JP2006209560A - 携帯端末装置とその表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キー入力部8に入力されるアプリケーションの切り換え指示に応じて、表示部3の表示処理の実行アプリケーションが、動作状態判定部12においてサスペンド状態にあると判定された別のアプリケーションへ切り換えられる。これにより、バックグラウンドで処理を実行する音楽再生用アプリケーションのように、画面に表示させて利用する必要性の低いアプリケーションを避けて、目的とするアプリケーションに素早く切り換えることが可能になるため、ユーザの操作性を向上することができる。
【選択図】 図1
Description
また、前記非サスペンド状態は、例えば処理を実行中の状態など、前記サスペンド状態ではない状態をいう。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末装置の構成の一例を示す図であり、本発明を携帯電話機に適用した例を示す。
図1に示す携帯端末装置は、アンテナ1と、無線通信部2と、表示部3と、音声処理部4と、スピーカ5と、マイク6と、撮像部7と、キー入力部8と、記憶部9と、制御部10とを有する。
キー入力部8は、アプリケーションの切り換えを行うための切り換えキー81を含む。
記憶部9は、起動中のアプリケーションを識別するためのデータ(以降、IDデータと標記する)を登録するアプリケーションIDテーブル91を含む。
制御部10は、アプリケーション登録部11と、動作状態判定部12と、アプリケーション切り換え部13とを含む。
表示部3は、本発明の表示手段の一実施形態である。
動作状態判定部12は、本発明の判定手段の一実施形態である。
アプリケーション切り換え部13は、本発明の表示制御手段の一実施形態である。
キー入力部8は、本発明の入力手段の一実施形態である。
記憶部9は、本発明の記憶手段の一実施形態である。
アプリケーション登録部11は、本発明の登録手段の一実施形態である。
マイクロフォン6は、入力される音を電気的な音声信号に変換して音声処理部4に出力する。例えば、音声通話時において、ユーザの音声を電気信号に変換する。
図2に示す携帯電話機は、開閉可能に連結された2つの筐体101および102を有しており、筐体101には主として表示部3の画面103が配置され、筐体102には主としてキー入力部の各種の操作キー104が配置されている。
切り換えキー81は、例えば図2に示すように、円盤の回転によって操作するダイヤル型のキーである。切り換えキー81は、各種の操作キー104が配置された筐体102の側面部に、円盤の一部を露出するようにして配置されている。この円盤を図2中の上下方向に回転させることにより、アプリケーションの切り換えを指示する信号が発生する。
例えば通話に関する処理として、所定のプロトコルに従った音声通話が適切に行われるように、音声処理部4における音声の入出力、無線通信部2における通話データの送受信を制御する。
また、データ通信に関する処理として、送信メールの作成、受信メールの閲覧、電子メールの送受信が適切に行われるように、キー入力部8からの文字データの入力、表示部3における送受信メールの表示、無線通信部1における電子メールの送受信を制御する。
撮影に関する処理としては、撮像部7において取り込まれる画像を表示部3に表示する処理、キー入力部2において入力される撮影の開始信号に従って撮像部7にフラッシュ点灯、画像取り込みを実行させる処理、撮影時に取り込まれた画像を記憶部9に記憶させる処理などを行う。
この場合のアプリケーションとしては、例えば、インターネット通信におけるWebページの閲覧用ブラウザや、音楽・画像再生、ゲーム、電子メール用のアプリケーションなどが含まれる。
例えば、アプリケーション切り換え部13は、表示処理を実行するアプリケーションを、動作状態判定部12においてサスペンド状態にあると判定されたアプリケーションに切り換える。
例えば、アプリケーション切り換え部13は、切り換えキー81の操作(図2の例ではダイヤルの回転操作)が行われるたびに、動作状態判定部12においてサスペンド状態と判定される複数のアプリケーションから順番に1つを選択し、表示処理の実行アプリケーションをこの選択したアプリケーションに切り換える。
この場合、アプリケーションの選択は、例えばアプリケーションの起動順など、予め定めた順番に従って行う。
例えば図2の例において、切り換えキー81のダイヤルが図中の下方向に回転した場合を順方向、上方向に回転した場合を逆方向として、選択の順番を反転する。
続いてアプリケーションB(ID:0002)が起動すると、アプリケーション登録部11は、アプリケーションBのIDデータ(0002)をアプリケーションIDテーブル91に追加する。このとき表示部3は、アプリケーションBの処理に応じた画面を表示する(図3(B))。
更にアプリケーションC(ID:0003)が起動すると、同様にアプリケーション登録部11は、アプリケーションCのIDデータ(0003)をアプリケーションIDテーブル91に追加する。このとき表示部3は、アプリケーションCの処理に応じた画面を表示する(図3(C))。
このように、本実施形態に係る携帯端末装置では、容易な操作で表示するアプリケーションを切り換えることが可能である。
一方、図5(B)では、切り換えキー81の円盤が図中の上方向に回されている。この場合、アプリケーション切り換え部81は、アプリケーションの起動順とは反対の順番で、3つのアプリケーション(A,B,C)を切り換える。すなわち、切り換えキー81の円盤が上方向に回されるたびに、C,B,A,C,B,A,…の順番でアプリケーションを切り換える。
このように、本実施形態に係る携帯端末装置では、アプリケーションの切り換え順序を容易な操作で反転することができる。
例えば、アプリケーション登録部11は、アプリケーションの起動の順番に従って各IDデータが配列されるようにアプリケーションIDテーブル91を形成しており、アプリケーション切り換え部13は、このテーブルの配列順に従ってIDデータを取得する。
多くの場合、バックグラウンド状態において処理を実行中のアプリケーションは、その実行中の画面を表示する必要性があまりなく、利用性が低い。そのため、現在表示中のアプリケーションを単に別のアプリケーションに切り換える方法では、上述の音楽再生用のアプリケーションのように、その実行中において処理内容の表示が不要な利用性の低いアプリケーションに切り換わってしまう可能性がある。これに対し、本実施形態のように、サスペンド状態のアプリケーションのみを選んで切り換えを行うことにより、このような利用性の低いアプリケーションを避けて、目的とするアプリケーションに素早く切り換えることが可能になるため、ユーザの操作性を向上することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る携帯端末装置は、先の実施形態で述べた携帯端末装置と同様の構成を有しており、これと異なる点は、アプリケーションの切り換え指示の入力に関連するアプリケーション切り換え部13の処理にある。
図8に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートのステップST10〜ST45の処理に、ステップST50およびST55の処理を追加したものである。
切り換え指示が入力され続けていない場合、アプリケーション切り換え部13は、図に示すフローチャートの処理を終了する。
アプリケーションの切り換え時点から更に所定時間以上切り換え指示が入力され続けている場合、アプリケーション切り換え部13は、先に説明したステップST25に戻って、次のIDデータをアプリケーションIDテーブル91から取得し、ステップST30以降の処理を繰り返す。
これにより、例えば切り換えキー81のダイヤルを回し続ける等の非常に簡単な操作によって自動的にアプリケーションの切り換えを行うことが可能になり、切り換えのたびに指示を入力する操作さえも不要になるため、操作性を更に向上することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る携帯端末装置は、第1の実施形態で述べた携帯端末装置と同様の構成を有しており、これと異なる点は、アプリケーション切り換え後の画面表示に関連するアプリケーション切り換え部13の処理にある。
図9に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートのステップST10〜ST45の処理に、ステップST47の処理を追加したものである。
例えば、図10に示すように、切り換え後の一定の時間だけ、
‘「○○○○○」に切り換えました’
といったメッセージをアプリケーションの画面上に重ねて表示する。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
本実施形態に係る携帯端末装置は、第1の実施形態で述べた携帯端末装置と同様の構成を有しており、これと異なる点は、アプリケーション切り換え時の画面表示に関連するアプリケーション切り換え部13の処理にある。
図11に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートのステップST10〜ST45の処理に、ステップST60〜ST80の処理を追加したものである。
例えばアプリケーション「○○○○○」が表示処理を行っているとき(図12(A))、キー入力部8に対してアプリケーションの切り換え指示が入力されると、アプリケーション切り換え部13は、その画面上に重ねて、切り換え対象のアプリケーション「×××××」の名称を表示する(図12(B))。
この状態で、更に続けてアプリケーションの切り換え指示が入力されると、アプリケーション切り換え部13は、次の切り換え対象のアプリケーション「△△△△△」を選択し、その名称をアプリケーション「○○○○○」の画面に重ねて表示する(図12(C))。
アプリケーション「△△△△△」が選択されて、切り換え指示の入力が行われずに所定の時間が経過すると、アプリケーション切り換え部13は、表示処理の実行アプリケーションを「○○○○○」から「△△△△△」へ切り換える(図12(D))。
また、同一のアプリケーションが一定の時間選択された場合に、表示処理の実行アプリケーションが選択中のアプリケーションへ自動的に切り換わるため、複雑なキー操作が不要であり、非常に簡易な操作でアプリケーションの切り換えを実現できる。
しかも、アプリケーションの切り換え指示を単に繰り返し入力するたけの非常に簡単な操作で、起動中のアプリケーションを順次に選択し、その記号を画面に表示させることができるため、切り換え対象のアプリケーションの選択が容易であり、この点においても高い操作性を実現することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
本実施形態に係る携帯端末装置は、第4の実施形態で述べた携帯端末装置と同様の構成を有しており、これと異なる点は、アプリケーションを表す記号の表示に関連するアプリケーション切り換え部13の処理にある。
図13に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートにおけるステップST10〜ST20の処理に、ステップST90〜ST115の処理を追加したものである。
例えばアプリケーション「○○○○○」が表示処理を行っているとき(図14(A))、キー入力部8に対してアプリケーションの切り換え指示が入力されると、アプリケーション切り換え部13は、その画面上に重ねて、切り換え可能なのアプリケーションのリストを表示する(図14(B))。このリスト上では、現在切り換え対象として選択されているアプリケーション「×××××」の名称が、例えば枠線に囲まれる等により、他のアプリケーション名と判別可能な態様で表示される。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
上述した各実施形態に係る携帯端末装置では、切り換え対象のアプリケーションを選択する順序が、例えばアプリケーションの起動順などのように、予め定められている。これに対し、本実施形態に係る携帯端末装置では、この選択の順序をアプリケーションの利用頻度に応じて動的に変化させる。
図15に示す携帯端末装置は、図1に示す携帯端末装置における制御部10を制御部10Aに置き換えたものであり、他の構成については図1に示す携帯端末装置と同じである。
制御部10Aは、既に説明したアプリケーション登録部11、動作状態判定部12、アプリケーション切り換え部13に加えて、利用頻度算出部14と切り換え順序決定部15とを更に設けたものである。
切り換え順序決定部15は、本発明の順序決定手段の一実施形態である。
アプリケーション切り換え部13は、切り換え可能なアプリケーションが複数ある場合、この切り換え順序決定部15において決定された順序に応じて、切り換え対象のアプリケーションを順番に選択する。
例えば、アプリケーション切り換え部13は、アプリケーションの切り換えを指示された場合に、動作状態判定部12によりサスペンド状態と判定されたアプリケーションのうち少なくとも一以上のアプリケーションを、サスペンド状態から非サスペンド状態に遷移させる手段(遷移手段)を含んでも良い。
例えば音楽再生アプリケーションがサスペンド状態にある場合、遷移手段がこれを非サスペンド状態に遷移させることによって、画面表示とは独立に、音楽再生処理を再開させることが可能になる。
また、遷移手段は、キー入力部8によるアプリケーション切り換え指示が入力されるつど又は継続している間、動作状態判定部12においてサスペンド状態と判定された複数のアプリケーションの中から1つのアプリケーションを順次選択し、プログラムを特定するプログラム特定情報(例えばアプリケーションの名称やアイコンなどの記号)を順次表示するとともに、キー入力部8により所定時間以上アプリケーション切り換え指示が入力されない場合又はキー入力部8によるアプリケーション切り換え指示の継続が終了した場合、最後に選択されたアプリケーションを非サスペンド状態に遷移させても良い。
更に、遷移手段は、動作状態判定12においてサスペンド状態にあると判定されたアプリケーションが複数ある場合、切り換え順序決定部15において決定された順序に応じて、このアプリケーションを非サスペンド状態に遷移させても良い。
Claims (8)
- 複数のプログラムを並行に処理可能な携帯端末装置であって、
前記プログラムの処理に応じた画像を表示する表示手段と、
前記複数のプログラムのうち少なくとも起動中のプログラムについて動作状態がサスペンド状態にあるかを判定する判定手段と、
所定の指示がなされた場合、前記判定手段によりサスペンド状態と判定されたプログラムのうち少なくとも一以上のプログラムを非サスペンド状態に遷移させる遷移手段、及び/又は、前記判定手段によりサスペンド状態と判定されたプログラムのうち少なくとも一以上のプログラムを前記表示手段により表示させる表示制御手段と、
を有する携帯端末装置。 - 複数のプログラムを並行に処理可能な携帯端末装置であって、
前記プログラムの処理に応じた画像を表示する表示手段と、
前記複数のプログラムのうち少なくとも起動中のプログラムについて動作状態がサスペンド状態にあるかを判定する判定手段と、
所定の指示がなされた場合、前記判定手段により非サスペンド状態と判定されたプログラムのうち少なくとも一以上のプログラムを前記表示手段により表示させる表示制御手段と、
を有する携帯端末装置。 - 前記指示を入力可能な入力手段を有し、
前記遷移手段及び/又は前記表示制御手段は、前記入力手段により前記指示が入力されるつど、前記判定手段においてサスペンド状態と判定された複数のプログラムの中から1つのプログラムを所定の順序に従って選択し、当該選択したプログラムを非サスペンド状態に遷移させる、及び/又は、当該選択したプログラムを表示させる、
請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記指示を入力可能な入力手段を有し、
前記遷移手段及び/又は前記表示制御手段は、前記入力手段による前記指示が入力されるつど又は継続している間、前記判定手段においてサスペンド状態と判定された複数のプログラムの中から1つのプログラムを順次選択し、プログラムを特定するプログラム特定情報を順次表示するとともに、前記入力手段により所定時間以上前記指示が入力されない場合又は前記入力手段による前記指示の継続が終了した場合、最後に選択されたプログラムを非サスペンド状態に遷移させる、及び/又は、最後に選択されたプログラムを表示させる、
請求項1に記載の携帯端末装置。 - プログラムの利用頻度を算出する算出手段と、
前記算出手段において算出された利用頻度に基づいて、前記プログラムを非サスペンド状態に遷移させる順序、及び/又は、前記プログラムを表示させる順序を決定する順序決定手段とを有し、
前記遷移手段及び/又は前記表示制御手段は、前記判定手段においてサスペンド状態にあると判定されたプログラムが複数ある場合、前記順序決定手段において決定された順序に応じて、当該プログラムを非サスペンド状態に遷移させる、及び/又は、当該プログラムを表示させる、
請求項1、3又は4に記載の携帯端末装置。 - 前記遷移手段及び/又は前記表示制御手段は、前記判定手段においてサスペンド状態と判定された複数のプログラムに対応する複数の記号の少なくとも一部を前記表示手段に表示し、当該表示した記号のうち、前記選択したプログラムの記号を非選択のプログラムの記号とは異なる態様で前記表示手段に表示する、
請求項3、4又は5に記載の携帯端末装置。 - 起動中のプログラムを識別するための識別データを記憶する記憶手段と、
新たにプログラムが起動した場合、当該起動したプログラムの識別データを、前記記憶手段に形成したデータテーブルに登録する登録手段と、
を有し、
前記遷移手段及び/又は前記表示制御手段は、前記データテーブルに登録されたプログラムの中から遷移対象のプログラム及び/又は表示対象のプログラムを選択する、
請求項1、3、4、5又は6に記載の携帯端末装置。 - 複数のプログラムを並列に処理可能な携帯端末装置における表示方法であって、
前記プログラムの処理に応じた画像を表示する表示ステップと、
前記複数のプログラムのうち少なくとも起動中のプログラムについて動作状態がサスペンド状態にあるかを判定する判定ステップと、
所定の指示がなされた場合、前記判定ステップによりサスペンド状態と判定されたプログラムのうち少なくとも一以上のプログラムを非サスペンド状態に遷移させる遷移ステップ、及び/又は、前記判定ステップによりサスペンド状態と判定されたプログラムのうち少なくとも一以上のプログラムを表示させる表示ステップと、
を有する携帯端末装置における表示方法。
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