JP5108613B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ワーク等の被固定物を固定するためのクランプ装置に関するものである。
従来、例えば、被固定物としてのワークを取付具ベース等に簡易に固定するためのクランプ装置として、トグルクランプがあった(例えば、非特許文献1参照)。このトグルクランプは、レバーに設けられた操作部を操作する手の力を、被固定物を押える力に変換するリンク機構を備えており、このリンク機構を通じて、被固定物をクランプするものであった。
「治具用標準部品1990.9→1992.8」株式会社ミスミ、1990年、p.335−354
ところで、前記従来のトグルクランプにあっては、手の力で被固定物としてのワークを押す力を発生させていたため、このことが作業者の負担となっていた。また、トグルクランプは、クランプ完了位置までレバーを押し込む必要があるため、押し込み加減が影響し、ワークの固定(クランプ)が不確実となる虞があった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、作業者の負担を軽減することができ、かつ、被固定物を確実に固定することができる、クランプ装置を提供することにある。
この発明に係るクランプ装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係るクランプ装置は、被固定物を固定するためのクランプ装置であって、基体と、前記被固定物を押える押え部と、手で操作される操作部と、伝達体とを、備える。この伝達体は、前記基体に取り付けられて、前記押え部が、前記被固定物を押す押し位置と、前記被固定物から離れて待機する待機位置との間を移動するよう、前記操作部の動きを前記押え部に伝達するものである。また、前記基体は、前記伝達体に備わる第1対向部が動く方向に直交する方向において、その第1対向部と対向する第2対向部を有する。そして、前記第1対向部と前記第2対向部との一方の対向部には、その一方の対向部から他方の対向部に向かう方向に弾性付勢される圧子が設けられ、前記他方の対向部には、前記圧子によって圧せられる被圧面が設けられる。そこで、前記被圧面には、前記押え部が前記押し位置に位置するときに、前記圧子が入り込もうとする第1凹部が設けられ、その第1凹部に前記圧子が入り込もうとする力を、前記第1対向部が受けて、前記押え部が前記被固定物を押す側に付勢されてその被固定物を押す
このクランプ装置によると、被固定物を固定する際には、被固定物を固定位置に配置した後、操作部を操作し、伝達体を通じて、押え部を待機位置から押し位置に移動させる。この押し位置では、被圧面に設けられた第1凹部に、弾性付勢される圧子が入り込もうとする力を、伝達体の第1対向部が受けて、押え部が、被固定物を押す側に付勢される。そこで、この付勢される力により、押え部は、被固定物を押し、その被固定物は、固定される。
また、請求項2に記載の発明に係るクランプ装置は、請求項1に記載のクランプ装置において、前記被圧面には、前記押え部が前記待機位置に位置するときに、前記圧子が入る第2凹部が設けられる。このように、押え部が待機位置に位置するときには、弾性付勢される圧子が第2凹部に入ることで、押え部は、待機位置に保持される。
また、請求項3に記載の発明に係るクランプ装置は、請求項2に記載のクランプ装置において、前記被圧面には、前記第1凹部と前記第2凹部との間に、前記圧子の道筋となる窪みが設けられ、この窪みは、前記第1凹部側から前記第2凹部側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成される。
また、請求項に記載の発明に係るクランプ装置は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクランプ装置において、前記押え部と前記操作部とは、前記伝達体に一体に設けられる。そして、前記伝達体は、前記押え部が前記押し位置と前記待機位置との間を移動するよう、前記基体に回動可能に支持される。
また、請求項に記載の発明に係るクランプ装置は、請求項に記載のクランプ装置において、前記第2対向部が前記一方の対向部となるとともに、前記第1対向部が前記他方の対向部となる。そして、前記伝達体は、その対称位置する両面に、前記被圧面が設けられた前記第1対向部を有し、それら第1対向部の各々に対応して、前記基体は、前記圧子が設けられた前記第2対向部を有する。このように、伝達体の対称位置する両面に、被圧面が設けられた第1対向部を配置し、それら第1対向部の各々に対応して、基体に、圧子が設けられた第2対向部を配置することで、圧子の力を受ける伝達体のバランスが保たれ、伝達体の動きが円滑となる。さらに、被圧面と圧子とが2組設けられることで、押え部が被固定物を押す力を大きくすることができ、被固定物を強く固定することができる。
また、請求項に記載の発明に係るクランプ装置は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクランプ装置において、前記伝達体は、前記押え部が先端に設けられた棒部材と、前記操作部が先端に設けられたレバー部材とを備える。ここにおいて、前記棒部材は、前記押え部が前記押し位置と前記待機位置との間を移動するよう、前記基体にスライド可能に支持される。そして、前記レバー部材は、前記基体に回動可能に取り付けられる。そこで、前記レバー部材と前記棒部材との間には、前記レバー部材の回動を前記棒部材のスライドに変換する変換機構が設けられる。
また、請求項に記載の発明に係るクランプ装置は、請求項に記載のクランプ装置において、前記第2対向部が前記一方の対向部となるとともに、前記第1対向部が前記他方の対向部となる。そして、前記棒部材は、その対称位置する両側面に、前記被圧面が設けられた前記第1対向部を有し、それら第1対向部の各々に対応して、前記基体は、前記圧子が設けられた前記第2対向部を有する。このように、棒部材の対称位置する両側面に、被圧面が設けられた第1対向部を配置し、それら第1対向部の各々に対応して、基体に、圧子が設けられた第2対向部を配置することで、圧子の力を受ける棒部材のバランスが保たれ、棒部材の動きが円滑となる。さらに、被圧面と圧子とが2組設けられることで、押え部が被固定物を押す力を大きくすることができ、被固定物を強く固定することができる。
また、請求項8に記載のクランプ装置は、請求項に記載のクランプ装置において、前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記伝達体が前記基体に回動可能に支持される軸心を中心とする半径方向にて互いに対向位置する。
また、請求項9に記載のクランプ装置は、請求項8に記載のクランプ装置において、前記第2対向部が前記一方の対向部となるとともに、前記第1対向部が前記他方の対向部となり、前記圧子は、コイルスプリングによって弾性付勢される。
また、請求項10に記載のクランプ装置は、請求項9に記載のクランプ装置において、前記基体は、基体本体と、その基体本体から延設されて固定ベースにねじ込まれる取付部とを備え、前記基体本体から前記取付部に渡って、前記圧子と前記コイルスプリングが収容される収容孔が設けられる。このように、基体本体から取付部に渡って、収容孔を設けるとともに、その収容孔に圧子とコイルスプリングとを挿入することで、固定ベースにねじ込まれる取付部を有効に利用することができ、これによって、このクランプ装置を小型化することができる。
この発明に係るクランプ装置によれば、弾性付勢される圧子が第1凹部に入り込もうとする力を用いて、被固定物を押す力を発生させるため、作業者の負担を軽減することができる。しかも、操作部を操作して押え部を押し位置側に移動させると、弾性付勢される圧子が第1凹部に入り込もうとすることで、押え部が自動的に押し位置に移動して被固定物を押すため、被固定物を確実に固定することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、固定ベースである。2は、被固定物としてのワークである。3は、前記ワーク2を前記固定ベース1に固定するためのクランプ装置である。
このクランプ装置3は、基体4と、ワーク2を押える押え部5と、手で操作される操作部6と、伝達体7とを、備える。ここで、伝達体7は、基体4に取り付けられて、押え部5が、ワーク2を押す押し位置(図6、図7参照)と、ワーク2から離れて待機する待機位置(図8、図9参照)との間を移動するよう、操作部6の動きを押え部5に伝達するものである。
そして、基体4は、伝達体7に備わる第1対向部7aが動く方向に直交する方向において、その第1対向部7aと対向する第2対向部4aを有する。そして、第1対向部7aと第2対向部4aとの一方の対向部8には、その一方の対向部8から他方の対向部9に向かう方向に弾性付勢される圧子8aが設けられ、前記他方の対向部9には、圧子8aによって圧せられる被圧面9aが設けられる。そこで、被圧面9aには、押え部5が前記押し位置に位置するときに、圧子8aが入り込もうとする第1凹部9bが設けられ、その第1凹部9bに圧子8aが入り込もうとする力を、伝達体7の第1対向部7aが受けて、押え部5がワーク2を押す側に付勢される(図6、図7参照参照)。また、被圧面9aには、押え部5が前記待機位置に位置するときに、圧子8aが入る第2凹部9cが設けられている(図8、図9参照)。
図示実施の形態においては、押え部5と操作部6とは、伝達体7に一体に設けられる。そして、伝達体7は、押え部5が前記押し位置と前記待機位置との間を移動するよう、基体4に回動可能に支持される。これによって、操作部6と押え部5とは、伝達体7を通じて一体となって回動し、その回動により、押え部5は、前記押し位置と前記待機位置との間を移動することになる。また、基体4に備わる前記第2対向部4aが、前記一方の対向部8となるとともに、伝達体7に備わる前記第1対向部7aが、前記他方の対向部9となる。すなわち、基体4の第2対向部4aに、弾性付勢される圧子8aが設けられ、伝達体7の第1対向部7aに、圧子8aによって圧せられる被圧面9aが設けられる。詳細には、伝達体7は、その対称位置する両面に、前記被圧面9aが設けられた第1対向部7aを有し、それら第1対向部7a、7aの各々に対応して、基体4は、前記圧子8aが設けられた第2対向部4aを有する。
具体的には、固定ベース1は、盤状に形成されている。そこで、クランプ装置3は、固定ベース1に、基体4が取付固定されることで、取り付けられる。
クランプ装置3においては、基体4は、底板部4bと、間隔をあけて対向位置するよう前記底板部4bから起立した一対の起立部4c、4cとで、略U字状に形成されている。そして、この基体4は、側方に突出するように取付用のフランジ部4d、4dを有しており、このフランジ部4dには、基体4を固定ベース1に取付固定するための、固定ボルト挿入用の取付孔4eが明けられている。
そして、基体4は、起立部4cが、前記第2対向部4aとなって、その起立部4cに、例えば、スチールボール等からなる前記圧子8aが設けられる。詳細には、各起立部4cには、その外側面に、弾性部材としての板ばね10が収容される収容凹部4fが形成されている。また、各起立部4cには、収容凹部4f部分において、内外に貫通するようにして、前記圧子8aが挿入される圧子収容孔4gと、軸部材11を支持する軸孔4hとが明けられている。そこで、収容凹部4fに収容された板ばね10は、一端側が、ネジ12によって固定されて、他端側が、圧子収容孔4gに挿入された圧子8aを弾性付勢する。また、この板ばね10は、その中間部分において、軸孔4h、4hを連通する軸部材11を抜け止めする。
伝達体7は、扇形をした板形状をしており、その扇の一方側に、アーム部7bが突出形成され、他方側に、操作レバー7cが固定されている。そこで、アーム部7bに、前記押え部5を形成する雄ネジ13が取付固定される。そして、操作レバー7cの先端には、ノブからなる前記操作部6が設けられる。また、伝達体7には、その扇を形成する中心位置に、前記軸部材11が挿入される軸孔7dが明けられている。そして、この伝達体7は、基体4における起立部4c、4c間に配置されて、前記軸部材11により、基体4に回動可能に支持される。詳細には、軸孔7dには、ブッシュ14が挿入されており、そのブッシュ14に軸部材11が挿入されることで、伝達体7は、これらブッシュ14および軸部材11を介して、基体4に回動可能に支持される。
そして、伝達体7は、その両面が、前記第1対向部7a、7aとなって、伝達体7の各面の、軸孔7dを中心とした円弧部分が、前記第1凹部9bおよび第2凹部9cが設けられた被圧面9aとなる。この被圧面9aには、図3および図5に示すように、第1凹部9bおよび第2凹部9cに加えて、第1凹部9bと第2凹部9cとの間に、圧子8aの道筋となる窪み9dが設けられている。そして、窪み9dは、第1凹部9b側から第2凹部9c側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成される。
次に、第一の実施の形態に示すクランプ装置3の作用効果について説明する。このクランプ装置3によると、ワーク2を固定するには、ワーク2を固定ベース1における固定位置に配置した後、操作部6を操作(詳細には、反時計回り方向に回動操作)し、伝達体7を通じて、押え部5を待機位置(図8、図9参照)から押し位置(図6、図7参照)に移動(詳細には、回動)させる。この押し位置では、被圧面9aに設けられた第1凹部9bに、弾性付勢される圧子8aが入り込もうとする力を、伝達体7の第1対向部7aが受けて、押え部5が、ワーク2を押す側に付勢される。そこで、この付勢される力により、押え部5は、ワーク2を押し、そのワーク2は、固定ベース1に固定される。
ここにおいて、押え部5が押し位置に位置するときには、第1凹部9bに、弾性付勢される圧子8aが入り込もうとする力によって、押え部5がワーク2を押す側に付勢されるため、操作部6を操作する手の力加減に関わらず、ワーク2を押す力を一定に保つことができる。その上、従来のトグルクランプでは、手の力でワークを押す力を発生させていたため、作業者の負担となっていたが、このクランプ装置3では、板ばね10によって弾性付勢される圧子8aが第1凹部9bに入り込もうとする力を用いて(すなわち、板ばね10の弾性力により)、ワーク2を押す力を発生させるため、作業者の負担を軽減することができる。しかも、操作部6を操作して押え部5を押し位置側に移動させると、弾性付勢される圧子8aが第1凹部9bに入り込もうとすることで、押え部5が自動的に押し位置に移動してワーク2を押すため、ワーク2を確実に固定(クランプ)することができる。
また、伝達体7の対称位置する両面に、被圧面9a、9aが設けられた第1対向部7a、7aを配置し、それら第1対向部7a、7aの各々に対応して、基体4に、圧子8aが設けられた第2対向部4aを配置することで、圧子8a、8aの力を受ける伝達体7のバランスが保たれ、伝達体7の動きが円滑となる。さらに、被圧面9aと圧子8aとが2組設けられることで、押え部5がワーク2を押す力を大きくすることができ、ワーク2を固定ベース1に強く固定することができる。
反対に、ワーク2を固定ベース1から取り外すには、操作部6を反対方向に操作(詳細には、時計回り方向に回動操作)して、伝達体7を通じて、押え部5を押し位置から待機位置に移動(詳細には、回動)させる。そこで、ワーク2を固定ベース1から取り外す。ここで、押え部5が待機位置に位置するときには、弾性付勢される圧子8aが第2凹部9cに入ることで、押え部5は、待機位置に保持される(図8、図9参照)。
ところで、伝達体7の被圧面9aに設けられた窪み9dは、第1凹部9b側から第2凹部9c側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成される。逆に言えば、窪み9dは、第2凹部9c側から第1凹部9b側に進むに連れて、浅くなるように傾斜して形成されている。これにより、操作部6を操作し、押え部5を待機位置(図8、図9参照)から押し位置(図6、図7参照)に移動させる過程で、板ばね10(弾性部材)が少しずつ撓むため、板ばね10(弾性部材)が待機位置側から大きく撓んでいる場合に比して、手にかかる負荷を小さくすることができる。
図10〜図15は、本発明の第二の実施の形態を示す。この実施の形態におけるクランプ装置3は、第一の実施の形態とは、主に伝達体7の構造が異なるが、他の基本的構造は同様であり、以下に、同一の機能を有する部位には、同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
図10は、クランプ装置3の斜視図である。図11は、クランプ装置3の分解斜視図である。図12は、押え部5が押し位置に位置するときの縦断面図であって、第一の実施の形態における図6に相当する。図13は、図12におけるE−E線による断面図である。図14は、押え部5が待機位置に位置するときの縦断面図であって、第一の実施の形態における図8に相当する。図15は、図14におけるF−F線による断面図である。
伝達体7は、押え部5が先端に設けられた棒部材21と、操作部6が先端に設けられたレバー部材22とを備える。ここにおいて、棒部材21は、押え部5が、被固定物としてのワーク2を押す押し位置(図12、図13参照)と、ワーク2から離れて待機する待機位置(図14、図15参照)との間を移動するよう、基体4にスライド可能に支持される。そして、レバー部材22は、基体4に回動可能に取り付けられる。そこで、レバー部材22と棒部材21との間には、レバー部材22の回動を棒部材21のスライドに変換する変換機構23が設けられる。また、第一の実施の形態と同様に、基体4に備わる第2対向部4aが、一方の対向部8となるとともに、伝達体7に備わる第1対向部7aが、他方の対向部9となる。すなわち、基体4の第2対向部4aに、弾性付勢される圧子8aが設けられ、伝達体7の第1対向部7aに、圧子8aによって圧せられる被圧面9aが設けられる。詳細には、伝達体7を構成する棒部材21が、その対称位置する両側面に、被圧面9a、9aが設けられた第1対向部7a、7aを有し、それら第1対向部7a、7aの各々に対応して、基体4は、圧子8aが設けられた第2対向部4aを有する。
ここで、被圧面9aには、第一の実施の形態と同様に、押え部5が前記押し位置に位置するときに、圧子8aが入り込もうとする第1凹部9bが設けられ、その第1凹部9bに圧子8aが入り込もうとする力を、第1対向部7aが受けて、押え部5がワーク2を押す側に付勢される(図12、図13参照)。そして、被圧面9aには、押え部5が前記待機位置に位置するときに、圧子8aが入る第2凹部9cが設けられる(図14、図15参照)。
具体的には、固定ベース1は、盤状の主ベース1aと、その主ベース1aに固定された補助ベース1bとからなる。そこで、クランプ装置3は、固定ベース1における主ベース1aに、基体4が取付固定されることで、取り付けられる。そして、ワーク2は、このクランプ装置3によって、固定ベース1における補助ベース1bに固定される。詳細には、補助ベース1bは、主ベース1aの上面に垂直に形成されてワーク2を受ける受面1cと、その受面1cと直交しワーク2を位置決めする位置決め面1dとを備えている。
クランプ装置3においては、基体4は、前後に長手の略直方体形状に形成されている。そして、この基体4は、側方に突出するように取付用のフランジ部4d、4dを有しており、このフランジ部4dには、基体4を固定ベース1(詳細には、主ベース1a)に取付固定するための、固定ボルト挿入用の取付孔4eが明けられている。
また、基体4には、前後に貫通する案内孔4iが明けられており、前記棒部材21は、この案内孔4iに挿入されて、前後にスライド可能となる。そして、基体4は、案内孔4iを間に置く左右の各側部が、前記第2対向部4aとなって、その各側部に、例えば、スチールボール等からなる前記圧子8aが設けられる。詳細には、左右の各側部における後部側には、その外側面に、弾性部材としての板ばね10が収容される収容凹部4fが形成されている。また、各側部には、収容凹部4f部分において、案内孔4iに通ずるようにして、前記圧子8aが挿入される圧子収容孔4gが明けられている。そこで、収容凹部4fに収容された板ばね10は、一端側が、ネジ12によって固定されて、他端側が、圧子収容孔4gに挿入された圧子8aを弾性付勢する。
さらに、基体4には、前後に長手となるようにして、上面から前記案内孔4iを通って下方に延びるスリット4jが明けられている。そして、基体4は、左右の各側部における前部側が幅狭に形成されており、その前部側には、案内孔4iに通ずるようにして、軸部材24を支持する軸孔4kが明けられている。なお、符号4mは、後述するピン27の組み付けのために使用される孔である。また、符号25は、軸部材24を抜け止めする止め輪である。
棒部材21は、前後に延びて形成されており、その先端に、前記押え部5を形成する雄ネジ13が取付固定される。そして、この棒部材21は、左右の両側面が、前記第1対向部7a、7aとなって、特に、棒部材21の各側面の、後部部分が、前記被圧面9aとなる。この被圧面9aには、第一の実施の形態と同様に、第1凹部9bおよび第2凹部9cが設けられ、さらに、これら第1凹部9bと第2凹部9cとの間には、圧子8aの道筋となる窪み9dが設けられる。そして、この窪み9dは、第1凹部9b側から第2凹部9c側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成される。
また、棒部材21には、前後に長手となるようにして、上下に貫通するスリット21aが明けられている。そして、棒部材21には、スリット21aを横切って左右に貫通する孔21bが明けられる。
レバー部材22は、その先端(上端)に、ノブからなる前記操作部6が設けられる。このレバー部材22は、その先端とは反対の側(下部側)が幅狭部22aとなっている。そして、幅狭部22aには、端部部分に、軸部材24が挿入される軸孔22bが明けられ、さらに、幅狭部22aの中間部分には、長孔22cが明けられている。そこで、レバー部材22は、その幅狭部22aが、基体4のスリット4jおよび棒部材21のスリット21aに挿入されて、前記軸部材24により、基体4に回動可能に支持される。詳細には、軸孔22bには、ブッシュ26が挿入されており、そのブッシュ26に軸部材24が挿入されることで、レバー部材22は、これらブッシュ26および軸部材24を介して、基体4に回動可能に支持される。そして、レバー部材22は、棒部材21とは、長孔22cおよび孔21bを連通するよう通されるピン27によって連結される。このとき、ピン27は、相対的に、長孔22c内をスライド可能となっており、これによって、レバー部材22を軸部材24回りに回動すると、棒部材21は、案内孔4iに案内されて前後にスライドすることとなる。すなわち、レバー部材22の回動を棒部材21のスライドに変換する前記変換機構23は、レバー部材22に明けられた長孔22cと、棒部材21に明けられた孔21bと、ピン27とからなる。
次に、第二の実施の形態に示すクランプ装置3の作用効果について説明する。このクランプ装置3によると、ワーク2を固定するには、ワーク2を固定ベース1(詳細には、補助ベース1b)における固定位置に配置した後、操作部6を操作(詳細には、反時計回り方向に回動操作)し、伝達体7(レバー部材22および棒部材21)を通じて、押え部5を待機位置(図14、図15参照)から押し位置(図12、図13参照)に移動(詳細には、スライド)させる。この押し位置では、第一の実施の形態と同様に、被圧面9aに設けられた第1凹部9bに、弾性付勢される圧子8aが入り込もうとする力を、伝達体7(詳細には、棒部材21)の第1対向部7aが受けて、押え部5が、ワーク2を押す側に付勢される。そこで、この付勢される力により、押え部5は、ワーク2を押し、そのワーク2は、固定ベース1(詳細には、補助ベース1b)に固定される。
ここにおいて、押え部5が押し位置に位置するときには、第一の実施の形態と同様に、第1凹部9bに、弾性付勢される圧子8aが入り込もうとする力によって、押え部5がワーク2を押す側に付勢されるため、操作部6を操作する手の力加減に関わらず、ワーク2を押す力を一定に保つことができる。その上、従来のトグルクランプでは、手の力でワークを押す力を発生させていたため、作業者の負担となっていたが、このクランプ装置3では、板ばね10によって弾性付勢される圧子8aが第1凹部9bに入り込もうとする力を用いて(すなわち、板ばね10の弾性力により)、ワーク2を押す力を発生させるため、作業者の負担を軽減することができる。しかも、操作部6を操作して押え部5を押し位置側に移動させると、弾性付勢される圧子8aが第1凹部9bに入り込もうとすることで、押え部5が自動的に押し位置に移動してワーク2を押すため、ワーク2を確実に固定(クランプ)することができる。
また、棒部材21の対称位置する両側面に、被圧面9a、9aが設けられた第1対向部7a、7aを配置し、それら第1対向部7a、7aの各々に対応して、基体4に、圧子8aが設けられた第2対向部4aを配置することで、圧子8a、8aの力を受ける棒部材21のバランスが保たれ、棒部材21の動きが円滑となる。さらに、被圧面9aと圧子8aとが2組設けられることで、押え部5がワー2クを押す力を大きくすることができ、ワーク2を固定ベース1(詳細には、補助ベース1b)に強く固定することができる。
反対に、ワーク2を固定ベース1(詳細には、補助ベース1b)から取り外すには、操作部6を反対方向に操作(詳細には、時計回り方向に回動操作)して、伝達体7(レバー部材22および棒部材21)を通じて、押え部5を押し位置から待機位置に移動(詳細には、スライド)させる。そこで、ワーク2を固定ベース1(詳細には、補助ベース1b)から取り外す。ここで、押え部5が待機位置に位置するときには、第一の実施の形態と同様に、弾性付勢される圧子8aが第2凹部9cに入ることで、押え部5は、待機位置に保持される(図14、図15参照)。
ところで、第一の実施の形態と同様に、被圧面9aに設けられた窪み9dは、第1凹部9b側から第2凹部9c側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成される。逆に言えば、窪み9dは、第2凹部9c側から第1凹部9b側に進むに連れて、浅くなるように傾斜して形成されている。これにより、操作部6を操作し、押え部5を待機位置(図14、図15参照)から押し位置(図12、図13参照)に移動させる過程で、板ばね10(弾性部材)が少しずつ撓むため、板ばね10(弾性部材)が待機位置側から大きく撓んでいる場合に比して、手にかかる負荷を小さくすることができる。
図16〜図21は、本発明の第三の実施の形態を示す。この実施の形態におけるクランプ装置3は、第一の実施の形態とは、主に、第1対向部7aおよび第2対向部4aの配置位置、そして、圧子8aを弾性付勢する手段が異なるが、他の基本的構造は同様であり、以下に、同一の機能を有する部位には、同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
図16は、クランプ装置3の斜視図である。図17は、クランプ装置3の分解斜視図である。図18は、押え部5が押し位置に位置するときの縦断面図であって、第一の実施の形態における図6に相当する。図19は、その要部拡大図であって、第一の実施の形態における図7に相当する。図20は、押え部5が待機位置に位置するときの縦断面図であって、第一の実施の形態における図8に相当する。図21は、その要部拡大図であって、第一の実施の形態における図9に相当する。
第1対向部7aと第2対向部4aとは、伝達体7が基体4に回動可能に支持される軸心を中心とする半径方向にて互いに対向位置するように配置される。そして、第2対向部4aが一方の対向部8となるとともに、第1対向部7aが他方の対向部9となって、第2対向部4a(一方の対向部8)に、その第2対向部4a(一方の対向部8)から第1対向部7a(他方の対向部9)に向かう方向に弾性付勢される圧子8aが設けられ、第1対向部7a(他方の対向部9)に、前記圧子8aによって圧せられる被圧面9aが設けられる。ここで、前記圧子8aは、弾性部材としてのコイルスプリング31によって弾性付勢される。また、基体4は、基体本体401と、その基体本体401から延設されて固定ベース1にねじ込まれる取付部402とを備えている。そして、基体本体401から取付部402に渡って、前記圧子8aと前記コイルスプリング31が収容される収容孔4nが設けられる。
具体的には、前記基体4は、略円柱形状の前記基体本体401と、その基体本体401の軸心方向に延びて外周に雄ねじが設けられた前記取付部402とからなる。基体本体401は、先端側(図示実施の形態においては、上端側)に、溝4qが設けられており、その溝4qの底部分が、前記第2対向部4a(図示実施の形態においては、前記一方の対向部8)となる。そして、基体本体401は、溝4qを挟む両側が、互いに対向する起立部4c、4cとなって、各起立部4cには、軸部材11を支持する軸孔4hが明けられている。また、基体本体401から取付部402に渡って設けられる前記収容孔4nは、第2対向部4a(一方の対向部8)に開口するようにして、基体本体401および取付部402の軸心方向となる上下方向に貫通形成されている。この収容孔4nには、圧子8aとコイルスプリング31とが挿入され、下側が、ネジ32により閉じられる。そして、圧子8aがコイルスプリング31によって、第2対向部4a(一方の対向部8)から溝4q内に向かって突出するように弾性付勢される。なお、符号33は、取付部402の雄ねじに螺合するナットである。そこで、取付部402を固定ベース1のねじ孔1eに適宜位置までねじ込んだ後に、このナット33を、固定ベース1に当接するまで回転することで、取付部402、ひいてはクランプ装置3は、固定ベース1に取り付けられる。
伝達体7は、ほぼ円弧状の周面を備えた板形状をしており、その伝達体7の一方側に、アーム部7bが突出形成されている。そこで、アーム部7bに、押え部5を形成する雄ネジ13が取付固定される。そして、伝達体7の他方側には、その伝達体7から突出して形成された操作部6が設けられる。また、伝達体7には、その中心位置に、前記軸部材11が挿入される軸孔7dが明けられている。そして、この伝達体7は、基体4における起立部4c、4c間、すなわち溝4q内に配置されて、軸部材11により、基体4に回動可能に支持される。詳細には、軸部材11は、起立部4c、4cに設けられた軸孔4h、4hおよび伝達体7に設けられた軸孔7dを貫通するように挿入され、止めネジ34により伝達体7に固定される。したがって、伝達体7と軸部材11とは一体となって、基体4の軸孔4h、4hの軸心回りに回動することができ、これによって、伝達体7は、基体4に回動可能に支持される。
そして、伝達体7は、前記円弧状の周面が、前記第1対向部7a(図示実施の形態においては、前記他方の対向部9)となって、その第1対向部7a(他方の対向部9)に、被圧面9aが設けられる。そして、この被圧面9aには、第1凹部9bおよび第2凹部9cが設けられ、さらに、第1凹部9bと第2凹部9cとの間に、圧子8aの道筋となる窪み9dが設けられる。そして、窪み9dは、第1凹部9b側から第2凹部9c側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成される。
このクランプ装置3の作用効果は、第一の実施の形態と同様であるが、圧子8aは、弾性部材としてのコイルスプリング31によって弾性付勢される。すなわち、このクランプ装置3では、コイルスプリング31によって弾性付勢される圧子8aが第1凹部9bに入り込もうとする力を用いて(すなわち、コイルスプリング31の弾性力により)、被固定物としてのワーク2を押す力を発生させる(図19参照)。なお、図示実施の形態においては、ワーク2は、固定ベース1に直接固定されるのではなく、固定ベース1に取り付けられた支持部材1fを介して固定される。
また、基体本体401から取付部402に渡って、収容孔4nを設けるとともに、その収容孔4nに圧子8aとコイルスプリング31とを挿入することで、固定ベース1にねじ込まれる取付部402を有効に利用することができる。そして、このように、取付部402を有効利用することで、このクランプ装置3を小型化することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、被固定物は、加工や測定等の対象となるワーク2でなくとも、治具とか取付具等であってもよい。
また、第一の実施の形態において、アーム部7bに、押え部5を形成する雄ネジ13が取り付けられるが、図22に示すように、アーム部7bに、例えばネジ17、17を用いて、補助アーム15が取り付けられ、その補助アーム15に、押え部5を形成する雄ネジ13が取付固定されてもよい。また、ここにおいて、雄ネジ13を設けることなく、アーム部7bとか補助アーム15の先端部分を、押え部としても構わない。また、この図22においては、基体4には、例えばネジ18、18を用いて、伝達体7の被圧面9a、9aを覆うようにカバー16、16が取り付けられるが、第一の実施の形態に示すクランプ装置3においても、同様のカバーが取り付けられるのが好ましい。もっとも、このカバー16は、基体4とは別部材からならなくとも、基体4と一体に形成されても構わない。
また、被圧面9aには、第2凹部9cとか窪み9dが設けられているが、これらの一方あるいは両方は、無くともよい。
また、第一および第二の実施の形態において、クランプ装置3には、被圧面9aと圧子8aとの組みが、2組設けられているが、1組のみ設けられてもよく、また、3組以上設けられてもよい。また、第三の実施の形態においては、クランプ装置3には、被圧面9aと圧子8aとの組みが、1組設けられているが、2組以上設けられてもよい。
また、第二の実施の形態において、第1対向部7aは、棒部材21に設けられているが、レバー部材22に設けられてもよい。
また、各実施の形態において、基体4に備わる第2対向部4aが、圧子8aが設けられる一方の対向部8となり、伝達体7に備わる第1対向部7aが、被圧面9aが設けられる他方の対向部9となっているが、反対に、第1対向部7aが、一方の対向部8となり、第2対向部4aが、他方の対向部9となっても構わない。すなわち、伝達体7に圧子8aが設けられ、基体4に被圧面9aが設けられてもよい。
また、第二の実施の形態において、レバー部材22の回動を棒部材21のスライドに変換する変換機構23は、レバー部材22に明けられた長孔22cと、棒部材21に明けられた孔21bと、ピン27とからならなくとも、その他のリンク機構とか、カム機構等からなっていてもよい。
また、操作部6は、回動操作されるものでなくとも、スライド操作等、他の方向に操作されるものであってもよい。
また、伝達体7は、操作部6の動きを押え部5に伝達するものであれば、どのような構造を有していてもよい。
また、第一および第二の実施の形態において、板ばね10は、単独すなわち、単数枚で用いられても、重ねるようにして複数枚用いられてもよい。そして、重ねる板ばね10の枚数を調整することで、押え部5がワーク2を押す力を調整することができる。
また、圧子8aを弾性付勢する付勢手段として、板ばね10とかコイルスプリング31とかの弾性部材を用いているが、他の弾性部材を用いてもよい。また、第一および第二の実施の形態においては、圧子8aは、板ばね10(弾性部材)とは、別体に設けられているが、例えば、板ばね10(弾性部材)の先端部分に圧子となる凸部を形成することで、圧子を板ばね10(弾性部材)に一体に形成してもよい。
第一の実施の形態の、斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 同じく、押え部が押し位置と待機位置との間に位置するときの縦断面図である。 同じく、図3におけるA−A線による断面図である。 同じく、図3におけるB−B線による拡大断面図である。 同じく、押え部が押し位置に位置するときの縦断面図である。 同じく、図6におけるC−C線による拡大断面図である。 同じく、押え部が待機位置に位置するときの縦断面図である。 同じく、図8におけるD−D線による拡大断面図である。 第二の実施の形態の、斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 同じく、押え部が押し位置に位置するときの縦断面図である。 同じく、図12におけるE−E線による断面図である。 同じく、押え部が待機位置に位置するときの縦断面図である。 同じく、図14におけるF−F線による断面図である。 第三の実施の形態の、斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 同じく、押え部が押し位置に位置するときの縦断面図である。 同じく、図18における要部拡大図である。 同じく、押え部が待機位置に位置するときの縦断面図である。 同じく、図20における要部拡大図である。 第一の実施の形態の変形例を示す、斜視図である。
2 ワーク(被固定物)
3 クランプ装置
4 基体
4a 第2対向部
5 押え部
6 操作部
7 伝達体
7a 第1対向部
8 一方の対向部
8a 圧子
9 他方の対向部
9a 被圧面
9b 第1凹部
9c 第2凹部
9d 窪み
21 棒部材
22 レバー部材
23 変換機構
31 コイルスプリング
401 基体本体
402 取付部
4n 収容孔

Claims (10)

  1. 被固定物を固定するためのクランプ装置であって、
    基体と、
    前記被固定物を押える押え部と、
    手で操作される操作部と、
    前記基体に取り付けられて、前記押え部が、前記被固定物を押す押し位置と、前記被固定物から離れて待機する待機位置との間を移動するよう、前記操作部の動きを前記押え部に伝達する伝達体とを、備え、
    前記基体は、前記伝達体に備わる第1対向部が動く方向に直交する方向において、その第1対向部と対向する第2対向部を有し、
    前記第1対向部と前記第2対向部との一方の対向部には、その一方の対向部から他方の対向部に向かう方向に弾性付勢される圧子が設けられ、前記他方の対向部には、前記圧子によって圧せられる被圧面が設けられ、
    前記被圧面には、前記押え部が前記押し位置に位置するときに、前記圧子が入り込もうとする第1凹部が設けられ、その第1凹部に前記圧子が入り込もうとする力を、前記第1対向部が受けて、前記押え部が前記被固定物を押す側に付勢されてその被固定物を押すことを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記被圧面には、前記押え部が前記待機位置に位置するときに、前記圧子が入る第2凹部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記被圧面には、前記第1凹部と前記第2凹部との間に、前記圧子の道筋となる窪みが設けられ、この窪みは、前記第1凹部側から前記第2凹部側に進むに連れて、深くなるように傾斜して形成されることを特徴とする、請求項に記載のクランプ装置。
  4. 前記押え部と前記操作部とは、前記伝達体に一体に設けられ、
    前記伝達体は、前記押え部が前記押し位置と前記待機位置との間を移動するよう、前記基体に回動可能に支持されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  5. 前記第2対向部が前記一方の対向部となるとともに、前記第1対向部が前記他方の対向部となり、
    前記伝達体は、その対称位置する両面に、前記被圧面が設けられた前記第1対向部を有し、それら第1対向部の各々に対応して、前記基体は、前記圧子が設けられた前記第2対向部を有することを特徴とする、請求項に記載のクランプ装置。
  6. 前記伝達体は、前記押え部が先端に設けられた棒部材と、前記操作部が先端に設けられたレバー部材とを備え、
    前記棒部材は、前記押え部が前記押し位置と前記待機位置との間を移動するよう、前記基体にスライド可能に支持され、
    前記レバー部材は、前記基体に回動可能に取り付けられ、
    前記レバー部材と前記棒部材との間には、前記レバー部材の回動を前記棒部材のスライドに変換する変換機構が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクランプ装置。
  7. 前記第2対向部が前記一方の対向部となるとともに、前記第1対向部が前記他方の対向部となり、
    前記棒部材は、その対称位置する両側面に、前記被圧面が設けられた前記第1対向部を有し、それら第1対向部の各々に対応して、前記基体は、前記圧子が設けられた前記第2対向部を有することを特徴とする、請求項に記載のクランプ装置。
  8. 前記第1対向部と前記第2対向部とは、前記伝達体が前記基体に回動可能に支持される軸心を中心とする半径方向にて互いに対向位置することを特徴とする、請求項に記載のクランプ装置。
  9. 前記第2対向部が前記一方の対向部となるとともに、前記第1対向部が前記他方の対向部となり、
    前記圧子は、コイルスプリングによって弾性付勢されることを特徴とする、請求項8に記載のクランプ装置。
  10. 前記基体は、基体本体と、その基体本体から延設されて固定ベースにねじ込まれる取付部とを備え、
    前記基体本体から前記取付部に渡って、前記圧子と前記コイルスプリングが収容される収容孔が設けられていることを特徴とする、請求項9に記載のクランプ装置。
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