JP5112013B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5112013B2
JP5112013B2 JP2007294799A JP2007294799A JP5112013B2 JP 5112013 B2 JP5112013 B2 JP 5112013B2 JP 2007294799 A JP2007294799 A JP 2007294799A JP 2007294799 A JP2007294799 A JP 2007294799A JP 5112013 B2 JP5112013 B2 JP 5112013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
winning
lottery
state
player
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007294799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009118968A (ja
Inventor
俊敬 高橋
幸喜 西村
保 河村
Original Assignee
高砂電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高砂電器産業株式会社 filed Critical 高砂電器産業株式会社
Priority to JP2007294799A priority Critical patent/JP5112013B2/ja
Publication of JP2009118968A publication Critical patent/JP2009118968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5112013B2 publication Critical patent/JP5112013B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

この発明は、始動口へ遊技球が入球することを契機に特別図柄抽選を実行し、特別図柄抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知すると共に、特別図柄抽選の結果が当りの場合に、大入賞口を所定の態様で開放して通常状態より多くの入賞を得られる特別遊技状態を生起するパチンコ遊技機に関するものである。
従来のパチンコ遊技機は、遊技者の発射ハンドル操作により遊技盤面に打ち出された遊技球が、前記遊技盤面に設けた特定の始動口に入球すると、これを契機にマイクロコンピュ―タを実装した主制御部にて乱数取得による内部抽選処理が実行される。この抽選結果は、複数種類の図柄を変動表示可能なLEDや液晶ユニットからなる可変表示器によって遊技者に報知されるようになっており、前記可変表示器を駆動させて3つの図柄表示位置に図柄を変動表示した後、抽選結果が「大当り」である場合は、例えば、数字「7」の図柄を3個並べた状態で確定表示する。この「大当り」の成立によって盤面に設けられた大入賞口を所定の態様で複数回開放する特別遊技状態が開始され、口が大きく開いた状態の前記大入賞口に多数個の遊技球が連続して入ることにより、遊技者に対して多量の賞球の払出しが行われる。
ところで前記内部抽選処理は、前記主制御部の内部で発生させた乱数を前記始動口に遊技球が入球したタイミングで取得してRAMに一時記憶させ、前記図柄変動が開始する時点で抽選テーブルと照合して判定する方式を採っているので、短時間に「大当り」が集中して発生することもあれば、長時間遊技しても「大当り」が全く発生しない状態(一般に、「ハマリ状態」と称される。)に陥ることもある。このようなハマリ状態に陥ると、遊技者は多数の持ち球を消費するとともに、遊技自体が単調になるので、遊技に対する意欲が損なわれることになる。特に、初心者の場合は、このようにハマリ状態で利益が得られない状態が続くと早い段階で遊技の継続を諦めてしまう傾向もある。
このため「大当り」に当選した後、次回の「大当り」に当選するまでの間に図柄の変動回数が所定回数以上である場合には、「大当り」発生時に開放される大入賞口をより多くの賞球が得られる開放態様に変更し、遊技者にとって価値の高い特別遊技状態を設定することでマリ状態に陥った遊技者を救済するものが複数提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2003−230713号公報
すなわち、上記のパチンコ遊技機は、ハマリ状態の末に発生した「大当り」に特典を上乗せすることにより、ハマリ状態時の損失を大当り時に補填しようとするものである。しかし、一般的なパチンコ遊技機では、「大当り」の発生確率は例えば、1/300〜1/500の低い確率に設定されているため、遊技者が救済を期待して「大当り」が発生するまで遊技を続行すると、さらにハマリ状態が長引く危険性がある。また、たとえ付加価値が付与された特別遊技状態が得られたとしても、1回の特別遊技状態で獲得できる遊技球には射幸性を抑制する目的で上限が定められているため、ハマリ状態の長さによっては遊技者にとって救済が期待はずれにおわり、遊技を継続する意欲を失わせる恐れもある。
この発明は上記の問題に着目してなされたもので、仮にハマリ状態に陥っても、「大当り」が発生しないことに伴う遊技球の減少を抑えるとともに、飽きを感じさせない趣向を凝らした遊技を盛り込むことにより、遊技者が長時間にわたって遊技を楽しむことができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1のパチンコ遊技機は、遊技盤面上の始動口に遊技球が入ったことを契機として特別図柄抽選を実行する抽選手段と、前記特別図柄抽選の結果を図柄変動演出によって報知する図柄表示部と、前記抽選手段による抽選結果として当選したときに遊技者にとって大きな利益が期待できる第1当りと、当選したときに遊技者にとって前記第1当りより得られる利益が少ない第2当りとを含むパチンコ遊技機において、前記抽選手段による抽選結果が連続して前記第1当りに当選しなかったときの図柄変動回数をカウントする非当選期間検出手段と、前記非当選期間検出手段により検出された図柄変動回数が設定値以上で、かつ、前記抽選手段による抽選によって前記第2当りに当選したことを条件として遊技者にとって有利な遊技状態に移行させる特典遊技制御手段とを備えている。
請求項2に係る発明は、特別図柄抽選結果が当りの場合に、前記遊技盤面に設けた大入賞口を複数の態様で開放する遊技制御手段を備え、当選したときの利益の大きさが前記大入賞口の開放態様の違いによって決定されることを特徴とする。
すなわち、ここで云う、「第1当り」とは抽選手段の抽選結果として遊技者にとって大きな利益が期待できる当選役の意味であり、様々な実施形態とすることが可能であるが、例えば、大入賞口を15ラウンドに亘って開放および閉鎖を繰り返し、多くの入賞が得られる態様で開放することによって実現される。遊技者はこれによって多量の賞球を獲得することが出来る。
また、前記の「第2当り」とは前記大入賞口を第1当りよりも入賞が遥かに少ない当選役を総称するものであるが、例えば、大入賞口を2回瞬時開閉するのみで特別遊技状態を終了する「2ラウンド大当り」や、特別遊技状態の契機となることなく単に大入賞口を2回開閉して終了する「2ラウンド通常当り」などがこれに含まれる。
なお、前者の「2ラウンド大当り」には、大当り遊技終了後に特別図柄抽選確率が通常の抽選確率の約数倍〜10倍程度に上昇する契機となる「2ラウンド確変大当り」と、大入賞口の開放の後に前記始動口の入口に設けた電動チューリップを所定の態様で開放しつつ、特別図柄変動の間隔を短縮して早期に特別図柄抽選を実行する「2ラウンド突然時短大当り」等がこれに含まれる。
また、前記「2ラウンド通常当り」は、前記特別図柄抽選確率の変動契機や特図変動時間短縮の開始契機とならない当選役を意味し、前記の遊技状態変化の契機となる「2ラウンド大当り」と区別する為に「小当り」と称されることもある。
また、「非当選期間」とは、「第1当り」に当選した後、次回「第1当り」に当選するまで継続して「第1当り」に当選することのない期間のことであって、具体的には始動口に遊技球が入球することに基づいて実行される特別図柄の変動回数のことを指す。
この発明の上記した構成において、「抽選手段」「遊技制御手段」「非当選期間検出手段」および「特典遊技制御手段」等は、主制御部のROMに記憶されたコンピュータプログラムによって実現されるが、専用のハードウェア回路によっても実現することも可能である。
また、前記特典遊技制御手段によって生成する「遊技者にとって有利な遊技状態」とは、例えば、前記図柄表示部における図柄の変動時間を短縮することで、保留球の消化を促進し、単位時間当たりの抽選回数を増加させることが可能な「時短モード」へ移行させることや、前記始動口の入口に配置した電動チューリップを所定の態様で開閉動作させて遊技球が始動口に入賞し易くする「電チュウサポートモード」へ移行させること、あるいは、これら両方を組み合わせた状態が含まれる。
更に、「遊技者にとって有利な遊技状態」の例としては、例えば、「第1当り」に当選する特別図柄抽選確率を通常よりも高確率に変更することや、「第2当り」に当選したとき、大入賞口が開放される時間を通常より長くすること、あるいは、所定のハマリ状態において「第2当り」に当選した時に前記「第1当り」に入賞した場合の出球に相当する所定の賞球とが期待可能なゲームにチャレンジする機会を遊技者に与えるなど様々な特典遊技状態を生起することが含まれる。
なお、
請求項3記載の発明における前記非当選期間検出手段は、第1当りに当選したときに設定される特別遊技状態が終了した後の前記図柄表示部での特別図柄変動回数を計数することにより前記非当選期間の長さを検出する構成を有する。
また、請求項4記載の発明において前記非当選期間検出手段により計数される図柄変動回数の計数値は、前記第1当りの当選をもってリセットされるが、それが遊技状態の変化が生じる大当りに属する当選役であっても、「2ラウンド大当り」や「2ラウンド通常当り」のように多量の出球を期待できない当選役の場合には計数値をリセットされないようにした。
請求項5記載の発明においては前記特典遊技制御手段により、複数の特典遊技状態のうちから抽選で選ばれた特典遊技状態を生起するようにした。なお、複数の特典遊技状態はそれぞれの遊技者にとって利益の大きさが異なる場合を指すだけでなく、遊技の種類や態様が異なる場合も含まれる。
請求項6記載の発明においては前記特典遊技付与手段により、遊技者が受ける利益の大きさが異なる複数の特典遊技状態のうちから前記非当選期間検出手段により計数された図柄変動回数の計数値の大きさに応じて選ばれた特典遊技状態を生起するようにした。
請求項7記載の発明においては前記特典遊技付与手段により、前記図柄表示部における図柄変動時間を短縮した時短遊技状態および前記始動口に遊技球が入りやすい遊技状態のいずれか一方または両方を組み合わせた遊技状態を生起するようにした。
請求項8記載の発明において特典遊技制御手段は、非当選期間検出手段により計数された図柄変動回数の計数値が規定値以上であり、かつ、前記抽選手段による抽選によって前記第2当りに当選したことを条件として特典遊技状態発生の契機となる特定入賞領域への遊技球の入球を許容するが、前記図柄変動回数の計数値が規定値未満の場合は特定入賞領域への遊技球の入球を無効とし特典遊技状態への移行を行わないようにした。
上記請求項1記載の発明によれば、「第1当り」以外に「第2当り」を設けているので、「第1当り」に当選する機会に恵まれず結果的に長期のハマリ状態に陥っても、次回「第1当り」に当選するまでの間に、「第2当り」に当選すれば遊技者は適度に遊技球の払い出しを受けることができ、遊技者の投資リスクが減少し、遊技者は遊技を続行しやすくなる。また、「第1当り」に当選することのないハマリ状態が規定の図柄変動回数以上継続している場合には、「第2当り」の当選を契機に遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるので、ハマリ状態に陥っている遊技者の遊技継続意欲を向上させることができる。
前記請求項2の発明によれば、遊技制御手段により遊技盤面に設けた大入賞口を複数の態様で開放することで遊技者が得られる利益の大きさを自由に設定することができる。特に大入賞口の開放回数と開放時間とを組み合わせによって様々な大きさの特典を遊技者に付与することが出来る。
前記請求項3の発明によれば、遊技者がいわゆるハマリ状態に陥っているかどうかを、大当りに当選したときに設定される特別遊技状態が終了した後の図柄表示部における図柄の変動回数を基準に判別することが可能であり、前記図柄変動回数が判定基準値(例えば1000回)に達したとき、遊技者がハマリ状態に陥っていると判別する。
前記請求項4の発明によれば、非当選期間検出手段により計数される図柄変動回数の計数値を第1当りの当選をもってリセットするが、2ラウンド大当りや2ラウンド通常当り(小当り)のように多量の出球を期待できない当選役の場合には計数値をリセットしないようにしたので、ハマリ状態においても第2当りに当選すれば時短や電チュ―サポートモードなど遊技者にとって有利な遊技状態に移行するので、遊技者はハマリ状態に陥った場合でも、持ち球を減らすことなく次回の第1当りに当選するまで遊技を継続することが出来る。
請求項5記載の発明によれば、遊技者に付与される特典遊技状態が抽選により選ばれるので、遊技が画一的にならず、変化をもたせることができ、遊技者の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、特典遊技付与手段の作用により遊技者が受ける利益の大きさが異なる複数の特典遊技状態のうちから前記非当選期間検出手段により計数された図柄変動回数の計数値の大きさに応じて遊技者が受ける利益が大きい特典遊技状態が選ばれ、その結果、ハマリ期間が長いほど補填も多くなるため、遊技者は安心して遊技を継続することができる。
請求項7記載の発明によれば、特典遊技付与手段により図柄表示部における図柄変動時間を短縮した時短遊技状態および前記始動口に遊技球が入りやすい遊技状態のいずれか一方または両方を組み合わせた遊技状態を生起するようにしたので、特典遊技として多様な遊技性を設定することができる。
請求項8記載の発明によれば、特典遊技制御手段は、非当選期間検出手段により計数された図柄変動回数の計数値が規定値未満の場合は特定入賞領域への遊技球の入球を無効とし特典遊技状態への移行を行わないようにしているため、ハマリ回数が規定回数に達していない場合は、不正に大入賞口を開放して遊技球をV入賞口に入球させても無効となり賞球が払出されないため、不正を未然に防止することができる。
図1は、この発明を適用したパチンコ遊技機の一実施形態を示している。 図示のパチンコ遊技機において、遊技機の本体を構成する遊技盤保持枠1の前面には、図2に示す略円形の遊技領域を備えた遊技盤2が着脱可能に取り付けられていると共に、前記遊技盤2は遊技領域の前面が透明のガラス板を装着した丸窓を有する前扉で覆われている。前記遊技盤2の前面の遊技領域には後述するセンター役物の他、始動口11、複数の大入賞口12,13、アウト口14、通過ゲート15、普通入賞口16等が設けられていると共に、多数の障害釘(図示せず)が植設されている。前記遊技盤2の下方における遊技盤保持枠1の前面には、上皿3、下皿4、および遊技球の発射ハンドル5が設けられていると共に、前記上皿3の両側にはスピーカー7,7が配置されている。
前記上皿3は、遊技の開始に先立ち、遊技機と隣接配置した台間球貸装置から貸し出される複数個の遊技球を貯留するためのもので、上皿3の球貯留部は球発射装置に遊技球を供給する図示なき取込口に連通している。また、上皿3は遊技盤保持枠1の内部において前記下皿4の賞球の放出口6と連通しており、上皿3が満杯状態になると、図示なき賞球払出装置から供給される賞球は上皿3からオーバーフローして放出口6から下皿4に放出されるようになっている。前記発射ハンドル5は、モータにより駆動される図示なき打撃部の発射強度を調整しつつ、前記上皿3の取込口から打撃部に取り込まれた遊技球を前記遊技盤2前面の遊技領域へ打ち出すためのもので、遊技者の手で回動操作される。
前記遊技盤2の中央位置には、図2に示すように液晶パネルより成る画像表示部10を備えたセンター役物が配置されており、前記画像表示部10の上縁の領域には普通図柄表示部8および特別図柄表示部9が、それぞれ配置されている。前記画像表示部10の下方には前記特別図柄表示部9に表示される特別図柄の抽選契機および図柄変動契機となる始動口11が設けられており、その下方には上下2段構成の第1大入賞口12および第2大入賞口13が設けられている。また、遊技盤2の遊技領域の最下部にはいずれの入賞口へも入賞しなかったアウト球を取り込むためのアウト口14が設けられている。さらに、遊技盤2の遊技領域の下半部には、4個の普通入賞口16が設けられている。
前記普通図柄表示部8には、液晶表示によって複数種類の図柄(例えば、〇および×の表示、「赤色」および「緑色」のブロック表示)が変動表示される。一方、画像表示部10の左側部には、遊技盤2の盤面に沿って落下する遊技球が通過可能なゲート15が設けられ、ゲート15を遊技球が通過し、これを図示なき通過センサが検知したとき、前記普通図柄表示部8の普通図柄抽選が実行され、図柄が変動を開始して、所定の時間が経過した後に普通図柄が停止表示される。
その結果、普通図柄表示部8に赤色が停止表示されたときには、始動口11の入口に設けられている電動チューリップの開閉部材11a,11bが開かれ、始動口11に遊技球が入賞し易い状態となる。なお、始動口11を開放状態とした後、所定時間(約0.3〜2秒)が経過すると開閉部材11a,11bが閉じられるため、始動口11の入口は遊技球が1個通過できる程度の間隔になる。
前記普通図柄表示部8の左側には、液晶表示による4つの第1保留表示部80a〜80dが設けられている。普通図柄表示部8の図柄変動表示中に遊技球がゲート15を通過した場合には、その遊技球の通過に対して取得された普通図柄抽選乱数が主制御部30のRAMに記憶される。この第1保留表示部80a〜80dは、普通図柄表示部8の図柄抽選乱数が記憶され、保留状態となっている個数を表示するためのものであり、その上限数は4個に設定されている。前記保留された普通図柄抽選乱数の当り判定および図柄変動表示は、実行中の普通図柄表示部8の図柄変動表示が終了した後に順次実行される。
前記特別図柄表示部9は、前記始動口11に遊技球が入球したタイミングで実行される特別図柄抽選の結果を遊技者に報知するためのもので、当りに当選したことを「1」〜「9」の数字および「A」〜「F」の文字によって、また、当りに当選しなかったこと(はずれ)を「−」の記号によって、それぞれ表示する。この実施例では、当りとして「15ラウンド大当り」と「2ラウンド大当り」と「2ラウンド通常当り」の3種類の当りが設定されている場合を例示する。なお、以降の説明では、大入賞口12、13の開放回数を示す「ラウンド」の用語を記号「R」で略称することとし、例えば、「15ラウンド大当り」は「15R大当り」のように標記する。
前記画像表示部10は、特別図柄表示部9に表示される特別図柄抽選の抽選結果に対応させて当選の有無および当選した当りの種別に対応した図柄を背景やキャラクター画像と共に演出表示するもので、画像表示部10は、横方向に並べて配置された3つの図柄表示領域10a,10b,10cを有し、各図柄表示領域10a,10b,10cにそれぞれ複数種類の図柄(例えば、数字、文字、記号など)を変動表示させた後、いずれかの図柄を停止表示し、3つの図柄の組み合わせによって抽選結果を表示する。
前記始動口11に遊技球が入ると、予め定められた個数の賞球(例えば3個)が賞球払出装置から上皿3に払い出されるとともに、主制御部30内で上記した複数種類の当りに当選可能な特別図柄抽選が実施される。この特別図柄抽選は、発生させた抽選乱数をサンプリングし、その乱数値が予め規定された数値範囲にあるか否かで当選の有無および当選した当りの種別を決定するものである。なお、この種の特別図柄抽選の方式は公知であり、ここでは詳細な説明を省略する。
前記特別図柄抽選が行われると、特別図柄表示部9には、「1」〜「9」の数字と「A」〜「F」の文字と「−」の記号とが変動状態で次々に表示される。そして、抽選の結果、「15R大当り」や「2R大当り」に当選したときは「0」〜「9」のいずれかの数字が、「2R通常当り」に当選したときは「A」〜「F」のいずれかの文字が、「はずれ」のときは「−」の記号が、所定時間の経過後にそれぞれ停止状態で1つ表示される。
一方、画像表示部10には、前記特別図柄表示部9の図柄変動表示と連動して複数種類の図柄が各図柄表示領域10a,10b,10cに一斉に変動状態で表示される。前記抽選により「15R大当り」に当選すると、所定時間の経過後に、予め定める順序に
従って同じ数字の図柄(例えば「7」「7」「7」)が各図柄表示領域10a,10b,10cに停止状態で表示され、「2R大当り」に当選すると、所定時間の経過後に、予め定める順序に従って同じ数字の図柄(例えば「2」「2」「2」や「9」「9」「9」)が各図柄表示領域10a,10b,10cに停止状態で表示される。
また、前記抽選により「2R通常当り」に当選すると、画像表示部10には、前記変動状態の表示が行われた後、同じ英文字の図柄(例えば「A」「A」「A」)が各図柄表示領域10a,10b,10cに停止状態で表示される。
一方、前記抽選の結果が「はずれ」の場合は、画像表示部10には上記した当り図柄とは異なる図柄の組み合わせが停止状態で表示される。したがって、遊技者は、画像表示部10の3つの図柄表示領域10a,10b,10cに停止表示された図柄の組み合わせを見れば、抽選結果が「当り」であるか「はずれ」であるかと「当りの種別」を認識できる。
前記特別図柄表示部9の左側には、液晶表示による4つの第2保留表示部90a〜90dが設けられている。後述する大当り遊技状態中や前記特別図柄表示部9の図柄変動表示中に始動口11に遊技球が入った場合には、その入球に対する抽選乱数の当否判定および特別図柄表示部9の図柄変動表示は保留される。この第2保留表示部90a〜90dは、この保留数を表示するためのものであり、その上限数は4回に設定されている。
前記始動口11の下方に上下に並んで配置された第1大入賞口12および第2大入賞口13は、いずれも横長形状を有している。この第1大入賞口12および第2大入賞口13の前面開口部には、開閉板120,130がそれぞれ開閉可能に設けられており、図3に示す電磁ソレノイドを電気的に駆動する第1大入賞口駆動部38および第2大入賞口駆動部39により開閉動作する。各開閉板120,130は、通常時は遊技盤2の盤面に沿った状態で各大入賞口12,13をそれぞれ塞ぎ、各大入賞口12,13に遊技球が入るのを阻止しているが、下縁と並行して設けた支点を中心に手前側に倒れることにより、各大入賞口12,13が開放され、落下してくる遊技球を各開閉板120,130の裏面で受け止めることで容易に入球可能となる。
前記第1大入賞口12および第2大入賞口13に遊技球が入ると、予め定められた個数の賞球が払い出される。この実施例では第1大入賞口12および第2大入賞口13ともに、入球1個につき15個の賞球が払い出される。
前記第2大入賞口13は「2R通常当り」の当選時において、所定の条件を満たすときにのみ開放されるもので、その内部は、一般入賞口13a,13aと特別入賞口13b(Vゾーン)とに区分けされている。この特別入賞口13b(Vゾーン)に遊技球が入ると、ハマリ状態に陥っている遊技者を救済するために、遊技者にとって有利な特典遊技状態が実行される。この実施例では、特典遊技として時短ゲームを100回実行することができる。時短ゲームとは、特別図柄表示部9における図柄の変動表示時間が通常ゲーム状態よりも短く設定されるとともに、始動口11の入口に設けた電動チューリップの開閉部材11a,11bの開放時間が延長設定される遊技状態を示す。
この時短ゲームが実行されると、始動口11に通常ゲーム時より多くの遊技球を入れることができるので、入球に対する賞球の払出しにより遊技球の著しい減少を抑制し、球持ちを良くすることができる。さらに、入球により特別図柄抽選乱数が複数保留されている状態下であっても、抽選判定を頻繁に実行することができるので、抽選の機会を増やすことができ、単位時間内での当選確率が高まる。
なお、この実施例では、特典遊技状態として時短ゲームが100回実行できることとしているが、これに限らず、例えば、「15R大当り」に当選して大当り遊技状態が終了してから、次に「15R大当り」となるまでの間、前記「15R大当り」に当選する確率が通常ゲーム状態よりも高確率に変更されるようにしてもよい。また、第2大入賞口13への入球に対して払い出される賞球の数を増加したり、第2大入賞口13の開放時間を通常より延長したりすることで、より多くの賞球を獲得できるようにしてもよい。
「15R大当り」が成立すると、入賞球が得られ易い特別遊技状態に設定される。特別遊技状態では、第1大入賞口12が開放され、第1大入賞口12に所定個数(例えば10個)の遊技球が入るか、または所定個数の遊技球が入る前に所定時間(例えば30秒)が経過したとき、第1大入賞口12が閉じ、このサイクルを1ラウンドとして、第1大入賞口12の開放動作が15ラウンド連続して実行される。この特別遊技状態では、第1大入賞口12に遊技球が次々に入って多量の賞球が得られる。
一方、「2R通常当り」が成立すると、前記「15R大当り」の状態とは異なった遊技状態(以下、これらを便宜上「小当たり遊技状態」という。)に設定される。なお、「2R通常当り」状態では、第1大入賞口12あるいは第2大入賞口13が瞬時的(例えば0.5秒)に2回開放される状態に設定され、たとえ「15R大当り」が成立しなくても、遊技者が利益を享受できるようになっている。遊技者は当選確率が高く設定された「2R通常当り」を比較的頻繁に成立させることができるため、「15R大当り」が成立するまでのハマリ状態にある間に、適度に遊技球の払い出しを受けることができる。
更に、「2R大当り」が成立すると、前記「15R大当り」の状態とは異なった遊技状態に設定される。なお、この「2R大当り」状態では、「2R通常当り」における「小当たり遊技状態」と同一の開放態様で前記第1大入賞口12が瞬時的(例えば0.5秒)に2回開放される状態に設定される。もし、「2R大当り」が「2R確変大当り」である場合には第1大入賞口12が瞬時的に2回開放されて特別遊技状態を終了した後、特別図柄抽選の確率が通常の抽選確率の約数倍〜10倍程度に上昇するので、「15R大当り」への期待度が大幅にアップする。また、「2R大当り」が「2R突然時短大当り」である場合には、第1大入賞口12が瞬時的に2回開放されて特別遊技状態を終了した後、100回の時短ゲームに入る。このように「2R確変大当り」や「2R突然時短大当り」に当選した場合、遊技者は前記第1大入賞口12の開閉態様が同一のため、「2R通常大当り」とは区別が付かず、いきなり確変状態や時短ゲームに突入するので遊技展開への期待を抱くことになる。
前述の「2R通常当り」に当選したとき、遊技者が長時間遊技をしても全く「15R大当り」を成立できない状態、いわゆるハマリ状態に陥っているかどうかによって第1大入賞口12と第2大入賞口13とが選択的に開放される。遊技者がハマリ状態に陥っていないと判別された場合、すなわち、「15R大当り」が規定回数内に当選した場合には、第1大入賞口12が瞬時的に開放される。一方、遊技者がハマリ状態に陥っていると判別された場合には、第2大入賞口13が瞬時的に開放され、第2大入賞13内の特別入賞口13b(Vゾーン)に遊技球が入ると、その後、時短ゲームが100回実行される。これにより、遊技者がハマリ状態に陥っていても、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
前記始動口11の左右両側には普通入賞口16が2個ずつ配置されているが、これらの普通入賞口16に遊技球が入ると、予め定められた数の賞球(例えば10球)が前記上皿3へ払い出される。始動口11、第1大入賞口12、第2大入賞口13、および普通入賞口16のいずれにも入らなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤2の下部のアウト口14に回収される。
図3は、上記したパチンコ遊技機1の電気的な構成を示している。 このパチンコ機遊技1の制御装置は、ゲームの進行を統括制御するための主制御部30と、画像表示制御を行う副制御部40と、演出ランプの点灯制御や音声等の出力を担当する副制御部50とで構成されている。主制御部30と副制御部40,50とは中継基板35を介してハーネスで接続される。
前記主制御部30は、マイクロコンピュータで構成され、CPU31、ROM32、RAM33などを含んでいる。前記主制御部30は、図示しない乱数発生器を含み、CPU31は前記始動口11に遊技球が入ると、乱数発生器が発生した抽選乱数をサンプリングこのサンプリングされた抽選乱数を前記抽選テーブルと照合して、当否の判定を行う。前記ROM32には、ゲームの進行を制御するプログラムのほか、当りに関わる抽選のための抽選判定テーブルなどが格納されている。RAM33は、前記のサンプリングした抽選乱数を一時記憶する役割と共に、前記抽選で当選したときの当選フラグ(状態記憶のための数値情報)など、ゲームを進行させるのに必要なデータの一時記憶に用いられる。
前記図2に示した始動口11、第1大入賞口12、およびゲート15、さらには、各普通入賞口16には、夫々遊技球の入球や通過を検知するための始動口センサS1、第1大入賞口センサS2、ゲートセンサS5、普通入賞口センサS6〜S9がそれぞれ設けられている。また、第2大入賞口13には、第2大入賞口13内の一般入賞口13a,13aに入った遊技球を検知するための一般入賞口センサS3と、第2大入賞口13内の特別入賞口13bに入った遊技球を検知するための特別入賞口センサS4とが設けられている。これらのセンサは入出力ポート34を介して主制御部30に接続され、主制御部30には、各センサS1,S2,S3およびS4,S5,S6〜S9からの出力信号が入力されるようになっている。
さらに、主制御部30には、ドライバ回路36を介して前記普通図柄表示部8、特別図柄表示部9、第1保留表示部80a〜80dおよび第2保留表示部90a〜90dが接続されるとともに、始動口11の開閉部材11a,11b、第1大入賞口12や第2大入賞口13の開閉板120,130をそれぞれ作動させるための電磁ソレノイド駆動回路からなる始動口駆動部37、第1大入賞口駆動部38、第2大入賞口駆動部39が接続されている。
前記主制御部30のRAM33には、前記特別図柄表示部9の図柄の変動回数Nを更新しつつ記憶するための図柄変動回数記憶部330が備えられている。CPU31は、特別図柄表示部9において特別図柄を変動表示させたとき、前記変動回数Nに「1」を加算して変動回数Nを更新する。また、CPU31は、前記抽選により「15R大当り」に当選したとき、前記変動回数を「0」にリセットする。なお、前記抽選結果が「2R大当り」「2R通常当り」「はずれ」の場合には、CPU31は、前記変動回数Nのリセットを行わない。
また、前記RAM33には、抽選のためにサンプリングされた抽選乱数を記憶するための乱数記憶部331が備えられている。乱数記憶部331は、図4に示すように、作動領域332および第1〜第4の保留用乱数記憶領域333〜336を含み、作動領域332には、抽選処理のために抽選乱数が一時記憶されると共に、第1〜第4保留用乱数記憶領域333〜336には、抽選乱数を保留する場合に、始動口11への入球時にサンプリングした抽選乱数が記憶される。
特別図柄表示部9の図柄変動表示中や大当り状態中でないときに、第1〜第4保留乱数記憶領域333〜336に抽選乱数が記憶されていない状態で始動口11に遊技球が入ると、サンプリングされた抽選乱数は作動領域332に一時記憶されるとともに、その抽選乱数を用いて結果判定のため、抽選テーブルとの照合処理が行われる。
一方、特別図柄表示部9の図柄変動表示中や大当り状態中に始動口11に遊技球が入った場合には、その入球時にサンプリングされた乱数は第1〜第4保留乱数記憶領域333〜336に順次記憶される。特別図柄表示部9の図柄変動表示や大当り状態が終了すると、第1保留用乱数記憶領域
333に記憶された乱数が作業領域332に読み出されて抽選テーブルとの照合が行われるとともに、第2保留用乱数記憶領域334以降に記憶された乱数がそれぞれひとつ手前の乱数記憶領域に移される。なお、前記抽選の保留数が上限(4個)の状態で始動口11に遊技球が入った場合には、その始動口11への入球に対する抽選乱数の記憶は行われない。
前記副制御部40,50は、マイクロコンピュータにより構成され、CPU41,51、ROM42,52、およびRAM43,53をそれぞれ含んでいる。一方の副制御部40にはドライバ回路44を介して画像表示部10が、他方の副制御部50にはドライバ回路45を介してスピーカー8や各種の演出ランプ17が、それぞれ接続されている。
前記副制御部40のROM42には、画像表示部10に数字、文字、記号等からなる図柄を変動状態で次々に表示させたり、停止状態で表示させたりするのに必要な画像データが記憶されている。前記副制御部40のCPU41は、ROM42に記憶された画像データによって画像表示部10に画像を変動状態で次々に表示させた後、主制御部30のCPU31より抽選結果に応じた演出コマンドを受信したとき、当選の有無および当選した当りの種別に対応した演出画像を画像表示部10に表示する。
なお、図3では例示していないが、前記ドライバ回路36には、上記のほかに、打撃部の発射モータや、賞球の払出機構なども接続される。
図5は、上記した構成のパチンコ遊技機1の動作を、主制御部30のCPU31による制御の流れについて説明したフローチャートである。なお、図中、「ST」は「STEP」(ステップ)の略である。
図5のステップST1において、CPU31は始動口センサS1の出力信号の有無を検知することにより、始動口11に遊技球が入ったか否かを判定している。その判定が「YES」であればステップST2へ進み、CPU31は特別図柄表示部9について特別図柄変動のタイミングであるか否かを判定する。図柄変動表示が保留されていない場合は始動口11への入球のとき、図柄変動表示が保留されている場合は直前の図柄変動表示が終了したとき、または大当り状態が終了したとき、ステップST2の判定は「YES」となり、ステップST3へ進む。もし、図柄を変動させるタイミングでなければ、ステップST2の判定が「NO」であり、図柄変動のタイミングになるまで待機する。
次のステップST3において、CPU31は前記RAM33の作動領域332に記憶されている乱数を抽選テーブルと照合することにより抽選結果の判定を行う。さらにCPU31は特別図柄表示部9に「0」〜「9」の数字と「A」〜「F」の文字と「−」の記号とを変動状態で次々に表示させるとともに、画像表示部10の3つの図柄表示領域10a,10b,10cについてもステップST4にて図柄を変動表示させる。次に、CPU31は、ステップST5において前記RAM33の図柄変動回数記憶部330に記憶されている図柄の変動回数Nを1加算処理する。
前記抽選の結果が「15R大当り」または「2R大当り」である場合には、ステップST6の判定が「YES」であり、ステップST7に進む。ステップST7では「大当り」の内容が「2R大当り」か否かが判定されるので、例えば、「15R大当り」の場合は判定結果が「NO」であるためステップST8に進み、CPU31は特別図柄表示部9に「0」〜「9」のいずれかの数字を停止状態で表示させるとともに、画像表示部10の各図柄表示領域10a,10b,10cに「15R大当り」に関わる図柄を停止状態で3個表示させる。その後、CPU31は特別遊技状態、すなわち、第1大入賞口12が15ラウンド分だけ開放する状態に設定する(ステップST9)。特別遊技状態の終了後、CPU31は図柄の変動回数Nを0にリセットし(ステップST10)、始動口11への入球に対する処理を終了する。
なお、前記ステップST6において特図抽選の結果が「15R大当り」や「2R大当り」ではなく、「2R通常当り」である場合には、ステップST6の判定が「NO」となって、ステップST11に進み、ステップST11の判定が「YES」となるため、CPU31は特別図柄表示部9に「A」〜「F」のいずれかの文字を停止状態で表示させるとともに、画像表示部10の各画像表示領域10a,10b,10cに「2R通常当り」に関わる図柄を停止状態で3個表示させる(ステップST12)。
つぎに、CPU31は特別図柄の変動回数Nが1000以上であるかどうかを判定する(ステップST13)。もし、変動回数Nが1000以上である場合には、ステップST13の判定は「YES」となり、CPU31は遊技者がハマリ状態に陥っていると判断し、第2大入賞口13を瞬時的に2回開放させて「2R通常当り状態」を生起する。(ステップST14)
ステップST14の「2R通常当り状態」において、第2大入賞口13が開放されている間に、第2大入賞口13の特別入賞口13bに遊技球を入球させることに成功すると、ステップST15の判定は「YES」となり、CPU31は、「2R通常当り状態」の終了後、前記「2R突然時短大当り」と同一の態様で第1大入賞口12を2回開閉動作させて、この後時短ゲームに突入することを遊技者に報知し(ステップST16)、時短ゲーム状態に設定し(ステップST17)、時短ゲームを100回実行させる。この時短ゲームにより、遊技者がハマリ状態に陥っても遊技球の著しい減少を抑制することができるとともに、抽選の機会の増加により「15R大当り」に当選する確率が高められるので、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。
ただし、ステップST14にて第2大入賞口13が開放されている間に、第2大入賞口13の特別入賞口13bに遊技球を入球させることに失敗した場合は、ステップST15の判定は「NO」となり、時短ゲームを行うことなく、始動口11への入球に対する処理を終了する。
なお、時短ゲーム中に、「15R大当り」に当選することなく再度「2R通常当り」に当選したときは、ステップST6の判定が「NO」、ステップST11の判定が「YES」となり、「2R通常当り状態」中に第2大入賞口13の特別入賞口13bに遊技球が入った場合には、ステップST15の判定が「YES」となり、時短ゲームの回数が100回に再設定される。 このように、「15R大当り」に当選することなく第2大入賞口13の特別入賞口13bに再度遊技球が入ると、さらに時短ゲームが100回継続するので、時短ゲームが数珠繋ぎに実行され、「15R大当り」に当選する機会が更に増加する。
前記ステップST13において、もし、変動回数Nが1000未満である場合には、その判定は「NO」であり、CPU31は遊技者がハマリ状態に陥っていないと判断し、ステップST18において第1大入賞口12を瞬時的に2回開放させる「2R通常当り状態」に設定する。「2R通常当り状態」を終了した後は、始動口11への入球に対する処理を終了する。
なお、変動回数Nが1000未満である場合には第2大入賞口13は、開放されない様になっている。より具体的には変動回数Nが1000未満である場合には、主制御部30の指令によって動作する図示なきソレノイドの作用によって、第2大入賞口13の開閉板130がロックされると共に、変動回数Nが1000以上の場合にはロックが解除されるようになっている。しかも、開閉板130が不正に開放されて遊技球が流入しても変動回数Nが1000未満である場合には一般入賞口センサS3および特別入賞口センサS4から送信される検出信号を主制御部30が受け付けず、無効化処理する様にプログラムされているため、ハマリ回数が所定以下の場合は第2大入賞口13へのアタッカー開放ゴト行為を未然に防ぐことができる。
一方、前記ステップST3における抽選結果の判定が「はずれ」である場合には、ステップST6およびステップST11の判定がいずれも「NO」であり、CPU31は特別図柄表示部9に「−」の記号を停止状態で表示させるとともに、画像表示部10の各画像表示領域10a,10b,10cにはずれの図柄の組み合わせを停止状態で表示させ(ステップST19)、始動口11への入球に対する処理を終了する。
ただし、ステップST3における抽選結果の判定で「2R大当り」に当選している場合は、前記ステップST6の判定およびステップST7の判定がいずれも「YES」となるため、CPU31はステップST20において特別図柄表示部9に「2R大当り」に対応する「0」〜「9」のいずれかの数字を停止状態で表示させるとともに、画像表示部10の各図柄表示領域10a,10b,10cに「2R大当り」に関わる図柄を停止状態で3個表示させる。その後、CPU31は2R大当り状態、すなわち、第1大入賞口12が2ラウンド分だけ瞬時開放する状態に設定する(ステップST21)。2R大当り状態の終了後、CPU31はステップST17において時短ゲーム状態に設定し、時短ゲームを100回実行すると共に、この時短ゲームの終了によって始動口11への入球に対する処理を終了する。
上記図5の実施形態では、遊技者が「15R大当り」を引くことが出来ず、ハマリ状態に陥っている場合に、第2大入賞口13内の特別入賞口13b(Vゾーン)に遊技球が入ったとき、ある特定の特典遊技状態(この実施例では、時短ゲーム)を実行する構成のものであるが、これに代えて、図6に示すような制御を行ってもよい。
図6の実施形態は、第2大入賞口13内の特別入賞口13b(Vゾーン)に遊技球が入ったときに遊技者に付与する特典の種類を抽選で決定し、抽選結果に応じた特典遊技状態を生起するものである。付与される特典遊技としては、時短ゲームを100回実行可能とするほかに、所定の確率(「15R大当り」より低い当選確率)で前記15R大当り状態に移行可能とした。
なお、図6に示すフローチャートは、基本処理フローが前記図5に示すフローチャートと同一であり、図6におけるステップST101〜ST115は図5のステップST1〜ST15に該当すると共に、ステップST120、ST121は図5のステップST18、ST19に相当する。 従って、ここでは前記図5の処理と異なる部分のみ説明し、重複する部分の処理フローの説明を割愛する。
すなわち、「2R通常当たり」に当選して、図6に示すフローチャートのステップST114まで処理が進んだ状況において、第2大入賞口13が開放されて2R通常当たり状態となったときに、第2大入賞口13内の特別入賞口13b(Vゾーン)に遊技球が入った場合にはステップST115が「YES」の判定となり、ステップST116において遊技者に付与される特典遊技の種別抽選が行われる。前記ステップ116の種別抽選の結果、特典遊技状態が時短ゲームであれば、ステップST117の判定は「YES」であり、CPU31は、ステップST118にて第1大入賞口12を瞬時に2回開閉動作させて時短ゲームに突入することを遊技者に報知した後、ステップST119で時短ゲームの状態に設定し、時短ゲームを100回実行させる。
一方、前記ステップST116での当り種別が「大当り遊技」であれば、ステップST117の判定は「NO」であり、CPU31は、「15R大当り遊技状態」、すなわち、ステップST109に進んで第1大入賞口12を15ラウンド分だけ開放する状態に設定する。15R大当り状態の終了後、CPU31はステップST110において図柄の変動回数Nを0にリセットし、始動口11への入球に対する処理を終了する。
なお、ステップST103の判定結果が「2R大当り」の場合は、ステップST106およびステップST107における判定がいずれも「YES」となるため、CPU31はステップ
ST122の処理に進んで特別図柄表示部9に「2R大当り」に対応する「0」〜「9」のいずれかの数字を停止状態で表示させるとともに、画像表示部10の各図柄表示領域10a,10b,10cに「2R大当り」に関わる図柄を停止状態で3個表示させる。その後、CPU31は2R大当り状態、すなわち、ステップST123にて第1大入賞口12が2ラウンド分だけ瞬時開放する状態に設定し、2R大当り状態の終了後は、ステップST116に進む。
ステップST116では、前述した「2R通常当り」の場合と同様に、遊技者に付与される特典遊技の種別抽選が行われる。前記ステップ116の種別抽選の結果、特典遊技状態が時短ゲームであれば、ステップST117の判定は「YES」であり、CPU31は、ステップST118にて第1大入賞口12を瞬時に2回開閉動作させて時短ゲームに突入することを遊技者に報知した後、ステップST119で時短ゲームの状態に設定し、時短ゲームを100回実行させる。
また、前記ステップST116の当り種別が「大当り遊技」であれば、ステップST117の判定は「NO」であり、CPU31は、「15R大当り遊技の状態」、すなわち、第1大入賞口12を15ラウンド分だけ開放する状態に設定する(ステップST109)。大当り状態の終了後、CPU31は図柄の変動回数Nを0にリセットし(ステップST110)、始動口11への入球に対する処理を終了する。
図6の実施例によれば、遊技者に付与される特典が抽選により選ばれるので、遊技が画一的にならず、変化をもたせることができ、遊技者の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
なお、上記した実施形態では、大当りに当選後、次に大当りに当選するまでに特別図柄表示部9の特別図柄の変動回数Nが規定回数に達したとき、遊技者がハマリ状態に陥っていると判別する構成のものであるが、これに限らず、大当りに当選後、次回、大当りに当選するまでの遊技時間を計測し、この計測時間が所定時間経過したとき、遊技者がハマリ状態に陥っていると判別する構成にしてもよい。
また、上記した実施例では、前記特別図柄表示部9の特別図柄の変動回数Nと比較される判定基準値が1000に固定されているが、本発明のパチンコ遊技機の実施形態は、これに限定されるものでなく、前記判定基準値を抽選により設定してもよい。
図7は、この抽選に用いられる抽選テーブルの例である。この例では、「15R大当り」に当選すると、設定されている判定基準値をリセットするとともに、図7に示すような選択率にしたがって抽選を行う。前記抽選によって選ばれた判定基準値と次に「15R大当り」に当選するまでの特別図柄表示部9の特別図柄の変動回数Nとを比較し、この結果、変動回数Nが判定基準値を上回るとき、遊技者がハマリ状態に陥っていると判別される。
また、更なる実施形態として、特別図柄の変動回数Nが判定基準値1000を超えた場合は、その1000回を超えた値に応じて特典遊技状態の利益の大きさを段階的に変更しても良く、例えば、1000回を超え100回が加算される毎に、時短回数を100回に対して10回づつ加算したり、15R大当り状態時にラウンド数を一回づつ増加したりすることなどが可能である。勿論、この場合の判定基準値Nは1000回の固定型である必要は無く、図7に示した選択率で抽選した判定基準値を用いてもよい。すなわち、判定基準値が抽選で決定された場合に液晶パネル等で判定基準回数「所謂、天井の回数」を表示し、そこからどの程度遅れて「第2当り」に当選するかによって遊技者が受ける利益の程度が変化するので、遊技者は判定基準回数の抽選に興味を強く引かれると共に、判定基準回数を過ぎても遊技を継続する意欲を遊技者に抱かせることができる。
さらに、上記した実施形態では、遊技盤2に第1大入賞口12および第2大入賞口13の2つの大入賞口が設けた構成例を示しが、本発明はこのような実施形態に限らず、例えば、図8に示すように、一般入賞口13aと特別入賞口13b(Vゾーン)とを備えた第2大入賞口13が1つだけ設けられた構成であってもよい。ただし、この場合、上記したような特別入賞口13b(Vゾーン)の入球によって特典遊技を実行する機能は、図柄の変動回数が規定回数以上のときのみ有効とし、変動回数が規定回数未満の場合は無効とする機能を付加すればよい。
なお、この発明は、遊技球が盤面上の始動口に入ることを条件として抽選が実行され、その抽選で大当りに当選したとき入賞球が得られ易い特別遊技状態に設定されるパチンコ遊技機であれば、大当り終了後の遊技で大当りに当選する確率が通常よりも高確率に設定される確率変動機能を有するパチンコ機やその機能を有さないパチンコ機など、種々のパチンコ機に適用できる。
この発明の一実施例であるパチンコ機の全体構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 特別図柄用乱数記憶部の構成を示す説明図である。 主制御部による制御の流れを示すフローチャートである。 他の実施例についての主制御部による制御の流れを示すフローチャートである。 判定基準値を抽選により選択する実施例の抽選テーブルの例を示す説明図である。 他の実施例についての遊技盤の構成を示す正面図である。
符号の説明
1 遊技機本体(遊技盤保持枠) 2 遊技盤 9 特別図柄表示部 11 始動口 12 第1大入賞口 13 第2大入賞口 30 主制御部 31 CPU 32 ROM 33 RAM

Claims (8)

  1. 遊技盤面上の始動口に遊技球が入ったことを契機として特別図柄抽選を実行する抽選手段と、前記特別図柄抽選の結果を図柄変動演出によって報知する図柄表示部と、前記抽選手段による抽選結果として当選したときに遊技者にとって大きな利益が期待できる第1当りと、当選したときに遊技者にとって前記第1当りより得られる利益が少ない第2当りとを含むパチンコ遊技機において、前記抽選手段による抽選結果が連続して前記第1当りに当選しなかったときの図柄変動回数をカウントする非当選期間検出手段と、前記非当選期間検出手段により検出された図柄変動回数が設定値以上で、かつ、前記抽選手段による抽選によって前記第2当りに当選したことを条件として遊技者にとって有利な遊技状態に移行させる特典遊技制御手段とを備えて成るパチンコ遊技機。
  2. 前記特別図柄抽選結果が当りの場合に、前記遊技盤面に設けた大入賞口を複数の態様で開放する遊技制御手段を備え、当選したときの利益の大きさが前記大入賞口の開放態様の違いによって決定される請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記非当選期間検出手段は、第1当りに当選したときに設定される特別遊技状態が終了した後の図柄変動回数を計数することにより前記非当選期間を検出するものである請求項1または2に記載されたパチンコ遊技機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載されたパチンコ遊技機であって、前記非当選期間検出手段により計数される図柄変動回数の計数値は、前記第1当りに当選したことを条件にリセットされるが、第2当りの当選ではリセットされないパチンコ遊技機。
  5. 前記特典遊技制御手段は、複数の特典遊技状態のうちから抽選で選ばれた特典遊技状態を生起するものである請求項1〜4のいずれかに記載されたパチンコ遊技機。
  6. 前記特典遊技制御手段は、遊技者が受ける利益の大きさが異なる複数の特典遊技状態のうちから前記非当選期間検出手段により計数される図柄変動回数の計数値の大きさに応じて選ばれた特典遊技状態を生起するものである請求項1〜5のいずれかに記載されたパチンコ遊技機。
  7. 前記特典遊技制御手段は、前記図柄表示部における図柄変動時間を短縮する時短遊技状態および前記始動口に遊技球が入りやすい遊技状態のいずれか一方または両方を組み合わせた遊技状態を生起する請求項1〜6のいずれかに記載されたパチンコ遊技機。
  8. 前記特典遊技制御手段は、非当選期間検出手段により計数された図柄変動回数の計数値が規定値以上で、かつ、前記抽選手段による抽選によって前記第2当りに当選したことを条件として特典遊技状態発生の契機となる特定入賞領域への遊技球の入球を許容すると共に、非当選期間検出手段により計数された図柄変動回数の計数値が規定値未満の場合は前記特定入賞領域への遊技球の入球を無効とし特典遊技状態への移行を行わない請求項1〜7のいずれかに記載されたパチンコ遊技機。
JP2007294799A 2007-11-13 2007-11-13 パチンコ遊技機 Expired - Fee Related JP5112013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007294799A JP5112013B2 (ja) 2007-11-13 2007-11-13 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007294799A JP5112013B2 (ja) 2007-11-13 2007-11-13 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009118968A JP2009118968A (ja) 2009-06-04
JP5112013B2 true JP5112013B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=40811808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007294799A Expired - Fee Related JP5112013B2 (ja) 2007-11-13 2007-11-13 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5112013B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100901A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP7310115B2 (ja) * 2018-10-03 2023-07-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP7029829B1 (ja) 2020-11-30 2022-03-04 株式会社大都技研 遊技台
JP7029828B1 (ja) 2020-11-30 2022-03-04 株式会社大都技研 遊技台

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3741755B2 (ja) * 1995-09-29 2006-02-01 株式会社ソフィア 遊技機
JP2003093643A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Adachi Light Co Ltd パチンコ遊技機
JP2003199934A (ja) * 2002-01-08 2003-07-15 Aruze Corp 遊技機、遊技機の制御方法、通信遊技システム、サーバ、およびコンピュータプログラム
JP2003199959A (ja) * 2002-01-10 2003-07-15 Aruze Corp 遊技機、遊技機の制御方法、通信遊技システム、サーバ、およびコンピュータプログラム
JP2005040487A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2007275412A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Aruze Corp 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009118968A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4727164B2 (ja) 弾球遊技機
JP4998964B2 (ja) 弾球遊技機
JP2004008454A (ja) パチンコ遊技機
JP4454355B2 (ja) 遊技機
JP5112013B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2009028344A (ja) 遊技機
JP2001120718A (ja) 遊技機
JP2004167138A (ja) パチンコ機
JP2008000167A (ja) パチンコ遊技機
JP4545781B2 (ja) 遊技機
JP5368037B2 (ja) スロットマシン
JP2010119489A (ja) パチンコ遊技機
JP5297224B2 (ja) パチンコ機
JP4055907B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009261612A (ja) パチンコ機
JP4607240B2 (ja) 遊技機
JP4607242B2 (ja) 遊技機
JP4607243B2 (ja) 遊技機
JP4500958B2 (ja) 遊技機
JP4607241B2 (ja) 遊技機
JP4607238B2 (ja) 遊技機
JP4607239B2 (ja) 遊技機
JP4607250B2 (ja) 遊技機
JP5089019B2 (ja) 弾球遊技機
JP4607248B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5112013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees