JP5105421B2 - グローブボックス用ダンパの取付け構造 - Google Patents
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Description
しかし、このような仕掛けもグローブボックス重量に変化が生じると、シリンダ側への弾性付勢力とのバランスが崩れてしまい、グローブボックスが期待通りにゆっくりと開かない場合がある。こうしたことから、その改良発明が提案されている(例えば特許文献1)。
いっその事、ニーガードのないグローブボックスに、小さなダンパを適用することが考えられるが、ダンパのシリンダ径が違うことから取付けが困難であった。
請求項2記載のグローブボックス用ダンパの取付け構造は、請求項1で、ボスの補強用リブが延設して前記受けリブを形成することを特徴とする。
請求項3記載のグローブボックス用ダンパの取付け構造は、請求項1又は2で、受部と、前記スリットを介して延在するパネル部材の壁部とをつなぎ部で連結し、且つ該つなぎ部を該受部と共に一体成形してパネル部材とすることを特徴とする。
請求項2の発明のごとく、ボスの補強用リブが延設して受けリブを形成すると、受けリブがボスの補強用リブを共用するので、合理的且つ効果的となる。
請求項3の発明のごとく、受部と、前記スリットを介して延在するパネル部材の壁部とをつなぎ部が連結すると、受部はヒンジ部に該つなぎ部が加わることによって安定保持される。
ここで、ニーガードが組み込まれたグローブボックス3には、前記凹み22aに合致する大径シリンダ11の主ダンパ1aが用いられる。一方、ニーガードが外された軽量のグローブボックス3では、大径シリンダ11よりも小さな小径シリンダ12のダンパ1(以下、「副ダンパ1b」という)を使用する。軽量グローブボックスに対しては、グローブボックスの開き時間等の目標値を達成すべく、それに適合するダンパ能力の低い副ダンパ1bを用いる。本発明はニーガードなしのグローブボックス3にも、その開閉動に高級感を演出できるよう、パネル部材2を変えたりせずに、副ダンパ1bを採用できる構造にする。尚、副ダンパ1bは、主ダンパ1aに比べ、ダンパ能力が低くなりシリンダ10が小径になる。しかし、他の突片12aの取付け位置や突片12a,透孔12bなどの形状等は、主ダンパ1aのもの同一仕様になっている。
本実施形態は、受止め部20を二つ設け、該受け止め部に係る両受けリブ22を並行配設する。両受けリブ間距離はダンパ1のシリンダ10の長さよりも短めに設定される。前記凹み22aは大径シリンダ11の径に合わせた弧状に形成される(図3のイ)。凹み22aに該シリンダを密着させて両受けリブ22で安定保持するためである。
前記ピン23に透孔11fを嵌入しボス孔21aに透孔11bを一致させて、凹み22aに主ダンパ1aの大径シリンダ11を納めると、凹み22aに大径シリンダ11がピッタリと納まり、該受けリブがダンパ1を受け支える。該透孔11bにビス9を挿通後、ボス21に螺着固定することにより、大径シリンダ11を受けリブ22で受け止めさせながら、ダンパ1がボス21に取付け固定される構造になっている。
上記ヒンジ部25はインテグラルヒンジ部にして、受けリブ基端縁22bにつながる受部基端縁26eの全域に設けられる。ヒンジ部25は、パネル部材2の成形の際、受けリブ22,受部26等と共に一体成形される。該インテグラルヒンジ部25は、受部26,壁部2a1,受けリブ22と同材質であり、受部26と受けリブ22の境界で側面視V字形にカットした括れ部とする(図4)。
上記スリット27は、ヒンジ部25の両端から受部26の外周に沿って取り巻くようにして、該受部26を型取る細隙である。
本実施形態は、ヒンジ部25を支点に受部26が旋回,起立することによって、受部26と受けリブ22の両板面が当接する。符号TSはその当接面を示す。斯かる状態下、小径シリンダ12を弧状窪み26aに納めて、受部26で該小径シリンダ12を受け支えると共に、ビス9を用い、小径シリンダ12に係るダンパ1が突片11aの透孔11bを使ってボス21に取付けられる構造とする。
こうしたことから、径違いの副ダンパ1aを設置することができない。だからといって、主ダンパ1aを取り付けると、グローブボックスの開き時間目標値が未達になる。仕向け地の追加で、新たな型を起こすとなるとコストが嵩む。
本発明は、ニーガードが外された軽量グローブボックス3に対応できる受部26を、壁部2a1に型取りし、且つ起立させ易いように埋め込んで、一体成形させたパネル部材2とする(図2)。そして、受部26が壁部2a1の一部になりつつ、必要なときは、受部26を壁部2a1から起立させる構造とし、上記問題を解決する。
そこで、本発明は、受部26と、スリット27を介して延在するパネル部材2の壁部2a1とを、細幅板状のつなぎ部28で連結する(図2)。つなぎ部28は窪み26aが在る受部26の先端部位に設ける。板状のつなぎ部28を設けることで、受部26のヒンジ部依存の片持ち支持が解消される。車両走行中に、受部26がヒンジ部25を支点にして不用意に揺動することはない。一方、板状のつなぎ部28を射出成形におけるゲートのごとく薄肉とし、副ダンパ1bを採用する場合は、つなぎ部28を簡単に切り離して、受部26を旋回,起立させることができる。
一方、仕向け地の追加で、前記グローブボックスに組み込まれていたニーガードが外された場合でも、パネル部材2をそのまま使用し、軽量になったグローブボックスに合った副ダンパ1bをパネル部材2に簡単に取付けできる。パネル部材2を仕向け地別に設ける必要はない。壁部2a1に型取られている受部26を、ヒンジ部25を支点に回動し起立させた後、小径シリンダ12をこれに合った弧状窪み26aに納めて、受部26で確実に受け支え、且つ突片11aの透孔11bを利用してボス21に副ダンパ1bを簡単に取付け固定できる。ニーガードなしのグローブボックス3に対応する副ダンパ1bのパネル部材2への取付けが可能となり、ダンパ能力が余分で大きすぎる主ダンパ1aを取り付ける際に生じる不具合が解消する。軽量グローブボックス3に合った副ダンパ1bが取付けられ、グローブボックス3の開き速度も目標値を達成する。軽量グローブボックス3が、副ダンパ1bによって高級感を演出するようコントロールされて開閉動する。ダンパ能力が高すぎることによるグローブボックスを開けた際の開き時間がかかりすぎる不具合、さらに本来不要である過剰容量の主ダンパ1aを取付けることによるコスト増や重量増の問題も解決する。
10 シリンダ
13 紐状体
2 パネル部材
2a1 壁部
20 受止め部
21 ボス
22 受けリブ
22a 凹み
22b 基端縁
25 ヒンジ部
26 受部
26a 窪み
3 グローブボックス
Claims (3)
- ダンパから引き出される紐状体の先端部をグローブボックスに取着して、該ダンパをインストルメントパネル側のパネル部材に取付けるグローブボックス用ダンパの取付け構造において、
パネル部材の壁面に立設するダンパ取付け用のボスと、上部に凹みを形成して前記壁面に立設する受けリブと、を備える受止め部を複数設け、該受けリブの凹みにダンパのシリンダを納めて該ダンパを前記ボスに取付けできる一方、
該受けリブの基端縁にヒンジ部を設け、該ヒンジ部を介して延設するパネル部材の壁部に、前記凹みと異なる窪みを形成する受部がその外周をスリットで取り巻いて型取られ、前記ヒンジ部を支点に該受部が旋回し起立することにより、該受部と前記受けリブとが重なり、該窪みに前記シリンダとは別異の異径のシリンダを納めてそのダンパが前記ボスに取付けられるようにしたことを特徴とするグローブボックス用ダンパの取付け構造。 - 前記ボスの補強用リブが延設して前記受けリブを形成する請求項1記載のグローブボックス用ダンパの取付け構造。
- 前記受部と、前記スリットを介して延在するパネル部材の壁部とをつなぎ部で連結し、且つ該つなぎ部を該受部と共に一体成形してパネル部材とする請求項1又は2記載のグローブボックス用ダンパの取付け構造。
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