JP5111707B2 - 微着色分岐ポリイソシアネートの取得法、及び得られる組成物 - Google Patents

微着色分岐ポリイソシアネートの取得法、及び得られる組成物 Download PDF

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Description

【0001】
本発明の課題は、ポリイソシアネート単量体の接触閉環三量体化によってポリイソシアネート−ポリイソシアヌレートを製造する方法に関する。特に、本発明は、特定の種類のsp3−混成炭素によって所持されるイソシアネート官能基の閉環三量体化に関する。これらの炭素はいずれもネオペンチル位置にある炭素であり、即ち、該炭素はt−ブチルの如き第三基に結合されるか、又は該炭素は好ましくは脂肪族環に属する第二若しくは第三炭素である。
【0002】
イソシアネートの閉環三量体化は数十年の間知られてきた。かかる三量体化は、一般には、塩基型の機構を包含する。これらの塩基は、水酸化物又は強塩基と弱酸との塩のようなイオン性であってよい。また、これらの塩基は非イオン性塩基であってもよいが、しかし極めて接近しやすく且つ高度に塩基性の電子対を有することができる。
【0003】
実施された第一の三量体化は、芳香族イソシアネートに対して、即ち、芳香族環の員炭素原子のうちの1つが有するイソシアネートに対して行われた。かかる三量体化はいかなる特別な困難も課さず、そして芳香族イソシアネートの三量体化を容易に実施するための好適な触媒が簡単に見い出される。
【0004】
芳香族イソシアネートに固有の問題は、芳香族イソシアネートとは異なりそしてしばしばそれよりもずっと改善された化学的及び物理的特性を有する脂肪族イソシアネートの開発をもたらした。
【0005】
大部分の脂肪族イソシアネートはあまりにも揮発性過ぎてそのままでは使用されることができない。それ故に、ポリオールを使用してオリゴマー(ビウレット、三量体など)又はオリゴ縮合体のどちらかを製造することによってそれらの分子量を増大させることが必要である。
【0006】
直鎖脂肪族イソシアネートの三量体化は現在十分に制御されており、そして三量体化を効率的に即ち良好な収率で且つ少しも着色させずに実施することができる有効な触媒が存在する。
【0007】
他方、十分には解明されていない理由のために、分岐脂肪族イソシアネート、特にシクロ脂肪族イソシアネート又はネオペンチル位置にあるものの三量体化は困難であるままである。何故ならば、一方において、満足な収率及び満足な生産性を与える触媒を見い出すのが困難であり、他方においては、これらの誘導体がそれらの内部に望まれない着色を発生させる強い傾向を有するからである。
【0008】
先に述べたように、着色問題は、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)の如き線状脂肪族イソシアネートの場合には既に処理されているが、しかし使用される技術は、ネオペンチル、シクロ脂肪族及び第三位置にあるイソシアネートの如き分岐型イソシアネートに対して容易には置き換わることができない。何故ならば、特にこれらの分岐イソシアネートの反応性は線状イソシアネートの反応性よりもかなり低く、その結果として、線状脂肪族イソシアネートに対して使用される触媒は分岐イソシアネートの場合には低い又は極めて低い収率をもたらす場合が多い。
【0009】
かくして、線状脂肪族物質の閉環三量体化を着色せずに実施するための塩基性陰イオンとして弗化物陰イオンを使用することが提案されたが、しかしこの技術はシクロ脂肪族物質に対しては容易に使用されることができない。というのは、これらの場合には収率が極めて有意に低いからである。
【0010】
また、HDIを閉環三量体化する目的で、イソシアネート単量体を脱ガスすることも既に記載されている。
【0011】
かくして、EP330966は、水酸化第四アンモニウムの助けを借りてHDIを三量体化するための方法を開示しているが、この方法では、最終反応混合物の着色を減少させる目的で触媒の量を0.03重量%未満に減少させるように、出発HDIから二酸化炭素をストリッピングして重量比で20ppm未満の残留量に低下させている。
【0012】
EP524501は、触媒として水酸化トリメチルベンジルアンモニウム又は水酸化第四アンミニウム(ここで、置換基は、ヒドロキシル基で随意に置換されうるC1〜C20アルキル基である)を使用することによってHDIからイソシアヌレート基及びアロファネート基を含むポリイソシアネートを製造する方法を開示している。この文献には、出発HDI混合物は10ppm未満のCO2を含有することが詳細に記載されている。
【0013】
しかしながら、この文献に例示されている触媒は3つの場合においてメチル置換基を有し、そして第四の置換基はベンジル基か又はヒドロキシアルキル基のどちらかである。
【0014】
US5232988は、第四アンモニウムカルボキシレート、フェノラート又はヒドロキシドの存在下にIPDIの如き環状ジイソシアネートに対して三量体化反応を実施することからなるブロックドポリイソシアネートの製造法を開示しているが、この方法では出発ジイソシアネートはそれを不活性ガス中にバブリングさせることによって処理されている。
【0015】
US5914383は、触媒としてのポリ弗化物の存在下に、イミノオキサジアジンジオンタイプの三量体であって、随意にイソシアヌレート基を有しうる三量体を含むポリイソシアネート組成物を製造することを開示している。
【0016】
この文献は、特にHDI及びIPDIから上記タイプの組成物を製造することを開示しているが、この方法では適当な接触反応前に出発イソシアネート混合物中に溶存するガスが除去されている。
【0017】
DE19754748及びEP927731は、特に“尿素”法と称される方法によって得られた低塩素含量を有する出発単量体を使用してIPDIからポリイソシアネートを製造する方法を開示している。
【0018】
他方、EP379914及びUS5013838は、弗化アンモニウム又はホスホニウムよりなる触媒を使用した脂肪族及び/又はシクロ脂肪族有機ジイソシアネートの三量体化において二酸化炭素を添加することを推奨している。
【0019】
これは、本発明の目的のうちの1つが望ましくない発色を防止しながら分岐イソシアネート三量体を得ることを可能にする方法を提供することであるとする理由である。
【0020】
本発明の他の目的は、良好な収率及び良好な生産性を達成することを可能にする方法を提供することである。
【0021】
本発明の他の目的は、シクロ脂肪族イソシアネート特にIPDI(時には、イソホロンジイソシアネートと称される)の三量体化を可能にする方法を提供することである。
【0022】
本発明の他の目的は、この目的に対して使用される触媒系の反応性を向上させることによってシクロ脂肪族イソシアネートの三量体化を可能にする方法を提供することである。
【0023】
これらの目的及び以下で明らかになるであろう他の目的は、
第四アンモニウム−又は第四ホスホニウムを基剤とする触媒の作用によってイソシアネート官能基を閉環三量体化するための方法において、前記イソシアネート官能基が分岐であること、前記オニウムが、多くて30固で少なくとも12個の総炭素原子数を有し、少なくとも8、好ましくは10そしてより好ましくは12のpKAを有する弱酸に相当する陰イオンから選択される対イオンを有し、そして脂肪族(即ち、sp3混成炭素原子を介して正電荷を有する原子に結合される)であってβ位置に不飽和を有しない(ベンジル、アリール又はプロパルギル位置が有するような)置換基を有するところのオニウムから選択されること、及び、該オニウムが6個よりも多い、有益には10個よりも多いそして好ましくは12個よりも多い炭素原子を有する基を多くて2個含むことを特徴とするイソシアネート官能基の閉環三量体化法、
によって達成される。
【0024】
また、本発明の課題は、
分岐炭化水素主鎖を含むイソシアネートが有するイソシアネート官能基を閉環三量体化することによってポリイソシアネートを製造する方法において、次の工程:
a)出発イソシアネート単量体を供給し、
b)該イソシアネート単量体から反応性ガスを除去し、
c)随意として、該出発イソシアネート単量体を含む出発反応混合物を供給し、
d)先に規定される如き第四アンモニウム又はホスホニウム化合物よりなる閉環三量体化触媒を添加し、
e)所望の転化度が得られるまで反応し、そして
f)随意として、反応しなかった単量体を除去する、
各工程を含み、工程b)及びc)の順序は任意であることを特徴とするポリイソシアネートの製造法、
である。
【0025】
かくして、反応性ガスの除去は、出発イソシアネートそれ自体に対して、又はこれらが適当な溶剤を含む可能な反応混合物中に導入された後に行うことができる。
【0026】
溶剤を使用せずに反応をイソシアネートの本体中で直接実施するときには、工程c)を省くことができることは言うまでもない。
【0027】
有益には、“オニウム”(アンモニウム又はホスホニウム)化合物の置換基はどれもヒドロキシル官能基(フェノール又はアルコールの如き)を有しない。
【0028】
更に、本発明の好ましい具体例のうちの1つに従えば、置換基のどれもが、2個よりも少ないそして有益には3個よりも少ない炭素原子を有しない。
【0029】
他の好ましい実施方法に従えば、置換基のすべては、12個よりも多い、有益には10個よりも多いそして好ましくは6固よりも多い炭素原子を含有する基を少なくとも1個そして多くても2個有する。
【0030】
置換基は、アラルキル及びシクロアルキルを含めたアルキルから選択されるのが好ましい。それらは、α位置に又はβ位置においてさえも分岐していないことが好ましい。また、それらは官能化されていないことも望ましい。しかしながら、エーテル官能基、特にアルコール及びアルコラートによるエポキシドの開環から生じるタイプのものは受け入れ可能である。
【0031】
本発明に従えば、通常のプロトン酸のみならず、水やアルコールそしてプロトンの抽出を受けることができる任意の化合物が酸として考慮されている。
【0032】
好ましい酸は本質上水及びアルコールであるが、このことは、第四アンモニウムの対イオンが水酸化物又はアルコラートの形態で導入されることを意味している。
【0033】
しかしながら、このタイプの化合物を現場で製造することは本発明の範囲外にはならない。これは、本発明をもたらした研究中に、アンモニウム又はホスホニウムの構造が重合反応後の発色に重要な役割を果たすことが発見されたためである。
【0034】
特に、メチル及びベンジル系化合物の存在は、三量体化後の組成物の着色に対して有害な役割を果たすことが判明した。
【0035】
最良の結果は、アンモニウム又はホスホニウムを置換する同種又は異種の基がプロピル、ブチル及びペンチルから選択されるときに得られた(これらの基はすべて線状であるのが好ましい)。
【0036】
本発明は、一般的にはポリイソシアネートそして好ましくは2個のイソシアネート官能基を有するものの三量体化を目的とするが、該ポリイソシアネート化合物は本明細書ではイソシアネート単量体によって表わされている。
【0037】
しかしながら、PCT出願WO99/23128に開示されるように、反応中に、触媒の性状や処方そして場合によっては助触媒に依存して他の化合物、特に二量体、アミノオキシジアジンジオン、カルバメート、アロフェネート、ビウレットなどが形成される可能性がある。
【0038】
本発明はHDIの如き非分岐即ち線状の単量体による分岐単量体の三量体化を目的とすることができるけれども、それは、主に、分岐単量体の同じ群に属する異なる化合物の三量体化又はそれらの間の三量体化を目的にしている。
【0039】
先に記載してように、用語「分岐単量体」は、少なくとも1個のイソシアネート官能基がシクロ脂肪族、第二、第三又はネオペンチルのいずれかの位置にあるような単量体を意味すると理解されたい。これらの単量体は、シクロ脂肪族単量体であるのが有益である。
【0040】
かくして、これらの化合物の中で、好ましいものはシクロ脂肪族である。これらの単量体は、少なくとも片方そして有益には両方のイソシアネート官能基が最も近い環から多くて1個の炭素原子だけ離れそして好ましくはそれに直接結合されているようなものであるのが有益である。更に、これらのシクロ脂肪族単量体は、第二、第三又はネオペンチルイソシアネート官能基から選択される少なくとも1個そして好ましくは2個のイソシアネート官能基を有するのが有益である。
【0041】
最良の結果は、シクロ脂肪族単量体が低い配座自由度を有するときに得られる。良好な結果を提供することができる単量体としては、例えば、次の単量体、
・芳香族イソシアネート単量体のイソシアネート官能基を有する芳香族環の水素化に対応する化合物、特に、TDI(トルエンジイソシアネート)、略語H12MDIによって知られた化合物であるジイソシアナトビフェニル、各種BIC[ビス(イソシアナトメチルシクロヘキサン)]及びシクロヘキシレンジイソシアネート(これらは、随意に置換されうる)、及び特には、
・ノルボルナンジイソシアネート(その略語NBDIによってしばしば表わされる)、
・イソホロンジイソシアネート即ちIPDI、又はより具体的には、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、
を挙げることができる。
【0042】
また、出発単量体は、低分子量イソシアネートのオリゴマー化からの生成物であってもよい。これらのオリゴマー化生成物は、イソシアネート官能基を有する。この場合には、形成された反応生成物から未転化オリゴマーを分離することは不必要である。
【0043】
本発明の発明者による研究によって、上記タイプのイソシアネートの重合は、下記タイプの触媒と、後続の重合反応が実施される出発単量体を含む反応混合物中に溶存する反応性ガスを除去する工程とを組み合わせることによって、高い収率で且つ実質上減少した着色で実施することができることが見い出された。
【0044】
用語「反応性ガス」は、不活性ガスとは反対に、重合特に三量体化の接触反応を干渉する可能性があるガスを意味すると理解されたい。
【0045】
これらは、特にはCO2であるが、しかし空気からの反応性ガス、即ち、窒素や希ガス以外のガス、特に酸素、並びに特にホスゲン化工程から生じる塩素そして場合によっては塩素化された揮発性化合物である。
【0046】
また、本発明者は、反応の感性は反応混合物中に溶存するCO2の含量によって影響を受けるけれども、存在する他のガス特に空気は、反応が係わる方法に実質的な影響を及ぼすことも確かめた。かくして、反応性ガスの除去は、出発単量体のCO2含量が1〜2ppm程度の低さであるときでさえも、三量体化反応を大きく促進させる。
【0047】
また、本発明者は、全塩素の含量によって規定される塩素化化合物の含量が反応の感性に小さい影響しか及ぼさないことも見い出した。
【0048】
反応性ガスは、当業者に周知の任意の手段によって、特に真空を形成することによって、不活性ガス中に拡散させることによって、又はモレキュラシーブ若しくは化学的トラップによって、或いはこれらの方法の1つ若しくはそれ以上の組み合わせによって除去されることができる。
【0049】
出発イソシアネート単量体が長い時間(一般には、2ヶ月よりも多く)貯蔵された(これは、溶存する反応性ガスの増加をもたらす)ときには、反応性ガスに真空を施し次いで不活性ガスの導入によって溶存する反応性ガスを除去するのが一般には好ましい。真空は、一般には、1×104Pa(100ミリバール)未満である。
【0050】
出発イソシアネート単量体が短い時間貯蔵されたときには、液体反応混合物中への不活性ガスの拡散による導入で一般には十分である。
【0051】
有益には、不活性ガスは、窒素又は希ガス例えばアルゴンである。拡散は、0℃付近から70℃の温度で実施される。それよりも高い温度を使用することもできる。
【0052】
拡散は、分散(スパージング)によって実施されることができる。しかしながら、脱ガスは、発生されるガスバブルが小さくなるにつれてなお一層効率的になる。この目的のために、拡散工具は、使用される拡散装置を閉塞させずに反応性ガスの除去が迅速になるように適応される。
【0053】
真空及び/又は拡散の達成は、出発反応性混合物中の反応性ガスの量を下げるのに十分に長い時間実施される。特に、脱ガスは、溶存CO2が20ppm未満そして好ましくは2ppm未満であるときに適当であると見なされる。
【0054】
CO2の量及びCO2以外のガスの含量は、可変容量の純CO2及び/又は他の純ガスを注入して得られる分布(プロファイル)を標準に使用する慣用の分析技術によって、特にガスクロマトグラフィーによって測定されるのが有益である。
【0055】
また、最適な脱ガス条件は、イソシアネートが一般にはホスゲン化によって合成された後にそれらを処理する条件、及びその貯蔵条件に左右される。
【0056】
特に、脱ガス操作は、アミンのホスゲン化後に混合物が一旦精製されそして安定化した後に、以下の条件下に実施されることができる。それが適当な条件(暗所において、気密で特に水密の容器中において30℃以下の温度で)下に保たれたならば、そのイソシアネート単量体は、長い貯蔵期間(2ヶ月〜4ヶ月又はそれ以上)後でさえも重合プロセスにおいて使用することができる。
【0057】
しかしながら、低い着色度を得ることを確実にするためには、長い期間貯蔵されたイソシアネートを以下に記載するように処理することが好ましい。
【0058】
溶存する反応性ガスの量を除去するための有益な条件は、出発単量体の量が約500gである場合には、それらを2ヶ月以上の期間貯蔵した後に、十分に長い時間一般には室温で1時間における15ミリバールの真空の適用、それに続いて、液体又は塊体への分散などによる不活性ガス(例えば、窒素)の約30分間の拡散の実施である。
【0059】
それよりも短い時間の間貯蔵された出発単量体では、同じ量の出発単量体に対する室温で30分間の窒素の簡単な拡散(一般には分散による)で十分である。
【0060】
処理しようとするガスが高度に酸性である、即ち、3未満のpH値(Handbook of Chemistry and Phsics ,67th Ed.,p D-146)を有するならば、触媒の不可逆的被毒を防止するために触媒の導入前に脱ガスを実施するのが好ましい。
【0061】
これとは逆に、除去しようとするガスが高度に酸性でないときには、特にCO2の場合には、脱ガスは、触媒を導入する前に又はその後に、また出発イソシアネートを三量体化する工程で実施されることができる。
【0062】
また、本発明者は、触媒の処方も反応速度に影響を及ぼすことを示した。特に、水性処方物の場合には、水はイソシアネートと反応してビウレット及びCO2を生成する。発生したCO2は、反応速度の低下をもたらす。これは、水性触媒処方物を使用するときには不活性ガスの連続的拡散を維持するのが好ましい理由である。
【0063】
また、これは、極めて少量の触媒を使用しそして少量の触媒の連続的な導入を回避して反応性を維持することを可能にする。
【0064】
これらの溶液中に溶存する水素のために、反応混合物中への導入前にこれらの媒体へのオニウムの溶解度を考慮して水性又は含水アルコール性処方物が好ましい。
【0065】
本発明に従った方法の工程e)のための操作条件は、線状脂肪族物質の三量体化に通常使用されるものであってよく、特に温度は40〜100℃そして好ましくは50〜90℃から選択されることができる。特に満足な操作温度は60〜80℃にある。
【0066】
また、溶存する反応性ガスを除去する工程b)の終了前に、特に該工程が不活性ガスを単に散布することよりなるときには、反応混合物の加熱を開始することも可能である。
【0067】
本発明をもたらした研究において、他のパラメーターが着色の減少に影響を及ぼすことが示された。これらのパラメーターの影響は、それ単独で又は先に記載した本出願の他のパラメーターと組み合わさって好都合である。かくして、出発単量体の先立っての蒸留は、三量体化反応で生じる着色を減少させることを可能にすることが例示されている。
【0068】
通常、第四オニウムを使用する三量体化反応は加熱によって阻止される。本発明をもたらした研究において、この触媒失活技術は、着色に関して極めて貧弱な結果をもたらすことが示された。それ故に、線状脂肪族物質について知られた他の技術、即ち、スルホン酸例えばメシル酸、トシル酸若しくはホスホン酸のような高強度酸又は中強度酸好ましくは燐含有酸のエステルの添加を採用することが可能であることが示された。燐含有酸のエステルとしては、燐酸エステル特にモノエステル及びジエステルを挙げることができる。また、ホスホン酸エステル好ましくはモノエステル化したもの、及びホスフィン酸エステルを挙げることができる。
【0069】
しかしながら、触媒の被毒は、ホスホン酸の酸性エステル特にジアルキルホスホン酸エステル、そして具体的にはホスホン酸ジブチル及びホスホン酸ジ−2−エチルヘキシルによって達成されるのが好ましい。
【0070】
また、本発明に従って触媒を導入する態様も1つの役割を果たす。かくして、触媒を水性混合物中に導入するときには、発色は、触媒をアルコール性混合物中に導入する場合におけるよりも少ない。しかしながら、含水アルコール性溶剤は極めて良好な結果をもたらす。
【0071】
反応の無制御範囲を防止するためには、触媒を物質によって適当に希釈した溶液の形態で導入することが望ましい。良好な結果は、0.5重量%〜40重量%の触媒溶液を使用して提供される。
【0072】
希釈剤は、一方において、触媒によって形成されるイオン性化合物の溶解を確実にし、そして他方において反応混合物中の単量体によって形成される媒体中への拡散を確実にしなければならない。水(0〜50%、有益には5〜40%)と、ブタノール(0〜50%、好ましくは5〜40%)と、重質(C8以上)アルコール又はアルコールエーテル(2−エトキシエチレングリコール)(100%にするのに十分な量)との混合物が良好な結果をもたらす。
【0073】
比較的希薄な溶液を使用して操作するのが好ましいけれども、本発明に従えば、高度に濃縮した触媒溶液を使用することが可能である。但し、それらは、低温で、有益には室温で又は好ましくは室温よりも低い温度で導入されること、及び反応混合物を加熱するプロセスを開始する前に均質化を行うことを条件とする。
【0074】
一般には、三量体化は、所望の転化度まで実施される。明白な経済上の理由のために、反応を少なくとも5%そして好ましくは10〜50%のイソシアネート官能基の転化度で停止させるのが好ましい。50%よりも高い転化度では、ポリイソシアネートは、一般には、後続の適用条件と容易には相容れない高い粘度を有する。重合反応が一旦停止すると、単量体の残りは、一般には、薄膜において高い真空下に蒸発又は蒸留を実施することによって除去される。
【0075】
触媒の使用量は、溶剤を使用しないで触媒の質量として表わして、導入したイソシアネート単量体の総質量の有益には10-5〜10-2倍そして好ましくは10-4〜10-3倍である。オリゴマーの場合には、触媒対イソシアネート官能基の質量比が10-5〜10-2になる程の触媒量が好ましい。
【0076】
また、本発明は、
・シクロ脂肪族単量体から製造されたイソシアヌレート環を有する化合物20重量%〜80重量%、
・炭素原子の総数が多くて25個で少なくとも15個であり、そして置換基のどれもが2よりも少なくそして有益には3個よりも少ない炭素原子を有しないような第四アンモニウム又はホスホニウム10-6〜10-2
・シクロ脂肪族単量体20重量%〜80重量%、
を含み、しかも、イソシアヌレート環を含有する化合物の質量%に対して、せいぜい1ハーゼン、有益にはせいぜい0.75ハーゼンそして好ましくはせいぜい0.50ハーゼンのハーゼン明度を有する組成物、
を目的とする。
【0077】
次の実施例は本発明を例示するものであるが、いかなる点においても本発明を限定するものではない。
【0078】
NCO官能基を定量する方法は、AFNOR NFT52−132基準に従って実施される(イソシアネート官能基と過剰のジブチルアミンとの反応、及び塩酸による戻りジブチルアミンの定量)。
【0079】
CO 2 測定法
CO2は、ガスクロマトグラフィー技術を使用して測定される。
【0080】
GE分析条件
クロマトグラフ: Hewlett-Packard HP5890 No.6658 05 84
ステンレス鋼カラム:PORAPAK T 80-100 Mesh;L:3m;ID:2mm
オーブン温度: 50℃等温
キャリヤガス: ヘリウム
カラム流量: 46.7ml/分、50℃、P=243.7kPa(F
pメーター)(カラム+基準:66.7)
注入: ガラスストリッピングU−管
検出器温度: 230℃
検出器: 低感度(範囲0)カサロメーター
注入容積: 0.5mlの液体試験試料をガラスストリッピング管に
注入
較正: 可変容量の純CO2の注入による外部較正。小容量(0
.1ml未満)は、1mlのCO2を227mlのヘリ
ウムで希釈することによって得られる。
【0081】
加水分解性塩素の定量法は、AFNOR NF T52−135基準に従って実施される。
【0082】
例1
1リットルの反応器に800gのIPDIを仕込み、そしてアルゴン流れ下に撹拌する。触媒を下記の割合で室温において導入する。撹拌を維持し、そして反応混合物を反応温度(一般には68℃)にする。反応の展開を残量NCO官能基の滴定によって監視する。コリン、TMBA即ちトリメチルベンジルアンモニウム,TBA即ちテトラブチルアンモニウム、TBP(テトラブチルアンモニウム)、TOMA(トリオクチルメチルアンモニウム)、トリメチルフェニルアンモニウム(TMPA)、及びTOEP(トリオクチルメチルホスホニウム)を水酸化物の形態で下記の操作条件下に温度68℃で試験する。他の操作条件、触媒の量及び結果を次の表に記載する。
【0083】
【表1】
Figure 0005111707
【0084】
この表は、コリンが良好な収率しかし通常の明度を与えること、TMBAも通常の明度を与えること、TMPAが極めて低い収率をもたらすこと、及びアリコートが正確な収率しかし極めて高い明度をもたらすことを示している。
【0085】
例2:触媒被毒の役割
テトラブチルアンモニウムを水酸化物の形態で水中に26%の割合で溶解させたものを触媒として使用して、再蒸留IPDIを用いて試験を先に記載の条件下に実施する。触媒の使用量(乾燥)は0.2%であり、触媒コリンbicの場合には0.4%であり、そして反応温度は68℃である。各試験を次の表に記載する。
【0086】
【表2】
Figure 0005111707
【0087】
実施された各試験で、その手順は、所望のDOC(IPDI)に達したときに、DBPを反応混合物中に撹拌しながら反応温度で直接添加することよりなる。30分の処理後に、新しい試料を採取しそして遊離NCO官能基の滴定及び明度の測定を行う。
【0088】
DBPの量は、触媒の初期導入量に対して1モル当量に相当する。触媒TBA、OH/水の場合に、次いで、初期IPDIに対して0.17重量%のDBPを導入する。触媒コリン、bic/水の場合には、0.05重量%が導入される。
【0089】
すべての場合に、コリン及びTBA触媒では、DBPブロッキングが効果的であり、そして接触から30分後に反応の停止が生じることを確認する。
【0090】
例3
反応体(重量/重量基準で%として表わして):
・IPDI=504g;出発CO2含量を測定すると、IPDI 1kg当たり45mgであり;IPDIは使用前に蒸留される;
・水酸化テトラブチルアンモニウム(TBA OH)触媒、6%のTBA OH/2−エチルヘキサノール−ブタノール−水(83:12:5の質量比)触媒溶液=1.47g;
・ブロッキング溶液:8%のPTSA(p−トルエンスルホン酸)/エチレングリコールジエチルエーテル=1.06g
【0091】
操作法
反応は、1リットルの反応器において浸漬棒によって機械的に撹拌し、温度制御しそしてアルゴンをバッブリングして実施される。
【0092】
反応器への導入後、IPDIを68℃で撹拌、39ミリバールの部分真空及びアルゴンバッブリングの下に1時間加熱する。次いで、CO2含量を上記の方法によって測定すると、IPDI1kg当たり2mg未満である。
【0093】
触媒溶液を26分間にわたって導入する。反応混合物を撹拌下に68℃の温度に維持する。反応の進行を残留イソシアネート官能基の滴定によって監視する。1時間15分の総時間後、IPDIの転化度は41%に達するが、ここでブロッキング溶液を導入し、そして15分後、反応塊を室温に冷却する。反応塊のハーゼン明度を測定すると、12ハーゼンである。
【0094】
反応塊を薄膜型蒸発器において191℃の温度で0.3ミリバール未満の真空下に蒸留する。
【0095】
酢酸n−ブチルの70%固形分に処方された最終生成物は外観が透明であり、そして40ハーゼンのハーゼン明度、12.5%のNCO含量及び342mPa.sの粘度を有する。
【0096】
例4
反応体(重量/重量基準で%として表わして):
・IPDI=504g;出発CO2含量を測定すると、IPDI1kg当たり2mgであり;IPDIは使用前に蒸留される;
・触媒:水酸化テトラブチルアンモニウム(TBA OH)、6%のTBA OH/2−エチルヘキサノール−ブタノール−水(83:12:5の質量比)触媒溶液=1.47g;
・ブロッキング溶液:10%のPTSA/2−エチルヘキサナール=0.76g
【0097】
操作法
反応は、1リットルの反応器において浸漬棒によって機械的に撹拌し、温度制御しそしてアルゴンをバッブリングして実施される。
【0098】
反応器へのIPDIの導入後、それを25℃で撹拌及びアルゴンバッブリングの下に1時間維持する。
【0099】
触媒溶液を20分間にわたって導入する。反応混合物を撹拌下に50℃の温度に加熱する。反応の進行を残留イソシアネート官能基の滴定によって監視する。3時間7分の総時間後、IPDIの転化度は47%に達するが、ここでブロッキング溶液を導入し、そして15分後、反応塊を室温に冷却する。反応塊のハーゼン明度を測定すると、8ハーゼンである。
【0100】
反応塊を薄膜型蒸発器において191℃の温度で0.3ミリバール未満の真空下に蒸留する。
【0101】
酢酸n−ブチルの70%固形分に処方された最終生成物は外観が透明であり、そして13ハーゼンのハーゼン明度、12.5%のNCO含量及び885mPa.sの粘度を有する。
【0102】
例5(比較例):
反応体(重量/重量基準で%として表わして):
・IPDI=35g;
・触媒:水酸化2−ヒドロキシエチルトリメチルアンモニウム(45%メタノール溶液として)=0.032g
【0103】
操作法
反応は、0.1リットルの反応器において例3と同じ条件下に浸漬棒によって機械的に撹拌し、温度制御しそしてアルゴンをバッブリングして実施される。
【0104】
反応を80℃で実施すると、1時間30分後に、IPDIの転化度は35%に達する。反応塊を室温に冷却し、そしてハーゼン明度を測定すると191ハーゼンである。

Claims (12)

  1. 第四級アンモニウム−又は第四級ホスホニウムを基剤とする触媒の作用によって脂肪族イソシアネート単量体を閉環三量体化するための方法において、前記単量体がシクロ脂肪族イソシアネート単量体であってイソシアネート官能基が最も近い環から多くて1個の炭素原子だけ離れているものであること、前記オニウムが、多くて30個で少なくとも12個の総炭素原子数を有し、少なくとも8のpKAを有する弱酸に相当する陰イオンから選択される対イオンを有し、そして脂肪族であってβ位置に不飽和結合を有しない置換基を有するところのオニウムから選択されること、該オニウムが6個よりも多い炭素原子を含有する基を多くて2個含むこと、水性混合物の状態の該触媒を導入すること、及び、該オニウムの置換基がヒドロキシル官能基を有しないことを特徴とする脂肪族イソシアネート単量体の閉環三量体化法。
  2. イソシアネート官能基が最も近い環から多くて1個の炭素原子だけ離れているシクロ脂肪族イソシアネート単量体を閉環三量体化することによってポリイソシアネートを製造する方法において、次の工程:
    a)出発イソシアネート単量体を供給し、
    b)該イソシアネート単量体から反応性ガスを除去し、
    c)随意として、該出発イソシアネート単量体を含む出発反応混合物を供給し、
    d)請求項1に規定される閉環三量体化触媒を水性混合物の状態で添加し、
    e)所望の転化度が得られるまで反応し、そして
    f)随意として、反応しなかった単量体を除去する、
    各工程を含み、工程b)及びc)の順序は任意であることを特徴とするポリイソシアネートの製造法。
  3. 対イオンが水酸化物若しくはアルコラート、又は反応混合物中に導入される陰イオンのうちの1種であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 反応混合物の触媒含量がイソシアネート単量体の総質量の10-5〜10-2倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
  5. オニウムの置換基のどれもが2個よりも少ない炭素原子を有しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
  6. オニウムの置換基が、12個よりも多い炭素原子を有する基を少なくとも1個そして多くても2個有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。
  7. 反応が、スルホン酸及び燐酸から選択される中又は強酸の添加によって停止されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
  8. 脂肪族イソシアネート単量体がイソホロンジイソシアネートであることを特徴とする請求項記載の方法。
  9. 反応性ガスが、反応混合物を不活性ガス中に拡散させることによって該反応混合物から除去されることを特徴とする請求項2〜のいずれか一項記載の方法。
  10. 反応性ガスが、反応混合物に1×104Paよりも低い真空を施し次いでそれを不活性ガス中に拡散させることによって除去されることを特徴とする請求項2〜のいずれか一項記載の方法。
  11. CO2が工程b)で除去されることを特徴とする請求項2〜のいずれか一項記載の方法。
  12. 出発単量体の液体又は塊体中に溶存する空気が工程b)で除去されることを特徴とする請求項2〜のいずれか一項記載の方法。
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