定期点検時には、点検記録として紙を使って作業現場で記録し、これを事務所などで整理し、コンピュータのデータベースに手入力で格納している。
図11(a)は、従来の原子力発電所の定期検査に於いて、例えば、作業者101が点検対象機器103、例えば弁(以下、弁103として説明する)を分解して点検する際の模式図であり、図11(b)は、図11(a)に示す従来の紙の点検記録の作業手順を示すフローチャートであり、図11(c)は、従来の点検記録11を示す図である。
図11(b)に従って、従来の定期点検の作業の流れについて説明する。
図11(a)に示す原子力発電所の定期検査に於いて、弁103の点検を開始すると、まず、図11(b)のS1において、作業者101が点検対象である分解前の弁103を目視して、点検対象に間違いないことを確認後、図11(b)のS2において、弁103を分解して内部を部品単位で点検する。
そして、図11(b)のS3において、紙の点検記録11(図11(c)参照)に点検結果を手書きし、点検年月日と点検者の氏名をサインする。
例えば、1つの弁103の点検では、弁103に付属のモータを点検する場合は、図11(c)に示す点検記録11内にある部品名1(モータ)の点検項目No.1「劣化状況の点検」において判定基準である「錆、異物、変形等がないこと」に則り、分解した実物のモータを目視し点検項目と該モータの対応箇所を照合しながら、点検結果の良否、および点検日と点検者を所定の欄に記入する。
他の点検対象機器がある場合(図11(b)のS4でYes)は、作業者101はその点検機器に移って、図11(b)のS1から図11(b)のS3の作業を繰り返す。
一方、他の点検対象機器がない場合(図11(b)のS4でNo)は、図11(b)のS5において、使用した点検記録11を放射線管理区域から外部に持ち出せるように放射線管理上の汚染検査を実施した後、点検記録11を事務所へ搬出する。
図11(b)のS6において、現場で手書き入力した点検記録11は汚れが発生し、かつデータの活用が困難なため、顧客となる電力会社への報告書の提出に際して事務所で点検記録11の手書き記載からコンピュータへ、点検結果である「良」、点検日、および点検者等を手入力し、データベースに格納する。
そして、図11(b)のS7において、電力会社へ報告書を提出する際は、コンピュータのデータベースに格納したこれらの点検記録11の電子データを外部印刷して編集した後、電力会社へ提出している。
その他の従来技術として、特許文献1には、ICタグを任意のケーブルと紐付けし、該ケーブルが接続された端子台がコンピュータデータベース内で単一の端子台を指定することができるので、これを共通のプレートとして複数の端子台用に供用することが記載されている。
また、特許文献2は、施設管理対象の部材とこれを記録する施設維持管理台帳図の端部にある認識番号との連携をICタグで図るものである。
特許文献3には、施設管理対象を記録するとともに端部に認識番号を有する施設維持管理台帳図を樹脂、紙などで製造し、主要構成部が描かれている領域にICタグが配置され、効率的に該ICタグをリードして来歴等の情報を把握する方法が記載されている。
特開2007−215398号公報(段落0013、図1、図2等) 特願2005−517289号報(図4等) 特開2007−4778号公報(段落0051〜0066、図4、図5等)
ところで、紙の点検記録様式を使用する場合、点検対象に対応した記録様式を個別に作成する必要がある。
例えば、弁の点検であれば複数の同一種類の弁があっても弁の数および各弁の点検の度に、点検記録様式が必要になる。また、点検記録様式への入力は作業者が点検結果(例えば良、否)、日付、サインなどを記述し、さらに、電子データで記録を作成する場合はコンピュータへ手入力するため、多くの労力を要する。
また、紙への手書き時に誤記載、手書きした紙からコンピュータへの手入力時に誤入力のおそれがあり、信頼性に問題がある。
一方、従来の特許文献1〜特許文献3では、点検対象と記録の両方にICタグを適用しての相互連携を示しているものの、記録様式の削減の手段については手法が示されておらず、作業効率、資源効率が良いとは言い難い。
本発明は上記実状に鑑み、誤記載、誤入力を抑制でき、作業効率、資源効率が良い機器の点検システムおよびその点検方法の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、第1の本発明に関わる機器の点検システムは、原子力発電所の機器の部品の点検に際して用いられる機器の点検システムであって、機器の部品の点検を行う点検員の識別情報およびその名前の情報と、点検員が点検を行う機器の識別情報と、各機器の部品の点検項目の記録様式のフォーマット情報とが記憶される記憶部と、機器の部品名とその点検項目の良・否が記載される点検用シートが貼られ、点検項目の良の記載に対向して設けられるとともに機器の点検に際して点検良時にリーダで読み取られる点検良を示す情報が記録される点検良ICタグと点検項目の否の記載に対向して設けられるとともに機器の点検時に際して点検不良時にリーダで読み取られる点検不良を示す情報が記録される点検不良ICタグとが設けられる点検用ボードと、機器の部品の点検を行う点検員に付けられる当該点検員の識別情報が記録される第1のICタグから、リーダで読み取られる当該点検員の識別情報と、機器に付けられる当該機器の識別情報が記録される第2のICタグからリーダで読み取られる当該機器の識別情報との組み合わせが、記憶部に記憶される情報と合致する場合に点検認証可とし、合致しない場合に点検認証不可とする認証手段と、点検認証可の場合、リーダで読み取られる第2のICタグの機器の識別情報により、記憶部に記憶されるフォーマット情報を特定し、機器の部品の点検時にリーダで読み取られる点検良ICタグの点検良の情報または点検不良ICタグの点検不良の情報に基づき、当該フォーマット情報に、当該機器の部品の点検項目の良または否を記録するとともに、第1のICタグの識別情報の点検員の名前とシステム日付けにより取得した前記点検の日付けとを記録する情報記録手段とを備えている。
第2の本発明に関わる機器の点検システムおよびその点検方法は、第1の本発明に関わる機器の点検システムを実現する方法である。
以上、本発明によれば、誤記載、誤入力を抑制でき、作業効率、資源効率が良い機器の点検システムおよびその点検方法を実現できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明に係る実施形態の点検記録ボード105を用いた点検方法を示す概念図であり、図1(b)は、図1(a)に示す点検記録ボード105、ICタグのリーダ107、およびPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)110を示す概要斜視図である。
図2(a)は、点検記録ボード105に機器点検時に使用される点検記録様式の点検記録項目シート306が貼られない状態を示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す点検記録ボード105上に点検記録項目シート306をセットした状態を示す概要斜視図である。
<<実施形態の点検記録ボード105を用いた点検方法の概要>>
実施形態の点検記録ボード105を用いた機器の点検方法は、点検記録ボード105における点検記録様式の各点検項目結果の欄に対応した位置にID(Identification)を記録したIC(Integrated Circuit)タグチップ106を貼り付けるとともに、点検対象機器103にも機器を識別する点検機器用ICタグ104を貼り付ける。
そして、機器の点検に際して、点検対象機器103に貼った点検機器用ICタグ104をリーダ107で読んだ際にデータベース109を介して点検対象機器103を識別し、点検対象機器103の点検時に使用する点検記録様式を該点検対象機器103と紐付けることにより、異なる点検対象機器103間で各種の点検記録様式を用いる点検記録ボード105を共用している。
また、個々の点検において、作業者101に付けられた作業者用ICタグ102をリーダ107で読むことでデータベース109に予め紐付け登録された作業者名を取得し、また、点検項目結果欄に貼られたICタグ106(図2参照)をリーダ107で読むことで作業時刻を取得し、これら作業者名と作業時刻を自動的にデータベース109における記録様式の所定の欄に自動的に入力している。
なお、上記点検記録ボード105を用いた点検方法は、点検システムSが稼動して行われるものである。
これにより、機器の点検に際して、誤記載、誤入力を抑制し、点検作業効率を向上している。
<点検記録ボード105を用いた点検方法の全体構成>
図1(a)に示すように、点検を行う作業者101の名札やヘルメットなどには、作業者101を識別するための作業者コードが予め記録された作業者用ICタグ102が貼られている。同様に、作業者101の点検対象である弁などの点検対象機器103には、点検対象機器103を識別するための点検対象機器コードが予め記録された点検機器用ICタグ104が貼られている。なお、作業者コード、点検対象機器コードは、ICタグのIDで代替してもよい。
作業者101は、ICタグ(102、104等)に記録される情報を読み取るリーダ107と該リーダ107に接続されるPDA110と点検記録ボード105とを持って点検を行う。
なお、リーダ107には、ICタグと電波の送受信を行うアンテナ107aが接続されている。
アンテナ107を用いてリーダ107でICタグから読み取った情報は、PDA110を介して、無線でコンピュータ端末108に送られる。また、コンピュータ端末108は図示しないコンピュータ(制御手段)に接続され、該コンピュータには点検作業に用いられるデータベース109が格納されている。
次に各部の構成について説明する。
<ICタグ(102、104、106)>
ICタグ(102、104、106)は、アンテナとメモリ内蔵のC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のICチップとから成り、ICチップのメモリには情報が記録される。
ここで、作業者用ICタグ102のメモリには、前記の作業者101を識別するための作業者コードが記録されており、点検機器用ICタグ104のメモリには、前記の点検対象機器103を識別するための点検対象機器コードが記録されている。
また、点検記録ボード105に貼るICタグ106のメモリには、ICタグ106を識別するためのID等の識別情報が記録されている。なお、前記したように、作業者コード、点検対象機器コードは、ICタグのID等の識別情報で代替することも可能である。
<リーダ107>
リーダ107は、リーダモジュール(図示せず)を有しており、ICタグ(102、104、106)との通信を担う電磁誘導方式またはマイクロ波方式のアンテナ107aと接続されている。
リーダ107のリーダモジュールは、変調を含むRF回路、検波・整流回路、データの読み出しを制御するマイコンとPDA110とインターフェースを行うインターフェース回路等を有し構成されている。
<コンピュータ>
コンピュータは、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、記憶装置である主記憶装置、およびHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置を有している。
補助記憶装置には、機器点検を行う際に稼動される点検システムSを具現化する点検システムプログラムが格納されており、CPUが点検システムプログラムを主記憶装置にロードし実行することにより、点検システムSの制御が行われる。
補助記憶装置は、点検システムSのデータを記憶するデータベース109が格納されている。
<データベース109>
データベース109には、点検対象機器103を識別する点検対象機器コード、該点検対象機器コードの点検対象機器名等の点検対象機器に係る情報が記憶されている。
また、データベース109には、点検を行う作業者101を識別する作業者コード、該作業者コードの作業者名、該作業者コードの作業者が点検を行う点検対象機器の点検対象機器コード等の点検を行う作業者101に係わる情報が記憶されている。
更に、データベース109には、点検記録ボード105に貼るICタグ106のID等の識別情報、点検対象機器コードで識別される各点検対象機器103に対応した記録様式のフォーマットが記憶されている。
<コンピュータ端末108>
コンピュータ端末108は、点検システムSを運用する汎用PC等であり、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)、記憶装置のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Member)、ハードディスク装置、キーボード、マウス等の入力装置108aおよび点検システムSの運用画面等の情報が表示される出力装置である表示部108bを有している。
キーボード、マウス等の入力装置108aは、作業者101、事務員等が点検システムSにログオンし、点検システムSのオペレーションを行う際に使用される。
<点検記録ボード105>
図2(a)に示すように、点検記録ボード105は、ボード本体105hが紙、樹脂などを用いて矩形の薄ボード状に形成され、本体105h上または内部には、IDがメモリに記憶されるICタグ106(106a、106b)が後記の点検記録様式の点検結果欄に相当する位置に行列状に実装されている。
そして、各点検対象機器103(図1参照)に対応した点検記録様式の点検結果欄に相当する位置に配置されるICタグ106(106a、106b)のピッチをデータ登録した上で、ボード本体105h上のICタグ106と重ならないような位置に罫線305が印刷された各点検対象機器103に対応した記録様式印字を有する点検記録項目シート306を、例えば、簡単にはがすことができる粘着材が点検記録項目シート306の裏に塗布されており、図2(b)に示すように、点検記録ボード105(図2(a)参照)上にセットし、各点検対象機器103の点検時に使用する。
なお、図2(b)においては、罫線の印字のみを示し、記録様式印字である具体的な点検項目の印字は省略して示している。
図3は、ICタグ106が実装された点検記録ボード105上に、実際の点検記録項目シート306をセットした状態を示す図である。
図3に示すように、点検記録項目シート306には、各項目を分けるための罫線305をもつ表が作られ、1〜N(正の整数)の点検項目のNo(305a)、点検項目305b、判定基準305c、部品名1(305d1)、部品名2(305d2)、…、部品名N(305dN)の各項目が設けられている。
部品名1(305d1)、部品名2(305d2)、…、部品名N(305dN)の各項目には、点検した結果が「OK」の場合にリーダ107のアンテナ107aを近接させる「良」の欄と、点検した結果が「NG」の場合にリーダ107のアンテナ107aを近接させる「否」の欄とが記載されており、各「良」の欄の中央下方には、図2に示すように、ICタグ106a(図3中、破線で示す)が実装されるとともに、各「否」の欄の中央下方には、図2に示すように、ICタグ106b(図3中、破線で示す)が実装されている。
この構成により、実際に点検を行う記録様式を作成するエンドユーザ側から、点検項目によって定まるボード本体105h上のICタグ106の配置情報を記録様式のフォーマットごと、点検記録ボード105を作成する紙の製造会社などの上流側に受け渡しすることにより、紙の製造会社などの上流側でICタグ106をボード本体105h上に実装し、実際に点検を行うエンドユーザ側でICタグ106をボード本体105h(図2(a)参照)上に実装する必要がなくなり、ICタグ106の付け間違いを回避できる。
なお、点検記録ボード105はプラスチック製などでよいが、紙を利用して点検記録ボード105を製造する際は、予め紙の中にICタグ106が漉きこまれたものを保護のためプラスチックで覆う方式であってもよい。この場合、点検記録ボード105はICタグ106を貼り付ける必要がなくなる。但し、この場合も、点検記録項目シート306に、点検記録ボード105上または内部のICタグの配置を把握した上で、点検様式に合った罫線305などを位置決め印刷する必要がある
<<点検作業手順>>
次に、作業者101によって行われる機器の点検作業手順について、図4に従って説明する。
図4は、作業者101による機器の点検作業手順の流れを示すフローチャートである。
まず、図4のS101において、作業者101は、図1に示すように、作業者101の名札やヘルメットなどに貼られた作業者用ICタグ102に、リーダ107のアンテナ107aを近づけ、作業者用ICタグ102に予め記録された作業者コードをリーダ107で読む。読み取られた作業者コードは、PDA110を介してコンピュータ端末108に送信され、コンピュータで読み取られた作業者コードとデータベース109に記憶される点検を行う作業者コードの照合がなされ、このデータの照合により、これから点検する対象品を点検する資格があるかどうかを判定する。
続いて、図4のS102において、点検対象の弁などの点検対象機器103を作業者が目視し確認し、図4のS103において、弁などの点検対象機器103に貼られた点検機器用ICタグ104に記録される点検対象機器コードをリーダ107で読む。読み取られた点検対象機器コードは、PDA110を介してコンピュータ端末108に送信される。
図4のS104において、コンピュータが、作業者用ICタグ102の作業者コードと点検機器用ICタグ104の点検対象機器コードとを、予めデータベース109に登録された作業者コードおよび該作業者コードに関連付けられる点検対象機器コードと照合し、両者が合致する場合に、点検記録ボード105をこれから点検する点検対象機器103用の記録様式のフォーマットに書き換えを行い指定する。
これにより、作業者101は、現場で同一仕様の多数の点検機器のうち、これから点検しようとする点検対象機器103に対応する点検記録を点検記録ボード105に対応させて、点検しようとする点検対象機器103の点検記録に限定して取り扱うことができる。
一方、作業者101は、図3に示す点検記録ボード105上に、点検を行う点検対象機器103に対応する記録様式を有する点検記録項目シート306をその裏に塗布された粘着材、両面テープ等でセットする。
そして、図4のS105において、作業者101が、図3に示す点検記録ボード105上の点検記録項目シート306の点検項目305bや判定基準305cを読み合わせながら、弁などの点検対象機器103と点検記録ボード105上の点検記録項目シート306とを照合しつつ点検対象機器103を点検し、点検記録項目シート306の点検対象機器103における部品毎の点検項目305bの点検結果欄の「良」、「否」の下方に設置される点検記録ボード105の点検項目用ICタグ106a、106bの何れかを、点検結果の「OK」または「NG」に応じて、リーダ107で読取る。
読取ったICタグ106のIDが、PDA110を介して、コンピュータ端末108に送信される。
図4のS106において、コンピュータで、予めデータベース109内に指定した点検記録ボード105と同様な記録様式であって点検対象機器103の記録様式のフォーマットの所定の欄に点検結果、例えば「良」または「否」を自動的に入力する。こうして、点検中の点検対象機器103(図1参照)の部品の点検項目305bの点検結果の「良」または「否」が記録される(図5(a)参照)。
なお、図5(a)は、コンピュータのデータベース109内に記憶される電子記録201を点検記録様式の出力画面で示した図であり、図5(b)は、コンピュータのデータベース109内に記憶される電子記録総合結果欄205を示した図である。
また、コンピュータで、指定した記録様式のフォーマット((図5(a)参照)に、点検の日付をシステム日付けから自動的に入力し、点検を行った作業者101を、図4のS101で読み取った作業者コードから、データベース109を参照して作業者名などを自動的に入力する。
例えば、図3に示した点検記録ボード105上の点検記録項目シート306において、部品名1(モータ)でのNo.1の点検項目305bである「劣化状況の点検」では、判定基準305cの「錆、異物、変形等がないこと」に則り、点検対象機器103の現品であるモータを目視して、結果が良好であれば該当する点検欄の「良」に配置されるICタグ106aのIDを、リーダ107でリードする。
すると、リーダ107で読み取られたICタグ106のIDが、PDA110、コンピュータ端末108を介してコンピュータに送信される。
これにより、コンピュータで、図5(a)に示すように、データベース109内の指定した点検対象機器103の記録様式のフォーマットの「良」の列にある点検結果欄が「良」として認識されるとともに、作業者101が点検記録ボード105の「良」の列にあるICタグ106a(図3参照)をリードしたときには、PDA110から快適なチャイム音を鳴らす。
一方、点検結果が悪ければ、該当する点検欄の「否」の列に配置される点検記録ボード105のICタグ106b(図3参照)を、リーダ107でリードした場合には、データベース109内の指定した点検対象機器103の記録様式のフォーマットの点検結果欄が「否」として認識されるとともに、作業者101が点検記録ボード105の「否」の列にあるICタグ106b(図3参照)をリードしたときには、PDA110からブザー音を鳴らす。
従って、例えば、作業者101がPDA110からの快適なチャイム音またはブザー音を聞き分けることで、「良」と認識しながら誤って点検記録ボード105の点検欄の「否」に位置するICタグ106bをリードした場合には、即座にそのリード行為の誤りを出力し、作業者101が認識することができる。
なお、作業者101のリード行為の誤りの訂正は、次のようにして行える。
システムプログラムにおいて、例えば、続いて、リーダ107でリードした同一点検欄の「良」または「否」を正しいと認識してデータベース109内の指定した点検対象機器103の記録様式のフォーマット(図5(a)に示す電子記録201参照)の点検結果欄に入力する、或いは、続いて、リーダ107で2度リードされる同一点検欄の「良」または「否」を正しいと認識してデータベース109内の指定した点検対象機器103の記録様式のフォーマット(図5(a)に示す電子記録201参照)の点検結果欄に入力する等のロジックを組み込むことで、誤入力の訂正を行うことができる。
続いて、図4のS107に移行し、次に、他に点検項目が同一となる点検対象機器103がある場合(図4のS107でYes)は、図4のS101から図4のS106を繰り返す。
一方、他に点検項目が同一となる弁などの点検対象機器103がない場合(図4のS107でNo)は、図4のS108において、作業者101や事務員が事務所にあるコンピュータ端末108を操作し、点検システムSの運用画面で、点検対象機器103の記録様式のフォーマット(図5(a)に示す電子記録201に相当)を指定し、コンピュータのデータベース109の電子記録201の電子データをプリントアウトし、顧客の電力会社等に提出する。
以上が、図4に示す機器の点検作業手順の流れである。
<データベース109内の記録>
次に、機器の点検における点検システムSのデータベース109内の記録に着目して説明する。
図1、図3に示す点検記録ボード105において、作業者101が行った点検行為として、点検記録ボード105(図3参照)内の点検項目に対応した点検結果欄の「良」、「否」の何れかのICタグ106(106a、106b)のIDをリーダ107で読取る。
読み取ったICタグ106(106a、106b)の情報は、PDA110、コンピュータ端末108を介して、コンピュータに送られ、コンピュータのデータベース109にある点検記録ボード105に対応するデータベース109内で生成される電子記録201において、該当する点検項目201a毎に判定基準201bに従った点検結果の「良」または「否」が点検結果欄202に入力される。
そして、部品名Nの最終の部品の点検が終了した後、コンピュータで、サイン欄203に点検した作業者101のサインを、作業者101の名札やヘルメットの作業者用ICタグ102からリーダ107で読み取った作業者コードでデータベース109を参照し自動入力するとともに、日付欄204に点検した日付を、部品名Nの最終の部品の点検が行われた時刻のシステム日付を取得し、自動入力する。なお、日付欄204に点検した日付は、同点検項目201aを点検中のどの部品の点検が行われた時刻を選択してもよい。
こうして、図5(a)に示す全ての点検項目201aに対する点検結果欄202、サイン欄203、日付欄204が全て入力された後、点検結果が全て「良」のとき、コンピュータで、図5(b)に示す総合結果欄205のデータフィールド205aに「合格」の判定のデータを自動入力し、逆に1つでも「否」があった場合に不合格を自動入力し、コンピュータ端末108で表示することができる。
例えば、図3に示した点検記録ボード105の点検記録項目シート306に於いて、部品名1(モータ)でのNo.1の点検項目305bである「劣化状況の点検」では、判定基準の「錆、異物、変形等が無いこと」に則り、現品である点検対象機器103(図1参照)のモータと照合して、点検結果が良好であれば該当する点検欄の「良」の列に位置するICタグ106a(図3中、破線で示す)をリードした場合、図5(a)に示すコンピュータのデータベース109内の出力画面(電子記録201)内で該当する点検項目の結果欄に「良」のデータを自動インプットされる。
また、システム日付より取得した点検作業日、および、作業者コードでデータベース109で参照した点検作業者名を所定のデータフィールドに自動インプットする。
逆に、図1に示すように、作業者101が現物の部品を点検して「否」と判定した場合、作業者101が点検記録ボード105の点検記録項目シート306の「否」の列にあるICタグ106b(図3参照)をリーダ107でリードすることにより、コンピュータでICタグ106bのIDからどの部品の点検項目か認識するので、データベース109内の電子記録201の点検結果欄に「否」を自動入力する。なお、図5(a)に示す電子記録201では、点検結果欄に全て「良」が自動入力された場合を示している。
このデータベース109内の電子記録201を、コンピュータ端末108を操作して、外部印刷することにより、電力会社への報告用記録が、作業者101、監督者などが手書きを一切行わずに自動生成することができる。
そのため、作業者101による紙への誤記載、作業者101、事務員等の紙からコンピュータへの転記時の誤入力が防止され、現場作業のペーパーレスを実現できる。
また、放射線管理エリアから点検記録ボード105を搬出する際に、点検記録項目シート306を点検記録ボード105からはぎ取ることで、点検記録ボード105の表面汚染を除ける。
<<コンピュータによる点検システムSの処理>>
次に、コンピュータによる点検システムSの処理の流れについて、図6に従って説明する。
なお、図6は、コンピュータに格納される点検システムプログラム実行時の点検システムSの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図6のS201において、点検作業記録の生成は、作業者101等が、コンピュータ端末108の表示部108bに点検システムSの運用画面で点検システムSの開始のボタン表示を押下することにより開始される。
続いて、図6のS202において、点検現場で作業者101が、自身の作業者用ICタグ102の情報(作業者用ICタグ102に予め記録された作業者コード)をアンテナ107aを用いてリーダ107でリードすることにより、読み取られた作業者コードが、PDA110、コンピュータ端末108を介して、コンピュータに送信され、コンピュータでデータベース109に記憶される点検を行う作業者コードとの照合がなされ作業者認証が行われる。
読み取られた作業者コードが、データベース109に記憶される点検を行う作業者コードと合致する場合は、下記の処理が行われる一方、合致しない場合には、下記の処理が行われない。この場合、警報等で管理員に報知する構成としてもよい。
続いて、図6のS203において、点検対象機器103に貼られた点検機器用ICタグ104の情報(点検機器用ICタグ104に記録される点検対象機器コード)をリーダ107で読むことで、読み取られた点検対象機器103を表す点検対象機器コードは、PDA110、コンピュータ端末108を介して、コンピュータに送信され、コンピュータでデータベース109に記憶される点検を行う点検対象機器103の点検対象機器コードおよび該点検対象機器コードの点検対象機器103の点検を行う作業者コードとの照合がなされ、点検対象機器103の認証が行われる。
読み取られた点検対象機器103の点検対象機器コードが、認証OKの場合は、下記の処理が行われる一方、認証NGの場合には、下記の処理が行われない。
以下、点検記録が点検項目毎に生成される手順を説明する。
図6のS204において、図3に示した点検記録ボード105の点検記録項目シート306に於いて、例えば、点検項目No.1の点検結果が良好であれば、作業者101(図5(a)の電子記録201では点検者に相当)は、リーダ107で、図3に示す点検記録ボード105の点検記録項目シート306内の表で部品J(J:正の整数)のNo.I(I:正の整数)に該当する欄のICタグ106を読取ることで、その結果が図1に示すデータベース109内での該当欄(I行J列の欄)に点検結果として「レ」点などを自動入力し、電子記録201(図5(a)参照)において、「良」または「否」を表示する。
例えば、点検項目No.Iに関する点検者に関しては、図6のS202において、図5(a)に示す電子記録201のサイン欄203に表示すべき点検者名を読み取った作業者コードでデータベース109から取得して自動表示し、また、作業者101が点検を行った点検日に関しては、点検項目の最終欄(図5(a)の部品名N)をリーダ107でリードした時刻のシステム日付けを、図5(a)に示す電子記録201の日付欄204に点検日として、自動表示する。なお、前記したように、日付欄204に点検日は、同点検項目の何れかの部品を点検し入力した時刻を設定してもよい。
これらの情報は、コンピュータ端末108の表示部108bに図5(a)に示すような画面として表示される。
続いて、図6のS205において、他に点検項目があるか否か判断される。
図6のS205において、他に点検項目があると判断された場合(図6のS205でYes)には、図6のS204に移行し、点検記録ボード105、点検記録項目シート306を用いた点検が行われる。
このように、図3に示す点検記録ボード105の全ての点検項目305bに関する該当欄に配置されたICタグ106のリードが完了するまで、すなわち他に点検項目305bがないようになるまで繰り返される。
一方、図6のS205において、他に点検項目がないと判断された場合(図6のS205でNo)には、図6のS206において、総合結果として、図5(b)に示す総合結果欄205のデータフィールド205aに「合格」の表示を行う。
なお、点検記録ボード105の点検記録項目シート306の各行の点検項目欄に1つでも「否」が存在する場合は、図5(b)に示す総合結果欄205のデータフィールド205aに「不合格」を表示することができる。
そして、図6のS207において、表示されたものは点検記録(図5(a)に示す電子記録201等)としてデータベース109に保持され、点検作業記録生成を終了するが、必要な場合、点検記録を印刷して機器の点検に関する電力会社等へ報告をする形をとる。
なお、点検記録を電子データとして、電力会社等へ報告できることは勿論である。
以上が、図6に示す点検システムSの処理の流れである。
<作業者101と点検対象機器103との関連付け>
次に、図1に示す点検を行う作業者101と点検対象機器103との関連付けについて、説明する。
ここでは、作業者101と点検対象機器103との関連付けをPDA110で判定する場合、コンピュータで判定する場合等の様々なバリエーションについて説明する。
図7は、リーダ107で作業者用ICタグ102の情報および点検機器用ICタグ104の情報を読み出した場合のビットフォーマットを示す図であり、図7(a)は、作業者101の名札などに貼った作業者用ICタグ102と点検対象機器103に貼った点検機器用ICタグ104が関連付けされていない場合に、リーダ107が作業者用ICタグ102、点検機器用ICタグ104を読取るデータのビットフォーマット(それぞれ符号102a、符号104bで示す)を示しており、図7(b)は、作業者101の名札などに貼った作業者用ICタグ102と点検対象機器103に貼った点検機器用ICタグ104が関連付けされているもの同士である場合に、リーダが作業者用ICタグ102、点検機器用ICタグ104を読取るデータのビットフォーマット(それぞれ符号102a、符号104bで示す)を示している。
図7(a)、(b)に示す認識番号1および認識番号2のビット数は任意であるが、例えば、32ビット、64ビット、128ビットなどのビット数が選択される。
128ビットの例であれば、図1に示すように、作業者101のヘルメットまたは名札などに貼付けられた作業者用ICタグ102に記録される128ビットの認識番号1がまず読み取られ、続けて、リーダ107は、点検対象機器103に貼られた点検機器用ICタグ104に記録される128ビットの認識番号2を読み取る。
しかし、作業者101のヘルメットまたは名札などに貼付けられた作業者用ICタグ102と、点検対象機器103に貼られた点検機器用ICタグ104とが関連付けされていない場合、作業者用ICタグ102の認識番号1を読んだ直後に点検機器用ICタグ104の認識番号2を読んでも、PDA110がICタグ(102、104)が関連付けされていないことを判断し、点検機器用ICタグ104から認識番号2が送信されないために、128ビットはすべて“0”(図7(a)の認識番号2(104b)参照)とコンピュータは認識する。
このことによって、コンピュータは認識番号1の作業者用ICタグ102と、認識番号2の点検機器用ICタグ104とは関連性がないと自動的に認識することができる。
このケースは、PDA110において、作業者用ICタグ102と点検機器用ICタグ104との関連付けの情報を有し、PDA110が、作業者用ICタグ102と点検機器用ICタグ104との関連付けの判断をする場合である。
この場合、図7(b)に示す作業者用ICタグ102と点検機器用ICタグ104とが関連付けされている場合、作業者用ICタグ102の128ビットの認識番号1(102a)がまず読み取られ、続けて、リーダ107は、点検機器用ICタグ104の128ビットの認識番号2(104b)を読み取ることで、2つが関連付けされたものと認識することができる。
一方、コンピュータで関連付けの判断をし、PDA110では、関連付けの判断をしない場合、リーダ107で読み取ったデータは、PDA110、コンピュータ端末108を介して、コンピュータに入力され、データベース109に記憶される作業者101と該作業者101が行う点検対象機器103との対応付けた情報と比較される。
比較されたデータベース109に記憶されるデータと異なっている場合には、関連付けがないことが認識される。
もし、前記したように、PDA110において、作業者用ICタグ102と点検機器用ICタグ104との関連付けの判断をするケースでは、ICタグの段階で、作業者101の認識番号1と点検対象機器103の認識番号2が関連付けがない場合、図7(a)のフォーマット(all0(104b)参照)で読まれるために、ICタグの段階で関連付けがないことを認識することができる。
<<点検記録ボード105のマスキング>>
ICタグ106を、点検記録様式を有する点検記録項目シート306(図3参照)の点検結果欄や点検月日/点検者欄に相当する点検記録ボード105(図2(a)参照)の箇所に貼り付ける場合、その点検記録様式の型式の種類と数量を極力少なくする工夫の1つとして、あらゆる点検項目を含んだ数の行列と、これに対応した行列に配置したICタグ106を有する点検記録ボード105(図2(a)参照)を共通ボードとして扱い、それに点検対象機器103毎の個別型式対応の点検記録項目シート306(図3参照)を重ね合わせる方式を採用している。
なお、図3では、点検記録項目シート306に点検月日/点検者欄を設けない場合を例示している。
しかし、点検対象機器103の型式によって、不要となる点検結果欄などをマスキングする場合、通常の紙やアクリルシートではその下に位置するICタグ106を誤ってリードすることが想定される。
図8は、ICタグ106の先行実装方式(点検記録ボード105に予めICタグ106が実装される方式)により作成される点検記録ボード105の上に、点検記録様式パターン301(図3の点検記録項目シート306に相当)および点検対象用の個別点検記録パターン用シート406を重ねた2枚組みの点検記録様式を示す斜視図である。
図2(a)に示す広範囲に配置した多数のICタグ106のIDを任意の場所で認識させることができる点検記録ボード105に、図8に示すように、行列式形式の点検記録様式パターン301を貼り、更に点検記録様式パターン301の上に点検対象用の個別点検記録パターン用シート406を重ね合わせることにより、点検記録様式パターン301のパターン毎に最低必要とされるICタグを、この重なった2つの点検様式の組合せで、全ゆる点検記録において、ICタグ106を共通の1つの点検記録ボード105のみに貼り、この点検記録ボード105を共通の点検記録ボードとして用いることで、全ての点検記録に適用できる。
例えば、図8に示すように、任意の点検対象機器103(図1参照)に於いて、点検項目欄303の中の列の不要なエリア303fがあれば、これを点検結果欄304において、個別点検記録パターン用シート406でマスキングする形を採ることにより、点検対象機器103単位の点検項目欄303の行、及び点検結果欄304の列の必要数を決定して、任意の点検対象機器103に応じた点検記録様式を設定することができる。
この際、組み合わせた点検記録様式パターン301、個別点検記録パターン用シート406同士がずれないようにするために、マスキングシートの個別点検記録パターン用シート406を弱粘着性の材質とすることができる。
<<点検記録ボード105の電磁マスキング>>
図9(a)は、点検記録様式パターン301全面のサイズである透明のアクリル製シート401とアルミニウム箔などの金属性マスキングシート402を貼り合せた点検対象機器103の型式に合わせた適用シート403を示す図であり、図9(b)は、図9(a)に示す適用シート403のA方向矢視図であり、図9(c)は、図9(a)に示す適用シート403のB方向矢視図である。
点検対象項目が点検対象機器103(図1参照)に存在しない場合、点検項目305b、及び判定基準305c、点検結果欄(「良」、「否」のICタグ106a、106bが貼られた箇所)(図3参照)の一部を、図8に示すように、個別点検記録パターン用シート406でマスキングするが、単に文字を隠すだけではリーダ107の電波が点検記録ボード105上のICタグ106を読取る可能性がある。
そのため、マスキングする領域ではリーダ107の電波が反射してICタグ106のメモリを読取らないようにする必要がある。
そこで、アルミニウム箔などの導電性の金属でマスキング領域を形成すれば、リーダ107のアルミニウム箔に反射して、誤読の問題は解決する。また、リーダ107で読み取りたい点検対象項目の領域の点検結果欄304(図8参照)のICタグ106は問題なくリードできる。
ここで、単にマスキングする領域のみを金属としてその他のリードすべき領域を切り取ったのでは、該切り取った金属でなるマスキング部材が接触する点検記録様式パターン301が破損し易くなることが懸念される。
そこで、図9に示すように、点検シートである点検記録様式パターン301全面のサイズである透明な薄板のアクリル製シート401とアルミニウム箔などの金属製マスキングシート402とを貼り合わせた適用シート403として、破損し易さを防止している。
また、例えば、原子力発電所で使用するに当り、放射線管理区域から非管理区域へ適用シート403を搬出する際に汚染検査に合格しやすいように、適用シート403の表面を樹脂等でコーティングするなどして、万一、適用シート403が放射能汚染した場合に簡単に汚染物質を除去できるようにすると好適である。
なお、適用シート403は、金属製マスキングシートのアルミホイルの上に、ポリエチレン等のフィルムでカバーする構成としてもよい。
<<誤操作防止>>
図10(a)は、点検項目Noおよび点検部品名番号(1、2、…、N)にもそれぞれICタグ1062、1063を配列した点検記録ボード105、点検記録項目シート306を示す図であり、図10(b)は、点検項目Noおよび点検部品名番号にもICタグを配列した点検記録ボード105(図10(a)参照)に対応したコンピュータのデータベース109内のID格納イメージを示す図である。
点検作業者101(図1参照)が、図3に示す各点検項目、例えば、1行目のNo.1の「部品名1(モータ)」の「劣化状況点検」の点検結果として点検結果欄の「良」のICタグ106aをリーダ107でリードする際に、誤って点検結果欄の「否」のICタグ106bや、他の点検項目や点検部品と取り違えて、意図に反して対象外のICタグ106をリードしてしまうことが起こり得る。
そこで、予め、図10(a)に示すように、点検項目No用ICタグ1062を点検項目順位を表す各No(305a)に貼り付けるとともに、点検部品用ICタグ1063を部品名1(305d1)、部品名2(305d2)、…、部品名N(305dN)にそれぞれ貼り付ける。
そして、点検項目Noが1、2、3、…のICタグ1062を、図1に示すコンピュータのデータベース109内で、点検識別コードのV1、V2、V3、…に対応させるとともに、部品名1(305d1)、部品名2(305d2)、…、部品名N(305dN)のICタグ1063を、図1に示すコンピュータのデータベース109内で、部品識別コードのH1、H2、H3、…に対応させる。
これにより、例えば、点検項目Noを表す各Noと部品名との組み合わせを指定するために、No.1の点検項目番号用ICタグ1062と、部品名1(モータ)の点検部品用ICタグ1063をリーダ107により連続でリードしたときに、図1に示すコンピュータで認識番号「V1」と「H1」を認識させ、コンピュータの音声出力で「劣化状況点検」、「部品名1(モータ)」をアナウンスし、作業者101に間違いなく点検項目のNo.1の部品名1(モータ)の点検を支援することができる。
また、作業者101と点検対象機器103、例えば弁をコンピュータに認識させた後に、作業者101がリーダ107で点検記録ボード105に於けるNo.1の点検項目番号用ICタグ1062と、部品名1(モータ)の点検部品用ICタグ1063を読み、座標の認識、すなわち「V1」および「H1」をコンピュータに認識させることで、リーダ107がICタグ106を読み取ったときにコンピュータのデータベース109内で該当する行列位置である「V1H1」、「V1H2」(図10(b)参照)以外のIDを読取ったときには、ブザーなどでエラーを出力させ、点検作業者が誤って他のICタグ106(106a、106b)を読み取ることを回避することができる。
ここで、点検を行う前に、予め、図1に示すコンピュータのデータベース109内に点検を行う順番、例えば、「V1H1」、「V1H2」、「V1H3」、…、「V1HN」、「V2H1」、「V2H2」、「V2H3」、…、「V2HN」、…を記憶しておき、これに反する作業者101のリーダ107によるICタグ106の読み込みが行われた場合に、ブザーなどでエラーを出力させることも可能である。
なお、前記実施形態では、PDA110とコンピュータとをコンピュータ端末108を介して通信で接続しデータを送り処理を行うオンライン処理の場合を例示して説明したが、PDA110に点検結果を全て記憶した点検終了後、PDA110に記憶した点検結果を一括してコンピュータにロードし、バッチ処理で点検に係る処理を行ってもよい。
<<まとめ>>
本構成では、点検機器用ICタグ104(図1参照)を点検対象機器103に貼り、点検記録様式にも各点検項目に対応した点検結果欄にICタグ106(106a、106b)(図3参照)を貼って相互連携を図っている。
加えて、コンピュータで、データベース109を用いて、作業者101のヘルメットや個人を識別する名札その他に貼った作業者用ICタグ102の情報をつき合わせ、また、個人の識別に対応するネームプレートその他に貼った作業者用ICタグ102と点検対象機器に貼った点検機器用ICタグ104を連続でリーダ107で読み、この連続でリーダ107で読んだ際の関連性と、コンピュータのデータベース109内に格納され紐付けされた関連性を照合し判定を行い、認識する。
また、等間隔に配置したICタグ106のIDを認識させることができる点検記録ボード105を用い、点検対象を限定しデータを自動で書換えることで点検記録様式を複数の点検対象機器103の点検作業において、点検記録ボード105を共用する。
そして、点検記録様式において点検項目に対応した点検結果欄に貼られたICタグ106を、実際の点検結果に応じて、リーダ107で読むことによる点検結果(例えば良または否)と、日付、サインなどをコンピュータのデータベース109に格納した記録様式の電子記録201(図5(a)参照)に自動入力している。
これにより、従来、作業現場を支配していた紙の記録様式を排除し、広範囲にペーパーレス化を図るとともに、点検の事実を時間遅れなく電子データ化している。
また、任意の場所で、ICタグ106のIDを認識させることができる点検記録ボード105に貼るICタグ106を、広範囲に多量に行列式形式で貼った点検記録様式を用い、点検記録ボード105の点検記録様式のICタグ106上に点検対象用の型式パターンに合った点検記録項目シート306を重ね合わせることにより、点検記録様式のパターン毎に最低必要とされるICタグ106を、この重なった2つの様式の組合せで、全ゆる点検記録においてICタグ106を共通の点検記録ボード105のみに貼ることで、全ての点検記録に適用できるようにしている。
例えば、任意の点検対象機器103において、点検項目欄の中の列の不要なエリアがあれば、これを点検結果欄において個別点検記録パターン用シート406(図8参照)でマスキングする形を採ることにより、点検対象機器103単位の点検項目欄の列、及び点検結果欄の列の必要数を決定して、任意の点検対象機器103に応じた点検記録様式を設定している。
この際、図9に示すように、点検対象機器103に合わせた点検記録ボード105の必要な行列配置を限定するに当り、リーダ107が検出すべきICタグ106以外の行列配置のICタグ106を誤ってリードしないための手段として、導電性フィルムを採用した適用シート403を用いて、その行列配置ではリーダ107の電波が反射してリードできないようにしている。
<<作用効果>>
例えば、原子力発電所の定期検査などでは膨大な機器の点検記録を作成しなければならず、従来の紙の記録様式に対して、ICタグを等間隔に記録様式上に配置して任意の場所で、ICタグ106のIDを認識させることができる点検記録ボード105を使用することで記録様式の数を減らすことができる。
また、点検結果(例えば良、否)と日付、サインなどの入力行為が自動化し大幅な省力化が可能である。
また、手書きに比較して自動化されることで、人為的ミスが抑制され、信頼性向上が図れ、点検結果(例えば良、否)と日付、サインなどの入力行為が電子化することで大幅なペーパーレス化を実現することが可能となる。
また、全ゆる点検対象機器103の点検項目を網羅したICタグ106を装着した共通点検ボードである点検記録ボード105を採用する場合、点検対象機器103の型式に対応した不要な点検結果欄、点検者/点検日の欄をマスキングする手段を提供することにより、点検記録ボード105を限りなく少なくできる。
さらに、図9に示すように、導電性フィルムを採用して、その行列配置ではリーダ107の電波が反射してリードできないようにした適用シート403を用い、点検記録項目シート306の点検記録様式上に点検対象用の型式パターンに合った適用シート403を重ね合わせる方式を採用することにより、現場で使用する点検記録様式を1つのボードに集約して、従来の点検対象機器103の数だけ点検毎に必要とされた点検記録様式紙の数を大幅に削減することが可能になる。
なお、本実施形態では、点検記録ボード105に貼られるICタグ106(106a、106b)に記録される識別情報としてIDを例示して説明したが、点検記録ボード105上におけるICタグ106の配置が分る識別情報であれば、ID以外の点検記録ボード105上の配置情報等、必ずしも、IDに限定されないのは勿論である。
また、本実施形態では、ICタグを情報記録媒体の例として説明したが、情報を記録できる媒体であれば、ICタグ以外の情報記録媒体を適用してもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では、リーダ107で読取った情報は、PDA110を介して、コンピュータ端末108に送られる場合を例示して説明したが、PDA110を介して、コンピュータに送る構成としてもよい。
(a)は、本発明に係る実施形態の点検記録ボードを用いた点検方法を示す概念図であり、(b)は、実施形態の点検記録ボード、ICタグのリーダ、およびPDAを示す概要斜視図である。 (a)は、実施形態の点検記録ボードに点検記録項目シートが貼られない状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す点検記録ボード上に点検記録項目シートをセットした状態を示す概要斜視図である。 実施形態のICタグが実装された点検記録ボード上に、実際の点検記録項目シートをセットした状態を示す図である。 実施形態の作業者による機器の点検作業手順の流れを示すフローチャートである。 (a)は、実施形態のコンピュータのデータベース内に記憶される電子記録を点検記録様式の出力画面で示した図であり、(b)は、実施形態のコンピュータのデータベース内に記憶される電子記録の総合結果欄を示した図である。 実施形態のコンピュータに格納される点検システムプログラム実行時の点検システムSの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、実施形態の作業者の名札などに貼った作業者用ICタグと点検対象機器に貼った点検機器用ICタグが関連付けされていない場合に、リーダがICタグを読取るデータのビットフォーマットを示す図であり、(b)は、実施形態の作業者の名札などに貼った作業者用ICタグと点検対象機器に貼った点検機器用ICタグが関連付けされているもの同士である場合に、リーダがICタグを読取るデータのビットフォーマットを示す図である。 実施形態のICタグの先行実装方式により作成される点検記録ボードの上に、点検記録様式および点検対象用の個別点検記録パターン用シートを重ねた2枚組みの点検記録様式を示す斜視図である。 (a)は、実施形態の点検記録様式全面のサイズである透明のアクリル製シートとアルミニウム箔などの金属性マスキングシートとを貼り合せた点検対象機器の型式に合わせた適用シートを示す図であり、(b)は、(a)に示す適用シートのA方向矢視図であり、(c)は、(a)に示す適用シートのB方向矢視図である。 (a)は、実施形態の点検項目番号および点検部品番号にICタグを配列した点検記録ボード、点検記録項目シート306を示す図であり、(b)は、実施形態の点検項目番号および点検部品番号にICタグを配列した点検記録ボードに対応したコンピュータのデータベース内のID格納イメージを示す図である。 (a)は、従来の原子力発電所の定期検査に於いて作業者が弁を分解して点検する際の模式図であり、(b)は、(a)に示す従来の紙の点検記録の作業手順を示すフローチャートであり、(c)は、従来の点検記録を示す図である。
符号の説明
101 作業者(点検作業者)
102 作業者用ICタグ(第3の情報記録媒体)
103 点検対象機器
104 点検機器用ICタグ(第1の情報記録媒体)
105 点検記録ボード(点検用ボード)
106 ICタグ(第2の情報記録媒体)
106a ICタグ(第2の情報記録媒体、点検結果“良”用ICタグ)
106b ICタグ(第2の情報記録媒体、点検結果“否”用ICタグ)
107 リーダ
109 データベース(記憶手段)
1062 点検項目番号用ICタグ(第4の情報記録媒体)
1063 点検部品用ICタグ(第5の情報記録媒体)
201 電子記録(点検記録部)
202 点検結果欄(点検項目結果情報)
301 点検記録様式パターン
303 点検項目欄(点検項目)
304 点検結果欄(点検結果)
305 罫線
305b 点検項目
306 点検記録項目シート(点検記録様式シート)
401 透明アクリル製シート
402 金属性マスキングシート(導電性金属箔)
403 適用シート(点検記録様式シート)

















Claims (4)

  1. 原子力発電所の機器の部品の点検に際して用いられる機器の点検システムであって、
    前記機器の部品の点検を行う点検員の識別情報およびその名前の情報と、前記点検員が点検を行う前記機器の識別情報と、前記各機器の部品の点検項目の記録様式のフォーマット情報とが記憶される記憶部と、
    前記機器の部品名とその点検項目の良・否が記載される点検用シートが貼られ、前記点検項目の良の記載に対向して設けられるとともに前記機器の点検に際して点検良時にリーダで読み取られる点検良を示す情報が記録される点検良ICタグと、前記点検項目の否の記載に対向して設けられるとともに前記機器の点検時に際して点検不良時にリーダで読み取られる点検不良を示す情報が記録される点検不良ICタグとが設けられる点検用ボードと、
    前記機器の部品の点検を行う点検員に付けられる当該点検員の識別情報が記録される第1のICタグから、リーダで読み取られる当該点検員の識別情報と、前記機器に付けられる当該機器の識別情報が記録される第2のICタグからリーダで読み取られる当該機器の識別情報との組み合わせが、前記記憶部に記憶される情報と合致する場合に点検認証可とし、合致しない場合に点検認証不可とする認証手段と、
    前記点検認証可の場合、前記リーダで読み取られる前記第2のICタグの機器の識別情報により、前記記憶部に記憶されるフォーマット情報を特定し、前記機器の部品の点検時にリーダで読み取られる前記点検良ICタグの点検良の情報または前記点検不良ICタグの点検不良の情報に基づき、当該フォーマット情報に、当該機器の部品の点検項目の良または否を記録するとともに、前記第1のICタグの識別情報の点検員の名前とシステム日付けにより取得した前記点検の日付けとを記録する情報記録手段とを備える
    ことを特徴とする機器の点検システム
  2. 前記点検用ボードは、
    前記点検用シートの機器の部品名の記載に対向して設けられるとともに当該部品の識別情報が記憶される点検部品用ICタグと、前記点検用シートの前記点検項目の記載に対向して設けられるとともに当該点検項目の識別情報が記憶される点検項目用ICタグとが設けられ、
    前記記憶部は、前記点検用ボード上の前記部品の識別情報と前記点検項目の識別情報との組み合わせの座標位置の情報が記憶され、
    前記リーダで読み取った前記点検用ボードの部品の識別情報と点検項目の識別情報を、前記記憶部の組み合わせの座標位置の情報と対応させ、前記リーダで当該座標の位置にある前記点検良ICタグの点検良の情報または前記点検不良ICタグの点検不良の情報以外の情報を読み取った場合にエラー情報を出力する読み取り誤り通知手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器の点検システム
  3. 前記点検用シートは、点検対象外の前記点検良ICタグと前記点検不良ICタグとをマスキングする導電性金属部材を有し、かつ、表面に放射能の汚染物質を除去できるコーティングがなされる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器の点検システム
  4. 原子力発電所の機器の部品の点検を行う点検員の識別情報およびその名前の情報と、前記点検員が点検を行う前記機器の識別情報と、前記各機器の部品の点検項目の記録様式のフォーマット情報とが記憶される記憶部と、
    前記機器の部品名とその点検項目の良・否が記載される点検用シートが貼られ、前記点検項目の良の記載に対向して設けられるとともに前記機器の点検に際して点検良時にリーダで読み取られる点検良を示す情報が記録される点検良ICタグと、前記点検項目の否の記載に対向して設けられるとともに前記機器の点検時に際して点検不良時にリーダで読み取られる点検不良を示す情報が記録される点検不良ICタグとが設けられる点検用ボードと、
    認証手段と、
    情報記録手段とを
    備える機器の点検システムの点検方法であって、
    前記認証手段は、前記機器の部品の点検を行う点検員に付けられる当該点検員の識別情報が記録される第1のICタグから、リーダで読み取られる当該点検員の識別情報と、前記機器に付けられる当該機器の識別情報が記録される第2のICタグからリーダで読み取られる当該機器の識別情報との組み合わせが、前記記憶部に記憶される情報と合致する場合に点検認証可とし、合致しない場合に点検認証不可とし、
    前記情報記録手段は、前記点検認証可の場合、前記リーダで読み取られる前記第2のICタグの機器の識別情報により、前記記憶部に記憶されるフォーマット情報を特定し、前記機器の部品の点検時にリーダで読み取られる前記点検良ICタグの点検良の情報または前記点検不良ICタグの点検不良の情報に基づき、当該フォーマット情報に、当該機器の部品の点検項目の良または否を記録するとともに、前記第1のICタグの識別情報の点検員の名前とシステム日付けにより取得した前記点検の日付けとを記録する
    ことを特徴とする機器の点検システムの点検方法
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