JP2005349672A - 無線印刷システム及び無線印刷制御方法 - Google Patents

無線印刷システム及び無線印刷制御方法 Download PDF

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亜紀彦 井上
Kiwamu Otsuyama
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Abstract

【課題】複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を使用者が容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することのできる無線印刷システム及び無線印刷制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】クライアント111Aは、無線通信可能範囲114に位置する複数の印刷端末112A、112B、112Cとの間で実施される無線通信のデータ通信エラーの発生率を求める。クライアント111Aは、データ通信エラー発生率に基づいて、印刷端末に関する推奨印刷順位及び設置距離を求め、これらの情報をメッセージとして使用者に報知する。使用者が推奨印刷順位第1位(設置距離最短の10m)である印刷端末(印刷端末1)112Aを選択し、印刷実行操作を行うことにより、当該印刷端末112Aからは印刷出力が行われる。
【選択図】図7

Description

本発明は、通信機能を有する携帯機器、ノート型コンピュータなどのクライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、前記クライアントが前記複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷システム及び無線印刷制御方法に関するものである。
PDA(Personal Digital Assistants)やノート型パソコンのような携帯機器が普及している近年では、移動先へ文書を送り届ける場合、従来の如くFAXの活用ではなく、携帯機器から移動先で印刷を行うことが一般的である。
従来、通信機能を有する携帯機器、クライアント、複数のプリンタ、印刷データを蓄積した蓄積手段を備えたプリントサーバ及びこれらの機器を接続するネットワークを有する印刷システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この印刷システムにおいては、携帯機器が、各プリンタとの間で近距離無線通信を行って、利用可能なプリンタを検索、発見し、特定のプリンタに対して、印刷データに対するポインタ(プリントサーバに蓄積された印刷データの記憶場所を特定する情報)を通知する。
この特定のプリンタが、プリントサーバへ指定された印刷データの転送を要求すると、プリントサーバは、蓄積手段に蓄積された印刷データを、近距離無線通信により探索された携帯機器周辺に位置する前記特定のプリンタに送信する。これにより、携帯機器の近くに存在するプリンタであって、所定の観点に基づいて選択された前記特定のプリンタから印刷することができる。
ところで、近年においては、ノート型パソコン等がより一層普及し、ノート型パソコン等のクライアントを用いて持込みの移動先で印刷端末(プリンタなど)により直接印字する事が一般的となってきている。このような場合、上記(特許文献1)に開示された印刷システムの場合と同様に、クライアントによって無線接続可能な印刷端末を検索することにより、当該クライアントを操作する使用者が、その検索結果を参照して特定の印刷端末を指定して印刷を実行させるということが考えられる。
特開2001−325182号公報
しかしながら、上記(特許文献1)に開示された印刷システムを含む従来の無線印刷システムでは、印刷端末の位置情報を保有することができないため、無縁ネットワーク接続に対応した印刷端末による印刷は、使用者が、クライアントによって検出可能な印刷端末の中から特定の印刷端末を選択し、この特定の印刷端末を指定して印刷を実行させなければならない。
また、使用者は、携帯機器を使用して利用可能な印刷端末を検索することにより、利用可能な印刷端末が特定されたとしても、当該印刷端末の位置情報を得ることができないので、印刷端末の位置情報を考慮して最適な印刷端末を選択することができないという問題点がある。
すなわち、携帯機器が有する通信手段(通信機能)によっては、近距離無線通信でも、数100メートル範囲のネットワーク上に接続された複数の印刷端末を検索可能なものもある。このような通信手段を有する携帯機器によって検索された利用可能な印刷端末には、携帯機器(つまり携帯機器を操作する使用者)から例えば数100メートルの距離に位置する印刷端末が含まれる場合も有り得る。
そして、使用者は、利用可能な印刷端末の位置情報を得ていないので、携帯機器(つまり携帯機器を操作する使用者)から数100メートルの距離に位置する印刷端末を選択して印刷を実行させてしまう恐れもある。この場合には、印刷出力の出力結果を回収するのに、数100メートルの距離に位置する印刷端末まで出力結果を回収しに行かなければならないので、多くの時間を要することになる。
上述したように、従来の無線印刷システムでは、無線ネットワークに接続された複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を使用者が選択することは極めて困難であるという問題点があった。
そこで、本発明は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を使用者が容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することのできる無線印刷システム及び無線印刷制御方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、本発明の無線印刷システムは、クライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、前記クライアントが前記複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷システムであって、前記無線通信回線を介して前記クライアントと前記複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求める処理手段と、前記処理手段が求めた無線通信効率に基づいて前記複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定手段とを有する構成としたものである。
本発明の好ましい形態において、前記処理手段は、前記無線通信におけるデータ通信エラーの発生率を求める。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理手段は、前記無線通信における無線応答時間を検出する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理手段は、前記無線通信における無線電波強度を検出する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記無線応答時間は、前記クライアントと前記複数の印刷端末との間の定期的な無線通信における印刷端末からの応答に要する応答時間の平均である。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段を備え、前記処理手段は、前記無線通信におけるデータ通信エラーの発生回数をカウントする通信エラーカウント手段と、所定時間内に前記通信エラーカウント手段によってカウントされた前記データ通信エラーの発生回数の平均を算出する算出手段とを備えている。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当
該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位に応じて、印刷指令に基づく印刷ジョブを前記複数の印刷端末に分配する。
また、この課題を解決するため、本発明の無線印刷制御方法は、クライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、前記クライアントが前記複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷制御方法であって、前記無線通信回線を介して前記クライアントと前記複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求める処理ステップと、前記処理ステップにより求められた無線通信効率に基づいて前記複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定ステップとを含む構成としたものである。
本発明の好ましい形態において、前記処理ステップは、前記無線通信におけるデータ通信エラーの発生率を求めるステップを含む。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理手ステップは、前記無線通信における無線応答時間を検出するステップを含む。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理ステップは、前記無線通信における無線電波強度を検出するステップを含む。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行
対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記複数の印刷端に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記クライアントは、前記印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位に応じて、印刷指令に基づく印刷ジョブを前記複数の印刷端末に分配する。
本発明によれば、無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにすれば、使用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
また、本発明によれば、データ通信エラーの発生率に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、無線応答時間に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、無線電波強度に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、データ通信エラーの発生率の低い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から、データ通信エラーの発生率の最も低い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、無線応答時間の短い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から、無線応答時間の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、無線電波強度の強い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から、無線電波強度の最も強い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、データ通信エラーの発生率に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるととともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、無線応答時間に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、無線電波強度に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにすれば、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、複数の印刷ジョブを複数の印刷端末に分配するようすれば、使用者は、無線通信効率に基づいて、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという有効な効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、クライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、クライアントは複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷システムであって、無線通信回線を介してクライアントと複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求める処理手段と、処理手段が求めた無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定手段とを有する無線印刷システムであり、無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、使用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、処理手段は、無線通信におけるデータ通信エラーの発生率を求める無線印刷システムであり、データ通信エラーの発生率に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、処理手段は、無線通
信における無線応答時間を検出する無線印刷システムであり、無線応答時間に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、処理手段は、無線通信における無線電波強度を検出する無線印刷システムであり、無線電波強度に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項3記載の発明において、無線応答時間は、クライアントと複数の印刷端末との間の定期的な無線通信における印刷端末からの応答に要する応答時間の平均である無線印刷システムであり、利用者は、平均化された無線応答時間に基づいて、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項2記載の発明において、クライアントは、処理手段を備え、処理手段は、無線通信におけるデータ通信エラーの発生回数をカウントする通信エラーカウント手段と、所定時間内に通信エラーカウント手段によってカウントされたデータ通信エラーの発生回数の平均を算出する算出手段とを備えている無線印刷システムであり、利用者は、平均化されたデータ通信エラーの発生回数に基づいて、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1、2または6記載の発明において、クライアントは、処理手段によって求められた複数の印刷端末に対応するデータ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷システムであり、データ通信エラーの発生率の低い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、データ通信エラーの発生率の最も低い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1、3または5記載の発明において、クライアントは、処理手段によって求められた複数の印刷端末に対応する無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷システムであり、無線応答時間の短い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、無線応答時間の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1または4記載の発明において、クライアントは、処理手段によって求められた複数の印刷端末に対応する無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷システムであり、無線電波強度の強い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、無線電波強度の最も強い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1、2、6または7記載の発明において、クライアントは、処理手段によって求められた複数の印刷端末に対応するデータ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情
報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷システムであり、データ通信エラーの発生率に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるととともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという作用を有する。
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1、3、5または8記載の発明において、クライアントは、処理手段によって求められた複数の印刷端末に対応する無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷システムであり、無線応答時間に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという作用を有する。
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1、4または9記載の発明において、クライアントは、処理手段によって求められた複数の印刷端末に対応する無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷システムであり、無線電波強度に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという作用を有する。
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項7〜9の何れか一項に記載の発明において、クライアントは、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位に応じて、印刷指令に基づく印刷ジョブを複数の印刷端末に分配する無線印刷システムであり、複数の印刷ジョブを複数の印刷端末に分配するようにしているため、使用者は、無線通信効率に基づいて、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項14に記載の発明は、クライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、クライアントは複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷制御方法であって、無線通信回線を介してクライアントと複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求める処理ステップと、処理ステップにより求められた無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定ステップとを含む無線印刷制御方法であり、無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、使用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項15に記載の発明は、請求項14記載の発明において、処理ステップは、無線通信におけるデータ通信エラーの発生率を求めるステップを含む無線印刷制御方法であり、データ通信エラーの発生率に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項16に記載の発明は、請求項14記載の発明において、処理手ステップは、無線通信における無線応答時間を検出するステップを含む無線印刷制御方法であり、無線応答時間に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにした
ので、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項17に記載の発明は、請求項14記載の発明において、処理ステップは、無線通信における無線電波強度を検出するステップを含む無線印刷制御方法であり、無線電波強度に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定するようにしたので、利用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項18に記載の発明は、請求項15記載の発明において、クライアントは、複数の印刷端末に対応するデータ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷制御方法であり、データ通信エラーの発生率の低い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、データ通信エラーの発生率の最も低い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項19に記載の発明は、請求項16記載の発明において、クライアントは、複数の印刷端末に対応する無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷制御方法であり、無線応答時間の短い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、無線応答時間の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項20に記載の発明は、請求項17記載の発明において、クライアントは、複数の印刷端末に対応する無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷制御方法であり、無線電波強度の強い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、無線電波強度の最も強い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるという作用を有する。
本発明の請求項21に記載の発明は、請求項15または18記載の発明において、クライアントは、複数の印刷端に対応するデータ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷制御方法であり、データ通信エラーの発生率に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるととともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという作用を有する。
本発明の請求項22に記載の発明は、請求項16または19記載の発明において、クライアントは、複数の印刷端末に対応する無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷制御方法であり、無線応答時間に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしているので、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという作用を有する。
本発明の請求項23に記載の発明は、請求項17または20記載の発明において、クライアントは、複数の印刷端末に対応する無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知する無線印刷制御方法であり、利用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができるという作用を有する。
本発明の請求項24に記載の発明は、請求項18〜20の何れか一項に記載の発明において、クライアントは、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位に応じて、印刷指令に基づく印刷ジョブを複数の印刷端末に分配する無線印刷制御方法であり、使用者は、無線通信効率に基づいて、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができるという作用を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1である無線印刷システムの構成を示す構成図、図2は無線印刷システムにおけるクライアントの構成を示す構成図、図3は無線通信のデータ通信エラーの発生率によるレベル判別の一例を示す図、図4は無線印刷システムにおける印刷端末の構成を示す構成図、図5は無線印刷システムにおける無線通信の処理手順の一例を示す図、図6は無線通信効率を求める場合の無線通信の処理手順の一例を示す図、図7は図6に示した無線通信の処理手順に従った無線印刷システムの動作を説明する図である。
図1において、無線印刷システムは、無線ポート111A1を備えたクライアント111Aと、無線ポート112A1を備えた印刷端末112Aと、無線ポート112B1を備えた印刷端末112B、無線ポート112C1を備えた印刷端末112C、無線ポート112D1を備えた印刷端末112D、及び無線ポート112E1を備えた印刷端末112Eとが無線通信回線を介して接続される。
複数の印刷端末112A〜112Eは、しばしば固定的に配設された有線ネットワーク113に接続される環境にある。
クライアント111Aから無線通信回線によって印刷端末へ送信する場合、一般に、移動型ホストであるクライアント111Aでは、有線ネットワーク113への接続ではなく、無線通信回線によってインタフェースされる。
無線通信回線においては、無線通信端末であるクライアント111Aと各印刷端末112A〜112Eの設置位置によって無線通信可能範囲114が発生する。この例では、クライアント111Aから無線通信が可能な印刷端末は、無線通信可能範囲114内に位置する3つの印刷端末112A〜112Cである。
この実施の形態では、クライアント111Aと複数の印刷端末112A〜112Eは、例えばIEEE802.11規格の通信プロトコルに従って無線通信を行うようになっている。
すなわち、上述した無線印刷システムは、近距離無線通信機能を有したクライアント111Aと、近距離無線通信機能を有した複数の印刷端末112A〜112Eとが、近距離無線通信(例えばIEEE802.11規格のインタフェース等)によって接続される印刷システムであり、クライアント111Aと、複数の印刷端末112A〜112Eのうち、近距離無線通信によりクライアント111Aから検索可能な任意(単数又は複数)の印刷端末とが、相互通信できる機能を相互に有する印刷システムである。
次に、クライアント111Aの構成について図2を参照して説明する。
図2に示すように、クライアント111Aは、ノート型パソコン等の携帯端末装置であり、ディスプレイ等の表示パネル511、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置512、バッテリー513、ROM514、RAM515、USB等のインタフェースを制御するI/Oポート516、ハードディスク(HDD)517、無線通信ポート519、CPU(中央演算処理装置)520、及び無線通信効率処理手段550を有している。
これら各構成要素のうち、構成要素514〜520、550は内部バス518に接続されており、CPU520は、内部バス518を介して当該各構成要素を制御する。また、CPU520は表示パネル511に対して表示制御を行い、入力装置512に対して入力制御を行う。
表示パネル511は、所定の表示情報を表示するものである。バッテリー513は、装置の電源として用いられる。
入力装置512は、印刷指令の指示や送信すべき印刷データの指定などを行うものである。また、入力装置512は、後述する無線通信効率処理手段550によって求められる無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定手段の機能を果たす。
ROM514は、IEEE802.11規格等の通信プロトコルに従って通信するための処理手順に対応するプログラム、後述する無線通信効率を考慮した無線通信を実施するための処理手順に対応するプログラム、後述するレベル判別テーブルを記憶している。
RAM515は、後述する無線通信効率検出手段550によって検出された無線通信効率を示すデータ、CPU520がROM514からローディングしたプログラムやレベル判定テーブル、CPU520がデータ処理する際に必要となるデータ等を記憶する。
I/Oポート516は、USBやパラレルなどのインタフェースを制御する。このI/Oポート516は、前記インタフェース介して外部機器521との間で通信する。
ハードディスク(HDD)517には、印刷端末の固有機能を制御するプリンタドライバ(ソフトウェア)、及び使用者の印刷端末に対する利便性を図るためのプリンタユーティリティ(ソフトウェア)が予めインストールされている。また、ハードディスク517には、印刷データが蓄積されているとともに、印刷端末及びクライアントにて発生したデータ通信エラーの発生状況を示す情報が印刷端末毎に記録される。
印刷データは、PDL等の印刷言語に統一された印刷データであり、無線通信回路を経由して印刷実行対象の印刷端末へ送信される。
無線通信ポート519は、IEEE802.11規格等の通信プロトコルに対応し、外
部機器521との間で無線通信ができる。
無線通信効率処理手段(処理手段)550は、無線通信回線を介してクライアントと複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求めるものであり、次の(F1)の機能を有している。
(F1)複数の印刷端末に対応する無線通信効率は、クライアントと印刷端末間の距離に依存して発生するデータ通信エラーの発生率であるとし、このデータ通信エラーの発生率を求める機能。
また、無線通信効率検出手段550は、無線通信におけるデータ通信エラーの発生回数をカウントする通信エラーカウント手段551と、該通信エラーカウント手段551によってカウントされた所定時間内のデータ通信エラーの発生回数の平均を算出する算出手段552とを備えており、通信エラーカウント手段551によるカウント処理の結果及び算出手段552による算出処理の結果に基づいて、無線通信効率として、複数の印刷端末との間の無線通信におけるデータ通信エラーの発生率(以下、データ通信エラー発生率という)を求める。この求められたータ通信エラー発生率はCPU520に送出される。
CPU520は、装置全体を制御するとともに、上記無線通信効率処理手段550からの処理結果に基づいて、次の(#1)、(#2)、(#3)の処理を実行する。
(#1)無線通信効率検出手段550によって求められた複数の印刷端末に対応する実際のデータ通信エラー発生率と、データ通信エラー発生率に対応して区分されているレベルとに基づいて、当該複数の印刷端末の優先順位を求める処理。
(#2)無線通信効率検出手段550によって求められた複数の印刷端末に対応する実際のデータ通信エラー発生率と、データ通信エラー発生率に対応して区分されているレベルとに基づいて、自己クライアントから当該複数の印刷端末までの推定距離を求める機能。
(#3)上記(#1)の処理により求めた複数の印刷端末の優先順位を示す情報、及び(#2)の処理により求めた複数の印刷端末までの推定距離を示す情報を、当該複数の印刷端末に対応付けて表示パネル511によって報知させる処理。
なお、無線通信効率処理手段550が、データ通信エラー発生率を求めるのは、無線通信される複数の印刷端末全てについてではなく、無線通信可能範囲内に位置する印刷端末についてである。例えば、図1において、5つの印刷端末112A〜112Eについてではなく、無線通信可能範囲114内に位置する3つの印刷端末112A〜112Cについてデータ通信エラー発生率を求める。
ここで、データ通信エラー発生率Eは(数1)を演算して求めることができる。
Figure 2005349672
但し、アクセス回数は、クライアントが印刷端末に対して無線通信すべくアクセスした回数である。
すなわち、データ通信エラー発生率Eは、クライアント又は印刷端末が定期的に相互通信状態を監視する間の数分間(所定時間)における、無線のデータ通信エラー発生回数の平均、つまりデータ通信エラーの発生回数をアクセス回数で除した値(平均値)である。なお、データ通信エラーの発生回数には、CRCエラーの発生回数、及びタイムアウト発生回数が含まれる。
データ通信エラー発生率によるレベル判別の際に用いられるレベル判別テーブルの一例を図3に示す。図3に示すように、レベル判別テーブルは、データ通信エラー発生率と、この発生率に応じて区分されたレベルとから構成されている。このレベル判別テーブルはROM514に記憶されている。
そして、(数1)を演算して求められた複数の印刷端末に対応する実際のデータ通信エラー発生率と、上記レベル判別テーブルとに基づいて、当該複数の印刷端末はレベル判別され、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位が付与される。
なお、無線通信におけるデータ通信エラーは、通信距離等の通信環境の状態に依存するものであり、例えば、クライアントと印刷端末との間の距離によって大きく変化する。つまり、データ通信エラー発生率が低いということは、クライアントと印刷端末との間の距離が短いということを意味し、一方、データ通信エラー発生率が高いということは、クライアントと印刷端末との間の距離が長いということを意味する。従って、データ通信エラー発生率に対応してクライアントと印刷端末間の距離を推定することができる。
この実施の形態では、図3に示すレベル判別テーブルにおけるレベルの項目に設定されているレベル1、レベル2、レベル3に対応して推定距離情報が登録されているテーブル(これを推定距離変換テーブルとする)がROM514に記憶されている。そして、上記レベル判別テーブルを基に判別されたレベルに対応する推定距離情報が、前記推定距離変換テーブル(図示せず)から取得されるようになっている。
次に、印刷端末の構成について図4を参照して説明する。
図4に示すように、印刷端末は、印刷端末の状態を表示する等の表示部601と、USBや100BASE−T等の有線ネットワーク接続のためのI/F制御部602と、無線通信ポートを制御する無線プロトコル制御部603と、IEEE802.11規格等の通信プロトコルに対応し外部機器521との通信ができる無線通信ポート604と、制御プログラムを内蔵するROM605と、受信データの展開保存等のためのRAM606と、画像形成を司るCPU607と、印刷エンジン610との通信及び印刷イメージデータの送受信を制御するI/O制御部608と、印刷エンジン610を制御する印刷エンジン制御部609と、印刷機構部である印刷エンジン610とを有している。
このような印刷端末は、無線通信ポート604を介し、クライアントを含む外部機器との通信により印刷データの送受信を行うことができる。
無線通信により接続されたクライアント111A及び複数の印刷端末112A〜112Eは、統一された印刷言語に基づいて送受信される。クライアント111Aから送信された印刷データは、指定された印刷端末の無線通信ポート604及び無線プロトコル制御部603を介して受信され、さらに印刷イメージのデータに変換されてRAM606に保管される。印刷イメージデータは、RAM606から印刷エンジン制御部609に送信され、印刷エンジン610によって印字される。
次に、無線印刷システムの無線通信の一例について図5を参照して説明する。
最初に、クライアント111Aは、不特定多数の端末(図5では印刷端末112A〜112E)に対し要求コマンドを送信する。
そして、クライアント111Aは、無線通信可能な印刷端末(図5では印刷端末112A、112B)との間で、ID(識別情報)認証及び端末認証のための相互通信を行う。すなわち、印刷端末(図5では印刷端末112A、112B)からの応答により接続の有無、IDの認識及び印刷端末の種別認識を行う。このID(識別情報)認証及び端末認証の作業を終了すると、クライアント111Aと印刷端末(図5では印刷端末112A、112B)とが無線通信回線による回線接続が確立される。
このとき、クライアント111A及び各印刷端末112A、112Bにおいて、CRCチェック及びタイムアウトのチェックが実施され、CRCエラー又はタイムアウト発生の時はリトライ作業が施される。なお、CRCチェックは、巡回冗長検査の手法の一つであり、一般的にネットワークでのデータのチェック手法として用いられる。
従来においては、クライアント111Aにより印刷を実施する場合には、ID認証及び端末認証作業が完了した後、回線接続が確立された印刷端末(図5では印刷端末112A、112B)の中から、使用者によって無作為に指定された印刷端末から印刷出力を実施していた。
次に、無線通信効率を求める場合の無線印刷システムにおける無線通信の一例について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、図5に示した無線通信例において端末認証が確立した印刷端末に対して、クライアント111Aと印刷端末(図6では印刷端末112A、112B)との間で定期的な相互通信(近距離無線通信)が実施される。
近距離無線通信においては、通信距離又は機器(クライアント及び印刷端末)の状態等の要因によって電波減衰により、送受信データが欠落するなど送受信障害が発生する。このため、相互通信においては、相互にデータ通信エラーの検出及びリトライが実施され、データ通信エラーの検出は、CRCエラー又はタイムアウトのチェックによって実現される。
すなわち、無線接続されたクライアント111A及び印刷端末(図6では印刷端末112A、112B)は、各々でCRCチェック等のデータチェック又はタイムアウトのチェックを実施し、この実施の結果、エラーが発生した場合に、データの再送を相手側に対して要求する。
ところで、クライアント111Aの無線通信効率処理手段550では、通信エラーカウント手段511が、無線通信可能範囲114内に位置する3つの印刷端末112A〜112Cについて、定期的に相互通信状態を監視する間の数分間内に、印刷端末(図6では印刷端末112A、112B)及び自己クライアント111Aにて発生した無線のデータ通信エラーの発生回数をカウントする。このカウント値は、該当する印刷端末を示す情報とともに算出手段552に送出される。
前記印刷端末を示す情報は、ID(識別情報)認証及び端末認証を終了した際には知ることができるので、例えば、印刷端末112Aまたは印刷端末1、印刷端末112Bまたは印刷端末2、印刷端末112Cまたは印刷端末3とする。
次に、算出手段552が、アクセス対象の印刷端末に対するアクセスのアクセス回数と通信エラーカウント手段511からのカウント値を、上記(数1)に代入して演算することにより、データ通信エラーの発生回数の平均を求め、これをデータ通信エラー発生率とし、これを該当する印刷端末を示す情報とともにCPU520へ送出する。
そして、CPU520は、算出手段552からのデータ通信エラー発生率情報を、該当する印刷端末を示す情報に対応させてハードディスク517に格納する。
ここで、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれのデータ通信エラー発生率が、例えば5%、15%及び25%であるとすると、印刷端末112Aに対応してデータ通信エラー発生率5%、印刷端末112Bに対応してデータ通信エラー発生率15%及び印刷端末112Cに対応してデータ通信エラー発生率25%が、ハードディスク517に格納される。
また、CPU520は、各印刷端末に対応するデータ通信エラー発生率を比較し、この比較の結果に基づいて、当該各印刷端末に対する、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を決定する。
具体的に説明すると、CPU520は、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれのデータ通信エラー発生率が、例えば5%、15%及び25%であった場合には、これらのデータ通信エラー発生率を比較し、例えば、このデータ通信エラー発生率が低い順の並びを基に優先順位を決定する。この場合、印刷端末112A、印刷端末112B及び印刷端末112Cの順で優先順位が決定されることとなる。
このようにクライアント111Aは、データ通信エラー発生率に応じて、印刷実行対象とすべき印刷端末の推奨を行う。
さらに、CPU520は、各印刷端末のデータ通信エラー発生率と、上記推定距離変換テーブルとに基づいて、クライアントと印刷端末間の距離を推定する。
すなわち、CPU520は、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれのデータ通信エラー発生率が、例えば5%、15%及び25%であった場合には、図3に示すレベル判別テーブルを参照して、印刷端末112Aはレベル1、印刷端末112Bはレベル2及び印刷端末112Cはレベル3であるとレベル判別するともに、このレベル判別の結果と、上記推定距離変換テーブル(図示せず)とに基づいて、各印刷端末112A、112B及び112Cの推定距離を求める。
ここで、上記推定距離変換テーブルには、例えば、レベル1に対応して推定距離10m、レベル2に対応して推定距離50m、レベル3に対応して推定距離200mが登録されているものとする。
CPU520は、レベル1である印刷端末112Aまでの距離については、レベル1に対応する推定距離情報を推定距離変換テーブルから取得して、これを推定距離とする。この場合は、10mが印刷端末112Aまでの推定距離である。同様に、レベル2の印刷端末112Bまでの距離については50mが、またレベル3の印刷端末112Cまでの距離については200mがそれぞれ推定距離となる。
そして、優先順位及び推定距離を求める処理を終了したCPU520は、プリンタドライバ又はユーティリティを実行することで、各印刷端末に関する優先順位及び推定距離を示すメッセージを、表示パネル511に対して報知(表示)させる。
例えば、表示パネル511には、図7に示すように、優先順位(推奨印刷優先順位)として、印刷端末(印刷端末1)112A、印刷端末(印刷端末2)112B、及び印刷端末(印刷端末3)112Cの順の優先順位が表示され、また、推定距離(設置距離)として、印刷端末(印刷端末1)112Aは10m、印刷端末(印刷端末2)112Bは50m、及び印刷端末(印刷端末3)112Cは200mの距離情報が表示される。
クライアント111Aを操作している使用者は、表示パネル511に表示された推奨印刷優先順位(優先順位)及び設置距離(推定距離)のメッセージを参考にして、最適な印刷端末として、優先順位が第1位で、設置距離が最短である印刷端末(印刷端末1)112Aを容易に選択することができる。
このように、使用者は、最適な印刷端末としてクライアントによって推奨された各印刷端末(印刷端末1〜3)112A〜112Cの中から、所望の印刷端末を容易に選択することができる。
このことは、クライアントは、無線通信の無線通信効率つまりデータ通信エラー発生率に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定していることになる。
そして、使用者によって、特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aが選択され、印刷すべき印刷データが指定されると、クライアント111Aでは、CPU520が、指定された印刷データをハードディスク517から読み出して、無線通信ポート519を介して当該特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aへ送信して、印刷ジョブを実行させる。この結果として、図7に示すように、印刷端末(印刷端末1)112Aからは、前記印刷ジョブに対応した印刷物が出力される。
このように使用者は、優先順位が第1位つまり設定距離が最短の印刷端末を選択して、印刷実行の指示を行うことで、使用者(クライアント111A)から近い距離(この例では10m)に位置する最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
以上説明したように、この実施の形態1の無線印刷システムによれば、データ通信エラーの発生率の低い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしたため、使用者は、複数の印刷端末の中から、データ通信エラーの発生率の最も低い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができる。
また、データ通信エラーの発生率に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしたため、使用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができ、しかも最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2である無線印刷システムにおけるクライアントの構成を示す構成図、図9はクライアントと印刷端末との間の距離と無線応答速度との関係を示す図、図10は本発明の実施の形態2である無線印刷システムにおける無線通信効率を求める場合の無線通信の処理手順の一例を示す図である。
この実施の形態2の無線印刷システムは、実施の形態1の無線印刷システムとは、基本的には構成及び動作(機能)は同じであるものの、クライアント111Aの無線通信効率処理手段の構成及び動作(機能)が相違する。ここでは、その相違点について説明する。
なお、無線印刷システムの構成は図1に示した例と同様であり、また印刷端末は図4に示した例と同様であるので、ここでは、それらの説明は省略する。
図8に示すクライアントは、図2に示した実施の形態1のクライアント111Aの構成において、無線通信効率処理手段550を無線通信効率処理手段560に代替した構成になっている。なお、同図において、図2に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付すものとする。
上述した実施の形態1では無線通信効率はデータ通信エラー発生率であるとしているのに対し、この実施の形態2では、無線通信効率はクライアントと印刷端末と間の無線通信における印刷端末からの応答時間としている。
図8において、無線通信効率処理手段560は、無線通信回線を介してクライアントと複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を検出するものであり、無線応答時間検出手段561を備えている。この無線応答時間検出手段561は、次の(F2)の機能を有している。
(F2)各印刷端末に対応する無線通信効率はクライアントと印刷端末と間の無線通信における印刷端末からの応答時間とし、この応答時間を検出する機能。この応答時間情報はCPU520に送出される。
なお、無線応答時間検出手段561は、上記(F2)の機能を遂行するに際し、定期的な相互通信において、要求コマンドが印刷端末へ送信された時点から当該印刷端末からの応答信号が受信された時点まで応答時間をカウントする。なお、所定の時間間隔で複数回、要求コマンドを印刷端末へ送信し、これら各要求コマンドに対する応答に要する各応答時間をカウントするとともに、当該各応答時間を平均し、応答時間の平均値を求めるようにしても良い。
CPU520は、装置全体を制御するとともに、上記無線通信効率処理手段560からの処理結果に基づいて、次の(#4)、(#5)、(#6)の処理を実行する。
(#4)無線応答時間検出手段561によって求められた複数の印刷端末に対応する実際の応答時間と、応答時間に対応して区分されているレベルとに基づいて、当該複数の印刷端末の優先順位を求める処理。
(#5)無線応答時間検出手段561によって求められた複数の印刷端末に対応する実際の応答時間と、応答時間に対応して区分されているレベルとに基づいて、自己クライアントから当該複数の印刷端末までの推定距離を求める処理。
(#6)上記(#4)の処理により求めた複数の印刷端末の優先順位を示す情報、及び(#5)の機能により求めた複数の印刷端末までの推定距離を示す情報を、当該複数の印刷端末に対応付けて表示パネル511によって報知させる処理。
図9は、クライアントと印刷端末との間の距離と無線応答速度(Mbps)との関係を表したものである。この無線応答速度と距離との関係を表す情報においては、無線応答速度が、例えば0から5Mbps未満の場合にはレベル3、また5Mbps以上で20Mbps未満の場合にはレベル2、さらに20Mbps以上の場合はレベル1というように、レベルが区分されている。
そして、このような無線応答速度とレベルとの関係を示す情報はROM514に格納されており、必要に応じてROM514からRAM515へローディングされる。
ところで、無線通信における無線応答時間は、通信距離等の通信環境の状態に依存するものであり、例えば、クライアントと印刷端末との間の距離によって大きく変化する。つまり、応答時間が早いということは、クライアントと印刷端末との間の距離が短いということを意味し、一方、応答時間が遅いということは、クライアントと印刷端末との間の距離が長いということを意味する。従って、無線応答時間に対応してクライアントと印刷端末間の距離を推定することができる。
この実施の形態では、図9に示す例において設定されているレベル1、レベル2、レベル3に対応して推定距離情報が登録されているテーブル(これを推定距離変換テーブルとする)がROM514に記憶されている。そして、このような推定距離変換テーブル(図示せず)はROM514に格納されており、必要に応じてROM514からRAM515へローディングされる。
次に、無線通信効率を求める場合の無線印刷システムにおける無線通信の一例について、図10を参照して説明する。
図10に示すように、図5に示した無線通信例において端末認証が確立した印刷端末に対して、クライアントと印刷端末との間で定期的な相互通信(近距離無線通信)が実施される。
近距離無線通信においては、通信距離又は機器(クライアント及び印刷端末)の状態等の要因によって電波減衰により、送受信データが欠落するなど送受信障害が発生する。このため、相互通信においては、相互にデータ通信エラーの検出及びリトライが実施されるものであり、データ通信エラーの検出は、CRCエラー又はタイムアウトのチェックによって実現される。
ところで、クライアント111Aでは、無線通信可能範囲114内に位置する3つの印刷端末112A〜112Cに対して、要求コマンドを送信するとともに、この要求コマンドに応答した印刷端末からの応答信号を受信する。
そして、クライアント111Aの無線応答時間検出手段561は、送信コマンドが送信された時点からこの要求コマンドに応答した印刷端末からの応答信号が受信されるまでの間の時間(応答時間)をカウントするとともに、当該カウント値を該当する印刷端末を示す情報とともにCPU520へ送出する。
そして、CPU520は、無線応答時間検出手段561からのカウント値を、該当する印刷端末を示す情報に対応させてハードディスク517に格納する。
ここで、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれの応答時間をt1、t2及びt3とした場合に、t1<t2<t3の関係が成立するものとする。これらの応答時間t1、t2、t3の情報は、印刷端末に対応してハードディスク517に格納される。
また、CPU520は、各印刷端末に対応する応答時間を比較し、この比較の結果に基づいて、当該各印刷端末に対する、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を決定する。
具体的に説明すると、CPU520は、印刷端末112A、112B及び112Cそれ
ぞれの応答時間が、例えばt1、t2及びt3(t1<t2<t3の関係)であった場合には、これらの応答時間を比較し、例えば、この応答時間が短い順の並びを基に優先順位を決定する。この場合、印刷端末112A、印刷端末112B及び印刷端末112Cの順で優先順位が決定されることとなる。
このようにクライアント111Aは、無線応答時間に応じて、印刷実行対象とすべき印刷端末の推奨を行う。
さらに、CPU520は、各印刷端末の応答時間と、上記推定距離変換テーブル(図示せず)とに基づいて、クライアントと印刷端末間の距離を推定する。
すなわち、CPU520は、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれの応答時間が、例えばt1、t2及びt3(t1<t2<t3の関係)であった場合に、図9に示す例において、印刷端末112Aはレベル1、印刷端末112Bはレベル2及び印刷端末112Cはレベル3であるとレベル判別するものとする。そして、CPU520は、このレベル判別の結果と、上記推定距離変換テーブル(図示せず)とに基づいて、各印刷端末112A、112B及び112Cの推定距離を求める。
ここで、上記推定距離変換テーブルには、例えば、レベル1に対応して推定距離10m、レベル2に対応して推定距離50m、レベル3に対応して推定距離200mが登録されているものとする。
CPU520は、レベル1である印刷端末112Aまでの距離については、レベル1に対応する推定距離情報を推定距離変換テーブルから取得して、これを推定距離とする。この場合は、10mが印刷端末112Aまでの推定距離である。同様に、レベル2の印刷端末112Bまでの距離については50mが、またレベル3の印刷端末112Cまでの距離については200mがそれぞれ推定距離となる。
次に、優先順位及び推定距離を求める処理を終了したCPU520は、プリンタドライバ又はユーティリティを実行することで、各印刷端末に関する優先順位及び推定距離を示すメッセージを、表示パネル511に対して報知(表示)させる。
そして、表示パネル511には、図7に示したように、印刷端末に関して優先順位(推奨印刷優先順位)及び推定距離(設置距離)が表示されるので、クライアント111Aを操作している使用者は、表示パネル511に表示された推奨印刷優先順位及び設置距離のメッセージを参考にして、最適な印刷端末として、無線応答時間が早かった印刷端末つまり優先順位が第1位で、設置距離が最短である印刷端末(印刷端末1)112Aを容易に選択することができる。
このように、使用者は、最適な印刷端末としてクライアント111Aによって推奨された各印刷端末(印刷端末1〜3)112A〜112Cの中から、所望の印刷端末を容易に選択することができる。
このことは、クライアント111Aは、無線通信の無線通信効率つまり無線応答時間に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定していることになる。
そして、使用者によって、特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aが選択され、印刷すべき印刷データが指定されると、クライアント111Aでは、CPU520が、指定された印刷データをハードディスク517から読み出して、無線通信ポート519を介して当該特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aへ送信して、印
刷ジョブを実行させる。この結果として、図7に示すように、印刷端末(印刷端末1)112Aからは、前記印刷ジョブに対応した印刷物が出力される。
このように使用者は、優先順位が第1位つまり設定距離が最短の印刷端末を選択して、印刷実行の指示を行うことで、使用者(クライアント111A)から近い距離(この例では10m)に位置する最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
以上説明したように、この実施の形態2の無線印刷システムによれば、無線応答時間の短い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしたため、使用者は、複数の印刷端末の中から、無線応答時間の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができる。
また、無線応答時間に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしたため、使用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができ、しかも最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
(実施の形態3)
図11は本発明の実施の形態3である無線印刷システムにおけるクライアントの構成を示す構成図、図12はクライアントと印刷端末との間の距離と無線電波強度との関係を示す図、図13は本発明の実施の形態3である無線印刷システムにおける無線通信効率を求める場合の無線通信の処理手順の一例を示す図である。
この実施の形態3の無線印刷システムは、実施の形態1の無線印刷システムとは、基本的には構成及び動作(機能)は同じであるものの、クライアントの無線通信効率処理手段の構成及び動作(機能)が相違する。ここでは、その相違点について説明する。
なお、無線印刷システムの構成は図1に示した例と同様であり、また印刷端末は図4に示した例と同様であるので、ここでは、それらの説明は省略する。
図11に示すクライアントは、図2に示した実施の形態1のクライアント111Aの構成において、無線通信効率処理手段550を無線通信効率処理手段570に代替した構成になっている。なお、同図において、図2に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付すものとする。
上述した実施の形態1では無線通信効率はデータ通信エラー発生率であるとしているのに対し、この実施の形態3では、無線通信効率はクライアントと印刷端末と間の無線通信における無線受信電波強度(無線電波強度)としている。
図11において、無線通信効率処理手段570は、無線通信回線を介してクライアントと複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を検出するものであり、無線受信電波強度検出手段571を備えている。この無線受信電波強度検出手段571は、次の(F3)の機能を有している。
(F3)複数の印刷端末に対応する無線通信効率はクライアントと印刷端末と間の無線通信における無線電波強度とし、この無線電波強度を検出する機能。この無線電波強度情報はCPU520に送出される。
CPU520は、装置全体を制御するとともに、上記無線通信効率処理手段570から
の処理結果に基づいて、次の(#7)、(#8)、(#9)の処理を実行する。
(#7)無線受信電波強度検出手段571によって求められた複数の印刷端末に対応する実際の無線電波強度と、無線電波強度に対応して区分されているレベルとに基づいて、当該複数の印刷端末の優先順位を求める処理。
(#8)無線受信電波強度検出手段571によって求められた複数の印刷端末に対応する実際の無線電波強度と、無線電波強度に対応して区分されているレベルとに基づいて、自己クライアントから当該複数の印刷端末までの推定距離を求める機能。
(#9)上記(#7)の処理により求めた複数の印刷端末の優先順位を示す情報、及び(#8)の処理により求めた複数の印刷端末までの推定距離を示す情報を、当該複数の印刷端末に対応付けて表示パネル511によって報知させる処理。
ここで、無線電波強度におけるレベル判別の一例を図12に示す。図12に示す例は、印刷端末から送信された無線応答信号の電波強度と距離との関係を表したものである。
また、図12に示す例においては、無線電波強度が、例えば0から14db未満の場合にはレベル3、また14db以上で60db未満の場合にはレベル2、さらに60db以上で90db未満の場合はレベル1というように、レベルが区分されている。
そして、このような無線電波強度とレベルとの関係を示す情報はROM514に格納されており、必要に応じてROM514からRAM515へローディングされる。
ところで、無線電波強度は、通信距離等の通信環境の状態に依存するものであり、例えば、クライアントと印刷端末との間の距離によって大きく変化する。つまり、無線電波強度が強い(大きい)ということは、クライアントと印刷端末との間の距離が短いということを意味し、一方、無線電波強度が弱い(小さい)ということは、クライアントと印刷端末との間の距離が長いということを意味する。従って、無線電波強度に対応してクライアントと印刷端末間の距離を推定することができる。
この実施の形態では、図12に示す例において設定されているレベル1、レベル2、レベル3に対応して推定距離情報が登録されているテーブル(これを推定距離変換テーブルとする)がROM514に記憶されている。そして、このような推定距離変換テーブル(図示せず)はROM514に格納されており、必要に応じてROM514からRAM515へローディングされる。
次に、無線通信効率を求める場合の無線印刷システムにおける無線通信の一例について、図13を参照して説明する。
図13に示すように、図5に示した無線通信例において端末認証が確立した印刷端末に対して、クライアントと印刷端末との間で定期的な相互通信(近距離無線通信)が実施される。
近距離無線通信においては、通信距離又は機器(クライアント及び印刷端末)の状態等の要因によって電波減衰により、送受信データが欠落するなど送受信障害が発生する。このため、相互通信においては、相互にデータ通信エラーの検出及びリトライが実施されるものであり、データ通信エラーの検出は、CRCエラー又はタイムアウトのチェックによって実現される。
ところで、クライアント111Aでは、CPU520は、無線通信可能範囲114内に位置する3つの印刷端末112A〜112Cに対して、要求コマンドを印刷端末へ送信する。
そして、クライアント111Aの無線通信効率処理手段570では、無線電波強度検出手段571が、要求コマンドに応答した印刷端末からの無線応答信号の電波強度を計測するとともに、当該計測値(無線電波強度)を該当する印刷端末を示す情報とともにCPU520へ送出する。
そして、CPU520は、無線受信電波強度検出手段571からの無線電波強度情報を、該当する印刷端末情報とともにハードディスク517に格納する。
ここで、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれの無線電波強度が、例えば80db、40db、10dbであった場合には、これらの無線電波強度情報が印刷端末を示す情報とともにハードディスク517に格納される。
また、CPU520は、各印刷端末に対応する無線電波強度を比較し、この比較の結果に基づいて、当該各印刷端末に対する、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を決定する。
具体的に説明すると、CPU520は、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれの無線電波強度が、例えば80db、40db、10dbであった場合には、これらの無線電波強度を比較し、例えば、この無線電波強度が強い順の並びを基に優先順位を決定する。この場合、印刷端末112A、印刷端末112B及び印刷端末112Cの順で優先順位が決定されることとなる。
このようにクライアント111Aは、無線電波強度に応じて、印刷実行対象とすべき印刷端末の推奨を行う。
さらに、CPU520は、複数の印刷端末の無線電波強度と、上記推定距離変換テーブル(図示せず)とに基づいて、クライアントと印刷端末間の距離を推定する。
すなわち、CPU520は、印刷端末112A、112B及び112Cそれぞれの無線電波強度が、例えば80db(デシベル)、40db(デシベル)、10db(デシベル)であった場合に、図12に示す例において、印刷端末112Aはレベル1、印刷端末112Bはレベル2及び印刷端末112Cはレベル3であるとレベル判別する。そして、CPU520は、このレベル判別の結果と、上記推定距離変換テーブル(図示せず)とに基づいて、各印刷端末112A、112B及び112Cの推定距離を求める。
ここで、上記推定距離変換テーブルには、例えば、レベル1に対応して推定距離10m、レベル2に対応して推定距離50m、レベル3に対応して推定距離200mが登録されているものとする。
CPU520は、レベル1である印刷端末112Aまでの距離については、レベル1に対応する推定距離情報を推定距離変換テーブルから取得して、これを推定距離とする。この場合は、10mが印刷端末112Aまでの推定距離である。同様に、レベル2の印刷端末112Bまでの距離については50mが、またレベル3の印刷端末112Cまでの距離については200mがそれぞれ推定距離となる。
次に、優先順位及び推定距離を求める処理を終了したCPU520は、プリンタドライ
バ又はユーティリティを実行することで、各印刷端末に関する優先順位及び推定距離を示すメッセージを、表示パネル511に対して報知(表示)させる。
そして、表示パネル511には、図7に示したように、印刷端末に関して優先順位(推奨印刷優先順位)及び推定距離(設置距離)が表示されるので、クライアント111Aを操作している使用者は、表示パネル511に表示された推奨印刷優先順位及び設置距離のメッセージを参考にして、最適な印刷端末として、無線電波強度が最も強かった印刷端末つまり優先順位が第1位で、設置距離が最短である印刷端末(印刷端末1)112Aを容易に選択することができる。
このように、使用者は、最適な印刷端末としてクライアント111Aによって推奨された各印刷端末(印刷端末1〜3)112A〜112Cの中から、所望の印刷端末を容易に選択することができる。
このことは、クライアントは、無線通信の無線通信効率つまり無線電波強度に基づいて、複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定していることになる。
そして、使用者によって、特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aが選択され、印刷すべき印刷データが指定されると、クライアント111Aでは、CPU520が、指定された印刷データをハードディスク517から読み出して、無線通信ポート519を介して当該特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aへ送信して、印刷ジョブを実行させる。この結果として、図7に示すように、印刷端末(印刷端末1)112Aからは、前記印刷ジョブに対応した印刷物が出力される。
このように使用者は、優先順位が第1位つまり設定距離が最短の印刷端末を選択して、印刷実行の指示を行うことで、使用者(クライアント111A)から近い距離(この例では10m)に位置する最適な印刷端末から出力された印刷出力の出力結果を容易に回収することができる。
以上説明したように、この実施の形態3の無線印刷システムによれば、無線電波強度の強い順の並びの優先順位情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしたため、使用者は、複数の印刷端末の中から、無線電波強度の最も強い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができる。
また、無線電波強度に基づいて算出される距離情報を複数の印刷端末に対応付けて報知するようにしたため、使用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができ、しかも最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
(実施の形態4)
図14は本発明の実施の形態4である無線印刷システムの構成を示す構成図、図15は図14に示した無線印刷システムの処理動作を説明する図である。
図14に示す無線印刷システムは、図1に示した実施の形態1の無線印刷システムの構成において、有線ネットワーク113を削除し、有線ネットワーク113A〜113Eと、アクセスポイント115A〜115Eとを追加した構成になっている。同図において、図1に示した構成要素と同一の機能を果たす部分には同一の符号を付すものとする。
有線ネットワーク113Aには、印刷端末112A及びアクセスポイント115Aが接続されている。同様に、有線ネットワーク113B〜113Eそれぞれには、印刷端末1
12B〜112E及びアクセスポイント115B〜115Eが接続されている。
各アクセスポイント115A〜115Eは、有線と無線とを中継し、それぞれのアクセスを可能にするネットワーク中継ステーションである。
そのため、この実施の形態1では、クライアント111Aとアクセスポイントとの間に無線通信回線が形成され、一方、アクセスポイントと印刷端末と間に有線通信回線が形成されることになり、この無線通信回線及び有線通信回線を介してクライアント111Aと印刷端末とがデータ通信することになる。
すなわち、クライアント111Aと印刷端末間の通信は、上述した実施の形態1ではそれぞれの無線ポートを介して無線によるデータ送受信を行うようにしているのに対し、この実施の形態4では、クライアント111Aの無線ポート111A1とアクセスポイント間については無線よるデータ送受信を行うとともに、アクセスポイントと印刷端末間については有線ネットワークを介して有線によるデータ送受信を行うようにしている。
そして、クライアント111Aは、アクセスポイント115A〜115Eを介して、各印刷端末112A〜112Eとの間の無線通信の無線通信効率を求め、この無線通信効率に基づいて、印刷実行対象とすべき印刷端末の推奨を行う。
この実施の形態においても、実施の形態1で説明したデータ通信エラー発生率を求める場合の処理、又は実施の形態2で説明した無線応答時間を求める場合の処理、又は実施の形態3で説明した無線電波強度を求める場合の処理と同様の処理を行うことにより、各印刷端末に関する優先順位及び推定距離を示すメッセージを、表示パネル511に対して報知(表示)させることができる。
表示パネル511には、図15に示すように印刷端末に関して優先順位(推奨印刷優先順位)及び推定距離(設置距離)が表示されるので、クライアント111Aを操作している使用者は、表示パネル511に表示された推奨印刷優先順位及び設置距離のメッセージを参考にして、最適な印刷端末として、優先順位が第1位で、設置距離が最短である印刷端末(印刷端末1)112Aを容易に選択することができる。
このようにして使用者によって特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aが選択され、印刷すべき印刷データが指定されると、クライアント111Aでは、CPU520が、指定された印刷データをハードディスク517から読み出して、無線通信ポート519を介して当該特定の印刷端末つまり印刷端末(印刷端末1)112Aへ送信して、印刷ジョブを実行させる。この結果として、図15に示すように、印刷端末(印刷端末1)112Aからは、前記印刷ジョブに対応した印刷物が出力される。
このように使用者は、優先順位が第1位つまり設定距離が最短の印刷端末を選択して、印刷実行の指示を行うことで、使用者(クライアント111A)から近い距離(この例では10m)に位置する最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
以上説明したように、この実施の形態4の無線印刷システムによれば、実施の形態1の場合、又は実施の形態2の場合、又は実施の形態3の場合と同様に、使用者は、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができ、しかも最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
(実施の形態5)
図16は本発明の実施の形態5である無線印刷システムの処理の一例の動作を説明する図、図17は本発明の実施の形態5である無線印刷システムの処理の他の例の動作を説明する図である。
図16に示す無線印刷システムは、図1に示した実施の形態1の無線印刷システムの構成と同様の構成になっている。ここでは、その説明は省略する。
この実施の形態5の無線印刷システムのクライアント111Aは、上述した実施の形態1〜4の無線印刷システムのクライアントとは、レベル1〜3に分類される印刷端末の出力推奨優先順位に従った各印刷端末に、PDL等の印刷言語によって統一された複数の印刷ジョブを分配するようにする点が相違している。
この場合、クライアント111Aにおいて、CPU520は、複数の印刷端末112A〜112Eに対して複数の印刷ジョブを分配するのではなく、無線通信可能範囲114に位置する複数の印刷端末112A〜112Cに対して複数の印刷ジョブを分配する。
ここで、印刷ジョブの分配、及び印刷ジョブ分配対象(印刷実行対象)の印刷端末の組み合わせは、CPU520がプリンタドライバ又はプリンタユーティリティを実行することにより、自動的に設定、又は使用者によって設定されるものとする。
例えば、複数の印刷ジョブを分配する旨の設定、複数の印刷ジョブを分配する場合の印刷ジョブ分配対象とすべき印刷端末の種類の設定が行われる。
また、CPU520は、上述したようにして設定された設定内容を、RAM515に一時記憶するとともに、プリンタドライバ又はプリンタユーティリティによって印刷ジョブ分配対象の印刷端末を表示パネル511に報知(表示)させる機能を有している。
次に、複数の印刷ジョブを分配する分配方法について説明する。
(J1)印刷ジョブの分配方法1について。
この分配方法は、印刷ジョブの命令実行の早いものから順次、推奨印刷優先順位に対応する各印刷端末に分配して送信する場合を想定している。
例えば、印刷ジョブ1、印刷ジョブ2、印刷ジョブ3の順に、印刷ジョブの命令実行が早いものとする。
この場合、印刷ジョブ1は、推奨印刷優先順位が第1位の印刷端末(印刷端末1)112Aへ出力され、印刷ジョブ2は、推奨印刷優先順位が第2位の印刷端末(印刷端末2)112Bへ出力され、印刷ジョブ3は、推奨印刷優先順位が第3位の印刷端末(印刷端末3)112Cへ出力される。
この結果として、印刷ジョブ1〜3の出力結果はそれぞれ、図16に示すように印刷端末(印刷端末1〜3)112A〜112Cから出力される。
(J2)印刷ジョブの分配方法2について。
この分配方法は、同一レベルの印刷優先度のジョブを、推奨印刷優先順位の高い(優先順位第1位)の印刷端末に分配し送信する場合を想定している。
クライアント111Aが複数の印刷ジョブを実行する際に、無線通信可能範囲114内に位置する複数の印刷端末112A〜112Cが、データ通信エラー発生率又は無線応答時間又は無線電波強度に応じて分類された各レベルのうちレベル1の状態にあり、かつ印刷中又は印刷待ちの印刷ジョブを有しない場合には、当該複数の印刷端末に当該複数の印刷ジョブを分配し送信する。
(J3)印刷ジョブの分配方法3について。
この分配方法は、印刷優先度の異なる印刷ジョブを、推奨印刷優先順位の高い(優先順位第1位)の印刷端末に分配し送信する場合を想定している。
クライアント111Aが複数の印刷ジョブを実行する際に、無線通信可能範囲114内に位置する複数の印刷端末112A〜112Cが、データ通信エラー発生率又は無線応答時間又は無線電波強度に応じて分類された各レベルのうち、レベル1の状態にあり、かつレベル1の状態にある当該複数の印刷端末112A〜112Cのうち、一部が、印刷中又は印刷待ちの印刷ジョブを所有している場合には、印刷優先度の高い印刷ジョブを、印刷中又は印刷待ちの印刷ジョブを有していない印刷端末に分配し送信するとともに、印刷優先度の低い印刷ジョブについては、印刷中又は印刷待ちの印刷ジョブを有する印刷端末へ分配し送信する。
次に、本実施の形態5の無線印刷システムの応用例について、図17を参照して説明する。
図17に示す無線印刷システムは、図14に示した実施の形態4の無線印刷システムの構成と同様の構成になっている。ここでは、その説明は省略する。なお、同図において、図14に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付すものとする。
上述した図16に示した無線印刷システムでは、クライアント111Aと印刷端末間の通信は、上述した実施の形態1の場合と同様に、それぞれの無線ポートを介して無線によるデータ送受信を行うようにしているのに対し、この応用例の無線印刷システムでは、上述した実施の形態4の場合と同様に、クライアント111Aの無線ポート111A1とアクセスポイント間については無線よるデータ送受信を行うとともに、アクセスポイントと印刷端末間については有線ネットワークを介して有線によるデータ送受信を行うようにしている。
そして、クラインと111Aは、上述した(J1)〜(J3)の印刷ジョブの分配方法と同様の分配方法の処理を実施する。ここでは、その説明は省略する。
以上説明したように、この実施の形態5の無線印刷システムによれば、印刷ジョブの印刷命令の実行順序及び/又は印刷端末の優先順位を考慮して、複数の印刷ジョブを複数の印刷端末に分配するようにしたため、使用者は、印刷ジョブの印刷命令の実行順序及び/又は印刷端末の優先順位に応じて、複数の印刷端末の中から最適な印刷端末を容易に選択することができる。
ところで、上述した実施の形態1〜5では、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位、及びクライアントと印刷端末間の推定距離(設置距離)を求め、こられを表示パネル511に表示するようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、最適な印刷端末情報の提供として、印刷端末情報に対応させて、前記優先順位あるいは前記推定距離(設置距離)の何れかの情報を表示パネル511に表示するようにしても良い。
また、上述した実施の形態1〜5では、無線通信効率処理手段(処理手段)550、560、570をクライアント111Aに設けるようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
すなわち、無線通信効率処理手段(処理手段)550、560、570を複数の印刷端末に設けるようにし、各印刷端末は、求めた無線通信効率(データ通信エラー発生率、無線応答時間、無線電波強度)をクライアント111Aに送信する。
そして、各印刷端末からの無線通信効率を受信したクライアント111Aでは、CPU520が、上述した(#1)〜(#3)の機能、又は(#4)〜(#6)の機能、又は(#7)〜(#9)の機能を遂行するようにする。
この場合も、使用者は、複数の印刷端末の中から、クライアントと印刷端末間の距離の最も短い印刷端末を最適な印刷端末として容易に選択することができるとともに、最適な印刷端末から印刷出力された出力結果を容易に回収することができる。
さらに、上述した実施の形態1〜5では、無線通信可能範囲114内に位置する複数の印刷端末に関して、印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めて、印刷パネル511を介して使用者に対して報知することで、使用者が所望の印刷端末を指定するようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
すなわち、クライアント111Aは、無線通信効率処理手段によって求められる無線通信効率に基づいて決定される複数の印刷端末についての優先順位のうち、特定の順位を予め指定する指定手段と、無線通信効率処理手段によって求められた無線通信効率に基づいて、複数の印刷端末についての優先順位を決定する優先順位決定手段と、該優先順位決定手段が決定した優先順位であって、前記指定手段が指定した特定の順位に対応する特定の印刷端末を印刷実行対象の印刷端末として処理する処理手段とを更に備える。
この場合、指定手段は入力装置512で実現され、優先順位決定手段及び処理手段はCPU520で実現される。
そして、上記優先順位を選択するモードあるいは上記推定距離(設置距離)を選択するモードの何れかのモードを使用者に選択させる。
次に、上記優先順位を選択するモードが選択された場合には、例えば第1位〜第3位の何れかの順位を使用者に指定させ、一方、上記推定距離(設置距離)を選択するモードが選択された場合は、例えば距離の長短を示す情報としての10m、50m、200mの何れかの推定距離情報を使用者に選択させる。
この場合においても、使用者は、優先順位第1位または最短の推定距離情報を選択することが可能となる。ここでは、上記優先順位を選択するモードが選択され、さらに第1位が選択されたものとする。
そして、CPU520は、上述したように無線通信範囲内に位置する印刷端末に関して、データ通信エラー発生率又は無線応答時間又は無線電波強度を求めて、優先順位を決定するとともに、既に使用者によって選択されている優先順位第1位に該当する印刷端末を、最適な印刷端末として、表示パネル511に対して表示させる。これにより、使用者は、予め指定した条件を満たす最適な印刷端末を知ることができる。
ところで、この場合は、クライアントは、無線通信の無線通信効率つまりデータ通信エ
ラー発生率又は無線応答時間又は無線電波強度に基づいて、複数の印刷端末の中から、使用者の指定条件を満たす特定の印刷端末を選定していることになる。つまり、クライアントのCPU520が、無線通信効率処理手段550によって求められる無線通信効率に基づいて複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定手段の機能を果たすことになる。
上述した実施の形態1〜5では、無線通信接続環境下に置かれた印刷端末としてプリンタを用いるようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、無線印刷システムの印刷端末は、ネットワークに対応した電子黒板や、デジタル複合機、ファクシミリ装置、また将来的にはIPV6(Internet Protocol Version4)等の規格に対応した印刷機能を有するデジタルテレビなどのデジタル家電全般などに適用することができる。
本発明の実施の形態1である無線印刷システムの構成を示す構成図 無線印刷システムにおけるクライアントの構成を示す構成図 無線通信のデータ通信エラーの発生率によるレベル判別の一例を示す図 無線印刷システムにおける印刷端末の構成を示す構成図 無線印刷システムにおける無線通信の処理手順の一例を示す図 無線通信効率を求める場合の無線通信の処理手順の一例を示す図 図6に示した無線通信の処理手順に従った無線印刷システムの動作を説明する図 本発明の実施の形態2である無線印刷システムにおけるクライアントの構成を示す構成図 クライアントと印刷端末との間の距離と無線応答速度との関係を示す図 本発明の実施の形態2である無線印刷システムにおける無線通信効率を求める場合の無線通信の処理手順の一例を示す図 本発明の実施の形態3である無線印刷システムにおけるクライアントの構成を示す構成図 クライアントと印刷端末との間の距離と無線電波強度との関係を示す図 本発明の実施の形態3である無線印刷システムにおける無線通信効率を求める場合の無線通信の処理手順の一例を示す図 本発明の実施の形態4である無線印刷システムの構成を示す構成図 図14に示した無線印刷システムの処理動作を説明する図 本発明の実施の形態5である無線印刷システムの処理の一例の動作を説明する図 本発明の実施の形態5である無線印刷システムの処理の他の例の動作を説明する図
符号の説明
111A クライアント
111A1 クライアントの無線ポート
112A〜112E 印刷端末
112A1〜112E1 印刷端末の無線ポート
113,113A〜113E 有線ネットワーク
114 無線通信可能範囲
115A〜115E アクセスポイント
511 表示パネル
512 入力装置(選定手段)
513 バッテリー
514 ROM
515 RAM
516 I/Oポート
517 ハードディスク
518 内部バス
519 無線通信ポート
520 CPU(選定手段)
521 外部機器
550,560,570 無線通信効率処理手段(処理手段)
551 通信エラーカウント手段
552 算出手段
561 無線応答時間検出手段
571 無線受信電波強度検出手段
601 表示部
602 I/F制御部
603 無線プロトコル制御部
604 無線通信ポート
605 ROM
606 RAM
607 CPU
608 I/O制御部
609 印刷エンジン制御部
610 印刷エンジン

Claims (24)

  1. クライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、前記クライアントが前記複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷システムであって、
    前記無線通信回線を介して前記クライアントと前記複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求める処理手段と、
    前記処理手段が求めた無線通信効率に基づいて前記複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定手段と、
    を有することを特徴とする無線印刷システム。
  2. 前記処理手段は、前記無線通信におけるデータ通信エラーの発生率を求めることを特徴とする請求項1記載の無線印刷システム。
  3. 前記処理手段は、前記無線通信における無線応答時間を検出することを特徴とする請求項1記載の無線印刷システム。
  4. 前記処理手段は、前記無線通信における無線電波強度を検出することを特徴とする請求項1記載の無線印刷システム。
  5. 前記無線応答時間は、前記クライアントと前記複数の印刷端末との間の定期的な無線通信における印刷端末からの応答に要する応答時間の平均であることを特徴とする請求項3記載の無線印刷システム。
  6. 前記クライアントは、前記処理手段を備え、
    前記処理手段は、前記無線通信におけるデータ通信エラーの発生回数をカウントする通信エラーカウント手段と、所定時間内に前記通信エラーカウント手段によってカウントされた前記データ通信エラーの発生回数の平均を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする請求項2記載の無線印刷システム。
  7. 前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項1、2または6記載の無線印刷システム。
  8. 前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項1、3または5記載の無線印刷システム。
  9. 前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求めるとともに、当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項1または4記載の無線印刷システム。
  10. 前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項1、2、6または7記載の無線印刷システム。
  11. 前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項1、3、5または8記載の無線印刷システム。
  12. 前記クライアントは、前記処理手段によって求められた前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出するとともに、当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項1、4または9記載の無線印刷システム。
  13. 前記クライアントは、前記印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位に応じて、印刷指令に基づく印刷ジョブを前記複数の印刷端末に分配する印刷分配手段を更に備えたことを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の無線印刷システム。
  14. クライアントと複数の印刷端末とが無線通信回線を介して接続され、前記クライアントが前記複数の印刷端末中の特定の印刷端末に対して印刷指令を与えて印刷実行させる無線印刷制御方法であって、
    前記無線通信回線を介して前記クライアントと前記複数の印刷端末との間で実施される無線通信の無線通信効率を求める処理ステップと、
    前記処理ステップにより求められた無線通信効率に基づいて前記複数の印刷端末の中から特定の印刷端末を選定する選定ステップと、
    を含むことを特徴とする無線印刷制御方法。
  15. 前記処理ステップは、前記無線通信におけるデータ通信エラーの発生率を求めるステップを含むことを特徴とする請求項14記載の無線印刷制御方法。
  16. 前記処理手ステップは、前記無線通信における無線応答時間を検出するステップを含むことを特徴とする請求項14記載の無線印刷制御方法。
  17. 前記処理ステップは、前記無線通信における無線電波強度を検出するステップを含むことを特徴とする請求項14記載の無線印刷制御方法。
  18. 前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項15記載の無線印刷制御方法。
  19. 前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項16記載の無線印刷制御方法。
  20. 前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末に関して印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位を求め、さらに当該優先順位情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項17記載の無線印刷制御方法。
  21. 前記クライアントは、前記複数の印刷端に対応する前記データ通信エラーの発生率に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項15または18記載の無線印刷制御方法
  22. 前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線応答時間に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項16または19記載の無線印刷制御方法。
  23. 前記クライアントは、前記複数の印刷端末に対応する前記無線電波強度に基づいて、当該複数の印刷端末までの距離を算出し、さらに当該距離情報を当該複数の印刷端末に対応付けて報知することを特徴とする請求項17または20記載の無線印刷制御方法。
  24. 前記クライアントは、前記印刷実行対象とすべき印刷端末の優先順位に応じて、印刷指令に基づく印刷ジョブを前記複数の印刷端末に分配することを特徴とする請求項18〜20の何れか一項に記載の無線印刷制御方法。
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