JP5113422B2 - 押圧力検出装置付ローラバニシング装置 - Google Patents

押圧力検出装置付ローラバニシング装置 Download PDF

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Description

本発明は、ローラバニシング装置に関するものであり、特に、バニシングローラを付勢装置により被加工物に押し付けてバニシング加工を行う装置に関するものである。
バニシングローラは、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、複数の皿ばねの付勢により被加工物に押し付けられる。特許文献1に記載のローラバニシング装置においては、シャンクの嵌合穴に駆動軸が軸方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、ホルダによってバニシングローラが回転可能に保持されており、複数の皿ばねは、駆動軸と、嵌合穴内に軸方向に相対移動可能に嵌合されたばね受けとの間に、駆動軸の軸線に平行な方向に並べて配設されている。ばね受けは、シャンクの嵌合穴の底部に螺合されたセットスクリュに当接させられており、セットスクリュの螺合量を変更することにより皿ばねの初期荷重が調整され、皿ばねの付勢力に基づくバニシングローラの被加工物に対する押圧力が調整される。
特開2000−52244公報
しかしながら、バニシングローラの被加工物に対する押圧力を調整しても、加工が行われるに従って、皿ばねの劣化により押圧力が低下し、品質不良が発生する可能性がある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、付勢装置の付勢力に基づいてバニシングローラを常に適切な押圧力で被加工物に押し付け、加工を行うことができるバニシングローラ装置の提供を課題とする。
上記の課題は、ローラバニシング装置を、(a)第1部材と、(b)その第1部材に対して相対移動方向に相対移動可能な第2部材と、(c)その第2部材に回転可能に保持されたバニシングローラと、(d)弾性部材を含み、その弾性部材の弾性力により前記第1部材と前記第2部材とを前記相対移動方向の一方の向きに付勢する付勢装置と、(e)その付勢装置の付勢力に基づく前記バニシングローラの被加工物に対する押圧力を検出する押圧力検出装置と、(f)少なくとも前記第2部材および前記バニシングローラを着脱可能に保持する工具保持部と、(g)被加工物を着脱可能に保持する被加工物保持部と、(h)それら工具保持部と被加工物保持部とを、被加工物保持部に保持された被加工物の軸線まわりに相対回転させる相対回転装置と、(i)前記工具保持部と前記被加工物保持部とを、被加工物保持部に保持された被加工物の軸線に平行な方向と直角な方向とに、数値制御により相対移動させる相対移動装置と、(j)その相対移動装置による前記工具保持部と前記被加工物保持部との相対移動に基づくバニシング加工の実行中、前記押圧力検出装置により検出される前記押圧力が予め設定された設定押圧力となるように、前記相対移動装置を制御する制御装置とを含む装置とすることにより解決される。
押圧力検出装置としては、例えば、(1)ロードセル、(2)バニシングローラから第1部材までの力伝達経路(バニシングローラおよび第1部材を含む)に存在する部材に設けられ、その部材の歪みを検出する歪みゲージ等を採用することが可能である。
上記の課題はまた、ローラバニシング装置を、上記(a)第1部材と、(b)第2部材と、(c)バニシングローラと、(d)付勢装置と、(e)押圧力検出装置と、(f)工具保持部と、(g)被加工物保持部と、(h)相対回転装置と、(i)相対移動装置と、(k)その相対移動装置による前記工具保持部と前記被加工物保持部との相対移動に基づくバニシング加工の実行中、前記工具保持部と前記被加工物保持部との相対移動軌跡が、予め定められた設定相対移動軌跡となるように、前記相対移動装置を制御する制御装置と、(l)前記バニシング加工中における前記押圧力検出装置の検出値が予め設定された設定検出値範囲から外れた場合にその旨を報知する報知装置とを含む装置とすることによっても解決される。
バニシングローラが付勢装置の付勢により被加工物に押し付けられてバニシング加工を施し、被加工物の表面を平滑に仕上げるとともに、圧縮残留応力を生じさせ、疲労強度を高める。押圧力検出装置によりバニシングローラの被加工物に対する押圧力が検出されれば、例えば、弾性部材の劣化により押圧力が低下したり、付勢装置等の構成部材に欠損が生じてローラバニシング装置が加工に適切な押圧力が得られない状態にあることが直ちにわかる。あるいは、バニシング加工工程の前工程において加工が正常に行われず、被加工物の表面の寸法に異常があれば、バニシング加工工程において所望の押圧力が得られないことから、前工程の異常が検知される。したがって、押圧力検出装置による押圧力の検出に基づいて、例えば、押圧力を調整したり、ローラバニシング装置を修理したり、前工程における異常を除去する等、加工が正常に行われない状態に対して迅速に対処することができる。
さらに、バニシング加工の実行中、押圧力検出装置により検出される押圧力が予め設定された設定押圧力となるように相対移動装置を制御するローラバニシング装置においては、例えば、加工中に押圧力が設定範囲から外れることがあれば、弾性部材の弾性変形量を変え、設定押圧力が設定範囲から外れることなく、加工を行うようにすることができる。
また、報知装置を含むローラバニシング装置においては、例えば、報知に基づいて作業者が押圧力を調整し、バニシングローラの押圧力の管理を容易に行うことができる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、特許請求の範囲に記載された発明である本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むことある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載,従来技術等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
(1)被加工物と相対移動させられる第1部材と、
その第1部材に対して相対移動方向に相対移動可能な第2部材と、
その第2部材に回転可能に保持されたバニシングローラと、
前記第1部材と前記第2部材とを前記相対移動方向の一方の向きに付勢する付勢装置と、
その付勢装置の付勢力に基づく前記バニシングローラの前記被加工物に対する押圧力を検出する押圧力検出装置と
を含む押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
(2)前記第1部材と前記第2部材との前記相対移動方向を規定する相対移動方向規定機構を含む(1)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
第1部材と第2部材との相対移動方向の規定により、付勢装置の付勢力が良好にバニシングローラに作用する。
(3)前記押圧力検出装置が、前記付勢装置と直列に前記第1部材と前記第2部材との間に配設された検出部を含む(1)項または(2)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
検出部としては、例えば、弾性部材とその弾性部材の歪みを検出する歪みゲージとを含む固体型ロードセルや、液体が密封された密封容器とその密封容器内の液体の圧力を検出する圧力センサとを含む液圧型ロードセル等が適している。
押圧力検出装置が検出部が発する検出信号を処理部により処理して押圧力を取得する装置である場合、処理部は検出部と共に設けてもよく、検出部とは別に設けてもよい。後者の場合、例えば、ローラバニシング装置によるバニシング加工を制御する制御装置のコンピュータに処理部を設けることができる。
本項が(2)項に従属する態様においては、相対移動方向規定機構を付勢装置と押圧力検出装置とに兼用できるため、装置の構成を単純化し得る。
(4)前記第1部材と前記第2部材との一方が嵌合穴を備え、前記第1部材と前記第2部材との他方が前記嵌合穴に摺動可能に嵌合される嵌合軸部を備え、それら嵌合穴と嵌合軸部との嵌合により前記第1部材と前記第2部材との前記相対移動方向が前記嵌合軸部の軸方向に規定された(1)項ないし(3)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
本項が(2)項に従属する態様においては、嵌合穴と嵌合軸部とが相対移動方向を嵌合軸部の軸方向に規定する相対移動方向規定機構を構成することとなり、構造が単純なローラバニシング装置が得られる。
(5)前記第2部材が、前記第1部材により回動軸線まわりに回動可能に保持された(1)項ないし(3)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
本項が(2)項に従属する場合には、第1部材と第2部材とを回動軸線まわりに回動可能に連結する連結装置が、第1部材と第2部材との相対移動方向を回動軸線を中心とする円周方向に規定する相対移動方向規定機構を構成することとなる。
本項の発明によれば、第1部材を第2部材に対して軽快に移動させることが容易になる。
(6)前記第1部材が加工機械の工具保持部に着脱可能に保持される工具本体であり、前記第2部材がその工具本体に相対移動可能に保持された可動部材である(1)項ないし(5)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
本項の態様においては、押圧力検出装置付ローラバニシング装置が、少なくとも押圧力検出装置の検出部と付勢装置とを内蔵したローラバニシング加工工具装置であることになる。
加工機械はローラバニシング装置に専用の機械でもよく、他の加工工具も使用可能な汎用の機械でもよい。後者の場合、ローラバニシング装置を、加工機械の1つの工具保持部に他の加工工具と選択的に保持させてもよく、あるいは加工機械の複数の工具保持部の1つに保持させてもよく、いずれにしても汎用の機械を用いて加工を安価に行うことができる。
(7)前記第1部材と前記第2部材との前記付勢装置の付勢力による前記相対移動の限度を規定する移動限度規定装置を含む(1)項ないし(6)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
移動限度規定装置により、例えば、第2部材の第1部材からの脱落が防止され、ローラバニシング装置の取扱いが容易になる。また、非加工時におけるバニシングローラの第1部材に対する位置が決まり、加工開始時におけるバニシングローラの被加工物に対する位置決めが容易になる。あるいは、付勢装置が弾性部材の弾性力を付勢力とするものである場合に、弾性部材に初期荷重を付与しておくことにより、バニシングローラが被加工物への接触を開始してから押圧力が所定の大きさになるまでの第1部材の所要移動量が小さくて済む効果が得られる。
(8)前記付勢装置が、弾性部材を含む(1)項ないし(7)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
付勢装置の構成を単純化することが容易となる。
(9)前記弾性部材の初期荷重を調整する調整装置を含む(8)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
所定の初期荷重は、例えば、弾性部材を所定の初期荷重が得られるものと交換することによっても保証できる。しかし、調整装置を設けて初期荷重を調整するようにすれば、弾性部材の交換が不要となり、あるいは交換頻度が減少して、装置コストの増大を抑制しつつ、所定の初期荷重を得ることができる。あるいは、バニシングローラと被加工物との押付け方向における位置を変更することなく、初期荷重を調整することが可能となり、加工時におけるバニシングローラと被加工物との位置制御を変えずに済む。
本項に記載のローラバニシング装置においては、押圧力検出装置による検出結果を調整装置による弾性部材の荷重の調整に利用することができる。なお、押圧力検出装置付ローラバニシング装置が調整装置を含まない場合には、押圧力検出装置による検出結果は、例えば、弾性部材の初期荷重が設定範囲内に保たれていることの確認に使用される。
(10)前記第1部材が加工機械の移動装置により移動させられる移動部材であり、前記第2部材がその移動部材により移動させられる工具保持部に着脱可能に保持される工具本体である(1)項ないし(5)項,(7)項ないし(9)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
本項の態様においては、押圧力検出装置付ローラバニシング装置が、加工機械と、その加工機械に取り付けて使用されるローラバニシング加工工具とを含むものとなり、ローラバニシング加工機械となる。付勢装置は、例えば、加工機械の移動部材と工具保持部との間に設けられ、押圧力検出装置の検出部は、例えば、ローラバニシング加工工具と加工機械とのいずれか一方に設けられる。後者の場合、検出部は加工機械の工具保持部側に設けられても、被加工物保持部側に設けられても、工具保持部と被加工物保持部とを相対移動させる相対移動装置に設けられてもよい。
(11)少なくとも前記バニシングローラと前記第2部材とを着脱可能に保持する工具保持部と、
前記被加工物を保持する被加工物保持部と、
それら工具保持部と被加工物保持部とを、数値制御により相対移動させる相対移動装置と、
前記工具保持部と前記被加工物保持部とを相対回転させる相対回転装置と
を含む(1)項ないし(10)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
工具保持部は、バニシングローラとそれを回転可能に保持する第2部材とから成る単純なローラバニシング加工工具を保持するものでもよく、バニシングローラ,第2部材,第1部材,付勢装置および少なくとも押圧力検出装置の検出部を含むローラバニシング加工工具装置を保持するものでもよい。
本項が(8)項に従属する態様においては、弾性部材として弾性変形可能量が比較的大きく、かつ、弾性係数が比較的小さいものを使用し、比較的大きく弾性変形させることにより所望の初期荷重が得られた状態とすることが望ましい。そのようにすれば、相対移動装置による工具保持部と被加工物保持部との相対移動の制御精度が比較的低く、弾性部材の弾性変形量が多少変化しても、バニシングローラの被加工物に対する押圧力は殆ど初期荷重に対応することとなり、押圧力のばらつきを小さく抑えることができる。
逆に、弾性部材として弾性係数が比較的大きいものを使用し、弾性部材の弾性力に基づいてバニシングローラが被加工物に押圧される押圧力が所望の大きさになるように、相対移動装置による工具保持部と被加工物保持部との相対移動の制御が行われるようにすることも可能である。この場合には、押圧力検出装置による検出結果に基づいて相対移動装置の制御が行われるようにすることが望ましい。また、この場合には、移動限度規定装置あるいは調整装置が不可欠ではなくなる。
本項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置によれば、工具保持部と被加工物との相対移動および相対回転により、被加工物の内周面と外周面との少なくとも一方がバニシング加工される。
(12)前記第1部材にもバニシングローラが回転可能に保持されており、その第1部材と前記第2部材とを、それら2部材にそれぞれ保持された2つの前記バニシングローラが互いに接近,離間する方向に相対移動可能に保持する保持部材を含み、前記付勢装置が、前記第1部材と前記第2部材とを、それら2部材にそれぞれ保持された2つの前記バニシングローラを互いに逆向きに移動させる向きに付勢する(1)項または(2)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
保持部材と被加工物とが相対移動装置により相対移動させられることにより、2つのバニシングローラと被加工物とが相対移動させられる。
保持部材は、加工機械の工具保持部に着脱可能に保持される工具本体であっても、加工機械の一構成要素であってもよい。前者の場合には、本項の押圧力検出装置付ローラバニシング装置がローラバニシング加工工具装置であることになり、後者の場合は、ローラバニシング加工機械であることになる。
付勢装置は、第1部材と第2部材とをそれらに保持された2つのバニシングローラを互いに接近させる向きに付勢するものでも、互いに離間させる向きに付勢するものでもよい。前者は被加工物の外周面の直径方向に隔たった2箇所を同時に、あるいは円環状被加工物の外周面と内周面とを同時に加工するのに適したものとなり、後者は被加工物の内周面の直径方向に隔たった2箇所を加工するのに適したものとなる。
(13)前記保持部材が、前記第1部材と前記第2部材とを、互いに平行な回動軸線のまわりに回動可能に保持する(12)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
(14)前記保持部材が、前記第1部材と前記第2部材とを、一直線に沿って互いに接近,離間可能に保持する(12)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
(15)前記第1部材と前記第2部材との前記付勢装置の付勢力による相対移動の限度を規定する移動限度規定装置を含む(12)項ないし(14)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
加工開始時における2つのバニシングローラの間隔を、それらローラの間に被加工物を挟むために適した大きさに保つことができる。
(16)前記付勢装置が弾性部材を含む(12)項ないし(15)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
前記(8)項の説明が本項のローラバニシング装置にも当てはまる。
(17)前記弾性部材の初期荷重を調整する調整装置を含む(16)項に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
前記(9)項の説明が本項のローラバニシング装置にも当てはまる。
(18)前記被加工物を保持する被加工物保持部と、
その被加工物保持部と前記保持部材とを相対移動させる相対移動装置と、
前記被加工物保持部と前記保持部材とを相対回転させる相対回転装置と
を含む(12)項ないし(17)項のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
前記(11)項の説明が本項のローラバニシング装置にも当てはまる。
以下、請求可能発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
本実施例においては、加工機械の1種であるタレット旋盤がローラバニシング加工工具装置を保持し、請求可能発明の一実施例である押圧力検出装置付ローラバニシング装置として機能する。本実施例のローラバニシング装置はローラバニシング加工装置であり、例えば、図1に示す被加工物としての無段変速機用軸付プーリ10(以後、プーリ10と略称する)の被加工面たるシーブ面12に加工を施す。シーブ面12はプーリ10の軸線を中心線とする円錐台の外周面により構成され、その外周縁には面取りが施され、テーパ状の案内部14が設けられている。案内部14の面取りは、実際には僅かであるが、理解を容易にするために、図1においては誇張して図示されている。プーリ10はまた、図4に示すように、軸部16側の部分である付け根部分に、ぬすみ部18が形成されている。
タレット旋盤は、図1に示すように、主軸台20,心押台22および刃物台24を含む。主軸台20は、一軸線まわりに回転可能に設けられた主軸26と、主軸26の軸方向の一端部に設けられた被加工物保持具としてのチャック28と、主軸26を回転軸線まわりに回転させる主軸回転装置30とを含み、図示を省略するベッド上に、主軸回転軸線が水平となる姿勢で位置を固定して設けられている。主軸回転軸線に平行な方向をX軸方向とする。本ローラバニシング装置においては、主軸台20のチャック28が設けられた部分が被加工物保持部を構成し、主軸回転装置30が相対回転装置を構成している。心押台22は、心押軸34およびセンタ36を備え、ベッド上に心押軸34の軸線が主軸回転軸線と同心状に設けられ、図示を省略する移動装置により主軸回転軸線と平行な方向に移動させられる。
刃物台24は、図1に示すように、タレット40,タレット移動装置42およびタレット回転装置44を含む。タレット移動装置42は、図示は省略するが、前記ベッド上に、主軸回転軸線に平行な方向であって、X軸方向に移動可能に設けられた可動部材たるX軸スライドと、X軸スライドを移動させるX軸スライド駆動装置と、X軸スライド上に、鉛直面内においてX軸方向と直交する方向(以後、Z軸方向と称する)であり、鉛直方向に移動可能に設けられたZ軸スライドと、Z軸スライドを移動させるZ軸スライド駆動装置とを含み、相対移動装置を構成している。タレット40は、Z軸スライド上に主軸回転軸線に平行な軸線まわりに回転可能に設けられ、タレット回転装置44により正方向あるいは逆方向に設定角度ずつ回転させられる。X軸スライド駆動装置,Z軸スライド駆動装置およびタレット回転装置44はいずれも、例えば、電動モータの一種であり、回転角度の正確な制御が可能なサーボモータを駆動源として構成されており、タレット40は所定の速度で所定の位置へ移動させられるとともに、所定角度ずつ間欠回転させられる。
タレット40は、横断面形状が正多角形を成し、その一方の端面の外周部に、複数の工具保持部50(図1には1つのみ図示されている)が等角度間隔に設けられ、それら工具保持部50の1つにローラバニシング加工工具装置52が着脱可能に固定されている。ローラバニシング加工工具装置52は、図1に示すように、第1部材としての工具本体54において工具保持部50に着脱可能に固定される。工具本体54は、くの字形を成し、くの字の一方のアーム部56は、図1および図3に示すように、一部が長手方向に平行に切り欠かれて横断面形状がL字形を成し、互いに直交する係合部58,60を備えている。図3は、図1においてアーム部56をA−A断面線において切断して示す図である。工具保持部50には、タレット40の一方の端面に開口し、その回転軸線と直交する方向に延びる溝64が形成されるとともに、図3に示すように、溝64内に楔部66が設けられており、アーム部56の一方の係合部58が溝64に嵌合され、楔部66との間に楔部材68が嵌合されるとともに、複数のボルト(図示省略)によってタレット40に固定されている。それにより、係合部58,60がそれぞれ、溝64の側面とタレット40の端面とに押し付けられ、また、アーム部56の長手方向の端面が溝64の端面(図示省略)に当接させられ、工具本体54はタレット40に対してX軸,Y軸およびZ軸方向において位置決めされて固定される。
工具本体54の他方のアーム部74は、図1に示すように、タレット40の端面から、タレット回転軸線に対して傾斜した方向に外向きに突出させられ、その突出端面に開口し、アーム部74の長手方向に延びる有底の嵌合穴76が形成されるとともに、第2部材としての可動部材たるローラ保持部材78が軸方向に摺動可能に嵌合されている。ローラ保持部材78は、長手方向の一端部にローラ保持部80を備え、他端部に嵌合軸部82を備えている。ローラ保持部80は、隙間を隔てて設けられた1対の支持壁84を備え、それら支持壁84の間にバニシングローラ86が嵌合されるとともに、軸88により、ローラ保持部材78の軸線を含み、工具本体54のアーム部56と平行な平面内において、ローラ保持部材78の軸線と直交する軸線まわりに回転可能に保持されている。バニシングローラ86は、その回転軸線を含む切断平面による断面形状が台形を成し、外周面がテーパ上を成すローラであり、大径側の外周部に、幅の狭い円筒面状の加工部90が設けられ、加工部90の一部が1対の支持壁84から突出させられている。
嵌合穴76および嵌合軸部82はそれぞれ、横断面形状が正方形状を成し、嵌合軸部82は嵌合穴76に軸方向に摺動可能かつ相対回転不能に嵌合されており、それにより、工具本体54とローラ保持部材78との相対移動方向が嵌合軸部82の軸方向に規定されている。これら嵌合穴76および嵌合軸部82が相対移動方向規定機構を構成している。嵌合軸部82には、図1および図2に示すように、ローラ保持部80とは反対側の端面に開口し、軸方向に延びる有底のスプリング収容穴94が形成され、1対のばね受け96,98が軸方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、それらばね受け96,98により、付勢装置の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング100の両端が受けられ、ローラ保持部材78が、その軸線に平行な方向であって、嵌合穴76から突出する向きに付勢されている。図2は、図1においてローラバニシング加工工具装置52を矢印Bで示す方向から見た状態を一部を断面にして示す図である。このスプリング100の付勢によるローラ保持部材78の移動限度であって前進限度は、アーム部74の端面に着脱可能に固定された板状のストッパ102に、嵌合軸部82に形成されたストッパ面104が当接することにより規定され、スプリング100に初期荷重を付与しておくことができる。ストッパ102が移動限度規定装置を構成している。
本ローラバニシング装置においてスプリング100は、圧縮可能量が大きく、かつ、ばね定数が小さいものとされており、比較的大きく圧縮させられることにより所望の初期荷重が得られ、圧縮量が多少変化しても弾性力は殆ど変わらない。スプリング100の初期荷重は、ローラ保持部80の1対の支持壁84の間の部分に螺合されたアジャストボルト110をばね受け96に当接させ、アジャストボルト110のローラ保持部80に対する螺合量を変えることにより調整される。アジャストボルト110のローラ保持部80に対する回転は、ローラ保持部80に螺合されたセットスクリュ112の先端がアジャストボルト110に係合させられることにより阻止される。本ローラバニシング装置においては、アジャストボルト110が調整装置を構成し、所定の押圧力が得られる大きさに初期荷重が予め調整される。
前記嵌合穴76内には、図1および図2に示すように、ロードセル120が収容されている。ロードセル120は、嵌合穴76の底面に固定され、スプリング100と直列に工具本体54とローラ保持部材78との間に配設されている。ロードセル120は固体型であり、弾性部材としてのゴム体と、そのゴム体の歪を検出する歪みゲージとを含み、ばね受け98を介してスプリング100の付勢力が検出子122に作用し、ゴム体に付勢力を加える。ロードセル120の検出信号はアンプを介して制御装置130(図1参照)に入力される。制御装置130はコンピュータを主体として構成され、ロードセル120の検出信号を処理し、バニシングローラ86のプーリ10に対する押圧力を取得する。ロードセル120およびコンピュータの信号処理部が押圧力検出装置を構成している。コンピュータはまた、駆動装置を介して主軸回転装置30,報知装置132等、各種アクチュエータ等を制御する。報知装置132は、例えば、音声,光,画像等、種々の態様により情報を作業者に報知する装置とされている。
次に作動を説明する。
プーリ10のシーブ面12にバニシング加工を施す場合には、プーリ10は、図1に示すように、一端部を主軸台20のチャック28により把持され、他端部に心押台22のセンタ36が係合させられ、軸心が水平な姿勢で保持される。ローラバニシング加工工具装置52は、タレット40の回転により、図1に示す加工位置に位置させられ、バニシングローラ86は、その回転軸線が鉛直面内においてローラ保持部材78の軸線と直交する方向に延び、加工部90が前方ほど下方へ向かう向きに傾斜した姿勢とされる。また、バニシングローラ86は、図1に二点鎖線で示すように、回転軸線が主軸回転軸線を含む鉛直面内に位置し、加工部90がシーブ面12の外周側へ外れ、かつ、主軸回転軸線を含む鉛直面とシーブ面12との交線に平行な方向から見た場合にシーブ面12より所定量内側となる位置に位置決めされる。
加工時には、主軸26が回転させられ、プーリ10が主軸回転軸線と一致した軸心のまわりに回転させられる。そして、タレット移動装置42が制御装置130により数値制御され、タレット40が、上記主軸回転軸線を含む鉛直面とシーブ面12との交線に平行な方向であって、プーリ10の軸心(主軸回転軸線)に接近する向き(以下、加工進行方向と略称する。加工進行方向は、図1において矢印Cにより示される。)に移動させられる。それにより、バニシングローラ86の加工部90が案内部14の中間部に接触させられ、案内部14の傾斜により案内されて、ローラ保持部材78をスプリング100の付勢力に抗して後退させつつシーブ面12に乗り上げる。その後、タレット40はタレット移動装置42によりさらに加工進行方向に移動させられ、バニシングローラ86はシーブ面12の一母線に沿ってプーリ10の軸心側へ移動させられる。
スプリング100はバニシングローラ86のシーブ面12への乗り上げにより圧縮される。それにより、ストッパ面104がストッパ102から離間し、バニシングローラ86はスプリング100の弾性力によりシーブ面12に押し付けられ、プーリ10の回転につれて回転させられつつ、タレット移動装置42により移動させられてシーブ面12の全体をバニシング加工する。スプリング100はばね定数が小さいものとされており、少量圧縮されても弾性力は大きくは変わらず、タレット40が予め設定されたプログラムに従って移動させられることにより、殆ど初期荷重に等しい大きさの押圧力でバニシングローラ86がシーブ面12に押し付けられ、押付力の管理を容易に行うことができる。図1に実線で示すように、バニシングローラ86がぬすみ部18に到達すれば、加工が終了し、プーリ10から離間させられる。
制御装置130のコンピュータにおいては、加工時であっても非加工時であっても常時、ロードセル120の検出値に基づいて得られる押圧力が設定範囲内の大きさにあるか否かの判定が行われている。スプリング100は、多少圧縮されても弾性力が初期荷重と殆ど変わらないため、加工時と非加工時とにおいてそれぞれ取得される押圧力の差は殆どなく、非加工時に押圧力が設定範囲から外れることはない。
しかし、万一、押圧力が設定範囲から外れて小さい場合には、その旨が報知装置132により作業者に報知される。この報知に基づいて作業者は、バニシングローラ86をローラ保持部材78から外し、セットスクリュ112を緩めてアジャストボルト110をねじ込み、スプリング100の圧縮量を増大させて初期荷重を増大させる。初期荷重の調整により押圧力が調整されるため、バニシングローラ86のシーブ面12に対する加工位置を変えることなく、所望の押圧力によりバニシング加工を行うことができる。また、押圧力が設定範囲から外れて大きい場合には、その旨が報知装置132により作業者に報知され、例えば、アジャストスクリュ110の螺合量を減らして初期荷重を減少させる。このように、バニシングローラ86の押付力の管理を容易に行うことができる。
なお、押圧力は、バニシング加工中にのみ検出されるようにすることも可能である。
また、バニシングローラ86のシーブ面12への押付力は、厳密には、前記バニシングローラ86のシーブ面12への乗上げに伴うスプリング100の圧縮量とスプリング100のばね定数との積だけ初期荷重より大きくなる。したがって、乗上げに伴うスプリング100の圧縮量が大きく設定される場合には、それに伴う押付力の増大分を無視することができず、その増大分だけ初期荷重が小さく設定されるべきである。ただし、この場合でも、押付力の誤差は、乗上げに伴うスプリング100の圧縮量の誤差に比例し、圧縮量の誤差が小さくなるようにバニシングローラ86の移動を制御することは比較的容易であるため、押付力の管理は、やはり容易である。
請求可能発明の別の実施例を図5ないし図7に基づいて説明する。なお、前記実施例の押圧力検出装置付ローラバニシング装置と同じ作用を成す構成要素には同一の符号を付して対応関係を示し、説明を省略する。
本実施例の押圧力検出装置付ローラバニシング装置は、図5および図7に示すように、横断面形状が円形を成す被加工物200の被加工面たるストレートな外周面202を加工する装置である。被加工物200は、横断面形状が円形の段付状を成し、小径部の外周面である外周面202の軸線方向に平行な一端部であって、被加工物200の一端部に面取りが施され、案内部204が形成され、外周面202の他端部にぬすみ部206が形成されている。
本ローラバニシング装置は、タレット旋盤により保持されるローラバニシング加工工具装置210を含む。ローラバニシング加工工具装置210は、第1部材としての工具本体212においてタレット40の工具保持部50に着脱可能に保持される。工具本体212は、図5および図7に示すように、ブロック状を成し、図6に示すように、互いに直角な係合部214,216を備え、前記実施例の工具本体54と同様に、タレット40に、X軸,Y軸およびZ軸方向において位置決めされ、タレット40の回転軸線に直角な方向に延びる状態で着脱可能に固定される。
工具本体212には、その長手方向に延び、タレット40の外周面側に開口する有底の嵌合穴218が形成されるとともに、第2部材としての可動部材たるローラ保持部材220が軸方向に摺動可能に嵌合されている。ローラ保持部材220は、嵌合軸部222と、嵌合軸部222の軸方向の一端部に設けられたローラ保持部224とを備えている。ローラ保持部224は1対の支持壁228を備え、バニシングローラ230が軸232により主軸回転軸線に平行な軸線まわりに回転可能に保持されている。バニシングローラ230は、前記実施例のバニシングローラ86と同様に構成され、加工部233を備えている。
嵌合軸部222は嵌合穴218に軸方向に摺動可能かつ相対回転不能に嵌合されており、それにより、工具本体212とローラ保持部材220との相対移動方向が嵌合軸部222の軸方向に規定されている。これら嵌合穴218および嵌合軸部222が相対移動方向規定機構を構成している。嵌合軸部222には、ローラ保持部224側とは反対側の端面に開口させられ、軸方向に延びる有底のスプリング収容穴234が形成されるとともに、付勢装置の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング236が収容されている。このスプリング236の一端部は嵌合軸部222により受けられ、他端部は、スプリング収容穴234内に、その中心線に平行な方向に移動可能に収容されたばね受け238により受けられ、ローラ保持部材220を嵌合穴218から突出する向きに付勢している。スプリング236の付勢によるローラ保持部材220の移動限度は、ローラ保持部材220の嵌合軸部222とローラ保持部224との間に設けられたストッパ面240(図6および図7参照)が、工具本体212の嵌合穴218の開口端に設けられたストッパ242(図6および図7参照)に当接することにより規定される。ストッパ242が移動限度規定装置を構成している。
上記嵌合穴218の底部には、図5に示すように、ロードセル250が配設され、ばね受け238を介してスプリング236の付勢力が作用させられている。このロードセル250は前記実施例のロードセル120と同様に構成され、その検出信号はアンプを介して制御装置130に入力される。
加工時には、被加工物200は、図5に示すように、一端部を主軸台20のチャック28により把持され、他端部に心押台22のセンタ36が係合させられ、軸心が水平な姿勢で保持される。また、ローラバニシング加工工具装置210が、タレット回転軸線まわりにおいて図5および図7に示す加工位置に位置させられ、ローラ保持部材218はZ軸方向に平行となり、バニシングローラ230の回転軸線は主軸回転軸線と平行となる。そして、バニシングローラ230は、図7に示すように、回転軸線が主軸回転軸線を含む鉛直面内に位置し、図5に一点鎖線で示すように、加工部233が主軸回転軸線に平行な方向において案内部204の中間部に対応する位置に位置し、かつ、案内部204から外周側へ外れた位置に位置決めされる。
この状態で主軸26が回転させられて被加工物200が回転させられ、タレット40の移動によりローラバニシング加工工具装置210がまず、鉛直方向において主軸回転軸線に接近する方向に移動させられ、図7に二点鎖線で示すように、バニシングローラ230の加工部233が案内部204の中間部に接触させられる。本ローラバニシング装置においては、ロードセル250にスプリング236の付勢力が作用し、その検出に基づいてバニシングローラ230の被加工物200に対する押圧力が検出され、コンピュータにおいては、ロードセル250の検出値に基づいて常時、押圧力が検出されている。タレット40は、加工部233が案内部204に接触した状態から更に主軸回転軸線に接近する方向に移動させられ、それにより、工具本体212がスプリング236を圧縮しつつローラ保持部材220に対して主軸回転軸線側へ移動させられ、バニシングローラ230がスプリング236の弾性力により案内部204に押し付けられる。タレット40は、スプリング236の圧縮により予め設定された押圧力が得られるまで、主軸回転軸線側へ移動させられる。この予め設定された押圧力は、バニシングローラ230が主軸回転軸線に平行な方向に移動させられ、案内部204により案内されて外周面202に乗り上げることによるスプリング236の圧縮量と、加工による外周面202の直径の減少によるスプリング236の伸長量とを考慮して、バニシングローラ230が被加工物200に所望の押圧力で押し付けられる大きさに設定されている。
予め設定された押圧力が得られたならば、タレット40がタレット移動装置42によりX軸方向に移動させられ、図5に白抜きの矢印で示すように、バニシングローラ230が被加工物200の軸心に平行な線に沿って主軸台20側へ移動させられる。そして、図5に二点鎖線で示し、図7に実線で示すように、案内部204により案内されて外周面202に乗り上げ、図7に黒の矢印で示すように、スプリング236の弾性力により所望の押圧力で外周面202に押し付けられ、被加工物200の回転につれて回転させられつつ、外周面202の全体をバニシング加工する。バニシングローラ230が、図5に実線で示すように、外周面202のぬすみ部206に到達すれば、加工が終了し、被加工物200から離間させられる。
バニシングローラ230は、案内部204に予め設定された押圧力が得られるように押し付けられた状態で加工を開始させられるため、例えば、スプリング236が摩耗しても、それに対応してスプリング236の圧縮量が増加させられ、被加工物200に対して常に所望の押圧力で押し付けられて加工を施すことができる。また、加工中もロードセル250の検出値に基づいて押圧力が検出され、押圧力が設定範囲から外れることがあれば、タレット40が主軸回転軸線に接近する方向あるいは離間する方向に移動させられ、工具本体212とローラ保持部材220とが相対移動させられてスプリング236の圧縮量が変えられ、押圧力が調節される。
請求可能発明の更に別の実施例を図8および図9に基づいて説明する。
本実施例の押圧力検出装置付ローラバニシング装置は、図5ないし図7に示す押圧力検出装置付ローラバニシング装置と同様に、被加工物200のストレートな外周面202に加工を施す装置であり、タレット旋盤により保持されるローラバニシング加工工具装置300を含み、その第1部材としての工具本体302においてタレット40の工具保持部50に位置決めされて着脱可能に固定され、バニシングローラ304は第2部材たる可動部材としての回動アーム306により回転可能に保持される。バニシングローラ304は、前記バニシングローラ86,230と同様に構成され、加工部308を有する。
工具本体302は長手形状を成し、その長手方向の一端部であって、タレット40の外周面から突出させられた端部の側面には、幅の狭い取付部310が工具本体302から長手方向に平行に突出して設けられている。回動アーム306は、概してL字形を成し、L字の一方のアーム部312に設けられた一対の支持壁314において上記取付部310を両側から挟むとともに、軸316により、主軸回転軸線と平行な回動軸線まわりに回動可能に取り付けられている。軸316が連結装置を構成し、工具本体302と回動アーム306との相対移動方向を回動軸線を中心とする円周方向に規定する相対移動方向規定機構を構成している。回動アーム306の他方のアーム部318は、工具本体302の長手方向の一端面と対向させられ、その工具本体302側とは反対側に開口する凹部320が形成されるとともにバニシングローラ304が収容され、軸322により主軸回転軸線と平行な軸線まわりに回転可能に、かつ、その外周部の一部が凹部320の外へ突出する状態で保持されている。
工具本体302内には、その回動アーム306のアーム部318と対向する側の端面に開口し、長手方向に延びる有底のスプリング収容穴330が形成され、ばね受け332が軸方向に移動可能に嵌合されており、そのばね受け332と、アーム部318との間に弾性部材としての圧縮コイルスプリング334が配設され、回動アーム306をバニシングローラ304が工具本体302から離れる方向に付勢している。このスプリング334の付勢による回動アーム306の回動限度は、支持壁314の軸332からの突出端部に設けられた当接部336が、工具本体302に設けられたストッパ部338(図8参照)に当接することにより規定される。スプリング収容穴330内にはまた、その底面にロードセル350が、スプリング収容穴330の中心線に平行な方向に移動可能に固定され、ばね受け332を介してスプリング334によりスプリング収容穴330の底面側へ付勢されている。
さらに、工具本体302のスプリング収容穴330の底部を構成する部分には、アジャストスクリュ354が、スプリング334の圧縮方向と平行な方向に螺合されるとともに、その先端はロードセル350に当接させられている。したがって、アジャストスクリュ354の工具本体302に対する螺合量を調節することによりスプリング334の圧縮量が変えられ、スプリング334の初期荷重が調整される。アジャストスクリュ354の操作は、作業者により手動で行われる。本実施例においては、アジャストスクリュ354が調整装置を構成している。アジャストスクリュ354は、工具本体302に、アジャストスクリュ354に対して直角に螺合されたセットスクリュ356が係合させられて工具本体302に固定される。
本ローラバニシング装置により、例えば、図5に示す被加工物200の外周面202がバニシング加工される。加工開始時にバニシングローラ304は、その回転軸線が主軸回転軸線を含む鉛直面内に位置し、加工部308が、主軸回転軸線に平行な方向において被加工物200から心押軸34へ外れ、かつ、主軸回転軸線に平行な方向から見た場合に外周面202より所定量内側となる位置に位置決めされる。そして、被加工物200が回転させられるとともに、タレット40の移動によりバニシングローラ304が主軸回転軸線に平行な方向に移動させられ、加工部308が案内部204に接触するとともに、その傾斜により案内されて外周面202に乗り上げる。それにより、回動アーム306がスプリング334の付勢力に抗して回動させられ、当接部336がストッパ部338から離間し、スプリング334の付勢によりバニシングローラ304が外周面202に押し付けられてバニシング加工を施す。スプリング334の初期荷重は、所定の押圧力が得られる大きさに予め調整され、バニシングローラ304は、殆どスプリング334の初期荷重に等しい大きさの押圧力で外周面202に押し付けられる。
バニシングローラ304の被加工物200に対する押圧力は、ロードセル350に作用する荷重の検出信号に基づいて常時、検出され、設定範囲から外れた場合には、報知装置132により作業者に報知される。例えば、押圧力が設定範囲を外れて小さい場合には、作業者はローラバニシング加工工具装置300をタレット40から外し、セットスクリュ356を緩めてアジャストボルト354を工具本体302にねじ込み、スプリング334の初期荷重を増大させる。調整後、ローラバニシング加工工具装置300をタレット40に取り付ける。
請求可能発明の更に別の実施例を図10および図11に基づいて説明する。
本実施例の押圧力検出装置付ローラバニシング装置は、ローラバニシング加工工具400および加工機械402を含む。加工機械402は、第1部材としての移動部材410および移動装置412を含む。移動装置412は、前記タレット移動装置42と同様に構成され、制御装置414により制御され、移動部材410をX軸方向およびZ軸方向においてそれぞれ、任意の位置へ移動させる。
移動部材410には、その端面に一対の案内部材としてのガイドレール420が鉛直方向に平行に設けられるとともに、工具保持体422が被案内部材としてのガイドブロック424において移動可能に嵌合されて工具保持部を構成している。これらガイドレール420およびガイドブロック424は、ガイドブロック424が保持する複数のボール(図示省略)を介して相対移動可能に嵌合されたリニアガイドとされ、工具保持体422の移動が精度良く案内される。
工具保持体422は、移動部材410との間に配設された複数の皿ばね430により、移動部材410から下方へ突出する向きに付勢されている。移動部材410には、図10に示すように、ばね収容凹部432が鉛直方向に延びる状態で設けられるとともに、そのばね収容凹部432の上側の側面に開口して設けられた嵌合穴434にばね受け部材436が鉛直方向に移動可能に嵌合されており、複数の皿ばね430はばね収容凹部432内に鉛直方向に並ぶ状態で収容されるとともに、ばね受け部材436と、工具保持体422から移動部材410側の延び出させられたばね受け部438とによって上端および下端が受けられ、工具保持体422を下方へ付勢している。これら皿ばね430の付勢による工具保持体422の移動限度は、移動部材410の下面に設けられたストッパ440に工具保持体422が当接することにより規定される。また、嵌合穴434内にはロードセル442が収容され、ばね受け部材436を介して皿ばね430の付勢力が作用させられている。
本ローラバニシング加工工具400は、バニシングローラ450と、それを回転可能に保持する第2部材としての工具本体452とから成る。工具本体452は長手形状を成し、前記図1ないし図4に示す実施例の工具本体54と同様に、互いに直角な係合部454,456(図11参照)を備え、係合部454において、前記工具保持体422に鉛直方向に設けられた工具嵌合溝458に嵌合されるとともに、楔部460および楔部材462の楔作用等により、X軸,Y軸およびZ軸の各方向に位置決めされて工具保持体422に着脱可能に固定されている。バニシングローラ450は外周部に加工部464を備え、ローラバニシング加工工具400が工具保持体422に保持された状態では、主軸回転軸線に平行な軸線まわりに回転可能に保持された状態となり、工具保持体422を介して皿ばね430の付勢力が作用させられる。
本実施例のローラバニシング装置により、例えば、前記図5に示す被加工物200の外周面202がバニシング加工される。この加工は、図5〜図7に示すローラバニシング装置による加工と同様に行われ、バニシングローラ450を被加工物200に対して位置決めした状態で、移動部材410を移動装置412により、鉛直方向において主軸回転軸線に接近する方向に移動させ、ロードセル442の検出に基づいて得られるバニシングローラ450の押圧力に基づいて、バニシングローラ450を被加工物200の案内部204に予め設定された押圧力が得られるように押し付ける。バニシングローラ450の加工部464が案内部204に接触した状態から更に移動部材410が主軸回転軸線に接近する方向に移動させられることにより、工具保持体422が移動部材410に対して相対的に上方へ移動してストッパ440から離れ、バニシングローラ450は皿ばね430の弾性力により案内部204に押し付けられる。その状態から移動部材410が主軸回転軸線に平行な方向に移動させられ、バニシングローラ450が案内部204から外周面202に乗り上がり、所望の押圧力で外周面202に押し付けられて加工を施す。
ロードセル442による荷重の検出に基づいて得られるバニシングローラ450の外周面202に対する押圧力に基づいて、移動部材410のZ軸方向における位置の制御が行われ、ローラバニシング加工工具400との相対移動により皿ばね430の圧縮量が変えられ、バニシングローラ450が所望の押圧力により外周面202に押し付けられるようにされる。押圧力は常時検出され、例えば、皿ばね430の劣化により押圧力が減少した場合にも、移動部材410の位置の制御により、所望の押圧力が得られるようにされる。また、加工中も押圧力が検出され、その検出に基づいて皿ばね430の圧縮量が変えられ、押圧力が設定範囲から外れることがないようにされる。
請求可能発明の更に別の実施例を図12に基づいて説明する。
本実施例の押圧力検出装置付ローラバニシング装置は、2つのバニシングローラ500を備えたローラバニシング加工工具装置502が加工機械504に保持され、被加工物200のストレートな円筒面状の外周面202にバニシング加工を施す。加工機械504は、移動部材510と、移動部材510をX軸方向およびY軸方向に移動させる移動装置512とを備え、移動部材510に設けられた工具保持部514にローラバニシング加工工具装置502が着脱可能に保持される。移動装置512は、制御装置516により制御される。制御装置516は、報知装置517も制御する。
ローラバニシング加工工具装置502は保持部材たる工具本体518を備え、前記実施例の工具本体54と同様にして、楔部および楔部材の楔作用等により、X軸,Y軸およびZ軸方向に位置決めされて工具保持部514に固定される。工具本体518には、第1部材としての第1アーム520および第2部材としての第2アーム522が、ヒンジピン524により、主軸回転軸線に平行な共通の回動軸線まわりに回動可能に取り付けられており、第1,第2アーム520,522のヒンジピン524から延び出させられた各一端部にそれぞれ、バニシングローラ500が軸526により主軸回転軸線に平行な軸線まわりに回転可能に保持され、2つのバニシングローラ500の各加工部528は、その一部がアーム520,522から対向するバニシングローラ500側へ突出させられている。
第1,第2アーム520,522のヒンジピン524から他方へ延び出させられた各他端部の間に弾性部材としての圧縮コイルスプリング530が配設され、第1,第2アーム520,522を、それぞれに保持されたバニシングローラ500が互いに逆向きであって、接近する向きに回動させる向きに付勢している。このスプリング530の付勢による第1,第2アーム520,522の回動限度は、工具本体518に設けられたストッパ532,534に、第1,第2アーム520,522の各他端部に設けられた当接部536,538が当接することにより規定される。ストッパ532,534が移動限度規定装置を構成している。また、第2アーム522の他端部にはロードセル540が設けられ、ばね受け542を介してスプリング530の付勢力が作用させられている。さらに、第1アーム520の他端部にはアジャストスクリュ544が螺合され、スプリング530の他端を受けるばね受け546に当接させられ、調整装置を構成している。アジャストスクリュ544の第1アーム520に対する回転は、第1アーム520に、アジャストスクリュ544の軸線に対して直角に螺合されたセットスクリュ548がアジャストスクリュ544に係合させられることにより阻止される。
非加工時には、第1,第2アーム520,522は、スプリング530の付勢による回動限度がストッパ532,534により規定され、2つのバニシングローラ500間の距離は、図12にバニシングローラ500を二点鎖線で示すように、被加工物200の案内部204の中間部の直径と同じ大きさとされている。また、ローラバニシング加工工具装置502は、2つのバニシングローラ500がそれぞれ、回転軸線が主軸回転軸線を含む鉛直面内に位置するとともに、2つのバニシングローラ500の各回転軸線の中間位置が主軸回転軸線と同じ位置に位置し、加工部528が主軸回転軸線に平行な方向において外周面202から心押軸34側へ外れた位置に位置決めされ、2つのバニシングローラ500はそれぞれ、主軸回転軸線に平行な方向から見た場合に外周面202より所定量内側となる位置に位置決めされる。
被加工物200は、図5ないし図7に示すローラバニシング装置について説明したのと同様に、図示は省略するが、チャック28により保持され、主軸26の回転により回転させられる。被加工物200が回転させられている状態において、移動部材510が移動装置512によって移動させられることにより、ローラバニシング加工工具装置502が、主軸回転軸線に平行な方向において被加工物200側へ移動させられ、2つのバニシングローラ500はそれぞれ、各加工部528が案内部204の中間部に接触させられ、案内部204の傾斜により案内されて、アーム520,522をスプリング530の付勢力に抗して回動させつつ外周面202に乗り上げる。この乗り上げによりスプリング530が圧縮され、それにより当接部536,538がストッパ532,534から離間し、2つのバニシングローラ500はスプリング530の弾性力により、殆どスプリング530の初期荷重に等しい大きさの押圧力で外周面202に押し付けられ、被加工物200の回転につれて回転させられつつ、主軸回転軸線に平行な方向に移動させられ、外周面202の2個所を同時に加工する。スプリング530の初期荷重は、外周面202の加工時に所定の押圧力が得られる大きさに予め調整されている。バニシングローラ500がぬすみ部206に至れば、加工が終了し、ローラバニシング加工工具装置502は、Y軸方向において被加工物200から離間する向きに移動させられ、2つのバニシングローラ500が被加工物200から離脱させられる。
バニシングローラ500の被加工物200に対する押圧力はロードセル540を含む押圧力検出装置により常時検出され、例えば、押圧力が設定範囲から外れて低い場合には、報知装置517により作業者に報知され、作業者はセットスクリュ548を緩め、アジャストスクリュ544の第1アーム520に対する螺合量を増やしてスプリング530の初期荷重を増大させる。
なお、バニシングローラは、外周面がストレートな円筒面状を成すものでもよく、例えば、特許2559722号公報に記載されているように、外周面がストレートな円筒面状を成すとともに、長手形状を成すものとし、バニシングローラと被加工物とを、斜交した状態で配置するとともに、それらの軸心と平行な一平面に直交する加工方向において互いに接近させて押圧し、その一平面内において両者の軸心と交差する方向に相対移動させてバニシング加工を行うようにしてもよい。
また、弾性部材の初期荷重の調整は、押圧力の検出に基づいて自動で行われるようにしてもよい。例えば、電動モータを駆動源とし、アジャストスクリュを回転駆動する装置を設け、所望の押圧力が得られるようにアジャストスクリュを回転させ、螺合量を変更する。
さらに、図5〜図7,図10および図11に示す各押圧力検出装置付ローラバニシング装置に調整装置を設けてもよい。
請求可能発明の一実施例である押圧力検出装置付ローラバニシング装置を示す正面図(一部断面)である。 上記押圧力検出装置付ローラバニシング装置のローラバニシング加工工具装置を図1において矢印Bの方向から見た状態を示す矢視図(一部断面)である。 上記ローラバニシング加工工具装置の工具本体がタレットに取り付けられた状態を示す図であり、図1におけるA−A断面図である。 上記押圧力検出装置付ローラバニシング装置により加工が施される無段変速機用軸付プーリのシーブ面の一部をバニシングローラと共に示す正面図である。 請求可能発明の別の実施例である押圧力検出装置付ローラバニシング装置を概略的に示す正面図(一部断面)である。 図5に示すローラバニシング加工工具装置がタレットに取り付けられた状態を示す底面図である。 図5に示す押圧力検出装置付ローラバニシング装置のローラバニシング加工工具装置を被加工物と共に示す側面図である。 請求可能発明の更に別の実施例である押圧力検出装置付ローラバニシング装置のローラバニシング加工工具装置を概略的に示す側面断面図である。 図8に示すローラバニシング加工工具装置を示す正面図である。 請求可能発明の更に別の実施例である押圧力検出装置付ローラバニシング装置を概略的に示す正面図(一部断面)である。 図10に示す押圧力検出装置付ローラバニシング装置を示す側面図である。 請求可能発明の更に別の実施例である押圧力検出装置付ローラバニシング装置を概略的に示す側面図(一部断面)である。
符号の説明
10:無段変速機用軸付プーリ 12:シーブ面 20:主軸台 22:心押台 24:刃物台 26:主軸 28:チャック 30:主軸回転装置 40:タレット 42:タレット移動装置 50:工具保持部 52:ローラバニシング加工工具装置 54:工具本体 76:嵌合穴 78:ローラ保持部材 80:ローラ保持部 82:嵌合軸部 86:バニシングローラ 100:圧縮コイルスプリング 102:ストッパ 110:アジャストスクリュ 120:ロードセル 130:制御装置 200:被加工物 202:外周面 210:ローラバニシング加工工具装置 212:工具本体 218:嵌合穴 220:ローラ保持部材 222:嵌合軸部 230:バニシングローラ 236:圧縮コイルスプリング 242:ストッパ 250:ロードセル 300:ローラバニシング加工工具装置 302:工具本体 304:バニシングローラ 306:回動アーム 334:圧縮コイルスプリング 338:ストッパ部 350:ロードセル 354:アジャストスクリュ 400:ローラバニシング加工工具 402:加工機械 410:移動部材 412:移動装置 414:制御装置 422:工具保持体 430:皿ばね 440:ストッパ 442:ロードセル 450:バニシングローラ 452:工具本体 500:バニシングローラ 502:ローラバニシング加工工具装置 504:加工機械 510:移動部材 512:移動装置 514:工具保持部 516:制御装置 518:工具本体 520:第1アーム 522:第2アーム 530:圧縮コイルスプリング 532,534:ストッパ 540:ロードセル 544:アジャストスクリュ

Claims (8)

  1. 1部材と、
    その第1部材に対して相対移動方向に相対移動可能な第2部材と、
    その第2部材に回転可能に保持されたバニシングローラと、
    弾性部材を含み、その弾性部材の弾性力により前記第1部材と前記第2部材とを前記相対移動方向の一方の向きに付勢する付勢装置と、
    その付勢装置の付勢力に基づく前記バニシングローラの被加工物に対する押圧力を検出する押圧力検出装置と
    少なくとも前記第2部材および前記バニシングローラを着脱可能に保持する工具保持部と、
    被加工物を着脱可能に保持する被加工物保持部と、
    それら工具保持部と被加工物保持部とを、被加工物保持部に保持された被加工物の軸線まわりに相対回転させる相対回転装置と、
    前記工具保持部と前記被加工物保持部とを、被加工物保持部に保持された被加工物の軸線に平行な方向と直角な方向とに、数値制御により相対移動させる相対移動装置と、
    その相対移動装置による前記工具保持部と前記被加工物保持部との相対移動に基づくバニシング加工の実行中、前記押圧力検出装置により検出される前記押圧力が予め設定された設定押圧力となるように、前記相対移動装置を制御する制御装置と
    を含む押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  2. 前記第1部材が加工機械の移動装置により移動させられる移動部材であり、前記第2部材がその移動部材により移動させられる工具保持部に着脱可能に保持される工具本体である請求項1に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  3. 1部材と、
    その第1部材に対して相対移動方向に相対移動可能な第2部材と、
    その第2部材に回転可能に保持されたバニシングローラと、
    弾性部材を含み、その弾性部材の弾性力により前記第1部材と前記第2部材とを前記相対移動方向の一方の向きに付勢する付勢装置と、
    その付勢装置の付勢力に基づく前記バニシングローラの被加工物に対する押圧力を検出する押圧力検出装置と
    少なくとも前記第2部材および前記バニシングローラを着脱可能に保持する工具保持部と、
    被加工物を着脱可能に保持する被加工物保持部と、
    それら工具保持部と被加工物保持部とを、被加工物保持部に保持された被加工物の軸線まわりに相対回転させる相対回転装置と、
    前記工具保持部と前記被加工物保持部とを、被加工物保持部に保持された被加工物の軸線に平行な方向と直角な方向とに、数値制御により相対移動させる相対移動装置と、
    その相対移動装置による前記工具保持部と前記被加工物保持部との相対移動に基づくバニシング加工の実行中、前記工具保持部と前記被加工物保持部との相対移動軌跡が、予め定められた設定相対移動軌跡となるように、前記相対移動装置を制御する制御装置と、
    前記バニシング加工中における前記押圧力検出装置の検出値が予め設定された設定検出値範囲から外れた場合にその旨を報知する報知装置と
    を含む押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  4. 前記第1部材が加工機械の工具保持部に着脱可能に保持される工具本体であり、前記第2部材がその工具本体に相対移動可能に保持された可動部材である請求項1または3に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  5. 前記第1部材にもバニシングローラが回転可能に保持されており、その第1部材と前記第2部材とを、それら2部材にそれぞれ保持された2つの前記バニシングローラが互いに接近,離間する方向に相対移動可能に保持する保持部材を含み、前記付勢装置が、前記第1部材と前記第2部材とを、それら2部材にそれぞれ保持された2つの前記バニシングローラを互いに逆向きに移動させる向きに付勢する請求項3に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  6. 前記第1部材と前記第2部材との前記相対移動方向を規定する相対移動方向規定機構を含み、かつ、前記押圧力検出装置が、前記付勢装置と直列に前記第1部材と前記第2部材との間に配設された検出部を含む請求項1ないし5のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  7. 前記第1部材と前記第2部材との前記付勢装置の付勢力による前記相対移動の限度を規定する移動限度規定装置を含む請求項1ないし6のいずれかに記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
  8. 前記弾性部材の初期荷重を調整する調整装置を含む請求項7に記載の押圧力検出装置付ローラバニシング装置。
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