JP5109816B2 - 無線自動検針システム - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば、ガス、水道、電力などのメータの無線検針を行う無線検針システムに関する。
従来、この種の無線検針システムでは、持ち運び可能な親機と、例えば、集合住宅などの各戸に設置されたメータ機器に接続する子機とからなり、検針時、検針員が親機を持ち歩き、例えば、屋外で親機を操作し、検針要求情報ともに検針対象のメータ装置を特定するメータ装置特定情報を送信すると、そのメータ装置特定情報に対応するメータ装置を接続した子機は、検針結果を親機に送信することにより、親機では検針結果を収集するようにしていた。ところで、上述のように、従来は、親機と子機の間で電文の授受を直接に行うが、広大な団地や超高層マンションでは、電波の受信電界強度がよくない場合には、1検針箇所で全てのメータ機器の検針ができない場合がある。その場合、検針員は検針箇所を移動し、再度行わなければならないという面倒があった。
そこで、検針できない場合に、検針を効率よく行うために親機と子機との間に無線中継機を用いる方法が提案されている。例えば、検針対象の先頭子機から最終の子機までの経路情報を予め親機に登録しておき、その経路情報を検針要求情報に付加して親機が送信することにより、経路情報に基づいた子機それぞれからの検針結果を収集する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、子機それぞれに、親機から最終の子機までの経路情報を格納する中継用情報テ−ブルを格納し、その中継用情報テーブルに基づいて、その中継用経路情報によって決定される次に電文を渡す子機の間で電文の送受信を行う無線中継方式が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−136294号公報 特開2001−8261号公報
ところが、従来では、上述したように送受信する電文には経路情報が付加されるので中継する子機が多くなればなるほど通信データ量が増えることになり、通信品質の信頼性低下やメモリ増大が生じる。また、最終の子機まで辿り着くまでの経路として1つまたは複数の子機を必ず経由しなくてはならない。つまり、親機と子機間で直接に電文の送受できる場合であっても、常に確定した経路に従って他の子機が中継を行わなければならない無駄がある。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたもので、親機と子機間の電波環境などによる送受信失敗を低減し、検針員の検針作業効率を高める無線検針システムを提供することを目的とする。
本発明の実施態様に係る無線検針システムは、
無線親機から検針要求電文を送信し、その検針要求電文を受信したとき、無線子機からそれに接続するメータ装置の検針結果電文を送信し、その検針結果電文を前記無線親機で受信することにより検針を行う無線検針システムであって、
前記無線親機は、
前記無線子機のうちの一つを前記無線親機が検針対象とする他の無線子機の中継機として設定する手段を備え、
前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、
前記無線親機によって中継機に設定された情報を記憶するレジスタ手段と、
動作プログラムに基づいて各処理を実行するとともに装置内の各部を制御する制御手段と、
前記無線親機からの検針要求信号を受信するとともに、前記無線子機からの検針結果信号を受信し、受信した電文信号を電文形式に変換して、前記制御手段の制御により検針応答管理手段に送出する無線送受信手段と、
該無線送受信手段からの電文を解析し、自機宛の検針要求電文であれば、メータ機器の計量値取得を指令し、また自機が中継機に設定されている場合には前記レジスタ手段に前記無線親機によって設定された情報を記憶するとともに他の無線子機宛の検針要求電文を電文格納手段に格納する検針応答管理手段と、
前記無線親機から検針要求電文を前記無線送受信手段で受信した後の一定時間の間に、前記他の無線子機から検針結果電文を受信しないときその旨を前記制御手段に通知する応答監視手段と、
前記他の無線子機からの検針結果電文を受信した後の一定時間に、その検針結果電文に対する前記無線親機からの確認応答電文を受信しないとき、前記無線親機に前記他の無線子機からの検針結果電文を転送する検針結果電文送信手段と、
前記電文格納手段を含み、自機を識別する固有の識別番号を記憶するとともに、前記無線親機の識別番号と子機識別番号の全てをリスト形式で記憶する記憶手段と、
前記無線親機に対するACK応答電文を作成するともに、受信した自機宛の検針要求電文に応答し、検針結果の計量値を含む検針結果電文を作成する応答電文生成手段と、
を備えていることを特徴とする。
また、上記無線検針システムにおいて、
前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、前記他の無線子機からの検針結果電文を受信した後の一定時間に、その検針結果電文に対する前記無線親機からの確認応答電文を受信しないとき、前記無線親機に前記他の無線子機からの検針結果電文を転送する、ことが望ましい。
また、上記無線検針システムは、
前記無線親機によって中継機に設定される前記無線子機は、検針対象の他の無線子機と送受信可能範囲内にある無線子機であること、が望ましい。
また、上記無線検針システムにおいて、
前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、前記他の無線子機に前記検針要求電文を転送後一定時間、前記他の無線子機から前記検針結果電文を受信しないとき、前記他の無線子機に対して再転送を行う、ことが望ましい。
また、上記無線検針システムにおいて、
前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、前記無線親機に前記検針結果電文を転送後一定時間、前記無線親機から前記受信結果電文を受信しないとき、前記無線親機に対して再転送を行う、ことが望ましい。
検針時、無線親機と無線子機の間で電文の直接な送受信が失敗した際、他の無線子機に電文を中継させるので、検針員が検針箇所を移動せずとも検針が可能となり、検針作業効率を高めることができる。
本発明の実施形態に係る無線検針システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る無線検針システムの全体の構成例を示す図である。本実施形態の無線検針システムは、親機100と、子機200a〜200d(以下、区別しないときは、「子機200」という)とメータ機器300a〜300d(以下、区別しないときは、「メータ機器300」という)と、から構成される。親機100は、無線通信網10を介して子機200に接続される。子機200は、子機間無線通信網20を介して他の子機200に接続される。また子機200とメータ機器300とは専用回線30a〜30d(以下、区別しないときは、「専用回線30」という)を介して接続される。
無線通信網10および子機間通信網20は、例えば、通信距離が長く、消費電力が少ない400MHz帯特定小電力無線方式(ARIB STD-T67準拠)などの通信方式を用いることが望ましい。専用回線30は、有線あるいは無線の専用回線が用いられる。
親機100は、図2に示すように、例えば、検針員が携帯できる装置であり、メータ機器300を接続する子機200から計量値を送信させるための検針要求を電波を用いて送信でき、子機200からの電波による検針結果である計量値を受信できる。
子機200は、それぞれメータ機器300とともに、図2に示すように集合住宅やマンションの戸別に設置されており、親機100から電波による検針要求を受信すると、それに応答し、ガス、電力、水道などの検針結果である計量値を電波で送信できる。
また、親機100、子機200、メータ機器300のそれぞれには識別番号が付されている。親機100に付されている識別番号はP1であり、子機200a〜200dそれぞれに付されている識別番号はC1〜C4であって、同様にメータ機器300a〜300dそれぞれはM1〜M4であるとする。
また、親機100および子機200から電文の送信を行う際、検針要求のメータ機器300に付されている識別番号を含み、それぞれ付されている識別番号も送信するものである。
次に、親機100の構成について説明する。図3は、親機100の構成を示す機能ブロック図である。親機100は、検針対象の子機200に検針要求を無線通信網10を介して送信する。そして、要求先の子機200からの検針結果を受信して、計量値を収集する。親機100は、制御部110、操作部120、表示部130、検針管理部140、自機識別番号記憶部150、検針管理テーブル記憶部160、電文生成部170、無線送受信部180、などから構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や動作プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)などから構成される。制御部110は、親機100の各部を制御するとともに、動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。なお、親機100の各構成はそれぞれ制御部110と接続されており、各構成間でのデータ送受は制御部110を介してなされる。
操作部120は、親機100の外面上に構成されたキーなどによるユーザの操作を受け付ける。操作部120は、ユーザの操作に応じた入力信号を制御部110に送出する。
表示部130は、操作部120からの検針員の操作に応じて検針要求メニューや検針結果などを液晶ディスプレイなどで表示する。
検針管理部140は、検針員が操作部120の操作により「検針要求」、「検針グループ」などの検針要求の条件を入力すると、制御部110の制御の下、検針要求に必要な情報を、「検針グループ」に属する検針対象の子機ごとに、後述する検針管理テーブル160から取得して、後述する電文生成部170に送出する。また、後述する無線送受信部180が受信した検針結果電文を解析して、電文に含まれる計量値データを検針管理テーブル160に送出する。
自機識別番号記憶部150は、自機を識別するために割り当てられた固有の識別番号を記憶する。
検針管理テーブル記憶部160は、検針員が受け持ち区域で行う1検針箇所での検針対象のメータ機器300および接続する子機200を1グループ単位とし、図4に示すように、「検針グループ名」、「子機識別番号」、「メータ機器識別番号」を記憶する。また、子機からの検針結果である「計量値データ」を対応づけて記憶する。
電文生成部170は、検針管理部140、自機識別番号記憶部150からの各情報を受け付けると、受け付けた情報を用いて子機200に対する検針要求電文(下り電文)や受信確認のACK応答電文(下り電文)などの電文を作成して、無線送受信部180に送出する。
無線送受信部180は、電文生成部170が作成した検針要求電文あるいはACK応答電文を受け付けると、アンテナ181を介して送信する。また、無線送受信部180は、アンテナ181を介して子機200からの検針結果電文(上り電文)あるいはACK応答電文(上り電文)を受信する。そして、制御部110の制御の下、検針管理部140に送出する。
以上説明した親機100の各構成は、本発明を実現するために必要な構成であり、検針親機としての基本機能に必要なその他の構成や、種々の付加機能に必要な構成などは、必要に応じて備えられるものとする。
続いて、子機200について説明する。図5は、子機200の構成を示す機能ブロック図である。
子機200は、親機100からの検針要求を無線通信網10を介して受信すると共に、検針結果を送信する。そして、中継モードの設定のもと、親機100からの検針要求先の子機200宛の検針要求電文を受信すると、その電文を中継して検針要求先の子機200に子機間無線通信網20を介して転送するとともに、その子機200からの検針結果を中継して親機に転送する。子機200は、制御部210と、無線送受信部220と、検針応答管理部230と、中継フラグレジスタ240と、応答監視部250と、記憶部260と、応答電文生成部270と、メータ機器I/F部280と、から構成される。
無線送受信部220は、アンテナ221を介して親機100からの検針要求信号を受信するとともに、子機200からの検針結果信号を受信する。そして受信した電文信号を電文形式に変換して、制御部210の制御により検針応答管理部230に送出する。
検針応答管理部230は、制御部210の制御のもと、無線送受信部220からの電文を解析し、自機宛の検針要求電文であれば、後述するメータ機器I/F部280に接続するメータ機器300の計量値取得を指令する。また、他の子機200宛の検針要求電文であって、自機が中継モードに設定されている場合、他の子機宛の検針要求電文を後述する電文格納部263に格納する。
中継フラグレジスタ240は、電文中継の有無を示すフラグを格納するレジスタである。この中継フラグがオン状態に設定されていれば、親機から他の子機への電文、あるいは子機から親機への電文を中継することができる子機となる。
なお、本実施形態では、電文の中継転送の設定は、検針員が親機100の操作部120の操作による「中継転送する/しない」という入力情報に基づき、親機100から中継機として特定された子機情報に送信される。そして、送信された入力情報は中継機として特定された子機200の中継フラグレジスタ240にフラグ情報として格納される。
中継フラグレジスタ240にフラグが設定されると、同じ検針グループに属する全ての子機に対して電文を中継できる子機となる。また、中継フラグレジスタ240に転送先の子機の識別番号を登録するようにして、識別番号が登録された子機にだけ中継し、識別番号が登録されていない子機には中継しないようにしてもよい。ただし、中継を行える子機は、例えば、集合住宅の全戸数あるいは各階別の子機200を送受信可能範囲内にある子機内から設定する。
応答監視部250は、電文を受信するとカウントを開始する応答タイマ251を備え、親機100から検針要求電文を無線送受信部220で受信した後の一定時間の間に、子機200から検針結果電文を受信しないとき、その旨を制御部210に通知する。検針応答管理部230は、後述する電文格納部263に一時的に格納されている親機100からの検針要求電文を読み出して、無線送受信部220から子機200に送信する。
記憶部260は、例えば、フラッシュメモリなどの記憶媒体で構成され、自機識別番号記憶部261と、親機/子機識別番号リスト記憶部262と、電文格納部263と、から構成される。
自機識別番号記憶部261は、例えば、フラッシュメモリなどで構成され、自機を識別する固有の識別番号を記憶する記憶領域である。
親機/子機識別番号リスト記憶部262は、例えば、フラッシュメモリなどで構成され、親機100の識別番号と検針管理テーブルに検針グル−プ単位で記憶される子機識別番号から子機200が属するグループ内の子機識別番号の全てを、図6に示されるようなリスト形式で記憶する記憶領域である。
電文格納部263は、例えば、フラッシュメモリなどで構成され、無線送受信部220が受信する親機100から検針要求電文および子機から検針結果電文を一時的に格納する記憶領域である。
応答電文生成部270は、無線送受信部220が親機100から検針要求信号を受信すると、制御部210の制御のもとで、親機100に対する受信確認のACK応答電文を作成するともに、受信した自機宛の検針要求電文に応答し、後述するメータ機器I/F部280を介してメータ機器300から取得した検針結果の計量値を含む検針結果電文を作成する。そして、ACK応答電文あるいは検針結果電文を無線送受信部220に送出する。
以上説明した子機200の各構成は、本発明を実現するために必要な構成であり、子機としての基本機能に必要なその他の構成や、種々の付加機能に必要な構成などは、必要に応じて備えられるものとする。
図7は、親機100と子機200間で送受信する各種電文の構成を示す図である。
電文7−1は、親機100から検針を所望する子機200に送信される検針要求電文の構成である。
電文7−2は、子機200が検針要求電文7−1を受信すると、その受信確認を親機100に通知するACK応答電文の構成である。
電文7−3は、子機200から親機100に送信される検針結果電文の構成である。
電文7−4は、親機100から子機100に送信される検針結果電文7−3の受信確認を通知するACK応答電文の構成である。
上記電文7−1〜電文7−4のいずれの構成にあっても、通信制御部とデータ部に大別される。
次に、上記構成の無線検針システムの動作について説明する。図8は検針要求処理を実行する際の親機100の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部110は、検針員が操作部120を操作して検針要求とともに検針グループ名の検針条件を入力すると、制御部110内に格納されたプログラムを実行し、図8に示す動作を開始する(ステップS101)。
操作部120から検針条件を受け付けた場合(ステップS101:Yes)、制御部110は、検針管理部140において変数Nの値に「1」を代入する(ステップS102)。この変数Nは、検針管理テーブル記憶部160の検針管理テーブルのうち、操作部120からの検針グループ名に対応する検針グループ内の検針対象とする子機200およびメータ機器300の識別番号を組を順番に特定するポインタである。
検針管理部140における変数Nの値に基づいて、制御部110は、検針管理テーブル記憶部160から変数Nの値でポイントされた検針対象のメータ機器を特定するメータ機器識別番号および接続する子機を特定する子機識別番号の組を読み出し、電文生成部170に送出する。電文生成部170は、送出されたメータ機器識別番号および子機識別番号などに基づいて、図7における電文7−1に示すような検針要求コマンドを含む検針要求電文を作成する(ステップS103)。そして、作成した検針要求電文を送信する(ステップS104)。
ステップS104で検針要求電文を送信した場合、制御部110は、応答時間を計測するタイマ(図示せず)のカウントを開始する(ステップS105)。制御部110は、検針要求電文を送信した子機200から、図7における電文7−2に示すような受信確認のACK応答電文を受信するまで待機する(ステップS106:No、ステップS107:No)。そして、所定時間内にACK応答電文を受信しない場合、タイムアウトと判別して(ステップS106:No、ステップS107:Yes)、表示部130にて検針エラーを示す警告表示を行なう(ステップS108)。そして、一定時間警告表示を行った後、ステップS113の処理に進む。
子機200からACK応答電文を受信した場合(ステップS106:Yes)、制御部110は、応答時間を計測するタイマ(図示せず)のカウントを開始して(ステップS109)、図7における電文7−3で示されるような検針結果電文を受信するまで待機する(ステップS110:No、ステップS112:No)。この場合でも、所定時間内に検針結果電文を受信しない場合、タイムアウトと判別して(ステップS110:No、ステップS107:Yes)、表示部130にて検針エラーを示す警告表示を行なう(ステップS108)。そして、一定時間警告表示を行った後、ステップS113の処理に進む。
本実施形態では、ステップS107、ステップS112におけるタイムアップ時間は、子機200との通常な処理時間に、後述する子機を経由する中継処理を行う処理時間を付加した時間として設定されている。
子機200から検針結果電文を受信した場合(ステップS110:Yes)、制御部110は、検針結果電文からメータ機器識別番号と計量値データなどの検針結果を抽出し、抽出したメータ機器識別番号に該当する検針管理テーブル160のメータ機器番号に対応づけて計量値データを保存後、検針結果を表示部130で表示する(ステップS111)。要求があれば、検針結果などをもとにお知らせ票などを印刷部(図示せず)で印刷する。
上述したステップS111で検針結果を保存し表示した場合、制御部110は、変数Nの値に「1」を加算する(ステップS113)。つまり、次の検針対象のメータ機器を特定するために検針管理テーブル160のポインタを1つ進める。そして、変数Nの値が検針対象メータ機器300の全台数より小さい場合(ステップS114:No)、まだ検針対象のメータ機器300が残っているとしてステップS103の処理に戻し、全てのメータ機器300について検針データの収集を終えるまでステップS103からステップS113の処理を繰り返す。
変数Nの値が全ての検針対象メータ機器300の全台数より大きい場合(ステップS114:Yes)、検針員の1検針箇所での検針対象のメータ機器300の全ての検針処理が終わる。
次に無線検針システム1における子機200の動作について説明する。図9は検針応答処理を実行する際の子機200の動作を示すフローチャートである。この検針応答処理は、図1における子機200a〜200dを集合住宅の各戸別に設置する際に、子機200bを後述する中継機として設定した動作である。
まず、子機200bの無線送受信部220が信号を受信した場合、検針応答管理部230は、その電文が検針要求電文か否かを検針要求コマンドの有無で判別する(ステップS201)。検針要求コマンドがない場合(ステップS201:No)、検針要求電文を受信するまで待機する。
一方、検針要求電文を受信した場合(ステップS201:Yes)、検針管理部230は、電文に含まれる相手先識別番号と自機識別番号記憶部261に記憶されている自機識別番号とを比較し、自機に対する検針要求電文であるか否かを判別する(ステップS202)。
検針要求電文が自機宛である場合(ステップS202:Yes)、制御部210の制御のもと、応答電文生成部270は、受信確認のために図7における電文7−2のようなACK応答電文を作成し、無線送受信部220から親機100に送信する(ステップS203)。
ACK応答電文を送信すると、制御部210は、メータ機器I/F部280に専用回線30bを介して接続しているメータ機器300bの計測を行ない、そのメータ機器の計量値(使用量)を取得する(ステップS204)。
応答電文生成部270は、メータ機器300bから取得した計量値などに基づいて、図7における電文7−3のような検針結果電文を作成して(ステップS205)、親機100に対して送信する(ステップS206)。
また、受信した検針要求電文が自機宛でない場合(ステップS202:No)、中継フラグレジスタ240を参照して中継機として設定されているか否かを判別する(ステップS207)。中継フラグがオン状態の場合(ステップS207:Yes)、制御部210は、中継機として設定されているとして、中継処理を実行する(ステップS300)。なお、本実施形態において、設例の子機200bの中継フラグレジスタ240はオン状態に設定されている。
一方、中継フラグがオフ状態の場合(ステップS207:No)、親機100に対して無応答にし、検針応答処理を終了する。
上述したステップS206あるいはステップS300の処理を終えると、検針応答処理は終了する。
ここで、中継フラグがオン状態に設定されている子機200bにおける中継処理(ステップS300)の動作について説明する。図10は中継処理の動作を説明するためのフローチャートである。
中継処理(ステップS300)では、先ず、制御部210は、応答監視部250内の応答タイマ251のカウント動作を開始させる(ステップS301)。
そして、制御部210は、受信した検針要求電文を電文記憶部263に一時的に格納する(ステップS302)。
続いて、制御部210は、検針応答管理部230に検針要求電文の送信先の子機200(送信先子機を200cとする)から受信確認のACK応答電文を受信したか否かを判別させる(ステップS303)。
検針要求電文の送信先の子機200cから受信確認のACK応答電文を受信しない場合(ステップ303:No)、制御部210は受信するまで待機する(ステップS304:No)。
ACK応答電文を所定時間の間に受信した場合(ステップS303:Yes)、親機100と子機200cとの間で通信確立が行われ、子機200cが検針要求電文を直接に受信しているとして、中継処理を行わない。
一方、ACK応答電文を所定時間の間に受信しない場合、つまりタイムアップした場合(ステップS304:Yes)、応答監視部250はタイムアップ回数を特定する変数Mの値に「1」を代入する(ステップS305)。
そして、電文記憶部263に一時的に格納した検針要求電文を無線送受信部220から子機200cへ転送する(ステップS306)。
検針要求電文を子機200cに転送後、応答監視部250は応答タイマ251のカウントを開始し(ステップS307)、制御部210は、その子機200cからの検針結果電文を受信するまで待機する(ステップS308:No、ステップS309:No)。
ここで、検針結果電文を所定時間の間に受信した場合(ステップS308:Yes)、検針結果電文が子機200cから親機100に対して送信が正常に行われたとして、ステップS312の処理に進む。
一方、検針結果電文を所定時間の間に受信しない場合(ステップS308:No、ステップS309:Yes)、制御部210は、変数Mの値がタイムアップ回数の制限数より大きいか否かを判断する(ステップS311)。本実施形態にあっては、タイムアップ回数の制限数を「3」としている。
タイムアップ回数の値がステップS310で算出した値より小さい場合(ステップS311:No)、上述したステップS306の処理に戻り、検針要求電文を子機200cに転送する。そして、タイムアップ回数の値がステップS310で算出した値より大きくなるまでステップS306〜ステップS311の処理を繰り返す。
タイムアップ回数の値がステップS310で算出した値より大きくなった場合(ステップS311:Yes)、制御部210は中継処理を終了して、図9における元の処理に戻る。
そして、子機200cから親機100を送信先とする検針結果電文を受信した場合(ステップS308:Yes)、子機200cから親機100に検針結果電文が送信されたことになるので、応答タイマ263によるカウントを開始する(ステップS312)。そして、受信した検針結果電文を電文記憶部263に一時的に格納する(ステップS314)。
受信した検針結果電文を電文記憶部263に一時的に格納した後、続いて、制御部210は、親機100からの受信確認のACK応答電文の受信が行われたか否かを判別する(ステップS314)。
親機100からACK応答電文が所定時間の間に受信された場合(ステップS314:Yes、ステップS315:No)、制御部210は本中継処理を終了させて図9の処理に戻る。
他方、親機100からACK応答電文が所定時間の間に受信されない場合(ステップS314:No、ステップS315:Yes)、上述されたステップS313の処理で電文格納部263に一時的に格納された検針結果電文を、制御部210の制御のもとに読み出して送受信部220、アンテナ221を経て親機100に転送する(ステップS316)。そして、制御部210は本中継処理を終了させて図9の処理に戻る。
以上のようにして、子機200bは親機100と他の子機200の間で電波受信環境の悪化などで電文の送受信を直接行えない場合にだけ、親機100から送信される検針要求電文を中継して他の子機200に転送し、また他の子機200からの検針結果電文を中継して親機100に転送することができる。これによって、集合住宅などで各戸のメータ機器の検針を行う場合、検針箇所が少なくて済み、その結果、検針箇所の移動を少なくして検針員による検針作業の負担を軽減することができる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
本発明の実施形態に係る無線検針システムの構成を示す図である。 図1に示す無線検針システムにおける親機と子機の位置関係の一例を示す図である。 図1に示す親機の構成を示す機能ブロック図である。 図3に示す検針管理テーブル記憶部に格納される検針管理テーブルの一例を示す図である。 図1に示す子機の構成を示す機能ブロック図である。 図5に示す親機/子機識別番号リスト記憶部に格納される親機/子機識別番号リストの一例を示す図である。 親機と子機間で送受信する電文の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る親機において実行される検針要求処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る子機において実行される検針応答処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示す検針応答処理の実行において子機によって実行される中継処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 無線通信網
20 子機間無線通信網
30a〜30d 専用回線
100 親機
110 制御部
120 操作部
130 表示部
140 検針管理部
150 自機識別番号記憶部
160 検針管理テーブル記憶部
170 電文生成部
180 無線送受信部
181 アンテナ
200a〜200d 子機
210 制御部
220 無線送受信部
221 アンテナ
230 検針応答管理部
240 中継フラグレジスタ
250 応答監視部
251 応答タイマ
260 記憶部
261 自機識別番号記憶部
262 親機/子機識別管理番号リスト記憶部
263 電文記憶部
270 応答電文生成部
280 メータ機器I/F部
300a〜300d メータ機器

Claims (4)

  1. 無線親機から検針要求電文を送信し、その検針要求電文を受信したとき、無線子機からそれに接続するメータ装置の検針結果電文を送信し、その検針結果電文を前記無線親機で受信することにより検針を行う無線検針システムであって、
    前記無線親機は、
    前記無線子機のうちの一つを前記無線親機が検針対象とする他の無線子機の中継機として設定する手段を備え、
    前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、
    前記無線親機によって中継機に設定された情報を記憶するレジスタ手段と、
    動作プログラムに基づいて各処理を実行するとともに装置内の各部を制御する制御手段と、
    前記無線親機からの検針要求信号を受信するとともに、前記無線子機からの検針結果信号を受信し、受信した電文信号を電文形式に変換して、前記制御手段の制御により検針応答管理手段に送出する無線送受信手段と、
    該無線送受信手段からの電文を解析し、自機宛の検針要求電文であれば、メータ機器の計量値取得を指令し、また自機が中継機に設定されている場合には前記レジスタ手段に前記無線親機によって設定された情報を記憶するとともに他の無線子機宛の検針要求電文を電文格納手段に格納する検針応答管理手段と、
    前記無線親機から検針要求電文を前記無線送受信手段で受信した後の一定時間の間に、前記他の無線子機から検針結果電文を受信しないときその旨を前記制御手段に通知する応答監視手段と、
    前記他の無線子機からの検針結果電文を受信した後の一定時間に、その検針結果電文に対する前記無線親機からの確認応答電文を受信しないとき、前記無線親機に前記他の無線子機からの検針結果電文を転送する検針結果電文送信手段と、
    前記電文格納手段を含み、自機を識別する固有の識別番号を記憶するとともに、前記無線親機の識別番号と子機識別番号の全てをリスト形式で記憶する記憶手段と、
    前記無線親機に対するACK応答電文を作成するともに、受信した自機宛の検針要求電文に応答し、検針結果の計量値を含む検針結果電文を作成する応答電文生成手段と、
    を備えていることを特徴とする無線検針システム。
  2. 前記無線親機によって中継機に設定される前記無線子機は、検針対象の他の無線子機と送受信可能範囲内にある無線子機であることを特徴とする請求項1に記載の無線検針システム。
  3. 前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、前記他の無線子機に前記検針要求電文を転送後一定時間、前記他の無線子機から前記検針結果電文を受信しないとき、前記他の無線子機に対して再転送を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線検針システム。
  4. 前記無線親機によって中継機に設定された前記無線子機は、前記無線親機に前記検針結果電文を転送後一定時間、前記無線親機から前記受信結果電文を受信しないとき、前記無線親機に対して再転送を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線検針システム。
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