JP5110555B2 - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一連の静止画を順次に表示することによって動画像を表示する画像表示装置とその画像表示方法に係り、例えば、待受けモードにおける壁紙用の画像として動画像を表示する携帯端末などの画像表示装置に関するものである。
近年、携帯型の電子機器はますます高機能になっており、例えば静止画や動画を表示可能な携帯電話機や携帯型ゲーム機が広く普及している。また、このような電子機器には、JPEG(joint photographic experts group)やGIF(graphic interchange format)などの様々な形式の画像ファイルを再生できるものがあり、例えば一般的な携帯電話機では、ユーザが任意に選んだ画像ファイルを外部から転送し、待受けモードにおける壁紙として表示することが可能である。
通常、携帯電話機で扱われる画像ファイルは、メモリの容量を節約する観点から圧縮符号化されており、これを再生するためには復号化処理を行う必要がある。そのため、例えば壁紙用の画像を切替える場合など、新たな画像ファイルを再生表示する場合には、画像ファイルの復号化に要する時間のために画像の表示が遅れてしまい、ユーザに不満を与えてしまうという不都合が生じる。
このような不都合を解消する方法として、画像データを予めメモリに保存する方法がある。この方法では、新たに画像ファイルを再生する場合、その復号化後の画像データをメモリに保存しておき、次にこの画像ファイルを再生する場合にはメモリの画像データを用いる。これにより、復号化処理を行うことなく画像を表示できるため、遅延を抑制することができる。
また動画像を表示する際の遅延を抑える方法として、特許文献1に記載される方法がある。この方法では、動画像の先頭画像を予め復号化してメモリに保存しておき、この動画像を再生するように要求された場合は、メモリに保存した先頭画像を最初に表示する。これにより、動画像の再生を要求すると直ちにその先頭画像が表示されるため、再生を要求してから再生が開始されるまで何の画像も表示されない場合に比べてユーザの不満を低減できる。
特開2005−151484号公報
ところでGIF形式の画像ファイルには、アニメーションを構成する各静止画の表示時間を10msec単位で指定する情報が含まれており、アニメーションを再生する場合には、この表示時間の情報に従って静止画の切替えを行う必要がある。
しかしながら、特許文献1の方法では、先頭画像の表示を開始してから次の画像の表示を開始するまでの時間がなんら考慮されていないため、先頭画像の表示時間が予め指定された時間に対して大きくずれてしまうという不都合がある。
例えば、GIFファイルの再生要求を受けてから復号化処理が完了するまでの時間を‘TA’、GIFファイル内の情報によって指定されている各静止画の表示時間を‘TB’、先頭画像の表示時間を‘TY’とする。‘TB’は、GIFファイルの復号化処理を実行するまで不明であるため、仮に復号化処理が完了した時点から‘TB’だけ時間が経過した後に2番目の静止画を表示するものとすると、先頭画像の表示時間‘TY’は、
TY = TA + TB;
になる。この場合、先頭画像の表示時間‘TY’は指定された表示時間‘TB’に比べて復号化処理の時間‘TA’だけ長くなってしまう。
一方、復号化処理が完了した後直ちに2番目の静止画を表示すると、先頭画像の表示時間‘TY’は、
TY = TA;
となる。この場合、指定された表示時間‘TB’が復号化処理の時間‘TA’に比べて非常に長いと、上述とは逆に、先頭画像の表示時間‘TY’が他の静止画に比べて不自然に短くなってしまう。
このように、特許文献1の方法では、先頭の静止画の表示時間(TY)が復号化処理の時間(TA)の影響を受けて変化し、画像ファイルで指定されている時間(TB)からずれを生じる。そのため、動画像としての円滑さが損なわれてしまい、ユーザに違和感を与えるという不都合が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一連の静止画を順次に表示することによって動画像を表示する場合に、表示の開始の遅れを抑制できるとともに動画像を円滑に再生できる画像表示装置とその画像表示方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は一連の静止画を順次に表示する画像表示装置に関するものである。この画像表示装置は、一連の静止画の符号化された画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記符号化された画像データを復号化する復号化手段と、前記一連の静止画における先頭の静止画の復号化された画像データを記憶する第2の記憶手段と、前記復号化手段において復号化された画像データに応じた静止画を表示する表示手段と、前記一連の静止画の画像表示の開始指示を受けると、前記第2の記憶手段に記憶される前記画像データに応じた前記先頭静止画を前記表示手段に表示し、少なくとも当該先頭の静止画の次に表示すべき第2の静止画の画像データを前記第1の記憶手段から読み出して前記復号化手段により復号化し、当該先頭静止画の表示を開始してから第1の時間が経過したとき、前記表示手段に表示する画像を当該先頭静止画から前記第2の静止画に切替える制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記表示手段が前記先頭静止画の表示を開始したときから前記復号化手段が次に表示すべき前記第2の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの第2の時間を取得し、前記第1の時間に比べて前記第2の時間が長い場合、前記復号化の終了後に前記表示手段に表示する画像の切り替えを行う
前記制御手段は、前記表示手段が前記先頭静止画の表示を開始したときから前記復号化手段が次に表示すべき前記第2の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの第2の時間を取得し、前記第1の時間に比べて前記第2の時間が短い場合、前記先頭静止画の表示を開始してから前記第1の時間が経過したとき、前記表示手段に表示する画像を前記先頭静止画から前記第2の静止画に切り替えてよい。
前記第1の観点に係る画像表示装置は、時刻を示す時刻データを発生する時刻データ発生手段を有してよい。そしてこの場合、前記制御手段は、前記表示手段が先頭の静止画の表示を開始したとき前記時刻データ発生手段から取得した時刻データと、前記復号化手段が次に表示すべき静止画の画像データの復号化を終了したとき前記時刻データ発生手段から取得した時刻データとに基づいて、前記第2の時間を取得してよい。
前記表示手段は、前記復号化手段において復号化された前記画像データに応じた静止画を順次に表示させる際に、所定の間隔をもって表示させる画像を切り替えてよい。この場合、前記第1の時間は、前記所定の間隔と略同一となるように設定されていてよい。
本発明の第2の観点は、一連の静止画を順次に表示する画像表示方法に関するものである。この画像表示方法では、一連の静止画の符号化された画像データを第1の記憶手段に記憶させ、前記一連の静止画における先頭の静止画の符号化された画像データを復号化して第2の記憶手段に記憶させ、前記一連の静止画の画像表示の開始指示を受けると、前記第2の記憶手段に記憶された前記復号化された画像データに基づく前記先頭静止画を表示手段に表示させ、前記第1の記憶手段に記憶された少なくとも当該先頭静止画の次に表示すべき第2の静止画の符号化された画像データを復号化し、前記表示手段が前記先頭静止画の表示を開始したときから前記復号化手段が次に表示すべき前記第2の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの第2の時間を取得し、前記先頭静止画の表示を開始してから第1の時間が経過したとき、前記表示手段に表示する画像を当該先頭静止画から前記第2の静止画へ切替え、前記第1の時間に比べて前記第2の時間が長い場合、前記復号化の終了後に前記表示手段に表示する画像の切り替えを行う。
復号化された前記画像データに応じた静止画を順次表示させる際に、所定の間隔をもって表示させるとともに、前記第1の時間は、前記所定の間隔と略同一となるように設定されていてよい。
本発明によれば、予め復号化した画像データに基づいて先頭の静止画を表示することにより、表示の開始の遅れを抑制できる。また、先頭の静止画を表示するときに次の静止画の復号化処理を行い、その表示開始の時点から所定の時間が経過してから次の静止画に切替えることによって、先頭の静止画の表示時間を所定の時間に設定することができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す図であり、携帯電話機としての機能を有する画像表示装置の例を示す。
図1に示す画像表示装置は、アンテナ101と、通信部102と、キー入力部103と、音声処理部104と、スピーカ105と、マイクロフォン106と、表示部107と、復号化部108と、記憶部109,110と、時刻データ発生部111と、制御部115とを有する。
記憶部109は、第1の記憶手段の一実施形態である。
復号化部108は、復号化手段の一実施形態である。
記憶部110は、第2の記憶手段の一実施形態である。
表示部107は、表示手段の一実施形態である。
時刻データ発生部111は、時刻データ発生手段の一実施形態である。
制御部115は、制御手段の一実施形態である。
通信部102は、通信ネットワークに接続される不図示の基地局と無線通信を行う。例えば通信部102は、制御部115から供給される送信データに所定の変調処理を施して無線信号に変換し、アンテナ101から送出する。また、アンテナ101において受信される基地局からの無線信号に所定の復調処理を施して受信データに変換し、制御部115に出力する。
キー入力部103は、例えば数字キー、文字キー、矢印キー、決定キーなど、各種の機能を持ったキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部115に入力する。
音声処理部104は、スピーカ105において出力される音声信号やマイクロフォン106において入力される音声信号の処理を行う。すなわち、マイクロフォン106から入力される音声信号に増幅、アナログ−デジタル変換、符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部115に出力する。また、制御部115から供給される音声データに復号化、デジタル−アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ105に出力する。
表示部107は、例えば液晶表示パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部115から供給される画像データに応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量などの各種の情報を表示する。
また表示部107は、復号化部108において復号化された画像データが制御部115から供給される場合、これに応じた動画や静止画を表示する。例えば待受けモードにおいて壁紙用の動画や静止画を表示する。
記憶部109は、制御部115の処理で利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部115のコンピュータ・プログラムのコード、電話番号や電子メールアドレスを管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待受けモードにおける壁紙用の画像ファイル、各種の設定データを記憶する。図1の例では、そのようなデータの1つとして、壁紙用の画像ファイルFILを示している。画像ファイルFILは、GIF形式などの動画像のファイルである。
記憶部109は、例えば、電源をオフした後もデータを保持できるように、不揮発性の記憶デバイスによって構成される。具体的には、フラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリや、ハードディスク装置、光ディスク装置などによって構成される。
復号化部108は、記憶部109に格納される画像ファイル(図1の例では画像ファイルFIL)から画像を再生するための復号化処理を行う。すなわち、画像ファイルFILに含まれる符号化された画像データに所定の復号化処理を施して、一連の静止画の画像データ(例えばビットマップ形式の画像データ)を生成する。
復号化部108は、例えば内部にメモリを有しており、復号化した静止画の画像データをこのメモリに一時的に保存する。
記憶部110は、記憶部109からロードされるコンピュータ・プログラムのコードや、プログラムの処理過程で利用されるデータ、表示部107において画像の表示に用いられるビットマップ・データなど、一時的に保持する必要がある各種のデータを記憶する。
図1の例において、記憶部110は、壁紙画像保存領域1101とヒープ領域1102を有する。
壁紙画像保存領域1101は、復号化された壁紙用の画像データを保存する専用の記憶領域であり、この記憶領域には、画像ファイルFILによって再生される動画像の先頭画像の復号化された画像データ(例えばビットマップ形式の画像データ)が格納される。
ヒープ領域1102は、制御部115によって起動される各種のアプリケーションプログラムが使用する記憶領域である。例えば、待受けモードにおいて起動するアプリケーションプログラム(以下、待受けアプリと呼ぶ)は、壁紙用の画像を表示部107に表示する際、このヒープ領域1102に格納される復号化済みの画像データ(以下、画像インスタンスと呼ぶ)を保存する。
なお、起動中のアプリケーションプログラムによってヒープ領域1102に確保される記憶領域は、アプリケーションの終了に伴って開放される。例えば、待受けアプリによってヒープ領域1102に確保される画像インスタンスの記憶領域は、待受けアプリが終了すると開放される。そのため、待受けモードから別の動作モード(通話モードなど)へ移行するために待受けアプリを終了すると、ヒープ領域1102に格納された画像インスタンスは一旦消去される。別のモードから待受けモードに戻り、待受けアプリが再起動すると、待受けアプリはヒープ領域1102に再び画像インスタンスを保存する。
上述のように一時記憶領域として使用される記憶部110は、例えばランダム・アクセス可能な記憶デバイスによって構成される。具体的には、SRAMやDRAMなどのRAMによって構成される。
時刻データ発生部111は、時刻を示す時刻データを発生する。例えば、現在時刻の時分秒を表すデータや、システムが起動したとき(例えば電源をオンしたとき)からの経過時間を表すデータなどを発生する。
制御部115は、装置の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、回線交換網を介して行なわれる音声通話や、電子メールの作成と送受信、インターネットのWebサイトの閲覧、記憶部109に格納される画像ファイルの再生などの各種処理が適切な手順で実行されるように、通信部102における信号の送受信、音声処理部104における音声の入出力、復号化部108にける画像データの復号化、表示部107における画像の表示を制御する。
図1の例において、制御部115はコンピュータを有しており、上述した各種の処理をコンピュータのプログラムに従って実行する。すなわち制御部115は、記憶部109に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムを記憶部110にロードし、記憶部110からその命令コードを順に読み込んで処理を実行する。
また制御部115は、上述した各種処理の一部を、所定の実行環境プログラム(プラットフォーム)の元で動作するアプリケーションプログラムにより実行する。例えば、インターネットのWebサイトの閲覧や、待受けモードにおける壁紙用画像の表示などの処理をアプリケーションプログラムによって実行する。実行環境プログラムは、キー入力部103の入力操作などに応じて所定のイベントが発生すると、そのイベントに対応する所定のアプリケーションプログラムを起動して、特定の処理を実行する。
先述した待受けアプリは、そのようなアプリケーションプログラムの1つである。制御部115は、待受けアプリによって、待受けモード時の壁紙(背景画像)の表示処理を実行する。すなわち、記憶部109に格納される画像ファイルを待受けモード時の壁紙(背景画像)として再生する。
制御部115は、所定のイベントが発生した場合、画像ファイルFILの動画像の再生を開始する。例えば、記憶部109に格納される別の画像ファイル(不図示)から動画像の画像ファイルFILへ壁紙用の画像ファイルを変更するようにキー入力部103へ指示が入力された場合や、別の動作モード(例えば通話モードなど)から待受けモードへ戻るようにキー入力部103へ指示が入力された場合、動画像の再生を開始する。
動画像の再生を開始する場合、まず制御部115は、記憶部110の壁紙画像保存領域1101に格納される画像データに基づいて、動画像の画像ファイルFILの先頭の静止画を表示部107に表示する。すなわち、記憶部110の壁紙画像保存領域1101に格納される画像データを先頭の静止画の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に保存し、この画像インスタンスを表示部107の画面に描画する。これにより、動画像の先頭の静止画は、復号化処理を実行することなく直ちに表示部107に表示される。
次いで制御部115は、画像ファイルFILを記憶部109から読み出し、先頭の静止画の次に表示すべき2番目の静止画(第2の静止画)の画像データを復号化部108において復号化する。復号化部108における画像ファイルFILの復号化処理は、復号化部108に内蔵される一時記憶用のメモリに余裕がある限り連続的に実行しても良いし、あるいは、1枚の静止画を表示している間に次の静止画を1枚ずつ復号化しても良い。先頭画像の次の静止画の復号化処理が完了すると、制御部115は、その復号化された当該次の静止画の画像データを2番目の静止画の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に保存する。
なお制御部115は、この復号化処理を行うとき、各静止画の表示時間‘T2’に関する情報を画像ファイルFILから取得する。
制御部115は、先頭の静止画の表示を開始してから時間‘T2’が経過したとき、表示部107の表示画像を先頭の静止画から次の静止画に切替える。すなわち、ヒープ領域1102に格納される2番目の静止画の画像インスタンスを表示部107の画面に描画する。
例えば制御部115は、表示部107が先頭の静止画の表示を開始したときから復号化部108がこの先頭静止画の次に表示すべき2番目の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの時間‘T4’を取得し、時間‘T2’と‘T4’との差‘T2−T4’を算出する。そして、2番目の静止画の復号化を終了したときから時間‘T2−T4’が経過したとき、表示部107の表示画像の切替えを行う。
制御部115は、例えば時刻データ発生部111が発生する時刻データに基づいて、時間‘T4’を取得する。すなわち、表示部107が先頭の静止画の表示を開始したとき(時刻‘T1’)に時刻データ発生部111から取得した時刻データと、復号化部108が次に表示すべき2番目の静止画の画像データの復号化を終了したとき(時刻‘T3’)に時刻データ発生部111から取得した時刻データとに基づいて、時刻‘T3’と‘T1’との差‘T3−T1’を算出することにより、時間‘T4’を取得する。
また制御部115は、復号化部108が次に表示すべき2番目の静止画の画像データの復号化を終了した時刻‘T3’の後、時刻データ発生部111から時刻データを繰り返し取得する。このとき、時刻データ発生部111から時刻データを取得する時間間隔は、時間‘T2−T4’より短くなるように設定する。そして制御部115は、時刻‘T3’において時刻データ発生部111から取得した時刻データと、時刻データ発生部111から繰り返し取得する時刻データとを比較し、時刻‘T3’からの経過時間が時間‘T2−T4’達しているか監視する。時刻‘T3’からの経過時間が時間‘T2−T4’に達すると、制御部115は表示部107の表示画像を先頭の静止画から2番目の静止画へ切替える。
なお、時間‘T4’が時間‘T2’より長い場合、すなわち先頭の静止画の表示を開始してから時間‘T2’が経過したときに、復号化部108による2番目の静止画の復号化処理が終了しておらず、復号化部108が2番目の静止画の復号化処理を終了したとき既に先頭の静止画の表示時間が‘T2’を超えている場合、制御部115は、先頭の静止画の表示を開始してから時間‘T2’が経過したときではなく復号化の終了後直ちに表示部107の表示画像の切替えを行う。
ここで、上述した構成を有する図1に示す画像表示装置の2つの動作例について、図2及び図3のフローチャートを参照して説明する。
図2は、図1に示す画像表示装置の第1の動作例を示すフローチャートである。
壁紙用画像ファイルとして画像ファイルFILを表示するように指示を受けた場合や、別の動作モードから待受けモードに戻るように指示を受けた場合、制御部115は壁紙アプリによって画像ファイルFILの表示処理を開始する。
まず制御部115は、画像ファイルFILの先頭画像の復号化された画像データ(例えばビットマップ形式の画像データ)が記憶部110の壁紙画像保存領域1101に格納されているか否か判定する(ステップST101)。
壁紙画像保存領域1101に画像データが格納されている場合、制御部115は、その画像データを壁紙用の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に格納する(ステップST103)。
壁紙画像保存領域1101に画像データが格納されていない場合、制御部115は、画像ファイルFILに含まれる先頭の静止画の画像データを復号化部108において復号化し、その復号化結果の画像データを壁紙画像保存領域1101に格納する(ステップST102)。そして、壁紙画像保存領域1101に格納した画像データを壁紙用の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に格納する(ステップST103)。
次いで制御部115は、ヒープ領域1102に格納した画像データを表示部107の画面に描画する(ステップST104)。これにより、表示部107の画面には、動画像の先頭の静止画が表示される。
先頭の静止画の表示を開始すると、制御部115は時刻データ発生部111から時刻データを取得する(ステップST105)。制御部115は、このとき取得した時刻データを、先頭の静止画の表示開始時刻‘T1’を示す時刻データとして記憶部110に保存する。
次いで制御部115は、記憶部109に格納される画像ファイルFILを読み出し、先頭の静止画の次に表示すべき2番目の静止画を含む画像ファイルFILの全ての画像データを復号化部108において復号化する(ステップST106)。またこのとき、画像ファイルFILに含まれる各静止画の規定の表示時間‘T2’に関する情報を取得し、記憶部110に保存する。
復号化部108において2番目の静止画の復号化処理が終了すると、制御部115は復号化結果の画像データを復号化部108から取得し、2番目の静止画の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に保存する(ステップST107)。
また制御部115は、2番目の静止画の復号化処理が終了すると、時刻データ発生部111から時刻データを取得する(ステップST108)。制御部115は、このとき取得した時刻データを、2番目の静止画の復号化処理終了時刻‘T3’を示す時刻データとして記憶部110に保存する。
ここで制御部115は、ステップST105で取得した表示開始時刻‘T1’の時刻データと、ステップST108で取得した復号化処理終了時刻‘T3’の時刻データとに基づいて、2番目の静止画の復号化処理終了に要した時間‘T4’(=T3−T1)を算出する(ステップST109)。
そして、制御部115は、この復号化処理時間‘T4’と各静止画の規定の表示時間‘T2’とを比較し(ステップST110)、規定の表示時間‘T2’が復号化処理時間‘T4’より長いならば、待ち時間を‘T2−T4’に設定し(ステップST111)、時間‘T2−T4’の待ち時間を経過した後、2番目の静止画の画像インスタンスを描画する(ステップST113)。規定の表示時間‘T2’が復号化処理時間‘T4’より短いならば、待ち時間を設けることなく(ステップST112)直ちに次の静止画の画像インスタンスを描画する(ステップST113)。
その後、制御部115は、壁紙用の動画像の表示を終了する所定のイベントが発生しているか判定し(ステップST114)、そのようなイベントが発生していない場合は、ステップST105以降の処理を繰り返す。
すなわち、新たな静止画の表示開始時刻‘T1’の時刻データを取得し(ステップST105)、その次に表示すべき静止画の復号化処理を実行する(ステップST106)。次の静止画の復号化が終了したら、その復号化結果を画像インスタンスとして保存し(ステップST107)、復号化処理終了時刻‘T3’の時刻データを取得する(ステップST108)。そして、復号化処理に要した時間‘T4’(T3−T1)を算出し(ステップST109)、その時間‘T4’が規定の表示時間‘T2’より短い場合は待ち時間‘T2−T4’を経過した後で、時間‘T4’が規定の表示時間‘T2’より長い場合は直ちに、次の静止画の描画を行う(ステップST113)。
したがって、表示部107において1つの静止画を表示している間、復号化部108ではその次に表示すべき1つの静止画の画像データが復号化される。
図3は、図1に示す画像表示装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
第2の動作例において、復号化部108は静止画の復号化処理を連続的に実行する。すなわち、ステップST106において復号化処理が開始されると、復号化部108は2番目だけでなくそれ以降の静止画の復号化処理も連続的に実行する。復号化部108は、例えば2枚以上の静止画の復号化結果を保持できるメモリを内蔵しており、このメモリに空きがある限り、静止画の復号化処理を行う。そのため、2番目以降の静止画の表示を開始する際、復号化部108はその次に表示すべき静止画の復号化処理を既に終了しているか、あるいは、復号化処理を途中まで進行している。
図3に示すフローチャートにおけるステップST101〜ST114は、図2に示すフローチャートにおける同一符号のステップと同じである。図3のフローチャートは、ステップST114において動画像の表示を続行すると判定した場合、次に述べるステップST115及びST116の処理を経てステップST107の画像インスタンス保存処理に戻る点で、図2に示すフローチャートと異なる。
ステップST114において動画像の表示処理の続行を判定すると、制御部115は時刻データ発生部111から時刻データを取得する(ステップST115)。制御部115は、このとき取得した時刻データを、現在表示中の静止画の表示開始時刻‘T1’を示す時刻データとして記憶部110に保存する。
次に制御部115は、復号化部108において次に表示すべき静止画の復号化処理が終了しているか否か判定し(ステップST116)、復号化処理が終了したと判定したら、ステップST107に戻る。そして、その復号化結果の画像データを次に表示すべき静止画の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に保存する。以降、制御部115は、先に説明したステップST108〜ST113の処理を実行し、現在表示中の静止画の表示開始時刻‘T1’から規定の時間‘T2’が経過したとき、表示部107の表示画像を次の静止画に切替える。
以上説明したように、本実施形態に係る画像表示装置によれば、壁紙用の動画像の表示を開始する場合、予め記憶部110の壁紙画像保存領域1101に格納される画像データに応じた先頭の静止画の画像データが表示部107において表示され、次いで、その先頭の静止画の次に表示すべき2番目の静止画の画像データが復号化部108において復号化される。そして、先頭の静止画の表示を開始してから規定の時間‘T2’が経過したとき、表示部107に表示する画像が先頭の静止画から2番目の静止画に切替えられる。
このように、予め復号化した画像データに基づいて先頭の静止画を表示することによって、表示の開始の遅れを抑制できるとともに、先頭の静止画の表示を開始してから規定の時間‘T2’が経過したときに表示部107の表示画像を次の静止画に切替えることによって、先頭の静止画の表示時間を規定の時間‘T2’に設定できる。したがって、表示の開始の遅れを抑制しつつ、動画像を円滑に再生することができる。
また、本実施形態に係る画像表示装置によれば、先頭の静止画の表示を開始してから次の静止画の復号化処理が終了するまでの時間‘T4’が規定の表示時間‘T2’より長い場合、その復号化処理の終了後直ちに表示部107の表示画像が次の静止画に切替えられる。これにより、先頭の静止画が実際に表示される時間と規定の表示時間‘T2’とのずれを最小限に抑えることができるため、動画像の不自然さを低減できる。
また、本実施形態に係る画像表示装置によれば、先頭の静止画の表示を開始してから次の静止画の復号化処理が終了するまでの時間‘T4’を、時刻データ発生部111において発生する時刻データに基づいて取得することにより、表示部107の表示画像を正確なタイミングで切替えることができる。
また、次の静止画の復号化処理を終了してから時間‘T2−T4’が経過したか否かを時刻データ発生部111において発生する時刻データに基づいて判定することにより、表示部107の表示画像を正確なタイミングで切替えることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す図である。図4に示す画像表示装置は、図1に示す画像表示装置における時刻データ発生部111をタイマ部112及び113に置換し、制御部115を制御部115Aに置換したものであり、他の構成要素は図1に示す画像表示装置と同じである。
タイマ部112は、制御部115Aから開始要求を受けると計時を開始し、終了要求を受けると計時を終了する。そして計時を終了したとき、計時の開始時点から終了時点までの時間を制御部115Aに通知する。
タイマ部113は、ある設定された時間を計時するように制御部115Aから要求を受けると計時を開始し、この開始時点からの経過時間が上記設定された時間に達すると計時を終了する。そして、計時を終了したとき、その旨を制御部115Aに通知する。
制御部115Aは、表示部107が先頭の静止画の表示を開始したときタイマ部112に計時の開始を要求し、復号化部108が次に表示すべき静止画の画像データの復号化を終了したときタイマ部112に計時の終了を要求する。そして、その計時終了要求に応じてタイマ部112から通知される時間を、先述した復号化処理時間‘T4’として取得する。
また制御部115Aは、復号化部108が次に表示すべき静止画の画像データの復号化を終了すると、タイマ部113に時間‘T2−T4’を設定して計時を要求する。そして、この要求後にタイマ部113が計時の終了を通知したとき、表示部107の表示画像の切替えを行う。
図4に示す画像表示装置における全体の処理の流れは、例えば先に説明した図2,図3に示すフローチャートと同様である。
ただし、制御部115Aは、ステップST109においてタイマ部112からの通知に基づいて時刻‘T4’を取得する。またステップST111において、タイマ部113の通知に応じて表示部107の表示画像の切替えを行う。他のステップにおける制御部115Aの動作は、先の実施形態において説明した制御部115と同様である。
以上説明したように、本実施形態に係る画像表示装置によれば、計時の開始時点から終了時点までの時間を通知するタイマ部112を用いて復号化処理時間‘T4’を取得することにより、先述した制御部115における時間‘T3−T1’の演算処理を省略することが可能になり、制御部115Aの処理を簡易化できる。
また、本実施形態に係る画像表示装置によれば、タイマ部113から計時終了の通知を受けたときに表示部107の表示画像の切替えを行えば良いため、先述した制御部115における時刻データの監視処理を省略することが可能になり、制御部115Aの処理を簡易化できる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図5は、第3の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す図である。図5に示す画像表示装置は、図1に示す画像表示装置における時刻データ発生部111をタイマ部114に置換し、制御部115を制御部115Bに置換したものであり、他の構成要素は図1に示す画像表示装置と同じである。
タイマ部114は、制御部115Bから開始要求を受けると計時を開始し、制御部115Bから通知要求を受けると当該計時の開始時点からの時間‘T5’を通知する。また、制御部115Bから計時時間を初期化する要求を受けると計時を終了して、時間‘T5’を初期化する。
制御部115Bは、表示部107が先頭の静止画の表示を開始したときタイマ部114に計時の開始を要求する。そして、この計時開始要求の後、各静止画の規定の表示時間‘T2’より短い時間間隔で繰り返しタイマ部114に時間の通知を要求し、この要求に応じて通知される時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達したか監視する。タイマ部114から通知される時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達すると、制御部115は表示部107の表示画像を次の静止画に切替える。
上述した構成を有する図5に示す画像表示装置の2つの動作例について、図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
図6は、図5に示す画像表示装置の第1の動作例を示すフローチャートである。
壁紙用の画像として画像ファイルFILの動画像の表示を開始するように指示を受けた場合、まず制御部115Bは、画像ファイルFILの先頭画像の復号化された画像データ(例えばビットマップ形式の画像データ)が記憶部110の壁紙画像保存領域1101に格納されているか否か判定する(ステップST201)。
壁紙画像保存領域1101に画像データが格納されている場合、制御部115Bは、その画像データを壁紙用の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に格納する(ステップST203)。
壁紙画像保存領域1101に画像データが格納されていない場合、制御部115Bは、画像ファイルFILに含まれる先頭の静止画の画像データを復号化部108において復号化し、その復号化結果の画像データを壁紙画像保存領域1101に格納する(ステップST202)。そして、壁紙画像保存領域1101に格納した画像データを壁紙用の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に格納する(ステップST203)。
次いで制御部115Bは、ヒープ領域1102に格納した画像データを表示部107の画面に描画する(ステップST204)。これにより、表示部107の画面には、動画像の先頭の静止画が表示される。
先頭の静止画の表示を開始すると、制御部115Bはタイマ部114に計時の開始を要求し(ステップST205)、タイマ部114において計時が開始される。
次いで制御部115Bは、記憶部109に格納される画像ファイルFILを読み出し、先頭の静止画の次に表示すべき2番目の静止画の画像データを復号化部108において復号化する(ステップST206)。またこのとき、画像ファイルFILに含まれる各静止画の規定の表示時間‘T2’に関する情報を取得し、記憶部110に保存する。
復号化部108において2番目の静止画の復号化処理が終了すると、制御部115Bは復号化結果の画像データを復号化部108から取得し、2番目の静止画の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に保存する(ステップST207)。
また制御部115Bは、2番目の静止画の復号化処理が終了すると、タイマ部114に対して反復的に時間の通知を要求し、この要求に応じてタイマ部114から通知される時間‘T5’が静止画の規定の表示時間‘T2’に達しているか監視する(ステップST208,ST209)。時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達すると、制御部115Bは次の静止画の画像インスタンスを描画し(ステップST210)、タイマ部114の計時時間‘T5’を初期化する(ステップST211)。なお、ステップST209にてタイマ部114から通知される時間‘T5’が静止画の規定の表示時間‘T2’に達していないと判断された場合には、ステップST208に戻り、計時時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達するまで同処理が行われる。
その後、制御部115Bは、壁紙用の動画像の表示を終了する所定のイベントが発生しているか判定し(ステップST212)、そのようなイベントが発生していない場合は、ステップST205以降の処理を繰り返す。
すなわち、タイマ部114に再び計時の開始を要求し(ステップST205)、現在表示中の静止画の次に表示すべき静止画の復号化処理を実行する(ステップST206)。次の静止画の復号化が終了したら、その復号化結果を画像インスタンスとして保存し(ステップST207)、タイマ部114の計時時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達しているか監視する(ステップST208,ST209)。計時時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達すると、表示部107の表示画像を次の静止画に切替えて(ステップST210)、タイマ部114の計時時間‘T5’を初期化する(ステップST211)。
したがって、表示部107において1つの静止画を表示している間、復号化部108ではその次に表示すべき1つの静止画の画像データが復号化される。
図7は、図5に示す画像表示装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
第2の動作例において、復号化部108は静止画の復号化処理を連続的に実行する。すなわち復号化部108は、ステップST206において復号化処理が開始されると、先に説明した図3のフローチャートの場合と同様に、2番目だけでなくそれ以降の静止画の復号化処理も連続的に実行する。
図7に示すフローチャートにおけるステップST201〜ST212は、図6に示すフローチャートにおける同一符号のステップと同じである。図7のフローチャートは、ステップST212において動画像の表示を続行すると判定した場合、次に述べるステップST213及びST214の処理を経てステップST207の画像インスタンス保存処理に戻る点で、図6に示すフローチャートと異なる。
ステップST212において動画像の表示処理の続行を判定すると、制御部115Bはタイマ部114に計時の開始を再び要求する(ステップST213)。次に制御部115Bは、復号化部108において次に表示すべき静止画の復号化処理が終了しているか否か判定し(ステップST214)、復号化処理が終了したと判定したら、ステップST207に戻る。そして、その復号化結果の画像データを次に表示すべき静止画の画像インスタンスとしてヒープ領域1102に保存する。以降、制御部115Bは、先に説明したステップST208〜ST211の処理を実行し、現在表示中の静止画の表示開始時刻から規定の時間‘T2’が経過したとき、表示部107の表示画像を次の静止画に切替える。
以上説明したように、本実施形態に係る画像表示装置によれば、タイマ部114において計時される時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達しているかを監視することにより、先頭画像を含む各静止画の表示時間を規定の表示時間‘T2’に合わせることができる。これにより、図1に示す画像表示装置における演算処理(時間‘T3−T1’や‘T2−T4’の演算など)を省略することが可能になるため、制御部115Bの処理を簡易化できる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
例えば、上述した第1の実施形態では、復号化処理時間‘T4’と各静止画の規定の表示時間‘T2’とを比較(図2のステップST110)した結果、規定の表示時間‘T2’が復号化処理時間‘T4’より長い場合には、待ち時間‘T2−T4’を設定して、この待ち時間‘T2−T4’が経過した後に2番目の静止画の画像インスタンスを描画する(図2のステップST111,ST113)構成としているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8のフローチャートに示されるように、復号化処理時間‘T4’と各静止画の規定の表示時間‘T2’が復号化処理時間‘T4’よりも長い場合には、図6及び図7に示されるフローチャートのステップST208,ST209と同様に、タイマ部114による計時時間‘T5’を取得して(ステップST1111)、この計時時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達しているか監視し(ステップST1112)、計時時間‘T5’が規定の表示時間‘T2’に達すると、表示部107の表示画像を次の静止画に切り替えて(ステップST113)、タイマ部114の計時時間‘T5’を初期化する(ステップST211)ようにしてもよい。
この場合にも、第1の実施形態と同様に、先頭の静止画の表示を開始してから規定の時間‘T2’が経過したとき、先頭の静止画の次に表示される2番目の静止画を表示部107に表示させることができる。さらに、第3の実施形態と同様に、待ち時間‘T2−T4’の演算処理を省略することが可能になるため、制御部115Bの処理を簡素化できる。
上述の実施形態では、待受けモードにおいて動画像を表示する場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、他の種々の動作モードにおいて動画像を表示する場合にも本発明は適用可能である。
画像表示装置の各構成要素の機能は、全てをソフトウェアで実現しても良いし、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。例えば、制御部115における処理や通信部102、音声処理部104、復号化部108におけるデータ処理は、1つ又は複数のプログラムによってコンピュータ上で実現しても良いし、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。
上述の実施形態では、携帯電話機において動画像を表示する場合を例に挙げているが、これに限らず、動画像を表示可能な種々の装置に本発明は適用可能である。
第1の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す図である。 図1に示す画像表示装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 図1に示す画像表示装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す図である。 図5に示す画像表示装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 図5に示す画像表示装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 図1に示す画像表示装置の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
101…アンテナ、102…通信部、103…キー入力部、104…音声処理部、105…スピーカ、106…マイクロフォン、107…表示部、108…復号化部、109,110…記憶部、111…時刻データ発生部、112〜114…タイマ部、115,115A,115B…制御部、1101…壁紙画像保存領域、1102…ヒープ領域、FIL…画像ファイル。

Claims (6)

  1. 一連の静止画を順次に表示する画像表示装置であって、
    一連の静止画の符号化された画像データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記符号化された画像データを復号化する復号化手段と、
    前記一連の静止画における先頭の静止画の復号化された画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記復号化手段において復号化された画像データに応じた静止画を表示する表示手段と、
    前記一連の静止画の画像表示の開始指示を受けると、前記第2の記憶手段に記憶される前記画像データに応じた前記先頭静止画を前記表示手段に表示し、少なくとも当該先頭の静止画の次に表示すべき第2の静止画の画像データを前記第1の記憶手段から読み出して前記復号化手段により復号化し、当該先頭静止画の表示を開始してから第1の時間が経過したとき、前記表示手段に表示する画像を当該先頭静止画から前記第2の静止画に切替える制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記表示手段が前記先頭静止画の表示を開始したときから前記復号化手段が次に表示すべき前記第2の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの第2の時間を取得し、前記第1の時間に比べて前記第2の時間が長い場合、前記復号化の終了後に前記表示手段に表示する画像の切り替えを行う
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記表示手段が前記先頭静止画の表示を開始したときから前記復号化手段が次に表示すべき前記第2の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの第2の時間を取得し、前記第1の時間に比べて前記第2の時間が短い場合、前記先頭静止画の表示を開始してから前記第1の時間が経過したとき、前記表示手段に表示する画像を前記先頭静止画から前記第2の静止画に切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 時刻を示す時刻データを発生する時刻データ発生手段を有し、
    前記制御手段は、前記表示手段が先頭の静止画の表示を開始したとき前記時刻データ発生手段から取得した時刻データと、前記復号化手段が次に表示すべき静止画の画像データの復号化を終了したとき前記時刻データ発生手段から取得した時刻データとに基づいて、前記第2の時間を取得する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像表示装置。
  4. 前記表示手段は、前記復号化手段において復号化された前記画像データに応じた静止画を順次に表示させる際に、所定の間隔をもって表示させる画像を切り替え、
    前記第1の時間は、前記所定の間隔と略同一となるように設定されている
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載の画像表示装置。
  5. 一連の静止画を順次に表示する画像表示方法であって、
    一連の静止画の符号化された画像データを第1の記憶手段に記憶させ、
    前記一連の静止画における先頭の静止画の符号化された画像データを復号化して第2の記憶手段に記憶させ、
    前記一連の静止画の画像表示の開始指示を受けると、前記第2の記憶手段に記憶された前記復号化された画像データに基づく前記先頭静止画を表示手段に表示させ、
    前記第1の記憶手段に記憶された少なくとも当該先頭静止画の次に表示すべき第2の静止画の符号化された画像データを復号化し、
    前記表示手段が前記先頭静止画の表示を開始したときから前記復号化手段が次に表示すべき前記第2の静止画の画像データの復号化を終了するときまでの第2の時間を取得し、
    前記先頭静止画の表示を開始してから第1の時間が経過したとき、前記表示手段に表示する画像を当該先頭静止画から前記第2の静止画へ切替え、前記第1の時間に比べて前記第2の時間が長い場合、前記復号化の終了後に前記表示手段に表示する画像の切り替えを行う
    ことを特徴とする画像表示方法。
  6. 復号化された前記画像データに応じた静止画を順次表示させる際に、所定の間隔をもって表示させるとともに、
    前記第1の時間は、前記所定の間隔と略同一となるように設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載の画像表示方法。
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