JP6224891B2 - 無線通信システム、無線通信装置、通信方法、制御方法、及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、通信方法、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は複数の接続要求を処理する通信技術に関する。
近年、デジタルカメラで撮像した画像データをパーソナルコンピュータに取り込むことなく、デジタルカメラをプリンタに直接接続してプリントアウトするダイレクトプリントサービス(DPS)技術を実装したカメラがある。代表的なダイレクトプリントサービスの通信規格として「PictBridge」があり、このPictBridge対応の機器同士は、特別なソフトウェアをインストールすることなく、USBケーブルで接続して直接印刷を行なうことができる。
また、家庭内にもワイヤレス製品が急速に普及しており、無線LAN経由でデジタルカメラをプリンタに直接接続してプリントアウトする機能を備えたデジタルカメラとプリンタが製品化されている。現在、このような無線LANでもPictBridgeが用いられている。このシステムにより、プリンタは複数のデジタルカメラとの間で同一の無線ネットワークを構成し、複数のデジタルカメラからの個別の印刷要求に応じて印刷データの出力が可能である。なお、複数のデジタルカメラがプリンタに接続される場合、デジタルカメラは、複数の印刷要求が同時に発生する事態に対応するため、印刷を希望するプリンタに対して定期的に印刷許可の確認を実行し、印刷許可を確認した後に印刷処理を開始する。
また、近接無線通信(NFC:Near Field Communication)等を利用して、2つの機器同士を密着させることで、無線LANの設定パラメータを双方の機器に設定することにより、無線通信における設定操作を簡略化する技術がある。
カメラとプリンタとのような1対多の通信に関する制御技術として、例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3が挙げられる。特許文献1には、複数の撮像装置(カメラ)と画像出力装置(プリンタ)とが無線接続され、2台目の撮像装置からの印刷要請に対する問い合わせに対して画像出力装置の動作状態を撮像装置に通知するシステムが記載されている。特許文献1は、同一のネットワーク内でプリンタに接続している2台目以降のデジタルカメラが、1対1接続で使われていた手順を用いると、無線接続した状態で待たされる、という問題に対する解決策を与えている。
また、特許文献2には、送信バッファに蓄積されたパケット量に基づいて、通信ノードごとに間欠受信間隔を決定し、決定された間欠受信間隔に合わせて各通信ノードがビーコンを間欠的に受信するように各通信ノードに要求する方法が記載されている。特許文献2では、このような構成により、無線通信装置における省電力モードでの間欠受信間隔の適正化を図っている。
特許文献3は、基地局が、間欠的に干渉信号の検出を行い、干渉信号が検出されない場合はビーコンを送信し、端末は、データ送信前にスリープモードから立ち上がり、受信待受を行い、ビーコンを受信した直後のみデータを送信することが記載されている。また、特許文献3には、端末がビーコンを受信できない場合に再びスリープモードへ移行し、所定時間経過後に上記のシーケンスを繰り返す無線通信システムが記載されている。特許文献3に記載の技術により、干渉を軽減する機能を有しながら、端末主導のランダムアクセスが可能となり消費電力を抑えることが可能となる。
特開2004−322420号公報 特開2007−096898号公報 特開2008−301006号公報
複数の印刷要求が同時に発生する印刷システムでは、例えば、プリンタのメモリ容量などに制限がある。したがって、印刷データの蓄積(スプール)機能の問題により、同一ネットワーク内で発生する複数の印刷要求を同時に取り扱う事ができない場合がある。この場合、印刷を希望する複数のユーザが、印刷の順番待ちのために前の印刷処理が終了するのを見届けるまでプリンタの周辺で待機し、これにより無駄な時間を浪費しうるという課題があった。また、デジタルカメラは、プリンタに対して定期的に印刷許可を確認するためのメッセージを送信する。したがって、プリンタ側の都合により印刷待機が長時間に及んだ場合、確認メッセージの送信処理が長時間にわたって繰り返されてしまう。このようなメッセージ送信の繰り返し処理は、無線通信機能を使用するため、特にデジタルカメラのような可搬型のデバイス装置では無線ハードウエアにより著しくバッテリーを消費しうるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、複数のデータ転送処理を効率的に行う技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による無線通信システムは、無線通信装置と、当該無線通信装置とそれぞれ無線で接続して通信を行う複数の相手方通信装置とを含む無線通信システムであって、前記無線通信装置は、接続要求を受信する受信手段と、前記複数の相手方通信装置のうちの第1の相手方通信装置と第2の相手方通信装置とから接続要求を前記受信手段により受信した場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する判定手段と、通知手段であって、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから受信するデータを同時に保持可能と前記判定手段により判定された場合、同一の無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知し、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから受信するデータを同時に保持可能でないと前記判定手段により判定された場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とで異なる無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知する、前記通知手段と、前記通知手段により通知した無線通信パラメータを用いた接続が確立した場合、前記第1の相手方通信装置または前記第2の相手方通信装置から受信するデータを処理する通信サービスを実行する実行手段と、を有し、前記複数の相手方通信装置のそれぞれは、前記無線通信装置に前記接続要求をした後に、無線通信パラメータを受信する手段と、前記受信した無線通信パラメータを用いて、前記無線通信装置と無線で接続する接続手段と、を有する。
本発明によれば、複数の通信装置とのデータ転送処理を効率的に行うことができる。
無線通信システムのネットワーク構成の例を示す図。 無線通信装置の機能構成を示すブロック図。 無線通信装置に実装されるプロトコルレイヤの構成の例を示す図。 無線通信システムの処理を示すシーケンスチャート。 プリンタ制御部の処理を説明するフローチャート。 カメラ制御部の処理を説明するフローチャート 実施形態1に係る処理を実行後のネットワーク構成の例を示す図。 無線通信システムのネットワーク構成の別の例を示す図。 無線通信システムの処理の別の例を示すシーケンスチャート。 プリンタ制御部の処理の別の例を説明するフローチャート。 実施形態1に係る処理を実行後のネットワーク構成の例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<<実施形態1>>
(システム構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信システムのネットワーク構成図である。図1の無線通信システムは、プリンタ101、及びカメラ102〜104を含む。プリンタ101及びカメラ102〜104は、所定の通信方式を用いた無線通信回線の構築または参加により通信を行うことができる無線通信装置を備える。本無線通信システムにおいては、プリンタ101に含まれる無線通信装置の相手方通信装置が、カメラ102〜104の無線通信装置である。
なお、以下では、主としてプリンタ101及びカメラ102〜104のそれぞれの無線通信装置の動作について説明するが、簡単のため、以下の説明では、無線通信装置の機能を含めて「プリンタ」及び「カメラ」と呼ぶ。また、以下の説明では、カメラを例にとって説明しているが、これに限られない。例えば、カメラ102〜104は、例えば撮像機能を備えた携帯電話やスマートフォンなどと置き換えられてもよく、他にも、通信によりデータの送受信をする装置であれば装置の主な用途が何であってもよい。
本実施形態においては、プリンタ101とカメラ102との間には第1の通信リンクが構築され、プリンタ101とカメラ103との間には第2の通信リンクが構築され、また101とカメラ104との間には第3の通信リンクが構築される。なお、第1〜第3の通信リンクは、例えば無線LANにより構築されるものとし、図1には、無線LANの機器同士を直接接続するアドホックネットワークを用いた場合のネットワーク構成を示している。なお、プリンタ101とカメラ102〜カメラ104のいずれかとの間で用いる通信方式は、無線LANではないBluetooth(登録商標)等の他の無線通信方式であってもよい。
本実施形態に係る無線通信システムでは、無線通信装置(プリンタ101)へ接続要求をした複数の相手方通信装置(カメラ102〜104)に対して、それぞれ異なる無線通信パラメータを決定して通知する。また、無線通信装置は、相手方通信装置が接続要求したことを、接続要求の予約として管理する。そして、通信装置は、第1の無線通信パラメータを用いた第1の相手方通信装置との通信を切断すると、接続要求が予約された順で、第2の相手方通信装置との通信を確立するためのメッセージ(例えばビーコン)を第2の無線通信パラメータを用いて送信する。第2の無線通信パラメータを通知された第2の相手方通信装置は、このメッセージを受信することにより、接続が可能であることを認識し、これに応じて無線通信装置と接続することができる。したがって、相手方通信装置は、接続要求後、無線通信装置からのメッセージを待ち受けていればよく、メッセージの受信前に不必要に接続要求信号などの信号を送り続けることがなくなる。以下、この無線通信システムに係る装置構成及び処理の動作について詳述する。
(装置構成)
図2は、本実施形態に係るプリンタ101およびカメラ102〜カメラ104の無線通信装置を含む装置構成を概略的に示すブロック図である。図2においては、主として無線通信機能に関する機能ブロックを図示し、各装置に固有の機能部に関しては図示を省略している。図2の無線通信装置は、無線LANアンテナ201、無線LANアンテナ201を介して無線信号の送受信を行う無線LAN通信部202、NFCアンテナ209、及びNFCアンテナ209を介して近接無線信号の送受信を行うNFC通信部208を有する。また、無線通信装置は、不揮発メモリ部(ROM)203、揮発メモリ部(RAM)204、制御部205、表示制御部206、及び機器制御のための情報入力および操作等を行うキー入力部207を有する。
(装置のソフトウェア構成)
本実施形態では、カメラ102〜104は、それぞれプリンタ101との間に直接通信の無線リンクを構築し、アプリケーションレイヤにおいて画像データを印刷するための機能を備える。具体的なソフトウェア構成としては、プリンタ101は印刷アプリのServer機能を備え、カメラ102〜104は印刷アプリのClient機能を備える。そして、プリンタ101と各カメラ102〜104は、アプリケーションレイヤでメッセージを交換して、印刷サービスを提供する。
また、プリンタ101とカメラ102〜104のそれぞれとの間において、通信セッションを確立するための通信プロトコルを制御するために、プリンタ101はプリンタ制御部を、カメラ102〜104はデジタルカメラ制御部を、それぞれ備える。
また、プリンタ101及びカメラ102〜104は、無線ネットワーク上で通信装置の情報を収集するために、通信プロトコルとしてTCP/IPを実行する機能を備える。TCP/IPは、プリンタ101とカメラ102〜104のそれぞれとの間において通信リンクを確立する通信プロトコルである。
なお、プリンタ101は印刷アプリのServer機能とプリンタ制御部とを、カメラ102〜104は印刷アプリのClient機能とカメラ制御部とを備えるが、これらはソフトウェアと、それを実行するCPUなどの回路により実現されてもよい。そして、それぞれのソフトウェアは、ROM203に格納されてもよい。また、これらの機能部は、特定用途向け集積回路や専用のハードウェアを用いて実現されてもよい。
以下、印刷アプリで使用されるアプリケーションレイヤの下位層ごとに、画像データの出力側の通信装置であるカメラ102〜104、画像出力側のプリンタ101について、図3を参照して説明する。参照番号301および311は無線LAN通信手順部であり、IEEE802.11準拠(WLANプロトコル)のデータパケット等を取り扱う。参照番号302および312はTCP/IP手順部であり、IPパケットおよび通信セッションプロトコルを含む、カメラ制御部303およびプリンタ制御部313のそれぞれのデータパケットを取扱う。参照番号303はカメラ制御部であり、インターネットプロトコル手順部302で使用する通信リンクと、印刷アプリ304で使用する印刷データとの整合を制御する機能を備え、カメラ102〜104のそれぞれに実装される。313はプリンタ制御部であり、インターネットプロトコル手順部312で使用する通信リンクと印刷アプリ314で使用する印刷データとの整合を制御する機能を備え、プリンタ101に実装される。304はアプリケーション手順部であり、印刷サービスの起動を行うClient機能を備え、カメラ102〜104のそれぞれに実装される。印刷アプリ314は、印刷サービスのServer機能を備え、プリンタ101に実装される。305および315はNFC通信手順部であり、Felica、ISO/IEC 14443(MIFARE)、ISO/IEC18092などに準拠した(NFCプロトコルの)データパケット等を取り扱う。
(無線通信システム及び各装置の動作)
以下、無線通信システムと、それに含まれるプリンタ101及びカメラ102〜104の動作について、図4〜図7を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る無線通信システムにおいてネットワークを構成するプリンタ101及びカメラ102〜104のメッセージの送受信処理を示すシーケンスチャートである。図5はカメラ102〜104のカメラ制御部303の処理に関するフローチャートであり、図6はプリンタ101のプリンタ制御部313の処理に関するフローチャートである。また、図7は、ここで説明する無線通信システムの処理の実行後のネットワークの状態の例を示す図である。
初めに、カメラ102の動作について、カメラ制御部303の動作を中心として説明する。
まず、例えば、印刷を希望するユーザによるキー入力部207の操作により、カメラ102の印刷アプリ304が起動する。そして、プリンタ101のNFCアンテナ209とカメラ102のNFCアンテナ209とが数センチメートルの距離に近接させられることにより、プリンタ101とカメラ102との間で印刷処理を実行するためのネットワークが構築される。カメラ102のNFC通信部208は、NFCアンテナ209とNFC通信手順部305とを介して、NFC通信の開始をカメラ制御部303に通知する。カメラ102のカメラ制御部303は、NFC通信の開始の通知を受けると(S601でYES)、プリンタ101に対して接続要求メッセージを送信し(M401、S602)、プリンタ101からの応答メッセージ待ちに遷移する(S603)。以上のカメラ102によるNFC通信の起動処理は、カメラ103及びカメラ104においても同様に実行される(M403、M405)が、これについての詳細な説明は省略する。
続いて、プリンタ101からNFC通信によって接続応答メッセージを受信する場合(S603でYES)のカメラ102の動作について説明する。
カメラ102のNFC通信部208は、NFCアンテナ209を介してプリンタから接続応答メッセージを受信すると(M402)、NFC通信手順部305にメッセージデータを送信する。カメラ102のNFC通信手順部305は、M402の接続応答メッセージをカメラ制御部303に送信する。カメラ制御部303は、この接続応答メッセージを受信すると(S603でYES)、プリンタ101とカメラ102との間で構築する無線ネットワークに関するパラメータ情報群A(ネットワーク識別子A/使用チャネルAなど)を確認する。そして、カメラ制御部303は、パラメータ情報群AをRAM204に格納する(S604)。
一方、カメラ103のNFC通信部208は、NFCアンテナ209を介してプリンタから接続応答メッセージを受信すると(M404)、NFC通信手順部305にメッセージデータを送信する。そして、カメラ103のNFC通信手順部305は、M404の接続応答メッセージをカメラ制御部303に送信する。カメラ制御部303は、この接続応答メッセージを受信すると(S603でYES)、プリンタ101とカメラ103との間で構築する無線ネットワークに関するパラメータ情報群B(ネットワーク識別子B/使用チャネルBなど)を確認する。そして、カメラ制御部303は、パラメータ情報群BをRAM204に格納する(S604)。
同様に、カメラ104のNFC通信部208は、NFCアンテナ209を介してプリンタから接続応答メッセージを受信すると(M406)、NFC通信手順部305にメッセージデータを送信する。カメラ104のNFC通信手順部305は、M406の接続応答メッセージをカメラ制御部303に送信する。カメラ制御部303は、この接続応答メッセージを受信すると(S603でYES)、カメラ104との間で構築する無線ネットワークに関するパラメータ情報群C(ネットワーク識別子C/使用チャネルCなど)を確認する。そして、カメラ制御部303は、パラメータ情報群CをRAM204に格納する(S604)。
カメラ102のカメラ制御部303は、プリンタ101との間で無線LANのネットワークを構築するため、ビーコン検出タイマーを起動する(S605)。次に、カメラ102のカメラ制御部303は、プリンタ101が送出するビーコンを検出するために、無線LAN通信手順部301に対してパラメータ情報群Aを使用してビーコンを検出するように指示する(M407)。カメラ102の無線LAN通信手順部301は、無線LAN通信部202に対して、パラメータ情報群Aを設定した後、ビーコンを検出するように指示する。
カメラ102の無線LAN通信部202は、プリンタ101からのビーコンを検出すると、無線LAN通信手順部301を介してカメラ制御部303に通知する。
カメラ102のカメラ制御部303は、プリンタ101のビーコンを検出すると(S606でYES)、無線LANの接続状態を確認する(S607)。このとき、カメラ制御部303は、無線LANが未接続状態(S607でNO)であるため、プリンタ101との間での無線LANの認証/アソシエーション処理(A)を起動する(M408、S608)。具体的には、例えば、カメラ102のカメラ制御部303は、無線LAN通信手順部301を介して無線LAN通信部202に認証/アソシエーション処理(A)の起動を指示する。
カメラ102の無線LAN通信部202は、プリンタ101との間での無線LANの認証/アソシエーション処理(A)(M408)が完了すると、無線LAN通信手順部301を介してカメラ制御部303に通知する。カメラ102のカメラ制御部303は、プリンタ101との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(A)の完了を確認すると(S609でYES)、通信中状態に遷移する。
この状態になると、カメラ102のカメラ制御部303は、印刷アプリ304に対してプリンタ101に対する画像データの転送処理(A)(M409)を要請し、画像データの転送を開始する(S610)。そして、カメラ102のカメラ制御部303は、無線接続を継続するか否かを判定し(S611)、継続しない場合(S611でNO)は、カメラ102の印刷処理に関する動作を停止する。一方、プリンタ101との無線接続を継続する場合(S611でYES)は、カメラ102のカメラ制御部303は、プリンタ101からのビーコンが継続して検出されるかを確認する(S606)。
プリンタ101からのビーコンが継続して検出され(S606でYES)、無線接続された状態の場合(S607でYES)、カメラ102のカメラ制御部303は、未送信の画像データの存在を確認する(S612)。未送信データがある場合(S612でYES)、カメラ102のカメラ制御部303は、印刷アプリ304に対してプリンタ101に対する画像データの転送処理を要請し、画像データの転送を開始する(S610)。また、未送信データがない場合(S612でNO)、カメラ102のカメラ制御部303は、ビーコン検出期間を従来よりも長く変更して(S614)、ビーコン検出タイマーを再起動する(S605)。このようにして、カメラ102が画像データを連続転送することが可能となる。
一方、カメラ102のカメラ制御部303は、プリンタ101からのビーコンが検出できない場合(S606でNO)、ビーコン検出タイマーを確認する(S613)。タイマーが満了していない場合(S613でNO)、カメラ102のカメラ制御部303は、ビーコン検出処理(S606)を繰り返す。また、ビーコン検出タイマーが満了した場合(S613でYES)は、カメラ102のカメラ制御部303は、ビーコン検出期間をより長く変更して(S614)、ビーコン検出タイマーを再起動する(S605)。
なお、カメラ103及びカメラ104の無線LAN通信部202は、共にパラメータ情報群Aではない無線通信用パラメータを設定しているため、この時点においてビーコンを受信することはない(ビーコン・ロス)。このため、カメラ103及びカメラ104においては、ビーコンが検出されないまま(S606でNO)、タイマーが満了することとなる(S613でYES)。このため、カメラ103及びカメラ104のカメラ制御部303は、ビーコン検出期間をより長く変更して(S614)、ビーコン検出タイマーを再起動して(S605)、プリンタ101とカメラ102との間の無線LAN接続が解放されるのを待つこととなる。
ここで、未送信データがないと判定された場合(S612でNO)、無線LAN接続を切断してもよい。すなわち、例えば、1つの印刷ジョブの転送が完了した場合は、無線LAN接続を切断してもよい。これにより、他のカメラが接続する機会が与えられることとなる。例えば、1つの印刷ジョブの転送が完了し、未送信データがなくなった場合は、カメラ102とプリンタ101との間の無線LAN接続を一度切断する。そして、プリンタ101は、印刷ジョブの予約(接続要求の予約)に応じた無線通信パラメータでビーコンを送信する。これにより、カメラ102は、他のカメラからの印刷ジョブの予約がない場合、または他のカメラからの印刷ジョブの転送が全て完了した場合に、S605からの処理により、再度プリンタ101と接続して印刷ジョブを転送することが可能となる。
次に、カメラ102〜104との間で通信を実行するプリンタ101の動作について、そのプリンタ制御部313の動作を中心に説明する。
プリンタ101のNFC通信部208は、NFCアンテナ209を介してカメラ102から接続要求メッセージを受信すると(M401)、NFC通信手順部315にメッセージデータを送信する。プリンタ101のNFC通信手順部315は、M401の接続要求メッセージをプリンタ制御部313に送信する。
プリンタ制御部313は、印刷予約が無い場合(S501でNO)、NFC通信の接続要求を監視する(S502)。このとき、プリンタ制御部313は、M401の接続要求メッセージを受信すると(S502でYES)、カメラ102との間で構築する無線ネットワークに関するパラメータ情報群A(ネットワーク識別子A/使用チャネルA等)を決定する。
次に、プリンタ制御部313は、カメラ102に対してパラメータ情報群Aを含めた接続応答メッセージを送信し(M402、S503)、パラメータ情報群AをRAM204に格納する(S504)。
同様に、プリンタ制御部313は、カメラ103からのM403の接続要求メッセージを受信すると(S502でYES)、カメラ103との間で構築する無線ネットワークに関するパラメータ情報群B(ネットワーク識別子B/使用チャネルB等)を決定する。そして、プリンタ制御部313は、カメラ103に対してパラメータ情報群Bを含めた接続応答メッセージを送信し(M404、S503)、パラメータ情報群BをRAM204に格納する(S504)。また、プリンタ制御部313は、カメラ104からのM405の接続要求メッセージを受信すると(S502でYES)、カメラ104との間で構築する無線ネットワークに関するパラメータ情報群C(ネットワーク識別子C/使用チャネルC等)を決定する。そして、プリンタ制御部313は、カメラ104に対してパラメータ情報群Cを含めた接続応答メッセージを送信し(M406、S503)、パラメータ情報群CをRAM204に格納する(S504)。
このようにして、プリンタ制御部313は、カメラ102〜104のそれぞれとの間の無線ネットワークに関するパラメータ情報群A〜Cを決定して、RAM204に格納する。
パラメータ情報群A〜CをRAM204格納した後に、プリンタ制御部313は、印刷処理が実行中であるか否かを確認する(S505)。プリンタ制御部313は、現在プリンタ101が印刷処理中ではない(S505でNO)ため、無線LAN通信手順部311に対して、カメラ102に通知したパラメータ情報群Aを使用してビーコンを送出するように指示する(S506)。
プリンタ101において、無線LAN通信手順部311は、無線LAN通信部202に対して、パラメータ情報群Aを設定した後、ビーコンを送信する(M407)ように指示する。プリンタ101の無線LAN通信部202は、無線LAN通信手順部311からの送信指示により、パラメータ情報群Aを設定したビーコンを送信する(S506、M407)。
また、プリンタ制御部313は、カメラ102との間で無線LANのネットワークを構築するためのタイマーを起動する(S506)。そして、プリンタ制御部313は、このタイマーが満了すると(S507でYES)、カメラ102とのネットワーク構築処理をキャンセルし、印刷予約の確認処理(S501)から、処理を繰り返す。
なお、タイマーが満了せず(S507でNO)、M407の時点のように無線LANが未接続の(S508でNO)場合、プリンタ制御部313は、カメラ102との間の無線LANの認証/アソシエーション処理(A)を起動する(M408、S509)。具体的には、例えば、プリンタ制御部313は、無線LAN通信手順部311を介して無線LAN通信部202に認証/アソシエーション処理(A)(M408)の起動を指示する(S509)。
プリンタ101の無線LAN通信部202は、カメラ102との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(A)(M408)が完了すると、無線LAN通信手順部311を介してプリンタ制御部313に通知する。プリンタ制御部313は、カメラ102との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(A)(M408)の完了を確認すると(S510でYES)通信中状態に遷移する。
プリンタ制御部313は、カメラ102からの無線LANデータの受信を確認すると(S511でYES)、印刷アプリ314に対してカメラ102からの画像データの受信処理(A)(M409)を要請する(S512)。また、カメラ102との無線接続を継続状態の場合(S508でYES)も、プリンタ制御部313は、無線LANデータの受信を確認すると(S511でYES)、印刷アプリ314に画像データの受信処理を要請する(S512)。なお、データを受信しない場合は(S511でNO)、プリンタ制御部313は、処理をS507へ移し、タイマーが満了したかの確認を実行する。
プリンタ制御部313は、以上のS501〜512の処理を繰り返す。
次に、カメラ102からの画像データの転送処理が終了した場合の、プリンタ101及び別のカメラ103の動作について説明する。
プリンタ制御部313では、RAM204に格納したパラメータ情報群を確認して、印刷処理が終了したカメラ102以外の他の端末装置からの印刷予約があるか確認する(S501)。具体的には、例えば、NFC通信により、接続要求をした端末装置があったかを判定する。この場合、M403及びM405において、それぞれカメラ103及びカメラ104から接続要求を受けている。したがって、プリンタ制御部313は、印刷予約がある(S501でYES)と判定する。
プリンタ制御部313は、印刷予約中のカメラ103の存在を確認すると(S501でYES)、カメラ103とのNFC通信で接続応答メッセージと共に送信したパラメータ情報群Bを用いた無線LANネットワークの構築を開始する。
プリンタ制御部313は、無線LAN通信手順部311に対してカメラ103に通知したパラメータ情報群Bを使用してビーコンを送出するように指示する(S506)。プリンタ101の無線LAN通信手順部311は、無線LAN通信部202に対して、パラメータ情報群Bを設定した後、ビーコンを送信する(M410)ように指示する。プリンタ101の無線LAN通信部202は、無線LAN通信手順部311からの送信指示によりパラメータ情報群Aを設定したビーコンを送信する(M410)。このビーコンの送信により、プリンタ101は、パラメータ情報群Bによるネットワークが存在することを、周囲の相手方通信装置(カメラ102〜104)へ報知する。そして、このパラメータ情報群Bに基づくネットワークが存在することの報知により、パラメータ情報群Bを保持しているカメラ103は、そのネットワークに参加できることを認識することができる。
また、プリンタ制御部313は、カメラ103との間で無線LANのネットワークを構築するためのタイマーを起動する(S506)。プリンタ制御部313は、タイマーの満了以前で(S507でNO)、現在無線LANが未接続である(S508でNO)場合、カメラ103との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(B)を起動する(M411)。具体的には、例えば、プリンタ制御部313は、無線LAN通信手順部311を介して無線LAN通信部202に認証/アソシエーション処理(B)(M411)の起動を指示する。
なお、NFC通信の後に、カメラ103を保持するユーザが移動し、プリンタ101の周囲にカメラ103が存在しなくなると、タイマーの満了(S507でYES)により、カメラ103とのネットワーク構築処理がキャンセルされることとなる。その場合、この例では、カメラ104がNFCにより接続要求しているため(M405)、パラメータ情報群Cが設定されて、カメラ104とのネットワーク構築処理が開始される。
プリンタ101の無線LAN通信部202は、カメラ103との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(B)(M411)が完了すると、無線LAN通信手順部311を介してプリンタ制御部313に通知する。プリンタ制御部313は、カメラ103との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(B)(M411)の完了を確認すると(S510でYES)、通信中状態に遷移する。
プリンタ制御部313は、カメラ103から無線LANデータの受信を確認すると(S511でYES)、印刷アプリ314に対してカメラ102からの画像データの受信処理(B)(M412)を要請する(S512)。プリンタ制御部313は、S501〜S512の処理を繰り返す。
一方、カメラ103のカメラ制御部303は、プリンタ101との間で無線LANのネットワークを構築するため、ビーコン検出タイマーを起動している(S605)。このとき、カメラ103では、カメラ制御部303の指示により、無線LAN通信手順部301は、無線LAN通信部202に対して、パラメータ情報群Bを設定した後、ビーコンを検出する(M410)状態となっている。このとき、プリンタ101とカメラ102とが通信中の場合は、ビーコン・ロス状態となり、タイマーの満了(S613)と再設定(S614)とを繰り返して、プリンタ101とカメラ102との通信が完了するのを待ち受ける。
カメラ103の無線LAN通信部202は、プリンタ101がカメラ102との通信を終えて、パラメータ情報群Bを用いたビーコンが創出され始めたことを検出すると、その旨を無線LAN通信手順部301を介してカメラ制御部303に通知する。カメラ103のカメラ制御部303は、プリンタ101からのビーコンを検出すると(S606でYES)、無線LANの接続状態を確認する(S607)。カメラ制御部303は、無線LANが未接続状態(S607でNO)であるため、プリンタ101との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(B)を起動する(M411)。
カメラ103の無線LAN通信部202は、プリンタ101との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(B)(M411)が完了すると、無線LAN通信手順部301を介してカメラ制御部303に通知する。カメラ103のカメラ制御部303は、プリンタ101との間で無線LANの認証/アソシエーション処理(B)(M411)の完了を確認すると(S609でYES)、通信中状態に遷移する。
カメラ103のカメラ制御部303は、印刷アプリ304に対して、プリンタ101に対する画像データの転送処理(B)(M412)を要請し、画像データの転送を開始する(S610)。次に、カメラ102のカメラ制御部303は、無線接続を継続するか否かを判定し(S611)、継続しない場合(S611でNO)、カメラ103の印刷処理に関する動作を停止する。また、プリンタ101との無線接続を継続する場合(S611でYES)、プリンタ101からのビーコンが継続して検出されるか確認する(S606)。
以上のような処理により、その際のネットワークの状態は、カメラ102とカメラ104がビーコン・ロス状態となり、カメラ103とプリンタ101だけがネットワークを構成する図7のようになる。
この後のカメラ103における、画像データを連続転送する処理及びプリンタ101からのビーコンが検出できなくなった際の処理については、カメラ102の動作(S605〜S614)と同様である。またカメラ103からの画像データの転送処理が終了した場合のカメラ104及びプリンタ101の動作については、上述のカメラ103及びプリンタ101の動作と同様である。このため、図4のシーケンス図中のビーコン(M410)をパラメータ情報群C(ネットワーク識別子C/使用チャネルCなど)を含むビーコン(M413)に読み替えることで、カメラ104の動作に関する説明は省略する。
以上のように、本実施形態に係る無線通信装置(プリンタ101)は、複数の相手方通信装置(カメラ102〜104)のそれぞれから複数の印刷要求(接続要求)が起動された場合に、それぞれ異なるパラメータ情報群A〜Cを決定して通知する。そして、相手方通信装置は、それぞれ通知されたパラメータ情報群A〜Cでビーコンを待ち受け、ビーコンを受信した後に印刷のためのメッセージを無線通信装置へ送信する。これにより、第1の相手方通信装置が第1のパラメータ情報群を用いて無線通信装置と接続中に、第2の相手方通信装置はビーコンを受信しなくなり、結果として、ビーコンを検出するまでの間に不要なメッセージの送信処理を回避することができる。また、ネットワークの構築が印刷処理のトリガとなるため、印刷要請を継続するといったユーザの煩雑な操作が不要となる。
なお、上述の説明では、カメラ制御部303は、タイマーが満了した場合(S613でYES)、カメラ制御部303自身が、ビーコン検出期間をより長く変更し(S614)、タイマーを再起動する(S605)ことでビーコン検出期間を調節するとした。しかし、ビーコン検出期間は、ビーコン検出期間を調節するための情報をプリンタ101から受信することにより調節されてもよい。例えば、設定するビーコン検出の検出開始時間と検出間隔の値は、M402におけるNFC通信の接続応答メッセージの情報の一部に含まれてプリンタ101から指示されるように構成されてもよい。例えば、プリンタ101が、先に接続されるカメラとの接続の完了時刻を推定し、その時刻以降までビーコンの検出を行うようにビーコン検出期間を設定することができる。これにより、タイマーの再起動回数を低減することができ、余計な処理を減らすことができる。また、ビーコンの検出開始時間を調節することにより、カメラが、他のカメラとのデータ伝送処理中に無駄にビーコンの検出を待ち受けることを防ぐことができる。なお、カメラ制御部303自身が、S614においてビーコン検出開始時間を調節してもよい。
また、カメラ制御部303は、プリンタ101への印刷用の画像データの転送前のビーコン検出期間と、転送後のビーコン検出期間とを異ならせてもよい。例えば、転送前よりも転送後のビーコン検出期間を短くしてもよい。これにより、例えば、転送前に1度以上タイマーが満了して長くなったビーコン検出期間をもとに戻すことができる。また、カメラは、1つの画像データの転送を完了した後に、ビーコンを受信しないままタイマーが満了することにより、他のカメラなどの通信装置がデータを転送していることを早期に把握することができる。また、例えば、転送前よりも転送後のビーコン検出期間を長くしてもよい。これにより、カメラは、1つの画像データの転送を完了した後に、十分に長い時間を確保してビーコンの検出を行うため、他の通信装置がデータを転送していることを正確に把握することができる。なお、この場合で、タイマーが満了した場合は、ビーコン検出期間を初期設定値に戻してもよい。
さらに、この場合にも、ビーコン検出期間をプリンタ101が設定してもよい。例えば、1つの画像データの転送完了時に、プリンタ101において印刷予約があることが分かっている場合は、カメラは、その印刷予約の間はビーコンを検出することはできない。このため、プリンタ101は、画像データの転送完了後に、転送完了前よりも長いビーコン検出期間を通知してもよい。また、画像データの転送完了時にプリンタ101において印刷予約がないことが分かっている場合は、プリンタ101は、カメラに対してすぐにビーコンを返すことができる。したがって、データ転送完了後のビーコン検出期間をデータ転送完了前よりも短くしてもよい。
また、上述の説明では、カメラ102が印刷データを送信終了した後も、プリンタ101との無線接続を継続するかを判定(S611)し、プリンタ101から送信されるビーコンの検出処理を継続するか否かを決定するとした。この時、無線接続を継続する判断処理(S611)において、プリンタ101からの障害通知メッセージのようなメッセージ受信処理を継続するために、ビーコンの検出処理を継続するようにしてもよい。また、この時、プリンタ101が、カメラ102〜104のそれぞれに対して異なるビーコンを送信し、接続を再確立した後に、障害メッセージ等を送信するようにしてもよい。
さらに、上述の説明では、カメラ102が印刷データを送信終了した後も、プリンタ101との無線接続を継続するかを判断(S611)し、プリンタ101から送信されるビーコンの検出処理を継続するか否かを決定するとした。この時、無線継続の判断条件として、M402におけるNFC通信の接続応答メッセージの情報の一部に含まれる形式で、ビーコン検出の終了時間の値がプリンタ101から指示されてもよい。また、この時、無線継続の判断条件として、障害通知メッセージによりプリンタ101の復旧が困難と判断した場合に、無線接続の継続を中止して、カメラ102自身またはそれに含まれる無線通信装置への電源供給を停止し、動作を停止てもよい。
また、上述の説明では、カメラ102〜104からのプリンタ101に対する印刷開始操作において、機器同士を近接するNFC通信を用い、メッセージの送受信によりパラメータ情報群を通知するとしたが、これに限られない。印刷開始操作は、例えば、WPS(Wi−Fi Protected Setup)のようなカメラとプリンタとに備えられたボタンの所定時間内に共に押されたことを、カメラとプリンタとが検出したことによって実行されてもよい。すなわち、NFC通信以外のトリガでパラメータ情報群の決定と通知、及び接続要求の予約とが行われてもよい。
また、上述の説明では、印刷予約(接続要求の予約)があった順に、接続の順序が定められたが、これに限られない。例えば、カメラは、印刷予約を行うための近接無線信号にデータの優先度の情報を含めて送信し、プリンタは、近接無線信号から優先度の情報を検出して、優先度が高い方から順に接続を確立してデータを受信するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、カメラ103及びカメラ104が無線LAN通信のビーコン検出処理を継続する事により、印刷待機状態とするように説明した。この印刷待機処理として、待機状態では、より低消費電力を特徴とするBluetooth通信のVer4.0(BLE:Bluetooth Low Energy)のような、無線LAN通信以外の無線通信方式に切り替えてもよい。すなわち、カメラは、無線LANではなく、BLEで接続を待ち受け、BLEでプリンタとの間の接続が確認された後に、接続を無線LAN通信に切り替えてもよい。なお、カメラは、最初は無線LANでビーコンを待ち受け、ビーコン検出期間内にビーコンを検出できなかった場合に、BLEのような無線通信方式で接続を待ち受けてもよい。これにより、カメラのバッテリ消費をさらに削減することができる。
<<実施形態2>>
実施形態1では、無線通信装置(プリンタ101)は、複数の相手方通信装置(カメラ102〜104)に対して、それぞれ異なる無線通信パラメータを決定して通知した。本実施形態では、無線通信装置は、複数の相手方通信装置から受信するであろうデータ量を一時に保持することが可能であるかを判断し、保持できる場合には、複数の相手方通信装置に同一の無線通信パラメータを通知する。これにより、不必要に多くの無線通信パラメータを用意する必要がなくなり、また、相手方通信装置がビーコンを待ち受ける時間を低減することができる。
図8は、本実施形態に係る無線通信システムのネットワーク構成図である。本実施形態では、図8に示すように、カメラ102及びカメラ103は、プリンタ101と接続するのに同一の無線通信パラメータを使用して1つの無線LANネットワークを利用する。図9は、本実施形態に係る無線通信システムにおいてネットワークを構成するプリンタ101及びカメラ102〜104のメッセージの送受信処理を示すシーケンスチャートである。図10は、本実施形態に係るプリンタ101のプリンタ制御部313の処理に関するフローチャートである。また、図11は、ここで説明する無線通信システムの処理の実行後のネットワークの状態の例を示す図である。
以下、図9及び図10を用いて、本実施形態に係る無線通信システム全体の動作と、プリンタ制御部313の動作とについて説明する。なお、図9に示す動作シーケンスのうち、実施形態1と同様の動作をするものについては、図4と同様の番号を付して説明を省略する。また、図10のプリンタ制御部313の処理についても、実施形態1と同様の動作をするものについては、図5と同様の番号を付して説明を省略する。なお、カメラ102〜104の動作は実施形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
まず、カメラ102の接続要求(M401)及びそれに対するプリンタ101の接続応答(M402)の後に、カメラ103からNFC通信を利用して接続要求メッセージをプリンタ101が受信する(M901)。プリンタ101内部では、受信した接続要求メッセージがプリンタ制御部313により受信される(S502でYES)。
プリンタ制御部313は、M901の接続要求メッセージに含まれる印刷データに関する情報を解析し、印刷データ量の情報を取得する。そして、プリンタ制御部313は、複数のカメラ102〜104の少なくとも2つについての印刷データ量の合計が、プリンタ101のRAM204の記憶領域に保持可能な量であるか否か判断する(S1001)。そして、プリンタ制御部313は、データを保持可能と判断した場合(S1001でYES)、カメラ102との間で構築予定の無線ネットワークで使用するパラメータ情報群A(ネットワーク識別子A/使用チャネルAなど)を選択する(S1002)。一方、プリンタ制御部313は、データの保持が不可能と判断した場合(S1001でNO)、パラメータ情報群Aとは異なるパラメータ情報群B(ネットワーク識別子B/使用チャネルBなど)を選択する。次に、プリンタ制御部313は、カメラ103に対して、選択したパラメータ情報群を含めた接続応答メッセージを送信する(M902、S503)と共に、そのパラメータ情報群をRAM204に格納する(S504)。
なお、カメラ103における動作S605〜S614については、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。すなわち、図9におけるM903及びM904の接続及びデータ転送処理は、実施形態1におけるM411及びM412の接続及びデータ転送処理と、無線LANで使用するパラメータ情報群が異なるだけであり、動作に関しては同様である。
なお、図9のM409及びM904の処理を実行している時点のネットワークの状態は、カメラ102及びカメラ103が同一の無線LANネットワークでプリンタ101に接続されるため、図8のようになる。このとき、異なる無線通信パラメータを通知されているカメラ104は、ビーコン・ロス状態となる。
その後、カメラ102及びカメラ103からのプリンタ101に対する画像伝送処理が完了すると、カメラ102及びカメラ103とプリンタ101とを接続する無線LANネットワークは切断される。そして、プリンタ101とカメラ104とがパラメータ情報群Cを用いて無線LAN接続し、カメラ102及びカメラ103はビーコン・ロス状態となる。この時のネットワークの状態は、図11のようになる。
なお、上述の説明では、カメラ102とカメラ103とが同一のパラメータ情報群Aを使用すると説明したが、カメラ102とカメラ104とが同一のパラメータ情報群Aを用い、カメラ103が別のパラメータ情報群Bを用いてもよい。例えば、カメラ102のデータ転送量とカメラ103のデータ転送量を合計すると一時に保持することができないが、カメラ102のデータ転送量とカメラ104のデータ転送量を合計すると一時に保持することができる場合に、このようにしてもよい。また、カメラ102〜104の3台が、同一のパラメータ情報群を用いてもよい。また、同時に接続する相手方通信装置が多くなりすぎると、データ同士が衝突するおそれがある。このため、同時に接続する相手方通信装置の台数を、例えば2台などに制限してもよい。
以上のように、無線通信装置(プリンタ101)は、複数の相手方通信装置(カメラ102〜104)から受信するであろうデータ量を一時に保持しておくことが可能であるかを判断する。そして、無線通信装置は、保持できると判断すると、複数の相手方通信装置に同一の無線通信パラメータを通知し、同一の無線LANネットワークに複数の相手方通信装置を収容する。これにより、不必要に多くの無線通信パラメータを用意する必要がなくなり、また、相手方通信装置がビーコンを待ち受ける時間を低減することができる。
また、上述のカメラ104のように、プリンタ101が別のカメラ102及び103と通信している間、ビーコンを受信しなくなり、結果として、ビーコンを検出するまでの間の不要なメッセージの送信処理を回避することができる。また、ネットワークの構築が印刷処理のトリガとなる事から、カメラ104のユーザが印刷要請の作業を継続すると言った煩雑な操作が無くなる。
<<その他の実施形態>>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (23)

  1. 無線通信装置と、当該無線通信装置とそれぞれ無線で接続して通信を行う複数の相手方通信装置とを含む無線通信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    接続要求を受信する受信手段と、
    前記複数の相手方通信装置のうちの第1の相手方通信装置と第2の相手方通信装置とから接続要求を前記受信手段により受信した場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する判定手段と、
    通知手段であって、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから受信するデータを同時に保持可能と前記判定手段により判定された場合、同一の無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知し、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから受信するデータを同時に保持可能でないと前記判定手段により判定された場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とで異なる無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知する、
    前記通知手段と、
    前記通知手段により通知した無線通信パラメータを用いた接続が確立した場合、前記第1の相手方通信装置または前記第2の相手方通信装置から受信するデータを処理する通信サービスを実行する実行手段と、
    を有し、
    前記複数の相手方通信装置のそれぞれは、
    前記無線通信装置に前記接続要求をした後に、無線通信パラメータを受信する手段と、
    前記受信した無線通信パラメータを用いて、前記無線通信装置と無線で接続する接続手段と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 無線通信装置と、当該無線通信装置とそれぞれ無線で接続して通信を行う複数の相手方通信装置とを含む無線通信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    前記複数の相手方通信装置のそれぞれからの接続要求から、当該複数の相手方通信装置のそれぞれが転送するデータ量を取得する取得手段と、
    前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量である場合、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して同一の、前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを通知すると共に、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量でない場合、当該複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して、互いに異なる前記無線通信パラメータを通知する通知手段と、
    第1の相手方通信装置に通知した第1の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第1の無線通信パラメータによる接続を確立すると共に、前記第1の無線通信パラメータを用いた前記接続が切断されると、第2の相手方通信装置に通知した第2の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第2の無線通信パラメータによる接続の確立を試みる確立手段と、
    を有し、
    前記複数の相手方通信装置のそれぞれは、
    前記無線通信装置に前記接続要求をした後に、前記無線通信パラメータを受信する受信手段と、
    受信した前記無線通信パラメータを用いた前記無線通信装置との接続を確立するための前記メッセージを検出する検出手段と、
    前記メッセージを検出したことに応じて、前記無線通信装置と無線で接続する接続手段と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  3. 複数の相手方通信装置のそれぞれと無線で接続して通信を行う無線通信装置であって、
    前記複数の相手方通信装置のそれぞれからの接続要求から、当該複数の相手方通信装置のそれぞれが転送するデータ量を取得する取得手段と、
    前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量である場合、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して同一の、前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを通知すると共に、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量でない場合、当該複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して、互いに異なる前記無線通信パラメータを通知する通知手段と、
    第1の相手方通信装置に通知した第1の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第1の無線通信パラメータによる接続を確立すると共に、前記第1の無線通信パラメータを用いた前記接続が切断されると、第2の相手方通信装置に通知した第2の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第2の無線通信パラメータによる接続の確立を試みる確立手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  4. 複数の相手方通信装置のそれぞれと無線で接続して通信を行う無線通信装置であって、
    接続要求を受信する受信手段と、
    前記複数の相手方通信装置のうちの第1の相手方通信装置と第2の相手方通信装置とから接続要求を前記受信手段により受信した場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する判定手段と、
    通知手段であって、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能であると前記判定手段により判定された場合、同一の無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知し、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能でないと前記判定手段により判定された場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とで異なる無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知する、
    前記通知手段と、
    前記通知手段により通知した無線通信パラメータを用いた接続が確立した場合、前記第1の相手方通信装置または前記第2の相手方通信装置から受信するデータを処理する通信サービスを実行する実行手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  5. 前記判定手段は、接続要求と共に受信する情報に基づいて、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれと通信サービスにおいて通信するデータに関する情報に基づいて、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の無線通信装置。
  7. 前記通信サービスは、印刷サービスである、
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. 前記複数の相手方通信装置のそれぞれからの接続要求を、接続要求の予約として管理する管理手段をさらに備え、
    前記無線通信装置は、前記接続要求の予約があるかに応じて、接続を確立するためのメッセージを送信するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  9. 前記管理手段は、さらに、前記接続要求が予約された順を管理し、
    前記無線通信装置は、前記接続要求が予約された順に応じて、いずれの前記無線通信パラメータを用いて前記メッセージを送信するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記接続要求の優先度の情報を検出する検出手段をさらに有し、
    前記管理手段は、さらに、前記接続要求の前記優先度を管理し、
    前記無線通信装置は、前記優先度に応じて、いずれの前記無線通信パラメータを用いて前記メッセージを送信するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  11. 前記無線通信装置に障害が生じた場合に、前記複数の相手方通信装置の少なくとも1つへ、障害が生じたことを通知する障害通知手段をさらに有し、
    前記無線通信装置は、前記無線通信装置に障害が生じた場合に、前記接続を切断した前記複数の相手方通信装置に対して接続を再確立し、
    前記障害通知手段は、再確立された接続を介して、前記接続を確立した後に切断した前記複数の相手方通信装置に、前記障害が生じたことを通知する、
    ことを特徴とする請求項3から10のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  12. 前記複数の相手方通信装置の少なくとも1つは、前記無線通信装置からの障害が生じたことの通知が、前記無線通信装置の復旧が困難である旨を示す通知であった場合、当該複数の相手方通信装置の少なくとも1つの動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置。
  13. 前記無線通信装置はプリンタであり、
    前記複数の相手方通信装置の少なくとも1つから、印刷する画像データを受信した場合、当該画像データを印刷する、
    ことを特徴とする請求項3から12のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  14. 前記接続は、1つの印刷ジョブの転送が完了したことに応じて切断される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信装置。
  15. 前記複数の相手方通信装置の少なくとも1つからの近接無線信号により、前記接続要求を受信する、
    ことを特徴とする請求項3から14のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  16. 前記無線通信装置と前記複数の相手方通信装置の少なくとも1つとが、所定時間内に所定の操作が行われたことを共に検出した場合に、前記接続要求があったと判定する、
    ことを特徴とする請求項3から15のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  17. 前記無線通信装置は、接続を確立するためのメッセージを、確立される前記接続の第1通信方式と異なり、当該確立される前記第1通信方式より消費電力が小さい第2通信方式により送信し、当該送信の後に、前記第1通信方式での接続を確立する、
    ことを特徴とする請求項3から16のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  18. 前記無線通信パラメータは、ネットワーク識別子またはチャネルである、
    ことを特徴とする請求項3から17のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  19. 無線通信装置と、当該無線通信装置とそれぞれ無線で接続して通信を行う複数の相手方通信装置とを含む無線通信システムにおける通信方法であって、
    前記複数の相手方通信装置のうちの第1の相手方通信装置と第2の相手方通信装置が接続要求を送信する工程と、
    前記無線通信装置が、接続要求を受信する受信工程と、
    前記無線通信装置が、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とから接続要求を前記受信工程において受信した場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する判定工程と、
    前記無線通信装置が、通知工程であって、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能であると前記判定工程において判定された場合、同一の無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知し、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能でないと前記判定工程において判定された場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とで異なる無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知する、
    前記通知工程と、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置が、無線通信パラメータを受信する工程と、
    前記無線通信装置、及び前記第1の相手方通信装置並びに前記第2の相手方通信装置が、前記通知工程において通知された無線通信パラメータを用いて無線で接続を確立する工程と、
    前記無線通信装置が、前記通知工程において通知した無線通信パラメータを用いた接続が確立した場合、前記第1の相手方通信装置または前記第2の相手方通信装置から受信するデータを処理する通信サービスを実行する実行工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
  20. 無線通信装置と、当該無線通信装置とそれぞれ無線で接続して通信を行う複数の相手方通信装置とを含む無線通信システムにおける通信方法であって、
    前記無線通信装置の取得手段が、前記複数の相手方通信装置のそれぞれからの接続要求から、当該複数の相手方通信装置のそれぞれが転送するデータ量を取得する取得工程と、
    前記無線通信装置の通知手段が、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量である場合、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して同一の、前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを通知すると共に、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量でない場合、当該複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して、互いに異なる前記無線通信パラメータを通知する通知工程と、
    第1の相手方通信装置の受信手段が、第1の無線通信パラメータを受信する受信工程と、
    第2の相手方通信装置の受信手段が、第2の無線通信パラメータを受信する受信工程と、
    前記無線通信装置の確立手段が、前記第1の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信する送信工程と、
    前記第1の相手方通信装置の検出手段が、前記メッセージを検出する検出工程と、
    前記無線通信装置の確立手段が、前記第1の無線通信パラメータを用いた接続を確立する確立工程と、
    前記第1の相手方通信装置の接続手段が、前記無線通信装置と無線で接続する接続工程と、
    前記無線通信装置の確立手段が、前記第1の無線通信パラメータを用いた前記接続が切断されると、前記第2の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第2の相手方通信装置との通信を試みる送信工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
  21. 複数の相手方通信装置のそれぞれと無線で接続して通信を行う無線通信装置の制御方法であって、
    前記複数の相手方通信装置のそれぞれからの接続要求から、当該複数の相手方通信装置のそれぞれが転送するデータ量を取得する取得工程と、
    前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量である場合、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して同一の、前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを通知すると共に、前記複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つについての前記データ量の合計が前記無線通信装置が保持できる量でない場合、当該複数の相手方通信装置のうちの少なくとも2つに対して、互いに異なる前記無線通信パラメータを通知する通知工程と、
    第1の相手方通信装置に通知した第1の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第1の無線通信パラメータによる接続を確立すると共に、前記第1の無線通信パラメータを用いた前記接続が切断されると、第2の相手方通信装置に通知した第2の無線通信パラメータを用いて接続を確立するためのメッセージを送信して、前記第2の無線通信パラメータによる接続の確立を試みる確立工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  22. 複数の相手方通信装置のそれぞれと無線で接続して通信を行う無線通信装置の制御方法であって、
    接続要求を受信する受信工程と、
    前記複数の相手方通信装置のうちの第1の相手方通信装置と第2の相手方通信装置とから接続要求を前記受信工程において受信した場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能か否かを判定する判定工程と、
    通知工程であって、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能であると前記判定工程において判定された場合、同一の無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知し、
    前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とのそれぞれから受信するデータを同時に保持可能でないと前記判定工程において判定された場合、前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とで異なる無線ネットワークを介して前記無線通信装置と接続するための無線通信パラメータを前記第1の相手方通信装置と前記第2の相手方通信装置とに通知する、
    前記通知工程と、
    前記通知工程において通知した無線通信パラメータを用いた接続が確立した場合、前記第1の相手方通信装置または前記第2の相手方通信装置から受信するデータを処理する通信サービスを実行する実行工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  23. コンピュータを請求項3から18のいずれか1項に記載の無線通信装置が備える各手段として機能させるためのプログラム。
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