JP5165426B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品における漏れを防止する考え方の一つに、吸収性物品の肌当接面と着用者の肌との間にできるだけ隙間を生じさせないことがある。隙間を生じさせないためには、吸収性物品が着用者の動きに追従して変形することが有効であり、そのために、伸長可能とした吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体として使用できる、薄型で吸収容量の大きい吸収性シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、吸収体の長手方向側部の前方後方それぞれに一対のスリットを形成し、スリット部で吸収体を座屈させて前部と後部を起立させる構成が開示されているが、本発明が目的とするしなやかな湾曲形状は記載されていない。また、スリット部から液漏れ発生することが記載されているが、何ら液漏れを解決するものではない(特許文献3参照)。同様に、後方部にスリットを形成し、吸収体を折れ線で折り曲げて3次元構造形成するもので、やはりしなやかな湾曲形状を呈するものではない(特許文献4参照)。
特表平10−508225号公報 特開平8−246395号公報 特開平7−447号公報 特表2001−509405号公報
特許文献1記載の吸収性物品は、下着に取り付けた状態で、下着と一緒に伸縮することを想定しているが、吸収性物品が伸長した場合に吸収性能が低下する。
また、特許文献2記載の吸収性シートは、同じ薄さであれば、飛散状態で供給した粉砕パルプを吸引堆積させてなる吸収体に比して剛性が高くなる傾向にあるため、着用時に大きく変形する吸収性物品に使用した場合には、該物品の幅方向中央部に位置する部分が長手方向に座屈し、それにより生じる折り目や皺、ヨレ等が、着用者に、硬いものが当たるような違和感や、ごわごわする感触を与える等の不都合がある。
さらに、特許文献3、4記載の生理用ナプキンは、三次元形状を開示するが、本発明の目的の形状とは異なる。
従って、本発明の目的は、フィット性、着用者の動きに対する追従性、防漏性及び装着感に優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体を具備する吸収性物品であって、前記吸収体は、積層された2枚のシート状吸収体を有し、2枚の前記シート状吸収体それぞれは、前記吸収体の長手方向の両側部に位置する部分それぞれに、複数本の切れ込みを有しており、一方の前記シート状吸収体における切れ込みと、他方の前記シート状吸収体における切れ込みとが、前記吸収体の長手方向における異なる位置に形成されている、吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、しなやかな湾曲形状を呈することができ、装着者の股下部に則した湾曲形状を呈し、フィットしつつ装着感の良い3次元形状を形成することが出来、液漏れを抑える事が出来る。
以下に、本発明について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性(難透過性も含む概念)の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に介在された縦長の吸収体4を具備する。ナプキン1における吸収体4の長手方向は、ナプキン1を着用したときの着用者の前後方向と一致し、ナプキン1の長手方向とも一致している。
表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の上下面を被覆しており、吸収体4の周縁から延出した部分が、ナプキン1の周縁部11において互いに接合されている。ナプキン1の裏面シート3側の面(非肌当接面)には、ショーツ等の下着に固定するための粘着部(図示略)が設けられている。
ナプキン1における吸収体4は、図1〜図3に示すように、積層された2枚のシート状吸収体41,42を有する。本発明における「積層」には、層間が接合されている場合及び層間が接合されていない場合の両者が含まれる。また、本実施形態のナプキン1においては、図2に示すように、2枚のシート状吸収体41,42間に細幅の中央吸収体43が介在しているが、2枚のシート状吸収体41,42間に、中央吸収体43のような他の部材が介在している場合であっても、吸収体4の両側部S,Sにおいて、シート状吸収体41,42間を液が移行可能な限り「積層」に該当する。
そして、2枚のシート状吸収体41,42それぞれは、図3に示すように、吸収体4の長手方向の両側部S,Sに位置する部分それぞれに、複数本の切れ込み41a〜41c,42a〜42cを有している。
より具体的に説明すると、2枚のシート状吸収体41,42それぞれにおける、複数本の切れ込み41a〜41c,42a〜42cは、吸収体4の長手方向に、所定の間隔を設けて間欠的に形成されている。また、各切れ込みは、概ね吸収体4の幅方向に延びて形成されている。本実施形態における切れ込みは、スリット状をなし、吸収体4の幅方向と略平行に形成されている。また、上層切れ込みの下層に、下層切れ込みが存在しないように配置すれば、切れ込みは、三角形状の切欠きでもかまわない。
シート状吸収体41,42に形成する切れ込みの本数や間隔は、ナプキン1の大きさや吸収体4の大きさ等に応じて適宜に決定することができる。
各シート状吸収体41,42において、吸収体4の長手方向において隣り合う切れ込み間の間隔L1.L2(図3参照)は、1〜7cmであることが好ましく、より好ましくは1.5〜5cmであり、更に好ましくは1.5〜3cmである。
また、各シート状吸収体41,42において、長手方向片側の切れ込みの本数(図3には3本図示)は、2〜50本が好ましく、3〜30本がより好ましく、特に3〜15本が好ましい。より具体的な例を示せば、吸収体4の全長L(図4参照)が、8〜20cmの場合、各シート状吸収体41,42の片側の切れ込みの本数は2〜20本、特に3〜15本程度が好ましい。
切れ込みの本数は、排泄部対向領域の両側部に多く形成することが好ましく、排泄部対向領域の側部のみに形成し、長手方向の前後端に切れ込みが存在しなくてもかまわない。 切れ込みの間隔は均等である必要はなく、例えば、長手方向中央付近の間隔が狭く、前後方向に行くほど粗くてもよい。後述する(段落〔0022〕参照)様に、本ナプキン1が滑らかな曲面形状をなすには、吸収体を長さ方向に3等分したときの中央領域、あるいは臀部を覆う後部フラップ付ナプキンの場合の排泄部対向領域において、切れ込みの本数が多く、間隔が狭いことが好ましい。
本ナプキン1において、2枚のシート状吸収体41のうちの、一方のシート状吸収体41における切れ込み41a〜41cと、他方のシート状吸収体42における切れ込み42a〜42cとは、吸収体4の長手方向における異なる位置に形成されて上下層の切れ込み位置が重ならない。上下層の切れ込み位置が重なると、上層に排泄された経血が切れ込みを伝わり、重なる下層の切れ込みを伝わって裏面層に容易に到達し、下層での液拡散を妨げるものと考えられる。重ならないことで下層での上層からの液拡散を妨げることがない。
本ナプキン1においては、図1、図3及び図4に示すように、シート状吸収体41の切れ込み41a〜41cとシート状吸収体42の切れ込み42a〜42cとは、一方のシート状吸収体41の切れ込み間に、他方のシート状吸収体42の切れ込みが位置するように配置されており、より具体的には、一方のシート状吸収体41の切れ込みと、他方のシート状吸収体42の切れ込みとが、吸収体4の長手方向に交互に配置されている。
そのため、シート状吸収体41の切れ込みとシート状吸収体42の切れ込みとを区別しない場合の切れ込み間の間隔L3(吸収体長手方向の間隔、図4参照)は、前記間隔L1.L2(図4参照)より狭まっている。シート状吸収体41の切れ込みとシート状吸収体42の切れ込みとを区別しない場合の前記間隔L3(図4参照)は0.5〜7cmであることが好ましく、より好ましくは1〜5cmであり、更に好ましくは1.2〜3cmである。
シート状吸収体41の長手方向側部からの切れ込み長さ、すなわち切れ込みの深さL11(図3参照)は、各々の切れ込みが設けられた部位における吸収体4の幅W(図4参照)の10〜40%であることが好ましく、より好ましくは15〜30%である。シート状吸収体42の切れ込みの深さL21(図3参照)は、各々の切れ込みが設けられた部位における吸収体4の幅W(図4参照)の10〜40%であることが好ましく、より好ましくは15〜35である。尚、L11及びL21は、それぞれ、1〜4cmであることが好ましく、より好ましくは1.2〜3cmである。L11とL21とは異なっていても良いが、本ナプキン1においては、L11とL21とはほぼ同じである。
シート状吸収体のそれぞれの厚みは上下層同じでも異なっていてもかまわない。厚みは、0.2〜10mmが好ましく、0.2〜5mmが好ましく、特に0.2〜1mmが好ましい。
2枚のシート状吸収体41,42間は、図5に示すように、吸収体4の幅方向中央部Mにおいては、細幅の中央吸収体43(他の部材)を介して接合されており、吸収体4の長手方向両側部S,Sにおいては、接合されていない。
2枚のシート状吸収体41,42間が吸収体4の幅方向中央部Mにおいて接合されていることにより、2枚のシート状吸収体の(主として中央部の)離間や吸収体の移動(ずれ)による液の拡散が抑えられて排泄された液が吸収保持されやすく、身体形状へ追従しやすい。さらに、各吸収体がばらばらに動かないため切れ目間での部分的なよれを防ぐことができることや元の形状に復元し易い等、スムーズな液移動性、ヨレ防止性に効果を発揮する。また、中央吸収体を有することにより、液保持能を高めたり、中央部の形状が安定することから側部の形状も安定し復元性もより良好となる。他方、2枚のシート状吸収体41,42間が、吸収体4の長手方向両側部S,Sにおいて接合されていないことにより、それぞれの切れ込み41a〜41c,42a〜42cが開くことが阻害されずに、吸収体4の両側部S,Sに良好な伸長性が得られる。
尚、ナプキン1においては、中央吸収体43の表裏面に同様の態様で接着剤が塗工されており、2枚のシート状吸収体41,42間は、図3及び図5中の符号44で示す部分においてのみ接合されている。
ナプキン1においては、表面シート2と吸収体4との間及び吸収体4と裏面シート3との間が、吸収体4の幅方向中央部Mにおいて該吸収体4の長手方向に沿って接合されている。具体的には、吸収体4における表面シート2側の面は、図3中の符号45で示す部分において表面シート2と接合されており、吸収体4における裏面シート3側の面は、図3中の符号46で示す部分において裏面シート3と接合されている。
表面シート2と吸収体4との間を、このような態様で接合することにより、表面シートの柔軟性やナプキンの取り扱い性や装着感が良好であり、吸収体における可動性が抑制されず、着用者の動きに対する追従性、防漏性が良好となる。
吸収体4と裏面シート3との間を、このような態様で接合することにより、ナプキンの装着時の湾曲に対応しやすいため、フィット性が良好であり、よれが起こり難く、吸収体における可動性が抑制されず、着用者の動きに対する追従性、防漏性が良好となる。
また、ナプキン1においては、表面シート2と吸収体4との間及び吸収体4と裏面シート3との間が、吸収体4の長手方向の両側部S,Sそれぞれにおいて、切れ込みを跨ぐ接合部が生じないように接合されている。具体的には、吸収体4における表面シート2側の面は、図3中の符号47で示す部分において表面シート2と接合されており、吸収体4における裏面シート3側の面は、図3中の符号48で示す部分において裏面シート3と接合されている。「切れ込みを跨ぐ接合部が生じない」とは、表面シート2と吸収体4との間の接合については、吸収体4の表面シート2側の面を形成するシート状吸収体41の切れ込み41a〜41cを跨がない(切れ込みを挟んでその前後で連続していない)ことを意味し、吸収体4と裏面シート3との間の接合については、、吸収体4の裏面シート3側の面を形成するシート状吸収体42の切れ込み42a〜42cを跨がない(切れ込みを挟んでその前後で連続していない)ことを意味する。
表面シート2と吸収体4との間及び/又は吸収体4と裏面シート3との間を、このような態様で接合することにより、シート状吸収体41の切れ込み41a〜41c及び/又はシート状吸収体42の切れ込み42a〜42cが開きにくくなることを防止でき、吸収体4の両側部に良好な伸長性が得られる。また、製品(長手方向の)概ね中央部に、幅方向に概ね連続した固定点を形成して、幅方向にヨレにくくできる。
長手方向、幅方向のヨレ防止効果を高めるためには、表面シート2と吸収体4との間及び吸収体4と裏面シート3との接合領域が部分的に重なっていることが効果的である。図3に即して具体的には、表面側から重ね合わせて見たとき、45,46が重なる位置にあり、47,48が(完全には重ならないが)47の前端と48の後端で重なる位置関係にあることが好ましい。
また、本ナプキン1においては、図3に示すように、表面シート2と吸収体4との間は、吸収体4の長手方向の両側部それぞれにおいて、該長手方向に隣り合う一組の切れ込み41b,41c間のみにおいて接合されている。また、吸収体4と裏面シート3との間は、吸収体4の長手方向の両側部それぞれにおいて、該長手方向に隣り合う一組の隣り合う42a,42b間のみにおいて接合されている。長手方向に隣り合う一組の切れ込み間のみとは、長手方向に隣り合う切れ込みが3本以上あり、切れ込み間に挟まれた領域が複数あるとしても、そのうちの一つの領域のみにおいて接合されているという意味である。
表面シート2と吸収体4との間及び/又は吸収体4と裏面シート3との間が、このような態様で接合されていると、シート状吸収体41の切れ込み41a〜41c及び/又はシート状吸収体42の切れ込み42a〜42cが開きにくくなることを一層防止でき、吸収体4の両側部に一層良好な伸長性が得られる。
尚、上記部分44〜48における接合は、それぞれ、接着剤による接合が好ましいが、接着剤に代えて、ヒートシール等の他の任意の接合方法を用いることもできる。また、接着剤で接合する場合、スロットコーター等によるべた塗りでも良いが、パターン塗工が好ましい。パターン塗工の塗工パターンの好ましい例としては、スパイラルパターン、ドットパターン、ストライプパターン(縞状パターン)、格子パターン、市松模様状のパターン等が挙げられる。さらに、よれ防止性を向上するため、ナプキンの排泄部中央(本実施形態では図4のIII-III線位置)の1箇所のみにシート状吸収体41,42間を両シート状吸収体に切れ目がない状態の場合固定することが可能である。
本実施形態のナプキン1は、図6に示すように、ショーツ等の下着(以下、単にショーツともいう)の股下部の内面側(肌対向面側)に固定されて使用される。
ナプキン1を装着する際には、ショーツにナプキン1を固定した後、ショーツを引き上げるが、ショーツを引き上げる際には、先ず、ナプキン1に対して、ナプキン1の幅方向の断面形状を上方に向かって凸に変形させる力が主として加わり、さらに、ナプキン1の長手方向の断面形状を上方に向かって凹に変形させる力が加わる(図7参照)。
本実施形態のナプキン1においては、吸収体4の長手方向の両側部S,Sが、シート状吸収体41,42の切れ込み41a〜41c,42a〜42cが開くことによって柔軟に伸長するため、ナプキン1に対して、その長手方向の断面形状を上方に向かって凹に変形させるような力が加わったときに、吸収体4の長手方向の両側部S,Sがスムーズに伸長して、吸収体4は、その長手方向の断面が肌当接面側に凹に緩やかに湾曲した形状となり幅方向の断面も肌当接面側に凸に緩やかに湾曲した形状となる。
そのため、吸収体の座屈、特にナプキン(吸収性物品)の幅方向中央部に位置する部分が長手方向に座屈(図9参照)することが防止され、吸収体の座屈により生じる折り目や皺、ヨレ等による違和感や不快感を防止することができる。また、伸長した吸収体4の両側部S,Sは、外力を受けて収縮することもできるため、着用者の動きに対する追従性にも優れており、着用者の身体形状にフィットした状態が安定に維持される。
吸収体の変形を促す工夫について更に詳述する。
この様に、ナプキン1を、その長手方向の断面が肌当接面側に凹に緩やかに湾曲した形状となり、かつ幅方向の断面も肌当接面側に凸に緩やかに湾曲した形状に変形するためには、製品全体がどの方向にも伸縮可能で、所定の形状に滑らかかつ自在に変形可能なことが好ましい。さらに製品長手方向両側部S,Sが切れ目において離間することで中央領域Mに対して相対的に伸張することが必要である。即ち、前述の変形過程で、ナプキン1がまず幅方向(断面形状)を上に凸になるように変形するのは、ナプキン1が柔らかければ容易である。一方、更にナプキン1が長手方向(断面形状を)上方に向かって凹に変形するには、製品中央部分と両側部が異なる変形の仕方をする必要があり、具体的には、製品両側部が製品中央部に対して相対的に長手方向に伸びる必要がある。「相対的に伸張する」とは、両側部の長さが実際に長手方向に伸びるか、或いは中央部分の長さが長手方向に縮むか、いずれかの現象を意味する。前述のような、身体形状にフィットする湾曲形状を形成する為には、この様に部位によって異なる変形状態(伸張若しくは収縮状態)を達成する必要があるため、単純に製品の薄さや柔らかさをコントロールするだけでは全く不十分である(座屈、シワ、ヨレの発生が避けられない)。
更に具体的には、人体の股に沿う曲率(製品幅方向の上に凸の形状に対応する)、並びに腹部〜臀部に沿う曲率(製品長手方向の上に凹の形状に対応する)の両方に対応して、2軸で曲がってフィットする為には、製品両側部が製品中央に対して(相対的に、)長手方向20〜50%程度伸張する必要があり、特に20〜30%程度の伸張があれば概ね良好に所定の形状に変形可能であることが判った。
好ましくはナプキン1を構成する全ての部材が、上記の伸張(伸縮)特性を備えることが最も望ましいが、製品の変形に最も影響の大きい存在である吸収体に、上記の伸張(伸縮)特性を与える工夫を施すことも大変効果的である。前述の通り中央領域が収縮可能な吸収体も効果的である。既存材料で最も簡便かつ効果的に課題を解決する方法は、吸収体両側部S,Sに複数本の切れ込みを施す方法である。この場合両側部S,Sの伸張は切れ込みの口開きによって起こる。解放端(即ち吸収体両側縁)に近いほど開きが大きく、伸張性も大きくなる為、所定の形状を作り出すのに有利である。滑らかな曲面を作り出すには、原則的には切れ込みの本数が多いほど有利であり、かつ切れ込みが深いほど有利である。
しかも、本実施形態のナプキン1においては、シート状吸収体41における切れ込み41a〜41cとシート状吸収体42における切れ込み42a〜42cとが重なっていないため、シート状吸収体41,42の切れ込み41a〜41c,42a〜42cの全体又は一部が開いても、開いた切れ込みを介して液漏れを生じることもない。
また、本実施形態のナプキン1においては、表面シート2及び裏面シート3が何れも吸収体4の長手方向と同方向及び幅方向と同方向に伸縮性を有しているため、ナプキン1の両側部が長手方向に伸縮性を有し、そのため、着用者の身体形状にフィットした状態が一層安定に維持される。
また、本実施形態のナプキン1においては、吸収体4の幅方向中央部における2枚のシート状吸収体41,42間に、2枚のシート状吸収体41,42それぞれの幅よりも幅の狭い中央吸収体が配されているため、幅方向中央部における吸収容量を高めることができると共に、吸収体4の長手方向両側部において、シート状吸収体41,42の切れ込み部が開きやすくなる。中央吸収体43の幅W3(図3参照)は、吸収体4の排泄部対向部(着用者の液排泄部に対向配置される部位)において、吸収体4の幅W(図4参照)の20〜60%であることが好ましく、30〜50%であることが更に好ましい。
尚、本発明の吸収性物品における、表面シート及び裏面シートは、何れも、吸収体の長手方向と同方向に少なくとも伸長性を有していることが好ましい。また、表面シート及び裏面シートは、何れも、吸収体の長手方向と同方向及び吸収体の幅方向と同方向に伸長性を有することがより好ましい。更に、表面シートは、吸収体の長手方向と同方向に伸縮性を有することが好ましく、吸収体の長手方向と同方向及び吸収体の幅方向と同方向に伸縮性を有することが好ましい。
ここで「伸長性を有する」とは、例えば以下のようにして測定した伸張率(長さ変化)が、10%以上であることを意味し、当該伸張率が、20〜40%であることが好ましい。
当業者公知の一般的な材料は、50g程度の低荷重での伸張性を有しないため、以下の方法で伸張率を測定する方法が簡便に利用可能である。
(試験片の準備)測定したい方向を長手方向とし、これと直交する方向を幅方向とし、長手方向12cm×幅1cmとなるようにカットして試験片とする。例えば吸収体長手方向と同方向について測定する場合は長手方向12cm×幅方向1cmとなり、同幅方向について測定する場合は長手方向1cm×幅方向12cmとなる。
(低荷重伸張率の測定)
測定機;オリエンテック(株)製テンシロン引っ張り試験機 RTM100を使用した。
測定条件;チャック間距離10cm
引っ張り速度;100mm/分
引っ張り方向で測定を行い、荷重50gまで引っ張ったところで装置を停止する。
チャートまたはチャック間距離実測で、試験片の長さ変化を読み取り、以下の様に伸張率を計算する。
伸張率(%)=長さ変化量(mm)/元の試験片長さ(mm)×100
また、「伸縮性を有する」とは、例えば同様に測定した材料の永久歪みが、殆どなくほぼ完全に復元可能であることを意味する。
測定は前記伸張率測定に引き続き、試験片の回復過程を測定することが最も簡便である。
前記伸張率計測後、直ちに元のチャック間距離までテンシロンを復元する。この時の測定速度100mm/分。
チャートより、引っ張り荷重が0gとなる点を読み取る。完全に伸縮する材料の場合、0gとなるのは0mm伸張の点となり、不完全な伸縮性の材料では手前側(数mm〜数cmの伸びを残した位置)で0gとなる。この0g位置の伸張率を永久歪みとする。即ち、
永久歪み(%)=0g復元時の伸び(mm)/元の試験片長さ(mm)×100
本ナプキン1においては、表面シート2として、熱収縮性繊維を含む第1繊維層と、実質的に熱収縮しない繊維又は前記熱収縮性繊維の収縮開始温度では実質的に熱収縮しない繊維を含む第2繊維層とを積層して部分的に接合させた後、熱風処理により、第1繊維層を収縮させて得た凹凸シートを用いている。この凹凸シートにおいては、第2繊維層が、第1繊維層との接合部以外の部分において突出して凸部を形成している一方、前記接合部が凹部を形成しており、ナプキン1においては、凹凸シートにおける第2繊維層側を、着用者の肌に向けて使用している。この凹凸シートは、収縮した第1繊維層が緻密な層を形成しているため、シート状吸収体41,42として、吸水性ポリマーを含むものを使用したときに、切れ込みから吸水性ポリマーが漏れ出しても、ナプキン1の肌当接面に吸水性ポリマーが漏れ出すことを防止できる。熱収縮性繊維は、潜在捲縮性繊維が好ましい。このような凹凸シートとしては、特開2002−187228号公報、特開2003−250836号公報、特開2004−166849号公報、特開2004−202890号公報、等に記載のものを用いることがでる。
尚、潜在捲縮性繊維としては、熱処理によりコイル状の捲縮を発現するもので、例えば、収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許2759331号公報に記載のものが挙げられる。第2繊維層の構成繊維としては、熱可塑性ポリマー材料からなる繊維が好適に用いられる。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド等が挙げられる。また、これらの熱可塑性ポリマー材料の組み合わせからなる芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の複合繊維も用いることができる。
表面シート2としては、この種の物品に従来用いられているものを特に制限なく使用することができるが、表面シート2として用い得る好ましい他の伸縮性シートとしては、(a)ウレタン樹脂を用いたスパンボンド不織布を親水化してなる伸縮性シート、(b)ウレタン樹脂を用いたスパンボンド不織布を少なくとも一方向に引き伸ばしておき、それにエアスルー不織布を積層してドット状のエンボスで貼り合わせた後、解放して得られる凹凸不織布、(c)ウレタンやEVA等の弾性樹脂から立体的な開孔を有するフィルムを成形し、それを親水化したもの等が挙げられる。
また、裏面シート3としては、この種の物品に従来用いられているものを特に制限なく使用することができるが、裏面シート3として用い得る好ましい伸縮性シートとしては、ウレタンやメタロセン触媒を用いて得られるポリオレフィン樹脂から得られるフィルム等や、ポリエステル系の弾性フィルムが挙げられる。
表面シート2及び/又は裏面シート3として伸長性又は伸縮性のシートを用いる場合、ナプキン1の周縁部11における両者の接合は、伸長性や伸縮性を阻害しない観点からホットメルト型接着剤等の接着剤を介して行うことが好ましい。
本実施形態のナプキン1においては、2枚のシート状吸収体41,42及び中央吸収体43として、繊維材料及び吸水性ポリマーを含む吸収性シートを用いている。吸収性シートとしては、湿潤状態の吸水性ポリマーに生じる粘着力や別に添加した接着剤や接着性繊維等を介して、吸水性ポリマーを構成繊維に結合させてなるものが、切れ込みからの吸水性ポリマーの脱落が少ない点等から好ましい。
吸収性シートとしては、例えば、特開平8−246395号公報記載の方法にて製造された吸収性シート、気流に乗せて供給した粉砕パルプ及び吸水性ポリマーを堆積させた後、接着剤(例えば酢酸ビニル系の接着剤、PVA等)で固めた乾式シート、紙や不織布の間にホットメルト接着剤等を塗布した後高吸収性ポリマーを散布して得られた吸収性シート、スパンボンド又はメルトブロー不織布製造工程中に高吸収性ポリマーを配合して得られた吸収性シート等を用いることができる。これらの吸収性シートは、一枚を所定形状に裁断してシート状吸収体として用いることができる。また、吸収性シートを複数枚貼り合わせて多層シートとするか又は一枚の吸収性シートを折り畳むと共にそれらの層間を接着して多層シートとし、そのようにして得た多層シートを、シート状吸収体として用いることもできる。
シート状吸収体41,42に切れ込みを形成するには、各シート状吸収体41,42を公知の切断手段により切断すれば良いが、吸水性ポリマーを含むシート状吸収体を用いる場合は、吸水性ポリマーが漏れ出すのを防止する観点から、シート状吸収体中に熱可塑性繊維やホットメルト接着剤等の熱融着性材料を含ませておき、切断と同時又は切断の前後に熱融着性材料を溶融させ、溶融した熱融着性材料により、切断面を、吸水性ポリマーが漏れ出さないように封鎖することも好ましい。
本発明は、シート状吸収体として比較的剛性の高いものを用いても、吸収体を身体形状に良好にフィットする図6に示すような形状に変形させ得る点で有利である。
比較的剛性の高い吸収体としては、その剛性が30〜300cN、特に50〜200cNのものを挙げることができる。
ここでいう剛性は、以下のようにして測定される。
JIS L1096(一般織物試験方法)に規定された剛軟性測定法に適合した(株)大栄科学精器製作所製:ハンドロメーター試験機を使用する。スロット間を30mmに調整した試料台上に、試験片を、該試験片の測定部位がスロット間の中心に位置するように且つ吸収体の長手方向に沿う該試験片の長さがスロットに直交する方向と一致するようにして、水平に配置する。試験片は試料台に固定しない。試料台の表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から一定速度:200mm/minで下降させる。そして、該試験片を長さ方向前後に押圧したときの指示計(荷重計)が示す最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して剛性値とした。
尚、測定はスリットを含まない部分を用いて行う。
尚、シート状吸収体は、厚みが1〜5mm、特に1.2〜4mmのものを用いることが好ましく、坪量が40〜250g/m2、特に55〜180g/m2のものを用いることが好ましい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず種々変更が可能である。
例えば、上述したナプキン1においては、2枚のシート状吸収体41,42間が、吸収体4の幅方向中央部Mにおいて中央吸収体43を介して接合されていたが、2枚のシート状吸収体41,42間が、吸収体4の幅方向中央部Mにおいて直接接合されていても良い。
また、シート状吸収体41(42)の切れ込みは、吸収体の幅方向と平行なものに限られず、図8(a)に示すように、吸収体の幅方向に対して角度を有する切れ込み41a〜41c(42a,42b)であっても良い。吸収体4の幅方向に対する切れ込みの角度は、例えば0°以上45°未満、好ましくは0°以上30°未満とすることができる。
また、シート状吸収体41(42)の切れ込みは、直線状のものに限られず、図8(b)に示す切れ込み41a〜41c(42a〜42c)のように、平面視して細幅三角形状のもの等であっても良い。
また、シート状吸収体41(42)は、図8(c)に示すように、長手方向の両側部に概ね幅方向に延びるように形成された切れ込み41a,41b(42a,42b)に加えて、長手方向の両端部に概ね長手方向に延びるように形成された切れ込み41dを有していても良い。
更に、シート状吸収体41(42)は、図8(d)に示すように、吸収体の長手方向における一方の側部と他方の側部とで、切れ込み41a,41b(42a,42b)の形成位置が異なるものであっても良い。
また、表面シート、シート状吸収体41(42)を一体的に結合する、熱エンボスによる溝を付加してもよい。溝の形成によって、表面から吸収体までの構成が一体化され、液の吸収や移動をスムーズにする効果が得られる他、溝の内側の領域が一体化して剛性が増す為、周囲の変形が伝わりにくく、排泄スポットに安定してぴったり当たり易くなる。即ち、全体が同じように変形すると真ん中にもしわ寄せが来る為、ヨレたり浮いたりしやすい。全周溝のようなもので中央を囲い込むと変形が伝わりにくく形状が安定するので、ちゃんと排泄スポットに当たり続けられる。該溝は、シート状吸収体41(42)の切れ込みにかからない、幅方向中央域に選択的に付加されるのが望ましいが、切れ込みの一部にかかっても、その伸張性を損なわない範囲であれば付加可能である。伸張性の観点から、溝の付加範囲は、好ましくは製品中央部幅の3分の1以内、更に好ましくは切れ込みがなされていない部分の幅以内である。溝形状は中央部を囲い込むような全周溝形状(中央吸収体43が存在する場合では該中央吸収体43を囲う形状)が望ましいが、製品前後方向に連続する線状または点の連なりであってもよい。
また、切り欠き部が開いて概ね長手方向にスムーズに伸びる為には、切り欠き部の拘束が少ないことが好ましく、この観点から表面シート2と裏面シート3を接合する周縁部11の内側縁(内側のフチの意味です)と吸収シート41(42)外縁との間に空隙があることが望ましい。空隙は3mm以上存在することが望ましく、5mm以上存在することが更に望ましい。また該空隙部には接着剤や熱シールなどの固定要素が存在しないことが望ましい。周縁部固定に熱シールとホットメルト接着剤とを併用する場合は、冷却後粘着性が殆どない低タックホットメルト、例えばオレフィン系ホットメルトやベースポリマー25%以上の粘着付与剤低配合SBS(スチレン-ブタジエン-スチレン)系又はSEBS(スチレン-エチレン-ブタジエン-スチレン)系ホットメルトが好適に用いられる。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等であっても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを一部破断して示す斜視図である。 図1のII−II線模式断面図である。 図1に示す生理用ナプキンの吸収体を分解して示す図である。 図1に示す生理用ナプキンの吸収体を示す平面図である。 図4のIII−III線模式断面図である。 図1に示す生理用ナプキンの着用時における変形形状を示す斜視図である。 図1に示すナプキンが装着過程で、平面状のナプキンが装着者の腿で樋状に湾曲され、湾曲したままショーツで前後部が身体の曲面に沿うよう湾曲する様子を示す図である。 本発明の他の実施形態における吸収体を示す平面図である。 従来のナプキンが装着時に股下で座屈している様子を示す図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 シート状吸収体
41a〜41c 切れ込み
42 シート状吸収体
42a〜42c 切れ込み
43 中央吸収体
5 ショーツ(下着)

Claims (5)

  1. 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体を具備する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、積層された少なくとも2枚のシート状吸収体を有し、
    2枚の前記シート状吸収体それぞれは、前記吸収体の長手方向の両側部に位置する部分それぞれに、複数本の切れ込みを有しており、
    一方の前記シート状吸収体における切れ込みと、他方の前記シート状吸収体における切れ込みとが、前記吸収体の長手方向における異なる位置に形成されており、
    前記吸収体の幅方向中央部における2枚の前記シート状吸収体間に、2枚の該シート状吸収体それぞれの幅よりも幅の狭い中央吸収体が配されている、吸収性物品。
  2. 2枚の前記シート状吸収体間は、前記吸収体の幅方向中央部において、前記中央吸収体を介して接合されており、前記吸収体の長手方向の両側部においては、接合されていない請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記表面シートと前記吸収体との間及び該吸収体と前記裏面シートとの間の少なくとも一方が、該吸収体の長手方向の両側部それぞれにおいて、前記切れ込みを跨ぐ接合部が生じないように接合されている、請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記表面シートと前記吸収体との間及び該吸収体と前記裏面シートとの間の少なくとも一方が、該吸収体の長手方向の両側部それぞれにおいて、該長手方向の両側部で隣り合う一組の切れ込み間のみにおいて接合されている、請求項記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シート及び前記裏面シートそれぞれが、前記吸収体の長手方向と同方向に伸長性を有している、請求項1〜の何れか1項記載の吸収性物品。
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