JP4004317B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌当接面の一部に凹凸領域を有する吸収性物品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
生理用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品の開発課題は、経血や尿などの人体からの排出物を吸収し保持して漏れないようにすること、また着用者の肌と密接して使用されるため、着用者に不快感を与えないこと、及び蒸れなどによって着用者の肌がかぶれないようにすることにある。
【0003】
前記課題を解決するため、部分接合により一体化した2層の繊維層の内の一方の繊維層を収縮させ、他方の繊維層を変形させて凸部を形成した不織布を、吸収性物品用の表面シートとして用いることが提案されている。
例えば、特許3131557号公報には、使い捨ておむつや生理用ナプキン等に好適な不織布として、熱収縮性繊維及び熱融着繊維を含む層と非熱収縮性繊維を含む層とを積層し、両層を部分的に接合して一体化させた後、熱収縮性繊維を含む層を熱収縮させて製造された多皺性不織布が記載されている。
しかし、同公報に記載の多皺性不織布は、表面シート全体が同様の形状を有しているため、形状の効果を最も活かしたい部位の形状安定性を考慮した際、身体の動きに追随するように表面シートの変形が生じた場合には効果的な表面形状を維持できない恐れがある。また、従来提案されている吸収性物品は、そのような不織布の性能を必ずしも効果的に発現させ得る構成ではなかった。
【0004】
従って、本発明の目的は、吸収性、風合い及び使用時の表面凹凸部の形状安定性に優れた表面シートの性能を効果的に発現させることができる吸収性物品、及びその効率的且つ経済的な製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備し、肌当接面に、多数の凸部が規則的に形成された凹凸領域、及び該凹凸領域における凸部よりも高さの低い凸部が形成されているか又は凸部が形成されていない非凹凸領域を有する吸収性物品において、前記凹凸領域の肌当接面は、肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とが積層されて所定パターンの接合部で部分的に接合された積層シートから形成されており、該凹凸領域における多数の前記凸部は、第1層の前記接合部以外の部分が、第2層の収縮により凸状に変形して形成されている吸収性物品を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
更には、本発明は、前記積層シートが前記凹凸領域にのみ配されており、前記凹凸領域における第2層は熱収縮しており、前記非凹凸領域には第2層が存在していない吸収性物品を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0006】
また、本発明は、前記吸収性物品の製造方法であって、肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とを部分的に接合して積層シートを得る工程、該積層シートを、前記表面シートとして吸収性物品の他の部材に固定する工程、及び該他の部材に固定する前又は後の前記積層シートに熱処理を施して、第2層を熱収縮させると共に第1層の前記接合部以外の部分を凸状に変形させる工程を具備しており、前記第1層と前記第2層との接合に際し、第1層と第2層の接合部の面積率が低い低接合領域と、該低接合領域よりも第1層と第2層の接合部の面積率が高い高接合領域を形成しておき、前記低接合領域により前記凹凸領域を形成させると共に前記高接合領域により前記非凹凸領域を形成させる吸収性物品の製造方法を提供するものである。
【0007】
また、本発明は、請求項1記載の吸収性物品の製造方法であって、肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とを部分的に接合して積層シートを得る工程、該積層シートを、前記表面シートとして吸収性物品の他の部材に固定する工程、及び該他の部材に固定する前又は後の前記積層シートに部分的に熱処理を施して、第2層を熱収縮させると共に第1層の前記接合部以外の部分を凸状に変形させる工程を具備しており、前記積層シートの前記熱処理を施した部分により前記凹凸領域を形成させると共に該積層シートの前記熱処理を施していない部分により前記非凹凸領域を形成させる吸収性物品の製造方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。第1実施形態の生理用ナプキン20は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート10、液不透過性の裏面シート30及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体40を具備し、肌当接面に、多数の凸部4が規則的に形成された凹凸領域11、及び該凹凸領域11における凸部4よりも高さの低い凸部が形成された非凹凸領域12を有している。非凹凸領域12における凸部は、凹凸領域11における凸部4に比べて高さが格段に低いため、図示を省略してある。
生理用ナプキン20は、実質的に縦長に形成されており、本実施形態における凹凸領域11は、ナプキンを長手方向に前方部A、排泄部対向部(着用者の液排泄部に対向配置される排泄ポイント部を幅方向中央に有する部分)B及び後方部Cに区分した際の排泄部対向部Bに形成されており、より詳細には排泄部対向部の幅方向中央部(前記排泄ポイント部)に形成されている。他方、非凹凸領域12は、凹凸領域11を囲むように該凹凸領域11の周囲に形成されている。本実施形態においては、凹凸領域11と周縁シール部13との間に挟まれた領域の全域が非凹凸領域12となっている。
【0009】
生理用ナプキン20における表面シート10は、図3及び図4に示すように、肌側に配される第1層1と吸収体側に配される第2層2とが積層されて所定パターンの接合部3で部分的に接合された積層シート10からなる。図3及び図4は、凹凸領域11における積層シート10を示す図である。尚、本実施形態における表面シート10は、斯かる積層シートそのものからなるため、該積層シートにも表面シートと同一の符号(10)を付す。
【0010】
凹凸領域11における積層シート10の第1層1と第2層の接合部3は、いわゆる千鳥状のパターン(図5参照)で配されており、個々の接合部3は、それぞれ平面視円形で不連続に形成されている。接合部3は、圧密化されており、積層シート10における他の部位に比して厚みが小さく且つ密度が大きくなっている。
非凹凸領域12における積層シート10の第1層1と第2層2の接合部は、凹凸領域11におけるのと同様のパターンで配されており、個々の接合部も同様に圧密化されている。但し、個々の接合部の直径(面積)及び/又は接合部間のピッチが異なり、それによって、凹凸領域11における接合部の面積率R1が、非凹凸領域12における接合部の面積率R2よりも低くなっている。
【0011】
第1層1と第2層2の接合部の面積率とは、積層シート10の単位面積(100cm2)に対する該単位面積中に含まれる接合部3の合計面積の割合を百分率で表したものであり、収縮前の積層シートにおいて測定する。
【0012】
凹凸領域11における接合部の面積率R1を、非凹凸領域12における接合部の面積率R2よりも低くすることによって、凹凸領域11に生じる凸部の高さを、非凹凸領域12に生じる凸部の高さよりも高くすることができる。
【0013】
凹凸領域11における接合部の面積率R1は2〜20%、特に2〜15%、とりわけ3〜10%であることが好ましい。面積率R1を20%超であると、収縮により形成される第1層の盛り上がり(凸部)が充分な高さを生み出すだけの空間がかせげないため、結果的に充分な高さの凸部を得ることができない場合がある。また面積率R1が2%未満であると、逆に第1層の盛り上がり(凸部)を形成するための繊維変形をより大きな空間の中で行う必要があるため、収縮しても充分な高さの凸部を得られない恐れがある。
【0014】
他方、非凹凸領域12における接合部の面積率R2は15〜50%、特に15〜35%であることが好ましい。面積率R2が50%を超える場合、エンボス部分が基本的に液吸収しにくい領域であるが故に、吸収阻害を引き起こす可能性がある。面積率R2が15%に満たない場合、表面シートの凹凸形状及び伸縮物性が均一化する方向になるため、表面凹凸を適切な部位に設置し、形状をよりよく安定化させる視点から言えば好ましくない。
【0015】
また、凹凸領域11の前記面積率R1と非凹凸領域12の前記面積率R2との比(R2/R1)は、同時に同条件下(熱処理温度、熱処理時間等)で部分的に凹凸領域を設計する点から1.5〜8、特に2〜5であることが好ましい。
【0016】
両領域11,12における接合部3は、例えば熱エンボス、超音波エンボス、接着剤による接着などの各種接合手段によって形成される。本実施形態における接合部3は、両領域11,12共円形のものであるが、接合部3の形状は、円形の他、楕円形、三角形、矩形又はこれらの組み合わせ等であってもよい。また接合部3を、連続した形状、例えば直線や曲線などの線状、格子状等に形成してもよい。凹凸領域11及び非凹凸領域12に形成する接合部の形成パターンの他の例を図6に示した。接合部の面積率を異ならせることができれば、両領域11,12の個々の接合部の形状や複数の接合部を形成するパターンは、両領域11,12で同じでも異なっていても良い。
【0017】
第1層1は、繊維集合体から構成されており、図3に示すように、凹凸領域11における第1層1は、第2層2との接合部3以外の部分が肌側に凸状をなしている。即ち、積層シート10を平面視した場合において、第1層1の接合部3同士間に位置する部分(詳細には、四隅部に接合部3を有する矩形状部分)が凸状(ドーム状)をなしており、それにより、多数の凸部4が表面シート10の肌側面に形成されている。各凸部4の内部は、第1層1を構成する繊維で満たされており、また、接合部同士間における第1層1と第2層2との界面は、接合はされていないが全域に亘って密着した状態とされている。凸部4の形状は、主として、第1層1を構成する繊維集合体の形態及び接合部3のパターンにより決まる。非凹凸領域12における第1層1も、凹凸領域11と同様に、第2層2との接合部3以外の部分が肌側に凸状をなしているが、その程度は極端に小さく、それにより形成された凸部の高さは、凹凸領域11における凸部の高さよりも極端に小さい。
第1層1は、第2層2を構成する繊維と異なる種類及び/又は配合の繊維の集合体から構成されている。
【0018】
尚、積層シート10の第2層2は、接合部3間においてほぼ平坦面を保っており(図4参照)、凹凸領域11における積層シート10を全体として見ると、第2層2側が平坦であり、且つ第1層1側に多数の凸部を有する構造となっている。
また、第1層1により形成される凸部4は、その内部が繊維で満たされていることに代えて、その内部が空洞(中空状)となっていてもよい。この場合には、第1層1を構成する繊維集合体は不織布または編地からなる。
【0019】
また、所望の部位に凹凸領域を設計する別の実施形態として、凹凸領域のみ収縮可能な繊維主体の第2層を有する積層シート化されたものでもよい。この形態については、第1層と第2層を部分的に接合する部分(エンボスあるいはホットメルト等)は凹凸領域にのみ存在する事になり、上述したエンボス面積率の比較は不要となるだけでなく、多層領域の低減化(適所化)する事によるコスト上のメリットもでてくるため有効である。
上記実施形態の課題としては、収縮層を有する積層部分と収縮層を有しない単層部分の境界領域で収縮有無由来の材変形の差が生じ波打ちしやすい現象はあるが、本発明の目的である凹凸領域の部分配置による表面形状の安定化に対しては有益な手段の1つと言える。
【0020】
凹凸領域11における凸部4の高さT(図4参照)は、凹凸領域11に充分な圧縮変形性及び嵩高性を付与する観点から0.5〜5mm、特に1〜3mmであることが好ましい。凸部高さTを0.5mm以上とすることにより、皮膚との接触面積を減少させることができ、使用中の肌が閉塞されることによるムレやカブレの発生を防止することができる。また、凸部高さTを5mm以下とすることにより、吸収された液が第2層2に到達するまでの距離が小さくなり、低荷重時においても液の吸収がスムーズにいく。
他方、非凹凸領域12における凸部(図示せず)は、前記凹凸領域となる排泄領域(中央部)のフィット性/集中吸収性(拡がらない)をより高め、且つ中央領域の凸部形状を安定化させる観点から0〜0.5mm、特に0〜0.3mmであることが好ましい。
更に、凹凸領域11の凸部4の高さTに対する非凹凸領域12の凸部の高さT1の比(T/T1)は、排泄領域(中央部)のフィット性/経血集中吸収性(拡がらない)及び凸部形状の安定化の観点から1.5〜5、特に1.5〜3であることが好ましい。
【0021】
ここで、凸部4の高さは、以下のようにして測定される。
先ず、凹凸領域11及び非凹凸領域12それぞれから、縦横の長さが mm× mmの試験片を切り出す。そして、それぞれ、縦方向〔第1層を構成する繊維集合体の繊維配向方向(繊維集合体製造時の流れ方向)〕に略平行で且つそれぞれの接合部を通る線で切断面を作る。ハイスコープ(オリンパス製、SZH10)にて、この断面の拡大写真を得る。
拡大写真のスケールを合わせて、凸部4の頂部から底部(隣接する接合部3の上面)までの高さを測定する(4参照)。
【0022】
積層シート10は、ふんわり柔らかく且つ身体の動きに対してしなやかに追随する観点から、その坪量が20〜150g/m2 、特に20〜80g/m2 であることが好ましい。坪量は、積層シート10を50mm×50mm以上の大きさに裁断して測定片を採取し、この測定片の重量を最小表示1mgの電子天秤を用いて測定し坪量に換算することで求める。
【0023】
また、ふんわり柔らかく且つ身体の動きに対してしなやかに追随する表面シートを設計する上で、積層シート10の第1層1は、その坪量が5〜35g/m2 、特に5〜25g/m2であることが好ましく、第2層2は、その坪量が10〜50g/m2 、特に10〜40g/m2であることが好ましい。第1及び第2層の坪量は、両層を接合する前のそれぞれの坪量である。
【0024】
本実施形態における積層シート10中において、第2層の熱収縮領域2はエラストマー的挙動を示す材料から構成されており、第2層2をその平面方向へ伸張させた場合に所定の収縮応力を発現する。したがって積層シート10の(熱収縮)領域は全体としてエラストマー的挙動を示し、伸縮性を有する。
これによって、表面凹凸領域が伸縮性を有するものとなるため、表面凹凸の効果をいかしたい部分の着用者の動作に対する追従性がより一層良好となり、吸収性物品のフィット性が向上し、液漏れが効果的に防止される。尚、第1層1に関しては、伸張可能であればよく、エラストマー的挙動を示すか否かは特に問われない。
【0025】
十分に高いエラストマー的挙動を発現させる観点から、積層シート10は、その50%伸張時の伸張回復率が50%以上、特に60%以上、とりわけ60〜90%であることが好ましい。伸張回復率は、積層シート10の流れ方向及び幅方向において値が異なる場合があるが、少なくとも何れかの方向において測定された伸張回復率の値が前記範囲内であれば、十分なエラストマー的挙動が発現する。
【0026】
伸張回復率は、以下の方法で測定される。株式会社東洋ボールドウイン製の引張圧縮試験機RTM−100(商品名)を用い引張モードで測定する。先ず、積層シート10を50mm×50mmの大きさに裁断し測定片を採取する。測定片を引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試料長(チャック間距離)30mmでセットし、引張圧縮試験機のロードセル(定格出力5kg)に取り付けられたチャックを100mm/分の速度で上昇させて、測定片を伸張させる。測定片が初期試料長の50%、つまり15mm伸びた時点で、チャックの移動方向を逆転させ、チャックを100mm/分の速度で下降させ、初期試料長の位置まで戻す。この間の操作でロードセルで検出される荷重と、測定片の伸びとの関係をチャートに記録し、このチャートに基づき下記式(1)から伸張回復率を求める。
伸張回復率=回復伸び/最大伸び長さ(=15mm) (1)
ここで、回復伸びは、最大伸び長さ(=15mm)からチャックを下降させて、初めて荷重ゼロを記録したときの、最大伸び長さからのチャック移動距離で定義される。
【0027】
第1層1及び第2層2を構成する繊維について説明すると、第1層1を構成する繊維としては、熱融着性繊維、特に熱可塑性ポリマー材料からなる繊維が好適に用いられる。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミドなどが挙げられる。またこれらの熱可塑性ポリマー材料の組み合わせからなる芯鞘型複合繊維やサイド・バイ・サイド型複合繊維も用いることができる。また第1層1を構成する繊維として、実質的に熱収縮性を有しないか、又は後述する第2層2を構成する繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しないものを用いる。前記繊維の繊度は、0.5〜20dtex、特に1.0〜10dtexであることが、繊維の製造の容易さの点、及び良好な感触を発現させる点から好ましい。
【0028】
第2層を構成する繊維としては、熱可塑性ポリマー材料からなり且つ熱収縮性を有するものが用いられる。また繊維は、エラストマー的挙動を示すものを用いる。そのような繊維の例としては、潜在捲縮性繊維が挙げられる。潜在捲縮性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。潜在捲縮性繊維を用いることで、熱収縮性とエラストマー的挙動の両者を同時に発現させることができる。
【0029】
潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許2759331号明細書に記載のものが挙げられる。
第1層1及び第2層2には、前記以外の繊維、例えばレーヨン、コットン、親水化アクリル系繊維などの吸水性繊維を混綿することもできる。
【0030】
第1層を構成する繊維の集合体の形態としては、例えばカード法によって形成されたウェブ、熱融着法によって形成された不織布、水流交絡法によって形成された不織布、ニードルパンチ法によって形成された不織布、溶剤接着法によって形成された不織布、スパンボンド法によって形成された不織布、メルトブローン法によって形成された不織布、又は編地などが挙げられる。第1層1が、カード法によって形成されたウェブの形態である場合には、積層シート10に、嵩高で且つ該ウェブを構成する繊維で満たされた凸部が形成され、また該繊維が凸部に沿うように配向する。一方、第1層1が不織布又は編地の形態である場合には、中空の凸部が形成される。特に、第1層1が、カード法によって形成されたウェブを用いて構成されていると、第1層1が極めて疎な構造となり、本発明の積層シート10は、粘度の高い液の透過や保持が可能となる。また積層シート10を厚み方向へ圧縮させたときの圧縮変形性も高くなる。粘度の高い液としては、軟便若しくは経血、対人用の清浄剤若しくは保湿剤、又は対物用の清浄剤が挙げられる。
【0031】
カード法によって形成されたウェブとは、不織布化される前の状態の繊維集合体のことである。つまり、不織布を製造する際に用いられるカードウエブに加えられる後処理、例えばエアスルー法やカレンダー法による加熱融着処理が施されていない状態にある、繊維同士が極めて緩く絡んでいる状態の繊維集合体のことである。カード法によって形成されたウェブを第1層に用いる場合に、第1層1と第2層2を接合させると同時に、または接合させた後、第1層1中の繊維同士を、熱融着若しくは溶剤による接着又は機械的に交絡させる。
【0032】
一方、第2層を構成する繊維の集合体の形態としては、(1)潜在捲縮性繊維を含み且つカード法によって形成されたウェブ、または(2)熱収縮性を有する不織布として、熱融着法によって形成された不織布、水流交絡法によって形成された不織布、ニードルパンチ法によって形成された不織布、溶剤接着法によって形成された不織布、スパンボンド法によって形成された不織布、メルドブローン法によって形成された不織布が挙げられる。ここで、熱収縮性を有する不織布とは、所定温度での加熱によって収縮する性質の不織布のことである。更に、(3)熱収縮性を有するネットが挙げられる。
【0033】
生理用ナプキン(吸収性物品)における吸収体及び裏面シートの形成材料としては、それぞれ生理用ナプキン、使い捨ておむつ等に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、吸収体としては、繊維集合体又は繊維集合体及び高吸水性ポリマーを透水性の紙、不織布からなる被覆シートで被覆してなるものを挙げることができる。吸収体を構成する繊維集合体の形態としては、不織布又は繊維ウエブが挙げられ、高吸水性ポリマーの存在形態としては、該繊維集合体の繊維間間隙又は多層構造の繊維集合体の層間に保持されている形態が挙げられる。また、表面シートと吸収体との間に、拡散紙等を介在させてもよい。
【0034】
第1実施形態の生理用ナプキンによれば、生理用ナプキンの排泄部対向部(長手方向の中央部)Bに、上記構成の凹凸領域11が形成されているため、排泄部分に対して伸縮性を有する凹凸領域Bが良好にフィットするだけでなく、第2層の収縮を利用して第1層が盛り上がって繊維空間の比較的大きく、繊維密度の小さい空間(疎)で且つ第2層が比較的繊維密度の大きい(密)な空間を形成し良好な疎密勾配が設計されているため液引き込み力が周囲に比べて大きく、これにより中央で液を広げずもれにくい性能を発現できる。また、周囲よりも伸縮性に富んだ領域となるため、周囲の変形(ヨレ、シワ)が伝わりにくく、凹凸形状を維持しやすい。
【0035】
本発明においては、生理用ナプキンの他の部位に、上記と同様の構成を有する凹凸領域11を形成することもできる。
図7(a)に示す生理用ナプキンは、長手方向の両側部(排泄ポイント部の両側)に凹凸領域11を有し、凹凸領域11同士間が非凹凸領域12となっている。
斯かる構成の生理用ナプキンによれば、使用中に最もナプキンの変形負荷がかかる長手方向両側部に伸縮性に嵩んだ領域を配置する事により、ナプキンにかかる応力を緩和でき、ヨレにくい理想的な装着形状を維持できる。また、前記凹凸領域は撥水性である方が好ましく、この場合、中央からの液にじみによるモレを防止するのに有効である。また凹凸形状を有しているが故に、肌との接触面積を低減させべたつかず且つ柔らかい装着感を提供できるだけでなく、表目を流れてモレる液をせき止め吸収させることもできる。
【0036】
図7(b)に示す生理用ナプキンは、長手方向の後方部に凹凸領域11を有し、その他の部位が非凹凸領域12となっている。
斯かる構成の生理用ナプキンによれば、伸縮性を有しているため、お尻の隙間(溝)にしっかりとフィットでき、且つ凹凸部分がお尻の溝を伝って流れモレる液をせき止め吸収できるため、後ろモレ防止に効果的である。
【0037】
第1実施形態の生理用ナプキンは、例えば、以下の方法により効率的且つ経済的に製造することができる。
即ち、熱可塑性ポリマー材料からなり且つ熱収縮性を有し、更にエラストマー的挙動を示す繊維を含む繊維の集合体からなる第2層と、熱可塑性ポリマー材料からなり且つ実質的に熱収縮しないか又は第2層を構成する繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しない繊維の集合体からなる第1層とを重ね合わせ、両者を所定パターンの接合部において部分的に接合させる。
第1層と第2層との接合に際しては、第1層と第2層の接合部の面積率が低い低接合領域を、積層シートにおける生理用ナプキンの凹凸領域に対応する部位に形成し、該低接合領域よりも第1層と第2層の接合部の面積率が高い高接合領域を、該積層シートにおける、生理用ナプキンの凹凸領域に対応する部位以外の部分に形成する。両層の接合には、凹凸パターンが異なる複数領域を周面に有する凹凸ロールと平滑ロールとの組み合わせからなる熱エンボスロール装置等を用いることができる。
【0038】
次いで、接合部を形成した積層シートに、第2層を構成する繊維が熱収縮を開始する温度以上の熱処理を施すことにより、低接合領域における、第1層の接合部以外の部分を凸状に変形させて多数の凸部を形成すると共に、高接合領域における、第1層の接合部以外の部分を凸状に変形させて低接合領域よりも低い凸部を形成させる。多数の凸部が形成された低接合領域が凹凸領域11となり、多数の凸部を形成された高接合領域が非凹凸領域12となる。尚、高接合領域における接合部の面積率を高めて、実質的に凸部が形成されていない非凹凸領域12を形成させることもできる。
また、別の実施形態として、所望の凹凸領域配置部位に対してのみ、第2層を部分的に接合、一体化させて、熱処理を行うことで、第2層が積層された領域のみが収縮し、所望の部位で凹凸設計できる。
第2層を収縮させるには、例えば卓上型の恒温乾燥機や、熱接着不織布を製造する際に用いられるエアスルー熱処理機などが用いられる。
そして、凹凸領域11及び非凹凸領域12が形成された積層シートを、表面シートとして、常法に従って、生理用ナプキンの他の部材(吸収体や裏面シート等)に固定することにより、生理用ナプキンが得られる。
【0039】
尚、上述した方法においては、熱処理を施して凸部を形成した後の積層シートを、生理用ナプキンの他の部材(吸収体や裏面シート等)に固定したが、生理用ナプキンの他の部材に固定した後の積層シートに熱処理を施して凸部を形成させることもできる
【0040】
第3実施形態の生理用ナプキンは、凹凸領域11及び非凹凸領域12の形成方法が異なる以外は、第1実施形態と同様の構成を有している。以下においては、主として第1実施形態と異なる点について説明し、同様の構成については説明を省略する。特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
第3実施形態の生理用ナプキンにおける表面シートは、第1実施形態と同様に、肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とが積層されて所定パターンの接合部で部分的に接合された積層シートからなる。第2実施形態で用いる積層シートは、第1層1と第2層2の接合部の面積率が全域に亘って一定である。第3実施形態における積層シートは、生理用ナプキンの製造工程において、その一部にのみ熱処理が施されており、熱処理を施した部分における、第1層の接合部以外の部分が第2層の収縮により凸状に変形しており、熱処理が施されていない部分の第1層は、第2層の収縮によっては凸状に変形していない。そして、熱処理により多数の凸部が形成された部分が凹凸領域、熱処理が施されずに実質的に凸部が形成されていない部分が非凹凸領域となっている。積層シートに対する熱処理は、生理用ナプキンの他の部材(吸収体や裏面シート等)に固定する前又は後の何れに行っても良い。
【0041】
第3実施形態の生理用ナプキンによれば、第2実施形態の生理用ナプキンと同様の作用効果が奏される。また、第2実施形態のナプキンにおける凹凸領域の形成部位を、図7(a)及び図7(b)に代えたナプキンによれば、それぞれ、第1実施形態のナプキンにおける凹凸領域の形成部位を同じ位置に代えたナプキンと同様の作用効果が奏される。
【0042】
本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とが積層されて所定パターンの接合部で部分的に接合された積層シート(例えば第2実施形態で用いた熱処理前の積層シート)の全面に熱処理が施し、その表面全体に多数の凸部が一様に形成された凹凸シートを、肌当接面の一部(中央部、両側部、後方部等)にのみ貼り付けて、本発明の吸収性物品を得ることもできる(第3実施形態)。この場合においては、凹凸シートが貼り付けられていない部位が、凸部が形成されていない非凹凸領域となる。
凹凸シートを貼り付けるシート材としては、従来表面シートの形成材料として用いられている通気性材料、例えば公知の不織布等を特に制限なく用いることができる。
凹凸シートの貼付方法としては、ホットメルトによる固定法、ヒートシールや超音波による固定法等が挙げられる。
【0043】
また、積層シート10を構成する第1層1及び第2層2としては、前述した繊維の集合体以外の、実質的に空気を通し得る材料を用いることもできる。そのような材料としては、通気性フィルム、開孔フィルム、ネット、若しくはこれらの複合体、又はこれらと繊維の集合体との複合体が挙げられる。
【0044】
また、第2層2として、エラストマー繊維を含む繊維の集合体、エラストマーフィルム、エラストマーネットを用いることも出来る。エラストマーとして用いることの出来る材料としては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ウレタンゴム、及び熱可塑性エラストマーとして知られる各種ゴム、例えばウレタン系、スチレン系、エステル系、オレフィン系、アミド系のハードセグメントを有するゴムや、メタロセンを触媒として用いて重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体等が挙げられる。
【0045】
尚、本発明における吸収性物品としては、生理用ナプキンの他、使い捨ておむつ、失禁パッド、パンティライナー等が挙げられる。
一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、実施形態相互間で適宜置換可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品は、吸収性及び風合いに優れた表面シートの性能を効果的に発現させることができ、使用時の凹凸部の形状安定性に優れたものである。
本発明の吸収性物品の製造方法は、吸収性/風合いに優れた吸収性物品を、効率的且つ経済的に製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを示す概略斜視図である。
【図2】図2は、図1のX−X線断面を模式的に示す断面図である。
【図3】図3は、凹凸領域における積層シートを示す概略斜視図である。
【図4】図4は、図3のY−Y線断面を模式的に示す断面図である。
【図5】図5は、凹凸領域における第1層と第2層の接合部の好ましい形成パターンを示す図である。
【図6】図6は、接合部の他の形成パターンを示す図である。
【図7】図5は、本発明の他の実施形態としての生理用ナプキンを示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 積層シート(表面シート)
1 第1層
2 第2層
3 接合部
20 生理用ナプキン(吸収性物品)
30 裏面シート
40 吸収体

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備し、肌当接面に、多数の凸部が規則的に形成された凹凸領域、及び該凹凸領域における凸部よりも高さの低い凸部が形成されているか又は凸部が形成されていない非凹凸領域を有する吸収性物品において、
    前記凹凸領域は、肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とが積層されて所定パターンの接合部で部分的に接合された積層シートから形成されており、該凹凸領域における多数の前記凸部は、第1層の前記接合部以外の部分が、第2層の収縮により凸状に変形して形成されており、
    第2層は、前記凹凸領域において、肌当接面側の面の全体が第1層に覆われており、
    第1層は、前記凹凸領域及び前記非凹凸領域の両領域に亘って配されている吸収性物品。
  2. 前記積層シートの第2層も、前記凹凸領域及び前記非凹凸領域の両領域に亘って配されており、前記凹凸領域における第1層と第2層の接合部の面積率が、前記非凹凸領域における第1層と第2層の接合部の面積率よりも低い請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記積層シートの第2層も、前記凹凸領域及び前記非凹凸領域の両領域に亘って配されており、前記凹凸領域における第2層は熱収縮しており、前記非凹凸領域における第2層は熱収縮していない請求項1記載の吸収性物品。
  4. 前記積層シートの第2層は、前記凹凸領域にのみ配されており、前記凹凸領域における第2層は熱収縮しており、前記非凹凸領域には第2層が存在していない請求項1記載の吸収性物品。
  5. 請求項2記載の吸収性物品を製造する吸収性物品の製造方法であって、
    肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とを部分的に接合して積層シートを得る工程、該積層シートを、前記表面シートとして吸収性物品の他の部材に固定する工程、及び前記他の部材に固定する前又は後の前記積層シートに熱処理を施して、第2層を熱収縮させると共に第1層の前記接合部以外の部分を凸状に変形させる工程を具備しており、
    前記第1層と前記第2層との接合に際し、第1層と第2層の接合部の面積率が低い低接合領域と、該低接合領域よりも第1層と第2層の接合部の面積率が高い高接合領域を形成しておき、前記低接合領域により前記凹凸領域を形成させると共に前記高接合領域により前記非凹凸領域を形成させる吸収性物品の製造方法。
  6. 請求項3記載の吸収性物品を製造する吸収性物品の製造方法であって、
    肌側に配される第1層と吸収体側に配される第2層とを部分的に接合して積層シートを得る工程、該積層シートを、前記表面シートとして吸収性物品の他の部材に固定する工程、及び前記他の部材に固定する前又は後の前記積層シートに部分的に熱処理を施して、第2層を熱収縮させると共に第1層の前記接合部以外の部分を凸状に変形させる工程を具備しており、
    前記積層シートの前記熱処理を施した部分により前記凹凸領域を形成させると共に該積層シートの前記熱処理を施していない部分により前記非凹凸領域を形成させる吸収性物品の製造方法。
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