JP6282364B2 - 通信装置、プログラム及びおよび通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、プログラムおよび通信システムに関する。
プリンタ等の通信装置において、インクの不足や紙ジャム等のエラーが発生した場合、通信装置のエラー状態を解除するために、エラー情報を表示画面等に通知する。特許文献1では、エラー等の印刷状態を含む印刷状態応答データを携帯端末等のユーザの有する情報処理装置に通知する方法が提案されている。
特開2010−98717号公報
特許文献1に記載の構成では、NFC(Near Filed Communication)通信にて無線接続を確立後、より高速でデータ通信が可能な無線通信に切り替え、プリンタへ印刷ジョブが送信される。その後、その印刷ジョブに伴うエラー等を、印刷ジョブの送信と同じ規格の無線通信にて情報処理装置に通知している。しかしながら、ジョブを送信するための通信に切り替えた後にエラー等の通知を行う構成では、ユーザへの通知タイミングとしては必ずしも利便性が良くない場合がある。
上記の目的を達成するための本発明による通信装置は、情報処理装置と無線通信可能な通信装置であって、1通信方式としてBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく通信により情報処理装置と接続する第1通信手段と、前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式により前記情報処理装置と接続する第2通信手段と、を備え、前記第1通信手段は、前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記情報処理装置に前記通信装置の状態に関する第1の情報を送信し、前記第2通信手段は、前記情報処理装置から前記第2通信方式により画像データを受信する。
本発明によれば、通信装置を使用するユーザに対して通信装置のエラー情報の通知を容易に行うことができる。
実施形態1における情報処理装置及び通信装置の構成の図例である。 アドバタイズ情報のブロードキャスト及び接続要求情報の受信の処理を説明するための図である。 BLEにおけるアドバタイズを説明するための図である。 アドバタイズ情報の構造を示す図である。 印刷用アプリケーションの起動時の画面の図例である。 ペアリング処理の際の画面を示す図である。 実施形態1における情報処理装置が実行する処理を示すフローチャートである。 印刷用アプリケーションの情報表示画面の図例である。 実施形態1における通信装置が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態2における情報処理装置が実行する処理を示すフローチャートである。 実施形態2における通信装置が実行する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置101と通信装置151とが、BLE通信方式によってネットワーク接続を行う場合のシーケンス図である。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(実施形態1)
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。本実施形態では、情報処理装置としてスマートホン、通信装置としてプリンタを例に挙げて説明する。なお、情報処理装置として、本実施形態ではスマートホンを例示するが、これに限定されず、携帯端末、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態ではプリンタを例示するが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。また、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートホン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。
まず、本実施形態の情報処理装置と、通信装置の構成について図1のブロック図を参照して説明する。また、本実施形態では、図1に示す構成を例に挙げて説明するが、各装置は、この図のとおりに機能を限定されるものではない。
情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、通信部109、近距離無線通信部110等を有する。なお、これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
入力インタフェース102は、物理キーボードやボタン、タッチパネル等の操作部(不図示)を介して、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。なお、後述の表示部108と操作部とは、少なくとも一部が一体であってもよく、例えば、画面の出力とユーザからの操作の受け付けを同一の画面において行うような形態としてもよい。
CPU103は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、情報処理装置101の全体を制御する。
ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、例えば、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)やDRAM等で構成される。なお、RAM105は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されていてもよい。その場合、RAM105は、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、印刷実行機能を提供するアプリケーション、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。また、外部記憶装置106は、通信部109を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。
表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。なお、表示部108上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを設置することで、表示部108を介してユーザからの入力を受け付けても良い。
通信部109は、通信装置151等の外部装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。通信部109は、例えば、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部109と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置151は相互に通信可能となる。なお、通信部109は、無線通信で通信装置151とダイレクトに通信しても良いし、情報処理装置101や通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131)を介して通信しても良い。無線通信方式としては、例えば、Wi−Fi(WirelessFidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器などが挙げられる。なお、本実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラストラクチャー接続方式という。
近距離無線通信部110は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部109とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部110は、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離無線通信部110の通信方式として、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)が用いられる。すなわち、近距離無線通信部110は、BLEユニットを有する。BLEユニットは、無線通信の処理を行うマイクロプロセッサであるマイコンと、無線通信によるデータの送受信を行う無線通信回路を含む。なお、マイコンは、RAMとフラッシュメモリが搭載されている。なお、近距離無線通信部110の通信方式として、例えば、NFC(Near Filed Communication)やWi−Fi Awareが用いられても良い。
通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157等を有する。なお、これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
通信部156は、通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の外部装置と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部109に接続可能である。なお、通信部156は無線通信で情報処理装置101とダイレクトに通信しても良いし、アクセスポイント131を介して通信しても良い。通信方式としては、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続するための構成である。本実施形態では、近距離無線通信部157の通信方式として、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)が用いられる。すなわち、近距離無線通信部157は、BLEユニットを有する。BLEユニットは、無線通信の処理を行うマイクロプロセッサであるマイコンと、無線通信によるデータの送受信を行う無線通信回路を含む。なお、マイコンは、RAMとフラッシュメモリが搭載されている。なお、近距離無線通信部110の通信方式として、例えば、NFC(Near Filed Communication)やWi−Fi Awareが用いられても良い。 RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAMやDRAM等で構成される。なお、RAM153は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
CPU154は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、通信装置151の全体を制御する。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を用いて紙等の被記録媒体上に画像形成し、印刷結果を出力する。この時、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブは、送信データ量が大きく、高速な通信が求められるため、本実施形態では、近距離無線通信部157よりも高速に通信可能な通信部156を介して受信する。
なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、当該メモリに保存されても良い。
本実施形態では、情報処理装置101がマスタ装置として動作し、通信装置151がスレーブ装置として動作する。ここでは、例として情報処理装置101と通信装置151との処理分担を上記のように示したが、特にこの分担形態に限らず他の形態であってもよい。
ここで、BLE規格におけるアドバタイズ情報(アドバタイズ信号)の送信及びBLE接続要求の受信の処理について説明する。本実施形態では、近距離無線通信部157がスレーブ機器として動作するため、近距離無線通信部157が上記処理を行うものとする。
近距離無線通信部157は、BLE通信において、2.4GHzの周波数帯を40チャネル(0〜39ch)に分割して通信を行う。近距離無線通信部157は、そのうち、37〜39番目のチャネルをアドバタイズ情報の送信やBLE接続要求の受信に利用し、0〜36番目のチャネルをBLE接続後のデータ通信に利用する。図2では、縦軸が近距離無線通信部157の消費電力を、横軸が時間を示しており、1つのチャネルを利用してアドバタイズ情報を送信する際の消費電力を各処理別に示している。Tx205は、アドバタイズ情報をブロードキャストする処理(以下、「送信処理」ともいう)における総消費電力を示す。Rx206は、BLE接続要求を受信するための受信器を有効にしておく処理(以下、「受信処理」ともいう)における総消費電力を示している。送信電力202は送信処理による瞬間消費電力を示す。また、受信電力203は受信処理による瞬間消費電力を示す。また、マイコン動作電力801は、近距離無線通信部157内のマイコンが動作している場合の瞬間消費電力を示す。なお、Tx205とRx206の前後や間にもマイコンが動作しているのは、送信・受信処理の実行や停止のためには事前にマイコンが起動している必要があるためである。また、アドバタイズ情報の送信を複数チャネルで行う場合は、アドバタイズ情報の送信を行うチャネルの数だけ消費電力が増えることになる。また、マイコンが動作を行っておらず、近距離無線通信部157が省電力状態となっている間は、スリープ電力204が近距離無線通信部157の瞬間消費電力となる。このように、近距離無線通信部157は、所定のチャネルを用いて送信処理を行った後、同一のチャネルを用いて一定時間受信処理を行うことで、情報処理装置101からBLE接続要求が送信されるのを待つ。
また、近距離無線通信部157は、図3に示すように、アドバタイズ情報の送信処理と受信処理を、チャネル別に3回繰り返した後、マイコンの動作を停止させ一定時間省電力状態になる。以下、所定のチャネルによるアドバタイズ情報の送信処理と受信処理の組み合わせをアドバタイズと言う。また、所定のチャネルによってアドバタイズ情報を送信する時間間隔、すなわち、あるチャネルによってアドバタイズ情報を送信し、同じチャネルによって次にアドバタイズ情報を送信するまでの時間間隔をアドバタイズ間隔という。なお、1回目のアドバタイズを行ってから省電力状態になるまでに繰り返すアドバタイズの回数は、3回以下であれば任意に変更可能である。
図4は、近距離無線通信部157が通信装置151の周辺にブロードキャストするアドバタイズ情報の構造の一例である。
近距離無線通信部157は、電力の供給が開始されると初期化処理を行い、アドバタイジング状態となる。近距離無線通信部157は、アドバタイジング状態となると、アドバタイズ間隔に基づいて定期的にアドバタイズ情報を周辺にブロードキャストする。アドバタイズ情報とは、基本的なヘッダ情報を含む信号である。ヘッダ情報としては、例えば、当該アドバタイズ情報を送信する装置を識別するための識別情報などが挙げられる。本実施形態では、アドバタイズ情報(アドバタイズ信号)は、ヘッダ1001とペイロード1002から構成される。ヘッダ1001は、アドバタイズ情報のタイプやペイロード1002の大きさの情報などを格納する領域である。ペイロード1002は、通信装置の識別情報としてのデバイス名1003、通信装置に搭載された搭載プロファイル情報、通信装置151とBLE接続するための接続情報1004を格納する。また、ペイロード1002は、アドバタイズ情報の送信電力(Tx Power)1005等の情報を格納する。本実施形態では、ペイロード1002は、通信装置の識別情報1006を含み、さらに、識別情報1006にエラー発生フラグを含む。なお、通信装置の識別情報1006には、通信装置のMACアドレスや、通信装置のサービス情報等を含んでいてもよい。ここで、エラー発生フラグは、通信装置151に何らかのエラーが発生しているか否かを示す情報である。また、エラー発生フラグは、識別情報1006とは異なる領域に格納するようにしてもよい。
次に、通信装置151のエラー情報を表示するための処理(装置状態の表示処理)について説明する。
情報処理装置101は、ROM104や外部記憶装置106等に格納されている特定のアプリケーションを起動しているときに、装置状態の表示処理を行う。特定のアプリケーションとは、通信装置151の接続先のアクセスポイントの設定を行ったり、通信装置151の状態を確認して装置の状態やエラー情報に関する通知を行ったり、通信装置151に処理の実行指示をしたりするためのアプリケーションである。本実施形態では、特定のアプリケーションは、通信装置151に情報処理装置101内の画像データや文書データ等を印刷させるための印刷用アプリケーション(以下、印刷用アプリともいう)を例に挙げて説明する。なお、印刷用アプリは、印刷機能や通信装置151の状態を確認する機能以外に、他の機能を備えていても良い。例えば、印刷用アプリは、通信装置151がスキャン機能を備えている場合に、通信装置151にセットされた原稿をスキャンさせる機能や、通信装置151の他の設定を行う機能等を備えていても良い。
図5は、印刷用アプリの起動時に表示部108に表示される画面の一例である。ユーザは、起動画面800を介して、通信装置151の備える機能を利用したり、通信装置151の状態の確認をしたり、することができる。起動画面800のオブジェクトのうちいずれかが選択されると、情報処理装置101は、選択されたことを検知し、所定の処理を実行する。本実施形態では、起動画面800は、通信装置151に各種動作を実行させるためのオブジェクトとして、写真印刷ボタン801、プリンタ状態の確認ボタン802、スキャンボタン803と、を有する。また、起動画面800には、印刷用アプリを終了するための終了ボタン804を有する。
また、情報処理装置101は、CPU103が印刷用アプリが起動されたことを検知すると、アドバタイズ情報を受信可能な状態であるスキャニング状態となる。また、印刷用アプリの起動に伴って起動画面800が表示部108に表示される。なお、スキャニング状態となるタイミングは、上述したものに限定されるものではない。情報処理装置101は、表示部108に表示される起動画面800に対する所定の操作(例えば通信装置151の状態を確認するためのボタン802の押下)を検知することで、アドバタイズ情報を受信可能な状態であるスキャニング状態となってもよい。
以下の説明において、通信装置151は、所定の間隔でアドバタイズ情報を送信するアドバタイザであるものとする。また、情報処理装置101は、周辺にあるアドバタイザから送信されるアドバタイズ情報を待ち受けるスキャナであるものとする。まず、近距離無線通信部157は、アドバタイズ情報の送信を行う。情報処理装置101は、このアドバタイズ情報を受信することで、通信装置151の存在を認識することができる。そして、本実施形態では、CPU103は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部110が受信したことを検知すると、装置状態の表示処理を開始する。
図7は、情報処理装置101が通信装置151からアドバタイズ情報を受信した際に行う通信装置151の装置状態の表示処理の流れを示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納されたプログラムをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
まず、S401にて、受信したアドバタイズ情報が通信装置151の近距離無線通信部157から送信されるアドバタイズ情報であるかどうかを判定する。具体的には、CPU103は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部110が受信したかどうかと、受信したアドバタイズ情報に通信装置151を示す識別情報が含まれるか否かを判定する。
CPU103は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部110が受信したと判定した場合、S402の処理を行う。一方、CPU103は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部110が受信していないと判定した場合、処理を終了する。
S402では、CPU103は、情報処理装置101が通信装置151とペアリング済みか否かを判定する。CPU103は、通信装置151とペアリング済みであると判定した場合、S404の処理を行う。一方、CPU103は通信装置151とペアリング済みでないと判定した場合、S403で通信装置151とのペアリング処理を行い、S404へ進む。なお、ペアリング処理については、後述する。
S404では、CPU103は、受信したアドバタイズ情報に、通信装置151においてエラーが発生していることを示す情報が含まれているか否かを判定する。具体的には、CPU103は、エラー発生フラグがアドバタイズ情報の中に含まれているか否かと、含まれている場合にエラー発生フラグはエラーが発生していることを示す値となっているかを判定する。
CPU103は、通信装置151においてエラーが発生していることを示す情報が含まれていると判定した場合、S405の処理を行う。一方、CPU103は通信装置151においてエラーが発生していることを示す情報が含まれていないと判定した場合は処理を終了する。
S405では、CPU103は受信したアドバタイズ情報に基づき、GATT通信の処理を開始する。具体的には、CPU103は受信したアドバタイズ情報に基づき、GATT通信の開始要求を通信装置151に送信する。GATT通信の開始要求が通信装置151に受け付けられると、通信装置151と情報処理装置101でGATT通信が開始される。ここで、BLE規格におけるGATT通信では、一方の装置がマスタ、もう一方の装置がスレーブとなることで、装置間での双方向の通信が可能となるが、本実施形態では、通信装置151がスレーブ側になり、情報処理装置101がマスタ側となる。
S406では、CPU103は、通信装置151とのGATT通信が開始されたか否かを判定する。CPU103は通信装置151とのGATT通信が開始されたと判定した場合、S407の処理を行う。一方、CPU103は、S406で通信装置151とのGATT通信が開始されなかったと判定すると、S413の処理を行い、処理を終了する。S413では、CPU412は、アドバタイズ情報から通信装置151においてエラーが発生している旨の情報のみを取得した状態であるため、表示部108に表示される印刷用アプリの表示画面上に、図8の(b)に示すようなエラー概要表示のみを行う。エラー概要表示では、表示領域903に通信装置151で何らかのエラーが発生している旨の通知のみを行う。なお、このとき、CPU103はユーザへの通知を行わずに処理を終了する構成としてもよい。
S407では、CPU103は、GATT通信でエラー詳細情報要求を通信装置151に送信する。
次に、S408では、CPU103は、GATT通信により通信装置151の近距離無線通信部157から送信されるエラー詳細情報を、近距離無線通信部110が受信したかどうかを判定する。CPU103は、エラー詳細情報を近距離無線通信部110が受信したと判定した場合、S410の処理を行う。
S410では、CPU410は、通信装置151とのGATT通信を終了する。続いて、S411でCPU103は、表示部108の印刷用アプリの表示画面上に、図8の(a)に示すようなエラー詳細表示を行う。エラー詳細表示では、表示エリア900に通信装置151でエラーが発生している旨の表示を、表示エリア901にはGATT通信で取得したエラー詳細情報に基づきエラー内容の詳細な表示を行う。例えば、エラーの種類及びエラーの解除方法を通知する。そして装置情報の表示処理を終了する。
一方、CPU103は、S408でエラー詳細情報を近距離無線通信部110が受信していないと判定した場合、S409の処理を行い、接続設定処理を開始してから所定の時間が経過した(タイムアウトした)か否かを判定する。なお、通信装置151においてエラーが発生していない場合は、通信装置151からエラー詳細情報が送信されない。したがって、S408でNoとなる。CPU103は、タイムアウトしていないと判定した場合、S408の処理を再び行う。一方、CPU103は、タイムアウトしたと判定した場合、S412にて通信装置151とのGATT通信を終了する。そして、CPU412は通信装置151においてエラーが発生している旨の情報のみを取得した状態であるため、S413にてエラー概要表示を行い、処理を終了する。なお、このとき、CPU103はユーザへの通知を行わずに処理を終了する構成としてもよい。
本実施形態では、情報処理装置101と通信装置151間で認証を行い、装置間でGATT(Generic Attribute Profile)通信によりデータの読み書きを実行するためのペアリング処理を実施する。なお、GATTとは、BLE規格において情報の読み書き(送受信)を司るプロファイルである。そして、GATT通信とは、情報処理装置101がGATTクライアント、通信装置151がGATTサーバの役割を担い、GATTベースのプロファイルにより、情報処理装置101から通信装置151に対し情報の読み書きが行われる通信である。情報処理装置101と通信装置151間でのペアリングが実行されていない状態では、通信装置151は、GATT通信による情報の読み書きを許可しない構成とする。このようにすることで、ペアリングを行っていない情報処理装置101と通信装置151が通信を行ってしまい、例えば、通信装置151が保持する情報がペアリングを行っていない情報処理装置101に不用意に取得されてしまうことを抑制することができる。
ペアリング処理の詳細について説明する。まず、情報処理装置101は、後述の印刷アプリが起動され、印刷アプリによって表示される初期画面(ホーム画面)が表示部108に表示された場合、特定の装置情報を有するアドバタイズ情報のサーチを開始する。なお、特定の装置情報とは、例えば、印刷アプリに対応する装置(プリンタ等)のUUIDやMACアドレス等である。そして、情報処理装置101は、特定の装置情報を有するアドバタイズ情報を受信すると、当該アドバタイズ情報を送信した装置(ここでは、通信装置151)に、BLE接続要求(CONNECT_REQ)を送信し、装置間でBLE接続を確立する。そして、情報処理装置101は、通信装置151とのペアリングを完了していない場合は、ユーザにペアリングを促すための画面を表示部108に表示する。そして、情報処理装置101は、ペアリングの実行をユーザに指示された場合、セキュリティーマネージャプロトコルによる通信により、通信装置151に、ペアリング要求を送信する。なお、ぺアリングが終了するまで、装置間の通信は、セキュリティーマネージャプロトコルによって行われるものとする。通信装置151は、ペアリング要求を受信すると、表示部に、図6(a)に示すようなPINコード表示画面200を表示する。PINコード表示画面200には、PINコード201と、ペアリング処理をキャンセルするためのCancelボタン202が表示される。そして、情報処理装置101は、ペアリング要求を送信すると、表示部108に、図6(b)に示すようなPINコード入力画面210を表示する。PINコード入力画面210には、ユーザによるPINコード201の入力を受け付けるためのPINコード入力領域211が表示される。また、PINコード入力画面210には、入力されたPINコード201を通信装置151に送信するためのOKボタン213と、ペアリング処理をキャンセルするためのCancelボタン212が表示される。PINコード入力領域211にPINコード201が入力された状態で、OKボタン213が押下されると、情報処理装置101は、入力されたPINコード201を含む情報を通信装置151に送信する。通信装置151は、受信した情報に含まれるPINコード201が、PINコード表示画面200に表示したPINコード201と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合は、情報処理装置101にペアリングを許可する。具体的には、通信装置151は、PINコード201をもとに所定の方法で作成されたリンクキーを、BLE規格のSMP(Security Manager Protocol)を利用して情報処理装置101と交換する。交換されたリンクキーは、情報処理装置101の持つ記憶領域(ROM104等)と通信装置151の持つ記憶領域(ROM152等)にそれぞれ保存される。これによりペアリングが完了し、以降、装置間でBLE通信を実行することが許可される。なお、情報処理装置101は、ペアリングが完了すると、PINコード表示画面200を非表示とし、元の画面を再度表示する。
ペアリング完了後は、情報処理装置101は、通信装置151に対してGATT通信要求を送信する際には、ペアリング処理時に記憶領域に保存したリンクキーを通信装置151に通知する。通信装置151は、GATT通信要求を受信した場合、ペアリング処理時に記憶領域に保存したリンクキーと通知されたリンクキーを比較して、GATT通信要求を発信している装置が、ペアリング済みの装置であるかを確認する。そして、通信装置151は、ペアリング済みの装置であると確認できた場合は、情報処理装置101とのGATT通信による情報の読み書きを開始する。これにより、情報処理装置101は、一旦通信装置151とのペアリング処理を完了しておけば、以降はユーザによるPINコードの入力なしに通信装置151とのGATT通信を実行することができる。なお、上述では、PINコード入力領域211に、PINコード入力画面210に表示されているPINコード201をユーザに入力させる形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、PINコード201を固定の(ユーザが任意に変更できない)情報とし、印刷アプリのインストールと共に情報処理装置101に格納される形態とすることで、ユーザの入力なしにPINコード201が通信装置151に通知される形態としてもよい。また、ペアリング処理が開始されるタイミングも上述の形態に限定されず、例えば、印刷アプリを介してユーザが印刷を指示したタイミングや、接続設定処理においてBLE接続が行われる前のタイミング等であっても良い。
次に、図2に示す接続設定処理の対象となる通信装置151が実行する処理について図9を用いて説明する。図9は、通信装置151が行う情報送信の処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、例えば、CPU154がROM152や通信装置151が備える外部記憶装置(不図示)等に格納されたプログラムをRAM153に読み出して実行することにより実現される。図9に示すフローチャートは、通信装置151の電源がONになった際に開始されるものとする。なお、図9に示すフローチャートは、通信装置151の電源がONになった際でなく、例えば、通信装置151に設けられた所定のボタン押下などの操作を検知した場合に開始されても良い。
S501では、CPU154は、第一のアドバタイズ情報を近距離無線通信部157によって一定期間ごとにブロードキャストする処理を開始する。なお、ここでのブロードキャストとは、情報の送信先を特定せず一定の範囲に情報を送信することを指す。また、ここで送信する第一のアドバタイズ情報には通信装置151の識別情報とエラー発生フラグとを含んでおり、エラー発生フラグはエラーが発生していないことを示す値となっている。
次に、S502で、CPU154は通信装置151に何らかのエラーが発生しているかどうかを判定する。エラーとは、通信装置151が処理を実行できない状態を指し、例えば印刷処理を実行中にインク等の記録材の残量が無くなった状態や、紙等の被記録媒体の残量が不足している状態などを指す。CPU154は、通信装置151にエラーが発生していると判定した場合、S503の処理を行う。一方、CPU154は通信装置151にエラーが発生していないと判定した場合、S502の処理を再び行う。
S503では、CPU154は第一のアドバタイズ情報の送信を停止する。そして、S504で、第二のアドバタイズ情報を近距離無線通信部157によって一定期間ごとにブロードキャストする処理を開始する。ここで送信する第二のアドバタイズ情報には、機器情報とエラー発生フラグを含んでおり、エラー発生フラグはエラーが発生していることを示す値となっている。すなわち、本実施形態では、エラーが発生していると判定した場合、アドバタイズ情報を第二のアドバタイズ情報に切り替える。
続いて、S505では、CPU154は、近距離無線通信部157が、情報処理装置101からGATT通信の開始要求を受け付けたかどうかを判定する。CPU154は、近距離無線通信部157がGATT通信の開始要求を受け付けたと判定した場合、S506の処理を行う。
一方、CPU154は、近距離無線通信部157がGATT通信の開始要求を受け付けていないと判定した場合、S514の処理を行い、通信装置151の電源がOFFになるか否かを判定する。具体的には、CPU103は、通信装置151が備える電源ボタンが押下され、電源OFF処理の開始命令が生じたか否かを判定する。CPU154は、通信装置151の電源がOFFにならないと判定した場合、S505の処理を再び行う。一方、CPU154は、通信装置151の電源がOFFになると判定した場合、アドバタイズを停止して処理を終了する。
S506では、CPU154は、GATT通信の開始要求の送り元である情報処理装置101がペアリング済みの装置であるか否かを判定する。CPU154は、情報処理装置101がペアリング済みの装置であると判定すると、S507の処理を行う。一方、CPU154は、情報処理装置101がペアリング済みの装置ではないと判定した場合、S514へ進む。
S507では、CPU154は、GATT通信を行うために、アドバタイズ情報の送信を一旦停止する。そして、S508では、CPU154は、近距離無線通信部157による情報処理装置101とのGATT通信を開始させる。
続いて、S509では、CPU154は、GATT通信により、エラー詳細情報取得の要求を受信したかどうかを判定する。CPU154は、エラー詳細情報取得の要求を受信したと判定した場合、S510の処理を行う。一方、CPU154は、エラー詳細情報取得の要求を受信していないと判定した場合、S511において、GATT通信を開始してから所定の時間が経過した(タイムアウトした)か否かを判定する。CPU103は、タイムアウトしていないと判定した場合、S509の処理を再び行う。一方、CPU103は、タイムアウトしたと判定した場合、S512の処理を行う。
S510では、CPU154は、通信装置151において発生しているエラー情報の詳細をGATT通信で情報処理装置101に通知する。
続いて、S512では、CPU154は、情報処理装置101と通信装置151とのGATT通信を終了させ、S513で、第二のアドバタイズ情報の送信を再開する。
なお、図示しないが、所定のタイミングでアドバタイズ情報の送信は、終了する。所定のタイミングとしては、例えば、通信装置151の電源がオフにされたとき、アドバタイズ情報の送信開始指示を行うためのボタンが押下されてから所定期間経過後が挙げられる。また、エラーが発生していることを示すエラー発生フラグを含むアドバタイズ情報を送信してから所定期間経過後が挙げられる。また、エラーが解除した場合は、情報処理装置101が送信するアドバタイズ情報は、第一のアドバタイズ情報に切り替える。
このように、本実施形態では、通信装置151は、アドバタイズ通信ではエラーの発生の有無のみを通知し、GATT通信でエラーの詳細情報を通知する。これにより、通信装置との接続においてセキュリティが確保された情報処理装置にのみ通信装置の詳細な状態を通知することが可能となる。GATT通信はペアリング済みの情報処理装置101としか開始されないためである。一方で、通信装置151とのセキュリティが確保された状態になっておらず、通信装置の詳細情報を通知するのにふさわしくない情報処理装置には、通信装置の詳細情報が到達することを抑制することができる。したがって、通信装置のセキュリティを向上させることができる。さらに、エラーの発生有無はアドバタイズにてペアリング不要で取得可能であるため、情報処理装置のユーザの利便性を向上させることができる。すなわち、エラーが発生していることをアドバタイズ情報によりブロードキャストすることで、多数のユーザにエラーの解除を促すことができる。
また、情報処理装置101は、通信装置151のアドバタイズ情報を検知した場合のみエラー情報の取得・表示処理を行うため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、通信装置151は、エラーが発生したことを検知した後に、エラー発生中である旨の情報を持つ第二のアドバタイズ情報の送信を開始するものとしたが、これに限定されない。例えば、通信装置151に、アドバタイズ情報の送信開始指示を行うためのボタン等を設け、該ボタンがユーザにより押下されたことを検知した後にアドバタイズ情報の送信を開始するようにしてもよい。この構成では、通信装置のエラー情報を、情報処理装置101を介して参照したいユーザに対してのみ、情報処理装置にエラー情報を通知することが可能である。
また、本実施形態では、第一のアドバタイズ情報及び第二のアドバタイズ情報のいずれもエラー発生フラグを有しおり、エラー発生フラグの値が異なるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第一のアドバタイズ情報は、エラー発生フラグを含んでいないものとしてもよい。また、第一のアドバタイズ情報と、第二のアドバタイズ情報の送信を切り替えるものとしたが、これに限定されない。第一のアドバタイズ情報は送信せずに、エラーが発生したことを検知した後に、エラーが発生していることを示す値のエラー発生フラグを持つ第二のアドバタイズ情報の送信を開始する構成としてもよい。また、通信装置151においてアドバタイズ情報の送信開始を行うためのボタンが押下されたことを検知した際に通信装置151にエラーが発生しているか判定し、エラーが発生していると判定した場合第二のアドバタイズ情報の送信を開始するようにしてもよい。これらの構成では、通信装置151は第一のアドバタイズ情報の送信を停止した後に第二のアドバタイズ情報の送信を送り始めるといった切り替えのための処理が不要となる。
なお、通信装置151のエラー情報を通知するための処理以外については、下記の方法により情報処理装置101と通信装置151は、BLE通信する。図12は、情報処理装置101と通信装置151とが、BLE通信方式によってネットワーク接続を行う場合のシーケンス図である。ここでは、ハンドオーバーによってジョブの送受信(ジョブ取得)を行う場合を例にして説明する。なお、ハンドオーバーとは、通信を行うそれぞれの装置が、まず近距離通信方式によって高速通信方式による通信を行うための接続情報をやり取りした後、高速通信方式に切り替えてデータの送受信を行う技術である。本実施形態では、近距離通信方式としてBLEを、近距離通信方式よりも高速にデータ通信可能な高速通信方式としてWi−Fiを用いている。GATT通信(装置間でBLE接続確立することによって可能となる双方向通信)の通信速度は、Wi−Fi通信と比較して低速である。そのため、GATT通信では装置間の認証やWi−Fi通信のための接続情報のやり取り等を行い、通信速度の速いWi−Fi通信で容量の多いデータ(ここではジョブ)の転送を行うことで、効率的なデータ転送を図ることができる。なお、ハンドオーバーにおいて利用される通信方式は、上述の形態に限定されず、近距離通信方式及び高速通信方式として種々の通信方式が利用されて良い。例えば、NFC通信やWi−Fi Aware通信にてWi−Fi通信のための接続情報をやり取りし、その後Wi−Fi通信にてデータのやり取りを行うような構成としても良い。
なお、この処理シーケンスが示す通信装置151の処理は、CPU154が、ROM152又は通信装置151が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM153にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。また、この処理シーケンスが示す情報処理装置101の処理は、CPU103が、ROM104又は情報処理装置101が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM105にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。
以下の説明において、通信装置151は、所定の間隔でアドバタイズ情報を送信するアドバタイザであるものとする。また、情報処理装置101は、周辺にあるアドバタイザから送信されるアドバタイズ情報を待ち受けるスキャナであるものとする。まず、近距離無線通信部157は、アドバタイズ情報の送信を行う(S1001〜S1003)。情報処理装置101は、近距離無線通信部110が近距離無線通信部157から送信されたアドバタイズ情報を受信することで、通信装置151の存在を認識することができる。
情報処理装置101は、通信装置151を認識し、通信装置151と接続することを決定したら、接続要求情報を通信装置151に送信する。具体的には、近距離無線通信部110が、BLEによるネットワーク接続を確立する接続イベントに遷移するための要求であるCONNECT_REQを送信する(S1004)。近距離無線通信部157がCONNECT_REQを受信すると、情報処理装置101及び通信装置151は、接続イベントに遷移する準備をする。具体的には、近距離無線通信部110及び近距離無線通信部157が、それぞれCPU103及びCPU154にBLE接続イベントに遷移する準備が完了した旨を通知する。その後、情報処理装置101及び通信装置151はそれぞれスキャナとアドバタイザからマスタとスレーブに遷移し、マスタである情報処理装置101とスレーブである通信装置151は、BLE接続を確立する。なお、BLE規格では、マスタは、スレーブと「1:多」のスター型のトポロジーを形成することができる。情報処理装置101と通信装置151は、BLE接続を確立したら、以後、GATT通信方式によってデータ通信を行うことができる。
その後、S1005では、近距離無線通信部110は、近距離無線通信部157に対して、通信装置151が利用可能な通信プロトコルの情報を要求する。
この要求には情報処理装置101が利用可能な通信プロトコルの情報が含まれており、近距離無線通信部157は、この要求を受信することで、情報処理装置101がWi−Fi等の通信方式を利用可能であることを認識することができる。近距離無線通信部157は、S1006において、S1005で受け取った要求に対して、自身の利用可能な通信プロトコルの情報を応答する。これによって互いの装置は、BLE以外の互いの利用可能な通信プロトコルを把握することができる。
ここで、BLE以外の互いの利用可能な通信プロトコルを把握することにより、装置間の通信をWi−Fi通信に切り替えることが情報処理装置101によって決定されたとする。なお、このとき、通信方式の切り替えを行うか否かは通信装置151が決定しても良い。通信方式の切り替えが決定された場合、S1007およびS1008にて、それぞれの装置は、通信相手を特定するアドレスの情報やSSIDの情報等の、Wi−Fiで通信を行うために必要な通信情報を交換する。その後S1009にて、近距離無線通信部110は、装置間の通信方式をGATT通信からWi−Fi通信へと切り替える要求(通信切り替え要求)を送信する。近距離無線通信部157は、切り替えの要求を受信すると、S1010にて応答を行う。
切り替えの要求と応答が正しく行われたら、S1011では、情報処理装置101は、通信装置151との通信に利用する通信部を近距離無線通信部110から通信部109へ切り替える。さらに、S1012では、通信装置151は、情報処理装置101との通信に利用する通信部を近距離無線通信部157から通信部156へ切り替える。切り替えを行った後、S1013にて、近距離無線通信部110は解放要求を送信する。解放要求を受け取った近距離無線通信部157は、S1014にて解放応答を送信し、装置間のBLE接続を終了する。装置間のBLE接続が終了すると、情報処理装置101と通信装置151はそれぞれスキャナとアドバタイザに戻り、近距離無線通信部157は、アドバタイズ情報の送信を再開する。
その後、それぞれの装置は、S1007およびS1008で交換したWi−Fi通信を行うために必要な情報を利用し、Wi−Fi通信を行う。まずS1015では、通信部109は、通信装置151がジョブの取得が可能かどうか通信部156に確認をする。ここでは、例えば、通信装置151に転送しようとする画像を一時保存するための空き容量の情報などが確認される。通信部156は、確認の要求を受け取った後、S1016にて確認に対する応答を送信する。
正しい応答が得られ、通信装置151がジョブの取得が可能であると判断した場合、S1017にて、通信部156は、ジョブを要求する。その後、ジョブの要求を受けた通信部109は、S1018にて情報処理装置101に存在する画像データ等を含むジョブを通信部156に対して送信する。なお、このとき送信するジョブの選択は、例えば、BLE接続が確立する前やBLE接続が確立した後、Wi−Fi接続が確立した後等のタイミングで行われる。また、送信されるジョブは、印刷ジョブに限らず、例えば、通信装置151にスキャンを指示するためのスキャンジョブや情報処理装置101が通信装置151の状態の情報を取得するためのジョブ等であっても良い。また、例えば通信装置151の設定の変更等、通信装置151に対する各種操作を実行するためのコマンド等であっても良い。なお、情報処理装置101は、ジョブの送信が完了した場合、通信装置151とのWi−Fi接続を切断して、ハンドオーバー直前のネットワーク状態に戻る。具体的には、例えば情報処理装置101は、ハンドオーバーを実行する前に、3GやLTE等の移動体通信網やルーター等のアクセスポイントに接続していた場合は、当該移動体通信網やアクセスポイントへの接続を再度確立する。そのため、情報処理装置101は、ハンドオーバーを実行する前に、ハンドオーバー直前のネットワーク状態の情報及び、当該ネットワーク情報を確立するために必要な通信情報等を保持しておく。
このように、本実施形態では、Wi−Fi通信等の、ジョブ送信のための高速通信方式に切り替える前に、通信装置151の状態を通知することができる。よってユーザは情報処理装置101と通信装置151とをWi−Fi接続する前のタイミングで通信装置151の状態を把握することができる。また、ハンドオーバー技術を用いることで、ユーザビリティの高い通信方式(近距離通信方式)によって、高速通信方式で通信するための接続情報をやり取りし、その後、高速通信方式によって、容量の大きいデータのやり取りを高速で行うことができる。
なお、ハンドオーバーによってGATT通信からWi−Fi通信へ通信方式の切り替えが行われた場合、装置間のBLE接続は切断されるため、近距離無線通信部157は、アドバタイズ情報の送信を再開する。
(実施形態2)
本実施形態では、GATT通信で全てのエラー情報の取得を行う。
図10は、本実施形態における情報処理装置101が通信装置からアドバタイズ情報を受信した際に行う通信装置151の装置状態表示処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納されたプログラムをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
S601〜S603の処理は、S401〜S403の処理と同様であるため、説明を省略する。
S604では、CPU103は、受信したアドバタイズ情報に基づき、GATT通信の開始要求を通信装置151に送信する。GATT通信の開始要求が通信装置151に受け付けられると、通信装置151と情報処理装置101でGATT通信が開始される。ここで、BLE規格におけるGATT通信では、一方の装置がマスタ、もう一方の装置がスレーブとなることで、装置間での双方向の通信が可能となるが、本実施形態では、通信装置151がスレーブ側になり、情報処理装置101がマスタ側となる。
S605では、CPU103は、通信装置151とのGATT通信が開始されたか否かを判定する。CPU103は通信装置151とのGATT通信が開始されたと判定した場合は、S606の処理を行う。
一方、CPU103は、S605で通信装置151とのGATT通信が開始されなかったと判定すると、処理を終了する。
S606では、CPU103は、GATT通信でステータス情報取得の要求を通信装置151に送信する。
次に、S607では、CPU103は、GATT通信により通信装置151の近距離無線通信部157から送信されるステータス情報を、近距離無線通信部110が受信したかどうかを判定する。CPU103は、ステータス情報を近距離無線通信部110が受信したと判定した場合、S609の処理を行う。一方、CPU103は、ステータス情報を近距離無線通信部110が受信していないと判定した場合、S608の処理を行い、接続設定処理を開始してから所定の時間が経過した(タイムアウトした)か否かを判定する。CPU103は、タイムアウトしていないと判定した場合、S607の処理を再び行う。一方、CPU103は、タイムアウトしたと判定した場合、S611で通信装置151とのGATT通信を終了し、処理を終了する。
S609では、CPU410は、通信装置151とのGATT通信を終了する。続いて、S610でCPU103は、印刷用アプリの表示画面上に、ステータス情報の表示を行う。このとき、通信装置151から取得したステータス情報に、通信装置151にて発生しているエラーに関する情報が含まれていた場合は、S610にてCPU103は、図8の(a)に示すようなエラー詳細情報の表示を行う。エラー詳細表示では、通信装置151から受信したステータス情報に基づき、表示エリア900に通信装置151でエラーが発生している旨の通知を、表示エリア901にエラー内容の詳細な通知を行う。そして処理を終了する。なお、エラーに関する情報が含まれていない場合は、ステータス情報を表示しなくてもよい。
図11は本実施形態における通信装置151が行う情報送信の処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すフローチャートは、例えば、CPU154がROM152や通信装置151が備える外部記憶装置(不図示)等に格納されたプログラムをRAM153に読み出して実行することにより実現される。図11に示すフローチャートは、通信装置151の電源がONになった際に開始されるものとする。
S701では、CPU154は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部157によって一定期間ごとにブロードキャストする処理を開始する。なお、ここでのブロードキャストとは、情報の送信先を特定せず一定の範囲に情報を送信することを指す。よって、この一定の範囲に複数の情報処理装置が存在する場合、複数の情報処理装置のうち特定の情報処理装置が、このブロードキャストされたアドバタイズ情報に基づき接続要求を通信装置151に送信する。なお、ここで送信するアドバタイズ情報には通信装置151であることを特定する機器情報をペイロード1002の中に含んでいる。
続いて、S702では、CPU154は、近距離無線通信部157が、情報処理装置101からGATT通信の開始要求を受け付けたかどうかを判定する。CPU154は、近距離無線通信部157がGATT通信の開始要求を受け付けたと判定した場合、S703の処理を行う。一方、CPU154は、近距離無線通信部157がGATT通信の開始要求を受け付けていないと判定した場合、S713の処理を行い、通信装置151の電源がOFFになったか否かを判定する。具体的には、CPU103は、通信装置151が備える電源ボタンが押下されることにより、電源OFF処理の開始命令が生じたか否かを判定する。
CPU154は、通信装置151の電源がOFFになっていないと判定した場合、S702の処理を再び行う。一方、CPU154は、通信装置151の電源がOFFになると判定した場合、アドバタイズを停止して処理を終了する。
S703では、CPU154は、GATT通信の開始要求の送り元である情報処理装置101がペアリング済みの装置であるか否かを判定する。CPU154は、情報処理装置101がペアリング済みの装置であると判定すると、S705の処理を行う。一方、CPU154は、情報処理装置101がペアリング済みの装置ではないと判定した場合、S713へ進む。
S704では、CPU154は、GATT通信を行うために、アドバタイズ情報の送信を一旦停止する。
続いて、S705では、CPU154は、近距離無線通信部157による情報処理装置101とのGATT通信を開始させる。
続いて、S706では、CPU154は、GATT通信により、ステータス情報取得の要求を受信したかどうかを判定する。CPU154は、ステータス情報取得の要求を受信したと判定した場合、S707の処理を行う。一方、CPU154は、ステータス情報取得の要求を受信していないと判定した場合、S708の処理を行い、GATT通信を開始してから所定の時間が経過したか(タイムアウトしたか)否かを判定する。CPU103は、タイムアウトしていないと判定した場合、S706の処理を再び行う。一方、CPU103は、タイムアウトしたと判定した場合、S711の処理を行う。
S707では、CPU154は、通信装置151に何らかのエラーが発生しているかどうかを判定する。ここで行う処理は、実施形態1のS502と同様である。CPU154は、通信装置151にエラーが発生していると判定した場合、S709の処理を行い、通信装置151において発生しているエラー情報を含むステータス情報をGATT通信で情報処理装置101に通知する。一方、CPU154は通信装置151にエラーが発生していないと判定した場合、S710の処理を行い、エラーが発生していない旨を示す情報を含むステータス情報をGATT通信で情報処理装置101に通知する。なお、エラー情報(エラーが発生しているか否かの情報)を含まないステータス情報を通知するようにしてもよい。
続いて、S711では、CPU154は、情報処理装置101と通信装置151とのGATT通信を終了させ、S712で、アドバタイズ情報の送信を再開する。
このように、本実施形態に係る通信装置151は、GATT通信でエラーの発生有無とその詳細情報を通知する。これにより、通信装置はエラーの発生有無によるアバタイズ情報の切り替えを行う必要が無いため、アドバタイズ情報を切り替えるための処理、具体的には、アバタイズ情報の送信停止、異なる情報を持つアバタイズ情報の生成及び送信開始が不要となる。したがって、速やかにGATT通信によるエラー情報の詳細取得までに実施する事が可能となる。
また、GATT通信はペアリング済みの情報処理装置としか開始されないため、接続においてセキュリティが確保された情報処理装置にのみ通信装置の詳細な状態を通知することが可能となる。
なお、本実施形態では、通信装置151は、電源がONになった後にアドバタイズ情報の送信を開始するものとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、通信装置151に、アドバタイズ情報の送信開始指示を行うためのボタン等を設け、該ボタンがユーザにより押下されたことを検知した後にアドバタイズ情報の送信を開始するようにしてもよい。これにより、通信装置151のステータス情報を、情報処理装置101を介して参照したいユーザに対してのみ、情報処理装置に通知することが可能である。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、状態情報として、エラー情報を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、着荷処理状態であることを示す情報、スリープ状態であることを示す情報、回復処理に時間がかかる状態であることを示す情報等が挙げられる。なお、着荷処理状態とは、通信装置の初期設定を実行している状態である。また、状態情報は、用紙設定等の設定の変更がされた状態であることを示す情報、通信装置151の表示部にメッセージが通知されている状態であることを示す情報、もうすぐインクが無くなる等のエラー前段階を示す情報であってもよい。通信装置151に通知されるメッセージとしては、例えば、「ファームアップデート有り」等の更新情報の通知が挙げられる。
また、エラーの発生の有無を示すエラーフラグは、実施形態1のようにアドバタイズ情報の送信時ではなく、GATT通信で送信されてもよい。具体的には、図9のS508においてGATT通信の開始後、通信装置151はGATT通信によりまずはエラー発生の有無を示すフラグ情報を送信する。そして、フラグ情報の送信後、情報処理装置からのエラー詳細内容の取得要求(図10のS606)に応じて、S510で通信装置151はGATT通信によりエラーの詳細を示す状態情報を送信するとよい。
情報処理装置のエラー通知としては、まずは先に得たフラグ情報に基づきエラー発生の有無を示す通知を行い、その後、S606により情報処理装置はエラー情報の取得要求を行う。そして得られたエラーの詳細内容に応じS610においてエラーの詳細に基づく通知を行うとよい。このようにすることで、ユーザはエラーの発生の有無だけをまずは把握することができる。そして、ユーザがさらに詳細なエラー内容を知りたい場合には、ユーザの指示に応じて情報処理装置がエラー詳細要求を行うことで、エラーの詳細とその解除方法を把握することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 情報処理装置
151 通信装置

Claims (39)

  1. 情報処理装置と無線通信可能な通信装置であって、
    1通信方式としてBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく通信により情報処理装置と接続する第1通信手段と、
    前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式により前記情報処理装置と接続する第2通信手段と、
    を備え、
    前記第1通信手段は、前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記情報処理装置に前記通信装置の状態に関する第1の情報を送信し、
    前記第2通信手段は、前記情報処理装置から前記第2通信方式により画像データを受信することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1通信手段は、前記第1の情報として、前記通信装置エラーに関する情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1通信手段は、前記通信装置でエラーが発生しているか否かを示す情報を含むアドバタイズ情報を前記BLEの規格に基づきブロードキャストし、前記アドバタイズ情報を受信した前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記第1の情報として、前記通信装置で発生しているエラーの詳細を示す情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記第1通信手段は、前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLE規格に基づく通信により、前記通信装置でエラーが発生しているか否かを示す情報と、前記第1の情報として前記通信装置で発生しているエラーの詳細を示す情報と、を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 情報処理装置と無線通信可能な通信装置であって、
    1通信方式としてBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく通信により情報処理装置と接続する第1通信手段と、
    前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式により、前記情報処理装置との間で画像データの通信を行う第2通信手段と、
    を備え、
    前記第1通信手段は、前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置が第1状態の場合に第1情報を送信し、前記通信装置が前記第1状態とは異なる第2状態の場合に前記第1情報とは異なる第2情報を送信することを特徴とする通信装置。
  6. 前記第1状態は、前記通信装置でエラーが発生している状態であり、
    前記第1通信手段は、前記通信装置が前記第1状態の場合、前記第1情報として、前記通信装置エラーに関する情報を送信することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第1通信手段は、前記通信装置でエラーが発生しているか否かを示す情報を含むアドバタイズ情報を前記BLEの規格に基づきブロードキャストし、前記アドバタイズ情報を受信した前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記第1情報として、前記通信装置で発生しているエラーの詳細を示す情報を送信することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
  8. 前記第1通信手段は、前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置でエラーが発生しているか否かを示す情報と、前記第1情報として前記通信装置で発生しているエラーの詳細を示す情報と、を送信することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
  9. 前記第1状態と前記第2状態は、前記通信装置が所定の処理を実行できない状態であり、前記第1通信手段は、前記通信装置が前記第1状態である場合に前記第1の情報を送信し、前記通信装置が前記第2状態である場合に前記第2の情報を送信することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記第1通信手段は、前記第1の情報として、前記通信装置内の記録材の残量に関する情報を送信することを特徴とする請求項1又は5に記載の通信装置。
  11. 前記第1通信手段は、前記第1の情報として、前記通信装置のスリープ状態に関する情報を送信することを特徴とする請求項1又は5に記載の通信装置。
  12. 前記第1通信手段は、前記第1の情報として、前記通信装置の設定の状態に関する情報を送信することを特徴とする請求項1又は5に記載の通信装置。
  13. 前記第1通信手段は、前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置が所定の処理を実行できない状態であるか否かを示す情報と、前記第1の情報として前記通信装置の状態に関する詳細情報と、を送信することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記第1通信手段は、前記BLEの規格に基づく通信により、前記第2通信方式による通信を行うための通信情報を受信し、
    前記通信情報に基づき、前記BLEの規格に基づく通信から前記第2通信方式による通信に切り替えられることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記第2通信方式により前記画像データが送信される前に、前記第1通信手段は前記BLEの規格に基づく通信により前記第1の情報を送信することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記第1通信手段は、前記情報処理装置とペアリング済みである場合に、前記第1の情報を送信し、前記情報処理装置とペアリング済みでない場合には前記第1の情報を送信しないことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信は、Generic Attribute Profile(GATT)通信であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 前記第2通信方式は、Wi−Fi(登録商標)であることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の通信装置。
  19. 前記通信装置は、前記第2通信手段により受信した前記画像データに基づき印刷を実行する印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の通信装置。
  20. 前記通信装置は、デジタルカメラであることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の通信装置。
  21. Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく第1通信方式と、前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式と、による無線通信が可能な情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    信装置に接続要求を送信するステップと、
    前記接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置の状態に関する第1の情報を受信するステップと、
    前記第1の情報に基づき前記通信装置の状態を通知させるステップと、
    前記第2通信方式により前記通信装置に画像データを送信するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  22. Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく第1通信方式と、前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式と、による無線通信が可能な情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    信装置に接続要求を送信するステップと、
    前記接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置が第1状態の場合に第1情報を受信し、前記通信装置が前記第1状態と異なる第2状態の場合に前記第1情報とは異なる第2情報を受信するステップと、
    前記第1情報に基づ通知を実行させるステップと、
    前記第2通信方式により前記通信装置との間で画像データを通信させるステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  23. 前記第1状態と前記第2状態は、前記通信装置が所定の処理を実行できない状態であり、前記第1通信方式により、前記通信装置が前記第1状態である場合に前記第1の情報を受信し、前記通信装置が前記第2状態である場合に前記第2の情報を受信することを特徴と請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記通信装置でエラーが発生している状態である場合、前記第1の情報として、前記通信装置のエラーに関する情報を受信することを特徴とする請求項21又は22に記載のプログラム。
  25. 前記通信装置からブロードキャストされる、前記通信装置でエラーが発生しているか否かを示す情報を含むアドバタイズ情報を、前記BLEの規格に基づき受信し、
    前記アドバタイズ情報に基づき前記通信装置へ接続要求を実行し、
    前記接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記第1の情報として、前記通信装置で発生しているエラーの詳細を示す情報を受信することを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1項に記載のプログラム。
  26. 前記接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置でエラーが発生しているか否かを示す情報と、前記第1の情報として前記通信装置で発生しているエラーの詳細を示す情報と、を受信することを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1項に記載のプログラム。
  27. 前記第1の情報として、前記通信装置内の記録材の残量に関する情報を受信することを特徴とする請求項21又は22に記載のプログラム。
  28. 前記第1の情報として、前記通信装置のスリープ状態に関する情報を受信することを特徴とする請求項21又は22に記載のプログラム。
  29. 前記第1の情報として、前記通信装置の設定の状態に関する情報を受信することを特徴とする請求項21又は22に記載のプログラム。
  30. 前記第1通信手段は、前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置が所定の処理を実行できない状態であるか否かを示す情報と、前記第1の情報として前記通信装置の状態に関する詳細情報と、を送信することを特徴とする請求項21乃至29のいずれか1項に記載のプログラム。
  31. 前記BLEの規格に基づく通信により、前記第2通信方式による通信を行うための通信情報を送信し、
    前記通信情報に基づき、前記BLEの規格に基づく通信から前記第2通信方式による通信に切り替えられることを特徴とする請求項21乃至30のいずれか1項に記載のプログラム。
  32. 前記第2通信方式により前記画像データが送信される前に、前記BLEの規格に基づく通信により前記第1の情報を受信することを特徴とする請求項21乃至31のいずれか1項に記載のプログラム。
  33. 前記通信装置とペアリング済みである場合に、前記第1の情報を受信し、前記通信装置とペアリング済みでない場合には前記第1の情報を受信しないことを特徴とする請求項21乃至32のいずれか1項に記載のプログラム。
  34. 前記第1の情報に基づき、前記通信装置で発生しているエラーの種類又はエラーの解除方法を表示部に表示させることにより、前記通信装置の状態を通知することを特徴とする請求項21乃至33のいずれか1項に記載のプログラム。
  35. 前記接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信は、Generic Attribute Profile(GATT)通信であることを特徴とする請求項21乃至34のいずれか1項に記載のプログラム。
  36. 前記第2通信方式は、Wi−Fi(登録商標)であることを特徴とする請求項21乃至35のいずれか1項に記載のプログラム。
  37. 前記情報処理装置は、スマートフォン、携帯端末、ノートPC、タブレット端末、Personal Digital Assistantのうちのいずれかであることを特徴とする請求項21乃至36のいずれか1項に記載のプログラム。
  38. Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく第1通信方式と、前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式と、による無線通信が可能な通信装置を含む通信システムであって、
    前記通信装置は
    報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記情報処理装置に前記通信装置の状態に関する第1の情報を送信
    前記第2通信方式により前記情報処理装置から画像データを受信し、
    記情報処理装置は、
    前記通信装置から送信された前記第1の情報に基づき前記通信装置の状態を示す情報を通知することを特徴とする通信システム。
  39. Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の規格に基づく第1通信方式と、前記第1通信方式である前記BLEの規格に基づく通信より高速でデータ通信可能な第2通信方式と、による無線通信が可能な通信装置を含む通信システムであって、
    前記通信装置は、情報処理装置からの接続要求に応じて接続確立される前記BLEの規格に基づく通信により、前記通信装置が第1状態である場合に第1の情報を送信し、前記通信装置が前記第1状態と異なる第2状態の場合に前記第1の情報と異なる第2の情報を送信し
    記情報処理装置は、前記通信装置から送信された前記第1の情報に基づき、通知を実行し、
    前記第2通信方式により前記通信装置と前記情報処理装置との間で画像データが通信されることを特徴とする通信システム。
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