JP2004348377A - 無線検針システム - Google Patents

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Tatsuo Kawase
辰夫 川瀬
Katsumoto Yamaguchi
勝基 山口
Ryoji Maruyama
亮司 丸山
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Abstract

【課題】作業性及び操作性に優れ、また汎用性に優れた安価な無線検針システムを提供する。
【解決手段】ハンディターミナル10と、このハンディターミナル10との間でブルートゥース規格に従った無線で通信する無線親機20と、この無線親機20との間で特定小電力無線で通信する無線子機31と、この無線子機31に接続され、水道の使用量を計量する水道メータ30とを備え、ハンディターミナル10は、水道メータ30で計量することにより得られた計量データを無線子機31及び無線親機20を経由して取得することにより検針を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道、電気、ガス等のメータから計量値を無線により読み取って検針を行う無線検針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水道、電気、ガス等の使用量を計量するメータとハンディターミナルとの間で無線通信を行うことにより検針を行う無線検針システムが知られている(例えば特許文献1参照)。この無線検針システムでは、ハンディターミナル自体が無線機能を備えているが、ハンディターミナル側の無線機能とメータ側の無線機能とを整合させる必要から、ハンディターミナルの無線機能を独立した無線機で構成し、この無線機とメータとを同一のメーカーで製造する場合が多い。
【0003】
このような無線検針システムの一例を図11に示す。この無線検針システムは、無線親機51がインタフェースケーブル52によって接続されたハンディターミナル(HT)50と、無線子機31がケーブル32によって接続された電子式の水道メータ30とから構成されている。
【0004】
無線親機51は、屋外の軒下等に設置される場合もあるしハンディターミナル50及びインタフェースケーブル52と共に検針員が携行する場合もある。また、水道メータ30、無線子機31及びケーブル32は、各家庭のメーターボックス内に収容される。無線親機51と無線子機31との間は、特定小電力無線で接続される。
【0005】
このように構成される無線検針システムを用いて検針を行う場合、検針員は、まず、ハンディターミナル50と無線子機51とをインタフェースケーブル52で接続した後、ハンディターミナル50の図示しない操作部を操作することにより検針開始を指示する。これにより、ハンディターミナル50は、インタフェースケーブル52を介して無線親機51に起動指令を送る。無線親機51は、この起動指令を電波に変換して無線子機31に送信する。無線子機31は、無線親機51からの電波を受信して起動指令を再生し、ケーブル32を介して水道メータ30に送る。
【0006】
水道メータ30に含まれる図示しない制御回路は、常時、使用水量を計量して積算し、計量データとして記憶している。水道メータ30の制御回路は、無線子機31からケーブル32を介して起動指令を受け取ると、記憶している計量データをケーブル32を介して無線子機31に送る。無線子機31は、受け取った計量データを電波に変換して無線親機51に送信する。
【0007】
無線親機51は、無線子機31からの電波を受信して計量データを再生し、インタフェースケーブル52を介してハンディターミナル50に送る。ハンディターミナル50は、受け取った計量データを図示しないメモリに格納すると共に表示部に表示する。また、ハンディターミナル50は、計量データを必要に応じてプリンタ(図示しない)に出力する。これにより、検針員による水道メータ30の検針が完了する。
【0008】
【特許文献1】
特開平04−61432号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の無線検針システムでは、ハンディターミナルと無線親機との間がインタフェースケーブルで接続されている。そのため、検針員は、検針を開始するに先立って、ハンディターミナルと無線親機との間をインタフェースケーブルで接続するという面倒な作業が必要であり、操作性に劣るという問題がある。
【0010】
また、ハンディターミナルと無線親機との間がインタフェースケーブルで接続されているため、ハンディターミナルと無線親機とを構造的に抱き合わせしなければならない。
【0011】
更に、ハンディターミナルのメーカーが無線親機のメーカーと異なる場合には、ハンディターミナルのインタフェース仕様が無線親機のインタフェース仕様と合致しない場合があり、汎用性に劣るという問題がある。このインタフェース仕様には、ハンディターミナルと無線親機との間の伝送手順というソフトウェア的な仕様の他に、例えばインタフェース仕様として標準のRS232Cを使用するか、メーカー独自のインタフェース仕様を使用するか、その場合の無線親機への給電はハンディターミナルから行うか無線親機自体が電源を備えるかといった電気的な仕様が含まれる。
【0012】
その結果、ハンディターミナル及び無線親機の各メーカーは、インタフェース仕様が一致するハンディターミナルと無線親機との組み合わせを提供するために多種類の無線親機を用意しなければならず、開発コスト及び製造コストが嵩むという問題がある。
【0013】
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、作業性及び操作性に優れ、また汎用性に優れた安価な無線検針システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記課題を達成するために、携帯可能な情報処理端末と、前記情報処理端末との間で無線で通信する無線親機と、前記無線親機との間で特定小電力無線で通信する無線子機と、前記無線子機に接続され、物理量を計量する計量器とを備え、前記情報処理端末は、前記計量器で計量された物理量を前記無線子機及び前記無線親機を経由して取得することにより検針を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項1の発明によれば、携帯可能な情報処理端末と無線親機との間は無線で通信接続されるので、検針員は、検針を開始するに先立って情報処理端末と無線親機との間をインタフェースケーブルで接続するという面倒な作業は不要であり、操作性が向上する。また、情報処理端末と無線親機とを構造的に抱き合わせする必要がない。
【0016】
また、請求項2の発明は、前記無線親機は、携帯可能であることを特徴とする。請求項2の発明によれば、情報処理端末及び無線親機の各々を別個に携行することができるので、これらの取り扱いが便利になる。
【0017】
また、請求項3の発明は、情報処理端末と無線親機とはブルートゥース規格に従った無線で通信するように構成したものである。請求項3の発明によれば、ブルートゥース規格は統一された規格であるので、情報処理端末のメーカーと無線親機のメーカーとが異なる場合であっても、これら両者のインタフェースが不一致になることはないので、汎用性が向上する。その結果、各メーカは、インタフェース仕様を一致させるために多種類の情報処理端末又は無線親機を用意する必要がないので、開発コスト及び製造コストが嵩むのを抑止できる。
【0018】
また、請求項4の発明は、情報処理端末と無線親機との間で行われるブルートゥース規格に従った無線通信を暗号化して行うように構成したものである。請求項4の発明によれば、ブルートゥース規格に従った無線通信を行うことにより情報処理端末の汎用性が向上するに伴って、セキュリティが低下するのを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、従来の技術の欄で説明した構成部分と同一の構成部分には、従来の技術の欄で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
【0020】
また、以下では、本発明の携帯可能な情報処理端末としてハンディターミナルが使用される場合について説明するが、携帯可能な情報処理端末としては、ハンディターミナルに限らず、PDA、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、その他の情報処理端末を用いることができる。また、本発明の計量器として電子式の水道メータが使用される場合について説明するが、計量器としては、水道メータに限らず、電子式のガスメータ、電力量計、その他の計量器を用いることができる。
【0021】
図1は本発明の実施の形態に係る無線検針システムの構成を示す図である。この無線検針システムは、ブルートゥース(BT)通信部11を備えたハンディターミナル(HT)10、ブルートゥース(BT)通信部21を備えた無線親機20、及び無線子機31がケーブル32によって接続された電子式の水道メータ30から構成されている。
【0022】
まず、ハンディターミナル10について説明する。ハンディターミナル10は、本発明の携帯可能な情報処理端末に対応し、水道メータ30から収集した計量データを処理する。図2はハンディターミナル10の構成を示すブロック図である。ハンディターミナル10は、ブルートゥース通信部11、CPU12、メモリ13、操作部14、表示部15及び電源16から構成されている。
【0023】
ブルートゥース通信部11は、無線親機20のブルートゥース通信部21との間でブルートゥース(Bluetooth)規格に従った無線通信を行う。ブルートゥースは、携帯情報機器向けの無線通信技術であって、100m程度の範囲に存在する複数の機器間で、2.45GHz帯の電波を利用し、1Mbpsの速度で通信を行なう技術である。ブルートゥース通信部11は、CPU12から送られてくるデータをブルートゥース規格に従った電波に変換して無線親機20に送信すると共に、無線親機20からブルートゥース規格に従って送られてくる電波を受信してデータを再生し、CPU12に送る。なお、ブルートゥースについての詳細は後に説明する。
【0024】
CPU12は、ハンディターミナル10の全体を制御する。CPU12は、例えば、無線親機20との間のブルートゥースによる通信の制御を行う。メモリ13は、CPU12が処理に使用する各種データを記憶する。また、メモリ13は、水道メータ30から収集した計量データを記憶する。
【0025】
操作部14は、例えばキーボードから構成されており、検針員がハンディターミナル10に各種指示、例えば検針の開始を指示するために使用される。操作部14の操作により発生した信号は、CPU12に送られる。
【0026】
表示部15は、例えばLCDから構成されており、CPU12から送られてくるデータに従って、各種メッセージを表示する。表示部15は、例えば、水道メータ30から得られた計量データを表示させるために使用される。電源16は、例えば電池から構成されており、ハンディターミナル10の各部に電源を供給する。
【0027】
次に、無線親機20について説明する。携帯可能な無線親機20は、ハンディターミナル10と水道メータ30との間の無線による通信を中継する。図3は、無線親機20の構成を示すブロック図である。無線親機20は、ブルートゥース通信部21、CPU22、メモリ23、無線通信部24及び電源25から構成されている。
【0028】
ブルートゥース通信部21は、ハンディターミナル10のブルートゥース通信部11との間でブルートゥース規格に従った無線通信を行う。ブルートゥース通信部21は、CPU22から送られてくるデータをブルートゥース規格に従った電波に変換してハンディターミナル10に送信すると共に、ハンディターミナル10からブルートゥース規格に従った電波で送られてくるデータを再生してCPU22に送る。
【0029】
CPU22は、無線親機20の全体を制御する。CPU22は、例えば、ハンディターミナル10との間のブルートゥースによる通信の制御、及び水道メータ30との間の無線通信の制御を行う。メモリ23は、CPU22が処理に使用する各種データを記憶する。また、メモリ23は、水道メータ30から収集した計量データ及びハンディターミナル10から受け取ったデータを一時的に記憶する。
【0030】
無線通信部24は、特定小電力無線局として機能する無線局であり、同じく特定小電力無線局として機能する無線子機31との間で無線通信を行う。ここで、特定小電力無線局とは、電波法第4条の3に該当する無線局を言う。無線通信部24は、具体的には、CPU22から送られてくるデータを特定小電力無線の規格に従った電波に変換して無線子機31に送信すると共に、無線子機31から特定小電力無線の規格に従って送られてくる電波を受信してデータを再生し、CPU22に送る。電源25は、例えば電池から構成されており、無線親機20の各部に電源を供給する。
【0031】
次に、無線子機31がケーブル32によって接続された電子式の水道メータ30について説明する。水道メータ30、無線子機31及びケーブル32は、各家庭のメーターボックス内に収容される。
【0032】
無線子機31は、水道メータ30の通信制御部33(後述する)からケーブル32を介して送られてくるデータを特定小電力無線の規格に従った電波に変換して無線親機21に送信すると共に、無線親機21から特定小電力無線の規格に従って送られてくる電波を受信してデータを再生し、通信制御部33に送る。
【0033】
水道メータ30は、その流路に羽根車を備えた構造を有し、羽根車36の回転を検出して水道の使用量を計量する。図4は水道メータ30の電気的な構成を示すブロック図である。水道メータ30は、通信制御部33、CPU34、メモリ35、羽根車36、検出部37、表示部38及び電源39から構成されている。
【0034】
通信制御部33は、無線子機31からケーブル32を介して送られてくるデータを受け取ってCPU34に送ると共に、CPU34から送られてくるデータをケーブル32を介して無線子機31に送る。
【0035】
CPU34は、水道メータ30の全体を制御する。CPU34は、水道の使用量を計量して積算することにより計量データを算出する。また、CPU34は、て無線親機21との間で無線子機31を介して行われる無線通信の制御を行う。メモリ35は、CPU34が処理に使用する各種データを記憶すると共に、CPU34が算出した計量データを記憶する。
【0036】
羽根車36は、水道メータ30の流路(図示しない)に配置され、この流路を流れる水の量に応じた速度で回転する。検出部37は、羽根車36の回転数を検出し、CPU34に送る。CPU34は、検出部37から送られてくる回転数を表す信号に基づいて水道の積算使用量を算出し、計量データとしてメモリ35に記憶する。
【0037】
表示部38は、例えばLCDから構成されており、CPU34から送られてくる計量データを表示する。ユーザは、表示部38を見ることにより水道の積算使用量を知ることができる。電源39は、例えば電池から構成されており、水道メータ30の各部に電源を供給する。
【0038】
次に、このように構成された本発明の実施の形態に係る無線検針システムの動作を図5に示したシーケンス図を参照しながら説明する。
【0039】
検針員は、水道メータ30の検針を行うときは、ハンディターミナル10の操作部14を操作して検針開始の指令を入力する。ハンディターミナル10のCPU12は、操作部14から入力された検針開始の指令に応答して、起動指令を生成し、ブルートゥース通信部11に送る。ブルートゥース通信部11は、この起動指令をブルートゥース規格に従った電波に変換して無線親機20のブルートゥース通信部21に送信する(ステップS1)。
【0040】
無線親機20のブルートゥース通信部21は、ハンディターミナル10のブルートゥース通信部11からブルートゥース規格に従った電波で送られてくるデータを再生してCPU22に送る。CPU22は、ブルートゥース通信部21から受け取ったデータが起動指令であることを判断すると、肯定応答(ACK)を表す信号を生成してブルートゥース通信部21に送ると共に、起動指令を生成して無線通信部24に送る。
【0041】
CPU22からACKを表す信号を受け取ったブルートゥース通信部21は、ブルートゥース規格に従った電波に変換してハンディターミナル10のブルートゥース通信部11に送信する(ステップS2)。ブルートゥース通信部11は、無線親機20のブルートゥース通信部21から電波で送られてくるデータを再生してCPU12に送る。CPU12は、ブルートゥース通信部11から受け取ったデータがACKであることを判断すると、無線親機20が起動指令を正常に受信したことを認識し、待機状態に入る。なお、ステップS2のACKの送信は省略することができる。
【0042】
また、CPU22から起動指令を受け取った無線通信部24は、起動指令を特定小電力無線の規格に従った電波に変換して水道メータ30に接続されている無線子機31に送信する(ステップS3)。無線子機31は、無線親機20の無線通信部24から電波で送られてくるデータを再生し、ケーブル32及び通信制御部33を経由してCPU34に送る。CPU34は、通信制御部33から受け取ったデータが起動指令であることを判断すると、肯定応答(ACK)を表す信号を生成し、通信制御部33及びケーブル32を経由して無線子機31に送る。無線子機31は、受け取ったACKを表す信号を特定小電力無線の規格に従った電波に変換して無線親機21の無線通信部24に送信する(ステップS4)。
【0043】
無線親機21の無線通信部24は、無線子機31から電波で送られてくるデータを再生してCPU22に送る。CPU22は、受け取ったデータがACKであることを判断すると、ACKを表す信号を生成してブルートゥース通信部21に送る。ブルートゥース通信部21は、受け取ったACKを表す信号をブルートゥース規格に従った電波に変換してハンディターミナル10のブルートゥース通信部11に送信する(ステップS5)。ブルートゥース通信部11は、無線親機20のブルートゥース通信部21から電波で送られてくるデータを再生してCPU12に送る。CPU12は、ブルートゥース通信部11から受け取ったデータがACKであることを判断すると、水道メータ30が起動指令を正常に受信したことを認識する。
【0044】
次いで、ハンディターミナル10は、計量データ要求を無線親機20に送信する(ステップS6)。この計量データ要求を送信する動作は、起動指令を無線親機20に送信するステップS1の動作と同じである。計量データ要求を受信した無線親機20は、その計量データ要求を水道メータ30に送信する(ステップS7)。この計量データ要求を送信する動作は、起動指令を水道メータ30に送信するステップS3の動作と同じである。
【0045】
計量データ要求を受信した水道メータ30は、メモリ35に記憶している計量データを無線親機20に送信する(ステップS8)。この計量データを送信する動作は、ACKを無線親機20に送信するステップS4の動作と同じである。計量データを受信した無線親機20は、その計量データをハンディターミナル10に送信する(ステップS9)。この計量データを送信する動作は、ACKをハンディターミナル10に送信するステップS5の動作と同じである。
【0046】
以下、計量データ要求の送信と計量データの受信とが必要回数だけ繰り返される。そして、検針に必要な全ての計量データの受信が完了すると、ハンディターミナル10は、終了指令を無線親機20に送信する(ステップS10)。終了指令を送信する動作は、起動指令を無線親機20に送信するステップS1の動作と同じである。終了指令を受信した無線親機20は、その終了指令を水道メータ30に送信する(ステップS11)。終了指令を送信する動作は、起動指令を水道メータ30に送信するステップS3の動作と同じである。
【0047】
終了指令を受信した水道メータ30は、終了を表すEND信号を無線親機20に送信する(ステップS12)。END信号を送信する動作は、ACKを無線親機20に送信するステップS4の動作と同じである。END信号を受信した無線親機20は、そのEND信号をハンディターミナル10に送信する(ステップS13)。END信号を送信する動作は、ACKをハンディターミナル10に送信するステップS5の動作と同じである。
【0048】
END信号を受信したハンディターミナル10は、水道メータ30の検針が終了した旨を表示部15に表示する。これにより、検針員による水道メータ30の検針が終了する。
【0049】
以上説明したように、実施の形態に係る無線検針システムによれば、ハンディターミナル10と無線親機20との間がブルートゥース規格に従った無線で通信するので、検針員は、従来のように検針を開始するに先立って、ハンディターミナル10と無線親機20との間をインタフェースケーブルで接続するという面倒な作業を行う必要がない。従って、操作性が向上し検診作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
【0050】
また、ハンディターミナル10と無線親機20との間がブルートゥース規格に従った無線で通信するので、ハンディターミナル10と無線親機20とを構造的に抱き合わせする必要がない。また、ハンディターミナル10及び無線親機20の各々を別個に携行することができ、これらの取り扱いが便利になる。
【0051】
更に、ハンディターミナル10と無線親機20との間の無線通信に、統一された規格であるブルートゥース規格が使用されているので、ハンディターミナル10のメーカーと無線親機20のメーカーとが異なる場合であっても、これら両者のインタフェースが不一致になることはないので、汎用性が向上する。その結果、各メーカは、インタフェース仕様を一致させるために多種類のハンディターミナル又は無線親機を用意する必要がないので、開発コスト及び製造コストが嵩むのを抑止できる。
【0052】
(ブルートゥースの詳細説明)
ブルートゥース通信部11,21は、図6に示すブルートゥースモジュール11aを有し、このブルートゥースモジュール11aは、ブルートゥース規格に従ってデータの変復調を行う2.4GHzブルートゥースラジオ11b、ベースバンド11c、CPUからなるリンクマネージャ11dから構成されている。
【0053】
また、図7に示すように、ハンディターミナル10がマスタとなり、無線親機20がスレーブとなり、ハンディターミナル10のブルートゥース通信部11が奇数スロット毎にパケットデータを無線親機20に送信し、無線親機20のブルートゥース通信部21が偶数スロット毎にパケットデータをハンディターミナル10に送信している。
【0054】
また、ブルートゥース通信部11,21では、図8に示すブルートゥースプロトコルスタックが採用されている。このブルートゥースプロトコルスタックは、RF、べスバンド、リンクマネージャ、USB、RS232C、PCMCIA、L2CAP、RFCOM、TCP/IP、OBEX、Audio、IrMC、File Transfer、WAP、アプリケーションプログラムのレイヤ構造からなる。
【0055】
RFは2.4GHzブルートゥースラジオ11bに対応し、ベースバンドは、誤り訂正、パケット管理等の基本的なリンクである。リンクマネージャは接続状態管理、消費電力の管理を行う。L2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)は、パケットの並べ替えや新しい機器の発見を行う。OBEX(Object Exchange Protocol)は、データ交換を行う。Audioは、音声データ処理用プロトコルである。IrMCは、データ同期を行う。
【0056】
なお、上述した実施の形態では、ハンディターミナル10のブルートゥース通信部11と無線親機20のブルートゥース通信部21との間では暗号化されたデータを送受するように構成できる。この場合、ハンディターミナル10のCPUブルートゥース通信部11とCPU12との間に暗号化/復号化部を設けると共に、無線親機20のブルートゥース通信部21とCPU22との間に暗号化/復号化部を設ける。
【0057】
図9にブルートゥースによるデータの暗号化を示す。図9を用いてデータの暗号化を説明する。まず、ハンディターミナル10で例えば128ビットの乱数を発生し、この乱数を無線親機20に送信する。また、ハンディターミナル10で発生した乱数とリンクキーとパラメータとを用いて所定の演算を行い、暗号キーを作成する。作成された暗号キーとデータとを乗算して、得られた暗号化データを無線親機20に送信する。
【0058】
一方、無線親機20では、ハンディターミナル10から受信した乱数とリンクキーとパラメータとを用いて所定の演算を行い、暗号キーを作成する。作成された暗号キーとハンディターミナルからの暗号化データとを乗算すると、データが復号される。
【0059】
このように、ブルートゥース規格に従った無線通信を行うことによりハンディターミナル10の汎用性が向上することに伴ってセキュリティが低下するのを防止できる。
【0060】
また、上述した実施の形態では、ハンディターミナル10と無線親機20とをブルートゥース規格に従った無線で通信するように構成したが、図6に示すように、ハンディターミナル10に対し、更に、ブルートゥース(BT)通信部61を備えたプリンタ60をブルートゥース規格に従った無線で通信するように構成できる。この場合、ブルートゥース通信部61の機能は、上述した無線親機20のブルートゥース通信部21の機能と同じである。この構成によれば、ハンディターミナル10にプリンタを装備する必要がなく、コンパクトなハンディターミナル10を提供できる。
【0061】
更に、上述した実施の形態では、無線親機20に対して、1台の水道メータ30が特定小電力無線により通信される場合を説明したが、複数台の水道メータを接続するように構成できる。また、図6に示すように、無線親機20に対して、例えば水道メータ30及びガスメータ40といった種類の異なる複数の計量器を接続するように構成することもできる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯可能な情報処理端末と無線親機とを無線で通信したので、作業性及び操作性に優れ、また、情報処理端末と無線親機との間を統一された規格であるブルートゥース規格に従った無線で通信することにより汎用性に優れた安価な無線検針システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線検針システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したハンディターミナルの詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示した無線親機の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した水道メータの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る無線検針システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
【図6】ブルートゥースモジュールの構成図である。
【図7】ブルートゥースによるハンディターミナルと無線親機とのパケットデータの送受信タイミングを示す図である。
【図8】ブルートゥースプロトコルスタックを示す図である。
【図9】ブルートゥースによるデータの暗号化を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る無線検針システムの構成の変形例を示すブロック図である。
【図11】従来の無線検針システムを説明するための図である。
【符号の説明】
10 ハンディターミナル
11、21、61 ブルートゥース通信部
12、22、34 CPU
13、23、35 メモリ
14 操作部
15、38 表示部
16、25、39 電源
20 無線親機
24 無線通信部
30 水道メータ
31 無線子機
32 ケーブル
33 通信制御部
36 羽根車
37 検出部
40 ガスメータ
60 プリンタ

Claims (4)

  1. 携帯可能な情報処理端末と、
    前記情報処理端末との間で無線で通信する無線親機と、
    前記無線親機との間で特定小電力無線で通信する無線子機と、
    前記無線子機に接続され、物理量を計量する計量器とを備え、
    前記情報処理端末は、前記計量器で計量された物理量を前記無線子機及び前記無線親機を経由して取得することにより検針を行うことを特徴とする無線検針システム。
  2. 前記無線親機は、携帯可能であることを特徴とする請求項1記載の無線検針システム。
  3. 前記情報処理端末と前記無線親機とは、ブルートゥース規格に従った無線で通信することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の無線検針システム。
  4. 前記情報処理端末と前記無線親機との間で行われるブルートゥース規格に従った無線通信は、暗号化して行われることを特徴とする請求項3記載の無線検針システム。
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