JP5102467B2 - 基板処理方法 - Google Patents

基板処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5102467B2
JP5102467B2 JP2006180184A JP2006180184A JP5102467B2 JP 5102467 B2 JP5102467 B2 JP 5102467B2 JP 2006180184 A JP2006180184 A JP 2006180184A JP 2006180184 A JP2006180184 A JP 2006180184A JP 5102467 B2 JP5102467 B2 JP 5102467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
substrate processing
nitride film
processing method
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006180184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008010661A (ja
Inventor
栄一 西村
浩一 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006180184A priority Critical patent/JP5102467B2/ja
Priority to KR1020070053364A priority patent/KR100880747B1/ko
Priority to US11/769,147 priority patent/US8114781B2/en
Priority to TW096123567A priority patent/TWI497597B/zh
Priority to CNB2007101268794A priority patent/CN100514572C/zh
Publication of JP2008010661A publication Critical patent/JP2008010661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102467B2 publication Critical patent/JP5102467B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • H01L21/31111Etching inorganic layers by chemical means
    • H01L21/31116Etching inorganic layers by chemical means by dry-etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67063Apparatus for fluid treatment for etching
    • H01L21/67069Apparatus for fluid treatment for etching for drying etching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、基板処理方法に関し、特に、熱酸化膜と窒化シリコン膜とが形成された基板を処理する基板処理方法に関する。
熱酸化処理によって形成された熱酸化膜、例えば、酸化シリコン膜と、CVD処理等によって形成された窒化シリコン膜とを有する半導体デバイス用のウエハ(基板)が知られている。窒化シリコン膜は、反射防止(BARC)膜やゲートとソース/ドレインとを分離するスペーサとして用いられる。また、熱酸化膜はゲート酸化膜を構成する。
窒化シリコン膜のエッチング方法として、フッ素を構成元素とし炭素を構成元素としない化合物ガス、例えば、HFガスを含む化合物ガスをプラズマ化し、該プラズマ化した化合物ガスを炭素と反応させて化学種(ラジカル)を形成し、窒化シリコン膜を化学種でエッチングする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−264183号公報
しかしながら、上記化学種は熱酸化膜もエッチングしてしまう。例えば、シリコン基材上にゲート絶縁膜として酸化シリコン膜(熱酸化膜)が形成され、さらに酸化シリコン膜上に反射防止膜としての窒化シリコン膜が形成されているウエハでは、上記エッチング方法により、窒化シリコン膜だけでなく、酸化シリコン膜までもエッチングされる。ここで、通常、ゲート絶縁膜は反射防止膜よりも薄く形成されているため、窒化シリコン膜が除去されるよりも先に酸化シリコン膜が除去されてしまい、その結果、シリコン基材までも損傷させて(エッチングして)しまう。
本発明の目的は、窒化膜を選択的に除去することができる基板処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理方法は、熱酸化処理によって形成された熱酸化膜と、該熱酸化膜上にCVD処理によって形成されて膜の構造が疎である窒化膜とを有する基板を処理する基板処理方法であって、前記基板に酸素を含むプラズマを接触させる酸素プラズマ接触ステップと、前記酸素を含むプラズマが接触した前記基板に向けてHFガスを供給するHFガス供給ステップとを有し、前記HFガス供給ステップは、HOが殆ど存在しない環境で、且つHOガスを供給しないで、前記熱酸化膜と、前記酸素プラズマ接触ステップにおいて前記窒化膜が変化した一酸化珪素膜とを有する前記基板に向けて前記HFガスを供給することを特徴とする。
また、請求項2記載の基板処理方法は、請求項1記載の基板処理方法において、前記熱酸化膜は、二酸化珪素膜であり、前記窒化膜は、窒化珪素膜であり、前記HFガス供給ステップは、前記二酸化珪素膜および前記窒化珪素膜が変化した一酸化珪素膜とからなる密度が異なる二種類の酸化珪素膜が同時に存在する状態で、前記二種類の酸化珪素膜のうち密度が低い酸化珪素膜に水分を残すように、前記チャンバ内から水分子を除去した後、前記HFガスを供給して前記密度の低い酸化珪素膜を選択的に除去することを特徴とする。
請求項記載の基板処理方法は、請求項1又は2記載の基板処理方法において、前記基板は前記熱酸化膜上において突出する凸状の導電部を備え、前記窒化膜は前記導電部の側面及び頂面を覆い、前記酸素プラズマ接触ステップでは、前記酸素を含むプラズマ中の活性種が前記側面と略平行に移動して前記窒化膜に接触することを特徴とする。
請求項記載の基板処理方法は、請求項記載の基板処理方法において、前記活性種は少なくとも陽イオンを含むことを特徴とする。
請求項記載の基板処理方法は、請求項3又は4記載の基板処理方法において、前記窒化膜のうち前記凸状の導電部を覆う平坦な部分及び前記凸状の導電部を覆わない平坦な部分を選択的に酸化する選択的酸化ステップを有することを特徴とする。
請求項記載の基板処理方法は、請求項1又は2記載の基板処理方法において、前記基板は前記熱酸化膜上において該基板の表面から垂直に突出する凸状の導電部を備え、前記窒化膜は前記導電部の側面及び頂面を覆い、前記酸素プラズマ接触ステップでは、前記酸素を含むプラズマ中の活性種が前記基板の表面に対して略垂直に移動して前記窒化膜に接触することを特徴とする。
請求項記載の基板処理方法は、請求項記載の基板処理方法において、前記窒化膜のうち前記凸状の導電部を覆う平坦な部分及び前記凸状の導電部を覆わない平坦な部分を選択的に酸化する選択的酸化ステップを有することを特徴とする。
請求項8記載の基板処理方法は、請求項2記載の基板処理方法において、前記一酸化珪素の密度は、前記二酸化珪素膜の密度よりも低いことを特徴とする。
請求項9記載の基板処理方法は、請求項8記載の基板処理方法において、前記HFガス供給ステップにおいて、前記チャンバから水分を除去する際に、前記密度の低い酸化珪素膜のみに水分を残すように、前記チャンバ内圧力を1.3×10 〜1.1×10 Pa(1〜8Torr)に設定し、前記チャンバ内の雰囲気温度を40℃〜60℃に設定することを特徴とする。
請求項10記載の基板処理方法は、請求項1乃至9の何れか1項に記載の基板処理方法において、前記HFガスは、流量40SCCM〜60SCCMで供給されることを特徴とする。
請求項1記載の基板処理方法によれば、熱酸化処理によって形成された熱酸化膜と、該熱酸化膜上にCVD処理によって形成されて膜の構造が疎である窒化膜とを有する基板に酸素を含むプラズマが接触し、さらに、該基板に向けてHFガスが供給される。酸素を含むプラズマは窒化膜を一酸化珪素膜に変化させ、HOが殆ど存在しない環境でHFガスから生成されたフッ酸は窒化膜から変化した一酸化珪素膜を選択的にエッチングする。したがって、窒化膜を選択的に除去することができる。
請求項記載の基板処理方法によれば、導電部の側面及び頂面を覆う窒化膜に向けて酸素を含むプラズマ中の活性種が側面と略平行に移動し、該活性種は窒化膜と接触して窒化膜を酸化膜に変化させる。窒化膜における導電部の側面を覆う部分の上記活性種の移動方向に沿う厚さは大きいため、活性種は導電部の側面を覆う部分内に十分に進入できない。その結果、導電部の側面において酸化膜に変化しない窒化膜が残る。HFガスから生成されたフッ酸は窒化膜から変化した酸化膜を選択的にエッチングするが、窒化膜はエッチングしない。したがって、窒化膜のうち、導電部の側面を覆う部分を除去することなく、他の部分を選択的に除去することができる。
請求項記載の基板処理方法によれば、活性種は少なくとも陽イオンを含む。プラズマが発生した際に基板の表面近傍の空間に発生するシースは陽イオンを基板の表面に向けて加速する。したがって、陽イオンを基板上の窒化膜に確実に接触させることができる。
請求項記載の基板処理方法によれば、窒化膜のうち凸状の導電部を覆う平坦な部分及び凸状の導電部を覆わない平坦な部分が選択的に酸化される。HFガスから生成されたフッ酸は窒化膜から変化した一酸化珪素膜を選択的にエッチングする。したがって、窒化膜の上記平坦な部分を選択的に除去することができる。
請求項記載の基板処理方法によれば、基板の表面から垂直に突出する凸状の導電部の側面及び頂面を覆う窒化膜に向けて酸素を含むプラズマ中の活性種が基板の表面に対して略垂直に移動し、該活性種は窒化膜と接触して窒化膜を酸化膜に変化させる。窒化膜における導電部の側面を覆う部分の基板の表面に対する垂直方向に沿う厚さは大きいため、基板の表面に対して略垂直に移動する活性種は導電部の側面を覆う部分内に十分に進入できない。その結果、導電部の側面において酸化膜に変化しない窒化膜が残る。HFガスから生成されたフッ酸は窒化膜から変化した酸化膜を選択的にエッチングするが、窒化膜はエッチングしない。したがって、窒化膜のうち、導電部の側面を覆う部分を除去することなく、他の部分を選択的に除去することができる。
請求項記載の基板処理方法によれば、窒化膜のうち凸状の導電部を覆う平坦な部分及び凸状の導電部を覆わない平坦な部分が選択的に酸化される。HFガスから生成されたフッ酸は窒化膜から変化した一酸化珪素膜を選択的にエッチングする。したがって、窒化膜の上記平坦な部分を選択的に除去することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理方法を実行する基板処理システムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理方法を実行する基板処理システムの概略構成を示す平面図である。
図1において、基板処理システム10(基板処理装置)は、半導体デバイス用のウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)W(基板)にプラズマ処理を施す第1のプロセスシップ11と、該第1のプロセスシップ11と平行に配置され、第1のプロセスシップ11においてプラズマ処理が施されたウエハWに後述する選択的エッチング処理を施す第2のプロセスシップ12と、第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12がそれぞれ接続された矩形状の共通搬送室としてのローダーモジュール13とを備える。
ローダーモジュール13には、上述した第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12の他、25枚のウエハWを収容する容器としてのフープ(Front Opening Unified Pod)14がそれぞれ載置される3つのフープ載置台15と、フープ14から搬出されたウエハWの位置をプリアライメントするオリエンタ16と、ウエハWの表面状態を計測する第1及び第2のIMS(Integrated Metrology System、Therma-Wave, Inc.)17,18とが接続されている。
第1のプロセスシップ11及び第2のプロセスシップ12は、ローダーモジュール13の長手方向に沿う側壁に接続されると共にローダーモジュール13を挟んで3つのフープ載置台15と対向するように配置され、オリエンタ16はローダーモジュール13の長手方向に関する一端に配置され、第1のIMS17はローダーモジュール13の長手方向に関する他端に配置され、第2のIMS18は3つのフープ載置台15と並列に配置される。
ローダーモジュール13は、内部に配置された、ウエハWを搬送するスカラ型デュアルアームタイプの搬送アーム機構19と、各フープ載置台15に対応するように側壁に配置されたウエハWの投入口としての3つのロードポート20とを有する。搬送アーム機構19は、フープ載置台15に載置されたフープ14からウエハWをロードポート20経由で取り出し、該取り出したウエハWを第1のプロセスシップ11、第2のプロセスシップ12、オリエンタ16、第1のIMS17や第2のIMS18へ搬出入する。
第1のIMS17は光学系のモニタであり、搬入されたウエハWを載置するステージ21と、該ステージ21に載置されたウエハWを指向する光学センサ22とを有し、ウエハWの表面形状、例えば、ポリシリコン膜の膜厚、配線溝やゲート電極等のCD(Critical Dimension)値を測定する。第2のIMS18も光学系のモニタであり、第1のIMS17と同様に、ステージ23と光学センサ24とを有する。
第1のプロセスシップ11は、ウエハWにプラズマ処理を施す第1のプロセスモジュール25(酸素プラズマ接触装置)と、該第1のプロセスモジュール25にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第1の搬送アーム26を内蔵する第1のロード・ロックモジュール27とを有する。
第1のプロセスモジュール25は、円筒状の処理室容器(チャンバ)と、該チャンバ内に配置された上部電極及び下部電極(いずれも図示しない)とを有し、該上部電極及び下部電極の間の距離はウエハWにプラズマ処理を施すための適切な間隔に設定されている。また、下部電極はウエハWをクーロン力等によってチャックするESC28をその頂部に有する。
第1のプロセスモジュール25では、チャンバ内部に酸素ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって導入された酸素ガスをプラズマ化して酸素プラズマを発生させ、該酸素プラズマ中に含まれる活性種、具体的には陽イオンをウエハWに接触させることによってプラズマ処理を施す。
第1のプロセスシップ11では、ローダーモジュール13の内部圧力は大気圧に維持される一方、第1のプロセスモジュール25の内部圧力は真空に維持される。そのため、第1のロード・ロックモジュール27は、第1のプロセスモジュール25との連結部に真空ゲートバルブ29を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ゲートバルブ30を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
第1のロード・ロックモジュール27の内部には、略中央部に第1の搬送アーム26が設置され、該第1の搬送アーム26より第1のプロセスモジュール25側に第1のバッファ31が設置され、第1の搬送アーム26よりローダーモジュール13側には第2のバッファ32が設置される。第1のバッファ31及び第2のバッファ32は、第1の搬送アーム26の先端部に配置されたウエハWを支持する支持部(ピック)33が移動する軌道上に配置され、プラズマ処理済みのウエハWを一時的に支持部33の軌道の上方に待避させることにより、未処理のウエハWと処理済みのウエハWとの第1のプロセスモジュール25における円滑な入れ換えを可能とする。
第2のプロセスシップ12は、ウエハWに後述する選択的エッチング処理を施す第2のプロセスモジュール34と、該第2のプロセスモジュール34に真空ゲートバルブ35を介して接続され、且つ第2のプロセスモジュール34にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第2の搬送アーム36を内蔵する第2のロード・ロックモジュール37とを有する。
図2は、図1における第2のプロセスモジュールの断面図であり、図2(A)は図1における線I−Iに沿う断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA部の拡大図である。
図2(A)において、第2のプロセスモジュール34は、円筒状の処理室容器(チャンバ)38と、該チャンバ38内に配置されたウエハWの載置台39と、チャンバ38の上方において載置台39と対向するように配置されたシャワーヘッド40と、チャンバ38内のガス等を排気するTMP(Turbo Molecular Pump)41と、チャンバ38及びTMP41の間に配置され、チャンバ38内の圧力を制御する可変式バタフライバルブとしてのAPC(Adaptive Pressure Control)バルブ42とを有する。
シャワーヘッド40は円板状のガス供給部43(HFガス供給装置)を有し、ガス供給部43はバッファ室44を有する。バッファ室44はガス通気孔45を介してチャンバ38内に連通する。
シャワーヘッド40のガス供給部43におけるバッファ室44はHFガス供給系(図示しない)に接続されている。該HFガス供給系はバッファ室44へHFガスを供給する。該供給されたHFガスはガス通気孔45を介してチャンバ38内へ供給される。シャワーヘッド40のガス供給部43はヒータ(図示しない)、例えば、加熱素子を内蔵する。この加熱素子は、バッファ室44内のHFガスの温度を制御する。
シャワーヘッド40では、図2(B)に示すように、ガス通気孔45におけるチャンバ38内への開口部は末広がり状に形成される。これにより、HFガスをチャンバ38内へ効率よく拡散することができる。さらに、ガス通気孔45は断面がくびれ形状を呈するので、チャンバ38で発生した残留物等がガス通気孔45、引いては、バッファ室44へ逆流するのを防止する。
また、第2のプロセスモジュール34では、チャンバ38の側壁がヒータ(図示しない)、例えば、加熱素子を内蔵する。これにより、チャンバ38内の雰囲気温度を常温より高く設定することができ、後述する一酸化珪素膜54のフッ酸による除去を促進することができる。また、側壁内の加熱素子は、側壁を加熱することによって一酸化珪素膜54のフッ酸による除去の際に発生した残留物が側壁の内側に付着するのを防止する。
載置台39は調温機構として冷媒室(図示しない)を内部に有する。該冷媒室には所定温度の冷媒、例えば、冷却水やガルデン液が供給され、当該冷媒の温度によって載置台39の上面に載置されたウエハWの温度が制御される。
図1に戻り、第2のロード・ロックモジュール37は、第2の搬送アーム36を内蔵する筐体状の搬送室(チャンバ)46を有する。また、ローダーモジュール13の内部圧力は大気圧に維持される一方、第2のプロセスモジュール34の内部圧力は大気圧以下、例えば、ほぼ真空に維持される。そのため、第2のロード・ロックモジュール37は、第2のプロセスモジュール34との連結部に真空ゲートバルブ35を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ドアバルブ47を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
また、基板処理システム10は、ローダーユニット13の長手方向に関する一端に配置されたオペレーションパネル48を備える。オペレーションパネル48は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部を有し、該表示部は基板処理システム10の各構成要素の動作状況を表示する。
ところで、熱酸化処理によって形成された熱酸化膜と、CVD処理によって形成された不純物を含む酸化膜とを有するウエハにおいて、不純物を含む酸化膜を選択的にエッチングする方法として、例えば、HFガス、又はHFガス及びHOガスの混合ガスをプラズマ化することなく用いる方法が知られている(例えば、特開平06−181188号公報参照。)。
また、本発明者は、熱酸化膜に対する不純物を含む酸化膜の選択比を、上記方法よりも高めるべく、各種実験を行ったところ、HOが殆ど存在しない環境下において、HOガスを供給することなく、HFガスのみをウエハWに向けて供給した場合、熱酸化膜に対する不純物を含む酸化膜の選択比を大幅に高めることができることを発見した。
そして、本発明者は上記高選択比実現のメカニズムについて鋭意研究を行い、以下に説明する仮説を類推するに至った。
HFガスはHOと結びつくことによってフッ酸となり、該フッ酸は酸化膜を侵して除去する。ここで、HOが殆ど存在しない環境下において、HFガスがフッ酸になるためには、酸化膜が含んでいる水(HO)分子と結びつく必要がある。
不純物を含む酸化膜はCVD処理等の蒸着によって形成されるため、膜の構造が疎であり、水分子が吸着しやすい。したがって、不純物を含む酸化膜にはある程度水分子が含まれている。不純物を含む酸化膜に達したHFガスはこの水分子と結びつきフッ酸となる。そして、このフッ酸は不純物を含む酸化膜を侵していく。
一方、熱酸化膜は800〜900℃の環境下における熱酸化処理によって形成されるため、膜形成時に水分子を含むことがなく、また、膜の構造も密であるため、水分子が吸着しにくい。したがって、熱酸化膜には殆ど水分子が含まれていない。供給されたHFガスが熱酸化膜に達しても、水分子が存在しないため、フッ酸となることがない。その結果、熱酸化膜が侵されることはない。
これにより、HOが殆ど存在しない環境下において、HOガスを供給することなく、HFガスのみをウエハWに向けて供給すると、熱酸化膜に対する不純物を含む酸化膜の選択比を大幅に高めることができる(選択的エッチング処理)。
本実施の形態では、図3(A)に示すようなシリコン基材50上に、熱酸化処理によって形成されたSiOからなる熱酸化膜51と、CVD処理によって形成されたSiNからなる窒化シリコン膜52(窒化膜)とが積層されたウエハWにおいて、窒化シリコン膜52を選択的に除去するために、上述したフッ酸による選択的エッチング処理を利用する。具体的には、ウエハWにおける窒化シリコン膜52を酸化処理によって酸化膜に変化させた後に上述したフッ酸による選択的エッチング処理を利用する。
以下、本実施の形態における窒化シリコン膜52の酸化処理について説明する。
窒化シリコン膜52に酸素(O)ガスから生成された酸素プラズマ(Oプラズマ)中の活性種53、例えば、陽イオンを接触させる(図3(B))と、窒化シリコン膜52中のSiNと酸素プラズマ中の活性種とが下記式に示す化学反応を起こし、
2SiN+O → 2SiNO
SiNOが生成される。SiNOは不安定な物質であるため、下記式に示すように、窒素が分離して昇華し、
2SiNO → 2SiO+N
SiO(一酸化珪素)が生成される。これにより、窒化シリコン膜52はSiOからなる一酸化珪素膜54に変化する(図3(C))。一酸化珪素膜54はCVD処理によって形成されて膜の構造が疎である窒化シリコン膜52が変化したものであるため、一酸化珪素膜54の膜の構造も疎である。したがって、一酸化珪素膜54にはある程度水分子が含まれている。本実施の形態では、この一酸化珪素膜54をフッ酸による選択的エッチング処理を利用して選択的にエッチングし、結果として窒化シリコン膜52を選択的に除去する。
次に、本実施の形態に係る基板処理方法について説明する。本実施の形態に係る基板処理方法は図1の基板処理システム10が実行する。
まず、シリコン基材50上にSiOからなる熱酸化膜51が形成され、且つ熱酸化膜51上にSiNからなる窒化シリコン膜52が形成されているウエハWを準備する(図3(A)))。そして、該ウエハWを第1のプロセスモジュール25のチャンバ内に搬入し、ESC28上に載置する。
次いで、チャンバ内に酸素ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって酸素ガスをプラズマ化して酸素プラズマ中に活性種53を発生させ、該酸素プラズマ中の活性種53を窒化シリコン膜52に接触させる(酸素プラズマ接触ステップ)。このとき、電界に起因してウエハWの表面近傍の空間にシース55がウエハWの表面と平行に発生する。シース55内ではウエハWの表面に対して垂直方向に沿って電位差が生じるため、シース55を通過する酸素プラズマ中の活性種53、例えば、陽イオンはシース55により、ウエハWの表面に対して垂直方向に加速される。その結果、酸素プラズマ中の活性種53はウエハWの表面に形成された窒化シリコン膜52に対して垂直に接触する(図3(B))。窒化シリコン膜52に接触した酸素プラズマ中の活性種53は、上述したように、窒化シリコン膜52を一酸化珪素膜54に変化させる(図3(C))。
次いで、ウエハWを第1のプロセスモジュール25のチャンバから搬出し、ローダーモジュール13を経由して第2のプロセスモジュール34のチャンバ38内に搬入する。このとき、ウエハWを載置台39上に載置する。
次いで、チャンバ38内の圧力をAPCバルブ42等によって1.3×10〜1.1×10Pa(1〜8Torr)に設定し、チャンバ38内の雰囲気温度を側壁内のヒータによって40〜60℃に設定する。そして、シャワーヘッド40のガス供給部43からHFガスを流量40〜60SCCMでウエハWに向けて供給する(HFガス供給ステップ)(図3(D))。なお、このとき、チャンバ38内から水分子をほぼ除去し、また、HOガスをチャンバ38内に供給しない。
一酸化珪素膜54は、上述したように、ある程度水分子を含み、一酸化珪素膜54に達したHFガスは一酸化珪素膜54に含まれている水分子と結びついてフッ酸となる。そして、このフッ酸は一酸化珪素膜54を除去する。一方、フッ酸によって一酸化珪素膜54が除去されて熱酸化膜51が露出した後、HFガスが熱酸化膜51に達しても、熱酸化膜51には殆ど水分子が含まれていないため、HFガスはフッ酸となることは殆どなく、熱酸化膜51が除去されることは殆どない。その結果、一酸化珪素膜54が選択的にエッチングされて除去される(図3(E))。
次いで、ウエハWを第2のプロセスモジュール34のチャンバ38から搬出し、本処理を終了する。
本実施の形態に係る基板処理方法によれば、熱酸化膜51及び窒化シリコン膜52を有するウエハWに酸素プラズマ中の活性種53が接触し、さらに、該ウエハWに向けてHFガスが供給される。酸素プラズマ中の活性種53は窒化シリコン膜52を一酸化珪素膜54に変化させ、HFガスから生成されたフッ酸は窒化シリコン膜52から変化した一酸化珪素膜54を選択的にエッチングする。したがって、窒化シリコン膜52を選択的に除去することができる。
上述した基板処理方法では、HFガスがウエハWに向けて供給される際、チャンバ38内から水分子がほぼ除去され、また、HOガスがチャンバ38内に供給されないので、水分子を殆ど含まない熱酸化膜51では、HFガスと水分子とが結びつくことが殆ど無くフッ酸が殆ど発生しないため、酸化膜51が除去されることは殆どない。したがって、一酸化珪素膜54をより確実に選択的にエッチングすることができる。
また、上述した基板処理方法では、チャンバ38内から水分子がほぼ除去され、HOガスがチャンバ38内に供給されることがなく、さらに、ウエハWにおける一酸化珪素膜54に含まれた水分子はSiOとフッ酸との反応に用いられて消費される。したがって、チャンバ38内を非常にドライな状態に維持することができる。その結果、水分子に起因するパーティクルやウエハW上のウォーターマークの発生を抑制することができ、もって、ウエハWから製造される半導体デバイスの信頼性をより向上することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理方法について説明する。
本実施の形態は、その構成や作用が上述した第1の実施の形態と基本的に同じであり、処理が施される基板の構成が上述した第1の実施の形態と異なるのみである。したがって、同様の構成については説明を省略し、以下に第1の実施の形態と異なる構成や作用についてのみ説明を行う。
図4は、本実施の形態に係る基板処理方法を示す工程図である。
まず、シリコン基材60上にSiOからなる熱酸化膜61が均一に形成され、該熱酸化膜61においてウエハW’の表面から垂直に突出する断面略矩形のポリシリコンからなるゲート電極62(凸状の導電部)が形成され、且つ熱酸化膜61上にSiNからなる窒化シリコン膜63が形成されているウエハW’を準備する。このウエハW’において窒化シリコン膜63は熱酸化膜61だけでなく、ゲート電極62の側面及び頂面を覆う(図4(A)))。そして、該ウエハW’を第1のプロセスモジュール25のチャンバ内に搬入し、ESC28上に載置する。
次いで、チャンバ内に酸素ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって酸素ガスをプラズマ化して酸素プラズマ中に活性種53を発生させ、該酸素プラズマ中の活性種53を窒化シリコン膜63に接触させる(酸素プラズマ接触ステップ)。このとき、第1の実施の形態と同様に、ウエハW’の表面近傍の空間にシース55がウエハW’の表面と平行に発生する。
シース55を通過する酸素プラズマ中の活性種53、例えば、陽イオンはシース55により、ウエハW’の表面に対して垂直方向に加速されて該垂直方向に沿って移動する。ウエハW’の表面に対する垂直方向はゲート電極62の側面と平行であるため、シース55を通過した酸素プラズマ中の活性種53はゲート電極62の側面と略平行に移動し、窒化シリコン膜63に対して垂直に接触する(図4(B))。
窒化シリコン膜63に接触した酸素プラズマ中の活性種53は、上述したように、窒化シリコン膜63を一酸化珪素膜64に変化させるが、窒化シリコン膜63におけるゲート電極62の側面を覆う部分の活性種53の移動方向(ウエハW’の表面に対する垂直方向)に沿う厚さは大きいため、酸素プラズマ中の活性種53はゲート電極62の側面を覆う部分内に十分に進入できない。その結果、ゲート電極62の側面において一酸化珪素膜64に変化しない窒化部63aが残る(図4(C))。一方、窒化シリコン膜63のうちゲート電極62の頂面を覆う平坦な部分及びゲート電極62を覆わない平坦な部分は酸素プラズマ中の活性種53によって一酸化珪素膜64に変化する(選択的酸化ステップ)。
次いで、ウエハW’を第1のプロセスモジュール25のチャンバから搬出し、ローダーモジュール13を経由して第2のプロセスモジュール34のチャンバ38内に搬入する。このとき、ウエハW’を載置台39上に載置する。
次いで、チャンバ38内の諸条件を第1の実施の形態の諸条件と同じに設定する。そして、シャワーヘッド40のガス供給部43からHFガスを流量40〜60SCCMでウエハW’に向けて供給する(HFガス供給ステップ)(図4(D))。なお、このとき、チャンバ38内から水分子をほぼ除去し、また、HOガスをチャンバ38内に供給しないのは、第1の実施の形態と同様である。
ここで、一酸化珪素膜64に達したHFガスは一酸化珪素膜64に含まれている水分子と結びついてフッ酸となる。そして、このフッ酸は一酸化珪素膜64を除去する。一方、フッ酸によって一酸化珪素膜64が除去されて熱酸化膜61が露出した後、HFガスが熱酸化膜61に達しても、熱酸化膜61には殆ど水分子が含まれていないため、HFガスはフッ酸となることは殆どなく、熱酸化膜61が除去されることは殆どない。また、窒化部63aが露出しても該窒化部63aはSiNからなり、SiNはフッ酸と殆ど反応しないため、窒化部63aも除去されることは殆どない。その結果、一酸化珪素膜64が選択的にエッチングされて除去され、且つゲート電極62の側面には窒化部63aが形成される(図4(E))。この窒化部63aは、LDD(Light Doped Drain)構造においてゲート電極62とソース/ドレインとを分離するスペーサとして機能する。
次いで、ウエハW’を第2のプロセスモジュール34のチャンバ38から搬出し、本処理を終了する。
本実施の形態に係る基板処理方法によれば、ゲート電極62の側面及び頂面を覆う窒化シリコン膜63に向けて酸素プラズマ中の活性種53が側面と略平行に(ウエハW’の表面に対する垂直方向に沿って)移動し、該酸素プラズマ中の活性種53は窒化シリコン膜63と接触する。窒化シリコン膜63におけるゲート電極62の側面を覆う部分の活性種53の移動方向(ウエハW’の表面に対する垂直方向)に沿う厚さは大きいため、酸素プラズマ中の活性種53はゲート電極62の側面を覆う部分内に十分に進入できない。その結果、窒化シリコン膜63のうちゲート電極62の頂面を覆う平坦な部分及びゲート電極62を覆わない平坦な部分は酸素プラズマ中の活性種53によって一酸化珪素膜64に変化するが、ゲート電極62の側面において一酸化珪素膜64に変化しない窒化部63aが残る。HFガスから生成されたフッ酸は窒化シリコン膜63から変化した一酸化珪素膜64を選択的にエッチングするが、窒化部63aは殆どエッチングしない。したがって、窒化シリコン膜63のうち、ゲート電極62の側面を覆う窒化部63aを除去することなく、他の部分、具体的には、ゲート電極62の頂面を覆う平坦な部分及びゲート電極62を覆わない平坦な部分の窒化シリコン膜63を選択的に除去することができる。
なお、上述した基板処理方法において、フッ酸により全ての一酸化珪素を完全に除去することは困難であるので、窒化部63a等に一酸化珪素が若干含まれていることは言うまでもない。
上述した各実施の形態では、酸素プラズマを用いて窒化シリコン膜を酸化したが、窒化シリコン膜の酸化に用いるものはこれに限られず、少なくとも酸素を含むプラズマであれば用いることができる。
また、上述した各実施の形態では、酸素プラズマをウエハWの窒化シリコン膜52(窒化シリコン膜53)に接触させる際、第1のプロセスモジュール25における下部電極にバイアス電圧を印加していないが、酸素プラズマを窒化シリコン膜52に確実に接触させるために、下部電極にバイアス電圧を印加してもよい。
また、各実施の形態に係る基板処理方法が適用される基板は半導体デバイス用のウエハに限られず、LCDやFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
本発明の目的は、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理方法を実行する基板処理システムの概略構成を示す平面図である。 図1における第2のプロセスモジュールの断面図であり、図2(A)は図1における線I−Iに沿う断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA部の拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板処理方法を示す工程図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基板処理方法を示す工程図である。
符号の説明
10 基板処理システム
11 第1のプロセスシップ
12 第2のプロセスシップ
25 第1のプロセスモジュール
34 第2のプロセスモジュール
38 チャンバ
39 載置台
40 シャワーヘッド
43 ガス供給部
50,60 シリコン基材
51,61 熱酸化膜
52,63 窒化シリコン膜
53 活性種
54,64 一酸化珪素膜
62 ゲート電極

Claims (10)

  1. 熱酸化処理によって形成された熱酸化膜と、該熱酸化膜上にCVD処理によって形成されて膜の構造が疎である窒化膜とを有する基板を処理する基板処理方法であって、
    前記基板に酸素を含むプラズマを接触させる酸素プラズマ接触ステップと、
    前記酸素を含むプラズマが接触した前記基板に向けてHFガスを供給するHFガス供給ステップとを有し、
    前記HFガス供給ステップは、HOが殆ど存在しない環境で、且つHOガスを供給しないで、前記熱酸化膜と、前記酸素プラズマ接触ステップにおいて前記窒化膜が変化した一酸化珪素膜とを有する前記基板に向けて前記HFガスを供給することを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記熱酸化膜は、二酸化珪素膜であり、前記窒化膜は、窒化珪素膜であり、
    前記HFガス供給ステップは、前記二酸化珪素膜および前記窒化珪素膜が変化した一酸化珪素膜とからなる密度が異なる二種類の酸化珪素膜が同時に存在する状態で、前記二種類の酸化珪素膜のうち密度が低い酸化珪素膜に水分を残すように、前記チャンバ内から水分子を除去した後、前記HFガスを供給して前記密度の低い酸化珪素膜を選択的に除去することを特徴とする請求項1記載の基板処理方法。
  3. 前記基板は前記熱酸化膜上において突出する凸状の導電部を備え、前記窒化膜は前記導電部の側面及び頂面を覆い、
    前記酸素プラズマ接触ステップでは、前記酸素を含むプラズマ中の活性種が前記側面と略平行に移動して前記窒化膜に接触することを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理方法。
  4. 前記活性種は少なくとも陽イオンを含むことを特徴とする請求項記載の基板処理方法。
  5. 前記窒化膜のうち前記凸状の導電部を覆う平坦な部分及び前記凸状の導電部を覆わない平坦な部分を選択的に酸化する選択的酸化ステップを有することを特徴とする請求項3又は4記載の基板処理方法。
  6. 前記基板は前記熱酸化膜上において該基板の表面から垂直に突出する凸状の導電部を備え、前記窒化膜は前記導電部の側面及び頂面を覆い、
    前記酸素プラズマ接触ステップでは、前記酸素を含むプラズマ中の活性種が前記基板の表面に対して略垂直に移動して前記窒化膜に接触することを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理方法。
  7. 前記窒化膜のうち前記凸状の導電部を覆う平坦な部分及び前記凸状の導電部を覆わない平坦な部分を選択的に酸化する選択的酸化ステップを有することを特徴とする請求項記載の基板処理方法。
  8. 前記一酸化珪素の密度は、前記二酸化珪素膜の密度よりも低いことを特徴とする請求項2記載の基板処理方法。
  9. 前記HFガス供給ステップにおいて、前記チャンバから水分を除去する際に、前記密度の低い酸化珪素膜のみに水分を残すように、前記チャンバ内圧力を1.3×10 〜1.1×10 Pa(1〜8Torr)に設定し、前記チャンバ内の雰囲気温度を40℃〜60℃に設定することを特徴とする請求項8記載の基板処理方法。
  10. 前記HFガスは、流量40SCCM〜60SCCMで供給されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の基板処理方法。
JP2006180184A 2006-06-29 2006-06-29 基板処理方法 Active JP5102467B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006180184A JP5102467B2 (ja) 2006-06-29 2006-06-29 基板処理方法
KR1020070053364A KR100880747B1 (ko) 2006-06-29 2007-05-31 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
US11/769,147 US8114781B2 (en) 2006-06-29 2007-06-27 Substrate processing method and substrate processing apparatus
TW096123567A TWI497597B (zh) 2006-06-29 2007-06-28 Substrate handling method
CNB2007101268794A CN100514572C (zh) 2006-06-29 2007-06-29 基板处理方法和基板处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006180184A JP5102467B2 (ja) 2006-06-29 2006-06-29 基板処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008010661A JP2008010661A (ja) 2008-01-17
JP5102467B2 true JP5102467B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=39011559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006180184A Active JP5102467B2 (ja) 2006-06-29 2006-06-29 基板処理方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5102467B2 (ja)
KR (1) KR100880747B1 (ja)
CN (1) CN100514572C (ja)
TW (1) TWI497597B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8329587B2 (en) * 2009-10-05 2012-12-11 Applied Materials, Inc. Post-planarization densification
WO2012120857A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 旭化成エレクトロニクス株式会社 半導体装置、半導体装置の製造方法
US9093389B2 (en) * 2013-01-16 2015-07-28 Applied Materials, Inc. Method of patterning a silicon nitride dielectric film
JP6073172B2 (ja) * 2013-03-29 2017-02-01 岩谷産業株式会社 エッチング方法
KR102095983B1 (ko) * 2017-08-24 2020-04-02 피에스케이홀딩스 (주) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
KR200489542Y1 (ko) 2017-09-12 2019-07-04 미라클통상 주식회사 애견용 방석·카시트 겸용 소파
KR102281826B1 (ko) * 2019-07-08 2021-07-23 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 방법
JP7414593B2 (ja) * 2020-03-10 2024-01-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1539700A (en) * 1976-05-14 1979-01-31 Int Plasma Corp Process for etching sio2
JPS57138139A (en) * 1981-02-19 1982-08-26 Nec Home Electronics Ltd Etching method for insulating film of semiconductor device
JPH0628259B2 (ja) 1982-12-27 1994-04-13 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
JPS6276630A (ja) * 1985-09-30 1987-04-08 Toshiba Corp ドライ洗浄方法
US5279705A (en) * 1990-11-28 1994-01-18 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Gaseous process for selectively removing silicon nitride film
JPH09171996A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Toshiba Corp 半導体基板の処理方法及びその処理装置
US6534351B2 (en) * 2001-03-19 2003-03-18 International Business Machines Corporation Gate-controlled, graded-extension device for deep sub-micron ultra-high-performance devices
JP3519066B2 (ja) * 2001-08-27 2004-04-12 忠弘 大見 プラズマプロセス用装置
JP2004095918A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fasl Japan Ltd 半導体記憶装置及び半導体装置の製造方法
JP3974547B2 (ja) * 2003-03-31 2007-09-12 株式会社東芝 半導体装置および半導体装置の製造方法
US7077903B2 (en) 2003-11-10 2006-07-18 International Business Machines Corporation Etch selectivity enhancement for tunable etch resistant anti-reflective layer
KR100541680B1 (ko) * 2003-11-28 2006-01-11 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자분리막 형성방법
US20070209200A1 (en) 2004-03-31 2007-09-13 Tadahiro Ohmi Circuit Board, Method Of Manufacturing Circuit Board, And Display Device Having Circuit Board
US20060042752A1 (en) * 2004-08-30 2006-03-02 Rueger Neal R Plasma processing apparatuses and methods
JP2006108629A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008010661A (ja) 2008-01-17
KR20080001612A (ko) 2008-01-03
CN100514572C (zh) 2009-07-15
TWI497597B (zh) 2015-08-21
CN101097865A (zh) 2008-01-02
TW200818316A (en) 2008-04-16
KR100880747B1 (ko) 2009-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8114781B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP5102467B2 (ja) 基板処理方法
JP5048352B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
TWI389194B (zh) A substrate processing apparatus, a substrate processing method, and a memory medium
JP4860219B2 (ja) 基板の処理方法、電子デバイスの製造方法及びプログラム
JP4817991B2 (ja) 基板処理方法
JP4890025B2 (ja) エッチング方法及び記録媒体
US20210143001A1 (en) Method of Manufacturing Semiconductor Device, Substrate Processing Apparatus and Non-transitory Computer-readable Recording Medium
US10734243B2 (en) Etching method and substrate processing system
JP2009094307A (ja) エッチング方法及び記録媒体
US20080124936A1 (en) Manufacturing method of capacitor electrode, manufacturing system of capacitor electrode, and storage medium
KR100892542B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 시스템
US8034720B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP4895256B2 (ja) 基板の表面処理方法
JP2007266455A (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
WO2014208365A2 (ja) エッチング方法及び記録媒体
US8206605B2 (en) Substrate processing method and substrate processing system
US7993540B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5102467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250