JP5102131B2 - ホールド回路 - Google Patents

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本発明は、アナログ電圧を入力し、ホールド信号が入力した時のアナログ電圧を保持するホールド回路に関する。
経時的に変化するアナログ電圧の電圧値をサンプリングしたい場面が存在する。このような場合に、ホールド回路が利用される。ホールド回路は、アナログ電圧を入力し、ホールド信号が入力した時のアナログ電圧を保持する。
図10に、従来のホールド回路902の回路図を示す。ホールド回路902は、アナログ電圧を入力する入力端子P1と、ホールド信号Hoを入力するホールド端子P3と、保持している電圧を出力する出力端子P2と、基準電位(この場合は接地電圧)に接続する基準電位端子P4を備えている。また、ホールド回路902は、スイッチ回路S1と、コンデンサCと、インピーダンス変換回路OP1を備えている。ホールド回路902では、入力端子P1とスイッチ回路S1とコンデンサCと基準電位端子P4が、その順序で直列に接続されている。インピーダンス変換回路OP1は、スイッチ回路S1とコンデンサCとの接続点P5と出力端子P2の間に接続されており、出力端子P2の電圧を接続点P5の電圧に等しく維持する。
スイッチ回路S1は、n型の絶縁ゲート型トランジスタTr1を有している。絶縁ゲート型トランジスタTr1のドレイン電極b1は接続点P5に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタTr1のソース電極b2は入力端子P1に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタTr1のゲート電極b3はホールド端子P3に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタTr1は、ホールド端子P3にホールド信号Hoが入力したときにオフする。
インピーダンス変換回路OP1は、非反転入力端子a2が接続点P5に電気的に接続されており、反転入力端子a1が出力端子a3に電気的に接続されている。インピーダンス変換回路OP1は、ボルテージフォロワ回路を形成している。
図11に、図10の絶縁ゲート型トランジスタTr1が形成された半導体基板932の断面図を模式的に示す。絶縁ゲート型トランジスタTr1は、n型の不純物を低濃度に含んだ半導体基板932に形成されている。半導体基板932の表層部には、p型の半導体ウェル領域934が形成されている。半導体ウェル領域934内には、n型の不純物を高濃度に含んだドレイン領域936とソース領域938が形成されている。ドレイン領域936とソース領域938の間に存在している半導体ウェル領域934の表面には、絶縁膜942を介してゲート電極b3が形成されている。半導体ウェル領域934内にはさらに、p型の不純物を高濃度に含んだバイアス領域944が形成されている。半導体ウェル領域934は、バイアス領域944を介してGND電位に固定されている。
図12に、定期的に入力電圧Vinの電圧値をサンプリングするホールド回路902のタイミングチャートを示す。図12に示すように、ホールド信号Hoは、入力電圧Vinを保持しないサンプル期間(S)でハイであり、入力電圧Vinを保持するホールド期間(H)でローである。このため、サンプル期間(S)では、スイッチ回路S1がオンし、入力電圧Vinがスイッチ回路S1を介してコンデンサCに入力される。この電圧がインピーダンス変換回路OP1を介して出力端子P2へ出力され、出力電圧Voutが入力電圧Vinに追従して変動する。ホールド期間(H)では、スイッチ回路S1がオフし、スイッチ回路S1がオフする時に入力していた入力電圧VinがコンデンサCに保持される。ホールド期間(H)では、保持した電圧を次のサンプル期間(S)まで出力端子P2に出力する。このようなホールド回路が特許文献1に記載されている。
特開平7−262789号公報
図11に示すように、p型の半導体ウェル領域934とn型のドレイン領域936の間には寄生ダイオードD1が形成されている。p型の半導体ウェル領域934とn型のソース領域938の間には寄生ダイオードD2が形成されている。通常、入力電圧Vinが正電圧で推移すれば、コンデンサCに保持される電圧も正電圧であり、ドレイン領域936に印加される電圧も正電圧である。そのため、寄生ダイオードD1には逆方向電圧が印加されるので、コンデンサCに帯電している電荷量が維持されるはずである。
しかし、絶縁ゲート型トランジスタTr1の温度上昇にともない、寄生ダイオードD1の逆電圧抵抗は、減少する。そのため、寄生ダイオードD1を介してコンデンサCに保持される電圧に影響を及ぼす逆方向電流(以下、リーク電流と呼ぶ)が流れることがある。図13に、ホールド期間(H)の各電圧のタイミングチャートを拡大して示す。図13に示すように、寄生ダイオードD1を介して逆方向電流が流れると、コンデンサCに帯電している電荷量が減少し、ホールド期間(H)の出力電圧Voutが変動してしまう。従来のホールド回路902は、出力電圧Voutを良好に保持することができない。
本発明は上記の課題を解決する。すなわち本発明は、リーク電流が抑制されたホールド回路を提供することを目的としている。
本発明は、アナログ電圧を入力し、ホールド信号が入力した時のアナログ電圧を保持するホールド回路に具現化される。本発明のホールド回路は、アナログ電圧を入力する入力端子と、ホールド信号を入力するホールド端子と、保持している電圧を出力する出力端子と、基準電位に接続する基準電位端子を備えている。ホールド回路はさらに、スイッチ回路と、コンデンサと、インピーダンス変換回路を備えている。入力端子とスイッチ回路とコンデンサと基準電位端子は、その順序で直列に接続されている。インピーダンス変換回路は、スイッチ回路とコンデンサとの接続点と出力端子の間に接続されており、出力端子の電圧を接続点の電圧に等しく維持する。スイッチ回路は、半導体ウェル領域内に形成されているとともに一対の主電極とゲート電極を含む絶縁ゲート型トランジスタを有している。絶縁ゲート型トランジスタの一方の主電極が前記接続点に電気的に接続されており、ゲート電極がホールド端子に電気的に接続されており、半導体ウェル領域が出力端子に接続されている。また、スイッチ回路は、ホールド端子にホールド信号が入力した時にオフする。
本発明のホールド回路では、絶縁ゲート型トランジスタの半導体ウェル領域を出力端子に接続する。これにより、半導体ウェル領域の電圧が出力端子の電圧に等しく維持される。出力端子の電圧は、コンデンサに保持されている電圧である。したがって、半導体ウェル領域の電圧がコンデンサに保持されている電圧に等しい関係が維持される。即ち、半導体ウェル領域とコンデンサの間に電位差が生じない。このため、半導体ウェル領域とコンデンサの間に形成されている寄生ダイオードの両端に電位差が生じないので、寄生ダイオードを介して流れるリーク電流が抑制される。ホールド期間において、コンデンサで保持している電荷量が変動することがなく、コンデンサによって電圧を確実に保持することができる。
絶縁ゲート型トランジスタは半導体基板を利用して形成することができる。この場合、絶縁ゲート型トランジスタは、第1導電型の半導体ウェル領域と、第2導電型の第1コンタクト領域と、第2導電型の第2コンタクト領域と、半導体ウェル領域よりも不純物濃度が高い第1導電型のバイアス領域を有している。
半導体ウェル領域は、半導体基板内に形成されている。第1コンタクト領域と第2コンタクト領域とバイアス領域は、半導体ウェル領域内に形成されている。第1コンタクト領域と第2コンタクト領域は、半導体ウェル領域によって隔てられている。第1コンタクト領域は、一方の主電極と接する。第2コンタクト領域は、他方の主電極と接する。ゲート電極は、第1コンタクト領域と第2コンタクト領域の間に存在している半導体ウェル領域に絶縁膜を介して対向している。バイアス領域は、第1コンタクト領域に隣接して形成されている。半導体ウェル領域は、バイアス領域を介して出力端子に電気的に接続されている。
バイアス領域は不純物濃度が高く、バイアス領域の内部抵抗が低い。このため、バイアス領域は、その領域内での電位分布が小さく、領域内全体がホールド回路の出力電圧に維持される。これによって、第1コンタクト領域とバイアス領域の間に生じる電位差を小さくすることができ、寄生ダイオードを介して流れるリーク電流を抑制する効果が良好に得られる。
バイアス領域は、第1コンタクト領域と半導体ウェル領域の界面のうち、第2コンタクト領域に対向しない範囲の界面に接していることが好ましい。
上記のように形成されることで、バイアス領域と第1コンタクト領域が隣接する面積が拡大し、寄生ダイオードの大部分で電位差の小さい状態が得られる。寄生ダイオードに生じる電位差をさらに小さくすることができ、リーク電流を抑制することができる。
バイアス領域は、第1コンタクト領域の界面のうち、第2コンタクト領域に対向する界面に形成されないことが好ましい。
上述したように、第1コンタクト領域と第2コンタクト領域の間に位置している範囲の半導体ウェル領域に、絶縁膜を介してゲート電極が対向している。絶縁ゲート型トランジスタでは、ゲート閾値を低く抑えるために、ゲート電極に対向している半導体ウェル領域の不純物濃度が低いことが望まれている。本発明では、バイアス領域が第1コンタクト領域の界面のうちの第2コンタクト領域に対向する範囲の界面には形成されないので、ゲート電極と対向する半導体ウェル領域の不純物濃度を低く抑えることができる。絶縁ゲート型トランジスタのゲート閾値を低く抑えることができる。
スイッチ回路は、入力端子と絶縁ゲート型トランジスタの他方の主電極の間に接続されている電流阻止用素子をさらに有している。その電流阻止用素子が、絶縁ゲート型トランジスタの他方の主電極からホールド回路の入力端子へ電流が流れることを阻止する。
入力端子に入力する入力電圧がコンデンサに保持されている電圧よりも小さい場合(絶縁ゲート型トランジスタがn型)若しくは大きい場合(同p型)、出力端子から半導体ウェル領域、第2コンタクト領域、他方の主電極を介して入力端子に向けて流入出する電流が流れる。この電流が流れると、ホールド回路の消費電力が増大する虞がある。電流阻止用素子が設けられていると、この逆電流を阻止することができるので、ホールド回路の消費電力を低く抑えることができる。
電流阻止用素子は、半導体ウェル領域に形成されているとともに一対の主電極とゲート電極を含む電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタである。
電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタが絶縁ゲート型トランジスタと同一導電型である場合、一方の主電極が絶縁ゲート型トランジスタの他方の主電極に電気的に接続されており、他方の主電極が入力端子に電気的に接続されており、ゲート電極がホールド端子に電気的に接続されており、半導体ウェル領域が基準電位端子に電気的に接続されている。
また電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタが絶縁ゲート型トランジスタと異なる導電型である場合、ホールド回路はホールド信号を反転させた反転ホールド信号を入力する反転ホールド端子と、第2の基準電位に接続する第2基準電位端子をさらに備えていることが好ましい。この場合、一方の主電極が絶縁ゲート型トランジスタの他方の主電極に電気的に接続されており、他方の主電極が入力端子に電気的に接続されており、ゲート電極が反転ホールド端子に電気的に接続されており、半導体ウェル領域が第2基準電位端子に電気的に接続されている。
本発明のスイッチ回路は、切換回路をさらに備えている。切換回路は、絶縁ゲート型トランジスタと電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタを接続する配線と出力端子の間に接続されている。その切換回路は、ホールド信号が入力した時にオンする。
絶縁ゲート型トランジスタと電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタが直列に接続されており、2つのトランジスタが同時にオフする場合、2つのトランジスタの間の配線の電位がフローティングとなる。上記のスイッチ回路では、この配線が切換回路を介して出力端子に接続されている。切換回路は2つのトランジスタが同時にオフする場合にオンする。これにより、2つのトランジスタが同時にオフしたときに、2つのトランジスタの間の配線の電位を出力電圧に固定することができる。したがって、2つのトランジスタの間の配線の電位を安定させることができ、スイッチ回路の動作を安定させることができる。
本発明のスイッチ回路は、第2絶縁ゲート型トランジスタをさらに備えているのが好ましい。第2絶縁ゲート型トランジスタは、入力端子と接続点の間において、絶縁ゲート型トランジスタに対して並列に接続されている。さらに、第2絶縁ゲート型トランジスタは、絶縁ゲート型トランジスタに対して逆導電型である。また、第2絶縁ゲート型トランジスタの半導体ウェル領域も出力端子に電気的に接続されていることを特徴としている。
スイッチ回路が上記のように構成されることで、相補型のスイッチ回路を構成することができる。これにより、入力電圧の動作範囲を広げることができ、スイッチ回路を切換える際に、コンデンサに保持されている電圧の影響を抑制することができる。
本発明によると、ホールド回路に流れるリーク電流を抑制することができ、ホールド信号が入力した時のアナログ電圧を確実に保持することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を最初に整理する。
(特徴1)絶縁ゲート型トランジスタは、半導体ウェル領域内に形成されている第2のバイアス領域を備えている。第2のバイアス領域は、半導体ウェル領域によってバイアス領域から隔てられており、第2コンタクト領域に隣接して形成されている。第2のバイアス領域は、半導体ウェル領域と同一導電型であり、半導体ウェル領域よりも高い不純物を含んでいる。第2のバイアス領域は、ウェル端子に接続されている。
(特徴2)第2のバイアス領域は、第2コンタクト領域と半導体ウェル領域の界面のうち、第1コンタクト領域に対向しない範囲の界面に接している。
(第1実施例)
図1に、ホールド回路2を示す。ホールド回路2は、アナログ電圧を入力する入力端子20と、コンデンサ10に保持している電圧を出力する出力端子22と、接地して用いる基準電位端子24と、ホールド信号Hoを入力するホールド端子28と、スイッチ回路4と、コンデンサ10と、ボルテージフォロワ回路8(インピーダンス変換回路)を備えている。
入力端子20と、スイッチ回路4と、コンデンサ10と、基準電位端子24が、その順序で直列に接続されている。
ボルテージフォロワ回路8は、スイッチ回路4とコンデンサ10との接続点30と出力端子22の間に接続されており、出力端子22の電圧を接続点30の電圧に等しく維持している。
スイッチ回路4は、図2を用いて後述するように、半導体ウェル領域に形成されている絶縁ゲート型トランジスタ6を備えている。絶縁ゲート型トランジスタ6は、一対の主電極6a、6bとバイアス電極6cとゲート電極6dを有する。絶縁ゲート型トランジスタ6の一方の主電極6aが、配線14を介して接続点30に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ6の他方の主電極6bが、配線12を介して入力端子20に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ6のゲート電極6dが、ホールド端子28に電気的に接続されている。バイアス電極6cが、出力端子22に電気的に接続されている。
スイッチ回路4では、ホールド端子28にホールド信号Hoが入力した時にスイッチ回路4がオフする。即ち、ホールド端子28にロー電圧が入力されると、スイッチ回路4がオフする。ホールド端子28にハイ電圧が入力されると、スイッチ回路4がオンする。ここでは、ホールド端子28に印加されるロー電圧をホールド信号Hoという。
ボルテージフォロワ回路8の非反転入力端子8bは、スイッチ回路4とコンデンサ10の接続点30に接続されている。ボルテージフォロワ回路8の反転入力端子8aは、ボルテージフォロワ回路8の出力端子8cに接続されており、ボルテージフォロワ回路8の出力端子8cはホールド回路2の出力端子22に接続されている。ボルテージフォロワ回路8は、上記のように接続することで、出力端子8cの電圧を非反転入力端子8bの電圧に一致させている。また、出力端子8cと非反転入力端子8bの間は高抵抗であり、実質的に絶縁している。出力端子8cに電流が流れても、非反転入力端子8bの電圧が低下することはなく、コンデンサ10に蓄えられた電荷がボルテージフォロワ回路8を通して放電することがない。
図2を用いて、絶縁ゲート型トランジスタ6の構造を説明する。図2に、半導体基板32内の半導体ウェル領域34に形成された絶縁ゲート型トランジスタ6の断面図を示す。
絶縁ゲート型トランジスタ6はn型の絶縁ゲート型トランジスタであり、n型不純物を低濃度に含んだ半導体基板32に形成されている。p型の半導体ウェル領域34が半導体基板32に形成されている。半導体ウェル領域34は、半導体基板32に半導体基板32の不純物濃度よりも高いp型不純物を打ち込むことによって形成されている。n型の第1コンタクト領域36とn型の第2コンタクト領域38が半導体ウェル領域34内に形成されている。第1コンタクト領域36と第2コンタクト領域38は、半導体ウェル領域34の一部に半導体ウェル領域34の不純物濃度よりも高いn型不純物を打ち込むことによって形成されている。第1コンタクト領域36と第2コンタクト領域38は、半導体ウェル領域34によって隔てられている。p型のバイアス領域44が半導体ウェル領域34内に形成されている。バイアス領域44は、半導体ウェル領域34に半導体ウェル領域34の不純物濃度よりも高い濃度のp型不純物を打ち込むことによって形成されている。バイアス領域44は第1コンタクト領域36に隣接して形成されている。第1コンタクト領域36と第2コンタクト領域38の間に存在している半導体ウェル領域34に対向する位置には、絶縁膜42を介してゲート電極6dが形成されている。
第1コンタクト領域36は、一方の主電極6aに接続されている。第2コンタクト領域38は、他方の主電極6bに接続されている。バイアス領域44は、バイアス電極6cに接続されている。バイアス電極6cは出力端子22に接続されており、これによって、半導体ウェル領域34がバイアス領域44を介して出力端子22に電気的に接続されている。
図2に示すように、絶縁ゲート型トランジスタ6の異なる導電型の領域の間に、寄生ダイオード46、48が形成されている。p型の半導体ウェル領域34とn型の第1コンタクト領域36の間に、寄生ダイオード46が形成されている。p型の半導体ウェル領域34とn型の第2コンタクト領域38の間に、寄生ダイオード48が形成されている。
ホールド回路2では、ホールド端子28にハイ電圧が入力されると、絶縁ゲート型トランジスタ6の主電極6aと6bの間が導通する。入力端子20に入力されたアナログ電圧の入力電圧Vinがコンデンサ10へと入力され、ボルテージフォロワ回路8によって、この電圧が出力端子22から出力される。このため、出力電圧Voutが入力電圧Vinに追従して変動する。
ホールド回路2では、ホールド端子28にロー電圧(ホールド信号Ho)が入力されると、絶縁ゲート型トランジスタ6の主電極6aと6bの間が非導通となり、スイッチ回路4がオフする。ホールド端子28にホールド信号Hoが入力される際にコンデンサ10に印加されていた電圧が保持され、出力電圧Voutが保持される。
本実施例のホールド回路2では、絶縁ゲート型トランジスタ6のバイアス電極6cが、配線26を介して出力端子22に接続されている。寄生ダイオード46のカソードに相当する主電極6aは、配線14を介してボルテージフォロワ回路8の非反転入力端子8bに接続されている。寄生ダイオード46のアノードに相当するバイアス電極6cは、配線26を介してボルテージフォロワ回路8の出力端子8cに接続されている。ボルテージフォロワ回路8は、非反転入力端子8bの電圧と出力端子8cの電圧が等しく維持されている。そのため、寄生ダイオード46のアノード・カソード間に電位差が発生しない。コンデンサ10に蓄えられている電荷が寄生ダイオード46を通して放電されることがない。コンデンサ10で保持されている電圧が変動することがなく、出力電圧Voutを確実に保持することができる。
本実施例では、半導体ウェル領域34と出力端子22を接続する際に、バイアス領域44を介して接続されている。バイアス領域44は不純物濃度が高く、バイアス領域44の内部抵抗が低い。このため、バイアス領域44は、その領域内での電位分布が小さく領域内全体がホールド回路2の出力電圧に維持される。これによって、第1コンタクト領域36と半導体ウェル領域34の間に生じる電位差を小さくすることができ、寄生ダイオード46を介して流れる電流を抑制する効果が良好に得られる。
(第2実施例)
図3に、第2実施例のホールド回路102を示す。本実施例のホールド回路102の絶縁ゲート型トランジスタ106では、半導体ウェル領域34に形成されるバイアス領域144が、第1コンタクト領域36と半導体ウェル領域34の界面のうち、第2コンタクト領域38に対向する範囲の界面36a以外の界面に接して形成されている。
本実施例では、バイアス領域144と第1コンタクト領域36が隣接する面積が拡大し、寄生ダイオード146の大部分で電位差の小さい状態が得られる。寄生ダイオード146に生じる電位差をさらに小さくすることができ、リーク電流を抑制することができる。コンデンサ10で保持している電圧が変動することがなく、出力電圧Voutを確実に保持することができる。
尚、第1コンタクト領域36の界面のうち、第1コンタクト領域36と半導体ウェル領域34の界面のうちの第2コンタクト領域38に対向する範囲の界面36aにはバイアス領域144が形成されないことが好ましい。第1コンタクト領域36と第2コンタクト領域38の間に位置している範囲の半導体ウェル領域34は、絶縁ゲート型トランジスタ6のチャネル部に相当する。絶縁ゲート型トランジスタ6では、ゲート閾値を低く抑えるためにチャネル部の不純物濃度が低いことが望まれる。本実施例では、チャネル部に不純物濃度が高いバイアス領域144が形成されない。チャネル部の不純物濃度を低く抑えることができ、絶縁ゲート型トランジスタ6のゲート閾値を低く維持することができる。
(第3実施例)
図4に、第3実施例のホールド回路202を示す。本実施例のホールド回路202は、入力端子20と絶縁ゲート型トランジスタ6の他方の主電極6bの間に、電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタ(以下、電流阻止用トランジスタ)52を備えている。その他の点は第1実施例のホールド回路2と同じであり、重複説明を省略する。
電流阻止用トランジスタ52は、半導体ウェル領域に形成されており、一対の主電極52a、52bとバイアス電極52cとゲート電極52dを有する。電流阻止用トランジスタ52の一方の主電極52aが、配線60を介して絶縁ゲート型トランジスタの主電極6bに電気的に接続されている。電流阻止用トランジスタ52の他方の主電極52bが、配線12を介して入力端子20に電気的に接続されている。電流阻止用トランジスタ52の半導体ウェル領域に電気的に接続されているバイアス電極52cが、基準電位端子24に接続されている。電流阻止用トランジスタ52のゲート電極52dが、配線54を介してホールド端子28に電気的に接続されている。電流阻止用トランジスタ52は、絶縁ゲート型トランジスタ6と同一導電型の絶縁ゲート型トランジスタである。そのため、ホールド端子28に入力される電圧によって、絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52が、同時にオン状態とオフ状態の内の同じ状態へと切換えられる。
図1に示す絶縁ゲート型トランジスタ6では、寄生ダイオード48を介して出力端子22が入力端子20に接続されている。ホールド端子28にホールド信号Hoが入力されるホールド期間(H)では、出力電圧Voutが保持されており、入力電圧Vinに追随して変化しない。ホールド期間(H)に入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも低下した場合、寄生ダイオード48を介して入力端子20と出力端子22の間に電流(逆電流)が流れる。大きな逆電流が流れた場合、ホールド回路2の消費電力が増大する虞がある。
本実施例のホールド回路202では、絶縁ゲート型トランジスタ6の他方の主電極6bと入力端子20の間に電流阻止用トランジスタ52が形成されており、ホールド期間(H)に電流阻止用トランジスタ52がオフする。ホールド期間(H)に電流阻止用トランジスタ52を通して入力端子20と出力端子22の間で逆電流が流れることがない。ホールド回路202の消費電力を抑制することができる。
また、絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52に形成された寄生ダイオードを通して流れる逆電流も抑制される。本実施例のスイッチ素子204では、入力端子20と出力端子22の間に、3つの寄生ダイオード48、56、58が直列に接続されている。これによって、入力端子20と出力端子22の間の寄生ダイオードの抵抗成分が増大し、寄生ダイオードを通して入力端子20と出力端子22の間に流れる逆電流が抑制される。
(第4実施例)
絶縁ゲート型トランジスタと電流阻止用トランジスタの導電型は異なっていてもよい。
図5に、第4実施例のホールド回路203を示す。本実施例のホールド回路203は、反転ホールド端子29と第2基準電位端子25を備えている。また、入力端子20と絶縁ゲート型トランジスタ6の他方の主電極6bの間に、絶縁ゲート型トランジスタ6と異なる導電型の電流阻止用トランジスタ252を備えている。その他の点は第3実施例のホールド回路202と同じであり、重複説明を省略する。
反転ホールド端子29には、ホールド信号Hoを反転した反転ホールド信号Hrが入力されている。第2基準電位端子25は、電圧源Vddに接続されている。電流阻止用トランジスタ252は、半導体ウェル領域に形成されており、一対の主電極252a、252bとバイアス電極252cとゲート電極252dを有する。電流阻止用トランジスタ252の一方の主電極252aが、配線60を介して絶縁ゲート型トランジスタの主電極6bに電気的に接続されている。電流阻止用トランジスタ252の他方の主電極252bが、配線12を介して入力端子20に電気的に接続されている。電流阻止用トランジスタ252の半導体ウェル領域に電気的に接続されているバイアス電極252cが、第2基準電位端子25に接続されている。電流阻止用トランジスタ252のゲート電極52dが、配線55を介して反転ホールド端子29に電気的に接続されている。電流阻止用トランジスタ252は、絶縁ゲート型トランジスタ6と異なる導電型の絶縁ゲート型トランジスタである。そのため、反転ホールド端子29に入力される反転ホールド信号Hrの電圧によって、絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52が、同時にオン状態とオフ状態の内の同じ状態へと切換えられる。
本実施例のホールド回路203でも、ホールド期間(H)に電流阻止用トランジスタ252を通して入力端子20と出力端子22の間で逆電流が流れることがない。ホールド回路203の消費電力を抑制することができる。
入力端子20と絶縁ゲート型トランジスタ6の他方の主電極6aの間に配置される素子は、電流阻止用トランジスタ52、252に限られない。ホールド期間(H)に、絶縁ゲート型トランジスタ6の他方の主電極6bと入力端子20の間に逆電流が流れることを阻止することができる電流阻止用素子であれよく、スイッチ素子やダイオード等で構成されていてもよい。ホールド回路202、203の用途にあわせて適宜選択することができる。
(第5実施例)
図6に、第5実施例のホールド回路302を示す。本実施例のホールド回路302は、絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52を接続する配線60と出力端子22の間に接続されている切換回路62を備えている。その他の点は第3実施例のホールド回路202と同じであり、重複説明を省略する。
切換回路62は、p型の絶縁ゲート型トランジスタ64を備えている。絶縁ゲート型トランジスタ64は、一対の主電極64a、64bとバイアス電極64cとゲート電極64dを有する。絶縁ゲート型トランジスタ64の一方の主電極64aが、配線60に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ64の他方の主電極64bが、配線26を介して出力端子22に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ64の半導体ウェル領域に電気的に接続されているバイアス電極64cが、固定電源66に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ64のゲート電極64dが、配線54を介してホールド端子28に接続されている。
切換回路62では、ホールド端子28にホールド信号Hoが入力した時に切換回路62がオンする。即ち、ホールド端子28にロー電圧が入力されると、切換回路62がオンする。ホールド端子28にハイ電圧が入力されると、切換回路62がオフする。
図4に示すホールド回路202では、ホールド端子28にロー電圧(ホールド信号Ho)が入力されると、絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52が同時にオフし、配線60の電位がフローティングとなる。配線60の電位が定まらず、ホールド回路202の動作が不安定となる。
本実施例のホールド回路302では、配線60が切換回路62の絶縁ゲート型トランジスタ64を介して出力端子22に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ64の導電型は、絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52の導電型と異なるため、ホールド端子28にロー電圧(ホールド信号Ho)が入力されると、絶縁ゲート型トランジスタ64がオンする。絶縁ゲート型トランジスタ6と電流阻止用トランジスタ52が同時にオフする際に、絶縁ゲート型トランジスタ64を介して配線60を出力電圧Voutに電気的に接続することができる。配線60の電位を安定させることができ、ホールド回路302の動作を安定させることができる。
尚、絶縁ゲート型トランジスタ64の導電型を絶縁ゲート型トランジスタ6、電流阻止用トランジスタ52と同じにすることもできる。その場合には、ホールド信号Hoを反転した反転ホールド信号Hrを絶縁ゲート型トランジスタ64のゲート電極64dに入力する。又、絶縁ゲート型トランジスタ64を相補の2つの絶縁ゲート型トランジスタで構成しても良い。
(第6実施例)
図7に、第6実施例のホールド回路402を示す。本実施例のホールド回路402は、スイッチ回路404に、p型の絶縁ゲート型トランジスタ70と反転回路74を備えている。その他の点は第1実施例のホールド回路2と同じであり、重複説明を省略する。
絶縁ゲート型トランジスタ70は、入力端子20と接続点30に接続されており、絶縁ゲート型トランジスタ6に対して並列に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ70は、一対の主電極70a、70bとバイアス電極70cとゲート電極70dを有する。絶縁ゲート型トランジスタ70の一方の主電極70aが、配線14を介して接続点30に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ70の他方の主電極70bが、配線12を介して入力端子20に電気的に接続されている。半導体ウェル領域に電気的に接続するバイアス電極70cが、配線26を介して出力端子22に電気的に接続されている。絶縁ゲート型トランジスタ70のゲート電極70dが、反転回路74を介してホールド端子28に電気的に接続されている。そのため、ゲート電極70dに入力される信号は、ゲート電極6dに入力される信号と反転する。絶縁ゲート型トランジスタ6と絶縁ゲート型トランジスタ70はその導電型が異なる。そのため、絶縁ゲート型トランジスタ6と絶縁ゲート型トランジスタ70が、同時にオン状態とオフ状態の内の同じ状態へと切換えられる。
ホールド回路402では、スイッチ回路404が上記のように構成されることで、相補型のスイッチ回路404を構成することができる。これにより、入力電圧Vinの動作範囲を広げることができ、スイッチ回路404を切換える際に、コンデンサ10に保持されている電圧(半導体ウェル領域に入力されている電圧に等しい)が入力電圧Vinに与える影響を抑制することができる。
図7のように、ホールド回路402に異なる導電型の絶縁ゲート型トランジスタが含まれる場合でも、絶縁ゲート型トランジスタが同一の基板に形成されることが好ましい。
図8に、n型の絶縁ゲート型トランジスタ6とp型の絶縁ゲート型トランジスタ70が1つの半導体基板432に形成されたホールド回路402を示す。
絶縁ゲート型トランジスタ6と絶縁ゲート型トランジスタ70は、n型不純物を低濃度に含んだ半導体基板432に形成されている。p型の第1半導体ウェル領域34が半導体基板432に形成されている。第1半導体ウェル領域34は、半導体基板432に半導体基板432の不純物濃度よりも高い濃度のp型不純物を打ち込むことによって形成されている。n型の絶縁ゲート型トランジスタ6が第1半導体ウェル領域34内に形成されている。p型の第2半導体ウェル領域82が半導体基板432内の第1半導体ウェル領域34と別の位置に形成されている。第2半導体ウェル領域82は、半導体基板432に半導体基板432の不純物濃度よりも高い濃度のp型不純物を打ち込むことによって形成されている。n型の第3半導体ウェル領域84が第2半導体ウェル領域82内に形成されている。第3半導体ウェル領域84は、第2半導体ウェル領域82に第2半導体ウェル領域82の不純物濃度よりも高い濃度のn型不純物を打ち込むことによって形成されている。p型の絶縁ゲート型トランジスタ70が第3半導体ウェル領域84内に形成されている。
例えば、図8に示すように、p型の第2半導体ウェル領域82の内部にさらにn型の第3半導体ウェル領域84を形成するツインウェル構造88を形成することで、異なる導電型の絶縁ゲート型トランジスタを同一半導体基板に形成することができる。ホールド回路を簡易に形成することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記の本実施例では、スイッチ回路4に含まれる絶縁ゲート型トランジスタ6をn型の絶縁ゲート型トランジスタを用いて説明したが、p型の絶縁ゲート型トランジスタが形成されていてもよい。絶縁ゲート型トランジスタ6の導電型は限定されない。電流阻止用トランジスタ52、絶縁ゲート型トランジスタ64についても同様である。
また、半導体ウェル領域34に、第2のバイアス領域90が形成されていても良い。半導体ウェル領域34に、第2のバイアス領域90が形成されたホールド回路502を図9に示す。バイアス領域90は半導体ウェル領域34を介してバイアス領域44から隔てられており、第2コンタクト領域38に隣接して形成されている。バイアス領域90は、半導体ウェル領域34と同一導電型であり、半導体ウェル領域34よりも高い不純物を含んでいる。バイアス領域90は、ウェル端子6eに接続されている。
絶縁ゲート型トランジスタ506では、バイアス領域90が形成されていることで、第2コンタクト領域38とバイアス領域90は短絡しても良いが、より安定化のために間に等電位回路92を形成することができる。また、バイアス領域90は、第2コンタクト領域38と半導体ウェル領域34の界面のうち、第1コンタクト領域36に対向しない範囲の界面に接していることが好ましい。半導体ウェル領域34に流れる電流94を半導体ウェル領域34の広い範囲で均一に流すことができ、半導体ウェル領域34に流れる電流94を安定させることができる。この電流94を小さくしたい場合は、領域44からより遠くになるように領域38と分離しても良い。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例のホールド回路2の回路図を示す。 ホールド回路2の等価回路を示す。 第2実施例のホールド回路102の等価回路を示す。 第3実施例のホールド回路202の回路図を示す。 第4実施例のホールド回路203の回路図を示す。 第5実施例のホールド回路302の回路図を示す。 ホールド回路402の回路図を示す。 ホールド回路402の等価回路を示す。 ホールド回路502の等価回路を示す。 従来技術のホールド回路902を示す。 ホールド回路902の等価回路を示す。 タイミングチャートを示す。 タイミングチャートを示す。
符号の説明
2 ホールド回路
4 スイッチ回路
6 絶縁ゲート型トランジスタ
8 ボルテージフォロワ回路
10 コンデンサ
20 入力端子
22 出力端子
24 基準電位端子
25 第2基準電位端子
28 ホールド端子
29 反転ホールド端子
30 接続点
32 半導体基板
34 半導体ウェル領域
36 第1コンタクト領域
38 第2コンタクト領域
42 絶縁膜
44 バイアス領域
46 寄生ダイオード
48 寄生ダイオード
52 電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタ(電流阻止用トランジスタ)
60 配線
62 切換回路
64 絶縁ゲート型トランジスタ
70 絶縁ゲート型トランジスタ
88 ツインウェル構造

Claims (5)

  1. アナログ電圧を入力し、ホールド信号が入力した時の前記アナログ電圧を保持するホールド回路であり、
    前記アナログ電圧を入力する入力端子と、前記ホールド信号を入力するホールド端子と、保持している電圧を出力する出力端子と、基準電位に接続する基準電位端子と、電流阻止用素子と、スイッチ回路と、コンデンサと、インピーダンス変換回路と、切換回路と、を備えており、
    前記入力端子と前記電流阻止用素子と前記スイッチ回路と前記コンデンサと前記基準電位端子が、その順序で直列に接続されており、
    前記インピーダンス変換回路は、前記スイッチ回路と前記コンデンサとの接続点と前記出力端子の間に接続されており、前記出力端子の電圧を前記接続点の電圧に等しく維持し、
    前記スイッチ回路は、半導体ウェル領域内に形成されているとともに一対の主電極とゲート電極を含む絶縁ゲート型トランジスタを有しており、一方の主電極が前記接続点に電気的に接続されており、他方の主電極が前記電流阻止用素子に電気的に接続されており、前記ゲート電極が前記ホールド端子に電気的に接続されており、前記半導体ウェル領域が前記出力端子に電気的に接続されており、
    前記スイッチ回路が、前記ホールド端子に前記ホールド信号が入力した時にオフし、
    前記電流阻止用素子は、半導体ウェル領域に形成されているとともに一対の主電極とゲート電極を含む電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタを有しており、前記電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタが前記絶縁ゲート型トランジスタと同一導電型であり、一方の主電極が前記絶縁ゲート型トランジスタの他方の主電極に電気的に接続されており、他方の主電極が前記入力端子に電気的に接続されており、前記ゲート電極が前記ホールド端子に電気的に接続されており、前記半導体ウェル領域が前記基準電位端子に接続されており、
    前記切換回路は、前記絶縁ゲート型トランジスタと前記電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタを接続する配線と前記出力端子の間に接続されており、
    前記切換回路は、前記ホールド信号が入力した時にオンするホールド回路。
  2. アナログ電圧を入力し、ホールド信号が入力した時の前記アナログ電圧を保持するホールド回路であり、
    前記アナログ電圧を入力する入力端子と、前記ホールド信号を入力するホールド端子と、保持している電圧を出力する出力端子と、基準電位に接続する基準電位端子と、前記ホールド信号を反転させた反転ホールド信号を入力する反転ホールド端子と、第2の基準電位に接続する第2基準電位端子と、電流阻止用素子と、スイッチ回路と、コンデンサと、インピーダンス変換回路と、切換回路と、を備えており、
    前記入力端子と前記電流阻止用素子と前記スイッチ回路と前記コンデンサと前記基準電位端子が、その順序で直列に接続されており、
    前記インピーダンス変換回路は、前記スイッチ回路と前記コンデンサとの接続点と前記出力端子の間に接続されており、前記出力端子の電圧を前記接続点の電圧に等しく維持し、
    前記スイッチ回路は、半導体ウェル領域内に形成されているとともに一対の主電極とゲート電極を含む絶縁ゲート型トランジスタを有しており、一方の主電極が前記接続点に電気的に接続されており、他方の主電極が前記電流阻止用素子に電気的に接続されており、前記ゲート電極が前記ホールド端子に電気的に接続されており、前記半導体ウェル領域が前記出力端子に電気的に接続されており、
    前記スイッチ回路が、前記ホールド端子に前記ホールド信号が入力した時にオフし、
    前記電流阻止用素子は、半導体ウェル領域に形成されているとともに一対の主電極とゲート電極を含む電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタを有しており、前記電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタが前記絶縁ゲート型トランジスタと異なる導電型であり、一方の主電極が前記絶縁ゲート型トランジスタの他方の主電極に電気的に接続されており、他方の主電極が前記入力端子に電気的に接続されており、前記ゲート電極が前記反転ホールド端子に電気的に接続されており、前記半導体ウェル領域が前記第2基準電位端子に接続されており、
    前記切換回路は、前記絶縁ゲート型トランジスタと前記電流阻止用絶縁ゲート型トランジスタを接続する配線と前記出力端子の間に接続されており、
    前記切換回路は、前記ホールド信号が入力した時にオンするホールド回路。
  3. 前記絶縁ゲート型トランジスタは、
    半導体基板内に形成されている第1導電型の半導体ウェル領域と、
    前記半導体ウェル領域内に形成されており、前記一方の主電極と接する第2導電型の第1コンタクト領域と、
    前記半導体ウェル領域内に形成されており、前記半導体ウェル領域によって前記第1コンタクト領域から隔てられており、前記他方の主電極と接する第2導電型の第2コンタクト領域と、
    前記半導体ウェル領域内に形成されており、電圧を印加することができるバイアス領域とを有しており、
    前記ゲート電極は、前記第1コンタクト領域と前記第2コンタクト領域の間に存在している前記半導体ウェル領域に絶縁膜を介して対向しており、
    前記半導体ウェル領域は、前記バイアス領域を介して前記出力端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホールド回路。
  4. 前記バイアス領域は、前記第1コンタクト領域と前記半導体ウェル領域の界面のうち、前記第2コンタクト領域に対向しない範囲の界面に接していることを特徴とする請求項3に記載のホールド回路。
  5. 前記スイッチ回路は、前記入力端子と前記接続点の間において前記絶縁ゲート型トランジスタに対して並列に接続されているとともに、前記絶縁ゲート型トランジスタに対して逆導電型の第2絶縁ゲート型トランジスタをさらに有しており、
    その第2絶縁ゲート型トランジスタの半導体ウェル領域が、前記出力端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のホールド回路。
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