JP5111485B2 - 画像処理システム、制御方法並びにプログラム - Google Patents

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本発明は、例えば、原稿画像をデジタル画像信号として処理を行うデジタル画像入出力装置の分野に適用可能な、画像処理システム、制御方法並びにプログラムに関する。
従来、画像の入出力を行うシステムとしては、コピー機能,プリンタ機能,さらにはファクシミリ機能等を有する複合画像処理を実行することが可能な画像入出力処理装置、いわゆるマルチファンクションデジタル複写機のようなものが知られている。
しかし、マルチファンクションデジタル複写機では、単に原稿画像を複写するコピー機能だけでなく、プリント機能、ファクシミリ機能などを持つため、これら各機能を制御する制御プログラムが複雑化する。
また、原稿画像に種々の画像処理を施すため、それを実現するための画像処理機能の複雑化も招き、この画像処理を実行する実行プログラムなどを記憶する記憶装置の記憶容量も増加する。
さらに、そのような制御・実行用のプログラムを記憶するメモリ部の領域が増えるため、その他のデータを記憶する領域、例えば画像ハンドリングのために一時的に画像データを記憶するためのワークエリアメモリなどの記憶領域が制限される。
その結果、マルチファンクションデジタル複写機において、動作可能な制御プログラム、実行プログラム、さらにはその他のデータを、ネットワーク上のサーバ等の外部から取り込もうとした場合、必然的にそのような各種のデータを記憶するための記憶容量が増大し、ひいてはメモリデバイスの大型化、コスト高を招いてしまう。
そこで、本発明の目的は、ネットワーク上のサーバ等の外部からデータを取り込んだ場合においても、保存先のメモリデバイスの容量を最適に利用することによって、メモリデバイスの大型化、コスト高を招くことなく、各種のデータを効率良く記憶することが可能な、画像処理システム、および、画像処理方法を提供することにある。
本発明は、画像処理システムであって、画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための手段と、受信した装置情報と画像データとを解析する解析手段と、解析手段で解析した結果から画像データを画像処理するための補正データを特定し、特定した補正データを用いて画像データの画像処理を実行させる手段と、補正データを格納する際に、補正データを圧縮するか否かをユーザにより選択可能にするための格納手段とを有することを特徴とする。
本発明は、画像処理システムであって、画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための手段と、受信した装置情報と画像データとを解析する解析手段と、解析手段で解析した結果から画像データを画像処理するための補正データを特定し、特定した補正データを用いて画像データの画像処理を実行させる手段と、補正データを格納する際に、補正データを保存するか否かをユーザにより選択可能にするための格納手段を有することを特徴とする。
本発明は、画像処理システムであって、画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための手段と、受信した装置情報と画像データとを解析する解析手段と、解析手段で解析した結果から画像データを画像処理するための補正データを特定し、特定した補正データを用いて画像データの画像処理を実行させる手段と、補正データを格納する際に、補正データの格納についてのガイダンス表示及び/又は警告表示を実行させるための格納手段を有することを特徴とする。
本発明は、画像処理システムの制御方法であって、画像処理装置から装置情報と画像データを受信するための工程と、受信した装置情報と画像データとを解析する解析工程と、解析工程で解析した結果から画像データを画像処理するための補正データを特定し、特定した補正データを用いて画像データの画像処理を実行させる工程と、補正データを格納する際に、補正データを圧縮するか否かをユーザにより選択可能にするための格納工程とを有することを特徴とする。
本発明は、画像処理システムの制御方法であって、画像処理装置から装置情報と画像データを受信するための工程と、受信した装置情報と画像データとを解析する解析工程と、解析工程で解析した結果から画像データを画像処理するための補正データを特定し、特定した補正データを用いて画像データの画像処理を実行させる工程と、補正データを格納する際に、補正データを保存するか否かをユーザにより選択可能にするための格納工程とを有することを特徴とする。
本発明は、画像処理システムの制御方法であって、画像処理装置から装置情報と画像データを受信するための工程と、受信した装置情報と画像データとを解析する解析工程と、解析工程で解析した結果から画像データを画像処理するための補正データを特定し、特定した補正データを用いて画像データの画像処理を実行させる工程と、補正データを格納する際に、補正データの格納についてのガイダンス表示及び/又は警告表示を実行させるための格納工程とを有することを特徴とする。
本発明は、上記記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラムにより構成されることを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態である、マルチファンクションデジタル複写機の構成を示すブロック図である。 マルチファンクションデジタル複写機の電気的な構成を示すブロック図である。 マルチファンクションデジタル複写機の構成を示す断面図である。 イメージリーダ部の構成を示すブロック図である。 ネットワーク上の検索サーバの構成例を示すブロック図である。 アプリケーションの登録処理を示す説明図である。 アプリケーションの格納先の検索を示す説明図である。 アプリケーションの取得および実行を示す説明図である。 アプリケーションHTML書式の1例を示す説明図である。 アプリケーションHTML書式の1例を示す説明図である。 カラー判定部でのカラー判定方法を示す説明図である。 ホストコンピュータにおけるパラメータファイルの作成処理を示すフローチャートである。 本システムにおけるパラメータファイルの取得処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態である、操作画面を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態である、操作画面を示す説明図である。 図15の変形例を示す説明図である。 本発明の第5の実施の形態である、操作画面を示す説明図である。 図17の変形例を示す説明図である。 本発明の第6の実施の形態である、操作画面を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の例]
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図13に基づいて説明する。
<システム構成>
まず、本システムの構成について説明する。
(ネットワーク構成)
図1は、本発明に係る画像処理システムの構成例を示す。本システムのネットワーク200(LAN)上には、マルチファンクションデジタル複写機400(以下、マルチファンクション装置という)と、マルチファンクション装置400で動作可能なプログラムが登録されたファイルサーバ500と、ファイルサーバ500内のプログラムの保管場所を検索する検索サーバ600と、システム全体の統括的な制御を行うホストコンピュータ300とが接続されている。
マルチファンクション装置400は、ローカルエリアのネットワーク200へ、例えば10BaseTなどのLANインタフェースを介して接続されている。
ファイルサーバ500は、ホストコンピュータ300などの複数のホストコンピュータや、マルチファンクション装置400内のハードディスク960などの記録デバイスに記憶されたファイルへのアクセスを管理する。
図2は、マルチファンクション装置400の概略構成を示す。
このマルチファンクション装置400は、機器の操作を使用者に提供する操作部410と、紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ101と、読み取った画像、あるいはホストコンピュータ900から送られてくる画像を紙などのメディアに出力するプリンタ102と、これらのスキャナ101、プリンタ102の動作を制御したり、あるいは種々の画像処理を施すデバイスコントローラ440と、画像データや処理プログラムを一時的或いは恒久的に記憶するメモリ450と、ハードディスク460と、入力画像圧縮部470と、ファックス送受信装置480とを備えている。
このマルチファンクション装置400においては、単に、入力された原稿画像を複写する、ということだけでなく、原稿画像に種々の画像処理を施して複写する機能もある。例えば、原稿の白黒を反転させるネガポジ反転処理、原稿の一部のみを複写するトリミング処理、複数の原稿を縮小して一枚の出力用紙の上に合成する縮小レイアウト処理などといった多様な処理を行うことが可能である。
また、原稿の複写以外にスキャナ420で読み込んだ画像データをネットワーク200経由でホストコンピュータ900に転送したり、逆に、ホストコンピュータ900上でワープロなどにより作成した文書をプリンタ102でプリント出力させたりする機能も有する。
入力画像圧縮部470は、読み取った原稿画像や、ネットワーク200を介して外部のサーバから取り込んだ各種のデータ等を圧縮する機能を有する。
さらに、ファックス送受信装置470を用いて、原稿画像を遠隔地のファックス送受信機へ送信する機能も有している。
なお、ホストコンピュータ300と、マルチファンクション装置400と、検索サーバ600とは、別々の構成としたが、これに限るものではなく、一体の構成としてもよい。
以下、各部の構成を詳細に説明する。
(画像入出力装置)
図3は、マルチファンクション装置400(ここでは、カラー機)の構成例を示す。
マルチファンクション装置400は、原稿画像を読み取るスキャナ部(イメージリーダ部)101と、スキャナ部101で読み取った画像データを再現するプリンタ部102とに大別される。
スキャナ部101は、400dip(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分である。プリンタ部102は、スキャナ部101によって読み取られた原稿画像に対応した画像を400dipの解像度で指定用紙にフルカラープリント出力する部分である。
スキャナ部101において、100は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下、プラテン)103上の原稿104は、ランプ105で照射され、ミラー106,107,108に導かれ、レンズ109によって、集光された光を電気信号に変換する3ラインセンサ(以下、CCD)110上に像を結び、フルカラー情報レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分として信号処理部111に送られる。
なお、105,106を固定しているキャリッジは速度vで、107,108は速度1/2vでラインセンサ110の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。
信号処理部111においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部102に送る。
また、スキャナ部101における一回の原稿走査につき、M,C,Y,Bkのうち、1つの成分がプリンタ部102に送られ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウトが完成する。
スキャナ部101より送られてくるM,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザドライバ112に送られる。レーザドライバ112は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ113を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー114,f−θレンズ115,ミラー116を介し、感光ドラム117上を走査する。
118は回転現像器であり、マゼンタ現像部119、シアン現像部120、イエロー現像部121、ブラック現像部122より構成されている。これら4つの現像部119〜122が、交互に感光ドラム117に接し、感光ドラム117上に形成された潜像現像をトナーで現像する。123は転写ドラムであり、用紙カセット124または125より供給される用紙をこの転写ドラム123に巻き付け、感光ドラム117上に現像された像を用紙に転写する。
このようにして、M,C,Y,Bkの4色が順次転写された後に、用紙50は定着ユニット126を通過して、トナーが用紙50に定着された後、外部のトレイ60に排紙される。
(スキャナ部)
図4は、スキャナ部101の構成を示す。
ラインセンサ110は、それぞれ、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の分光感度特性をもつCCD(固体撮像素子)センサによって構成されている。
このラインセンサ110により読み取られたアナログの画像データは、A/D変換部202に入力される。A/D変換部202は、上記入力信号をそれぞれ8ビット出力0〜255のデジタル信号に変換し出力する。
A/D変換部202から出力されたデジタル信号は、シェーディング補正部203に入力される。シェーディング補正部203では、図3に示すランプ105による原稿の照明ムラ、CCDの画素毎の感度ばらつき等による読み取りデータのばらつきを修正する。
シェーディング補正部203により補正されたデジタルデータは、ライン間補正部204において、ライン間データの補間処理が行なわれる。これは、ラインセンサ110には、RGB画像データを読み取るために、3ラインのCCDが所定の間隔をもって並んでいるため、R,G,Bの読み取りにずれが生じてしまうのを補正するためである。
ライン間補正部204から出力されたデジタル信号は、入力信号補正部205に入力され、所定のマスキング演算処理を実行する。これは、ラインセンサ110の読み取り画素毎の色分解フィルタの分光特性が理想的な特性ではなく、不要な透過特性を持っているのを補正するためである。
下地処理部206では、入力信号補正部205からのデジタル信号を原稿中の最も明るい色が白色となるように原稿の下地レベルを設定する。
下地処理部206から出力されたデジタル信号は、輝度濃度変換部207に入力され、R,G,Bの読み取り輝度信号を、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の濃度信号へと対数変換により算出する。輝度濃度変換部207はルックアップテーブルにより変換され、ルックアップテーブルはROMまたはRAMにより構成される。
輝度濃度変換部207から出力されたデジタル信号は、出力信号補正部208に入力され、CMY信号からブラック(Bk)信号を算出し、原稿と、プリンタ部102によるコピー出力の色味を合わせるように、所定のマスキング演算を行い、出力のためのM,C,Y,Bkの各信号を各読み取り動作の度に、面順次に所定のビット長、たとえば8ビットで出力する。
出力信号補正部208から出力されたCMYK信号は、空間フィルタ部209に入力され、空間周波数の補正を行う。原稿画像に適したエッジ強調、スムージング処理を画像データに実行する。
空間フィルタ部209により所定の処理を施された後、濃度変換部210により、図3のプリンタ部102のもつ濃度特性を補正する。濃度変換部209は、ルックアップテーブルROMまたはRAMにより構成される。
一方、デバイスコントローラ440は、本装置の制御を司るマイクロコンピュータ(以下、CPU)であり、220はCPUバスである。
メモリ450は、ROM212と、RAM213とにより構成される。ROM212は、CPU211を動作させるプログラムを格納する。RAM213は、各種プログラムを実行し、各処理部の係数を記憶するワークエリアとして用いられる。RAM213のデータは、装置の電源を切ってしまうと失われる。
ハードディスク460(HD)は、本発明に係る制御用および実行用の各種プログラムや、各種の画像処理用のデータ、画像処理補正用のデータ等を格納する。221は、CPUバス220とハードディスク460とのインターフェース変換部である。
CPU440が実行するプログラム等のデータは、ROM212内では非圧縮で保存され、ハードディスク460内では圧縮して保存されている。よって、ハードディスク460に格納されているデータをCPU440が扱う際には、圧縮されているデータを解凍してからRAM213上に展開してから扱う必要がある。
データの圧縮方法やそのフォーマットはzip等の汎用のものを用いても構わないし、装置特有のものでも構わない。
本例では、装置の電源を切ってもデータが保存されるデバイスとしてハードディスクを用いたが、代わりにFlash−ROMや、電池付きSRAMでの構成も可能である。
入力画像圧縮部470は、原稿を読み取って得られる入力画像を圧縮するが、本例では、入力信号補正部205からのデジタル信号を圧縮している。これは、入力信号補正部205前のデジタル信号で圧縮してもかまわない。
この入力画像圧縮部470は、JPEGなどの圧縮手法を用いて入力画像を圧縮する画像圧縮部と、画像圧縮に必要なワークエリア用メモリ、圧縮画像を記憶するためのメモリとから構成される。
(検索サーバ)
図5は、ネットワーク200上の検索サーバ600の構成例を示す。
701は、マルチファンクション装置400から送付された圧縮画像を記憶するRAMである。702は、カラー判定部であり、圧縮画像からマルチファンクション装置400で読取った原稿がカラーなのかモノクロなのかを判断する。703は、ファイル検索部であり、カラー判定部702で判定された結果により、必要なプログラムファイル、パラメータファイル格納先を照会し、その結果をマルチファンクション装置400へLAN200を介して通知する。
<システム動作>
以下、本システムの動作について説明する。
(アプリケーションの登録)
図6は、マルチファンクション装置400で動作可能なプログラムをネットワーク200(LAN)上に接続されたファイルサーバ500に登録する場合におけるネットワーク構成例を示す。
ホストコンピュータ300では、マルチファンクション装置400上で動作可能なプログラムファイルを作成すると、LAN200を介して作成したプログラムフィルタをファイルサーバ500へ転送する。ホストコンピュータ300で作成されるプログラムファイルは、HTML、Java(登録商標)などのInternetアプリケーション言語に従う。また、Internetアプリケーション言語以外の言語でも構わない。
ファイルサーバ500では、ホストコンピュータ300より送信されたプログラムファイルを記憶デバイスに記憶される。さらに、ホストコンピュータ300は、ファイルサーバ500へ転送されたプログラムファイルの格納先情報を検索サーバ600へ対して通知する。好ましくは、HTTPプロトコルで用いられるURLの書式に従い、例えばファイルサーバ500のアドレスが、www.pipit.canxx.co.jpファイルサーバ500の記憶デバイス内部でのプログラムファイルの記憶位置を示すパスが、pmfp/japan/さらにプログラムファイル名が、index.htmlと検索サーバ600に記憶される。
同時に記憶位置を示すパスは、プログラムファイルが動作可能なマルチファンクション装置の識別子を兼ねており、検索サーバ600は、ホストコンピュータ300より通知されるプログラムファイル格納先情報を効率的に記憶し、マルチファンクション装置400などから要求されるプログラムファイル格納先の照会に応答すべく動作する。
(アプリケーションの格納先の検索)
図7は、本発明におけるマルチファンクション装置400がネットワーク200上に接続されたファイルサーバ500の記憶デバイスに格納されたプログラムファイルを検索する場合におけるネットワーク構成の例を示す。
マルチファンクション装置400がコピー動作時、マルチファンクション装置400上で動作可能な、コピー動作時に必要な、そのコピーを行うために最適なプログラムファイル、パラメータファイルの格納先を得るために、ローカルエリアネットワーク(LAN)200上にプログラムファイルの格納先を問い合わせるためのパケットを送出する。このパケットは、送信元の装置識別子が含まれており、ブロードキャストないしマルチキャスト方式による宛先不特定として送出される。また、このパケットには、図4の入力画像圧縮部470で圧縮された入力画像の圧縮画像が添付されている。
マルチファンクション装置400から送出されたパケットをネットワーク200上に接続された検索サーバ600が受信し、パケットに含まれている送信元の装置識別子と、図6で説明した検索サーバ600に記憶されたプログラムファイル格納先情報に基づいて、マルチファンクション装置400から送付された圧縮画像から、その画像をマルチファンクション装置400でコピーする際に最適な、プログラムファイル、パラメータファイルの格納先を照会し、その結果をマルチファンクション装置400へLAN200を介して通知する。
図7の例では、マルチファンクション装置400が装置識別子として、DeviceType:=pmfp, Country:=Japanを含んだパケットをLAN200上に送信し、検索サーバ600が装置識別子であるpmfp 、Japanに合致するプログラムファイルを検索し、合致するデータが存在した場合には、プログラムファイルの格納先を示すアドレス(URL)データをマルチファンクション装置400に対して送信している。
(アプリケーションの取得および実行)
図8は、本発明におけるマルチファンクション装置400上で動作可能なプログラムファイルをネットワーク200上に接続されたファイルサーバ500から取得し、実行する場合におけるネットワーク構成の例を示す。
ファイルサーバ500の記憶デバイスにマルチファンクション装置400上で動作可能なプログラムファイルが格納されており、先の図7で説明した手順あるいは予めマルチファンクション装置400上に接続された操作部410の操作パネル(図4参照)等からの操作によりプログラムファイル格納先の情報を取得し、そのプログラムファイル格納先情報に基づいてファイルサーバ500に対し、プログラムファイルの取得要求を行なうパケットを送出する。
本例では、要求パケット内に、http://www.pipit.canxx.co.jp/pmfp/japan/index.htmlを記述することによってファイルサーバ500のアドレスおよび記憶デバイス内のプログラムファイルの格納先を指示している。
ファイルサーバ500では、マルチファンクション装置400から受信した取得要求パケットの内容に応じて、記憶デバイスからプログラムファイル(例ではindex.html)を送信する。ファイルサーバ500より転送されたプログラムファイルはzipフォーマットで圧縮されているので、ROM212等に格納された解凍プログラムによってCPU211が解凍してから実行される。
図9および図10は、ファイルサーバ500より取得したプログラムファイルの解凍後のデータが、HTML書式に従って記述された例を示す。
図9の例において、取得したプログラムファイル(Index.html)510は、図9(a)に示すように、操作部410の表示されるメニューを制御するプログラムである。マルチファンクション装置400の操作部410には、図9(b)に示すように、“Account ”,“Job Control ”,“Service Maintenance ”が表示される。
また、このプログラムファイル510は、他のプログラムファイルを関連付け(リンク)することが可能である。例えば、サブプログラムの格納先情報をプログラムファイル510に記述しておくことで、サブプログラムが必要になった時点で格納先情報に応じてプログラムを取得するといった制御を実現する。
例えば、図9(b)に示すように、Job Control 520を操作部410に表示させた場合、それを実行させるための実行プログラムをサブプログラムとして用意しておき、Job Control 520が実行される際には、格納先情報530に応じてJob Control 520のプログラムを取得するといった制御を実現することができる。
[プログラムの保存場所]
ファイルサーバ500より転送されたプログラムファイルなどのデータのマルチファンクション装置400での格納保存場所は、図4のハードディスク460である。保存する際には、CPU440が非圧縮データを圧縮してから保存するか、もしくはファイルサーバ500より取得した時に圧縮されていた場合はそのまま保存すればよい。
再びそのデータを用いる際には、CPU440がデータを解凍してRAM213上に展開して用いる。
(検索サーバのアプリケーションの検索動作フロー)
ここで、検索サーバ600が、マルチファンクション装置400から送付された圧縮画像から、その画像をマルチファンクション装置400でコピーする際に最適な、プログラムファイル、パラメータファイルの格納先を照会するための一連の動作を、図11に基づいて説明する。
前述した図5の検索サーバ600において、圧縮画像から原稿がカラーなのかモノクロなのかを判断し、その結果に応じて、マルチファンクション装置400でコピーする際に最適な、プログラムファイル、パラメータファイルの格納先を照会する場合を説明しているが、カラー判定部702は、文字/自然画像判定部として、マルチファンクション装置400でコピーする原稿画像が、文字なのか、自然画像なのかを判定し、それに最適なプログラムファイル、パラメータファイル格納先を照会する構成としてもよい。
図11は、カラー判定部702での判定方法を示す。
カラー判定部702では、圧縮画像の各画素のRGB信号値から原稿画像がカラー画像なのか、モノクロ画像なのかを判定する。RGB信号を均等色空間(Lab色空間など)に変換し、各画素のLab値により、所定の閾値711内に入った画素数で決定する。
例えば、閾値711内に全画素が入った場合はモノクロ原稿と判断し、閾値711外に全画素の10%以上の画素がある場合にはカラー原稿と判断する。言うまでもなく、上記閾値、判定のパーセンテージは可変可能である。
また、カラーかモノクロかだけの判定だけではなく、例えば、肌色が多い画像なのか、赤色が多いのか、青色が多いのかといった判定結果を付加することも可能である。
図11において、例えば、肌色が多い画像なのか判定するには、所定の閾値712内に入った画素数で判定する。同様に赤色の場合には、所定の閾値713内に入った画素数で判定する。赤色の場合には、閾値713内に全画素の40%以上の画素がある場合には赤色の多い原稿と判断する。言うまでもなく、上記閾値、判定のパーセンテージは可変可能である。
カラー判定部702の判定の結果、カラー画像の場合には、図2のイメージリーダ部101の各処理部に対して、カラー原稿をコピーするのに最適なパラメータファイルを送付するようパラメータファイルの格納先をファイル検索部703で照会する。
また、肌色の多い画像であると判定されれば、特に肌色周辺色のカラーマッチングにウエイトをおいたパラメータファイルを送付するようパラメータファイルの格納先をファイル検索部703で照会する。モノクロ画像の場合には、モノクロ画像をコピーするのに最適なプログラムファイルを送付するようプログラムファイルの格納先をファイル検索部703で照会する。
(アプリケーションの取得動作フロー)
図12および図13は、画像処理装置であるマルチファンクション装置400がネットワーク200を介してファイルサーバ500から画像処理パラメータファイルを取得する動作について説明するフローチャートである。
図12は、ホストコンピュータ300における処理を示す。
ステップS701では、予めマルチファンクション装置400上で動作可能なプログラムファイル、ここでは、フルカラー原稿コピー時のスキャナ部101の各画像処理部用の画像処理パラメータファイル、モノクロ原稿コピー時のスキャナ部101の各画像処理部用の画像処理パラメータファイルおよびプログラムファイルを作成する。
ステップS702では、その作成したパラメータファイル、プログラムファイルは、LAN200を介して、ファイルサーバ500へ転送され、ライブラリとして、ファイルサーバ500の記憶デバイスに記憶される。
ステップS703では、ホストコンピュータ300は、ファイルサーバ500へ転送したパラメータファイル、プログラムファイルの格納先情報を、検索サーバ600に対して通知する。
この場合、検索サーバ600は、例えば、下記の情報を記憶する。
ファイルサーバ500のアドレスは、www.pipit.canxx.co.jpと記憶される。
ファイルサーバ500の記憶デバイス内部でのパラメータファイル、プログラムファイルの記憶位置を示すパスは、pmfp/japan/と記憶される。
さらに、ここでは、例えば、フルカラー原稿コピー用画像処理パラメータファイル名は、keisuu.htmlと記憶される。
また、これと同時に、記憶位置を示すパスは、フルカラー原稿コピー用の画像処理パラメータファイルが動作可能なマルチファンクション装置400の識別子を兼ねており、検索サーバ600は、ホストコンピュータ300より通知されるフルカラー原稿コピー用画像処理パラメータファイルの格納先情報を効率的に記憶し、マルチファンクション装置400などから要求されるフルカラー原稿コピー用の画像処理パラメータファイルの格納先の照会に応答すべく動作するようになっている。
図13は、マルチファンクション装置400、ファイルサーバ500、検索サーバ600の各部におけるフルカラー原稿コピー用の画像処理パラメータファイルの取得処理の例を示す。
マルチファンクション装置400において、原稿をコピーする場合(ステップS801)、マルチファンクション装置400上では、図4の入力画像圧縮部470において、原稿を読取り読取った入力画像が圧縮される(ステップS802)。
そして、マルチファンクション装置400上で動作可能な読取り原稿をコピーするのに最適な、プログラムファイル、パラメータファイルの格納先を求めるために、ローカルエリアネットワーク(LAN)200上にプログラムファイル、パラメータファイルの格納先を問い合わせるパケットおよび圧縮画像を送出する(ステップS803)。
検索サーバ600は、マルチファンクション装置400から送出されたパケットをネットワーク200を介して受信し、パケットに含まれている送信元の装置識別子と、図6で説明した検索サーバ600に記憶されたプログラムファイル格納先情報とに基づいて、マルチファンクション装置400から送付された圧縮画像を先に説明した手順に従って判定を行う(ステップS804)。
ここでは、例えば、この原稿がカラー原稿であり、かつ赤色が多い画像であると判定した場合、それに対応するカラー画像をマルチファンクション装置400でコピーする際に最適な、プログラムファイル、および、パラメータファイルの格納先を示す格納先情報を照会する(ステップS805)。
そして、その照会結果を、ネットワーク200を介してマルチファンクション装置400へ通知する(ステップS806)。
次に、マルチファンクション装置400は、装置識別子として、DeviceType:=pmfp, Country:=Japanを含んだパケットを、ネットワーク200を介して検索サーバ600に送信する。検索サーバ600は、装置識別子であるpmfp 、Japanに合致するプログラムファイルをファイルサーバ500において検索し、合致するデータが存在した場合には、出力信号補正部208用の画像処理パラメータファイルの格納先を示すアドレス(URL)データを、マルチファンクション装置400に対して送信する。
ファイルサーバ500の記憶デバイスには、マルチファンクション装置400上で動作可能なフルカラー原稿コピー用の画像処理パラメータファイルが格納されている。
マルチファンクション装置400は、操作部410の操作パネル(図4参照)等からの操作によって、フルカラー原稿コピー用の画像処理パラメータファイル、特に、赤色周辺色のカラーマッチングにウェイトをおいたパラメータファイルの格納先情報を取得する(ステップS807)。
そして、マルチファンクション装置400は、その取得したフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイルの格納先情報に基づいて、ファイルサーバ500に対してパラメータファイルの取得要求を行うパケットを送出する(ステップS808)。
その取得要求を行うパケット内に、http://www.pipit.canxx.co.jp/pmfp/japan/keisuu.htmlを記述することによって、ファイルサーバ500のアドレスおよび記憶デバイス内のフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイルの格納先を指示する。
ファイルサーバ500では、マルチファンクション装置400から受信した取得要求を行うパケットの内容に応じて、記憶デバイスからフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイル(この例では、keisuu.html )を取得し、その取得したデータをマルチファンクション装置400へ送信する(ステップS809)。
マルチファンクション装置400は、ファイルサーバ500からフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色画像処理パラメータファイルが転送され、パラメータファイルの処理を実行する(ステップS810)。
すなわち、この転送されたフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイルは、圧縮されたデータである。従って、マルチファンクション装置400のCPU440は、まず、その圧縮されたデータを解凍する。次に、解凍後のデータを用いて、画像処理ハードウエアにCPU440がパラメータの設定を行ってファイルの処理を実行する。
(パラメータファイルの保存場所)
取得したパラメータファイル(keisuu.html )のマルチファンクション装置400での格納保存場所は、図4のハードディスク460である。保存する際には、CPU440が非圧縮のデータを圧縮してから保存するか、あるいはファイルサーバ500より転送された圧縮データをそのまま保存する。
再びそのデータを用いる際には、CPU440がデータを解凍してRAM213上に展開して用いる。
(アプリケーションの実行動作フロー)
本発明に係る画像処理装置におけるフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイルの処理(前述した図13のステップS810)について、フルカラー原稿コピーの実行動作の具体例を以下に説明する。
図13で説明したフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイルにより供給される画像処理パラメータは、マルチファンクション装置400内部のスキャナ部101のCPU440およびROM212等に格納されたプログラムにより実行されると同時に、RAM213に記憶される。
カラー原稿画像と、プリンタ部102から出力されるコピー出力の色味、特に赤色周辺色のカラーマッチングの精度を向上させるため、スキャナ部101の各画像処理部の画像処理係数が書き換えられる。例えば、スキャナ部101のうち、下地処理部206、輝度濃度変換部207、出力信号補正部208、空間フィルタ部209の各パラメータが赤色再現性を向上させるために書き換えられる。これにより、予め用意されている画像処理係数ではなく、読取り原稿に合った、ここでは赤色周辺色をコピー出力するのに最適なパラメータで、コピー出力を行うことができる。
上述したように、ネットワーク200上のファイルサーバ500からデータを取り込んだ場合においても、データを圧縮して保存しておき、使用する際には解凍することによって、保存先のメモリデバイスの容量を有効に利用することができる。
[第2の例]
本発明の第2の実施の形態を、図14に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
本例では、前述した図1のシステムにおいて、マルチファンクション装置400が、ファイルサーバ500から画像処理用の補正データ(例えば、前述したフルカラー原稿コピー用の赤色周辺色の画像処理パラメータファイルにより供給される画像処理パラメータ等のデータ)を取得してメモリ450に記憶する際に、該補正データを圧縮するか否かを選択する機能を備えた場合の例である。
図14は、ファイルサーバ500より転送されたデータを保存する際に、圧縮して保存するか、非圧縮で保存するか選択するための操作部410の画面を示す。
ソフトキーとしての圧縮キー1001を押し、さらに、閉じキー1003を押せば、転送されたデータを圧縮して保存することになる。また、非圧縮キー1002を押して、閉じキー1003を押せば、転送されたデータを非圧縮で保存することになる。
また、前述した第1の例と同様のシステム構成において、データを圧縮して保存するか、非圧縮で保存するかを図4の操作部410から選択することも可能である。
データを常に解凍してから用いるようにすると、実行時に解凍する時間が余分に必要になる。よって、メモリデバイスの容量に余裕がある場合や、使用頻度の高いものは、非圧縮で保存することも有効である。
[第3の例]
本発明の第3の実施の形態を、図15および図16に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
本例では、前述した図1のシステムにおいて、マルチファンクション装置400が、メモリ450の空き容量が所定の値よりも少なくなった場合に警告する内容を表示する機能、および、取得した補正データのうち圧縮又は削除候補のデータを、使用頻度、容量、その両方から判断して表示し、圧縮又は削除するデータを選択する機能を有する場合の例である。
図15は、データの保存形式を圧縮にするか、非圧縮にするかを選択するための操作部410の操作画面である。ハードディスク460の全容量は2GByteであり、残りの空き容量が200MByteになり全容量の1%以下になった時、警告として図15の画面が表示される。もちろん、表示中の1%という設定は、10%などに変更可能である。
また、このようなシステム構成において、データを圧縮して保存するか、非圧縮で保存するかを、メモリデバイスの容量が少なくなった場合に操作部410から選択することも可能である。
図15の例では、使用頻度の低い順に4つのファイルが圧縮候補として表示されている。ソフトキーである圧縮キー1101を押せば、候補の4つも含めた全てのファイルが圧縮の設定になり、その後、圧縮実行キー1103を押せば、全てのファイルの圧縮が実行される。
また、図15の例では、3つのファイルが圧縮の設定(反転文字)になっていることを表わしている。
もし、圧縮実行キー1103を押さずに、閉じキー1102を押して画面を閉じた場合は、ファイルは全く圧縮されない。
また、図16の例では、「圧縮する」、「削除する」、「変更なし」から選択することも可能である。この場合も、実行キー1103を押さずに、閉じキー1301を押して画面を閉じた場合は、ファイルは全く圧縮されないし、削除もされない。
[第4の例]
本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前述した各例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
本例は、前述した第3の例の変形例を示す。前述した図1のシステムにおいて、メモリ450の空き容量が、所定の値よりも少なくなった場合、使用頻度、容量、又はその両方から、圧縮若しくは削除するデータを判断し、自動的にデータの圧縮若しくは削除を行う機能を有する場合の例である。
前述した第3の例では、圧縮するか否かを操作画面でユーザーが選択する方法を用いたが、ユーザーの選択は無しに、不足が生じたり空き容量が少なくなったら、使用頻度の低いファイルから4つを自動的に圧縮する方法を取ることも可能である。
また、上位4つという個数には関係なく、残りの空き容量が5%になるまで使用頻度の低い順に圧縮してしまうことも可能である。
もちろん、この上位4つ、5%という値は任意に設定可能であり、この値に特定されるものではない。
[第5の例]
本発明の第5の実施の形態を、図17および図18に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
本例は、前述した第3の例の変形例を示す。
前述した第1の例と同様なシステム構成において、ファイルサーバ500から転送されたデータをハードディスク460に保存する際に、実際に容量の不足が発生した場合にはじめてデータを圧縮して保存するか、非圧縮で保存するかを操作部410の操作画面から選択する方法をとることも可能である。
図17の例では、前述した図15の例と同様に、使用頻度の低い順に4つのファイルが圧縮候補として表示されている。圧縮キー1101を押せば、候補の4つも含めた全てのファイルが圧縮の設定になり、その後、圧縮実行キー1103を押せば、全てのファイルの圧縮が実行される。
この図17の例では、3つのファイルが圧縮の設定(反転文字)になっていることを表している。画面には不足容量も表示されており、3つのファイルがそれぞれ1/4の容量に圧縮されるとすると、合計で832.5KByte(=1110×(3/4)KByte)の容量が減ることになり、不足分は無くなるので、不足容量の表示は0KByteとなっている。
もし、圧縮実行キー1103を押さずに、キャンセルキー1201を押して画面を閉じた場合は、ファイルは全く圧縮されず、新たにファイルを保存する容量が無いのでファイルは保存されない。
具体例として、保存したいファイルのサイズが2400KByteにあるとする。これを圧縮すると1/4の容量の600KByteになるとする。しかし、現在ハードディスク460の空き容量は100KByteしかないとすると、500KByteの不足が生じてしまう。
このような場合、図17の操作画面では、500KByteの不足が生じていることをユーザーに警告するとともに、既にハードディスク460にあるファイルのどれを圧縮するかを選択する。
また、他の例として、図18に示すように、「圧縮する」、「削除する」、「変更なし」から選択することも可能である。この場合も実行キー1103を押さず、キャンセルキー1401を押して画面を閉じた場合は、ファイルは全く圧縮されず、削除もされない。
[第6の例]
本発明の第6の実施の形態を、図19に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
本例は、補正データのメモリ450への保存を圧縮して行うか否かを、画像処理の前に予め設定する機能を有する場合の例である。
図19は、サービスマンのみがアクセスでき、ユーザーのアクセスできないサービスマンモードでの操作部410の設定画面を示す。
この設定画面において、設定キー1501を押し、さらに閉じキー1503を押して、この操作画面を閉じると、ハードディスク460にはデータを圧縮して保存する設定となる。また、設定解除キー1502を押し、さらに閉じキー1503を押して、この操作画面を閉じると、ハードディスク460にはデータを非圧縮で保存する設定となる。
例えば、ハードディスク容量の大きい装置の場合には非圧縮で扱う設定にし、容量の小さい場合には圧縮の設定にするなど、ユーザーの装置構成毎に最適にすることができる。
上述したように、保存するデータとして、圧縮データを扱うか否かをサービスマンモードにおける設定によって変えることも可能である。
なお、上記各例では、本発明の適用例として、複写機の例を示したが、これに限るものではなく、他の種々の装置に適用できるものである。
また、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器(例えば、PDA(個人情報管理)機器のような小型の画像処理機器、複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、システム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカード)、ROM(マスクROM、フラッシュEEPROMなど)などを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明によれば、検索サーバにおいて、画像処理装置から転送された画像データを解析し、解析した画像データに基づいて画像処理の補正に必要な補正データの登録場所をファイルサーバ装置の中から検索し、検索した補正データの登録場所を画像処理装置に通知し、画像処理装置において、検索サーバから通知された補正データの登録場所に基づいてファイルサーバから所望の補正データを取得し、取得した補正データを用いて画像処理を行なわせ、画像処理させた画像データを出力させたので、画像処理装置としてマルチファンクションデジタル複写機を構成し、該複写機の動作可能な制御プログラム、実行プログラム、および各種画像処理パラメータをネットワーク上のファイルサーバ装置から該複写機にダウンロードする場合、そのダウンロードするデータの保存先のメモリデバイスの容量を最適に利用することができる。

Claims (7)

  1. 画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための手段と、
    前記受信した装置情報と画像データとを解析する解析手段と、
    前記解析手段で解析した結果から前記画像データを画像処理するための補正データを特定し、該特定した補正データを用いて前記画像データの画像処理を実行させる手段と
    前記補正データを格納する際に、前記補正データを圧縮するか否かをユーザにより選択可能にするための格納手段と
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための手段と、
    前記受信した装置情報と画像データとを解析する解析手段と、
    前記解析手段で解析した結果から前記画像データを画像処理するための補正データを特定し、該特定した補正データを用いて前記画像データの画像処理を実行させる手段と、
    前記補正データを格納する際に、前記補正データを保存するか否かをユーザにより選択可能にするための格納手段
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  3. 画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための手段と、
    前記受信した装置情報と画像データとを解析する解析手段と、
    前記解析手段で解析した結果から前記画像データを画像処理するための補正データを特定し、該特定した補正データを用いて前記画像データの画像処理を実行させる手段と、
    前記補正データを格納する際に、前記補正データの格納についてのガイダンス表示及び/又は警告表示を実行させるための格納手段
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  4. 画像処理装置から装置情報と画像データを受信するための工程と、
    前記受信した装置情報と画像データとを解析する解析工程と、
    前記解析工程で解析した結果から前記画像データを画像処理するための補正データを特定し、該特定した補正データを用いて前記画像データの画像処理を実行させる工程と
    前記補正データを格納する際に、前記補正データを圧縮するか否かをユーザにより選択可能にするための格納工程と
    を有することを特徴とする画像処理システムの制御方法。
  5. 画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための工程と、
    前記受信した装置情報と画像データとを解析する解析工程と、
    前記解析手段で解析した結果から前記画像データを画像処理するための補正データを特定し、該特定した補正データを用いて前記画像データの画像処理を実行させる工程と、
    前記補正データを格納する際に、前記補正データを保存するか否かをユーザにより選択可能にするための格納工程と
    を有することを特徴とする画像処理システムの制御方法。
  6. 画像処理装置から装置情報と画像データとを受信するための工程と、
    前記受信した装置情報と画像データとを解析する解析工程と、
    前記解析手段で解析した結果から前記画像データを画像処理するための補正データを特定し、該特定した補正データを用いて前記画像データの画像処理を実行させる工程と、
    前記補正データを格納する際に、前記補正データの格納についてのガイダンス表示及び/又は警告表示を実行させるための格納工程と
    を有することを特徴とする画像処理システムの制御方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載した画像処理システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラム。
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