JP5113437B2 - イベントデータレコーダ及び自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、事故発生時に各種機器の出力を保存して事故状況の解析を可能とするためのイベントデータレコーダ及び自動二輪車に関するものである。
従来、交通事故に関する情報を記録するために自動車に搭載されるイベントデータレコーダ(EDR)が知られている(例えば、特許文献1参照)。イベントデータレコーダは、加速度センサにより事故時の衝撃を検知し、自動車に搭載された各種機器の衝撃検知前後における出力をROM(メモリ)に記録する。よって、事故後にイベントデータレコーダを解析することで、事故時におけるブレーキの使用や車速等のような自動車の挙動を把握することが可能となる。
特開平7−37133号公報
しかしながら、加速度センサの出力をトリガーとしたイベントデータレコーダが、自動二輪車や乗鞍型不整地走行車などのような軽車両に適用された場合には、事故時以外に生じる衝撃がイベントデータレコーダを必要時以外で作動させることが考えられる。また、自動二輪車が地面を滑るように転倒してどこにも衝突しなかった場合には、事故時に車体に加わる衝撃が小さく、イベントデータレコーダが作動しないことも考えられる。
そこで、本発明は、イベントデータレコーダの作動精度を向上させることを目的としている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、発明に係る第1のイベントデータレコーダは、車輪が車体から露出して設けられた自動二輪車に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧に所定の圧力上昇が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置とを備えていることを特徴とする。
前記構成によれば、イベントデータレコーダは自動二輪車のタイヤ空気圧に基づいて制御されるので、加速度センサのように事故以外の衝撃がイベントデータレコーダを作動させるのを抑止できるとともに、衝撃が小さい事故でも機器の出力を記録装置に保存させることができる。そして、自動二輪車の露出した車輪が物体に衝突してタイヤ空気圧が走行中に急激に増加することを検出することで、自動二輪車の事故発生を好適に判定することができる。したがって、自動二輪車に搭載されるイベントデータレコーダの作動精度を向上させることが可能となる。
本発明に係る第2のイベントデータレコーダは、自動二輪車に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって所定値以下となる圧力降下が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置と、を備えていることを特徴とする
前記構成によれば、転倒等により車両の車輪が地面から離れてタイヤ空気圧が減ることを検出することで、車両の事故発生を判定することができ、イベントデータレコーダの作動精度をより向上させることが可能となる。
前記車輪は、前輪及び後輪を有し、前記事故判定装置は、前記自動二輪車の走行中に前記前輪及び前記後輪の両方のタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって所定値以下となる圧力降下が発生した場合に、事故発生であると判定してもよい。
転倒判定装置を更に備え、前記制御装置は、前記事故判定装置により事故発生と判定され、かつ、前記転倒判定装置により車体が転倒したと判定されると、前記記録装置の記録動作のためのトリガーを生成してもよい。
転倒判定装置を更に備え、前記制御装置は、前記事故判定装置により事故発生と判定されるか、又は、前記転倒判定装置により車体が転倒したと判定されると、前記記録装置の記録動作のためのトリガーを生成してもよい
本発明に係る第1の自動二輪車は、少なくとも一部が車体から露出して設けられた車輪と、イベントデータレコーダと、を備え、前記イベントデータレコーダは、前記車体に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧に所定の圧力上昇が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置とを有していることを特徴とする
本発明に係る第2の自動二輪車は、車体から露出して設けられた車輪と、イベントデータレコーダと、を備え、前記イベントデータレコーダは、前記車体に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって所定値以下となる圧力降下が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置とを有していることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、イベントデータレコーダの作動精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、自動二輪車に搭乗した運転者から見た方向を基準とする。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は前輪2と後輪3とを備え、前輪2は最前端に露出して設けられている。前輪2は略上下方向に延びるフロントフォーク4の下端部にて回転自在に支持され、該フロントフォーク4は、その上端部に設けられたアッパーブラケット(図示せず)と該アッパーブラケットの下方に設けられたアンダーブラケット(図示せず)とを介してステアリングシャフト(図示せず)に支持されている。該ステアリングシャフトはヘッドパイプ5によって回動自在に支持されている。該アッパーブラケットには左右へ延びるバー型のハンドル6が取り付けられている。即ち、運転者はハンドル6を回動操作することにより、前記ステアリングシャフトを回動軸として前輪2を所望の方向へ転向させることができる。
運転者の右手により把持されるハンドル6のグリップは、手首のひねりにより回動させて走行速度を調節するスロットルグリップ(図示せず)となっている。運転者の左手により把持されるハンドル6のグリップの前方にはクラッチレバー8が設けられている。ハンドル6の前方には、走行速度やエンジン回転数を表示すると共に後述する入力装置24を有するメータユニット9が配設されている。また、メータユニット9の近傍には、後述するタイヤ空気圧監視装置(TPMS)を構成するTPMS本体機21が搭載されている。前輪2には前輪TPMS送受信機28が取り付けられており、後輪3には後輪TPMS送受信機29が取り付けられている。即ち、TPMS本体機21は、前輪TPMS送受信機28及びTPMS送受信機29との間で無線通信することでタイヤ空気圧を監視するようにしている。
ヘッドパイプ5からは左右一対のメインフレーム10が若干下方に傾斜しながら後方へ延びており、このメインフレーム10の後部に左右一対のピボットフレーム11が接続されている。このピボットフレーム11には略前後方向に延びるスイングアーム12の前端部が枢支されており、このスイングアーム12の後端部に駆動輪である後輪3が回転自在に軸支されている。ハンドル6の後方には燃料タンク13が設けられており、この燃料タンク13の後方に運転者騎乗用のシート14が設けられている。
前輪2と後輪3の間では、エンジンEがメインフレーム10及びピボットフレーム11に支持された状態で搭載されている。このエンジンEの吸気ポート(図示せず)にはメインフレーム10の内側に配置されたスロットル装置15が接続されている。スロットル装置15の上流側には燃料タンク13の下方に配置されたエアクリーナボックス16が接続されており、前方からの走行風圧を利用して外気を取り込む構成となっている。車体前部から車体両側にかけてエンジンEなどを覆うようにカウリング17が設けられている。シート14の下方の内部空間には、各種制御を行うECU18(電子制御ユニット)が収容されている。エンジンEのシリンダ部Esのすぐ後ろには、メインフレーム10に対してブラケット(図示せず)を介して固定された後述する記録装置25が配置されている。
図2は図1に示す自動二輪車1に搭載されたイベントデータレコーダ20を説明するブロック図である。図2に示すように、イベントデータレコーダ20は、ECU18、TPMS本体機21、前輪TPMS送受信機28、後輪TPMS送受信機29、各種センサ22(機器)、各種スイッチ23(機器)、入力装置24、記録装置25及びメータユニット9を備えている。ECU18には、前輪2及び後輪3のタイヤ空気圧を検出するTPMS本体機21と、各種センサ22と、各種スイッチ23と、運転者により操作される入力装置24とが接続されている。また、ECU18には、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を保存するための記録装置25と、外部記録媒体27への書込/読取を可能とするメータユニット9とが接続されている。
各種センサ22としては、エンジン回転数センサ、スロットルポジションセンサ、ギヤポジションセンサ、車速センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ(バンク角検知装置)、GPSセンサ、サスペンションストロークセンサ、グリップ感圧センサ、水温センサ、油圧センサ、運転者監視センサ、二人乗り検知センサなどが設けられている。
エンジン回転数センサは、エンジンEのクランク軸の回転数を検出する。スロットルポジションセンサは、スロットル装置15のスロットル弁の開度を検出する。ギヤポジションセンサは、変速装置の変速段を検出する。車速センサは、自動二輪車1の走行速度を検出する。加速度センサは、自動二輪車1の走行加速度を検出する。ジャイロセンサは、車体の姿勢を検出可能であり、車体の左右方向の傾斜の角速度を検出することにより、車体のバンク角を検出可能とする。GPSセンサは、GPS(global positioning system)に接続して自動二輪車1の位置情報を取得する。サスペンションストロークセンサは、自動二輪車1の衝撃吸収を行うサスペンションの伸縮状態を検出する機能を有し、例えば、サスペンションの上端部と下端部との間の距離を検出可能な変位センサであるとよい。
グリップ感圧センサは、ハンドル6の左右のグリップを運転者が把持している圧力を検出する。水温センサは、冷却水の温度を検出する。油圧センサは、各種油圧ラインの圧力を検出する。運転者監視センサは、運転者のまばたき等の挙動を把握する公知のセンサである。二人乗り検知センサは、シート14に負荷される圧力分布を検知するセンサ、リヤサスペンションの収縮量がフロントサスペンションに比べて所定値以上大きいことを検知するセンサ、又は、同乗者用の足置きステップへの負荷を検知するセンサである。
各種スイッチ23としては、ブレーキスイッチ、クラッチスイッチ、スタンドスイッチなどが設けられている。ブレーキスイッチは、ブレーキ操作の有無を検出する。クラッチスイッチは、クラッチ操作の有無を検出する。スタンドスイッチは、駐車する際に車体が若干傾斜した状態で地面に当てて車体を支持するサイドスタンドの降下/上昇を検出する。
記録装置25は、自動二輪車1に搭載されたTPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を電源ONの間は常に時系列的に保存し、その記憶容量を超える分については最も古いデータの領域から上書き保存していく。また、記録装置25には、メンテナンス会社等においてパソコン等を接続して記録装置25内のデータをダウンロードするための診断用コネクタ26が設けられている。
ECU18は、事故判定部30、トリガ生成部31、データ出力制御部32及び時刻生成部33を有している。事故判定部30は、TPMS本体機21から出力されるタイヤ空気圧情報に基づいて自動二輪車1に事故が発生したか否かを判定する。即ち、TPMS本体機21と事故判定部30とにより事故判定装置が構成されている。具体的には、事故判定部30は、走行中にTPMS本体機21から受信する前輪2のタイヤ空気圧が第1所定値以上となる圧力上昇が生じた場合に、前輪2から物体に衝突する事故が発生したと判定する。また、事故判定部30は、走行中にTPMS本体機21から受信する前輪2及び後輪3のタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって第2所定値以下となる圧力降下が生じた場合に、転倒等により前輪2及び後輪3が継続的に地面から離れる事故が発生した判定する。また、事故判定部30は、走行中のタイヤ空気圧の時間変化に基づいて事故を判定してもよい。具体的には、タイヤ空気圧の時間変化が予め定められる許容範囲を超えた場合に事故であると判定してもよい。
トリガ生成部31は、事故判定部30により事故発生と判定された場合に、データ出力制御部32にトリガーを送信する。データ出力制御部32は、トリガ生成部31からトリガーを受信した際に、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に上書不可能に保存させる。即ち、トリガ生成部31とデータ出力制御部32とにより制御装置が構成されている。また、データ出力制御部32は、後述する入力装置24の記録開始入力部64(図4)が操作されると、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に保存させ、入力装置24の記録終了入力部65(図4)が操作されると、その保存動作を終了させる機能も有する。時刻生成部33は、現在時刻をデータ出力制御部32に適宜送信する。
図3は図2に示すイベントデータレコーダ20に利用されるタイヤ空気圧監視装置19(TPMS)を説明するブロック図である。図3に示すように、タイヤ空気圧監視装置19は、前輪TPMS送受信機28、後輪TPMS送受信機29及びTPMS本体機21を備えている。
前輪TPMS送受信機28は、前輪タイヤ空気圧センサ35、演算制御部36、受信部37及び送信部39を備えている。前輪タイヤ空気圧センサ35は、前輪2のタイヤ空気圧を検出する圧力センサである。演算制御部36は、送受信制御を行う。受信部37は、受信アンテナ38を備えており、TPMS本体機21から無線送信される要求信号を受信アンテナ38で受信して復調する。送信部39は、送信アンテナ40を備えており、前輪タイヤ空気圧センサ35で検出されたタイヤ空気圧情報を含む信号を変調して応答信号として送信アンテナ40から無線送信する。
後輪TPMS送受信機29は、前記同様に、後輪タイヤ空気圧センサ41、演算制御部42、受信部43及び送信部45を備えている。後輪タイヤ空気圧センサ41は、後輪3のタイヤ空気圧を検出する圧力センサである。演算制御部42は、送受信制御を行う。受信部43は、受信アンテナ44を備えており、TPMS本体機21から無線送信される要求信号を受信アンテナ44で受信して復調する。送信部45は、送信アンテナ46を備えており、後輪タイヤ空気圧センサ41で検出されたタイヤ空気圧情報を含む信号を変調して応答信号として送信アンテナ46から無線送信する。
TPMS本体機21は、受信部50、送信部52、演算制御部54、警報生成部55、表示部56及び出力部57を備えている。受信部50は、受信アンテナ51を備えており、前輪TPMS送受信機28及び後輪TPMS送受信機29からの応答信号を受信アンテナ51で受信して復調する。送信部52は、送信アンテナ53を備えており、要求信号を変調して送信アンテナ53から前輪TPMS送受信機28及び後輪TPMS送受信機29に無線送信する。演算制御部54は、送受信制御やタイヤ空気圧管理を行う。警報生成部55は、演算制御部54でタイヤ空気圧に異常が認識されたときにアラームを発生する。表示部56は、演算制御部54でタイヤ空気圧に異常が認識されたときに運転者にその異常を知らせる警告表示を行う。出力部57は、タイヤ空気圧情報を外部のECU18に送信する。
TPMS本体機21は、2つのTPMS送受信機28,29の夫々に対して宛先データを付加した要求信号を交互に送信し、各TPMS送受信機28,29との信号送受のタイミングをずらしている。TPMS送受信機28,29は、受信した要求信号を復調し、その要求信号が自身宛てであると判断される場合には、タイヤ空気圧センサ35,41で検出されたタイヤ空気圧情報を含む信号を変調して無線送信する。
TPMS本体機21の演算制御部54は、受信されたタイヤ空気圧情報をECU18に対して出力部57を介して継続的に送信する。また、演算制御部54は、受信したタイヤ空気圧が所定の閾値以下である場合には異常であると判断し、警報生成部55に指令して警報アラームを鳴らすと共に表示部56に指令して警告表示を行う。
図4は図1に示す自動二輪車1のメータユニット9を表した平面図である。図4に示すように、メータユニット9は、速度計60、エンジン回転数計61、表示パネル62、入力装置24及び外部記録媒体装着部66を備え、メータユニット9の内部には所要の演算装置(図示せず)が設けられている。即ち、入力装置24はメータユニット9の一部に設けられたものである。具体的には、入力装置24は、運転者が操作する記録開始入力部64及び記録終了入力部65を有している。外部記録媒体装着部66は、メモリカード等の外部記録媒体27(図2)を装着可能なスロットを有し、外部記録媒体27へのデータの書込/読取を可能としている。
次に、イベントデータレコーダ20の動作について説明する。図5は図2に示すイベントデータレコーダの動作を説明するフローチャートである。図2及び図5に示すように、まず、運転者が電源をONすると、TPMS本体機21によりタイヤ空気圧の検出を開始する(ステップS1:タイヤ空気圧検出工程)。そして、ECU18のデータ出力制御部32は、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に継続的に保存させ、所定の記憶容量を超える分については最も古いデータの領域から順に上書き保存させていく。次いで、事故判定部30は、例えば速度センサ等の出力を参照すること等により自動二輪車が走行状態であるか否かを判断する(ステップS2:走行状態判定工程)。Noの場合には、ステップS2に戻る。Yesの場合には、事故判定部30は、TPMS本体機21で検出される前輪2のタイヤ空気圧が第1所定値以上となる圧力上昇が生じたか否か、又は、TPMS本体機21から受信する前輪2及び後輪3のタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって第2所定値以下となる圧力降下が生じたか否かを判断する(ステップS3:事故判定工程)。Noの場合には、ステップS2に戻る。Yesの場合には、トリガ生成部31がデータ出力制御部32にトリガーを送信する(ステップS4:事故判定結果出力工程)。そうすると、データ出力制御部32は、トリガー受信時点の前後の所定時間(例えば、前後30秒)にわたって、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に上書不可能に保存する(ステップS5:記録工程)。なお、前記転倒判定工程、走行状態判定工程、事故判定工程、事故判定結果出力工程及び記録工程は、ECU18内に保存されたプログラムにより実行される。
記録装置25に保存される二輪車特有の出力事項としては、ジャイロセンサ(バンク角検知装置)により出力される車体のバンク角や、グリップ感圧センサにより出力される運転者のグリップ把持圧力などが挙げられる。バンク角については、事故発生時における車体のバンク角の遷移が記録装置25に保存されることで、事故発生前後における車体の姿勢を解析することができる。グリップ把持圧力については、事故発生時におけるグリップ把持圧力の遷移が記録装置25に保存されることで、事故発生前後における運転者の手がハンドルから離れるタイミングを解析することができる。
また、事故判定部30により事故発生であると判定されていない場合であっても、運転者が入力装置24の記録開始入力部64を操作した時点から、データ出力制御部32は、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に上書不可能に保存する。そして、運転者により記録終了入力部65が操作された時点で、データ出力制御部32は、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に上書不可能に保存することを停止する。
また、これらの事項とは別に、データ出力制御部32は以下の各種分析データも記録装置25に保存している。図6は図2に示すイベントデータレコーダ20の記録装置25に保存される最新故障情報を説明する図面である。図7は図2に示すイベントデータレコーダ20の記録装置25に保存されるエンジン回転数毎の累積時間を説明する図面である。図8は図2に示すイベントデータレコーダ20の記録装置25に保存される故障回数情報を説明する図面である。
図6に示すように、データ出力制御部32は、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23のうち過去に故障した部位と、その故障日時に関する情報を最新日時のものから並べたものをデータとして記録装置25に保存している。また、図7に示すように、データ出力制御部32は、エンジン回転数センサの出力を新車時から累積し、エンジン回転数ごとに分類して使用時間を累積保存している。さらに、図8に示すように、データ出力制御部32は、TPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の過去の故障回数を部位毎にデータとして記録装置25に保存している。
また、メンテナンス会社等において記録装置25の診断用コネクタ26にパソコン等を接続することで、記録装置25のデータをパソコンにダウンロードすることができる。さらに、運転者により外部記録媒体27をメータユニット9の外部記録媒体装着部66に装着することで、記録装置25のデータを外部記録媒体27にダウンロードすることもできる。そして、記録装置25に保存されたデータは、電源OFF時には最新の数分間のものが保持されるようになっている。なお、電源OFF時に最新の数分間のデータを外部記録媒体27に書き出すようにして、そのデータは電源ON時にクリアされるようにしてもよい。
以上の構成によれば、イベントデータレコーダ20はタイヤ空気圧に基づいて制御されるので、加速度センサのように事故以外の衝撃がイベントデータレコーダ20を作動させることを抑制することができる。また、自動二輪車1の前輪2が物体に衝突してタイヤ空気圧が走行中に急激に増加することを検出することで、事故発生を判定することができる。さらに、転倒等により自動二輪車1の前輪2及び後輪3が地面から離れてタイヤ空気圧が減ることを検出することで、事故発生を判定することもできる。したがって、イベントデータレコーダ20の作動精度を向上させることが可能となる。
また、運転者が操作する入力装置24が設けられており、運転者の好きなときにTPMS本体機21、各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を記録装置25に保存させて、事故発生時以外でも運転状況を記録することができる。よって、ユーザはその記録された情報を参照して自動二輪車1の各種セッティング等を行うこともでき、利便性が向上する。さらに、記録装置25は、エンジンEのシリンダ部Esのすぐ後ろに配置されているので、自動二輪車1が事故で衝突して前方からの衝撃が発生しても、エンジンEのシリンダ部Esが記録装置25を衝撃から保護し、記録内容を保存することが可能となる。なお、本実施形態では、前輪のタイヤ空気圧に基づいて事故判定が行われているが、それに限定されず、たとえば後輪のタイヤ空気圧に基づいて事故判定が行われてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態のイベントデータレコーダは、車両の転倒を判定する転倒判定装置を備え、制御装置が、前記転倒判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する構成である。図9は本発明の第2実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダ70を説明するブロック図である。図9に示すように、イベントデータレコーダ70は、車体が左右方向に所定角度以上に傾倒したことを検知する転倒センサ71を備えている。転倒センサ71はECU72に接続されている。ECU72は、転倒センサ71の出力に基づいて自動二輪車が転倒したか否かを判定する転倒判定部73を有している。即ち、転倒センサ71と転倒判定部73とにより転倒判定装置が構成されている。トリガ生成部31は、転倒判定部73により自動二輪車が転倒したと判定された場合に、データ出力制御部32にトリガーを送信する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
図10は図9に示すイベントデータレコーダ70の転倒センサ71の正面からみた断面図である。図11は図10に示す転倒センサ71の側方からみた断面図である。図10及び図11に示すように、転倒センサ71は、そのケース80内に、振子式の着磁されたムーブメント81が回転軸82に回動自在に支持されている。ケース80は、下ケース83と上ケース84とからなり、下ケース83にはピボットフレーム11又はメインフレーム10(図1)に固定するための取付座83aが設けられている。上ケース84の内部には回路基板86が設けられており、回路基板86にはムーブメント81の所定角度以上の回動状態を検知するホールIC85が設けられている。回路基板86は、ホールIC85が検知状態となったときに検知信号を出力する検知回路を有している。
上ケース84には、回路基板86に接続される電源、アースおよび検知信号出力のための各端子を収容するコネクタ部84aが形成されている。ムーブメント81は、その上部に基凖位置に対して左右対称となるように所定の開き角度をもった切欠部81aを有し、その下部には切欠部81aに対して回転軸82を基準に点対称となる位置に配置された錘部81bを有している。ホールIC85は、ユニポーラ感応タイプであり、ムーブメント81が回動し、そのムーブメント81の所定位置に着磁されたS極が対向したときに検知状態となる構成である。
以上の構成とすれば、自動二輪車の転倒をトリガーとしてイベントデータレコーダ70が制御されるので、事故以外の衝撃がイベントデータレコーダ70を作動させるのを抑止できるとともに、地面を滑るように衝撃の小さい転倒をした場合でも各種センサ22及び各種スイッチ23の出力を確実に記録装置25に上書不可能に保存することができる。したがって、イベントデータレコーダ70の作動精度を向上させることが可能となる。なお、本実施形態では第1実施形態の事故判定装置の代わりに転倒判定装置を用いているが、事故判定装置と転倒判定装置と合わせて自動二輪車に搭載し、事故及び/又は転倒が検知された場合にトリガ生成部31がデータ出力制御部32にトリガーを送信する構成にしてもよい。
(第3実施形態)
図12は本発明の第3実施形態に係る自動二輪車90の正面図である。図13は図11に示す自動二輪車90に搭載された転倒センサ92を説明する正面からみた模式図である。図12に示すように、本実施形態の転倒センサ92は、MEMS技術によりチップ化されてECU91に組み込まれており、加速度検知方向を左右方向に向けた加速度センサが用いられている。詳しくは、図13に模式的に示すように、転倒センサ92は、固定部93と、固定部93に一端が接続されて伸縮方向が左右方向であるバネ部94と、バネ部94の他端に接続された錘部95と、固定部93との相対距離が不変となるように固定配置され、錘部95との左右方向の相対距離を検出する変位計96とを備えている。
自動二輪車90が走行やジャンプ等している通常時には、車体に対して左右方向の加速度が大きく加わることはないので、バネ部94の左右方向の伸縮量は所定値以上にはならず、錘部95と変位計96との距離はおおむねLとなる。車体が右側に転倒した場合には、錘部95にバネ部94の伸長方向に重力が加わることになるので、錘部95と変位計96との距離はL−ΔLとなる。一方、車体が左側に転倒した場合には、錘部95にバネ部94の収縮方向に重力が加わることになるので、錘部95と変位計96との距離はL+ΔLとなる。即ち、錘部95と変位計96との距離がL−ΔL又はL+ΔLとなった場合に、自動二輪車90が転倒状態であるとECU91により判定される。
以上の構成によれば、転倒センサ92がECU91に組み込まれているため、センサとECUとを繋ぐケーブルが不要となり、断線等によるエラーを防止することが可能となる。なお、他の構成は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第4実施形態)
第4実施形態のイベントデータレコーダは、運転者が車両から離れたことを判定する離脱判定装置を備え、制御装置が、前記離脱判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する構成である。図14は本発明の第4実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダ100を説明するブロック図である。図14に示すように、イベントデータレコーダ100は、電子キーシステムを有する自動二輪車に適用されるものである。電子キーシステムは、電子キー101を所持したユーザが自動二輪車に近づくとエンジン始動が可能となるように自動的にアンロックがなされ、電子キー101を所持するユーザが自動二輪車から遠ざかるとエンジン始動が不可能となるように自動的にロックされるシステムである。具体的には、自動二輪車には、無線送受信部(図示せず)を有する電子キーECU102が搭載されており、ユーザはカード型の電子キー101をポケット等に入れて携帯している。
電子キーECU102は要求信号を間欠的に送信しており、電子キー101がその要求信号の受信可能エリア内に入ることで、電子キー101からIDコード等の応答信号が無線送信される。電子キーECU102は、その応答信号を受信するとIDコードの認証を行い、認証が成立すればアンロックがなされる。さらに、ユーザが自動二輪車に騎乗してエンジンを始動した後においても、電子キー101が所定のエリア内に存在するか否かの確認を行うべく、電子キー101と電子キーECU102との間で通信を間欠的に行っている。
電子キーECU102はメインのECU104に接続されている。また、自動二輪車が走行中であるか否かを検出する手段として自動二輪車の走行速度を検出する速度センサ103がECU104に接続されている。ECU104には、電子キーECU102及び速度センサ103からの情報に基づいて運転者が自動二輪車から離れたか否かを判定する離脱判定部105を有している。即ち、電子キー101、電子キーECU102、速度センサ103及び離脱判定部105により離脱判定装置が構成されている。
具体的には、離脱判定部105は、電子キーECU102から電子キー101が所定のエリア内に存在しなくなった旨の通知を受信し、かつ、その受信時における速度センサ103で検出される走行速度がゼロでない場合には、走行中に運転者が自動二輪車から投げ出されて離脱したと判定する。トリガ生成部31は、離脱判定部105により運転者が自動二輪車から離脱したと判定された場合に、データ出力制御部32にトリガーを送信する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
以上の構成によれば、衝突検知専用の加速度センサなどを用いることなく、自動二輪車の事故を検出することができ、部品点数を削減することができる。なお、本実施形態では第1実施形態の事故判定装置又は第2及び第3実施形態の転倒判定装置の代わりに離脱判定装置を用いているが、事故判定装置及び/又は転倒判定装置と離脱判定装置と合わせて自動二輪車に搭載し、事故、転倒及び/又は離脱が検知された場合にトリガ生成部31がデータ出力制御部32にトリガーを送信する構成にしてもよい。また、本実施形態では、電子キーシステムを利用しているが、運転者が所持する携帯電話が常時発信する電波の強度を検出することで、運転者が自動二輪車から離れたことを検出するようにしてもよい。
(第5実施形態)
図15は本発明の第5実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダ110を説明するブロック図である。図15に示すように、イベントデータレコーダ110は、運転者の身体に固定するアームバンド等のような体固定具111と、体固定具111に一端が固定された紐などの連結体113と、連結体113の他端の被コネクタ部(図示せず)が着脱可能に接続されるコネクタ112とを備えている。コネクタ112と連結体113の被コネクタ部(図示せず)とは走行中は互いに接続されており、体固定具111がコネクタ112から所定距離以上離れて連結体113に所定値以上の引張力が負荷されることで、連結体113の被コネクタ部(図示せず)がコネクタ112より離脱する構成となっている。
コネクタ112はECU114に接続されている。また、自動二輪車が走行中であるか否かを検出する手段として自動二輪車の走行速度を検出する速度センサ103がECU114に接続されている。ECU114には、コネクタ112及び速度センサ103からの情報に基づいて運転者が自動二輪車から離れたか否かを判定する離脱判定部115を有している。即ち、体固定具111、連結体113、コネクタ112、速度センサ103及び離脱判定部115により離脱判定装置が構成されている。
具体的には、離脱判定部115は、連結体113の被コネクタ部(図示せず)がコネクタ112より離脱したことを検知し、かつ、その受信時における速度センサ103で検出される走行速度がゼロでない場合には、走行中に運転者が自動二輪車から投げ出されて離れたと判定する。トリガ生成部31は、離脱判定部115により運転者が自動二輪車から離脱したと判定された場合に、データ出力制御部32にトリガーを送信する。なお、他の構成は第4実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
(第6実施形態)
図16は本発明の第6実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダ120を説明するブロック図である。図16に示すように、イベントデータレコーダ120は、運転者がシート14(図1)に着座していることを検出するシート感圧センサ121と、運転者がハンドル6(図1)のグリップを握っていることを検出するグリップ感圧センサ122とを備えている。シート感圧センサ121及びグリップ感圧センサ122はECU123に接続されている。また、自動二輪車が走行中であるか否かを検出する手段として自動二輪車の走行速度を検出する速度センサ103がECU123に接続されている。ECU123は、シート感圧センサ121、グリップ感圧センサ122及び速度センサ103の出力に基づいて運転者が自動二輪車から離れたか否かを判定する離脱判定部124を有している。即ち、シート感圧センサ121とグリップ感圧センサ122と離脱判定部124とにより離脱判定装置が構成されている。
具体的には、離脱判定部124は、シート感圧センサ121の出力が所定値以下(シート14への負荷が所定値以下)となり、グリップ感圧センサ122の出力が所定値以下(ハンドル6のグリップへの負荷が所定値以下)となり、かつ、速度センサ103で検出される走行速度がゼロでない場合には、運転者の手がハンドル6(図1)から離れ且つ運転者がシート14(図1)から離れ、走行中に運転者が自動二輪車から投げ出されたと判定する。トリガ生成部31は、離脱判定部124により運転者が自動二輪車から投げ出されたと判定された場合に、データ出力制御部32にトリガーを送信する。なお、他の構成は第4実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
なお、前記各実施形態では自動二輪車を例に説明したが、本発明に係るイベントデータレコーダは、自動二輪車に限らず他の車両にも適用することができる。また、本発明に係るイベントデータレコーダは、前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。
以上のように、本発明に係るイベントデータレコーダ及び自動二輪車は、イベントデータレコーダの作動精度を向上させることができる優れた効果を有し、この効果の意義を発揮できる自動二輪車に広く適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1に示す自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダを説明するブロック図である。 図2に示すイベントデータレコーダに利用されるタイヤ空気圧監視装置(TPMS)を説明するブロック図である。 図1に示す自動二輪車のメータユニットを表した平面図である。 図2に示すイベントデータレコーダの動作を説明するフローチャートである。 図2に示すイベントデータレコーダの記録装置に保存される最新故障情報を説明する図面である。 図2に示すイベントデータレコーダの記録装置に保存されるエンジン回転数毎の累積時間を説明する図面である。 図2に示すイベントデータレコーダの記録装置に保存される故障回数情報を説明する図面である。 本発明の第2実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダを説明するブロック図である。 図9に示すイベントデータレコーダの転倒センサの正面からみた断面図である。 図10に示す転倒センサの側方からみた断面図である。 本発明の第3実施形態に係る自動二輪車の正面図である。 図12に示す自動二輪車に搭載された転倒センサを説明する正面から見た模式図である。 本発明の第4実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダを説明するブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダを説明するブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る自動二輪車に搭載されたイベントデータレコーダを説明するブロック図である。
符号の説明
1,90 自動二輪車
2 前輪
20,70,100,110,120 イベントデータレコーダ
22 各種センサ(機器)
23 各種スイッチ(機器)
24 入力装置
25 記録装置
30 事故判定部
35 前輪タイヤ空気圧センサ
41 後輪タイヤ空気圧センサ
71,92 転倒センサ
73 転倒判定部
105,115,124 離脱判定部
E エンジン
Es シリンダ部

Claims (7)

  1. 車輪が車体から露出して設けられた自動二輪車に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、
    前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、
    前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧に所定の圧力上昇が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、
    前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置とを備えていることを特徴とするイベントデータレコーダ。
  2. 自動二輪車に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、
    前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと
    前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって所定値以下となる圧力降下が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、
    前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置と、を備えていることを特徴とするイベントデータレコーダ。
  3. 前記車輪は、前輪及び後輪を有し、
    前記事故判定装置は、前記自動二輪車の走行中に前記前輪及び前記後輪の両方のタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって所定値以下となる圧力降下が発生した場合に、事故発生であると判定する請求項に記載のイベントデータレコーダ。
  4. 転倒判定装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記事故判定装置により事故発生と判定され、かつ、前記転倒判定装置により車体が転倒したと判定されると、前記記録装置の記録動作のためのトリガーを生成する請求項1乃至3のいずれかに記載のイベントデータレコーダ
  5. 転倒判定装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記事故判定装置により事故発生と判定されるか、又は、前記転倒判定装置により車体が転倒したと判定されると、前記記録装置の記録動作のためのトリガーを生成する請求項1乃至3のいずれかに記載のイベントデータレコーダ
  6. 少なくとも一部が車体から露出して設けられた車輪と、イベントデータレコーダと、を備え、
    前記イベントデータレコーダは、前記車体に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧に所定の圧力上昇が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置とを有していることを特徴とする自動二輪車。
  7. 車体から露出して設けられた車輪と、イベントデータレコーダと、を備え、
    前記イベントデータレコーダは、前記車体に搭載された機器の出力を保存するための記録装置と、前記車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧センサと、前記自動二輪車の走行中に前記タイヤ空気圧センサで検出されるタイヤ空気圧が所定時間以上にわたって所定値以下となる圧力降下が発生した場合に、事故発生であると判定する事故判定装置と、前記事故判定装置の判定に基づいて前記記録装置の記録動作を制御する制御装置とを有していることを特徴とする自動二輪車。
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