JP5112818B2 - 車載ユニット用電気接続装置 - Google Patents

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本発明は、自動車等に搭載される車載ユニットを車両側回路に電気的に接続するための装置に関する。
近年、車両内配線の簡素化等を目的として、各種電装品のユニット化が進められている。具体的には、適当な電装品を内蔵したユニットを構築して、そのユニットをコネクタを介して車両側回路に一括して電気的に接続することが行われている。
例えば特許文献1には、車載ユニット側と車両側とにそれぞれ互いに嵌合可能なコネクタが設けられた電気接続装置が開示されている。そして、前記両コネクタ同士の嵌合により、前記車載ユニットに内蔵されるユニット側の回路と車両側回路との電気的接続が達成される。
特開平11−16636号公報
前記ユニット側コネクタ及び車両側コネクタのうち、車載電源に接続される車両側コネクタは、安全上、雌型コネクタ(雌端子を有するコネクタ)により構成されることが好ましい。その場合、前記車両側コネクタに嵌合されるユニット側コネクタは必然的に雄型コネクタ(雄端子を有するコネクタ)により構成されることとなる。しかし、このような電気接続構造には次のような解決すべき課題がある。
前記ユニット化により効率的な電気的接続を行うためには、車載ユニットに含まれる複数のユニット側コネクタを当該ユニットの適当な部位に集中的に配置し、これらのユニット側コネクタに共通の車両側コネクタ(例えば車両用ワイヤハーネスの端末に設けられるコネクタ)を一括して嵌合することが有効である。このような一括嵌合を実現するには、前記ユニットの外壁の適当な部位にホルダを設け、このホルダに複数のユニット側コネクタを一括して保持させることが考えられる。
しかしながら、前記のように各ユニット側コネクタが雄型コネクタにより構成される場合、その構造上、当該複数の雄型コネクタに共通の車両側コネクタを一括して嵌合させることはきわめて困難である。具体的には、前記各ユニット側コネクタのコネクタハウジングに、当該コネクタハウジングから突出する各雄端子の端部(電気接触部)を保護するためのコネクタフードが付加される必要があることから、これらのコネクタフードの存在が、前記ホルダによる前記各ユニット側コネクタの一括保持や、前記車両側コネクタと前記各ユニット側コネクタとの一括嵌合の妨げとなる不都合が生じる。つまり、前記コネクタフードは前記各雄端子の端部を覆う形状を有するため、当該コネクタフードと前記ホルダや前記車両側コネクタとの干渉を回避しながら複数のユニット側コネクタの一括保持や車両側コネクタとの一括嵌合を行うことがきわめて困難であるという事情がある。
かかる不都合を回避する手段として、特開平10−302883号公報に記載されるような中継コネクタを前記各ユニット側コネクタと前記車両側コネクタとの間に介在させることが考えられる。この中継コネクタは、両端に雄型の電気接触部を有する複数の中継端子と、これらの中継端子を保持する中継ハウジングとを具備するものである。この中継コネクタを車載ユニットのケースに固定し、当該中継コネクタに対して当該ケースの内外から前記ユニット側コネクタ及び前記車両側コネクタを嵌合すれば、当該中継コネクタを介して複数のユニット側コネクタと車両側コネクタとの電気的接続の達成が可能である。
しかし、前記中継コネクタは、各ユニット側コネクタ及び車両側コネクタに含まれる端子とは別の中継端子を含むものであるため、必要な端子の総数が増えるとともに、前記ユニット側コネクタと車両側コネクタとが直接嵌合する場合に比べて接続信頼性が低下するという不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑み、中継コネクタを要することなく、複数のユニット側コネクタと車両側コネクタとを一括して接続することが可能な電気接続装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、車載ユニットに含まれるユニット側回路を当該車載ユニットの外部の車両側回路に電気的に接続するための車載ユニット用電気接続装置であって、前記ユニット側回路に電気的に接続される雄端子をそれぞれ含む複数のユニット側コネクタと、前記車両側回路に接続され、前記各ユニット側コネクタの雄端子とそれぞれ嵌合可能な複数の雌端子を含み、これらのユニット側コネクタに対して一括して嵌合可能な車両側コネクタと、前記車載ユニットの外壁に固定され、複数の前記ユニット側コネクタをこれらのユニット側コネクタに前記車両側コネクタが前記車載ユニットの外部から嵌合可能となるように一括して保持するホルダとを備え、前記各ユニット側コネクタは、前面を有し、前記雄端子のうち前記雌端子と嵌合する電気接触部が前記前面から前方に突出するように当該雄端子を保持するコネクタハウジングと、前記電気接触部を保護するためのコネクタフードとを有し、前記コネクタフードは、前記コネクタハウジングの前面から前方に突出して前記電気接触部を覆う保護位置と、前記ホルダ及び前記車両側コネクタとの干渉を回避し得るように前記保護位置から後退して前記電気接触部が前記車両側コネクタの雌端子と嵌合可能となるように当該電気接触部を当該コネクタフードの前側に露出させる後退位置との間で移動可能となるように前記コネクタハウジングに取付けられ、前記コネクタハウジングは、前記コネクタフードを前記保護位置に係脱可能に係止する係止部を有し、前記ホルダは、前記ユニット側コネクタのコネクタフードが前記後退位置まで後退した状態で当該ユニット側コネクタを保持するものである。
この装置において、各ユニット側コネクタがホルダに保持される前の段階では、当該ユニット側コネクタのコネクタフードが当該ユニット側コネクタに含まれる雄端子の電気接触部を保護することが可能である。すなわち、このコネクタフードは、コネクタハウジングの係止部によって保護位置に係止されることが可能であり、この保護位置でコネクタハウジングの前面から前方に突出して前記電気接触部を覆うことによりこれを保護することができる。
その一方、当該コネクタフードが後退位置まで後退した状態では、前記ホルダは、前記コネクタフードとの干渉を回避しながら複数のユニット側コネクタを一括して保持することが可能であり、かつ、このホルダに保持された複数のユニット側コネクタに対して前記コネクタフードと干渉することなく車両側コネクタが車載ユニットの外部から一括して嵌合されることが可能である。
具体的に、前記ホルダは、当該ホルダに対して前記ユニット側コネクタが前記車載ユニットの内側から挿入可能な形状を有し、かつ、その挿入の際に前記コネクタフードと当接することにより前記係止部による前記コネクタフードの係止を解除して当該コネクタフードを前記後退位置まで後退させる当接部を有するものが好適である。このホルダに前記各ユニット側コネクタが車載ユニットの内側から挿入されると、その挿入の際に前記コネクタフードが前記ホルダの当接部との当接によって前記保護位置から後退位置まで後退させられ、前記電気接触部を露出させる。従って、前記ホルダ内に前記ユニット側コネクタを挿入する操作によって自動的に前記コネクタフードが前記後退位置まで後退させられる。
前記ホルダは、このホルダに保持される複数のユニット側コネクタの雄端子の電気接触部を一括して覆い、かつ、その内側に前記車両側コネクタが挿入可能な形状のホルダフードを有することが、より好ましい。このホルダフードは、前記各コネクタフードの後退によって露出した電気接触部を一括して覆うことによりこれらの電気接触部を保護しながら、当該ホルダフードの内側に車両側コネクタが挿入されて各ユニット側コネクタと一括嵌合されるのを許容する。
この場合、さらに、前記ホルダは、前記ホルダフードの奥側に位置して当該ホルダの外側と内側とを仕切る仕切り壁を有し、前記仕切り壁は、前記各ユニット側コネクタに含まれる雄端子がそれぞれ挿通可能な複数の端子挿通孔を有するものが、好適である。この仕切り壁は、車載ユニットの内部と外部とを隔離しながらも、当該仕切り壁がもつ端子挿通孔を通じて各雄端子の電気接触部が前記ホルダフード内に突出するのを許容することができる。
さらに、前記仕切り壁は、前記当接部を兼ねることにより構造の簡素化に寄与することも可能である。具体的には、この仕切り壁に前記各ユニット側コネクタのコネクタフードが当接しながら当該ユニット側コネクタが当該仕切り壁に押付けられることにより、当該コネクタフードが当該ユニット側コネクタのコネクタハウジングに対して相対的に後退しながら当該ユニット側コネクタの雄端子が対応する端子挿通孔に挿通されて前記ホルダフード内に突出するように、前記各端子挿通孔の位置が設定されればよい。
本発明に係る電気接続装置では、前記車両側コネクタは、複数のユニット側コネクタに一括して嵌合されるので、その嵌合のための操作力を低減させる倍力機構が備えられることが、好ましい。
具体的には、前記車両側コネクタが、コネクタ本体と、このコネクタ本体に回動可能に取付けられる回動部材とを有し、この回動部材は、前記ホルダフードと係合可能であり、かつ、その係合状態で回動操作を受けることによりその回動操作力よりも大きな力で前記車両側コネクタと前記各ユニット側コネクタとを結合させる倍力機構を構成するものが、好適である。この構造では、前記ホルダに含まれるホルダフードを有効に利用して前記倍力機構を構築することが可能である。
例えば、前記回動部材が所定の形状のカム溝を有し、前記ホルダフードから前記カム溝と係合可能な操作突起が突出し、前記カム溝の形状が、当該カム溝に前記操作突起が係合された状態で前記回動部材が回動操作されることによりその回動操作力よりも大きな力で前記車両側コネクタと前記各ユニット側コネクタとを結合させる形状であれば、前記操作突起が前記ホルダフードから突出するだけの簡素な構造で、倍力機構を構築することが可能である。
本発明において、前記ホルダは、前記外壁に設けられた貫通穴に嵌め込まれた状態で当該外壁に固定されることが可能な外形を有することが、より好ましい。この外形は、当該ホルダが当該外壁に固定されながら、当該外壁の内側の各ユニット側コネクタと当該外壁の外側の車両側コネクタとが嵌合されることを可能にする。
以上のように、本発明によれば、特別な中継コネクタの付加を要することなく、車載ユニット内の複数のユニット側コネクタと車両側コネクタとの一括嵌合を可能にしてユニット化による効率的な電気的接続を実現することができる効果がある。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。ここに示す実施の形態は、自動車に搭載されるランプユニット(すなわちヘッドランプ)内の回路をその外部に配索されるワイヤハーネスに接続するものである。しかし、本発明は車載ユニットの種類によって限定されない。本発明は、メータユニット、センタークラスタユニット、電子制御ユニット等、各種車載ユニットとその外部の車両側回路との接続に広く適用されることが可能である。
図1〜図3は、前記ランプユニットの外壁Wと、当該ランプユニット用の電気接続装置とを示している。この電気接続装置は、前記車載ユニットの内側(図1では前記外壁Wの左側)に設けられるユニット側回路と、当該車載ユニットの外側(図1では前記外壁Wの右側)に設けられる車両側回路とを電気的に接続するためのもので、複数のユニット側コネクタである第1ユニット側コネクタ10及び第2ユニット側コネクタ20と、これらのユニット側コネクタ10,20に一括して嵌合可能な車両側コネクタ30と、前記各ユニット側コネクタ10,20を一括して保持するためのホルダ40とを備える。
前記第1ユニット側コネクタ10は、前記ランプユニット内の一部の制御用回路に図略の信号用電線を介して接続されるものであり、図4〜図6に示されるような複数本の雄端子12と、これらの雄端子12を保持するコネクタハウジング14と、リテーナ16と、コネクタフード18とを備える。
前記各雄端子12は、前記信号用電線に接続される電線接続部12aと、この電線接続部12aから前方に突出する雄型の電気接触部(いわゆる雄タブ)12bとを有し、この電気接触部12bが前記コネクタハウジング14の前面14aから前方に突出する姿勢で当該コネクタハウジング14に保持される。
なお、図1及び図6では便宜上、前記雄端子12のうちの一つのみが代表的に例示されている。
コネクタハウジング14は、前記雄端子12をそれぞれ収容する複数の端子収容室14bと、各端子収容室14b内に膨出するランス14cとを有する。各ランス14cは、対応する端子収容室14b内に挿入される雄端子12の適当な部位と係合することにより当該雄端子12を一次係止する。
前記リテーナ16は、前記各雄端子12を二次係止するためのもので、前記コネクタハウジング14の前後方向中腹部に下方から挿入されることにより、前記各雄端子12の中腹部に同時に係合する。
前記コネクタフード18は、前記コネクタハウジング14の前面14aから突出する前記各電気接触部12bを保護するためのものであり、図例では角筒状をなす。この装置の特徴として、前記コネクタフード18は、図4〜図6に示すような保護位置と、図7に示すような後退位置との間で前後方向に摺動可能となるように前記コネクタハウジング14に取付けられる。前記保護位置は、前記コネクタハウジング14の前面14aから前方に突出して前記各電気接触部12bを外側から覆う位置である。前記後退位置は、前記保護位置から後退して前記各電気接触部12bを露出させる位置であり、後述のホルダ40や車両側コネクタ30との干渉を回避し得る位置である。
図4に示されるように、前記コネクタハウジング14の左右両側部には、前記コネクタフード18を前記保護位置に係止するための係止部14dが形成されている。これらの係止部14dは、前記コネクタハウジング14の後端から前方に延びるアーム状をなし、当該係止部14dの前端は上下方向に撓み変位可能である。そして、この前端に係止爪14eが形成されている。これに対し、前記コネクタフード18にはその本体から後方に延びるアーム状の被係止部18aが形成され、この被係止部18aの後端が上下方向に撓み変位可能であり、当該後端に前記係止爪14eと係合可能な被係止凹部18bが形成されている。
前記コネクタフード18は、前記係止部14dの係止爪14eと前記被係止部18aの被係止凹部18bとの係合により、前記保護位置に係止される。この係止は、前記係止部14d及び前記被係止部18bの撓み変形により解除可能であり、当該撓み変形は、前記コネクタフード18が後述のように前記ホルダ40から受ける後ろ向きの反力により引き起こされる。
前記コネクタハウジング14には、前記コネクタフード18を前後方向に案内するための案内部14fが設けられ、前記コネクタフード18には、前記案内部14fと係合可能な被案内溝18cが形成されている。前記案内部14fは、前記コネクタハウジング14の天壁から上方に突出する前後方向の突条により構成されている。前記被案内溝18cは、前記コネクタフード18の天壁を貫通し、前後方向に延びて後方に開口する形状を有する。この被案内溝18cと前記案内部14fとの係合が、前記コネクタハウジング14に対する前記コネクタフード18の摺動方向を前後方向に安定させる。
前記第2ユニット側コネクタ20は、前記ランプユニット内の他の制御用回路及び電力回路に図略のユニット内電線を介して接続されるものであり、図8〜図10に示されるような複数本の雄端子21及び複数本の雄端子22と、これらの雄端子21,22を保持するコネクタハウジング24と、リテーナ26と、コネクタフード28とを備える。
前記雄端子21は、前記電力回路に図略の信号用電線を介して接続されるものであり、前記雄端子22は前記制御用回路に図略の信号用電線を介して接続されるものである。前記各雄端子21は、前記信号用電線に接続される図略の電線接続部と、この電線接続部から前方に突出する雄型の電気接触部(いわゆる雄タブ)21bとを有し、同様に前記各雄端子22は、前記信号用電線に接続される電線接続部22aと、この電線接続部22aから前方に突出する雄型の電気接触部(いわゆる雄タブ)22bとを有する。これらの雄端子21,22は、その電気接触部21b,22bが前記コネクタハウジング24の前面24aから前方に突出する姿勢で当該コネクタハウジング24に保持される。
なお、図10では便宜上、前記雄端子21,22のうちの雄端子22のみが代表的に例示されている。
コネクタハウジング24は、前記雄端子21,22をそれぞれ収容する複数の端子収容室24bと、各端子収容室24b内に膨出するランス24cとを有する。各ランス24cは、対応する端子収容室24b内に挿入される雄端子21,22の適当な部位と係合することにより当該雄端子21,22を一次係止する。
前記リテーナ26は、前記各雄端子21,22を二次係止するためのもので、前記コネクタハウジング24の前後方向中腹部に下方から挿入されることにより、前記各雄端子21,22の中腹部に同時に係合する。
前記コネクタフード28は、前記コネクタハウジング24の前面24aから突出する電気接触部21b,22bを保護するためのものであり、図例では角筒状をなす。この装置の特徴として、前記コネクタフード28も、前記コネクタフード18と同様、図8〜図10に示すような保護位置と、それよりも後方の後退位置との間で前後方向に摺動可能となるように前記コネクタハウジング24に取付けられる。前記保護位置は、前記コネクタハウジング24の前面24aから前方に突出して前記各電気接触部21b,22bを外側から覆う位置である。前記後退位置は、前記保護位置から後退して前記各電気接触部21b,22bを露出させる位置であり、後述のホルダ40や車両側コネクタ30との干渉を回避し得る位置である。
図8に示されるように、前記コネクタハウジング24の左右両側部には、前記コネクタハウジング14と同様、前記コネクタフード28を前記保護位置に係止するための係止部24dが形成されている。これらの係止部24dは、前記コネクタハウジング24の後端から前方に延びるアーム状をなし、当該係止部24dの前端は上下方向に撓み変位可能である。そして、この前端に係止爪24eが形成されている。これに対し、前記コネクタフード28にはその本体から後方に延びるアーム状の被係止部28aが形成され、この被係止部28aの後端が上下方向に撓み変位可能であり、当該後端に前記係止爪24eと係合可能な被係止凹部28bが形成されている。
前記コネクタフード28は、前記係止部24dの係止爪24eと前記被係止部28aの被係止凹部28bとの係合により、前記保護位置に係止される。この係止は、前記係止部24d及び前記被係止部28bの撓み変形により解除可能であり、当該撓み変形は、前記コネクタフード28が後述のように前記ホルダ40から受ける後ろ向きの反力により引き起こされる。
前記コネクタハウジング24にも、前記コネクタフード28を前後方向に案内するための案内部24fが設けられ、前記コネクタフード28には、前記案内部24fと係合可能な被案内溝28cが形成されている。前記案内部24fは、前記コネクタハウジング24の天壁から上方に突出する前後方向の突条により構成されている。前記被案内溝28cは、前記コネクタフード28の天壁を貫通し、前後方向に延びて後方に開口する形状を有する。この被案内溝28cと前記案内部24fとの係合が、前記コネクタハウジング24に対する前記コネクタフード28の摺動方向を前後方向に安定させる。
前記車両側コネクタ30は、前記各ユニット側コネクタ10,20に対して一括して嵌合可能なものであり、その全体構造が図11〜図13に示される。この車両側コネクタ30は、当該ユニット側コネクタ10,20に含まれる前記雄端子12,21,22とそれぞれ嵌合可能な雌端子31,32,33と、これらの雌端子31,32,33を保持するコネクタハウジング34と、フロントカバー35と、リテーナ36と、防水栓37と、回動部材であるレバー38とを備える。
前記コネクタハウジング34は、前記各雄端子12,21,22を保持するハウジング本体34aを有し、このハウジング本体34aには、前記各雌端子31,32,33を収容するための端子収容室34bと、各端子収容室34b内に膨出して対応する雌端子31,32,33を一次係止するランス34cとが設けられている。
なお、図13では便宜上、前記雌端子31〜33の図示が省略されている。
前記コネクタハウジング34は、さらに、前記ハウジング本体34aを外側から囲む外壁34eと、この外壁34eの後端と前記ハウジング本体34aの後端とをつなぐ背壁34dと、この背壁34dの上端から後方に延びるレバー係止アーム34fとを一体に有する。このレバー係止アーム34fは、前記レバー38を後述の嵌合終了位置に係止するためのもので、当該レバー係止アーム34fの後端にはレバー係止爪34gが形成されている。
前記フロントカバー35は、前記コネクタハウジング34のハウジング本体34aを前方から覆うように装着され、かつ、その装着状態で前記背壁34dとの間に前記防水栓37を挟み込むような形状を有する。
前記リテーナ36は、前記各雌端子31〜33を二次係止するためのもので、前記ハウジング本体34aの前後方向中腹部に下方から挿入されることにより、前記各雌端子31〜33の中腹部に同時に係合する。
前記各雌端子31,32,33、前記コネクタハウジング34、前記フロントカバー35、及び前記リテーナ36は、コネクタ本体を構成する。そして、この実施の形態では前記コネクタハウジング34に前記レバー38が取付けられている。
このレバー38は、前記各雌端子31,32,33とその相手方の前記雄端子12,21,22との一括嵌合に必要な操作力を低減させるための倍力機構を構成するもので、前記コネクタハウジング34に左右方向の軸回りに回動可能に取付けられている。
具体的に、このレバー38は、左右方向に延びるレバー本体38aと、このレバー本体38aの左右両端から当該レバー本体38aと直交する方向に延びる一対の耳部38bとを備え、前記レバー本体38aの後端は前記両耳部38bよりも後方に突出する被操作部38dを構成する。前記耳部38bは、それぞれ左右方向の軸38cを介して前記コネクタハウジング34の左右両側部に軸支され、これら耳部38bが当該軸38cを中心に回動することにより、前記被操作部38dは、図12の実線に示すように前記コネクタハウジング34の前方で上向きに突出する嵌合開始位置から、同図二点鎖線に示すように前記コネクタハウジング34の上方で後方に突出する嵌合終了位置まで操作可能となっている。さらに、この被操作部38dは前記嵌合終了位置において前記コネクタハウジング34の係止爪34gに係脱可能に係合可能な形状を有し、この係合によって当該嵌合終了位置に係止される。
前記両耳部38bの裏面には、それぞれ所定形状のカム溝39が凹設されている。このカム溝39は、前記ホルダ40との係合によって倍力機構を構成することが可能な形状を有しており、その詳細は後述する。
前記ホルダ40は、前記図1〜図3に示すように前記車載ユニットの外壁Wに設けられた円形の貫通穴50を貫通する姿勢で固定され、その固定状態で複数の前記ユニット側コネクタ10,20をこれらのユニット側コネクタに前記車両側コネクタ30が前記車載ユニットの外部から嵌合可能となるように一括して保持する。
前記ホルダ40は、図15〜図19に示すように、ドーナツ板状のホルダ本体42と、このホルダ本体42の外周部分からユニット内部側(前記図1では左側)に延びる周壁41と、前記ホルダ本体42の中央部から後方に延びるコネクタ保持部43,44と、当該ホルダ本体42の中央部から前方に延びるホルダフード46と、仕切り壁48とを一体に有する。
前記周壁41は、大略、前記貫通穴50内に挿通可能な円形をなし、かつ、その挿通状態で、前記外壁Wとの間にリング状のシール部材60を挟みながら前記外壁Wに固定可能な形状を有している。その固定のための構造を図1〜図3及び図15〜図20に示す。
前記周壁41側においては、その上下左右の4箇所の前側端(図16及び図18では右側端)から外向きに被係止突起41aが突出するとともに、当該周壁41の後側端(図16及び図18では左側端)からは外向きに鍔部41bが突出している。この鍔部41bは全周にわたって連続し、かつ、その突出量は前記被係止突起41aの突出量よりも大きい。
一方、前記外壁Wの貫通穴50では、当該外壁Wの外側(図19に示される側;図1及び図2では右側)の穴径が当該外壁Wの内側(図20に示される側;図1及び図2では左側)の穴径よりも小さい径に設定されている。換言すれば、前記外壁Wにおける貫通穴50の周縁部には、その外側部分に内側部分よりも内方に突出した段部52が形成されている。この段部52の内径は、前記周壁41のうち前記被係止突起41aのない部分の外径よりも大きく、かつ、当該被係止突起41aを含む部分の外径よりも小さい径に設定されている。また、貫通穴50の内側の径は前記鍔部41b及び前記シール部材60がほぼ隙間なく嵌入可能な径に設定されている。
前記段部52において、前記各被係止突起41aに対応する4箇所には当該被係止突起41aの通過を許容する形状の切欠54が形成されている。さらに、当該段部52の外側面には、前記切欠54のうち特定の切欠(図3及び図19では左右の切欠54)に対し時計回り方向に隣接する位置に円弧状の回り止め凸部56が形成されている。
この構造では、次の手順で前記ホルダ40が前記外壁Wに固定されることが可能である。
1)前記段部52と前記鍔部41bとの間に前記シール部材60を挟み込むようにして各被係止突起41aをユニット内側から各切欠54に通す(図1〜図3に示される段階)。
2)前記シール部材60の著しい圧縮変形を伴いながらさらにホルダ40をユニット外側に押付けることにより、前記各被係止突起41aが前記回り止め凸部56に乗り上げ可能となる位置まで変位させる。
3)前記ホルダ40をユニット外側からみて時計回り方向に回転させることにより前記各被係止突起41aに前記回り止め突起56を乗り越えさせる。
4)乗り越え完了位置で前記ホルダ40を解放する。この解放に伴い、前記シール部材60の弾性復帰力で前記各被係止突起41aが前記段部52のうち前記回り止め凸部56に隣接する部位に押付けられ、これにより当該ホルダ40が外壁Wに固定される。
前記コネクタ保持部43,44は、左右方向に並び、それぞれ前記車載ユニット内側に向かって開口している。そして、当該開口から(すなわち前記車載ユニットの内側から)前記ユニット側コネクタ10,20がそれぞれ挿入可能な形状を有する。
さらに、ホルダ40には、当該コネクタ保持部43,44からのユニット側コネクタ10,20の離脱を抑止するためのコネクタ係止部が設けられている。具体的には、前記各コネクタ保持部43,44の開口近傍部位にランス45(図19,22ではコネクタ保持部43側のみ図視)が形成されている。これらのランス45は、コネクタ保持部43,44の内方に膨出し、前記ユニット側コネクタ10,20の適当な部位と係合することによって当該コネクタ10,20の逆行を抑止する。
前記仕切り壁48は、前記ホルダフード46の奥側に位置してホルダ40を外側(ホルダフード46側)と内側(コネクタ保持部43,44側)とに仕切る機能を有するとともに、当接部としても機能する。すなわち、この仕切り壁48は、前記ユニット側コネクタ10,20のコネクタフード18,28が前記保護位置に係止されている状態で当該コネクタ10,20が前記各コネクタ保持部43,44内に挿入される際に、前記コネクタフード18,28の前端と当接してこれに後ろ向きの反力を加え、これにより前記係止を解除して前記コネクタフード18,28を前記保護位置から前記後退位置まで後退させる(コネクタフード18,28に対して相対的に後退させる)機能を有する。
この仕切り壁48は、前記各雄端子12,21,22が挿通可能な形状の端子挿通孔48a,48b,48cを有する。これらの端子挿通孔48a〜48cの位置は、図22〜図24に示されるように、前記各コネクタ保持部43,44内に前記各ユニット側コネクタ10,20が挿入される際、前記仕切り壁48に前記各ユニット側コネクタ10,20のコネクタフード18,20が当接しながら当該ユニット側コネクタ10,20が当該仕切り壁48に押付けられることにより、当該コネクタフード18,28が当該ユニット側コネクタ10,20のコネクタハウジング14,24に対して相対的に後退しながら当該ユニット側コネクタ10,20の各雄端子12,21,22が対応する端子挿通孔48a,48b,48cに挿通されて前記ホルダフード46内に突出するように、設定されている。
すなわち、前記ホルダフード46は、このホルダ40に保持される複数のユニット側コネクタ10,20の雄端子12,21,22の電気接触部を一括して覆う筒状をなす。さらに、このホルダフード46は、その内側に前記車両側コネクタ30におけるコネクタハウジング34のハウジング本体34aが挿入可能な形状(換言すれば当該ハウジング本体34aとその外側の外壁34eとの隙間に進入可能な形状)を有し、その挿入の許容によって、前記車両側コネクタ30と前記ユニット側コネクタ10,20との一括嵌合を可能にする。
このホルダフード46の外周面からは左右外向きに一対の操作突起46aが突出する。これらの操作突起46aは、前記車両側コネクタ30のレバー38に形成されたカム溝39と協働して前記倍力機構を構成する。
具体的に、前記カム溝39は、前記操作突起46aの進入を許容する幅を有し、図14に示すような入口部39a、移行部39b、及び終端部39cにより構成される。この図14に示すような立直姿勢(前記嵌合開始位置の姿勢)において、前記入口部39aは、水平方向すなわちコネクタ嵌合操作方向に延び、前記移行部39bは前記入口部39aの終端から斜め下向きの方向に延び、前記終端部39cは前記移行部39bの終端からさらに前記水平方向に延びる。
このカム溝39の形状は、次のような作用が得られるように設定される。
1)前記レバー38が前記嵌合開始位置にある状態で、前記入口部39aへの各操作突起46aの進入を伴いながら、前記車両側コネクタ30と前記ユニット側コネクタ10,20との嵌合が開始される。
2)前記入口部39aの終端まで前記操作突起46aが進入した位置で前記レバー38を前記嵌合完了位置まで回動操作することにより、前記操作突起46aが前記移行部39bを通過して前記終端部39cに入り込む。そして、当該操作突起46aが当該移行部39bを通過する際に、前記レバー38の回動操作力よりも大きな力で車両側コネクタ30がユニット側コネクタ10,20に引き込まれ(すなわち当該ユニット側コネクタ10,20に嵌合され)、その後の終端部39cへの操作突起46aの進入により、前記車両側コネクタ30の逆行(前記ユニット側コネクタ10,20からの離脱)が阻止される。
すなわち、前記カム溝39の形状は、当該カム溝39に前記操作突起46aが係合された状態で前記レバー38が回動操作されることにより、その回動操作力よりも大きな力で前記車両側コネクタ30と前記各ユニット側コネクタ10,20とを結合させる形状に設定されている。
次に、この装置を用いてユニット側回路と車両側回路とが電気的に接続される手順を説明する。
A)準備作業
車載ユニット内のユニット側回路に各ユニット側コネクタ10,20が接続される。具体的には、当該ユニット側コネクタ10,20に含まれる雄端子12,21,22がそれぞれ、前記ユニット側回路につながる電線の端末に接続された後、これらの雄端子12,21,22がそれぞれコネクタハウジング14,24の端子収容室14b,24b内に挿入され、さらにリテーナ16,26によって二次係止される。
この段階では、各ユニット側コネクタ10,20のコネクタフード18,28がコネクタハウジング14,24の係止部14d,24によってそれぞれ保護位置に係止される。この保護位置にあるコネクタフード18,28は、それぞれ、前記コネクタハウジング14の前面14aから突出する雄端子12の電気接触部12b、及び前記コネクタハウジング24の前面24aから突出する雄端子21,22の電気接触部21b,22bを外側から覆うことにより、当該電気接触部を保護する。
一方、車両側回路に車両側コネクタ30が接続される。具体的には、車両側コネクタ30に含まれる雌端子31,32,33が、前記車載ユニットの外部で車両内に配索されたワイヤハーネスを構成する電線の端末に接続された後、これらの雌端子31,32,34がそれぞれコネクタハウジング34の端子収容室34b内に挿入され、さらにリテーナ36によって二次係止される。
また、前記車載ユニットの外壁Wにはこれを貫通するようにホルダ40が固定される。
B)ユニット側コネクタのセット作業
前記各ユニット側コネクタ10,20が前記ホルダ40にセットされる。具体的には、当該ユニット側コネクタ10,20が前記ホルダ40のコネクタ保持部43,44にユニット内側から挿入される(図21)。
挿入当初は、各ユニット側コネクタ10,20のコネクタフード18,28が前記ホルダ40の仕切り壁48に当接し(図22)、さらには当該仕切り壁48から後ろ向きの反力を受ける。この反力が前記係止部14d,24d及び被係止部18a,28aを撓ませてこれらの係合を解除させ、前記コネクタフード18,28の係止を解除する。
前記ユニット側コネクタ10,20の挿入に伴い、前記コネクタフード18,28は前記コネクタハウジング14,24に対して相対的に後退して前記電気接触部12b,21b,22bを露出させる。これらの電気接触部12b,21b,22bは対応する端子挿通孔48a,48b,48cを通じて前記ホルダ40のホルダフード46の内側に突出する。そして挿入完了位置で各ユニット側コネクタ10,20はランス45によりホルダ40に係止される。
従って、この装置では、前記コネクタフード18,28の存在にかかわらず、当該コネクタフード18,28とホルダ40との干渉を回避しながら当該ホルダ40にユニット側コネクタ10,20を保持させることが可能である。
C)コネクタ嵌合作業
前記ホルダ40に保持されたユニット側コネクタ10,20に対し、車載ユニットの外側から車両側コネクタ30が一括嵌合される。
まず、当該車両側コネクタ30におけるレバー38が図12の実線に示されるような嵌合開始位置にセットされた状態で仮嵌合が行われる。具体的には、前記コネクタハウジング34のハウジング本体34aを前記ホルダフード46の内側に挿入し、かつ、当該車両側コネクタ30において嵌合開始位置にセットされたレバー38に形成されたカム溝39の入口部39aに前記ホルダフード46側の操作突起46aを進入させるようにして、車両側コネクタ30の雌端子31,32,33とユニット側コネクタ10,20の雄端子12,21,22とが軽く合わされる。
さらに、この状態から前記レバー38が図12の二点鎖線に示される嵌合終了位置まで回動操作されることにより、本嵌合が行われる。このとき、当該レバー38のカム溝39とホルダフード46側の操作突起46aとの組合せによる倍力機構が、当該レバー38の回動操作力よりも大きな力で車両側コネクタ30とユニット側コネクタ10,20との一括嵌合を進行させる。
このとき、各ユニット側コネクタ10,20のコネクタフード18,28は前記ホルダ40の仕切り壁48により後退させられていて当該仕切り壁48から各雄端子12,21,22のみが突出しているので、当該コネクタフード18,28の存在にかかわらず、前記雄端子12,21,22と車両側コネクタ30の雌端子31,32,33との一括嵌合を不都合なく進めることが可能である。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば次の実施の形態を含むこともできる。
本発明では、ユニット側コネクタの個数を問わず、3個以上であってもよい。また、これらのユニット側コネクタのホルダ内での配置も適宜設定可能である。
コネクタフードを係止するための係止部は前記実施形態に係る撓み可能なアーム状の係止部14d,24dに限られない。例えば、前記コネクタフードと係合する単なる突起あるいは凹部であってもよい。要は、ホルダに対するユニット側コネクタのセットの際に前記係止が解除可能な構造であればよい。その解除のために前記コネクタフードと当接する当接部も前記実施形態に係る仕切り壁48に限定されない。例えば、当該仕切り壁48が省略されて、その代わりに前記コネクタフードに当接するための専用の部位がホルダ40に設けられてもよい。
さらに、本発明では前記当接部が省略されてもよい。その場合、各ユニット側コネクタがホルダに挿入される前に予め手作業でコネクタフードが前記保護位置から前記後退位置に切換えられればよい。
図3の1−1線断面図である。 本発明の実施の形態に係る車載ユニットの外壁とこれに固定されるホルダ及び当該ホルダに保持されるユニット側コネクタを示す一部断面側面図である。 本発明の実施の形態に係る車載ユニットの外壁とこれに固定されるホルダ及び当該ホルダに保持されるユニット側コネクタをユニット外側から見た正面図である。 (a)は前記ホルダに保持される第1ユニット側コネクタにおいてそのコネクタフードが保護位置に係止されている状態を示す平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 図4に示される第1ユニット側コネクタの正面図である。 図5の6−6線断面図である。 (a)は前記第1ユニット側コネクタにおいて前記コネクタフードが後退した状態を示す断面側面図、(b)は側面図である。 (a)は前記ホルダに保持される第2ユニット側コネクタにおいてそのコネクタフードが保護位置に係止されている状態を示す平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 図8に示される第2ユニット側コネクタの正面図である。 図9の10−10線断面図である。 前記両ユニット側コネクタに一括嵌合される車両側コネクタの正面図である。 前記車両側コネクタの側面図である。 前記車両側コネクタにおいてそのレバーが嵌合開始位置にある状態を示す断面側面図である。 前記レバーを示す一部断面側面図である。 前記ホルダの正面図である。 前記ホルダの側面図である。 図15の17−17線断面図である。 図15の18−18線断面図である。 前記外壁をユニット外側からみた一部断面斜視図である。 前記外壁をユニット外側からみた一部断面斜視図である。 前記ホルダに前記第1ユニット側コネクタが挿入される前の状態を示す断面平面図である。 前記ホルダの仕切り壁に前記第1ユニット側コネクタのコネクタフードが当接する位置まで当該ホルダに当該第1ユニット側コネクタが挿入された状態を示す断面平面図である。 前記ホルダに前記第1ユニット側コネクタが完全挿入された状態を示す断面平面図である。
符号の説明
W 外壁
10 第1ユニット側コネクタ
12 雄端子
12b 電気接触部
14 コネクタハウジング
14a コネクタハウジングの前面
14d 係止部
18 コネクタフード
20 第2ユニット側コネクタ
21,22 雄端子
21b,22b 電気接触部
24 コネクタハウジング
24a コネクタハウジングの前面
24d 係止部
28 コネクタフード
30 車両側コネクタ
31 雌端子
34 コネクタハウジング
34a ハウジング本体
38 レバー(回動部材)
39 カム溝
40 ホルダ
41 周壁
42 ホルダ本体
43,44 コネクタ保持部
46 ホルダフード
46a 操作突起
48 仕切り壁
48a 端子挿通孔
50 貫通穴

Claims (8)

  1. 車載ユニットに含まれるユニット側回路を当該車載ユニットの外部の車両側回路に電気的に接続するための車載ユニット用電気接続装置であって、
    前記ユニット側回路に電気的に接続される雄端子をそれぞれ含む複数のユニット側コネクタと、
    前記車両側回路に接続され、前記各ユニット側コネクタの雄端子とそれぞれ嵌合可能な複数の雌端子を含み、これらのユニット側コネクタに対して一括して嵌合可能な車両側コネクタと、
    前記車載ユニットの外壁に固定され、複数の前記ユニット側コネクタをこれらのユニット側コネクタに前記車両側コネクタが前記車載ユニットの外部から嵌合可能となるように一括して保持するホルダとを備え、
    前記各ユニット側コネクタは、前面を有し、前記雄端子のうち前記雌端子と嵌合する電気接触部が前記前面から前方に突出するように当該雄端子を保持するコネクタハウジングと、前記電気接触部を保護するためのコネクタフードとを有し、
    前記コネクタフードは、前記コネクタハウジングの前面から前方に突出して前記電気接触部を覆う保護位置と、前記ホルダ及び前記車両側コネクタとの干渉を回避し得るように前記保護位置から後退して前記電気接触部が前記車両側コネクタの雌端子と嵌合可能となるように当該電気接触部を当該コネクタフードの前側に露出させる後退位置との間で移動可能となるように前記コネクタハウジングに取付けられ、
    前記コネクタハウジングは、前記コネクタフードを前記保護位置に係脱可能に係止する係止部を有し、
    前記ホルダは、前記ユニット側コネクタのコネクタフードが前記後退位置まで後退した状態で当該ユニット側コネクタを保持することを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  2. 請求項1記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記ホルダは、当該ホルダに対して前記ユニット側コネクタが前記車載ユニットの内側から挿入可能な形状を有し、かつ、その挿入の際に前記コネクタフードと当接することにより前記係止部による前記コネクタフードの係止を解除して当該コネクタフードを前記後退位置まで後退させる当接部を有することを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  3. 請求項2記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記ホルダは、このホルダに保持される複数のユニット側コネクタの雄端子の電気接触部を一括して覆い、かつ、その内側に前記車両側コネクタが挿入可能な形状のホルダフードを有することを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  4. 請求項3記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記ホルダは、前記ホルダフードの奥側に位置して当該ホルダの外側と内側とを仕切る仕切り壁を有し、
    前記仕切り壁は、前記各ユニット側コネクタに含まれる雄端子がそれぞれ挿通可能な複数の端子挿通孔を有することを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  5. 請求項4記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記仕切り壁は、前記当接部を構成するものであり、この仕切り壁に前記各ユニット側コネクタのコネクタフードが当接しながら当該ユニット側コネクタが当該仕切り壁に押付けられることにより、当該コネクタフードが当該ユニット側コネクタのコネクタハウジングに対して相対的に後退しながら当該ユニット側コネクタの雄端子が対応する端子挿通孔に挿通されて前記ホルダフード内に突出するように、前記各端子挿通孔の位置が設定されていることを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  6. 請求項3〜5のいずれかに記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記車両側コネクタは、コネクタ本体と、このコネクタ本体に回動可能に取付けられる回動部材とを有し、
    この回動部材は、前記ホルダフードと係合可能であり、かつ、その係合状態で回動操作を受けることによりその回動操作力よりも大きな力で前記車両側コネクタと前記各ユニット側コネクタとを結合させる倍力機構を構成することを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  7. 請求項6記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記回動部材は、所定の形状のカム溝を有し、
    前記ホルダフードからは前記カム溝と係合可能な操作突起が突出し、
    前記カム溝の形状は、当該カム溝に前記操作突起が係合された状態で前記回動部材が回動操作されることによりその回動操作力よりも大きな力で前記車両側コネクタと前記各ユニット側コネクタとを結合させる形状であることを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の車載ユニット用電気接続装置において、
    前記ホルダは、前記外壁に設けられた貫通穴に嵌め込まれた状態で当該外壁に固定されることが可能な外形を有することを特徴とする車載ユニット用電気接続装置。
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