JP5109079B2 - 炎感知器 - Google Patents

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Description

本発明は、炎感知器に関する。
図1は在来の炎感知器の構成例を示す図である。在来の炎感知器は、CO共鳴放射の波長帯の赤外線である例えば概ね4.4〜4.5μm付近の赤外線を透過する第1のバンドパスフィルタ53aと、第1のバンドパスフィルタ53aからの光を受光する第1の赤外線受光素子(赤外線受光センサ)53bと、CO共鳴放射の波長帯近傍の赤外線である概ね5.0μm付近の赤外線を透過する第2のバンドパスフィルタ54aと、第2のバンドパスフィルタ54aからの光を受光する第2の赤外線受光素子(赤外線受光センサ)54bとを備え、第1,第2のバンドパスフィルタ53a,54aの前面には、サファイアガラス等の赤外線透光性の部材により形成された共通の保護ガラス52が設けられている。
これにより、第1の赤外線受光素子53bからは、第1のバンドパスフィルタ53aで設定された4.4〜4.5μm付近の赤外線に基づいたセンサ出力が生じ、また、第2の赤外線受光素子54bからは、第2のバンドパスフィルタ54aで設定された5.0μm付近の赤外線に基づいたセンサ出力が生じ、この第1の赤外線受光素子53bのセンサ出力と第2の赤外線受光素子54bのセンサ出力とをそれぞれ増幅器55,56で同じ増幅率で増幅し、コンパレータ57で比較して、炎を検出することができる。
すなわち、図2に示すように、炎は、第1のバンドパスフィルタ53aで設定された4.4〜4.5μm付近の波長域(第1の波長域)で相対強度が最も大きく、第2のバンドパスフィルタ54aで設定された5.0μm付近の波長域(第2の波長域)では相対強度が小さいので、第1の赤外線受光素子53bのセンサ出力が第2の赤外線受光素子54bのセンサ出力より大きくなる場合に、炎として検出することができる。
ところで、保護ガラス52に使用されているサファイアガラスは、概ね0.3〜7.6μmの光を透過する。つまり、保護ガラス52に使用されているサファイアガラスは、赤外線の他に可視光線及び近赤外線も透過するので、第1,第2のバンドパスフィルタ53a,54aには、可視光線および近赤外線が直接照射されることとなる。この場合、第1,第2のバンドパスフィルタ53a,54aにおいて、透過域以外の光エネルギー(すなわち、可視光線及び近赤外線の光エネルギー)は熱に変換され、周囲に二次幅射として放射される。
図1に示したような従来の炎感知器では、この二次幅射を第1,第2の赤外線受光素子53b,54bが検出してしまい、本来バンドパスフィルタを透過しない可視光線,近赤外線に対して感度を持ってしまうという問題がある。
特に、炎感知器の設置環境には、太陽光や電球などの誤報要因が存在し、これらから放射される可視光線及び近赤外線の影響を大きく受ける場合があり、精度よく炎を検出することができないという問題がある。
これは、4.4〜4.5μm付近の赤外線に基づいて炎検出を行なう1波長式の炎感知器や、その他の多波長式の炎感知器についても同様の問題である。
このような問題に対する対策として(すなわち、二次幅射による影響(例えば誤報)を防止するのに)、従来、特許文献1に示されているような方法が案出されている。すなわち、特許文献1では、保護ガラスの裏面側に、可視光線及び近赤外線をカットする蒸着膜を形成し、可視光線及び近赤外線が第1,第2のバンドパスフィルタに入射しないようにしている。
特開2006−98372号公報
しかしながら、特許文献1のように保護ガラスに可視光線及び近赤外線をカットする機能をもたせ、可視光線及び近赤外線が第1,第2のバンドパスフィルタに入射しないようにする場合には、二次幅射による影響(例えば誤報)を防止できるものの、保護ガラスを透過する分の光の減衰が発生してしまい、第1および第2のバンドパスフィルタに入射する光量が減少して炎を検出する感度が低下してしまうという問題があった。
本発明は、炎を検出する感度を低下させることなく、二次幅射による影響(例えば誤報)を防止でき、精度よく炎を検出することが可能な炎感知器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、炎特有の赤外線波長の光を選択して透過する第1のバンドパスフィルタと、第1のバンドパスフィルタからの光を受光する第1の赤外線受光素子と、炎特有の赤外線波長ではない赤外線波長の光を選択して透過する第2のバンドパスフィルタと、第2のバンドパスフィルタからの光を受光する第2の赤外線受光素子とを備え、前記第1の赤外線受光素子の出力を第2の赤外線受光素子の出力と比較することにより炎を検出する炎感知器において、
前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)を入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量を前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくさせる透過量調整手段と、
前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、前記第1の赤外線受光素子と前記第2の赤外線受光素子との出力が同じレベルとなるように前記第1の赤外線受光素子と前記第2の赤外線受光素子との出力を調整する出力調整手段とが設けられていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の炎感知器において、前記透過量調整手段は、前記第2のバンドパスフィルタの半値幅が前記第1のバンドパスフィルタの半値幅よりも狭いものとして構成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の炎感知器において、前記透過量調整手段は、前記第2のバンドパスフィルタの光の減衰率が、前記第1のバンドパスフィルタの光の減衰率よりも大きいものとして構成されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の炎感知器において、前記出力調整手段は、前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量が前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、前記第2の赤外線受光素子の出力の感度を前記第1の赤外線受光素子の出力の感度よりも大きくすることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の炎感知器において、前記出力調整手段は、前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量が前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、前記第2の赤外線受光素子の出力を前記第1の赤外線受光素子の出力よりも大きな増幅率で増幅することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の炎感知器において、前記出力調整手段は、前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量が前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、前記第2の赤外線受光素子の出力を前記第1の赤外線受光素子の出力よりも所定の補正量だけ予め高く設定しておくことを特徴としている。
請求項1乃至請求項6記載の発明によれば、炎特有の赤外線波長の光を選択して透過する第1のバンドパスフィルタと、第1のバンドパスフィルタからの光を受光する第1の赤外線受光素子と、炎特有の赤外線波長ではない赤外線波長の光を選択して透過する第2のバンドパスフィルタと、第2のバンドパスフィルタからの光を受光する第2の赤外線受光素子とを備え、前記第1の赤外線受光素子の出力を第2の赤外線受光素子の出力と比較することにより炎を検出する炎感知器において、
前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)を入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量を前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくさせる透過量調整手段と、
前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、前記第1の赤外線受光素子と前記第2の赤外線受光素子との出力が同じレベルとなるように前記第1の赤外線受光素子と前記第2の赤外線受光素子との出力を調整する出力調整手段とが設けられているので、
炎を検出する感度を低下させることなく、二次幅射による影響(例えば誤報)を防止でき、精度よく炎を検出することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図3,図4は本発明に係る炎感知器の一構成例を示す図である。
図3を参照すると、本発明の炎感知器は、本体(ケース)1と、該本体1の開口部を覆う保護ガラス2と、前記本体1に設けられた第1,第2の素子筐体3,4とを有している。
ここで、保護ガラス2は、サファイアガラス等の赤外線透光性の部材により形成されている。
また、第1の素子筐体3内には、炎特有の赤外線波長の光を選択して透過する(CO共鳴放射の波長帯の赤外線である例えば概ね4.4〜4.5μm付近の波長域(第1の波長域)の赤外線を透過する)第1のバンドパスフィルタ3aと、第1のバンドパスフィルタ3aからの光(ここで、第1のバンドパスフィルタ3aからの光とは、第1のバンドパスフィルタ3aからの透過光のみならず、第1のバンドパスフィルタ3aからの二次輻射なども含むものとする)を受光する第1の赤外線受光素子3bとが設けられている。
また、第2の素子筐体4内には、炎特有の赤外線波長ではない赤外線波長の光を選択して透過する(CO共鳴放射の波長帯近傍の赤外線である概ね5.0μm付近の波長域(第2の波長域)の赤外線を透過する)第2のバンドパスフィルタ4aと、第2のバンドパスフィルタ4aからの光(ここで、第2のバンドパスフィルタ4aからの光とは、第2のバンドパスフィルタ4aからの透過光のみならず、第2のバンドパスフィルタ4aからの二次輻射なども含むものとする)を受光する第2の赤外線受光素子4bとが設けられている。
なお、第1,第2のバンドパスフィルタ3a,4aの基材(母材)は、例えばシリコン基材で構成されている。
また、第1,第2の赤外線受光素子3b,4bには、例えば焦電型赤外線センサが用いられる。ここで、焦電型赤外線センサとは、焦電物質の焦電特性を利用したもので、あらゆる物体から放出される赤外線エネルギーを検出するセンサである。焦電型赤外線センサは、広域帯の波長感度を有し、波長依存性がない等の優れた特性をもっているため、光学フィルタを使い分けるだけで、いろいろな温度センサを作ることができる。焦電型赤外線センサの種類として、PZT系(ジルコン酸チタン酸鉛)、LiTa0系(タンタル酸リチウム)、PVF2、PbTa0などがある。
そして、図4に示すように、第1の赤外線受光素子3bの出力は、例えば、増幅部(例えばオペアンプ)5で増幅され、また、第2の赤外線受光素子4bの出力は、例えば、増幅部(例えばオペアンプ)6で増幅され、それぞれ処理部7に入力されるようになっている。
処理部7では、第1の赤外線受光素子3bの出力(図4の例では、増幅部5の出力)を第2の赤外線受光素子4bの出力(図4の例では、増幅部6の出力)と比較することにより、炎を検出するようになっている。
ところで、本発明では、炎を検出する感度を低下させることなく、二次幅射による影響(例えば誤報)を防止でき、精度よく炎を検出するために、
第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)を入射させたときに、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量を第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくさせる透過量調整手段と、
第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力が同じレベルとなるように第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力を調整する出力調整手段8とが設けられている。
ここで、透過量調整手段は、例えば図5に示すように、第2のバンドパスフィルタ4aの半値幅が前記第1のバンドパスフィルタ3aの半値幅よりも狭いものとして構成することができる。あるいは、透過量調整手段は、例えば図6に示すように、第2のバンドパスフィルタ4aの光の減衰率が、第1のバンドパスフィルタ3aの光の減衰率よりも大きいものとして構成することもできる。
なお、半値幅というのは、フィルタの特性を表すのに使われる量であって、簡単に言うと、通す波長の幅のことで、これが広いほど広い範囲の光がたくさん通り、狭いと限られた範囲の光だけが通る。正確には、透過波長域内で強度が最高値の半分になる最短の波長と最長の波長との間の波長差として定義される。
また、第2のバンドパスフィルタ4aを第1のバンドパスフィルタ3aよりも光の減衰率が大きい構成にするには、第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)の少なくとも一部の波長域で透過光量を減衰させる機能を第2のバンドパスフィルタ4aにもたせれば良い。図6の例では、第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)の全ての波長域で透過光量を減衰させているが、例えば図7(a),(b),(c),(d)などに示すように、第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)の少なくとも一部の波長域で透過光量を減衰させれば良い。なお、図7(c),(d)の例では、一部の波長域で透過光量が“0”になるまで減衰させており、図7(d)の例は、実質的に、第2のバンドパスフィルタ4aの半値幅を前記第1のバンドパスフィルタ3aの半値幅よりも狭いものにする構成と同じである。
また、出力調整手段8は、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量が第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、第2の赤外線受光素子4bの出力の感度を第1の赤外線受光素子3bの出力の感度よりも大きくするものとして構成できる。より具体的に、出力調整手段8は、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量が第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、第2の赤外線受光素子4bの出力を第1の赤外線受光素子3bの出力よりも大きな増幅率で増幅するものとして構成できる。
図8,図9は、出力調整手段8が上記のように構成されている場合(すなわち、第2の赤外線受光素子4bの出力の感度を第1の赤外線受光素子3bの出力の感度よりも大きくするものとして構成されている場合)の構成例,具体例を示す図である。
図8を参照すると、出力調整手段8は、図4の構成において、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、増幅部5,6の増幅率を調整するようになっている。図9の例では、出力調整手段8は、具体的には、図4の構成において、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、増幅部6の増幅率を大きくするようになっている。
なお、図8,図9の場合、出力調整手段8は、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、手動によって、増幅部5,6の増幅率を調整するように構成されていても良いし、あるいは、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、自動的に(例えばCPUの制御によって)、増幅部5,6の増幅率を調整するように構成されていても良い。
また、他の構成例として、出力調整手段8は、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量が第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、第2の赤外線受光素子4bの出力を第1の赤外線受光素子3bの出力よりも所定の補正量だけ予め高く設定しておくこともできる。
図10,図11は、出力調整手段8が上記のように構成されている場合(すなわち、第2の赤外線受光素子4bの出力を第1の赤外線受光素子3bの出力よりも所定の補正量だけ予め高く設定しておく場合)の構成例,具体例を示す図である。
図10を参照すると、出力調整手段8は、図4の構成において、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、処理部7の所定の補正値を調整するようになっている。図11の例では、出力調整手段8は、処理部7のコンパレータ9の増幅部6からの出力を入力する側において、増幅部6からの出力に所定の補正量を加算器10で加算するように構成されている。
なお、図10,図11の場合も、出力調整手段8は、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、手動によって、処理部7の所定の補正値を調整するように構成されていても良いし、あるいは、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力に応じて、自動的に(例えばCPUの制御によって)、処理部7の所定の補正値を調整するように構成されていても良い。
次に、このような構成の本発明の炎感知器の動作について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、透過量調整手段は、第2のバンドパスフィルタ4aの半値幅が第1のバンドパスフィルタ3aの半値幅よりも狭いものとして構成されているとする。また、出力調整手段8は、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量が第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、第2の赤外線受光素子4bの出力の感度を第1の赤外線受光素子3bの出力の感度よりも大きくするものとして(より具体的には、第2の赤外線受光素子4bの出力を第1の赤外線受光素子3bの出力よりも大きな増幅率で増幅するものとして)構成されているとする。
このような炎感知器では、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)を入射させた場合、第1のバンドパスフィルタ3aより第2のバンドパスフィルタ4aの半値幅が小さいため、第2のバンドパスフィルタ4aを透過する光量が第1のバンドパスフィルタ3aを透過する光量よりも小さくなり、結果として、第2の赤外線受光素子4bの受光量が第1の赤外線受光素子3bの受光量よりも小さくなって、第2の赤外線受光素子4bの出力は第1の赤外線受光素子3bの出力よりも小さくなる。そのため、第2の赤外線受光素子4b,第1の赤外線受光素子3bから同じ出力が得られるようにするには、第1の赤外線受光素子3bの出力よりも第2の赤外線受光素子4bの出力を上げる方向で調整をしなければならなくなる。
図12には、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)を入射させた場合に、第2の赤外線受光素子4b,第1の赤外線受光素子3bから同じ出力が得られるようにする感度調整の関係が示されている。
この感度調整は、具体的には、図13に示すように、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量が第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、第2の赤外線受光素子4bの出力を第1の赤外線受光素子3bの出力よりも大きな増幅率で増幅することによってなされる。
図14には、この感度調整の仕方の例が示されている。図14の例では、調整用標準光を出射する光源を用い、この光源からの調整用標準光を第1,第2のバンドパスフィルタ3a,4aに入射させ、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量が第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量よりも少なくなる分を相殺(補償)するように、第2の赤外線受光素子4bの出力を第1の赤外線受光素子3bの出力よりも大きな増幅率で増幅することによって感度調整がなされる。
図13,図14に示すような感度調整がなされた炎感知器では、炎が発生したとき、炎の光の波長は、CO共鳴放射の波長帯の赤外線である例えば概ね4.4〜4.5μm付近であることから、図15に示すように、第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量は、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量よりも大きく、さらに、第2のバンドパスフィルタ4aの半値幅は第1のバンドパスフィルタ3aの半値幅よりも狭くなっているので、第1のバンドパスフィルタ3aの光の透過量は、第2のバンドパスフィルタ4aの光の透過量よりも著しく大きい。したがって、第1の赤外線受光素子3bの出力は第2の赤外線受光素子4bの出力よりも著しく大きく、増幅器6の増幅率が増幅器5の増幅率よりも大きく設定されていても、図16に示すように増幅器5からの出力の方が増幅器6からの出力よりも大きくなる。これによって、コンパレータの出力は“1”(ハイ)になり、これにより、炎であると確実に検出することができる。
ところで、第1,第2のバンドパスフィルタ3a,4aの母材,蒸着膜などがほぼ同じ材質を使用している場合(透過域が近接している場合)、図17に示すように、第1,第2のバンドパスフィルタ3a,4aのいずれをも透過しない波長域の光(例えば太陽光)が入射すると、第1,第2のバンドパスフィルタ3a,4aからは、ほぼ同じ光エネルギーの二次輻射が放射される。第1,第2のバンドパスフィルタ3a,4aから放射された二次輻射は、第1,第2の赤外線受光素子3b,4bに直接入射するため、第1,第2の赤外線受光素子3b,4bは同じ量のエネルギーを受光し、同じ出力値を出力する。しかしながら、この場合、前述の感度調整によって、増幅器6の増幅率が増幅器5の増幅率よりも大きく設定されているので、図18に示すように、増幅器6からの出力の方が増幅器5からの出力よりも大きくなる。これによって、コンパレータの出力は“0”(ロウ)となる。これにより、炎ではないと検知でき、二次輻射による影響(誤報)を防止することができる。
このように、本発明においても、前述の特許文献1と同様に、赤外線受光素子の前面に設けてあるバンドパスフィルタから放射される二次輻射によって、感知器が誤動作するのを防止することができるが、特許文献1の仕方では、保護ガラスに可視光線及び近赤外線をカットする機能をもたせ、可視光線及び近赤外線を第1,第2のバンドパスフィルタのいずれにも入射させないようにしており、従って、第2のバンドパスフィルタ4aのみならず第1のバンドパスフィルタ3aに入射する光をも減衰させてしまうのに対し、本発明では、第1のバンドパスフィルタ3aにおいては所定の波長域(第1の波長域)の光を減衰させずに透過させるように構成できるので、炎の検出感度を特許文献1のように低下させずに済み、炎の判別をより正確に精度良く行なうことが可能となる。
なお、上述した例では、出力調整手段8は、図8,図9に示したように増幅器5,6の増幅率を調整するか、あるいは、図10に示したように、処理部7の補正値を調整するようになっているが、図19に示すように増幅器5,6の増幅率を調整するとともに処理部7の補正値を調整するようになっていても良い。さらに、図4,図8,図9,図10,図19の例では、増幅部5,6が別体として設けられているが、増幅部5,6の機能を例えば処理部7内にもたせることも可能であり、さらに他の変形も本発明の範囲である。
換言すれば、出力調整手段8としては、第1のバンドパスフィルタ3aと第2のバンドパスフィルタ4aとに、第1のバンドパスフィルタ3aの透過波長域(第1の波長域)と第2のバンドパスフィルタ4aの透過波長域(第2の波長域)とで同じエネルギーをもつ光(具体的には、例えば4.0〜5.0μmの波長域で波長依存性のない同じエネルギーをもつ光)をそれぞれ入射させたときに、第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力が同じレベルとなるように第1の赤外線受光素子3bと第2の赤外線受光素子4bとの出力を調整するものであれば、上記各例に限定されず、任意所望のものを用いることができる。
また、上述した例では、透過量調整手段として、図5,図6,図7(a),(b),(c),(d)をそれぞれ例示したが、透過量調整手段としては、第2のバンドパスフィルタ4aの半値幅が前記第1のバンドパスフィルタ3aの半値幅よりも狭いものとして構成する場合も含めて、第2のバンドパスフィルタ4aの光の減衰率が、第1のバンドパスフィルタ3aの光の減衰率よりも大きいものとして構成されているものであれば、上記各例に限定されず、任意所望のものを用いることができる。
本発明は、火災報知システム等に利用可能である。
在来の炎感知器の構成例を示す図である。 各種熱源の波長に対する分光相対強度を示す図である。 本発明に係る炎感知器の一構成例を示す図である。 本発明に係る炎感知器の一構成例を示す図である。 透過量調整手段の構成例を説明するための図である。 透過量調整手段の構成例を説明するための図である。 透過量調整手段の構成例を説明するための図である。 出力調整手段の構成例を示す図である。 出力調整手段の具体例を示す図である。 出力調整手段の構成例を示す図である。 出力調整手段の具体例を示す図である。 感度調整の関係を示す図である。 感度調整を説明するための図である。 感度調整の仕方の例を示す図である。 本発明の炎感知器において、炎を検出する場合を説明するための図である。 本発明の炎感知器において、炎を検出する場合を説明するための図である。 本発明の炎感知器において、二次輻射による影響(誤報)の防止を説明するための図である。 本発明の炎感知器において、二次輻射による影響(誤報)の防止を説明するための図である。 本発明の炎感知器の他の構成例を示す図である。
符号の説明
1 本体(ケース)
2 保護ガラス
3 第1の素子筐体
4 第2の素子筐体
3a,4a バンドパスフィルタ
3b,4b 赤外線受光素子
5,6 増幅部
7 処理部
8 出力調整手段
9 コンパレータ
10 加算器

Claims (6)

  1. 炎特有の赤外線波長の光を選択して透過する第1のバンドパスフィルタと、第1のバンドパスフィルタからの光を受光する第1の赤外線受光素子と、炎特有の赤外線波長ではない赤外線波長の光を選択して透過する第2のバンドパスフィルタと、第2のバンドパスフィルタからの光を受光する第2の赤外線受光素子とを備え、前記第1の赤外線受光素子の出力を第2の赤外線受光素子の出力と比較することにより炎を検出する炎感知器において、
    前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光を入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量を前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくさせる透過量調整手段と、
    前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光をそれぞれ入射させたときに、前記第1の赤外線受光素子と前記第2の赤外線受光素子との出力が同じレベルとなるように前記第1の赤外線受光素子と前記第2の赤外線受光素子との出力を調整する出力調整手段とが設けられていることを特徴とする炎感知器。
  2. 請求項1記載の炎感知器において、前記透過量調整手段は、前記第2のバンドパスフィルタの半値幅が前記第1のバンドパスフィルタの半値幅よりも狭いものとして構成されていることを特徴とする炎感知器。
  3. 請求項1記載の炎感知器において、前記透過量調整手段は、前記第2のバンドパスフィルタの光の減衰率が、前記第1のバンドパスフィルタの光の減衰率よりも大きいものとして構成されていることを特徴とする炎感知器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の炎感知器において、前記出力調整手段は、前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光をそれぞれ入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量が前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくなる分を相殺するように、前記第2の赤外線受光素子の出力の感度を前記第1の赤外線受光素子の出力の感度よりも大きくすることを特徴とする炎感知器。
  5. 請求項4記載の炎感知器において、前記出力調整手段は、前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光をそれぞれ入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量が前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくなる分を相殺するように、前記第2の赤外線受光素子の出力を前記第1の赤外線受光素子の出力よりも大きな増幅率で増幅することを特徴とする炎感知器。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の炎感知器において、前記出力調整手段は、前記第1のバンドパスフィルタと前記第2のバンドパスフィルタとに、前記第1のバンドパスフィルタの透過波長域と前記第2のバンドパスフィルタの透過波長域とで同じエネルギーをもつ光をそれぞれ入射させたときに、前記第2のバンドパスフィルタの光の透過量が前記第1のバンドパスフィルタの光の透過量よりも少なくなる分を相殺するように、前記第2の赤外線受光素子の出力を前記第1の赤外線受光素子の出力よりも所定の補正量だけ予め高く設定しておくことを特徴とする炎感知器。
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