JP5112917B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5112917B2 JP5112917B2 JP2008066862A JP2008066862A JP5112917B2 JP 5112917 B2 JP5112917 B2 JP 5112917B2 JP 2008066862 A JP2008066862 A JP 2008066862A JP 2008066862 A JP2008066862 A JP 2008066862A JP 5112917 B2 JP5112917 B2 JP 5112917B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- longitudinal direction
- portions
- joint
- seal
- napkin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、特許文献2には、少なくとも一方向に伸縮性を有する弾性シートの少なくとも片面に、二方向のうちの少なくとも一方向に伸長性を有するシート状の連続繊維集合体が熱エンボス加工によって接合された吸収性物品が開示されている。かかる吸収性物品においては繊維ウェブの量が従来のギャザーより少量化されているため、エンボス加工による接合部を除いて、繊維ウェブを伸長する時の初期の力が比較的弱い力で足りるため、シール部の柔軟性が向上する。
また、特許文献2記載の吸収性物品においては、シート部材同士の接合パターンがシールの配置部位によらず一定であり、各配置部位による接合パターンの適正化がなされていないため、シール強度および柔軟性の点で不十分である。
まず、本発明の第1の実施形態(第1発明の実施形態)について図1を参照しながら説明する。
第1の実施形態の生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図示のように、液透過性のトップシート2、バックシート3及びこれら両シート2,3間に介在された縦長の吸収体4を具備している。トップシート2及びバックシート3は、吸収体4の上下面を被覆している。
上記接合部51aの各シール部51における形成面積は、5〜30%、更に好ましくは7〜25%である。
上記接合部52aの各シール部52における形成面積は、3〜30%、更に好ましくは5〜25%である。
上記離間部分の距離mは2〜7mmであることが好ましく、更に好ましくは3〜6mmである。
ただし、すべての接合部51aの幅方向長さが、すべての接合部52aの長手方向長さよりも必ずしも大きい必要はなく、すべての接合部の30〜70%において、上記のy>xの関係が成り立っていればよい。
伸縮率=回復伸び/最大伸び長さ(=6mm)×100 (1)
ここで、回復伸びは、最大伸び長さ(=6mm)からチャックを下降させて、初めて荷重ゼロを記録したときの、最大伸び長さからのチャック移動距離で定義される。
ここでいう剛性は、以下のようにして測定される。
JIS L1096(一般織物試験方法)に規定された剛軟性測定法に適合した(株)大栄科学精器製作所製:ハンドロメーター試験機を使用する。スロット間を30mmに調整した試料台上に、試験片を、該試験片の測定部位がスロット間の中心に位置するように且つ吸収体の長手方向に沿う該試験片の長さがスロットに直交する方向と一致するようにして、水平に配置する。試験片は試料台に固定しない。試料台の表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から一定速度:200mm/minで下降させる。そして、該試験片を長さ方向前後に押圧したときの指示計(荷重計)が示す最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して剛性値とした。
尚、厚みの測定は、(株)尾崎製作所製:厚み計「PEACOCK UPRIGHT DIAL GUAGE No.207」を使用し、2.5g/cm2荷重下で行う。測定は5個のサンプルについて行い、その平均値を算出して厚みとした。
接合部51aの長手方向の大きさは3〜15mmであることが好ましく、更に好ましくは5〜12mmである。
上記接合部51aの各シール部51における形成面積は、5〜30%、更に好ましくは7〜25%である。
接合部52aの長手方向の長手方向の長さxは0.5〜3mmであることが好ましく、更に好ましくは1〜2mmである。
上記接合部52aの各シール部52における形成面積は、3〜30%、更に好ましくは5〜25%である。
上記離間部分の距離mは1〜7mmであることが好ましく、更に好ましくは2〜5mmである。
ただし、上記複数列のすべてが必ずしも平面視において重ならないように配置される必要はなく、シール部51において互いに重ならない接合部の列が、該複数列全体の50〜100%を占めていればよい。
上記の隙間を形成する接合部51aの離間部分の距離は0.5〜5cmであることが好ましく、更に好ましくは1〜4cmである。
ただし、上記複数列のすべてが必ずしも平面視において重ならないように配置される必要はなく、シール部52において互いに重ならない接合部の列が、該複数列全体の50〜100%を占めていればよい。
上記の隙間を形成する接合部52aの離間部分の距離は1〜10mmであることが好ましく、更に好ましくは2〜5mmである。
接合部51aの長手方向の大きさyは2〜15mmであることが好ましく、更に好ましくは3〜10mmである。
上記接合部51aの各シール部51における形成面積は、5〜30%、更に好ましくは7〜25%である。ブロックに区切られた非連続の複数列の接合部51aによって、トップシートは伸縮性を有する材料のほか、嵩高性を有する材料とすることもできる。
接合部52aの長手方向の長手方向の長さxは0.5〜3mmであることが好ましく、更に好ましくは1〜2mmである。
上記接合部52aの各シール部52における形成面積は、3〜30%、更に好ましくは5〜25%である。
上記離間部分の距離mは1〜7mmであることが好ましく、更に好ましくは2〜5mmである。
ただし、すべての接合部51aの幅方向長さが、すべての接合部52aの長手方向長さよりも必ずしも大きい必要はなく、すべての接合部の30〜70%において、上記のy>xの関係が成り立っていればよい。
上記の隙間を形成する接合部51aの離間部分の距離は1〜7mmであることが好ましく、更に好ましくは2〜5mmである。
ただし、上記複数列のすべてが必ずしも平面視において重ならないように配置される必要はなく、シール部52において互いに重ならない接合部の列が、該複数列全体の1〜10mmであることが好ましく、更に好ましくは2〜5mmである。
ナプキン1を装着する際には、ショーツにナプキン1を固定した後、ショーツを引き上げるが、ショーツを引き上げる際には、先ず、ナプキン1に対して、ナプキン1の幅方向の断面形状を上方に向かって凸に変形させる力が主として加わり、次いで、ナプキン1の長手方向の断面形状を上方に向かって凹に変形させる力が加わる。
また、上記シール部51、52に配置されている接合部51a、52aが形成する非連続且つ多数のエンボス配置によりシール強度が向上し、ナプキン1に対する着用時の形状変化による材料破壊を防止する効果がもたらされる。
更に、外周部5の長手方向の前後両端部のシール部51においては、接合部51aの長さより各接合部間の距離が長いため、シール部51のクッション(柔軟)性が増し、該シール部を構成する伸縮性材料の伸縮阻害を抑止する。このため、ナプキン1着用時の長手方向の柔軟性及び伸縮性がより向上する。
以上の作用効果は、本発明における各実施形態のナプキン1に共通する作用効果であり、第2及び第3の実施形態においても、それぞれ同様の効果が奏される。
更に、第2の実施形態においては、外周部5の長手方向に沿う両側部及び長手方向の前後両端部の各シール部における各接合部が、平面視において重ならない複数列として配置されているため、ナプキン1の長手方向に沿う両側部及び長手方向の前後両端部における着用者の動きに対する追従性が相対的に増すことになり、着用時における着用者の装着感やフィット感を高めることができる。
更に、第3の実施形態においては、第1の実施形態と同様に、外周部5の長手方向の前後両端部のシール部51における接合部51aの長さが、その長手方向に沿う両側部のシール部52における接合部52aの長さよりも大きく設定されていることにより、長手方向の前後両端部のシール部51の強度が相対的に増すことになり、これによりナプキン1の端部折れの発生及び製品可撓時のしわの発生をそれぞれ抑止する効果がもたらされる。
加えて、第2の実施形態においては、第2の実施形態と同様に、外周部5の長手方向に沿う両側部及び長手方向の前後両端部の各シール部における各接合部が、平面視において重ならない複数列として配置されているため、ナプキン1の長手方向に沿う両側部及び長手方向の前後両端部における着用者の動きに対する追従性が相対的に増すことになり、着用時における着用者の装着感やフィット感を高めることができる。
すなわち、第3の実施形態においては、第1の実施形態におけるシール部の強度の向上と、第2の実施形態におけるシール部の柔軟性及び伸縮性の向上との2つの作用効果が備わっている。
3つの実施形態それぞれにおける接合部のエンボス形状は、図1〜6に示した形状のものに限られず、例えば第2の実施形態での接合部のエンボス形状は、図7に示すように、長手方向の前後両端部及び長手方向に沿う両側部ともにハート型のエンボス形状であっても良い。このように変更することにより、シール部の視認性を高め、ナプキンの個装や本体との印象を統一し、製品自体の視覚的な印象を強めることができる。
また、第3の実施形態での接合部のエンボス形状に関しても、例えば図8に示すように、長手方向の前後両端部の接合部のエンボス形状を幅方向に伸びる直線状のものに、長手方向に沿う両側部の接合部のエンボス形状を円形状のドットパターンに、それぞれ変更しても良い。
また、上述した第1〜第3の実施形態における説明は、それぞれ他の実施形態に相互に適宜適用することができる。
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 ナプキン外周部
51 長手方向の前後端部のシール部
51a 接合部
52 長手方向の側部のシール部
52a 接合部
Claims (3)
- 液透過性のトップシート、バックシート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する縦長の吸収性物品であって、
前記吸収性物品の長手方向の両側部及び長手方向の前後両端部に、トップシートとバックシートとを一体化するシール部を有しており、該シール部は非連続の多数の接合部からなっており、
前記長手方向の両側部における長手方向に隣接する前記接合部間の離間部分が、該接合部の長手方向長さよりも大きく、
前記長手方向の前後両端部の前記接合部の幅方向長さは、前記長手方向の両側部の前記接合部の長手方向長さより大きい吸収性物品。 - 前記シール部に配される材料が伸縮性を有する請求項1記載の吸収性物品。
- 前記長手方向の両側部における前記シール部は非連続の複数列の接合部からなっており、該接合部は、幅方向の列を複数形成しており、該複数列は、前記吸収性物品を前記トップシート側から視た平面視において重ならない請求項1又は2記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008066862A JP5112917B2 (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008066862A JP5112917B2 (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009219646A JP2009219646A (ja) | 2009-10-01 |
JP5112917B2 true JP5112917B2 (ja) | 2013-01-09 |
Family
ID=41237096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008066862A Active JP5112917B2 (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5112917B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5970228B2 (ja) * | 2012-04-19 | 2016-08-17 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP6982453B2 (ja) * | 2017-10-03 | 2021-12-17 | 花王株式会社 | 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置 |
JP2019115597A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP7225498B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2023-02-21 | 日本製紙クレシア株式会社 | 軽失禁用吸収性物品 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4752349A (en) * | 1986-02-28 | 1988-06-21 | The Procter & Gamble Company | Disposable absorbent product having resilient scalloped edge, and method of making the product |
JP2703541B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1998-01-26 | パーソナル・プロダクツ・カンパニー | 解剖学的吸収体 |
JP3732320B2 (ja) * | 1997-09-26 | 2006-01-05 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ての吸液性物品 |
JP3611761B2 (ja) * | 1999-11-02 | 2005-01-19 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP4387066B2 (ja) * | 2001-03-15 | 2009-12-16 | 大王製紙株式会社 | 生理用ナプキン |
JP2006334113A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP4771794B2 (ja) * | 2005-11-18 | 2011-09-14 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
-
2008
- 2008-03-14 JP JP2008066862A patent/JP5112917B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009219646A (ja) | 2009-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5059587B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4508885B2 (ja) | 吸収性物品 | |
EP2612636B1 (en) | Absorbent article | |
JP5043569B2 (ja) | 生理用ナプキン | |
JP4033774B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4004317B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5698513B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2006239162A (ja) | 吸収性物品 | |
GB2559705A (en) | Absorbent article | |
JP4945430B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2016077900A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2009112864A (ja) | 吸収性物品 | |
JP5112917B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4712533B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6396753B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5634632B1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP3747967B2 (ja) | 使い捨て生理用ショーツ | |
KR100906705B1 (ko) | 생리대 | |
JP2006167141A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2015112339A (ja) | 吸収性物品の表面シート及び吸収性物品 | |
JP5075619B2 (ja) | 吸収性物品 | |
TWI391129B (zh) | Absorbent items | |
JP5221947B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5411344B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5165426B2 (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120724 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120918 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121011 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5112917 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |