JP5827173B2 - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられた車輪のタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置に関する。
車両に設けられた複数の車輪のタイヤ空気圧を運転者が車室内で確認できる装置として、無線方式のタイヤ空気圧監視装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このタイヤ空気圧監視装置は、車両の各車輪のタイヤ内に設けられる送信機(車輪側ユニット)と、車両の車体に設けられる受信機(受信機ユニット)とを備えている。車輪毎の送信機は、タイヤ内の圧力(タイヤ空気圧)を圧力センサにより一定の時間間隔で検出して記憶する定期検出を行なう。また、送信機は、タイヤ空気圧を示すデータが含まれた信号を、上記定期検出よりも長い時間間隔で無線送信する定期送信を行なう。
受信機は、各送信機から送信された信号を受信し、タイヤ空気圧に関する情報を、車室内に設けられた表示器に必要に応じて表示させる。そのため、乗員は、表示器を見ることで、タイヤ空気圧に関する情報、例えばタイヤ空気圧の不足等を把握することができる。
ところで、上記タイヤ空気圧監視装置では、圧力センサにより検出されたタイヤ空気圧に関する情報を表示器で表示させているが、この情報を他にも利用できれば、タイヤ空気圧監視装置の活躍の場が広がる。例えば、車両の走行に関する状態が急激に変化する特定走行状態、例えば急加速状態、急減速状態等が発生した場合、その原因がタイヤ空気圧の低下によるものかどうかが分かれば、原因究明がしやすくなる。その場合、定期送信により送信機から過去に送信されたデータが、原因究明に使われることとなる。
特開2009−205225号公報
ところが、定期送信のタイミングによっては、特定走行状態の発生タイミングから大きく外れたタイミングでのタイヤ空気圧しか分からないおそれがある。この場合には、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧が分からず、特定走行状態の発生原因がタイヤ空気圧の変化によるものかどうかを正確に判断することが難しくなる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両に特定走行状態が発生した場合、その発生前後のタイヤ空気圧の変化を精度よく把握することのできるタイヤ空気圧監視装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ドライブレコーダ装置が搭載された車両の車輪に設けられ、タイヤ空気圧を圧力センサにより一定の時間間隔で検出して記憶する定期検出を行なうとともに、前記タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を、前記定期検出よりも長い時間間隔で無線送信する定期送信を行なう車輪側ユニットと、前記車両の車体に設けられ、前記車輪側ユニットからの信号を受信する受信機ユニットとを備えるタイヤ空気圧監視装置であって、前記車両の走行に関する状態が急激に変化する特定走行状態を検出する検出部をさらに備え、前記車輪側ユニットは、前記検出部により特定走行状態が検出された場合、その検出直後に、前記定期検出とは別に、前記圧力センサによりタイヤ空気圧を検出するとともに、前記定期送信とは別に、そのタイヤ空気圧と、前記定期検出により前記特定走行状態の少なくとも検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を直ちに無線送信し、前記受信機ユニットは、前記特定走行状態の検出直後に受信した信号に含まれる複数のデータを、前記ドライブレコーダ装置に記録するものであることを要旨とする。
上記の構成によれば、特定走行状態が検出部によって検出されると、車輪側ユニットでは、その検出直後に、定期検出とは別に、圧力センサによってタイヤ空気圧が検出される。また、定期送信とは別に、この検出されたタイヤ空気圧と、定期検出により特定走行状態の少なくとも検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示す複数のデータの含まれた信号が直ちに無線送信される。
すなわち、特定走行状態の検出前後のタイヤ空気圧を示す複数のデータが、特定走行状態の検出後に無線送信される。ここで、定期検出は、定期送信よりも短い時間間隔で行なわれる。このことから、特定走行状態の検出前の定期検出によるデータが、定期送信の対象となる定期検出によるデータに比べ、特定走行状態の発生タイミングにより近いタイミングでのデータとなる可能性が高い。
そして、受信機ユニットでは、特定走行状態の検出直後に受信した信号に含まれるタイヤ空気圧を示す複数のデータが、車両に搭載されたドライブレコーダ装置に記録される。従って、ドライブレコーダ装置には、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧を示す複数のデータが記録されることとなる。その結果、ドライブレコーダ装置に記録された複数のデータから、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧の変化を精度よく把握することが可能となる。
また、タイヤ空気圧を示す上記複数のデータはまとめられて、最少回数である1回の無線送信によって受信機ユニットに送られる。そのため、上記データが複数回の送信によって送られる場合に比べ、無線送信により消費される電力が少なくてすむ。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記車輪側ユニットは、前記検出部により前記特定走行状態が検出された場合、その直後に検出されたタイヤ空気圧と、前記特定走行状態の検出直前の前記定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧と、前記特定走行状態の前記検出直前から少なくとも1つ遡った前記定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を無線送信することを要旨とする。
上記の構成によれば、特定走行状態の検出直前に定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧と、特定走行状態の前記検出直前から少なくとも1つ遡った定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧と、特定走行状態の検出後に検出されたタイヤ空気圧とに関する3つ以上のデータがドライブレコーダ装置に記録されることとなる。従って、特定走行状態の発生前のタイヤ空気圧に関するデータが複数得られ、特定走行状態の発生前後におけるタイヤ空気圧の変化をより正確に把握することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記車輪側ユニットは前記検出部を備えることを要旨とする。
上記の構成によれば、検出部による特定走行状態の検出は車輪側ユニットで行なわれる。車輪側ユニットでは、検出部による特定走行状態の検出が行なわれると、その検出直後に圧力センサによりタイヤ空気圧が検出され、そのタイヤ空気圧と、定期検出により特定走行状態の少なくとも検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号が無線送信される。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記受信機ユニットは前記検出部を備えるとともに、前記検出部により前記特定走行状態が検出された場合、前記タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号の無線送信を要求するトリガ信号をトリガ発生装置から無線送信し、前記車輪側ユニットは、前記トリガ信号をトリガ受信装置にて受信すると、前記特定走行状態が検出された場合の処理を行なうことを要旨とする。
上記の構成によれば、検出部による特定走行状態の検出は受信機ユニットで行なわれる。受信機ユニットにおいて、検出部により特定走行状態が検出されると、タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号の無線送信を要求するトリガ信号がトリガ発生装置から無線送信される。車輪側ユニットでは、トリガ発生装置からのトリガ信号がトリガ受信装置にて受信されると、検出部により特定走行状態が検出された場合の処理が行なわれる。
本発明のタイヤ空気圧監視装置によれば、車両に特定走行状態が発生した場合、その発生前後のタイヤ空気圧の変化を精度よく把握することができる。
本発明を具体化した第1実施形態におけるタイヤ空気圧監視装置を示す概略構成図。 第1実施形態におけるタイヤセンサユニットの回路構成を示すブロック図。 第1実施形態において、タイヤ空気圧を検出するタイミング、信号を無線送信するタイミング等を説明するタイミングチャート。 第1実施形態において、受信機ユニットコントローラによって実行される処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態において、センサユニットコントローラによって実行される処理の手順を示すフローチャート。 本発明を具体化した第2実施形態におけるタイヤ空気圧監視装置を示す概略構成図。 第2実施形態におけるタイヤセンサユニットの回路構成を示すブロック図。 第2実施形態において、受信機ユニットコントローラによって実行される処理の手順を示すフローチャート。 第2実施形態において、センサユニットコントローラによって実行される処理の手順を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、車両1に搭載されたタイヤ空気圧監視装置の概略構成を示している。この図1に示すように、タイヤ空気圧監視装置の適用対象となる車両1には、運行状況に関するデータを記録するドライブレコーダ装置2が搭載されている。
この車両1には複数(4つ)の車輪3が設けられている。各車輪3は、ホイール部4と、ホイール部4に装着されるタイヤ5とを備えている。
タイヤ空気圧監視装置は、各車輪3に取り付けられる車輪側ユニットとしてのタイヤセンサユニット10と、車両1の車体に取り付けられる受信機ユニット20とを備えている。車輪3毎のタイヤセンサユニット10には、これらを識別するために固体識別情報としてID情報(IDコード)が付けられている。
各タイヤセンサユニット10は、タイヤ5の内部空間に配置されるように、ホイール部4に取り付けられている。図2に示すように、各タイヤセンサユニット10は、圧力センサ11、センサユニットコントローラ12、RF送信回路13及び送信アンテナ14を備えている。タイヤセンサユニット10を構成する上記各部は、同タイヤセンサユニット10に内蔵された電池(図示略)から供給される電力によって作動する。
圧力センサ11は、対応するタイヤ5内の圧力(タイヤ空気圧)を検出し、その検出によって得られたタイヤ空気圧データをセンサユニットコントローラ12に出力する。
センサユニットコントローラ12は、CPU及び記憶部12a(RAM、ROM等)を備えた周知のマイクロコンピュータによって構成されており、記憶部12aに記憶されたプログラムに従って所定の処理を実行する。センサユニットコントローラ12は、上記タイヤ空気圧データ及びIDコードを含むデータをRF送信回路13に出力する。RF送信回路13は、センサユニットコントローラ12からのデータを変調することで、送信する信号(RF信号)を生成し、その信号を送信アンテナ14から無線送信する。
図3の上段に示すように、各タイヤセンサユニット10は、例えば、車両1の走行時には、タイヤ空気圧を圧力センサ11により第1の時間間隔T1(例えば、15秒間隔)で検出する定期検出を行なう。図3の上段の記号△,▲は、定期検出における検出のタイミングを示している。定期検出により検出された複数のタイヤ空気圧データは、記憶部12aに一時的に記憶される。記憶部12aに記憶されたタイヤ空気圧データは順次更新される。
また、図3の下段に示すように、各タイヤセンサユニット10は、圧力センサ11により検出されたタイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を、上記第1の時間間隔T1よりも長い第2の時間間隔T2(例えば、1分間隔)で無線送信する定期送信を行なう。この定期送信で送信される信号は、その定期送信のタイミングで定期検出により検出された、タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号である。図3の下段の記号△は、定期送信における無線送信のタイミングを示している。
ただし、各センサユニットコントローラ12は、後述する特定走行状態が検出された場合には、図3の中段において記号▲で示すように、上記定期検出とは別に、直ちに圧力センサ11によるタイヤ空気圧の検出を行なうとともに、上記定期送信とは別に、直ちに送信動作を行なう。
なお、定期送信が全てのタイヤセンサユニット10で同時に行なわれると、混信が生じ、受信機ユニット20で全ての信号を適正に受信できないおそれがある。そのため、定期送信のタイミングはタイヤセンサユニット10間でずらされている。
一方、図1に示すように、受信機ユニット20は、受信アンテナ21、RF受信回路22及び受信機ユニットコントローラ23を備えている。受信機ユニット20を構成する上記各部は、例えば車載バッテリ(図示略)から供給される電力によって動作する。
受信アンテナ21は、車体の任意の箇所に配置されており、各タイヤセンサユニット10から送信された信号(RF信号)を受信する。ここでは、受信アンテナ21は、各タイヤセンサユニット10からの信号を総括的に受け取る1本の共通アンテナによって構成されているが、各タイヤセンサユニット10に対応して複数のアンテナによって構成されてもよい。
RF受信回路22は、受信アンテナ21を通じて受信された信号を復調し、受信機ユニットコントローラ23に送る。
受信機ユニットコントローラ23には、表示器6及び上記ドライブレコーダ装置2が接続されている。表示器6は、車室内等において、車両1の乗員が視認可能な場所に配置されている。表示器6は、例えば、車両1のインストルメントパネル(図示略)内に設置されるディスプレイ等によって構成されてもよい。
受信機ユニットコントローラ23は、CPU及び記憶部23a(ROM、RAM等)を備えた周知のマイクロコンピュータによって構成されており、記憶部23aに記憶されたデータやプログラムに従って所定の処理を実行することで、受信機ユニット20の動作を統括的に制御する。
例えば、記憶部23aには、各タイヤセンサユニット10のIDコードが記憶されている。そして、受信機ユニットコントローラ23は、RF受信回路22からタイヤ空気圧データ及びIDコードを受け取ると、そのIDコードと、記憶部23aに記憶されているIDコードとを照合し、どの車輪3のタイヤセンサユニット10から送られてきたタイヤ空気圧データであるかを特定する。そして、受信機ユニットコントローラ23は、特定した車輪3のタイヤ空気圧に関する情報、例えばタイヤ空気圧を示す数値、あるいは、タイヤ空気圧が適正値よりも不足していること等を表示器6に表示させる。
なお、受信機ユニット20は、タイヤ空気圧の異常を報知する報知器を備えてもよい。報知器としては、例えば、異常を音によって報知する装置や、異常を光によって報知する装置が挙げられる。また、上記表示器6が報知器として用いられ、異常が表示器6によって報知されてもよい。この場合、異常の具体的内容が表示器6上に文字で表示されることが好ましい。
タイヤ空気圧監視装置は、上記以外にも、トリガ発生装置24及びトリガ受信装置16を備えている。トリガ発生装置24は、車体において各車輪3の近傍に取り付けられている。これらのトリガ発生装置24は受信機ユニットコントローラ23に接続されており、同受信機ユニットコントローラ23からのトリガ指令信号に応じて、例えばLF信号(長波帯信号)からなるトリガ信号を起動信号として無線送信する。
これに対し、トリガ受信装置16は車輪3毎に設けられており、トリガ発生装置24から送信されたトリガ信号を受信する。図2に示すように、車輪3毎のトリガ受信装置16は、センサユニットコントローラ12に接続されており、受信したトリガ信号を復調してセンサユニットコントローラ12に送る。
さらに、図1に示すように、タイヤ空気圧監視装置は、車両1の走行に関する状態が急激に変化する特定走行状態を検出する検出部を備えている。ここでは、例えば衝突等により、車両1の加速度又は減速度が過大となる現象が発生する状態を、特定走行状態としている。これは、車両1の通常の走行状態(通常走行状態)と、車輪3の回転速度が急激に低下する、又は急激に増大する特定の走行状態(特定走行状態)とでは、車輪3の加速度又は減速度が大きく異なることを考慮したものである。車輪3の回転速度が急激に低下する場合には、通常走行状態で発生する値よりも大きな減速度(負の加速度)が発生する。また、車輪3の回転速度が急激に増大する場合には、通常走行状態で発生する値よりも大きな加速度が発生する。そこで、本実施形態では、加速度又は減速度に基づき、車両1の特定走行状態を検出するようにしている。
上記検出部は、車輪3毎に設けられた加速度センサ25と、これらの加速度センサ25が接続された上記受信機ユニットコントローラ23とよって構成されている。各加速度センサ25は、検出によって得られた加速度データを受信機ユニットコントローラ23に出力する。例えば、各加速度センサ25は、車両1の発進時や加速時には、値が増加する加速度データを、車両1の停止時や減速時には、値が減少する加速度データを、それぞれ受信機ユニットコントローラ23に出力する。
受信機ユニットコントローラ23の記憶部23aには、車両1の走行状態が通常走行状態にあるのか特定走行状態にあるのかを判定(特定走行状態を検出)するための2つのしきい値(第1しきい値、第2しきい値)が予め記憶されている。また、記憶部23aには、走行状態判定のためのプログラムと、上記トリガ指令信号を出力するためのプログラムと、ドライブレコーダ装置2にタイヤ空気圧データを記録するためのプログラムとが予め記憶されている。
第1しきい値としては、通常走行状態で採り得る減速度(負の加速度)の最大値(加速度の最小値)が設定されている。第2しきい値としては、通常走行状態で採り得る加速度の最大値(第1しきい値よりも大きな値)が設定されている。
走行状態判定のためのプログラムが実行されると、各加速度センサ25によって検出された車輪3の加速度と、第1しきい値及び第2しきい値とが比較される。そして、加速度が第1しきい値未満である場合、又は第2しきい値よりも大きい場合には、特定走行状態であると判定(特定走行状態が検出)される。加速度が第1しきい値以上かつ第2しきい値以下である場合には、通常走行状態であると判定される。
トリガ指令信号を出力するためのプログラムが実行されると、特定走行状態が検出された場合に、トリガ発生装置24に対して、トリガ信号を出力させることを指令するトリガ指令信号が出力される。
ドライブレコーダ装置2にタイヤ空気圧データを記録するためのプログラムが実行されると、トリガ指令信号の出力直後(特定走行状態の検出直後)に受信した信号に含まれる複数(2つ)のタイヤ空気圧データが、ドライブレコーダ装置2に記録される。
これに対し、図2に示すセンサユニットコントローラ12毎の記憶部12aには、トリガ受信装置16を通じてトリガ信号を受信した場合(特定走行状態が検出された場合)に、タイヤ空気圧及びIDコードを示すデータが含まれる信号を、定期送信とは別に送信するためのプログラムが予め記憶されている。
このプログラムが実行されると、定期検出とは別に、圧力センサ11によりタイヤ空気圧が検出される。そして、そのタイヤ空気圧と、トリガ信号の受信直前(特定走行状態の検出直前)に圧力センサ11により検出されて記憶された単一のタイヤ空気圧とを示す複数(2つ)のデータが含まれる信号が、定期送信とは別に送信される。
次に、前記のように構成された第1実施形態のタイヤ空気圧監視装置の作用について説明する。
図4のフローチャートは、受信機ユニットコントローラ23によって実行される処理の手順を示している。フローチャートに示される一連の処理は、所定期間毎に繰り返し実行される。
受信機ユニットコントローラ23は、まずステップ110において、車両1の特定走行状態が検出されたかどうかを判定する。この判定に際しては、加速度センサ25によって検出された車輪3の加速度と、第1しきい値及び第2しきい値とを比較する。そして、加速度が第1しきい値未満である場合、又は第2しきい値よりも大きい場合には、特定走行状態であると判定(特定走行状態を検出)する。加速度が第1しきい値以上かつ第2しきい値以下である場合には、特定走行状態ではない(通常走行状態である)と判定する。
ステップ110の判定条件が満たされている(特定走行状態が検出される)と、ステップ120において、各トリガ発生装置24に対しトリガ指令信号を出力することで、各トリガ発生装置24にトリガ信号を出力させる。これに伴い、車輪3毎のトリガ受信装置16では、トリガ信号が受信され、センサユニットコントローラ12に送られる。
上記ステップ120の処理を経ると、次にステップ130へ移行する。また、上記ステップ110の判定条件が満たされていない(特定走行状態が検出されない)と、上記ステップ120の処理を経ることなく、ステップ130へ移行する。
ステップ130では、各タイヤセンサユニット10から送信されたタイヤ空気圧データ及びIDコードをRF受信回路22を通じて受け取ったかどうかを判定する。この判定条件が満たされていない(データを受信していない)と、図4のフローチャートの一連の処理を終了する。
上記ステップ130の判定条件が満たされている(データを受信している)と、ステップ140において、その受信したデータが、定期送信のタイミングで送られてきたデータかどうかを判定する。この判定条件が満たされている(定期送信のタイミングである)と、ステップ150へ移行し、そのデータを解析する。具体的には、受信したIDコードと、記憶部23aに記憶されているIDコードとを照合し、どの車輪3のタイヤセンサユニット10から送られてきたタイヤ空気圧データであるかを特定する。そして、車輪3のタイヤ空気圧に関する情報、例えばタイヤ空気圧を示す数値自体、又はタイヤ空気圧が適正値よりも不足していること等を、必要に応じて表示器6に表示させる。
一方、上記ステップ140の判定条件が満たされていない(定期送信のタイミングでない)と、ステップ160へ移行する。ステップ160では、上記ステップ130で受信したデータを、トリガ指令信号の出力直後(特定走行状態の検出直後)に受信した信号とし、その信号に含まれる複数(2つ)のタイヤ空気圧データをドライブレコーダ装置2に記録する。
そして、上記ステップ150又はステップ160の処理を経ると、図4のフローチャートの一連の処理を終える。
一方、図5のフローチャートは、タイヤセンサユニット10毎のセンサユニットコントローラ12によって実行される処理の手順を示している。フローチャートに示される一連の処理は、所定期間毎に繰り返し実行される。
センサユニットコントローラ12は、まずステップ210において、トリガ受信装置16を通じてトリガ信号を受信したかどうか、すなわち、検出部によって特定走行状態が検出されたかどうかを判定する。
ステップ210の判定条件が満たされていない(トリガ信号を受信していない)と、ステップ220において通常走行状態用の処理を実行する。具体的には、図3の上段において記号△,▲で示すように、タイヤ空気圧を圧力センサ11により第1の時間間隔T1で検出し、記憶部12aに一時的に記憶する定期検出を行なう。また、図3の下段において記号△で示すように、上記定期検出で検出されたタイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を第2の時間間隔T2で無線送信する定期送信を行なう。
これに対し、上記ステップ210の判定条件が満たされている(トリガ信号を受信している)と、ステップ230へ移行し、図3の中段において記号▲で示すように、定期検出とは別に、圧力センサ11によってタイヤ空気圧を検出する。
次に、ステップ240において、上記ステップ230で検出したタイヤ空気圧と、トリガ信号を受け取る直前(特定走行状態の検出直前)に、定期検出により検出されて記憶された単一のタイヤ空気圧(図3の上段における記号▲参照)とを示すデータが含まれる信号を、定期送信とは別に送信する。
そして、上記ステップ220又は240の処理を経ると、図5のフローチャートの一連の処理を終える。
従って、各タイヤセンサユニット10及び受信機ユニット20において上述した処理が行なわれると、特定走行状態が検出部により検出されない場合には、トリガ発生装置24からのトリガ信号の送信が行なわれず、トリガ受信装置16でのトリガ信号の受信が行なわれない。各タイヤセンサユニット10では、定期検出において、第1の時間間隔T1でタイヤ空気圧が圧力センサ11によって検出されて記憶される。また、各タイヤセンサユニット10では、検出されたタイヤ空気圧を示すデータを含む信号が、定期送信において、上記第1の時間間隔T1よりも長い第2の時間間隔T2で無線送信される。定期送信のタイミングで定期検出により検出された信号が無線送信される。各タイヤセンサユニット10からの信号は、受信機ユニット20によって受信される。
これに対し、特定走行状態が検出部によって検出された場合には、受信機ユニット20では、トリガ信号がトリガ発生装置24から無線送信される。各タイヤセンサユニット10では、トリガ発生装置24からのトリガ信号がトリガ受信装置16によって受信されると、検出部により特定走行状態が検出された場合の処理が行なわれる。すなわち、各タイヤセンサユニット10では、そのトリガ信号の受信直後(特定走行状態の検出直後)に、上記定期検出とは別に、圧力センサ11によってタイヤ空気圧が検出される。この検出されたタイヤ空気圧と、定期検出により特定走行状態の検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示す複数のデータの含まれた信号が無線送信される。
すなわち、特定走行状態の検出前後のタイヤ空気圧を示す複数のデータが、特定走行状態の検出直後に無線送信される。ここで、図3に示すように、定期検出は、定期送信が行なわれる第2の時間間隔T2よりも短い第1の時間間隔T1で行なわれる。このことから、特定走行状態の検出前の定期検出によるデータが、定期送信の対象となる定期検出によるデータに比べ、特定走行状態の発生(検出)タイミングにより近いタイミングでのデータとなる可能性が高い。
また、特定走行状態の検出直後に検出されたデータが、特定走行状態の検出後の定期検出によるデータに比べ、特定走行状態の発生(検出)タイミングにより近いタイミングでのデータとなる可能性が高い。
さらに、上記特定走行状態の検出直後の無線送信は、定期送信とは別に行なわれる。従って、定期送信された信号に含まれる、タイヤ空気圧に関するデータを用いる場合よりも、特定走行状態発生後のより早いタイミングで、タイヤ空気圧についてのデータが無線送信される。
そして、受信機ユニット20では、特定走行状態の検出直後に受信した信号に含まれるタイヤ空気圧を示す複数のデータがドライブレコーダ装置2に記録される。従って、ドライブレコーダ装置2には、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧を示す複数のデータが記録されることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)検出部により車両1の特定走行状態が検出されると、タイヤセンサユニット10では、その検出直後に圧力センサ11によりタイヤ空気圧を検出する(ステップ210,230)。そのタイヤ空気圧と、定期検出により特定走行状態の少なくとも検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を無線送信する(ステップ240)。受信機ユニット20では、特定走行状態の検出直後に受信した信号に含まれる複数のタイヤ空気圧データを、ドライブレコーダ装置2に記録する(ステップ160)ようにしている。
そのため、ドライブレコーダ装置2に記録された複数のデータから、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧の変化を精度よく把握することが可能となる。その結果、特定走行状態の発生原因がタイヤ空気圧の低下によるものかどうかを判断することが可能となる。例えば、特定走行状態の発生前後でタイヤ空気圧が変化していない場合や、特定走行状態の発生後にタイヤ空気圧が低下している場合には、特定走行状態の発生原因は、タイヤ空気圧の低下によるものでないと判断することが可能となる。また、特定走行状態の発生前からタイヤ空気圧が低下している場合には、特定走行状態の発生原因の1つとして、タイヤ空気圧の低下による可能性があると判断することが可能となる。
(2)特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧を示す複数のデータをドライブレコーダ装置2に記録することは、例えば、タイヤセンサユニット10において、定期検出の検出間隔や、定期送信の送信間隔を短く設定することでも実現可能である。しかし、この場合には、定期検出や定期送信が多くの回数行なわれ、電力消費量が多くなり、電池寿命が短くなる。
この点、第1実施形態では、特定走行状態の発生直後に、タイヤ空気圧を示す複数のデータをまとめて、最少回数である1回の無線送信によって受信機ユニット20に送る。すなわち、必要時にのみ、まとめてデータを送信するようにしている(ステップ240)。そのため、電力消費量を少なくでき、電池寿命を長くすることができる。
(3)検出部により特定走行状態が検出された場合、その検出直後に検出されたタイヤ空気圧と、検出直前の定期検出により検出されて記憶された単一のタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を無線送信している(ステップ210,230,240)。
この場合には、特定走行状態の検出直前に定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧と、特定走行状態の検出後に検出されたタイヤ空気圧とに関する2つのデータがドライブレコーダ装置2に記録されることとなる。記録されたデータの数が少ないものの、特定走行状態の発生前後におけるタイヤ空気圧の変化を把握し、上記(1)の効果を得ることが可能である。
(4)検出部により特定走行状態が検出された場合、その検出直後に、定期検出とは別に、タイヤ空気圧を圧力センサ11により検出する(ステップ210,230)。その検出したタイヤ空気圧と、定期検出により特定走行状態の検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を無線送信するようにしている(ステップ240)。
従って、検出部による特定走行状態の検出直後の定期検出の検出結果を用いる場合よりも、特定走行状態の発生タイミングにより近いタイミングでのタイヤ空気圧データを無線送信し、ドライブレコーダ装置2に記録することが可能となる。
(5)検出部により特定走行状態が検出された場合、その検出直後に、定期送信とは別に、タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を無線送信するようにしている(ステップ210,240)。
従って、定期送信された信号に含まれる、タイヤ空気圧に関するデータを用いる場合よりも、特定走行状態の発生後のより早いタイミングで、タイヤ空気圧についてのデータを無線送信し、ドライブレコーダ装置2に記録することが可能となる。
(6)受信機ユニット20に備えられた検出部により特定走行状態が検出されると、同受信機ユニット20では、タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号の無線送信を要求するトリガ信号をトリガ発生装置24から無線送信させる(ステップ110,120)。タイヤセンサユニット10では、トリガ発生装置24からのトリガ信号をトリガ受信装置16にて受信し、そのトリガ信号に応じて、特定走行状態が検出された場合の処理を行なうようにしている(ステップ210,230,240)。
このように、受信機ユニット20に検出部が備えられた場合であっても、タイヤセンサユニット10により、特定走行状態が検出された場合の処理を行なわせることができ、上記(1)〜(5)の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図6〜図9を参照して説明する。
第2実施形態は、検出部が受信機ユニット20に代えて各タイヤセンサユニット10に備えられている点において、第1実施形態と異なっている。
図6及び図7に示すように、検出部は、タイヤセンサユニット10毎に備えられた加速度センサ15と、この加速度センサ15が接続されたセンサユニットコントローラ12とによって構成されている。各加速度センサ15は、車輪3の回転に伴う遠心力に応じて変化する加速度を検出し、検出によって得られた加速度データを、対応するセンサユニットコントローラ12に出力する。
センサユニットコントローラ12毎の記憶部12aには、走行状態判定のための2つのしきい値(第1しきい値、第2しきい値)及びプログラムが予め記憶されている。また、上記記憶部12aには、特定走行状態が検出された場合に、定期検出とは別に、タイヤ空気圧を検出するとともに、特定走行状態の検出前後のタイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を、定期送信とは別に送信するためのプログラムが予め記憶されている。
タイヤセンサユニット10は、自身で特定走行状態を検出するため、特定走行状態の検出直後のタイヤ空気圧を検出するタイミング、及び特定走行状態の検出前後のタイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を送信するタイミングを把握可能である。そのため、第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、トリガ発生装置24及びトリガ受信装置16が用いられていない。
なお、前述した第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、前記のように構成された第2実施形態のタイヤ空気圧監視装置の作用について説明する。
図8のフローチャートは、受信機ユニットコントローラ23によって実行される処理の手順を示しており、第1実施形態での図4に対応している。フローチャートに示される一連の処理は、所定期間毎に繰り返し実行される。
図8の図4との違いは、検出部により特定走行状態が検出されたかどうかを判定する処理(ステップ110)と、特定走行状態が検出された場合にトリガ指令信号を出力する処理(ステップ120)とが、第1実施形態では行なわれるのに第2実施形態では行なわれないことである。
それ以外の処理、すなわち、ステップ130〜160の各処理の内容は、図4におけるステップ130〜160の各処理の内容と同じである。
一方、図9のフローチャートは、タイヤセンサユニット10毎のセンサユニットコントローラ12によって実行される処理の手順を示しており、第1実施形態での図5に対応している。フローチャートに示される一連の処理は、所定期間毎に繰り返し実行される。
図9の図5との相違点の1つは、トリガ信号を受信したかどうかを判定する処理(図5のステップ210)に代え、車両1の特定走行状態が検出されたかどうかを判定する処理(図9のステップ215)が行なわれることである。また、トリガ信号の受信前後のタイヤ空気圧データを送信する処理(図5のステップ240)に代え、特定走行状態の検出前後のタイヤ空気圧データを送信する処理(図9のステップ245)が行なわれることも相違点である。ステップ215の処理内容は、上述した図4のステップ110の処理の内容と同様である。ただし、ステップ215での判定には、加速度センサ25に代え、タイヤセンサユニット10の加速度センサ15によって検出された加速度が用いられる。
そして、図9のステップ215の判定条件が満たされている(特定走行状態が検出される)と、ステップ230,245の処理が行なわれる。ステップ245では、上記ステップ230で検出したタイヤ空気圧と、特定走行状態の検出直前に、定期検出により検出されて記憶された単一のタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を、定期送信とは別に送信する。ステップ215の判定条件が満たされていない(特定走行状態が検出されない)と、ステップ220の処理が行なわれる。
ステップ220,230の各処理の内容は、図5におけるステップ220,230の各処理の内容と同じである。そして、上記ステップ220又は245の処理を経ると、図9のフローチャートの一連の処理を終える。
従って、各タイヤセンサユニット10及び受信機ユニット20において上述した処理が行なわれると、検出部による特定走行状態の検出が各タイヤセンサユニット10で行なわれる。各タイヤセンサユニット10において、検出部により特定走行状態が検出されると、その検出直後に圧力センサ11によりタイヤ空気圧が検出される。そして、検出されたタイヤ空気圧と、定期検出により特定走行状態の検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号が無線送信される。受信機ユニット20では、定期送信のタイミングとは異なるタイミングで行なわれる特定走行状態の検出直後の受信で得られた信号に含まれる複数のデータが、ドライブレコーダ装置2に記録される。
そのため、第2実施形態によれば、加速度センサ15に特定走行状態を検出させる主体が異なるものの、上述した第1実施形態の(1)〜(5)と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。
(7)検出部による特定走行状態の検出を各タイヤセンサユニット10で行なっている。
そのため、各タイヤセンサユニット10は、特定走行状態の検出前後のタイヤ空気圧データを無線送信すべきことを自身で把握できる。従って、トリガ発生装置24及びトリガ受信装置16を用いなくてもすむ。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・特定走行状態が検出された場合、その検出直後に検出されたタイヤ空気圧と、特定走行状態の検出直前の定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧と、特定走行状態の検出直前から少なくとも1つ遡った定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号が無線送信されてもよい。
この場合には、特定走行状態の検出前に定期検出により検出されて記憶された複数のタイヤ空気圧と、特定走行状態の検出後に検出されたタイヤ空気圧とに関する3つ以上のデータがドライブレコーダ装置2に記録されることとなる。
従って、特定走行状態の発生前後におけるタイヤ空気圧の変化をより正確に把握することが可能となる。特に、この場合の正確性は、特定走行状態の検出直前よりも前に定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧のデータの数が多くなるほど高くなる。そして、特定走行状態の発生原因がタイヤ空気圧の低下によるものかどうかをより正確に判断することが可能となる。
・タイヤセンサユニット10側で加速度が検出される場合(第2実施形態がこれに該当する)、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧データが全てのタイヤセンサユニット10から同時に無線送信されると、混信が生じ、受信機ユニット20で全ての信号を適正に受信できないおそれがある。
そこで、特定走行状態が検出された場合、その検出から、特定走行状態の発生前後のタイヤ空気圧データを送信するまでの時間間隔が、タイヤセンサユニット10毎に異ならせられてもよい。すなわち、特定走行状態が検出された直後のタイヤ空気圧データの送信タイミングは、タイヤセンサユニット10間でずらされてもよい。
・特定走行状態は、加速度とは異なるパラメータ、例えば車両に加わる衝撃の大きさによって検出されてもよい。
・特定走行状態の検出直後の圧力センサ11によるタイヤ空気圧の検出は、定期検出によって行なわれてもよい。
・加速度センサは、車輪3の回転の加速度を検出するものに限らず、車両1の走行についての加速度を検出するものであってもよい。
その他、前記各実施形態から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに記載する。
(A)請求項1〜のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧監視装置において、前記検出部は、前記車輪の回転の加速度を検出する加速度センサを備える。
上記の構成によれば、加速度センサにより車輪の回転の加速度が検出されることで、車両の走行に関する状態の変化が検出される。
1…車両、2…ドライブレコーダ装置、3…車輪、10…タイヤセンサユニット(車輪側ユニット)、11…圧力センサ、12…センサユニットコントローラ(第2実施形態の検出部の一部を構成)、15…加速度センサ(第2実施形態の検出部の一部を構成)、16…トリガ受信装置、20…受信機ユニット、23…受信機ユニットコントローラ(第1実施形態の検出部の一部を構成)、24…トリガ発生装置、25…加速度センサ(第1実施形態の検出部の一部を構成)、T1…第1の時間間隔、T2…第2の時間間隔。

Claims (4)

  1. ドライブレコーダ装置が搭載された車両の車輪に設けられ、タイヤ空気圧を圧力センサにより一定の時間間隔で検出して記憶する定期検出を行なうとともに、前記タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号を、前記定期検出よりも長い時間間隔で無線送信する定期送信を行なう車輪側ユニットと、前記車両の車体に設けられ、前記車輪側ユニットからの信号を受信する受信機ユニットとを備えるタイヤ空気圧監視装置であって、
    前記車両の走行に関する状態が急激に変化する特定走行状態を検出する検出部をさらに備え、
    前記車輪側ユニットは、前記検出部により特定走行状態が検出された場合、その検出直後に、前記定期検出とは別に、前記圧力センサによりタイヤ空気圧を検出するとともに、前記定期送信とは別に、そのタイヤ空気圧と、前記定期検出により前記特定走行状態の少なくとも検出直前に検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を直ちに無線送信し、
    前記受信機ユニットは、前記特定走行状態の検出直後に受信した信号に含まれる複数のデータを、前記ドライブレコーダ装置に記録するものであることを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  2. 前記車輪側ユニットは、前記検出部により前記特定走行状態が検出された場合、その直後に検出されたタイヤ空気圧と、前記特定走行状態の検出直前の前記定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧と、前記特定走行状態の前記検出直前から少なくとも1つ遡った前記定期検出により検出されて記憶されたタイヤ空気圧とを示すデータが含まれる信号を無線送信する請求項1に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  3. 前記車輪側ユニットは前記検出部を備える、請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視装置。
  4. 前記受信機ユニットは前記検出部を備えるとともに、前記検出部により前記特定走行状態が検出された場合、前記タイヤ空気圧を示すデータが含まれる信号の無線送信を要求するトリガ信号をトリガ発生装置から無線送信し、
    前記車輪側ユニットは、前記トリガ信号をトリガ受信装置にて受信すると、前記特定走行状態が検出された場合の処理を行なう請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視装置。
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