JP2013524362A - 便宜的マルチタスキング - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図6
Description
この出願は、2010年4月7日に出願された「Opportunistic Multitasking」と題する米国仮出願番号61/321,616に基づく国際出願であり、仮出願の全体が参照として、ここに組み込まれる。
以下の動作制限のリスト例は、バックグラウンドプロセスがフォアグラウンドプロセスに及ぼす有害な影響を制限するために強制される場合がある。
バックグラウンドプロセスがフォアグラウンドプロセスの妨げにならないような方法で、フォアグラウンドプロセスとバックグラウンドプロセスに異なるプロセッサスケジューリング「優先度」を割り当てる。当業者であれば、UNIX(登録商標)(AT&Tの登録商標)およびMachのようなオペレーティング環境において、プロセスはスケジューリングされず、スレッドがスケジューリングされることを認識するだろう。さらに、スレッドは、プログラム、アプリケーションまたはプロセスの他の部分と独立または並列に実行可能なプログラム、アプリケーションまたはプロセスの一部であることが認識されるだろう。
一実施例において、システムのストレージ装置(例えば、磁気ハードドライブおよびソリッドステートハードディスク装置)にアクセスする場合、フォアグラウンドスレッドには、バックグラウンドスレッドよりも高い優先度が与えられる。さらに、バックグラウンドプロセス(つまり、バックグラウンド状態にあるプロセスに関連するスレッド)によるシステムのストレージ装置のアクセスはレート制限される。
一実施例において、バックグラウンドまたは非実行状態の(例えばサスペンドされた)アプリケーションあての全パケットをドロップすることで、着信(incoming)ネットワークトラフィックが加減(moderate)される。さらに、意図的に(artificially)小さいバッファサイズを末端(distal)のネットワークサイトに報告して、着信TCP(伝送制御プロトコル)トラフィックを抑制する(throttle)。当業者であれば、TCPがバッファサイズに関連するトラフィックフロー制御機構の既存セットを備え、受信側がトラフィックを扱うことができるよりも高速なネットワークを経由するトラフィックが送信されないことを認識するだろう。前述したように、一実施例において意図的に小さいバッファサイズが報告され、送信側は受信トラフィックの流れを遅くするか停止する。
一実施例において、ネットワークアクセスは二つのキューの使用によって調停(mediate)され、一つのキューはフォアグラウンドプロセスに関連するジョブ用であり、もう一つのキューはバックグラウンドプロセスに関連するジョブ用である。バックグラウンドキューを超える優先度をフォアグラウンドキューに与えることが有益であることが分かった。例えば、バックグラウンドキューに対してフォアグラウンドキューを100%優先してもよい。この設定において、バックグラウンドキュー内のジョブは、フォアグラウンドキューが空の場合にサービスを受けることができる。別の実施例において、フォアグラウンドキュー内のジョブは、バックグラウンドキューに対して所望する割合(例えば90対10、80対20、75対27または50対50)でサービスを受けることができる。さらに別の実施例において、一度、ジョブがキュー(例えばフォアグラウンドキュー)に配置されると、その後、当該ジョブに関連するプロセスが別の動作状態(例えばバックグラウンド)に配置されても、当該ジョブは移動されない。さらに別の実施例において、ジョブのキューの位置は、当該ジョブに関連するプロセスの動作状態を反映して更新される。
一実施例において、例えばiPhone(Appleの登録商標)オペレーティングシステムのように、アプリケーションが表示画面に書いたり描いたりするために経由する少なくとも二つの機構がある。第一の機構は、グラフィクス処理ユニット(GPU)など、専用のハードウェアの使用を経由する。第二の機構は、プラットフォームの一つ以上の中央処理装置(CPU)の使用を経由する。一実施例によれば、iPhone(登録商標)オペレーティング環境において、バックグラウンドプロセスは専用のグラフィクスハードウェアのアクセスが許可されず、例えば、GPUのアクセスを試みる如何なるバックグラウンドプロセスも終了される。別の例では、CPUを介して可視グラフィクスの生成を試みるバックグラウンドプロセスは無視される、つまり、描画バッファ/メモリに書き込むためにCPUの使用を指示するコマンドを実行する試みは無視される。幾つかの実施例において、バックグラウンド状態に置かれたプロセス/アプリケーションに関連する描画メモリは「パージ可能(purgeable)」とマークされる。つまり、フォアグラウンドプロセスは、より多くのメモリを必要とする場合、現在バックグラウンド状態にあるプロセスに元々付与されているディスプレイメモリを(標準メモリアロケーション手法を介して)使用することができる。
プロセスがバックグラウンド状態からフォアグラウンド状態に遷移する場合、プロセスは各種類の通知ごとに一つの通知の受信が許可される。より詳しくは、一実施例において、多数の通知イベントが統合される(consolidate)。例えば、ユーザが彼のパーソナル電子機器(例えばiPhone(登録商標))を縦表示から横表示に、さらに縦表示に回転し、そして横表示に戻した場合の三つの向きの通知イベントの結果は単一の通知、最後の状態、横向きに合体される(coalesce)。これにより、多数のイベントに応答する必要がなくなり、アプリケーションの応答性が向上する。例えば、通知の種類には(例えば、加速度計やジャイロスコープセンサの入力からの)向きの変更通知、(アドレス帳のエントリが変更されると発生する)アドレス帳データベース通知、および(共有リソース画像ライブラリの画像が変更されると発生する)カメラロール通知が含まれる。
共有リソースにロックオンし、サスペンド状態にある任意のプロセスは(サスペンドよりもむしろ)終了させる。共有リソースには、例えば、専用のグラフィクスハードウェアとファイルディスクリプタが含まれる。他の実施例において、ユーザアプリケーションがバックグラウンド状態になると、共有リソースは、ユーザアプリケーションから「引き離される(take away)」。例えば、アプリケーション(プロセス)がカメラのハードウェアにロックオンしている場合、ユーザアプリケーションがバックグラウンド状態に置かれると、当該ロックは取り除かれる。ここで使用する「サスペンド状態」は、プロセスが実行のためにスレッドをスケジューリングすることは許されないが、プロセスの状態がメインメモリに保持された状態である。
一実施例において、バックグラウンドプロセスが所定のシステムハードウェアリソースへのアクセスを獲得することを妨げる。バックグラウンドプロセスが利用不能なハードウェアは、例えばカメラ、GPU、加速度センサ、ジャイロスコープ、近接センサおよびマイクであるが、これらに限定されない。
実行プロセスを収容するために充分なメモリを保持するため、パーソナル電子機器のコアメモリが指定された「クリチカル」ポイントに近付くと、プロセスがメモリから取り除かれる。一実施例において、取り除かれたプロセスは休止(hibernate)される。別の実施例において、取り除かれたプロセスは終了される。ここで使用する用語「コアメモリ」または「メインメモリ」は、ユーザアプリケーションが実行されるパーソナル電子機器のメインランダムアクセスメモリを意味する。「休止プロセス」は、その動作状態が不揮発性メモリに書き込まれたプロセスであり、(1)休止プロセスは実行のためにスレッドをスケジューリングすることができず、(2)休止プロセスのメインメモリにおける「フットプリント」は実質的にゼロである。「終了プロセス」は、その動作状態が削除され、従って、再起動されるまで実行することができないプロセスである。ハイバネーションメモリの処理(act)の間、オンデマンドに再作成(パージ可能)または再ロード(クリーン)可能な処理は、修正されたメモリに配置されるだけか、再構成可能ではない(un-reconstitutable)別のやり方で不揮発性メモリに書き込まれる。別の実施例において、不揮発性メモリの指定領域は「ハイバネーション」メモリとして使用するため、ブート時に別けて設定される。休止プロセスが復帰される場合、不揮発性メモリの休止プロセスのデータはメインメモリに戻され、それによって、不揮発性ストレージのスペースを解放する。一実施例において、指定時間を超えてアクセスされないアプリケーションが「休止」される。
上記の制限が後述する様々なサービスに如何に適用されるかを理解する上の助けとして、表1は、パーソナル電子機器上で実行されるユーザプロセスの五つの動作状態を識別し説明する。
─────┬────────────────┬─────────────
モード │ 説明 │ 制限
または状態│ │
─────┼────────────────┼─────────────
フォア │この状態のプロセスは、システムリ│なし
グラウンド│ソースにアクセスし、現在、ユーザ│
│インタフェイスを提示する │
─────┼────────────────┼─────────────
バック │この状態のプロセスは、システムリ│リアルタイムプロセスはリア
グラウンド│ソースにアクセスするが、現在、 │ルタイム制限の対象(オー
│ユーザインタフェイスを提示しない│ディオ、VOIP/ネットワーク
│ │通信アプリケーションを除き
│ │バックグラウンドに置かれる
│ │と非リアルタイム優先度に降
│ │格)、他の全プロセスは他の
│ │全制限の対象
─────┼────────────────┼─────────────
サスペンド│この状態のプロセスは、メインメモ│実行には不適切
│リ内で動作状態にあり、サスペンド│
│されている事実を除き、実行のため│
│のスケジューリングが可能 │
─────┼────────────────┼─────────────
休止 │この状態のプロセスは、動作状態が│実行には不適切
│不揮発性メモリに書かれている。 │
│プロセスを識別し配置し復帰させる│
│情報だけをメインメモリに保持 │
─────┼────────────────┼─────────────
終了 │メインメモリ内で、もはや動作状態│実行には不適切
│がアクセスできないプロセス │
─────┴────────────────┴─────────────
以下、記述されるサービス動作の「環境」はiPhone(登録商標)オペレーティングシステムである。これは例示のみであり、開示されるサービスは、どのようなパーソナル電子機器にも同様に適用することができる。
過去、アプリケーションは、iPhone(登録商標)オペレーティングシステムのフォアグラウンド状態から去る場合、単純に終了されていた。高速タスク切替サービスは、アプリケーションがフォアグラウンド状態から去る時点で、幾らかの処理(例えば数秒)を行う機会が与えられたという通知の受信をアプリケーションに許可する。この時間の経過後、アプリケーションはサスペンドされる(つまりサスペンド状態に置かれる)。一実施例において、この開示に従うオペレーティング環境は、実行中の全プロセスに高速タスク切替を適用することができる(後述するように、別のサービスを利用しない限り)。別の実施例において、各アプリケーションは、サスペンドされることをプログラマティキャリ(programmatically)に指定する必要がある。
タスク完了サービスは、フォアグラウンド状態で開始され、バックグラウンド状態にあるタスクを完了するために、限られた能力をもつプロセスを提供する。一実施例において、フォアグラウンドプロセスとの干渉を避けるために、バックグラウンドプロセス(つまり、バックグラウンド状態で実行中のプロセス)は抑制(throttle)される。このサービスの使用に適したタスクの例は、ネットワークアップロードとダウンロード動作、ディスク格納とリトリーブ動作、画像処理動作(例えば、GPUなど専用のグラフィクスハードウェアを必要としない動作)である。一実施例において、バックグラウンドプロセスは、指定されたイベントが発生するまで(上述した自身のスケジュール優先度に従いCPU時間を受け取って)処理を継続することが許される。イベントの例には、(処理を完了するために指定された時間、例えば、5から30分の「クロック」時間または5ミリ秒のCPU時間をプロセスに与える)システムタイマ、機器の外部電源の喪失、あるいは、一次または二次ディスプレイのアクティベーションが含まれる。
オーディオサービスは、バックグラウンド状態において、プロセスまたはアプリケーションがオーディオを再生したり録音することを許可する。一実施例において、オーディオプロセスはリアルタイムスレッドを利用し、それに応じてスケジューリングされる(図1参照)。一般に、リアルタイムプロセスはバックグラウンドに置かれると非リアルタイム優先度に降格されるが、オーディオサービスを使用するアプリケーションには当て嵌らない。記載する実施例は、フォアグラウンドプロセスとの干渉を最小化するためにオーディオアプリケーション用のリアルタイムスレッドを利用し、一度に一つのリアルタイムオーディオ処理がバックグラウンド状態で許可される。(この数が単なる例示であることが認識されるだろう。パーソナル電子機器の処理能力が充分にあれば、多数のオーディオプロセスが同時にバックグラウンドでアクティブになる。)
通知サービスは、どのような状態(フォアグラウンド、バックグラウンド、サスペンドまたは休止)のプロセスにも、メッセージの受信と応答を許可する。これらのメッセージは、外部ソース(「プッシュ」通知)または受信プロセス/アプリケーション自体(「ローカル」通知)に由来する。
ネットワークサービスは、サスペンドされたネットワークアプリケーションが通信ソケットを維持(つまり継続)することを許可する。ここで使用するネットワークアプリケーションは、ネットワーク通信ソケットを使用するユーザアプリケーションである。ネットワークアプリケーションの例はユーザVOIPアプリケーションである。従来技術において、ユーザネットワークアプリケーション/プロセスがサスペンドされると、それは通信ソケットを維持する能力を失い、その結果、通信データ(例えば、着信VOIP電話コール)を受信し続けることができない。
位置情報とジオフェンシングサービスは、指定された位置イベントが発生した場合に、バックグラウンドまたはサスペンドプロセスが通知(例えば、オペレーティングシステムデーモンからのメッセージ)を受信することを許可する。位置イベントの例には、指定位置に着く、指定位置から去る、指定領域に入る、指定領域から去る、または、「重要な」距離の移動(何が「重要」かはユーザまたはユーザアプリケーションによって指定される)が含まれるが、これらに限定されない。一実施例において、プロセス/アプリケーションは、位置情報とジオフェンシング動作サービスの利用を(例えば、プロパティリスト(p-list)パラメータを経由して)プログラマティキャリに宣言する必要がある。別の実施例において、ジオフェンシング動作はプロパティリスト(p-list)エントリの使用を必要せず、すべてのジオフェンシングアプリケーションはジオフェンシングサービスを利用する。
図5を参照すると、一つ以上の上記サービスを実装可能なパーソナル電子機器500が、それ(例えば便宜的(opportunistic)マルチタスキング)を行うことが有益な場合、一つ以上の上記制限を使用してマルチタスキング動作を可能にする一実施例が示される。図示するように、ユーザアプリケーション505Aから505Nは、標準的なオペレーティングシステムコールのためにアプリケーションランチャ510(例えば、iPhone(登録商標)オペレーティングシステムの「Springboard」)と相互作用し、上記サービスにアクセスし利用するためにマルチタスキングサービスライブラリ(MT SRV)515と相互作用する。
Claims (59)
- マルチタスキング方法であって、
フォアグラウンド状態で実行される第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のユーザアプリケーションを指示するユーザ入力を受信し、
前記第一のユーザアプリケーションが自身をバックグラウンド状態で実行可能なユーザアプリケーションとして識別している場合、前記受信したユーザ入力に応答して、前記第一のユーザアプリケーションを前記バックグラウンド状態に置き、
前記第二のユーザアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置く方法。 - さらに、前記第一のユーザアプリケーションが自身を前記バックグラウンド状態で実行可能なユーザアプリケーションとして識別していない場合、前記第一のユーザアプリケーションを非実行状態に置く請求項1に記載された方法。
- さらに、前記第一のユーザアプリケーションが前記バックグラウンド状態に置かれた後、前記第一のユーザアプリケーションが所定のハードウェアリソースのアクセスを試みる場合、前記第一のユーザアプリケーションを非実行状態に置く請求項1に記載された方法。
- 前記所定のハードウェアリソースにはグラフィクス処理ユニットが含まれる請求項3に記載された方法。
- 前記所定のハードウェアリソースにはカメラデバイスが含まれる請求項3に記載された方法。
- さらに、第一のユーザプロセスがタスクを完了した後、前記第一のユーザアプリケーションをサスペンド状態に移し、
前記タスクは、前記バックグラウンド状態に置かれた前記第一のユーザアプリケーションが実行したタスクである請求項1に記載された方法。 - さらに、前記バックグラウンド状態において第一のユーザプロセスが所定時間実行された後、前記第一のユーザアプリケーションをサスペンド状態に移す請求項1に記載された方法。
- さらに、第一のユーザプロセスが前記バックグラウンド状態に移されるタイミングにおいて、前記第一のユーザプロセスは、ネットワークアップロード動作、ネットワークダウンロード動作、ディスク格納動作およびディスクリトリーブ動作から構成されるグループから選択された動作を実行している請求項1に記載された方法。
- さらに、前記第一のユーザアプリケーションが共有システムリソースにロックオンした場合、前記第一のユーザアプリケーションを前記バックグラウンド状態から終了状態に移す請求項1に記載された方法。
- 前記共有システムリソースには共有ファイルディスクリプタが含まれる請求項9に記載された方法。
- プログラマブル制御デバイスに請求項1に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
- メモリと、
前記メモリに格納されたコンピュータプログラム命令と、
前記メモリに接続されたプログラマブル制御デバイスとを有するパーソナル電子機器であって、前記コンピュータプログラム命令を実行する前記プログラマブル制御デバイスは、
フォアグラウンド状態で実行される第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のユーザアプリケーションを指示するユーザ入力を受信し、
前記第一のユーザアプリケーションが自身をバックグラウンド状態で実行可能なユーザアプリケーションとして識別している場合、前記受信したユーザ入力に応答して、前記第一のユーザアプリケーションを前記バックグラウンド状態に置き、
前記第二のユーザアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置くパーソナル電子機器。 - 前記パーソナル電子機器は、携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント、ハンドヘルドエンターテイメント機器、パッドコンピュータシステムおよびセットトップボックスから構成されるグループから選択されたパーソナル電子機器である請求項12に記載されたパーソナル電子機器。
- パーソナル電子機器のマルチタスキング方法であって、
パーソナル電子機器において、フォアグラウンド状態でオーディオ動作を実行する第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記パーソナル電子機器から、前記フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のユーザアプリケーションを識別する第一のユーザ入力を受信し、
前記受信した第一のユーザ入力に応答して前記第一のユーザアプリケーションを前記バックグラウンド状態に置き、前記第一のユーザアプリケーションは前記オーディオ動作の実行を継続し、
前記第二のユーザアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置き、
前記第一のユーザアプリケーションの一時停止を指示する第二のユーザ入力を受信し、
前記受信した第二のユーザ入力に応答して前記第一のユーザアプリケーションを非実行状態に置く方法。 - 前記第一のユーザアプリケーションを非実行状態に置く処理は、前記第一のユーザアプリケーションをサスペンド状態に置くことを含む請求項14に記載された方法。
- さらに、前記第一のユーザアプリケーションの継続を指示する第三のユーザ入力を受信し、
前記オーディオ動作の実行を継続するために、前記第一のユーザアプリケーションを前記非実行状態から前記バックグラウンド状態に移す請求項14に記載された方法。 - 前記オーディオ動作を実行する処理はオーディオ信号の生成を含む請求項14に記載された方法。
- 前記オーディオ動作を実行する処理はオーディオ信号の記録を含む請求項14に記載された方法。
- プログラマブル制御デバイスに請求項14に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
- メモリと、
前記メモリに格納されたコンピュータプログラム命令と、
前記メモリに接続されプログラマブル制御デバイスとを有するパーソナル電子機器であって、前記コンピュータプログラム命令を実行する前記プログラマブル制御デバイスは、
前記パーソナル電子機器から、フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のユーザアプリケーションを識別する第一のユーザ入力を受信し、
前記受信した第一のユーザ入力に応答して第一のユーザアプリケーションをバックグラウンド状態に置き、前記第一のユーザアプリケーションはオーディオ動作の実行を継続し、
前記第二のユーザアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置き、
前記第一のユーザアプリケーションの一時停止を指示する第二のユーザ入力を受信し、
前記受信した第二のユーザ入力に応答して前記第一のユーザアプリケーションを非実行状態に置くパーソナル電子機器。 - 前記パーソナル電子機器は、携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント、ハンドヘルドエンターテイメント機器、パッドコンピュータシステムおよびセットトップボックスから構成されるグループから選択されたパーソナル電子機器である請求項20に記載されたパーソナル電子機器。
- マルチタスキング方法であって、
パーソナル電子機器において、サスペンドされたネットワーク通信アプリケーションあてのメッセージを受信し、
前記パーソナル電子機器において、特定のネットワーク通信アプリケーションを識別し、
前記識別したネットワーク通信アプリケーションをバックグラウンド状態に移し、
前記バックグラウンド状態の前記識別したネットワーク通信アプリケーションに前記メッセージを供給する方法。 - 前記ネットワーク通信アプリケーションにはボイスオーバインターネットプロトコル(VOIP)アプリケーションが含まれる請求項22に記載された方法。
- 前記ネットワーク通信アプリケーションにはワイファイ(WiFi)アプリケーションが含まれる請求項22に記載された方法。
- さらに、前記特定のネットワーク通信アプリケーションが前記メッセージに応答した後、前記特定のネットワーク通信アプリケーションを前記バックグラウンド状態からサスペンド状態に移す請求項22に記載された方法。
- プログラマブル制御デバイスに請求項22に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
- メモリと、
前記メモリに格納されたコンピュータプログラム命令と、
前記メモリに接続されたプログラマブル制御デバイスとを有するパーソナル電子機器であって、、前記メモリ内の命令を実行する前記プログラマブル制御デバイスは、
前記パーソナル電子機器において、サスペンドされたネットワーク通信アプリケーションあてのメッセージを受信し、
前記パーソナル電子機器において、特定のネットワーク通信アプリケーションを識別し、
前記識別したネットワーク通信アプリケーションをバックグラウンド状態に移し、
前記バックグラウンド状態の前記識別したネットワーク通信アプリケーションに前記メッセージを供給するパーソナル電子機器。 - 前記パーソナル電子機器は、携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント、ハンドヘルドエンターテイメント機器、パッドコンピュータシステムおよびセットトップボックスから構成されるグループから選択されたパーソナル電子機器である請求項27に記載されたパーソナル電子機器。
- マルチタスキング方法であって、
フォアグラウンド状態で実行される第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のアプリケーションを指示するユーザ入力を受信し、
前記第一のユーザアプリケーションが共有システムリソースに少なくともロックオンしている場合は前記第一のユーザアプリケーションを終了し、あるいは、前記第一のユーザアプリケーションが自身をバックグラウンド状態で実行可能なユーザアプリケーションとして識別している場合は、前記受信したユーザ入力に応答して、前記第一のユーザアプリケーションを前記バックグラウンド状態に置き、
前記第二のアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置く方法。 - さらに、前記第一のユーザアプリケーションが前記バックグラウンド状態に置かれた後、優先度レベルに従いプロセッサを使用するために前記第一のユーザアプリケーションをスケジューリングし、
前記優先度レベルは、フォアグラウンドプロセスに割り当てられた優先度レベルのすべてではなく幾つかが重なる優先度レベルのバンドから選択される請求項29に記載された方法。 - さらに、前記第一のユーザアプリケーションが前記バックグラウンド状態に置かれた後、前記第一のユーザアプリケーションが所定のハードウェアリソースをターゲットとする命令の実行を試みる場合、前記第一のユーザアプリケーションを終了する請求項29に記載された方法。
- 前記所定のハードウェアリソースにはグラフィクス処理ユニットが含まれる請求項31に記載された方法。
- さらに、前記第一のユーザアプリケーションが前記バックグラウンド状態になると、前記第一のユーザアプリケーションの命令がディスプレイメモリの変更を指示する場合、当該命令は実行されない請求項29に記載された方法。
- 前記共有システムリソースには共有ファイルディスクリプタが含まれる請求項29に記載された方法。
- 前記第二のアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置く処理は、オペレーティングシステムアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置くことを含む請求項29に記載された方法。
- プログラマブル制御デバイスに請求項29に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
- メモリと、
前記メモリに格納されたコンピュータプログラム命令と、
前記メモリに接続されたプログラマブル制御デバイスとを有するパーソナル電子機器であって、前記メモリに格納された命令を実行する前記プログラマブル制御デバイスは、
フォアグラウンド状態で実行される第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のアプリケーションを指示するユーザ入力を受信し、
前記第一のユーザアプリケーションが共有システムリソースに少なくともロックオンしている場合は前記第一のユーザアプリケーションを終了し、あるいは、前記第一のユーザアプリケーションが自身をバックグラウンド状態で実行可能なユーザアプリケーションとして識別している場合は、前記受信したユーザ入力に応答して、前記第一のユーザアプリケーションを前記バックグラウンド状態に置き、
前記第二のアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置くパーソナル電子機器。 - 前記パーソナル電子機器は、携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント、ハンドヘルドエンターテイメント機器、パッドコンピュータシステムおよびセットトップボックスから構成されるグループから選択されたパーソナル電子機器である請求項37に記載されたパーソナル電子機器。
- 前記第二のアプリケーションには第二のユーザアプリケーションが含まれる請求項37に記載されたパーソナル電子機器。
- マルチタスキング方法であって、
第一の時間に、第一のユーザボイスオーバインターネットプロトコル(VOIP)アプリケーションを開始し、
前記第一のユーザVOIPアプリケーションのための一つ以上の通信ソケットを示し、
第二の時間に、前記第一のユーザVOIPアプリケーションを非実行状態に置き、
第三の時間に、前記一つ以上の通信ソケットに関連する通知を受信し、
前記通知の受信に応答して、前記第一のユーザVOIPアプリケーションをバックグラウンド状態に置き、
前記第一のユーザVOIPアプリケーションが前記通知に応答した後、前記第一のユーザVOIPアプリケーションを前記非実行状態に戻し、
前記第一の時間は前記第二の時間に先行し、前記第二の時間は前記第三の時間に先行する方法。 - 前記非実行状態は、サスペンド状態および休止状態から構成されるグループから選択される請求項40に記載された方法。
- 前記第一のユーザVOIPアプリケーションを非実行状態に置く処理は、前記第一のユーザVOIPアプリケーションをサスペンド状態に置くことを含む請求項40に記載された方法。
- プログラマブル制御デバイスに請求項40に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
- メモリと、
前記メモリに接続された受信手段と、
前記メモリに接続された送信手段と、
前記メモリに接続されたプログラマブル制御デバイスとを有するパーソナルハンドヘルド電子機器であって、前記メモリに格納された命令を実行する前記プログラマブル制御デバイスは、
第一の時間に、第一のユーザボイスオーバインターネットプロトコル(VOIP)アプリケーションを開始し、
前記第一のユーザVOIPアプリケーションのための一つ以上の通信ソケットを示し、
第二の時間に、前記第一のユーザVOIPアプリケーションを非実行状態に置き、
第三の時間に、前記一つ以上の通信ソケットに関連する通知を受信し、
前記通知の受信に応答して、前記第一のユーザVOIPアプリケーションをバックグラウンド状態に置き、
前記第一のユーザVOIPアプリケーションが前記通知に応答した後、前記第一のユーザVOIPアプリケーションを前記非実行状態に戻し、
前記第一の時間は前記第二の時間に先行し、前記第二の時間は前記第三の時間に先行するパーソナルハンドヘルド電子機器。 - ハンドヘルドディジタル機器のマルチタスキング方法であって、
第一の時間に、第一のユーザアプリケーションための少なくとも一つのボイスオーバインターネットプロトコル(VOIP)ソケットを示し、
第二の時間に、前記第一のユーザアプリケーションをサスペンド状態に置き、
第三の時間に、前記第一のユーザアプリケーションあてのメッセージを受信し、
第四の時間に、前記第一のユーザアプリケーションをバックグラウンド状態に置き、
第五の時間に、前記メッセージを前記第一のユーザアプリケーションに配信し、
第六の時間に、前記メッセージに応答した前記第一のユーザアプリケーションから通知を受信し、
第七の時間に、前記第一のユーザアプリケーションをサスペンド状態に置く方法。 - 前記メッセージにはハートビート要求メッセージが含まれる請求項45に記載された方法。
- 前記第六の時間において、前記メッセージに応答した前記第一のユーザアプリケーションから通知を受信する処理は、ユーザ用のユーザインタフェイス要素を表示することを含み、
前記ユーザインタフェイス要素は、前記第一のユーザアプリケーションを(i)使用するまたは(ii)無視するオプションをユーザに与える請求項45に記載された方法。 - 前記ユーザが前記第一のユーザアプリケーションを無視する前記ユーザインタフェイスオプションを選択した場合は、前記第七の時間に、前記第一のユーザアプリケーションを前記サスペンド状態に置く処理が発生し、そうでない場合は、前記第一のユーザアプリケーションはフォアグラウンド状態に置かれる請求項47に記載された方法。
- 制限されたマルチタスキングオペレーティングシステムにおける処理のスケジューリング方法であって、
優先度レベルの第一のバンドからのスケジューリング優先度を有する第一のフォアグラウンドプロセスをスケジューリングし、
優先度レベルの第二のバンドからのスケジューリング優先度を有する第一のバックグラウンドプロセスをスケジューリングし、
前記第一のバンドの優先度レベルと前記第二のバンドの優先度レベルは、すべてではなく幾つかが重なっている方法。 - さらに、リアルタイム優先度バンドからの優先度を有する第三のプロセスをスケジューリングし、
前記リアルタイム優先度バンドの全優先度レベルは、前記第一のバンドの全優先度レベルよりも高い請求項49に記載された方法。 - 前記第三のプロセスをスケジューリングする処理は、バックグラウンドプロセスをスケジューリングすることを含む請求項50に記載された方法。
- マルチタスキング方法であって、
フォアグラウンド状態で実行され、ユーザ入力を受信する第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記フォアグラウンド状態で実行され、ユーザ入力を受信しない第二のユーザアプリケーションを識別し、
ユーザ入力を受信しない前記第二のフォアグラウンドアプリケーションによる、一つ以上の所定のシステムリソースに対するアクセスを制限する方法。 - 前記一つ以上の所定のシステムリソースは、カメラ、グラフィックス処理ユニット、加速度計、近接センサおよびマイクから構成されるグループから選択される請求項52に記載された方法。
- 前記一つ以上の所定のシステムリソースに対する前記第二のフォアグラウンドアプリケーションのアクセスを制限する処理は、実際の着信ネットワークバッファのサイズよりも小さいサイズを末端のソースに報告することを含む請求項52に記載された方法。
- プログラマブル制御デバイスに請求項52に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
- マルチタスキング方法であって、
フォアグラウンド状態で実行される第一のユーザアプリケーションを識別し、
前記フォアグラウンド状態に置かれるべき第二のユーザアプリケーションを指示するユーザ入力を受信し、
前記受信したユーザ入力に応答して、前記第一のユーザアプリケーションをサスペンドし、
前記第二のユーザアプリケーションを前記フォアグラウンド状態に置く方法。 - 前記サスペンドする処理は、前記第一のユーザアプリケーションが自身をバックグラウンド状態で実行可能なアプリケーションとして識別していない場合に実行される請求項56に記載された方法。
- さらに、前記サスペンドされた第一のユーザアプリケーションあてのメッセージを受信し、
前記サスペンドされた第一のユーザアプリケーションをバックグラウンド状態に移し、
バックグラウンドにおいて、前記第一のユーザアプリケーションに前記メッセージを供給する請求項56に記載された方法。 - プログラマブル制御デバイスに請求項56に従う方法を実行させるための命令が格納された前記プログラマブル制御デバイスが読み取り可能なプログラム格納デバイス。
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