JP5112046B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置内に配設された制御基板等の回路基板上で生じる動作不良を防止し得る画像形成装置に関する。
従来、制御基板を用いる電子機器においては、該制御基板は、放熱を考慮すべく、機器側面に設けられている放熱用排気口近傍に配設される。このため、制御基板上では、放熱用排気口から入り込んだ埃が堆積すると共に、該機器を多湿環境で使用すると、該放熱用排気口から入り込んだ外気が結露し、これら複合要因により、電気回路以外の導電路が形成される漏電が生じる。上記電子機器では、漏電が生じることにより、制御基板の電気回路に想定していない信号が発生し、機器の動作不良を起こすという不具合が生じていた。
このような漏電に対処すべく、特許文献1に開示されているように、制御基板上の結露を除去するためにシリカゲルなどの除湿剤及び該除湿剤が一定温度を保つよう冷却する冷却ファンを有する除湿部を備える誘電加熱調理器のような機器が提案されている。上記機器は、除湿効果を高めるために、制御基板近傍にヒータを配設する構成にも適用可能である。
特開2005−332596号公報
しかしながら、上記除湿部及びヒータなどを備える構成を画像形成装置に適用すると、装置が大型化、高価格化すると共に、除湿のみを考慮しているため、漏電の複合要因の一つである装置内に配設された制御基盤上に堆積する埃を除去することができないという問題があった。
また、上記構成から成る画像形成装置では、制御基板上以外にも、電源基板上での漏電の発生による不具合が生じていたが、該電源基板上に付着する結露を除去し、かつ該電源基板上に堆積する埃を除去することができなかった。
以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、制御基板や電源基板等の回路基板上に付着する結露を除去し、かつ基板上に堆積する埃を除去することにより、基板上における漏電の発生を防止し得る、安価で小型な構成から成る画像形成装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
<構成1>
本発明の画像形成装置は、画像形成部で印刷媒体上に形成された画像データに基づくトナー像を加熱定着する画像定着部と、少なくとも一つの基板とを有する画像形成装置において、画像定着部と、基板との間に配設され、該画像定着部が発する熱により熱された該画像定着部近傍の空気を熱風として該基板に送る除湿ファンと、電源からの電圧を除湿ファンに供給して該除湿ファンを駆動させる制御部と、基板の近傍に配設され、装置内の湿度を検出する湿度検出部と、画像形成部及び画像定着部の駆動の停止を検知する駆動停止検知手段と、画像データの受信を検知する受信検知手段と、画像定着部と除湿ファンとの間に配設され、開閉可能なシャッターとを備え、制御部は、検出した湿度が予め設定した規定湿度より高いと、画像形成部及び画像定着部が駆動を停止しており、かつ画像データを受信していない場合には、シャッターが開くよう制御すると共に、除湿ファンが駆動するよう制御することを特徴とする。
<構成2>
本発明の画像形成装置は、画像形成部で印刷媒体上に形成された画像データに基づくトナー像を加熱定着する画像定着部と、少なくとも一つの基板とを有する画像形成装置において、正回転すると画像定着部が発する熱により熱された装置内の空気を装置外に排気し、逆回転すると装置外の外気を吸気して装置内に取り入れる排吸気ファンと、電源からの電圧を排吸気ファンに供給して該排吸気ファンが正回転及び逆回転のいずれかで回転するよう駆動させる制御部と、排吸気ファンの駆動時間をカウントする駆動時間カウント手段と、画像データの受信を検知する受信検知手段とを備え、制御部は、画像データを受信しておらず、かつ回転駆動時間が予め設定した規定排気時間を超えた場合には、排吸気ファンの正回転の駆動を停止させ、該排吸気ファンを逆回転に駆動させるように制御すると共に、装置本体の電源がOFFになるまで該排吸気ファンが排気処理と吸気処理とを繰り返し行うよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、画像定着部が発する熱により熱された該画像定着部近傍の空気を除湿ファンを用いて熱風として基板上に送るので、この熱風により基板上に付着する結露を吹き飛ばし、かつ基板上に堆積する埃を拡散することができる。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
<実施例1の構成>
本発明の実施例1の画像形成装置100は、電子写真方式のモノクロプリンタであり、図1に示すように、印刷媒体を載置するためのトレイ101と、印刷媒体を給紙するためのホッピングローラ102と、レジストローラ103と、押えローラ104と、画像形成部105と、転写ローラ106と、画像定着部107と、制御基板108と、電源基板109とから構成される。
そして、画像形成装置100は、PC(Personal Computer)などの図示しない上位装置とネットワークを介して接続されており、制御基板108から成る図示しない制御部によって、各部への電源基板109から成る図示しない電源部からの電圧の供給、各ローラを回転させるための図示しない各モータの駆動、各センサからの情報に基づいた印刷制御など、装置全体の制御が行われている。
画像形成部105は、ブラック(K)色のトナー像を形成するための機構であり、図1に示すように、クリーニングローラ1051と、帯電ローラ1052と、感光ドラム1053と、LEDヘッド1054と、ブラック色のトナーを保持するトナータンク1055と、現像ローラ1056とから構成される。
画像定着部107は、トナー像を印刷媒体に定着する機構であり、図1に示すように、加熱ローラ1071と、該加熱ローラ1071の表面温度を制御するために用いる温度センサであるサーミスタ1072と、加圧ローラ1073とから構成される。ここで、加熱ローラ1071は、ローラ内に該加熱ローラ1071を加熱するためのハロゲンランプ10711を有する。
画像形成装置100の図示しないI/F(Inter/Face)部を介して該画像形成装置100とネットワーク接続されている上位装置から画像データを取得すると、この画像データは、図示しない制御部の制御により図示しない画像メモリに記憶される。ここで、上記I/F部は、上位装置から画像データを受信及び受信した画像データの処理結果の通知を行う通信部であり、USB(Universal Serial Bus)などのシリアルインタフェースや、IEEE1284等のパラレルインタフェースであり、各インタフェースの所定プロトコルで上位装置と接続されている。
一方、利用者が画像形成装置100の図示しない読取部に原稿を載置し、図示しない入力部に備えるボタンを介して印刷を指示すると、該読取部は、該原稿を読み取って画像データを生成する。上記読取部が画像データを生成すると、この画像データは、図示しない制御部の制御により図示しない画像メモリに記憶される。
画像データが上記画像メモリに記憶されると、図示しない制御部の制御により、図1に示すように、ホッピングローラ102が回転し、該ホッピングローラは、トレイ101で保持する最上部の印刷媒体を給紙する。これにより、ホッピングローラ102は、上記印刷媒体を搬送する。
ホッピングローラ102が印刷媒体を給紙すると共に、図示しない制御部の制御により、図1に示すように、レジストローラ103が回転する。これにより、印刷媒体は、レジストローラ103及び該レジストローラ103と対向して配設される押えローラ104とに挟まれて搬送される。
レジストローラ103及び押えローラ104に挟まれて搬送される印刷媒体の先端が図示しない通過センサに到達すると、図示しない制御部の制御により、感光ドラム1053が回転する。
感光ドラム1053が回転すると、図示しない制御部の制御により、帯電ローラ1052は、感光ドラム1053の表面を帯電する。
感光ドラム1053の表面が帯電すると、例えばLED(Light Emitting Diode)アレイを配列して成るLEDヘッド1054は、図示しない制御部の制御により発光し、帯電する感光ドラム1053の表面に上記画像メモリで保持する画像データに基づいた静電潜像を形成する。
感光ドラム1053の表面に静電潜像が形成されると、トナータンク1055で保持するブラック色のトナーは、上記制御部の制御により、図示しない供給ローラを介して現像ローラ1056の表面に供給される。
現像ローラ1056の表面のトナーは、図示しない層形成ブレードを通過すると、該層形成ブレードのせん断力により、トナー層厚が規制され、ほぼ均一の層厚になる。
ほぼ均一の層厚に規制されたトナーが付着する現像ローラ1056の表面と、感光ドラム1053の表面とが接触すると、該トナーは、感光ドラム1053上の静電潜像に現像される。これにより、感光ドラム1053の表面には、静電潜像に応じたブラック色のトナー像が可視像として形成される。
そして、印刷媒体は、感光ドラム1053と、該感光ドラム1053と対向して配設される転写ローラ106とに狭持されて搬送される。これにより、感光ドラム1053の表面のトナー像は、図示しない制御部の制御により、電源基板109から成る図示しない電源部からの高電圧が印加されている転写ローラ106によって印刷媒体上に転写される。
感光ドラム1053の表面のトナー像が印刷媒体上に転写された後、該感光ドラムの表面に残留する残トナーは、クリーニングローラ1051によって掻き取り除去される。
感光ドラム1053の表面のトナー像が印刷媒体上に転写される時点では、図示しない制御部の制御により、加熱ローラ1071の表面は、該加熱ローラ1071内に配設されたハロゲンランプ10711により、予め設定された規定温度に加熱されている。ここで、ハロゲンランプ10711は、上記制御部の制御により、図示しない高圧制御部を介して電源基板109から成る図示しない電源部から高電圧を供給されて発熱する。
そして、トナー像が転写された印刷媒体が加熱ローラ1071の表面が規定温度まで加熱された加熱ローラ1071と、該加熱ローラ1071と対向して配設される加圧ローラ1073とに挟まれて搬送されると、印刷媒体上のトナー像は、該加熱ローラ1071及び加圧ローラ1073とに挟まれて搬送されると、印刷媒体上のトナー像は、該加熱ローラ1071及び加圧ローラ1073により加熱、加圧され、印刷媒体上に定着される。
加熱ローラ1071及び加圧ローラ1073により定着処理された印刷媒体は、図示しない排出ローラと、該排出ローラと対向して配設される図示しない押えローラとに挟まれて搬送され、図示しない排出口から排出される。これにより、画像形成装置100における一枚の印刷媒体に対する印刷処理は終了する。
以下に、本発明に係る実施例1の画像形成装置100の要部について、詳細に説明する。
画像形成装置100では、上記構成に加え、図1に示すように、湿度検出部110と、シャッター111と、除湿ファン112とを備える。
画像形成装置100内において、図1に示すように、画像形成部105及び画像定着部107の配設位置の下方で、かつ制御基板108及び電源基板109の配設位置の上方には、隙間があり、この隙間は、装置側面に配設されている図示しない放熱用排出口から画像定着部107の発する熱により熱された装置内の空気を排出するために通気経路として用いられる。
湿度検出部110は、例えば湿度センサを有し、図1に示すように、制御基板108及び電源基板109近傍に配設され、装置内の湿度を検出する。即ち、画像形成装置100の電源基板109から成る図示しない電源部に備えるスイッチを介して装置本体の電源がONになると、湿度検出部110は、装置内の湿度を検出し、湿度を示す湿度検出信号を上記制御部に転送する。
上記制御部は、受信した湿度検出信号が示す湿度が図示しないメモリに予め記憶されている規定湿度より高く、装置内の各ローラの駆動が停止し、図示しない画像メモリに画像データが格納されていない場合には、シャッター111が開くよう制御すると共に、除湿ファン112が駆動するよう制御を行う。
そして、上記制御部は、シャッター111が開き、除湿ファン112を駆動させた状態において、上記画像メモリへの画像データの格納を検知すると、除湿ファン112の駆動を停止するよう制御すると共に、シャッター111を閉じるよう制御を行う。
また、上記制御部は、装置内が後述する動作により除湿され、湿度検出部110から上記規定湿度以下の湿度を示す湿度検出信号を受けると、除湿ファン112の駆動を停止するよう制御すると共に、シャッター111を閉じるよう制御を行う。
除湿ファン112は、図1に示すように、画像定着部107が発する熱により熱された空気を制御基板108及び電源基板109上に送るために用いられる。即ち、除湿ファン112は、該除湿ファン112が駆動を開始すると、図2(b)に示すように、加熱ローラ1071内のハロゲンランプ10711の発する熱により熱された画像定着部107近傍の空気を、上記制御部の制御により開かれているシャッター111の隙間から制御基板108及び電源基板109に送り、各基板上の結露を吹き飛ばすと共に、各基板上に堆積する埃を拡散する。
シャッター111は、図1に示すように、画像定着部107と、除湿ファン112との間に配設される。即ち、シャッター111は、図2(a)に示すように、除湿ファン112が駆動していない場合には、上記制御部の制御により、閉じている。これにより、シャッター111は、閉じた状態において、画像定着部107が発する熱により熱された空気が上記通気経路に移動することを防ぐと共に、該画像定着部107の加熱時間を短縮する。
一方、シャッター111は、図2(b)に示すように、除湿ファン112が駆動している場合には、上記制御部の制御により、開いている。これにより、シャッター111は、開いた状態において、画像定着部107が発する熱により熱された空気を除湿ファン112に送り込む。
<実施例1の動作>
以下、本発明に係る実施例1の画像形成装置100における基板上の結露の除去及び埃の拡散動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置100の電源基板109から成る図示しない電源部に備えるスイッチを介して装置本体の電源がONになると(ステップS101)、湿度検出部110は、装置内の湿度を検出し(ステップS102)、湿度を示す湿度検出信号を上記制御部に転送する。
上記制御部は、受信した湿度検出信号が示す湿度が図示しないメモリに予め記憶されている規定湿度より高く(ステップS103)、装置内の各ローラの駆動が停止し(ステップS104)、図示しない画像メモリに画像データが格納されていない場合には(ステップS105)、シャッター111が開くよう制御すると共に、除湿ファン112が駆動するよう制御を行う。
シャッター111は、上記制御部の制御により、図2(b)に示すように、開いた状態になり(ステップS106)、画像定着部107が発する熱により熱された空気を除湿ファン112に送り込む。
除湿ファン112は、上記制御部の制御により、図2(b)に示すように、駆動し(ステップS107)、シャッター111の開放により送り込まれた画像定着部107が発する熱により接された空気を制御基板108及び電源基板109に送り、各基板上の結露を吹き飛ばすと共に、各基板上に堆積する埃を拡散する(ステップS108)。
上記制御部は、シャッター111が開き、除湿ファン112を駆動させた状態において、図示しない画像メモリへの画像データの格納を検知すると(ステップS109)、除湿ファン112の駆動を停止するよう制御すると共に、シャッター111を閉じるよう制御を行う。
また、上記制御部は、装置内が上記動作により除湿され、湿度検出部110から上記規定湿度以下の湿度を示す湿度検出信号を受けると(ステップS110)、除湿ファン112の駆動を停止するよう制御すると共に、シャッター111を閉じるよう制御を行う。
除湿ファン112は、上記制御部の制御により、図2(a)に示すように、駆動を停止する(ステップS111)。
シャッター111は、上記制御部の制御により、図2(a)に示すように、閉じた状態になる(ステップS112)。これにより、画像形成装置100における制御基板108及び電源基板109上の結露の除去、埃の拡散処理は、終了する。
<実施例1の効果>
本発明の実施例1の画像形成装置100によれば、画像定着部107が有する加熱ローラ1071内のハロゲンランプ10711から発する熱により熱された該画像定着部107近傍の空気を除湿ファン112を用いて熱風として制御基板108及び電源基板109上に送るので、これら基板の近傍に除湿用のヒータを配設することなく、各基板上の結露を吹き飛ばすと共に、該熱風により各基板上に堆積する埃の拡散も可能となる。
<実施例2の構成>
本発明の実施例2の画像形成装置100aは、実施例1の画像形成装置100が有する湿度検出部110、シャッター111、除湿ファン112の代わりに、図4に示すように、画像形成装置100aの装置側面に配設された図示しない排熱用排出口近傍に排吸気ファン113を配設する構成に代えたものである。
本発明の実施例2の画像形成装置100aは、図4に示すように、トレイ101と、ホッピングローラ102と、レジストローラ103と、押えローラ104と、画像形成部105と、転写ローラ106と、画像定着部107と、制御基板108と、電源基板109と、排吸気ファン113とから構成される。
以下に、本発明に係る実施例2の画像形成装置100aの要部について、詳細に説明する。
画像形成装置100a内において、図4にしめすように、画像形成部105及び画像定着部107の配設位置の下方で、かつ制御基板108及び電源基板109の配設位置の上方には、隙間があり、この隙間は、装置側面に配設されている図示しない放熱用排出口から画像定着部107の発する熱により熱された装置内の空気を排出するための通気経路として用いられる。
排吸気ファン113は、画像形成装置100aの装置内の空気を上記通気経路を介して上記排熱用排出口から排気し、又は装置外の外気を該排熱用排出口から上記通気経路を介して装置内に吸気するために用いられる。この排吸気ファン113の向きは、上記放熱用排出口に対して排気、吸気された空気の風向きと平行となるように取り付けられる。即ち、画像形成装置100aの電源基板109から成る図示しない電源に備えるスイッチを介して装置本体の電源がONになると、排吸気ファン113は、画像形成装置100aの制御基板108から成る図示しない制御部の制御により、装置内の空気を排気するために正回転で駆動する。
そして、排吸気ファン113は、上記制御部の制御により、正回転で駆動すると、図4に示すように、画像定着部107が発する熱により熱せられた上記通気経路内の空気を実線の風向き方向で上記排熱用排出口から排気する。これにより、画像定着部107が発する熱により熱せられた上記通気経路内の空気が上記排熱用排出口方向に流れるので、この熱風は、制御基板108及び電源基板109上に送られる。よって、これら基板上に付着する結露は、上記熱風により吹き飛ばされると共に、排吸気ファン113による排気により上記排熱用排出口から排気される。このとき、排吸気ファン113により画像形成装置100a内が除湿され、上記各基板上の結露が除去されている場合には、これら基板上に堆積する埃は、この排気処理により拡散されることもある。
一方、排吸気ファン113は、上記制御部の後述する制御により、逆回転に駆動すると、図4に示すように、画像形成装置100aの上記排熱用排出口から入り込んだ外気を点線の風向き方向で上記通気経路内に取り込む。これにより、上記排熱用排出口から入り込んだ外気は、上記通気経路内の熱せられた空気と混ざりながら、制御基板108及び電源基板109上に送られる。よって、これら基板上に堆積する埃は、排吸気ファン113の上記排気処理により、該埃に含まれる水分は大分除去されているので、上記外気と熱風により拡散される。
上記制御部は、排吸気ファン113を正回転で駆動させた状態において、画像形成装置100aの図示しない画像メモリに画像データが格納されておらず、かつ該排吸気ファン113の正回転駆動の経過時間が図示しないメモリに予め設定された規定排気時間を超えた場合には、該排吸気ファン113の正回転の駆動を停止する。これにより、排吸気ファン113による排気処理は終了する。ここで、上記制御部は、排吸気ファン113の駆動時間を計測するためのタイマを有するものとする。
排吸気ファン113の正回転の駆動が停止すると、上記制御部は、該排吸気ファン113が吸気処理を行うために逆回転で駆動するよう制御を行う。
上記制御部は、排吸気ファン113を逆回転で駆動させた状態において、上記画像メモリに画像データが格納されると、印刷処理を行うため画像定着部107を加熱するので、装置内の熱の排気が必要となり、該排吸気ファン113の逆回転の駆動を停止する。これにより、排吸気ファン113による吸気処理は終了する。
一方、上記制御部は、排吸気ファン113を逆回転で駆動させた状態において、上記画像メモリに画像データが格納されておらず、かつ排吸気ファン113の逆回転駆動の経過時間が図示しないメモリに予め設定された規定吸気時間を超えた場合には、該排吸気ファン113の逆回転の駆動を停止する。
排吸気ファン113の逆回転の駆動が停止すると、上記制御部は、該吸気ファン113が再び排気処理を行うために正回転で駆動するよう制御を行う。ここで、排吸気ファン113における排気処理、吸気処理は、画像形成装置100aの電源基板109から成る図示しない電源に備えるスイッチを介して装置本体の電源がOFFになると、終了する。
尚、その他の構成については、実施例1の画像形成装置100の構成と同じである。
<実施例2の動作>
以下、本発明に係る実施例2の画像形成装置100aにおける基板上の結露の除去及び埃の拡散動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置100aの図示しない電源に備えるスイッチを介して装置本体の電源がONになると(ステップS201)、排吸気ファン113は、画像形成装置100aの図示しない制御部の制御により、装置内の空気を排気するために正回転で駆動する(ステップS202)。
排吸気ファン113は、上記制御部の制御により、正回転で駆動すると、図4に示すように、画像定着部107が発する熱により熱せられた通気経路内の空気を実線の風向き方向で上記排熱用排出口から排気する。これにより、画像定着部107が発する熱により熱せられた上記通気経路内の空気が上記排熱用排出口方向に流れるので、この熱風は、制御基板108及び電源基板109上に送られる。よって、これら基板上に付着する結露は、上記熱風により吹き飛ばされると共に、排吸気ファン113による排気により上記排熱用排出口から排気される(ステップS203)。
上記制御部は、排吸気ファン113を正回転で駆動させた状態において、画像形成装置100aの図示しない画像メモリに画像データが格納されておらず(ステップS204)、かつ該排吸気ファン113の正回転駆動の経過時間が図示しないメモリに予め設定された規定排気時間を超えた場合には(ステップS205)、該排吸気ファン113の正回転の駆動を停止する(ステップS206)。これにより、排吸気ファン113による排気処理は終了する。
排吸気ファン113の正回転の駆動が停止すると、上記制御部は、該排吸気ファン113が吸気処理を行うために逆回転で駆動するよう制御を行う(ステップS207)。
排吸気ファン113は、上記制御部の制御により、逆回転に駆動すると、図4に示すように、画像形成装置100aの上記排熱用排出口から入り込んだ外気を点線の風向き方向で上記通気経路内に取り込む。これにより、上記排熱用排出口から入り込んだ外気は、上記通気経路内の熱せられた空気と混ざりながら、制御基板108及び電源基板109上に送られる。よって、これら基板上に堆積する埃は、排吸気ファン113の上記排気処理により、該埃に含まれる水分は大分除去されているので、上記外気と熱風により拡散される(ステップS208)。
上記制御部は、排吸気ファン113を逆回転で駆動させた状態において、上記画像メモリに画像データが格納されると(ステップS209)、印刷処理を行うため画像定着部107を加熱するので、装置内の熱の排気が必要となり、該排吸気ファン113の逆回転の駆動を停止する(ステップS210)。これにより、排吸気ファン113による吸気処理は終了する。
一方、上記制御部は、排吸気ファン113を逆回転で駆動させた状態において、上記画像メモリに画像データが格納されておらず、かつ排吸気ファン113の逆回転駆動の経過時間が図示しないメモリに予め設定された規定吸気時間を超えた場合には(ステップS211)、該排吸気ファン113の逆回転の駆動を停止する。
排吸気ファン113における排気処理、吸気処理は、画像形成装置100aの電源基板109から成る図示しない電源に備えるスイッチを介して装置本体の電源がOFFになると(ステップS212)、終了する。
一方、画像形成装置100aの上記電源がONの状態において、排吸気ファン113の逆回転の駆動が停止すると、上記制御部は、該排吸気ファン113が再び排気処理を行うために正回転で駆動するよう制御を行う。
<実施例2の効果>
本発明の実施例2の画像形成装置100aによれば、実施例1の画像形成装置100ほどの除湿効果は得られないものの、排吸気ファン113を正回転に駆動すると、画像定着部107が発する熱により熱された該画像定着部107近傍の空気を排気することにより生じる風を用いて制御基板108及び電源基板109上に付着する結露を吹き飛ばし、該排吸気ファン113を逆回転に駆動すると、上記排気処理により大分の水分が除去されたこれら基板上に堆積する埃を拡散することが可能となる。
尚、本発明の実施例2の画像形成装置100aでは、実施例1の画像形成装置100に備えた湿度検出部110と、シャッター111と、除湿ファン112との代わりに排吸気ファン113を備える構成にしたが、湿度検出部110と、シャッター111と、除湿ファン112と、排吸気ファン113とを組み合わせて画像形成装置に配設する構成にしてもよい。上記構成の画像形成装置では、実施例1の画像形成装置100及び実施例2の画像形成装置100aと比べ、より制御基板108及び電源基板109上に付着する結露を吹き飛ばし、かつこれら基板上に堆積する埃を拡散する効果を得ることができる。
また、本発明の実施例1の画像形成装置100及び実施例2の画像形成装置100aでは、制御基板108から成る図示しない制御部によって装置全体を制御する構成にしたが、これに限らず、該制御基板108にはある動作を行うための電気回路を組み込み、装置全体を制御する制御部を別途備える構成にしてもよい。
上記した実施例では、本発明の画像形成装置を電子写真方式のモノクロプリンタとして適用した例を説明したが、これに限る必要はなく、例えばカラープリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、複合機などにも適用可能である。
本発明に係る実施例1の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施例1の画像形成装置におけるシャッター及び除湿ファンの動作を示す概略図である。 本発明に係る実施例1の画像形成装置における基板上の結露の除去及び埃の拡散動作を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例2の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施例2の画像形成装置における基板上の結露の除去及び埃の拡散動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
105 画像形成部
107 画像定着部
108 制御基板
109 電源基板
110 湿度検出部
111 シャッター
112 除湿ファン
113 排吸気ファン

Claims (10)

  1. 画像形成部で印刷媒体上に形成された画像データに基づくトナー像を加熱定着する画像定着部と、少なくとも一つの基板とを有する画像形成装置において、
    前記画像定着部と、前記基板との間に配設され、該画像定着部が発する熱により熱された該画像定着部近傍の空気を熱風として該基板に送る除湿ファンと、
    電源からの電圧を前記除湿ファンに供給して該除湿ファンを駆動させる制御部と
    前記基板の近傍に配設され、装置内の湿度を検出する湿度検出部と、
    前記画像形成部及び前記画像定着部の駆動の停止を検知する駆動停止検知手段と、
    前記画像データの受信を検知する受信検知手段と、
    前記画像定着部と前記除湿ファンとの間に配設され、開閉可能なシャッターとを備え、
    前記制御部は、前記検出した湿度が予め設定した規定湿度より高いと、前記画像形成部及び前記画像定着部が駆動を停止しており、かつ画像データを受信していない場合には、前記シャッターが開くよう制御すると共に、前記除湿ファンが駆動するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基板は、制御基板や電源基板等の回路基板であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記除湿ファンにより送られた熱風は、前記基板上に付着する結露を吹き飛ばし、かつ該基板上に堆積する埃を拡散することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記シャッターが開き、前記除湿ファンが駆動している状況において、前記制御部は、画像データの受信を検知すると、前記除湿ファンの駆動を停止させ、かつ前記シャッターが閉じるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記シャッターが開き、前記除湿ファンが駆動している状況において、前記制御部は、画像データを受信していないが、検出した湿度が前記規定湿度以下になると、前記除湿ファンの駆動を停止させ、かつ前記シャッターが閉じるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成部で印刷媒体上に形成された画像データに基づくトナー像を加熱定着する画像定着部と、少なくとも一つの基板とを有する画像形成装置において、
    正回転すると画像定着部が発する熱により熱された装置内の空気を装置外に排気し、逆回転すると装置外の外気を吸気して装置内に取り入れる排吸気ファンと、
    電源からの電圧を前記排吸気ファンに供給して該排吸気ファンが正回転及び逆回転のいずれかで回転するよう駆動させる制御部と、
    前記排吸気ファンの駆動時間をカウントする駆動時間カウント手段と、
    前記画像データの受信を検知する受信検知手段とを備え、
    前記制御部は、画像データを受信しておらず、かつ前記回転駆動時間が予め設定した規定排気時間を超えた場合には、前記排吸気ファンの正回転の駆動を停止させ、該排吸気ファンを逆回転に駆動させるように制御すると共に、装置本体の電源がOFFになるまで該排吸気ファンが前記排気処理と前記吸気処理とを繰り返し行うよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記排吸気ファンの正回転の駆動により装置外に排気される前記熱された装置内の空気は、前記基板上に付着する結露を吹き飛ばすことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 排気処理が行われた後、前記排吸気ファンの逆回転の駆動により装置外から吸気された外気は、前記基板上に堆積する埃を拡散することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記排吸気ファンが逆回転に駆動している状況において、前記制御部は、画像データの受信を検知すると、該排吸気ファンの逆回転の駆動を停止させ、該排吸気ファンを正回転に駆動させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記排吸気ファンが逆回転に駆動している状況において、前記制御部は、画像データを受信していないが、前記回転駆動時間が予め設定した規定吸気時間を超えた場合には、該排吸気ファンの逆回転の駆動を停止させ、該排吸気ファンを正回転に駆動させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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