JP2004325937A - 画像表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】静止画像の順次表示においてユーザの便宜を図り、作業労力を軽減する。
【解決手段】本発明の画像表示制御装置1は、複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段141と、画像表示開始からの経過時間を計時する手段16と、計時手段16で計時された経過時間が間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段17と、静止画像の表示中に間隔時間を変更する手段15とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の画像表示制御装置1は、複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段141と、画像表示開始からの経過時間を計時する手段16と、計時手段16で計時された経過時間が間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段17と、静止画像の表示中に間隔時間を変更する手段15とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記録された静止画像データの表示制御を行う画像表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Compact Disk)、DVD(Digital versatile Disk)−ROM(Read Only Memory)、DVD−RAM(DVD Random Access Memory)、内蔵ハードディスクなどの記録媒体には、静止画像データが記録される。
【0003】
例えば、デジタルカメラで撮影された静止画像データは、DVD−RAMに記録される。ユーザは、DVDプレイヤを用いて、DVD−RAMに記録されている複数の静止画像データに基づいて表示装置に静止画像を表示し、静止画像を見る。一般的に、ユーザは、複数の静止画像を見る場合、送りボタンを押し、表示される静止画像を切り替える。
【0004】
従来の静止画像表示装置の中には、設定された時間間隔にしたがって複数の静止画像を順次表示する装置がある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−276117号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
記録媒体の記録容量の増大により、記録媒体に記録される静止画像データの数は増加している。したがって、静止画像を手動で順次表示する場合、ユーザは、その都度、送りボタンを押す必要があり、疲労する。また、表示させる静止画像の数が増加すると、送りボタンが繰り返し押されるため、劣化する。
【0007】
また、上述した従来の静止画像表示装置では、静止画像の順次表示の開始前に設定された時間間隔にしたがって静止画像が表示される。したがって、ユーザは、静止画像の順次表示を命令し静止画像の表示が開始された後に、表示される静止画像の内容やユーザの判断、ユーザの作業内容を考慮し、画像の表示時間の間隔を変更することは困難である。
【0008】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、静止画像の順次表示においてユーザの便宜を図り、作業労力を軽減する画像表示制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
【0010】
第1の発明の画像表示制御装置は、複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段と、画像表示開始からの経過時間を計時する手段と、計時手段で計時された経過時間が間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段と、静止画像の表示中に間隔時間を変更する手段とを具備する。
【0011】
第2の発明の画像表示制御装置は、複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段と、画像表示開始からの経過時間を計時する手段と、計時手段で計時された経過時間が間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段と、表示されている静止画像を指示に応じて分類する手段とを具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
本実施の形態においては、静止画像の順次表示中に、表示切替の間隔時間を変更でき、ユーザによる静止画像データの分類作業、編集作業を支援する機能を具備する画像表示制御装置について説明する。
【0014】
本実施の形態では、画像表示制御装置としてDVDプレイヤの場合を例として説明するが、例えばビデオCDプレイヤなどのように、記録媒体に記録された静止画像データに基づいて静止画像を表示装置に表示する他の装置でもよい。
【0015】
図1は、本実施の形態に係る画像表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、ドライブ2、圧縮展開部3、記録部4、指示受付部5、制御部6、出力部7とが、例えばバス8などを経由して互いにデータを入出力可能に接続されている。
【0017】
ドライブ2は、例えばDVD(以下、各種タイプのDVDをDVDと総称する)9などのような記録媒体に記録されている静止画像データI1〜Inの読み込み、DVD9へのデータの書き込み、DVD9に対するデータの変更、削除を行う。
【0018】
圧縮展開部3は、圧縮されている静止画像データI1〜Inの展開を行う。また、圧縮展開部3は、DVD9に記録されるデータを圧縮する。
【0019】
本実施の形態では、記録部4として、例えばハードディスク4a、メモリ4bが用いられる。
【0020】
指示受付部5は、ユーザの指示をリモートコントローラ10や操作パネル11から受け付け、その指示内容を示すデータを制御部6に出力する。ユーザの指示内容としては、例えば、表示切替の間隔時間の設定、変更、静止画像データの分類、削除などがある。
【0021】
制御部6としては、例えばCPU(Central Processing Unit)などが用いられる。この制御部6は、DVD9に記録されている静止画像データI1〜Inについて、出力部7及び例えばディスプレイなどのような表示装置12を用いて静止画像を表示するための各種制御を実行する。
【0022】
本実施の形態において、制御部6は、ハードディスク4aに記録されている画像表示制御プログラム13で定義される処理を実行する。これにより、制御部6は、読み出し部141、設定部142、変更部15、計時部16、切替部17、残り時間演算部18、表示制御部19、分類部20、書き込み部21としての機能を実現する。
【0023】
読み出し部141は、ドライブ2を用いて、DVD9に記録されている複数の静止画像データI1〜Inを読み出し、圧縮展開部3を用いて読み出した静止画像データI1〜Inを展開し、メモリ4bに記録する。
【0024】
設定部142は、ハードディスク4aに記録されている初期設定データ27を、設定データ27aとしてメモリ4bに記録し、静止画像の表示切替の間隔時間を設定する。
【0025】
変更部15は、静止画像を順次表示するための設定データ27aを、ユーザの指示にしたがって任意のタイミングで変更する。
【0026】
図2に示すように、設定データ27aは、例えば静止画像の表示切替の間隔時間を表すデータ271を含む。また、設定データ27aは、それぞれ画像の切替タイミングを表す残り時間インジケータ(表示時間残量グラフ)、残り時間を表すデジタル値、分類結果を表す分類指標などのような各種指標を表示するか否かを表すデータ272〜274、順次表示を順方向(例えば、画像番号が昇順に変化する)で行うか逆方向(例えば、画像番号が降順に変化する)で行うかを表すデータ275を含む。また、設定データ27aは、残り時間インジケータなどの各種指標の表示態様(色、背景の色、配置位置、大きさ、種別など)を表すデータ276を含む。
【0027】
計時部16は、画像表示開始からの経過時間を計時する。例えば、計時部16は、画像表示開始からカウントを始めるカウンタ22におけるカウント数に基づいて経過時間を計時する。
【0028】
切替部17は、計時部16で計時された経過時間が、設定されている表示切替の間隔時間と一致すると、メモリ4bのデータ275に基づいて、順次表示の方向を検出し、検出した方向にしたがって次に表示する静止画像データを決定し、表示する静止画像を切り替える。
【0029】
残り時間演算部18は、設定されている表示切替の間隔時間と静止画像の表示時間とに基づいて、静止画像の表示される残り時間を求める。
【0030】
表示制御部19は、設定データ27aにおいて表示する旨の設定がなされている指標を表す指標データと表示対象の静止画像データとを合成した合成データを作成し、合成データの表示制御を行う。表示制御部19は、指標データと静止画像データとを合成する場合、データ276で表される表示態様に基づいて合成を行う。
【0031】
例えば、表示制御部19は、設定データ27aのデータ272が残り時間インジケータを表示する旨を表す場合、表示対象の静止画像データと残り時間インジケータを示す指標データとを合成した合成データを作成する。
【0032】
また、表示制御部19は、設定データ27aのデータ273が残り時間のデジタル値を表示する旨を表す場合、表示対象の静止画像データと残り時間のデジタル値を示す指標データとを合成した合成データを作成する。
【0033】
また、表示制御部19は、設定データ27aのデータ274が分類指標を表示する旨を表す場合、表示対象の静止画像データと分類結果を示す分類指標データとを合成した合成データを作成する。
【0034】
そして、合成する際に、残り時間インジケータ、残り時間のデジタル値、分類指標などの各種指標の表示態様については、設定データ27aの内容にしたがう。
【0035】
分類部20は、ユーザの指示に応じて、表示対象の静止画像データを分類し、分類結果を表す分類データ23をハードディスク4aに記録する。
【0036】
図3に示すように、分類データ23には、静止画像データI1〜Inの分類先となるカテゴリC1〜Cm、チェックカテゴリA、削除カテゴリDに対応するフォルダが設けられている。分類部20は、ユーザの指示にしたがって、表示対象の静止画像データをカテゴリC1〜Cm、チェックカテゴリA、削除カテゴリDに対応するフォルダに格納する。
【0037】
書き込み部21は、ドライブ2を用いて、分類データ23で表される分類結果に応じてデータをDVD9に書き込む。これにより、DVD9の編集が実現される。
【0038】
出力部7は、合成データを表示装置12に出力する。合成データの作成に用いられる表示対象の静止画像データは、表示切替の間隔時間の経過にあわせて変更されるため、表示装置12では複数の静止画像が順次表示される。
【0039】
図4は、本実施の形態に係る画像表示制御装置1による静止画像の表示状態の一例を示す図である。
【0040】
画像表示制御装置1から出力される合成データは表示装置12により表示される。これにより静止画像が表示切替の間隔時間に応じて、順方向/逆方向データ275で表される方向に順次切り替わる。
【0041】
静止画像の順次表示中であっても、リモートコントローラ10のボタンB1が押されると、順次表示される画像の表示切替の間隔時間が短くなり、静止画像の切り替えが高速になる。一方、静止画像の順次表示中にリモートコントローラ10のボタンB3が押されると、順次表示される画像の表示切替の間隔時間が長くなり、静止画像の切り替えが低速になる。
【0042】
静止画像は、ユーザによる設定に応じて、静止画像の切替タイミングを表す残り時間インジケータ24、残り時間のデジタル値25、分類指標の一種であるチェック図形26を含む。
【0043】
静止画像に含められる各種指標の表示態様は、ユーザが自由に設定可能である。例えば、チェック図形の色、枠及び枠内の色、表示位置、大きさ、残り時間インジケータの色、表示位置、大きさ、残り時間のデジタル値の色、表示位置、大きさは、ユーザによって自由に設定される。
【0044】
リモートコントローラ10及び操作パネル11は、ユーザの指示、ユーザによる各種設定内容を受け付ける。
【0045】
リモートコントローラ10のボタンB1は、順方向での次の静止画像の表示、順送り開始、表示スピード増加の指示に用いられる。
【0046】
リモートコントローラ10のボタンB2は、静止画像表示終了、順送り停止の指示に用いられる。
【0047】
リモートコントローラ10のボタンB3は、逆方向での次の静止画像の表示、逆送り開始、表示スピード減少の指示に用いられる。
【0048】
具体的には、ユーザによってリモートコントローラ10のボタンB1が押されると、表示装置12に静止画像が表示される。さらに、ボタンB1が押されると、順方向にしたがって自動的に次々と静止画像が表示されていく。
【0049】
静止画像の切替スピードを速くする場合、さらにユーザによってボタンB1が押される。静止画像の切替スピードを遅くする場合、ユーザによってボタンB3が押される。静止画像の切替スピードのレベルは、ボタンB1,B3の押される時間に応じて、段階的に切り替わる。
【0050】
順次表示を停止したい場合、ボタンB2が押される。すると、現在表示装置12に表示されている静止画像の表示が維持される。静止画像の表示を終了したい場合、さらにボタンB2が押される。
【0051】
順次表示が停止された場合にユーザによってボタンB3が押されると、逆方向における次の静止画像が表示装置12に表示される。さらに、ボタンB3が押されると、逆方向にしたがって自動的に次々と静止画像が表示されていく。静止画像の切替スピードを速くする場合、ユーザによってボタンB1が押される。静止画像の切替スピードを遅くする場合、ユーザによってボタンB3が押される。
【0052】
ユーザはボタン群Bnに属する各ボタンを、画像表示制御装置1の機能に対して自由に割り当てる。本実施の形態では、ユーザは、静止画像データの分類作業を行うために、ボタン群Bnに属する各ボタンに対して、カテゴリC1〜Cm、チェックカテゴリA、削除カテゴリDを割り付けたとする。
【0053】
ユーザは、順方向又は逆方向に順次表示される静止画像を観察し、切替スピードを調節し、表示されている静止画像の分類先に対応するボタンを押す。これにより、表示されている静止画像に対応する静止画像データを分類、チェック、削除することができる。
【0054】
図5は、本実施の形態に係る画像表示制御装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0055】
画像表示制御装置1の動作は、主に静止画像データの読み出し段階(ステップS1)、静止画像の順次表示段階(ステップS2)、データ書き込み段階(ステップS3)から構成される。
【0056】
図6は、静止画像データの読み出し段階の一例を示すフローチャートである。
【0057】
ステップS101において、指示受付部5は、ユーザから順次表示の開始指示を受け付ける。
【0058】
ステップS102において、制御部6は、画像表示制御プログラム13に定義されている処理の実行を開始する。
【0059】
ステップS103において、読み出し部141は、ドライブ2を用いて、DVD9に記録されており圧縮されている複数の静止画像データI1〜Inを読み出す。
【0060】
ステップS104において、読み出し部141は、圧縮展開部3を用いて、読み出された複数の静止画像データI1〜Inを展開する。
【0061】
ステップS105において、読み出し部141は、展開された複数の静止画像データI1〜Inをメモリ4bに記録する。
【0062】
ステップS106において、設定部142は、初期設定データ27を設定データ27aとしてメモリ4bに記録し、静止画像の表示切替の間隔時間を設定する。
【0063】
なお、上記処理において、ステップS103〜S105とステップS106とは逆の順序で実行されてもよく、並列に実行されてもよく、順序を任意に変更してもよい。
【0064】
図7は、静止画像の順次表示段階の一例を示すフローチャートである。
【0065】
ステップS201において、切替部17は、設定データ27aに基づいて、最初の表示対象の静止画像データを決定する。
【0066】
ステップS202において、指示受付部5は、ユーザから新たな設定データを受け付けた場合、ステップS203において、変更部15は、メモリ4bの設定データ27aとハードディスク4aの初期設定データ27とを新たな設定データの内容で書き換える。
【0067】
ステップS204において、残り時間演算部18は、表示対象の静止画像を表示する残り時間を計算する。
【0068】
ステップS205において、表示制御部19は、設定データ27aにしたがって、表示対象の静止画像データと必要な指標データとを合成し、合成データを作成する。
【0069】
ステップS206においては、出力部7は、合成データを表示装置12に出力する。これにより、合成データで表される静止画像が表示装置12に表示される。
【0070】
ステップS207において、指示受付部5が、ユーザから分類指示を受け付けた場合、ステップS208において、分類部20は、表示対象の静止画像データをユーザの指示した分類先のフォルダに記録し、分類を行う。
【0071】
ステップS209において、計時部16は、設定データ27aに含まれている表示切替の間隔時間が経過したか判断する。
【0072】
表示切替の間隔時間が経過していないと判断された場合、上記ステップS202に処理は戻る。
【0073】
表示切替の間隔時間が経過したと判断された場合、ステップS210において、切替部17は、設定データ27aで設定されている方向にしたがって、新たな表示対象の静止画像データを決定する。これにより、静止画像の切り替えが行われる。
【0074】
ステップS211において、制御部6は、例えば全ての静止画像データI1〜Inが表示された場合又はユーザが順次動作終了を指示した場合など、順次表示終了イベントが発生した場合、順次表示を終了する。順次表示終了イベントが発生しない場合、上記ステップS202に処理は戻る。
【0075】
図8は、データ書き込み段階の一例を示すフローチャートである。
【0076】
ステップS301において、指示受付部5は、ユーザから書き込み指示を受け付ける。
【0077】
ステップS302において、書き込み部21は、ハードディスク4aに記録されている分類データ23を読み出す。
【0078】
ステップS303において、書き込み部21は、分類データ23において削除カテゴリDを除く他のカテゴリC1〜Cm及びチェックカテゴリAに属する静止画像データ、すなわち書き込み対象の静止画像データの圧縮を圧縮展開部3に依頼する。
【0079】
ステップS304において、圧縮展開部3は、カテゴリC1〜Cm及びチェックカテゴリAに属する静止画像データを圧縮する。
【0080】
ステップS305において、書き込み部21は、ドライブ2を用いて、カテゴリC1〜Cm及びチェックカテゴリAに属し圧縮された静止画像データと分類結果とを表すデータをDVD9に書き込む。
【0081】
以上説明した本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、設定された表示切替の間隔時間を経過する度に、静止画像を自動的に切り替えることができ、順次表示開始後であっても静止画像の切替間隔や各種指標の表示態様を自由に変更できる。
【0082】
これにより、ユーザは、多数の静止画像を表示する場合であっても静止画像の切り替えを行う度にボタンを押す必要がなく、静止画像を見る労力が軽減される。また、ボタンの劣化を防止できる。
【0083】
さらに、ユーザは、リアルタイムで自分の希望にそった間隔で静止画像を順次表示させていくことができる。ユーザは、自己の作業内容、自己の判断、表示される静止画像の価値などに応じて自由に表示切替の間隔時間を変更できる。
【0084】
例えば、静止画像を人に見せたい場合や注意深く観察したい場合、ユーザは迅速かつ容易に表示間隔を長くすることができる。一方、編集作業を効率的に行いたい場合や静止画像を早く切り替えたい場合、ユーザは、迅速かつ容易に表示間隔を短くすることができる。
【0085】
ユーザは、デジタルカメラなどにより大量の静止画像を撮影し、大量の静止画像データを記録したとする。ユーザは、大量の静止画像データのうち自分にとって価値の高いデータが連続する部分については表示間隔を長くし、価値の低いデータが連続する部分については表示間隔を短くできる。
【0086】
また、本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、静止画像の順次表示にあわせて静止画像データをユーザの操作にしたがって分類、削除できる。これにより、ユーザによる分類、編集作業の効率を向上させることができる。画像の表示間隔を自由に変更できるため、ユーザは、分類、編集作業を正確かつ効率的に行うことができる。
【0087】
また、本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、表示の残り時間を表す指標、分類結果を表す指標などが表示される。これにより、ユーザは、表示される残り時間を意識して表示時間を有効に使って静止画像を判断し、分類、編集できる。
【0088】
例えば、ある静止画像データを削除しようとしてユーザによって削除ボタンが押されたが、表示対象の静止画像データが切り替わり、ユーザが削除しようとした静止画像データの次の静止画像データが削除されるなどの操作ミスを防止できる。
【0089】
なお、上記実施の形態において、画像表示制御装置1の各構成要素は、プログラムにより実現される部分がハードウェアによって実現されるとしてもよい。
【0090】
また、本実施の形態に係る画像表示制御装置1に具備される各構成要素は、同様の動作を実現可能であれば配置を変更させてもよく、また各構成要素を自由に組み合わせてもよく、各構成要素を自由に分割してもよく、いくつかの構成要素を削除してもよい。例えば、圧縮展開部3と制御部6とカウンタ22とをまとめて一つの構成要素としてもよい。
【0091】
すなわち、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
【0092】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明においては、静止画像の順次表示においてユーザの便宜を図り、ユーザの作業労力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像表示制御装置の構成の一例を示すブロック図。
【図2】設定データの内容の一例を示す図。
【図3】分類データの内容の一例を示す図。
【図4】同実施の形態に係る画像表示制御装置による静止画像の表示状態の一例を示す図。
【図5】同実施の形態に係る画像表示制御装置の動作の一例を示すフローチャート。
【図6】静止画像データの読み出し段階の一例を示すフローチャート。
【図7】静止画像の順次表示段階の一例を示すフローチャート。
【図8】データ書き込み段階の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…画像表示制御装置、2…ドライブ、3…圧縮展開部、4…記録部、4a…ハードディスク、4b…メモリ、5…指示受付部、6…制御部、7…出力部、8…バス、9…DVD、10…リモートコントローラ、11…操作パネル、12…表示装置、13…画像表示制御プログラム、141…読み出し部、142…設定部142、15…変更部、16…計時部、17…切替部、18…残り時間演算部、19…表示制御部、20…分類部、21…書き込み部、22…カウンタ、23…分類データ、27…初期設定データ、27a…設定データ、I1〜In…静止画像データ
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記録された静止画像データの表示制御を行う画像表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Compact Disk)、DVD(Digital versatile Disk)−ROM(Read Only Memory)、DVD−RAM(DVD Random Access Memory)、内蔵ハードディスクなどの記録媒体には、静止画像データが記録される。
【0003】
例えば、デジタルカメラで撮影された静止画像データは、DVD−RAMに記録される。ユーザは、DVDプレイヤを用いて、DVD−RAMに記録されている複数の静止画像データに基づいて表示装置に静止画像を表示し、静止画像を見る。一般的に、ユーザは、複数の静止画像を見る場合、送りボタンを押し、表示される静止画像を切り替える。
【0004】
従来の静止画像表示装置の中には、設定された時間間隔にしたがって複数の静止画像を順次表示する装置がある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−276117号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
記録媒体の記録容量の増大により、記録媒体に記録される静止画像データの数は増加している。したがって、静止画像を手動で順次表示する場合、ユーザは、その都度、送りボタンを押す必要があり、疲労する。また、表示させる静止画像の数が増加すると、送りボタンが繰り返し押されるため、劣化する。
【0007】
また、上述した従来の静止画像表示装置では、静止画像の順次表示の開始前に設定された時間間隔にしたがって静止画像が表示される。したがって、ユーザは、静止画像の順次表示を命令し静止画像の表示が開始された後に、表示される静止画像の内容やユーザの判断、ユーザの作業内容を考慮し、画像の表示時間の間隔を変更することは困難である。
【0008】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、静止画像の順次表示においてユーザの便宜を図り、作業労力を軽減する画像表示制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
【0010】
第1の発明の画像表示制御装置は、複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段と、画像表示開始からの経過時間を計時する手段と、計時手段で計時された経過時間が間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段と、静止画像の表示中に間隔時間を変更する手段とを具備する。
【0011】
第2の発明の画像表示制御装置は、複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段と、画像表示開始からの経過時間を計時する手段と、計時手段で計時された経過時間が間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段と、表示されている静止画像を指示に応じて分類する手段とを具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
本実施の形態においては、静止画像の順次表示中に、表示切替の間隔時間を変更でき、ユーザによる静止画像データの分類作業、編集作業を支援する機能を具備する画像表示制御装置について説明する。
【0014】
本実施の形態では、画像表示制御装置としてDVDプレイヤの場合を例として説明するが、例えばビデオCDプレイヤなどのように、記録媒体に記録された静止画像データに基づいて静止画像を表示装置に表示する他の装置でもよい。
【0015】
図1は、本実施の形態に係る画像表示制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、ドライブ2、圧縮展開部3、記録部4、指示受付部5、制御部6、出力部7とが、例えばバス8などを経由して互いにデータを入出力可能に接続されている。
【0017】
ドライブ2は、例えばDVD(以下、各種タイプのDVDをDVDと総称する)9などのような記録媒体に記録されている静止画像データI1〜Inの読み込み、DVD9へのデータの書き込み、DVD9に対するデータの変更、削除を行う。
【0018】
圧縮展開部3は、圧縮されている静止画像データI1〜Inの展開を行う。また、圧縮展開部3は、DVD9に記録されるデータを圧縮する。
【0019】
本実施の形態では、記録部4として、例えばハードディスク4a、メモリ4bが用いられる。
【0020】
指示受付部5は、ユーザの指示をリモートコントローラ10や操作パネル11から受け付け、その指示内容を示すデータを制御部6に出力する。ユーザの指示内容としては、例えば、表示切替の間隔時間の設定、変更、静止画像データの分類、削除などがある。
【0021】
制御部6としては、例えばCPU(Central Processing Unit)などが用いられる。この制御部6は、DVD9に記録されている静止画像データI1〜Inについて、出力部7及び例えばディスプレイなどのような表示装置12を用いて静止画像を表示するための各種制御を実行する。
【0022】
本実施の形態において、制御部6は、ハードディスク4aに記録されている画像表示制御プログラム13で定義される処理を実行する。これにより、制御部6は、読み出し部141、設定部142、変更部15、計時部16、切替部17、残り時間演算部18、表示制御部19、分類部20、書き込み部21としての機能を実現する。
【0023】
読み出し部141は、ドライブ2を用いて、DVD9に記録されている複数の静止画像データI1〜Inを読み出し、圧縮展開部3を用いて読み出した静止画像データI1〜Inを展開し、メモリ4bに記録する。
【0024】
設定部142は、ハードディスク4aに記録されている初期設定データ27を、設定データ27aとしてメモリ4bに記録し、静止画像の表示切替の間隔時間を設定する。
【0025】
変更部15は、静止画像を順次表示するための設定データ27aを、ユーザの指示にしたがって任意のタイミングで変更する。
【0026】
図2に示すように、設定データ27aは、例えば静止画像の表示切替の間隔時間を表すデータ271を含む。また、設定データ27aは、それぞれ画像の切替タイミングを表す残り時間インジケータ(表示時間残量グラフ)、残り時間を表すデジタル値、分類結果を表す分類指標などのような各種指標を表示するか否かを表すデータ272〜274、順次表示を順方向(例えば、画像番号が昇順に変化する)で行うか逆方向(例えば、画像番号が降順に変化する)で行うかを表すデータ275を含む。また、設定データ27aは、残り時間インジケータなどの各種指標の表示態様(色、背景の色、配置位置、大きさ、種別など)を表すデータ276を含む。
【0027】
計時部16は、画像表示開始からの経過時間を計時する。例えば、計時部16は、画像表示開始からカウントを始めるカウンタ22におけるカウント数に基づいて経過時間を計時する。
【0028】
切替部17は、計時部16で計時された経過時間が、設定されている表示切替の間隔時間と一致すると、メモリ4bのデータ275に基づいて、順次表示の方向を検出し、検出した方向にしたがって次に表示する静止画像データを決定し、表示する静止画像を切り替える。
【0029】
残り時間演算部18は、設定されている表示切替の間隔時間と静止画像の表示時間とに基づいて、静止画像の表示される残り時間を求める。
【0030】
表示制御部19は、設定データ27aにおいて表示する旨の設定がなされている指標を表す指標データと表示対象の静止画像データとを合成した合成データを作成し、合成データの表示制御を行う。表示制御部19は、指標データと静止画像データとを合成する場合、データ276で表される表示態様に基づいて合成を行う。
【0031】
例えば、表示制御部19は、設定データ27aのデータ272が残り時間インジケータを表示する旨を表す場合、表示対象の静止画像データと残り時間インジケータを示す指標データとを合成した合成データを作成する。
【0032】
また、表示制御部19は、設定データ27aのデータ273が残り時間のデジタル値を表示する旨を表す場合、表示対象の静止画像データと残り時間のデジタル値を示す指標データとを合成した合成データを作成する。
【0033】
また、表示制御部19は、設定データ27aのデータ274が分類指標を表示する旨を表す場合、表示対象の静止画像データと分類結果を示す分類指標データとを合成した合成データを作成する。
【0034】
そして、合成する際に、残り時間インジケータ、残り時間のデジタル値、分類指標などの各種指標の表示態様については、設定データ27aの内容にしたがう。
【0035】
分類部20は、ユーザの指示に応じて、表示対象の静止画像データを分類し、分類結果を表す分類データ23をハードディスク4aに記録する。
【0036】
図3に示すように、分類データ23には、静止画像データI1〜Inの分類先となるカテゴリC1〜Cm、チェックカテゴリA、削除カテゴリDに対応するフォルダが設けられている。分類部20は、ユーザの指示にしたがって、表示対象の静止画像データをカテゴリC1〜Cm、チェックカテゴリA、削除カテゴリDに対応するフォルダに格納する。
【0037】
書き込み部21は、ドライブ2を用いて、分類データ23で表される分類結果に応じてデータをDVD9に書き込む。これにより、DVD9の編集が実現される。
【0038】
出力部7は、合成データを表示装置12に出力する。合成データの作成に用いられる表示対象の静止画像データは、表示切替の間隔時間の経過にあわせて変更されるため、表示装置12では複数の静止画像が順次表示される。
【0039】
図4は、本実施の形態に係る画像表示制御装置1による静止画像の表示状態の一例を示す図である。
【0040】
画像表示制御装置1から出力される合成データは表示装置12により表示される。これにより静止画像が表示切替の間隔時間に応じて、順方向/逆方向データ275で表される方向に順次切り替わる。
【0041】
静止画像の順次表示中であっても、リモートコントローラ10のボタンB1が押されると、順次表示される画像の表示切替の間隔時間が短くなり、静止画像の切り替えが高速になる。一方、静止画像の順次表示中にリモートコントローラ10のボタンB3が押されると、順次表示される画像の表示切替の間隔時間が長くなり、静止画像の切り替えが低速になる。
【0042】
静止画像は、ユーザによる設定に応じて、静止画像の切替タイミングを表す残り時間インジケータ24、残り時間のデジタル値25、分類指標の一種であるチェック図形26を含む。
【0043】
静止画像に含められる各種指標の表示態様は、ユーザが自由に設定可能である。例えば、チェック図形の色、枠及び枠内の色、表示位置、大きさ、残り時間インジケータの色、表示位置、大きさ、残り時間のデジタル値の色、表示位置、大きさは、ユーザによって自由に設定される。
【0044】
リモートコントローラ10及び操作パネル11は、ユーザの指示、ユーザによる各種設定内容を受け付ける。
【0045】
リモートコントローラ10のボタンB1は、順方向での次の静止画像の表示、順送り開始、表示スピード増加の指示に用いられる。
【0046】
リモートコントローラ10のボタンB2は、静止画像表示終了、順送り停止の指示に用いられる。
【0047】
リモートコントローラ10のボタンB3は、逆方向での次の静止画像の表示、逆送り開始、表示スピード減少の指示に用いられる。
【0048】
具体的には、ユーザによってリモートコントローラ10のボタンB1が押されると、表示装置12に静止画像が表示される。さらに、ボタンB1が押されると、順方向にしたがって自動的に次々と静止画像が表示されていく。
【0049】
静止画像の切替スピードを速くする場合、さらにユーザによってボタンB1が押される。静止画像の切替スピードを遅くする場合、ユーザによってボタンB3が押される。静止画像の切替スピードのレベルは、ボタンB1,B3の押される時間に応じて、段階的に切り替わる。
【0050】
順次表示を停止したい場合、ボタンB2が押される。すると、現在表示装置12に表示されている静止画像の表示が維持される。静止画像の表示を終了したい場合、さらにボタンB2が押される。
【0051】
順次表示が停止された場合にユーザによってボタンB3が押されると、逆方向における次の静止画像が表示装置12に表示される。さらに、ボタンB3が押されると、逆方向にしたがって自動的に次々と静止画像が表示されていく。静止画像の切替スピードを速くする場合、ユーザによってボタンB1が押される。静止画像の切替スピードを遅くする場合、ユーザによってボタンB3が押される。
【0052】
ユーザはボタン群Bnに属する各ボタンを、画像表示制御装置1の機能に対して自由に割り当てる。本実施の形態では、ユーザは、静止画像データの分類作業を行うために、ボタン群Bnに属する各ボタンに対して、カテゴリC1〜Cm、チェックカテゴリA、削除カテゴリDを割り付けたとする。
【0053】
ユーザは、順方向又は逆方向に順次表示される静止画像を観察し、切替スピードを調節し、表示されている静止画像の分類先に対応するボタンを押す。これにより、表示されている静止画像に対応する静止画像データを分類、チェック、削除することができる。
【0054】
図5は、本実施の形態に係る画像表示制御装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0055】
画像表示制御装置1の動作は、主に静止画像データの読み出し段階(ステップS1)、静止画像の順次表示段階(ステップS2)、データ書き込み段階(ステップS3)から構成される。
【0056】
図6は、静止画像データの読み出し段階の一例を示すフローチャートである。
【0057】
ステップS101において、指示受付部5は、ユーザから順次表示の開始指示を受け付ける。
【0058】
ステップS102において、制御部6は、画像表示制御プログラム13に定義されている処理の実行を開始する。
【0059】
ステップS103において、読み出し部141は、ドライブ2を用いて、DVD9に記録されており圧縮されている複数の静止画像データI1〜Inを読み出す。
【0060】
ステップS104において、読み出し部141は、圧縮展開部3を用いて、読み出された複数の静止画像データI1〜Inを展開する。
【0061】
ステップS105において、読み出し部141は、展開された複数の静止画像データI1〜Inをメモリ4bに記録する。
【0062】
ステップS106において、設定部142は、初期設定データ27を設定データ27aとしてメモリ4bに記録し、静止画像の表示切替の間隔時間を設定する。
【0063】
なお、上記処理において、ステップS103〜S105とステップS106とは逆の順序で実行されてもよく、並列に実行されてもよく、順序を任意に変更してもよい。
【0064】
図7は、静止画像の順次表示段階の一例を示すフローチャートである。
【0065】
ステップS201において、切替部17は、設定データ27aに基づいて、最初の表示対象の静止画像データを決定する。
【0066】
ステップS202において、指示受付部5は、ユーザから新たな設定データを受け付けた場合、ステップS203において、変更部15は、メモリ4bの設定データ27aとハードディスク4aの初期設定データ27とを新たな設定データの内容で書き換える。
【0067】
ステップS204において、残り時間演算部18は、表示対象の静止画像を表示する残り時間を計算する。
【0068】
ステップS205において、表示制御部19は、設定データ27aにしたがって、表示対象の静止画像データと必要な指標データとを合成し、合成データを作成する。
【0069】
ステップS206においては、出力部7は、合成データを表示装置12に出力する。これにより、合成データで表される静止画像が表示装置12に表示される。
【0070】
ステップS207において、指示受付部5が、ユーザから分類指示を受け付けた場合、ステップS208において、分類部20は、表示対象の静止画像データをユーザの指示した分類先のフォルダに記録し、分類を行う。
【0071】
ステップS209において、計時部16は、設定データ27aに含まれている表示切替の間隔時間が経過したか判断する。
【0072】
表示切替の間隔時間が経過していないと判断された場合、上記ステップS202に処理は戻る。
【0073】
表示切替の間隔時間が経過したと判断された場合、ステップS210において、切替部17は、設定データ27aで設定されている方向にしたがって、新たな表示対象の静止画像データを決定する。これにより、静止画像の切り替えが行われる。
【0074】
ステップS211において、制御部6は、例えば全ての静止画像データI1〜Inが表示された場合又はユーザが順次動作終了を指示した場合など、順次表示終了イベントが発生した場合、順次表示を終了する。順次表示終了イベントが発生しない場合、上記ステップS202に処理は戻る。
【0075】
図8は、データ書き込み段階の一例を示すフローチャートである。
【0076】
ステップS301において、指示受付部5は、ユーザから書き込み指示を受け付ける。
【0077】
ステップS302において、書き込み部21は、ハードディスク4aに記録されている分類データ23を読み出す。
【0078】
ステップS303において、書き込み部21は、分類データ23において削除カテゴリDを除く他のカテゴリC1〜Cm及びチェックカテゴリAに属する静止画像データ、すなわち書き込み対象の静止画像データの圧縮を圧縮展開部3に依頼する。
【0079】
ステップS304において、圧縮展開部3は、カテゴリC1〜Cm及びチェックカテゴリAに属する静止画像データを圧縮する。
【0080】
ステップS305において、書き込み部21は、ドライブ2を用いて、カテゴリC1〜Cm及びチェックカテゴリAに属し圧縮された静止画像データと分類結果とを表すデータをDVD9に書き込む。
【0081】
以上説明した本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、設定された表示切替の間隔時間を経過する度に、静止画像を自動的に切り替えることができ、順次表示開始後であっても静止画像の切替間隔や各種指標の表示態様を自由に変更できる。
【0082】
これにより、ユーザは、多数の静止画像を表示する場合であっても静止画像の切り替えを行う度にボタンを押す必要がなく、静止画像を見る労力が軽減される。また、ボタンの劣化を防止できる。
【0083】
さらに、ユーザは、リアルタイムで自分の希望にそった間隔で静止画像を順次表示させていくことができる。ユーザは、自己の作業内容、自己の判断、表示される静止画像の価値などに応じて自由に表示切替の間隔時間を変更できる。
【0084】
例えば、静止画像を人に見せたい場合や注意深く観察したい場合、ユーザは迅速かつ容易に表示間隔を長くすることができる。一方、編集作業を効率的に行いたい場合や静止画像を早く切り替えたい場合、ユーザは、迅速かつ容易に表示間隔を短くすることができる。
【0085】
ユーザは、デジタルカメラなどにより大量の静止画像を撮影し、大量の静止画像データを記録したとする。ユーザは、大量の静止画像データのうち自分にとって価値の高いデータが連続する部分については表示間隔を長くし、価値の低いデータが連続する部分については表示間隔を短くできる。
【0086】
また、本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、静止画像の順次表示にあわせて静止画像データをユーザの操作にしたがって分類、削除できる。これにより、ユーザによる分類、編集作業の効率を向上させることができる。画像の表示間隔を自由に変更できるため、ユーザは、分類、編集作業を正確かつ効率的に行うことができる。
【0087】
また、本実施の形態に係る画像表示制御装置1では、表示の残り時間を表す指標、分類結果を表す指標などが表示される。これにより、ユーザは、表示される残り時間を意識して表示時間を有効に使って静止画像を判断し、分類、編集できる。
【0088】
例えば、ある静止画像データを削除しようとしてユーザによって削除ボタンが押されたが、表示対象の静止画像データが切り替わり、ユーザが削除しようとした静止画像データの次の静止画像データが削除されるなどの操作ミスを防止できる。
【0089】
なお、上記実施の形態において、画像表示制御装置1の各構成要素は、プログラムにより実現される部分がハードウェアによって実現されるとしてもよい。
【0090】
また、本実施の形態に係る画像表示制御装置1に具備される各構成要素は、同様の動作を実現可能であれば配置を変更させてもよく、また各構成要素を自由に組み合わせてもよく、各構成要素を自由に分割してもよく、いくつかの構成要素を削除してもよい。例えば、圧縮展開部3と制御部6とカウンタ22とをまとめて一つの構成要素としてもよい。
【0091】
すなわち、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
【0092】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明においては、静止画像の順次表示においてユーザの便宜を図り、ユーザの作業労力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像表示制御装置の構成の一例を示すブロック図。
【図2】設定データの内容の一例を示す図。
【図3】分類データの内容の一例を示す図。
【図4】同実施の形態に係る画像表示制御装置による静止画像の表示状態の一例を示す図。
【図5】同実施の形態に係る画像表示制御装置の動作の一例を示すフローチャート。
【図6】静止画像データの読み出し段階の一例を示すフローチャート。
【図7】静止画像の順次表示段階の一例を示すフローチャート。
【図8】データ書き込み段階の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…画像表示制御装置、2…ドライブ、3…圧縮展開部、4…記録部、4a…ハードディスク、4b…メモリ、5…指示受付部、6…制御部、7…出力部、8…バス、9…DVD、10…リモートコントローラ、11…操作パネル、12…表示装置、13…画像表示制御プログラム、141…読み出し部、142…設定部142、15…変更部、16…計時部、17…切替部、18…残り時間演算部、19…表示制御部、20…分類部、21…書き込み部、22…カウンタ、23…分類データ、27…初期設定データ、27a…設定データ、I1〜In…静止画像データ
Claims (7)
- 複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段と、
画像表示開始からの経過時間を計時する手段と、
前記計時手段で計時された経過時間が前記間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段と、
静止画像の表示中に前記間隔時間を変更する手段と
を具備することを特徴とする画像表示制御装置。 - 静止画像の表示時間の残り時間を表す指標を表示する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の画像表示制御装置。
- 前記切替手段は、順方向と逆方向のうち指示されたいずれかの方向にしたがって静止画像を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像表示制御装置。
- 複数の静止画像の表示切替の間隔時間を設定する手段と、
画像表示開始からの経過時間を計時する手段と、
前記計時手段で計時された経過時間が前記間隔時間と一致すると、表示する静止画像を切り替える手段と、
表示されている静止画像を指示に応じて分類する手段と
を具備することを特徴とする画像表示制御装置。 - 静止画像の表示中に前記間隔時間を変更する手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の画像表示制御装置。
- 静止画像の表示時間の残り時間を表す指標を表示する手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の画像表示制御装置。
- 前記切替手段は、順方向と逆方向のうち指示されたいずれかの方向にしたがって静止画像を切り替えることを特徴とする請求項4記載の画像表示制御装置。
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- 2003-04-25 JP JP2003122344A patent/JP2004325937A/ja active Pending
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