JP5098573B2 - 調湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの吸着熱交換器で空気の湿度調節を行う調湿装置に関し、特に低差圧保護対策に係るものである。
従来より、室外空気や室内空気を調湿し、調湿後の空気を室内へ供給する調湿装置が知られている。この種の調湿装置として、特許文献1には、吸着剤が担持された吸着熱交換器を備えた調湿装置が開示されている。
特許文献1の調湿装置は、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる冷媒回路を有している。冷媒回路には、圧縮機と、第1吸着熱交換器と、第2吸着熱交換器と、膨張弁と、四方切換弁(冷媒流路切換機構)とが接続されている。圧縮機は、ケーシング内の所定の収容室に設けられている。また、第1吸着熱交換器と第2吸着熱交換器とは、ケーシング内の第1熱交換器室及び第2吸着熱交換器室にそれぞれ設けられている。
冷媒回路では、四路切換弁の設定に応じて冷媒の循環方向が可逆に切り換え可能となっている。具体的に、冷媒回路では、四路切換弁の設定が所定時間おきに切り換わることで、第1吸着熱交換器を高圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器を低圧冷媒が流れる第1の動作と、第1吸着熱交換器を低圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器を高圧冷媒が流れる動作とが交互に行われる。
低圧冷媒を流れる方の吸着熱交換器(蒸発器)では、吸着剤に空気中の水分が吸着される。高圧冷媒を流れる方の吸着熱交換器(凝縮器若しくは放熱器)では、水分が吸着剤から脱離して空気に付与される。このように、各吸着熱交換器では、四路切換弁の切り換えに伴い、水分を吸着する動作(吸着動作)と水分を脱離する動作(再生動作)とが交互に行われる。
この調湿装置は、各吸着熱交換器を通過した空気の一方を室内へ供給して他方を室外へ排出する。例えば、除湿運転中の調湿装置では、第1及び第2の吸着熱交換器のうち蒸発器として動作する方を通過した空気が室内へ供給されて、凝縮器として動作する方を通過した空気が室外へ排出されるように、ケーシング内での空気の流通経路が設定される。この調湿装置では、このような空気の流通経路を複数のダンパの開閉動作によって切り換えるようにしている。
また、特許文献1の調湿装置は、圧縮機の運転周波数(即ち、圧縮機の容量)を制御することで、冷媒回路内の冷媒の循環量が調節可能となっている。具体的に、この調湿装置では、室内の必要な調湿量(調湿負荷)に応じて圧縮機の運転周波数が制御され、これに伴い吸着熱交換器を流れる冷媒量が変更される。その結果、吸着熱交換器の吸着剤に吸着される、あるいは脱離される水分量が調節され、ひいては調湿装置の調湿能力が適宜変化する。
特開2005−291532号公報
ところで、特許文献1に開示されているような調湿装置では、冷媒回路の高低差圧を有る程度確保する必要がある。冷媒回路の高低差圧が小さくなり過ぎると、差圧により圧縮機の圧縮機構へ供給される油量が不足気味となり、潤滑不良を招く虞があるからである。また、スクロール圧縮機構のように差圧による押し付け力を利用して可動側のスクロールを固定側のスクロールに押し付けるものでは、この押し付け力が小さくなって可動側のスクロールがスラスト方向に振動する、いわゆるチッピングを招く虞があるからである。
ところが、調湿装置の運転条件(室内や室外の温度条件)によっては、冷媒回路の高低差圧が小さくなってしまうことがある。特に、高圧側の吸着熱交換器を低温の室外空気が流れ、低圧側の吸着熱交換器を高温の室内空気が流れるような条件では、冷媒回路の高低差圧が小さくなり易く、これにより上述した不具合を招く可能性が高くなる。
そこで、冷媒回路の高低差圧が小さくなると、圧縮機の運転周波数に所定の下限値を設定する、保護制御(低差圧保護制御)を行うことが考えられる。ところが、特許文献1に開示の調湿装置では、上述の如く、所定時間おきに冷媒の循環方向が切り換えられる制御が行われる。従って、冷媒回路では、冷媒の循環方向の切り換えに伴い冷媒回路の高低差圧が大きく変動するので、高低差圧に基づく保護制御の判定を確実に行えない虞が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷媒の循環方向を交互に切り換えながら2つの吸着熱交換器で空気の湿度調節を行う調湿装置において、高低差圧に基づく低差圧保護制御の判定を確実に行えるようにすることである。
第1の発明は、容量が可変な圧縮機(53)と、空気の水分を吸着する吸着剤がそれぞれ担持された第1及び第2の吸着熱交換器(51,52)と、冷媒の循環方向を可逆に切り換える冷媒流路切換機構(54)とが接続されると共に、冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路(50)を備え、上記冷媒回路(50)では、冷媒流路切換機構(54)の切り換えに応じて、上記第1吸着熱交換器(51)を高圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を低圧冷媒が流れる動作と、上記第1吸着熱交換器(51)を低圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を高圧冷媒が流れる動作とが交互に行われるように構成されており、運転条件に応じて上記圧縮機(53)の容量を制御しながら、上記第1吸着熱交換器(51)又は第2吸着熱交換器(52)を通過した空気を室内へ供給して室内の湿度調節を行う調湿装置を前提としている。そして、この調湿装置は、上記冷媒回路(50)の冷媒の高圧圧力と低圧圧力との差を検出差圧ΔPとして検出する差圧検出手段(91,92,122)と、該差圧検出手段(91,92,122)で検出された差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、上記圧縮機(53)の最小容量以上となる所定の下限値を設定して、圧縮機(53)の容量が該下限値以上となるように圧縮機(53)を制御する保護制御を行う制限手段(123)と、上記差圧検出手段(91,92,122)で検出された差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記制限手段(123)による保護制御を解除する解除手段(124)とを備え、上記制限手段(123)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後に上記検出差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、上記保護制御を行うように構成され、上記解除手段(124)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後に上記検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除し、上記動作の終了時よりも所定時間前から該動作の終了時までの期間において、上記保護制御を解除しないことを特徴とするものである。
第1の発明の調湿装置では、冷媒回路(50)の冷媒流路切換機構(54)の切り換えに応じて、2つの動作が交互に行われる。具体的に、冷媒回路(50)では、第1吸着熱交換器(51)を高圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を低圧冷媒が流れる冷凍サイクルと、第1吸着熱交換器(51)を低圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を高圧冷媒が流れる冷凍サイクルとが交互に行われる。
低圧側(即ち、蒸発器)となる吸着熱交換器(51,52)では、低圧冷媒によって該吸着熱交換器(51,52)の吸着剤が冷却される。この状態の吸着熱交換器(51,52)を空気が通過すると、該吸着熱交換器(51,52)の吸着剤に空気が接触し、空気中の水分が吸着剤に吸着される。一方、高圧側(即ち、凝縮器や放熱器)となる吸着熱交換器(52,51)では、高圧冷媒に該吸着熱交換器(52,51)の吸着剤が加熱される。この状態の吸着熱交換器(52,51)を空気が通過すると、該吸着熱交換器(52,51)の吸着剤に空気が接触し、吸着剤から脱離(脱着)した水分が空気中へ付与される。調湿装置では、このような2つの動作を交互に切り換えることで、第1吸着熱交換器(51)の吸着剤に水分が吸着されて、第2吸着熱交換器(52)の吸着剤が再生される動作と、第1吸着熱交換器(51)の吸着剤が再生されて、第2吸着熱交換器(52)の吸着剤に水分が吸着される動作とが交互に切り換えられる。そして、例えば吸着熱交換器(51,52)で水分が吸着された空気が室内へ供給されることで、室内の除湿がなされ、例えば吸着熱交換器(52,51)から水分が放出された空気が室内へ供給されることで、室内の加湿がなされる。
このような調湿装置の運転時には、その運転条件に応じて圧縮機(53)の容量(例えば運転周波数)が調節される。このように圧縮機(53)の容量が制御されることで、冷媒回路(50)を流れる冷媒の循環量が変更され、各吸着熱交換器(51,52)の吸着剤での水分の吸着量や、吸着剤から再生される水分の放出量が調節される。これにより、調湿装置の調湿能力(除湿能力や加湿能力)が調節される。
本発明の調湿装置では、このような運転時、即ち上述した各動作中において、冷媒回路(50)の高低差圧を確保するための保護制御が行われる。具体的に、冷媒回路(50)では、差圧検出手段(91,92,122)によって冷媒の高低差圧(差圧ΔP)が検出される。この差圧ΔPは、冷媒回路(50)を流れる冷媒の高圧側の圧力(例えば凝縮圧力)と冷媒の低圧側の圧力(例えば蒸発圧力)との差である。制限手段(123)は、上記差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、圧縮機(53)の最小容量(圧縮機の容量の制御範囲のうち最も小さい容量)以上となる所定の下限値を設定する。そして、制限手段(123)は、圧縮機の容量が該下限値以上となるように圧縮機(53)の容量を制限しながら制御する、保護制御(低差圧保護制御)を行う。
ここで、本発明の保護制御では、各動作が開始されてから所定時間が経過した後に行われる。つまり、本発明の保護制御は、各動作中において、動作開始時から所定時間が経過するまで、即ち、冷媒流路切換機構(54)の切り換え直後には行われない。このように本発明では、各動作の切り換え直後で冷媒回路(50)の冷媒圧力が不安定となる状態では、この際の検出差圧ΔPを保護制御の判断対象から外しているので、保護制御の誤判定が確実に回避される。
発明では、調湿装置の運転中に保護制御に移行した後において、冷媒回路(50)の高低差圧が有る程度確保されると、解除手段(124)が上記保護制御を解除する。具体的に、保護制御中においても冷媒回路(50)では、差圧検出手段(91,92,122)によって冷媒の高低差圧(差圧ΔP)が検出される。解除手段(124)は、検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、保護制御(即ち、上記下限値による圧縮機の容量の制限)を解除する。
ここで、本発明の制限手段(123)による保護制御の解除は、各動作が開始されてから所定時間が経過した後に行われる。つまり、保護制御の解除は、各動作中において、動作開始時から所定時間が経過するまで、即ち、冷媒媒流路切換機構(54)の切り換え直後には行われない。このように本発明では、各動作の切り換え直後で冷媒回路(50)の冷媒圧力が不安定となる状態では、この際の検出差圧ΔPを保護制御の解除の判断対象から外しているので、保護制御の解除の誤判定が確実に回避される。
発明の制限手段(123)は、冷媒回路(50)の切り換え(即ち、各動作の開始)時から所定時間が経過した後で、且つこの動作の終了時よりも所定時間までの間で検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、保護制御を解除する。つまり、保護制御の解除は、動作の終了時の所定時間前から当該動作の終了時までの間、即ち、冷媒流路切換機構(54)の切り換え直前にも行われない。
ここで、冷媒回路(50)では、冷媒流路切換機構(54)の切り換え直後に冷媒の循環方向が切り換わるため、冷媒の高低差圧の関係が逆転することになる。従って、切り換え直後(各動作の開始直後)には、高低差圧が比較的小さい状態となり、この動作が継続することで高低差圧が徐々に高くなっていく。そのため、冷媒の高低差圧は、冷媒流路切換機構(54)の切り換え直前(各動作の終了直前)において、最も高くなる傾向にある。これに対し、上記の動作終了の直前のタイミングで保護制御の解除の判定を行うと、保護制御が解除され易くなり、保護制御への移行と保護制御の解除とが交互に頻繁に切り換えられることがあり好ましくない。また、各動作の終了直前のタイミングよりも前の期間では高低差圧が充分確保できていないにも拘わらず、圧縮機(53)の運転周波数の下限値が解除されてしまうことがあり、所望とする保護制御を行うことができない。
そこで、本発明では、各動作の終了前の所定時間においても保護制御の解除を行わないようにしている。即ち、本発明の各動作中では、冷媒回路(50)の高低差圧が比較的小さくなる期間についてのみ、保護制御の解除の判定が行われる。従って、各動作について、保護制御の解除の頻度を減らしつつ、冷媒回路(50)の高低差圧が確実に確保される。
本発明では、冷媒回路(50)の循環方向を逆転させて2つの動作を交互に行う調湿装置において、各動作の開始時から所定時間経過した後に検出差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、圧縮機(53)の容量に下限値を設定して制限する保護制御を行うようにしている。これにより、本発明では、各動作の切り換え直後に冷媒回路(50)の高低差圧が不安定となっても、この状態の高低差圧を除外して保護制御の移行判定を行うことができる。従って、保護制御への移行の誤判定を回避しつつ、確実な保護制御を行うことができる。その結果、高低差圧の減少に起因する圧縮機(53)の給油不足や圧縮機構のチッピング等を確実に回避できる。
また、発明では、各動作の開始時から所定時間経過した後に検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除するようにしている。これにより、本発明では、各動作の切り換え直後に冷媒回路(50)の高低差圧が不安定となっても、この状態の高低差圧を除外して保護制御の解除判定を行うことができる。従って、保護制御の解除の誤判定を回避しつつ、確実な保護制御を行うことができ、冷媒回路(50)の高低差圧を確実に一定以上に保持できる。
更に、発明では、各動作の開始時から所定時間経過した後で、且つ当該動作の終了よりも所定時間経過前について、検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除するようにしている。これにより、本発明では、比較的高低差圧が大きくなり易い期間(各動作の切り換え直前の期間)の高低差圧を除外して保護制御の解除判定を行うことができる。従って、保護制御の解除の誤判定を回避しつつ、一層確実な保護制御を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態の調湿装置(10)は、室内の湿度調節と共に室内の換気を行うものであり、取り込んだ室外空気(OA)を湿度調節して室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)を室外に排出する。
〈調湿装置の全体構成〉
調湿装置(10)について、図1,図2を適宜参照しながら説明する。なお、ここでの説明で用いる「上」「下」「左」「右」「前」「後」「手前」「奥」は、特にことわらない限り、調湿装置(10)を前面側から見た場合の方向を意味している。
調湿装置(10)は、ケーシング(11)を備えている。また、ケーシング(11)内には、冷媒回路(50)が収容されている。この冷媒回路(50)には、第1吸着熱交換器(51)、第2吸着熱交換器(52)、圧縮機(53)、四方切換弁(54)、及び電動膨張弁(55)が接続されている。冷媒回路(50)の詳細は後述する。
ケーシング(11)は、やや扁平で高さが比較的低い直方体状に形成されている。図1に示すケーシング(11)では、左手前の側面(即ち、前面)が前面パネル部(12)となり、右奥の側面(即ち、背面)が背面パネル部(13)となり、右手前の側面が第1側面パネル部(14)となり、左奥の側面が第2側面パネル部(15)となっている。
ケーシング(11)には、外気吸込口(24)と、内気吸込口(23)と、給気口(22)と、排気口(21)とが形成されている。外気吸込口(24)及び内気吸込口(23)は、背面パネル部(13)に開口している。外気吸込口(24)は、背面パネル部(13)の下側部分に配置されている。内気吸込口(23)は、背面パネル部(13)の上側部分に配置されている。給気口(22)は、第1側面パネル部(14)における前面パネル部(12)側の端部付近に配置されている。排気口(21)は、第2側面パネル部(15)における前面パネル部(12)側の端部付近に配置されている。
ケーシング(11)の内部空間には、上流側仕切板(71)と、下流側仕切板(72)と、中央仕切板(73)と、第1仕切板(74)と、第2仕切板(75)とが設けられている。これらの仕切板(71〜75)は、何れもケーシング(11)の底板に立設されており、ケーシング(11)の内部空間をケーシング(11)の底板から天板に亘って区画している。
上流側仕切板(71)及び下流側仕切板(72)は、前面パネル部(12)及び背面パネル部(13)と平行な姿勢で、ケーシング(11)の前後方向に所定の間隔をおいて配置されている。上流側仕切板(71)は、背面パネル部(13)寄りに配置されている。下流側仕切板(72)は、前面パネル部(12)寄りに配置されている。
第1仕切板(74)及び第2仕切板(75)は、第1側面パネル部(14)及び第2側面パネル部(15)と平行な姿勢で設置されている。第1仕切板(74)は、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間を右側から塞ぐように、第1側面パネル部(14)から所定の間隔をおいて配置されている。第2仕切板(75)は、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間を左側から塞ぐように、第2側面パネル部(15)から所定の間隔をおいて配置されている。
中央仕切板(73)は、上流側仕切板(71)及び下流側仕切板(72)と直交する姿勢で、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間に配置されている。中央仕切板(73)は、上流側仕切板(71)から下流側仕切板(72)に亘って設けられ、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間を左右に区画している。
ケーシング(11)内において、上流側仕切板(71)と背面パネル部(13)の間の空間は、上下2つの空間に仕切られており、上側の空間が内気側通路(32)を構成し、下側の空間が外気側通路(34)を構成している。内気側通路(32)は、内気吸込口(23)に接続するダクトを介して室内と連通している。内気側通路(32)には、内気側フィルタ(27)と内気湿度センサ(96)とが設置されている。外気側通路(34)は、外気吸込口(24)に接続するダクトを介して室外空間と連通している。外気側通路(34)には、外気側フィルタ(28)と外気湿度センサ(97)とが設置されている。
ケーシング(11)内における上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間は、中央仕切板(73)によって左右に区画されており、中央仕切板(73)の右側の空間が第1熱交換器室(37)を構成し、中央仕切板(73)の左側の空間が第2熱交換器室(38)を構成している。第1熱交換器室(37)には、第1吸着熱交換器(51)が収容されている。第2熱交換器室(38)には、第2吸着熱交換器(52)が収容されている。また、図示しないが、第1熱交換器室(37)には、冷媒回路(50)の電動膨張弁(55)が収容されている。
各吸着熱交換器(51,52)は、いわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器の表面に吸着剤を担持させたものであって、全体として長方形の厚板状あるいは扁平な直方体状に形成されている。各吸着熱交換器(51,52)は、その前面及び背面が上流側仕切板(71)及び下流側仕切板(72)と平行になる姿勢で、熱交換器室(37,38)内に立設されている。
ケーシング(11)の内部空間において、下流側仕切板(72)の前面に沿った空間は、上下に仕切られており、この上下に仕切られた空間のうち、上側の部分が給気側通路(31)を構成し、下側の部分が排気側通路(33)を構成している。
上流側仕切板(71)には、開閉式のダンパ(41〜44)が4つ設けられている。各ダンパ(41〜44)は、概ね横長の長方形状に形成されている。具体的に、上流側仕切板(71)のうち内気側通路(32)に面する部分(上側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1内気側ダンパ(41)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2内気側ダンパ(42)が取り付けられる。また、上流側仕切板(71)のうち外気側通路(34)に面する部分(下側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1外気側ダンパ(43)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2外気側ダンパ(44)が取り付けられる。
下流側仕切板(72)には、開閉式のダンパ(45〜48)が4つ設けられている。各ダンパ(45〜48)は、概ね横長の長方形状に形成されている。具体的に、下流側仕切板(72)のうち給気側通路(31)に面する部分(上側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1給気側ダンパ(45)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2給気側ダンパ(46)が取り付けられる。また、下流側仕切板(72)のうち排気側通路(33)に面する部分(下側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1排気側ダンパ(47)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2排気側ダンパ(48)が取り付けられる。
ケーシング(11)内において、給気側通路(31)及び排気側通路(33)と前面パネル部(12)との間の空間は、仕切板(77)によって左右に仕切られており、仕切板(77)の右側の空間が給気ファン室(36)を構成し、仕切板(77)の左側の空間が排気ファン室(35)を構成している。
給気ファン室(36)には、給気ファン(26)が収容されている。また、排気ファン室(35)には排気ファン(25)が収容されている。給気ファン(26)及び排気ファン(25)は、何れも遠心型の多翼ファン(いわゆるシロッコファン)である。給気ファン(26)は、下流側仕切板(72)側から吸い込んだ空気を給気口(22)へ吹き出す。排気ファン(25)は、下流側仕切板(72)側から吸い込んだ空気を排気口(21)へ吹き出す。
給気ファン室(36)には、冷媒回路(50)の圧縮機(53)と四方切換弁(54)とが収容されている。圧縮機(53)及び四方切換弁(54)は、給気ファン室(36)における給気ファン(26)と仕切板(77)との間に配置されている。
圧縮機(53)は、圧縮機モータの回転数が可変(即ち、容量が可変)なインバータ式の圧縮機で構成されている。また、圧縮機(53)は、固定スクロールと可動スクロールとが噛み合わされて、可動スクロールが固定スクロールに対して偏心回転して冷媒を圧縮する、公知のスクロール式の圧縮機で構成されている。更に、圧縮機(53)は、ケーシング内に高圧冷媒が満たされる、いわゆる高圧ドーム式であり、高圧冷媒の圧力を利用して可動スクロールを固定スクロールに押し付けるように構成されている。また、圧縮機(53)は、ケーシング内の底部に油溜めが形成されており、ケーシング内の圧力を利用して油を圧縮機構へ供給するように構成されている。具体的に、この油は、駆動軸の下端に設けられた油ポンプにより圧送され、駆動軸を軸方向に貫通する油供給通路を通じて圧縮機構の摺動部へ供給される。
ケーシング(11)内において、第1仕切板(74)と第1側面パネル部(14)の間の空間は、第1バイパス通路(81)を構成している。第1バイパス通路(81)の始端は、外気側通路(34)だけに連通しており、内気側通路(32)からは遮断されている。第1バイパス通路(81)の終端は、仕切板(78)によって、給気側通路(31)、排気側通路(33)、及び給気ファン室(36)から区画されている。仕切板(78)のうち給気ファン室(36)に臨む部分には、第1バイパス用ダンパ(83)が設けられている。
ケーシング(11)内において、第2仕切板(75)と第2側面パネル部(15)の間の空間は、第2バイパス通路(82)を構成している。第2バイパス通路(82)の始端は、内気側通路(32)だけに連通しており、外気側通路(34)からは遮断されている。第2バイパス通路(82)の終端は、仕切板(79)によって、給気側通路(31)、排気側通路(33)、及び排気ファン室(35)から区画されている。仕切板(79)のうち排気ファン室(35)に臨む部分には、第2バイパス用ダンパ(84)が設けられている。
なお、図2の右側面図及び左側面図では、第1バイパス通路(81)、第2バイパス通路(82)、第1バイパス用ダンパ(83)、及び第2バイパス用ダンパ(84)の図示を省略している。
〈冷媒回路の構成〉
図3に示すように、冷媒回路(50)は、第1吸着熱交換器(51)、第2吸着熱交換器(52)、圧縮機(53)、四方切換弁(54)、及び電動膨張弁(55)が設けられた閉回路である。この冷媒回路(50)は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
冷媒回路(50)において、圧縮機(53)は、その吐出側が四方切換弁(54)の第1のポートに、その吸入側が四方切換弁(54)の第2のポートにそれぞれ接続されている。また、冷媒回路(50)では、第1吸着熱交換器(51)と電動膨張弁(55)と第2吸着熱交換器(52)とが、四方切換弁(54)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に接続されている。
四方切換弁(54)は、第1のポートと第3のポートが連通して第2のポートと第4のポートが連通する第1状態(図3(A)に示す状態)と、第1のポートと第4のポートが連通して第2のポートと第3のポートが連通する第2状態(図3(B)に示す状態)とに切り換え可能となっている。このような四方切換弁(54)の設定の切り換えに応じて、冷媒回路(50)での冷媒の循環方向が反転する。即ち、四方切換弁(54)は、冷媒の循環方向を可逆に切り換える冷媒流路切換機構を構成している。そして、冷媒回路(50)では、四方切換弁(54)の切り換えに応じて、第1吸着熱交換器(51)を高圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を低圧冷媒が流れる動作と、第1吸着熱交換器(51)を低圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を高圧冷媒が流れる動作とが交互に行われる。
冷媒回路(50)において、圧縮機(53)の吐出側と四方切換弁(54)の第1のポートとを繋ぐ配管には、高圧圧力センサ(91)と、吐出管温度センサ(93)とが取り付けられている。高圧圧力センサ(91)は、圧縮機(53)から吐出された冷媒の圧力を計測する。吐出管温度センサ(93)は、圧縮機(53)から吐出された冷媒の温度を計測する。
また、冷媒回路(50)において、圧縮機(53)の吸入側と四方切換弁(54)の第2のポートとを繋ぐ配管には、低圧圧力センサ(92)と、吸入管温度センサ(94)とが取り付けられている。低圧圧力センサ(92)は、圧縮機(53)へ吸入される冷媒の圧力を計測する。吸入管温度センサ(94)は、圧縮機(53)へ吸入される冷媒の温度を計測する。
また、冷媒回路(50)において、四方切換弁(54)の第3のポートと第1吸着熱交換器(51)とを繋ぐ配管には、配管温度センサ(95)が取り付けられている。配管温度センサ(95)は、この配管における四方切換弁(54)の近傍に配置され、配管内を流れる冷媒の温度を計測する。
〈制御部の構成〉
図4に示すように、調湿装置(10)には、制御部(120)が設けられている。制御部(120)は、圧縮機制御部(121)と差圧算出部(122)と保護制御判定部(123)と保護制御解除判定部(124)とを有している。
圧縮機制御部(121)は、圧縮機(53)の運転周波数(即ち、圧縮機の容量)を制御するものである。つまり、圧縮機制御部(121)は、圧縮機モータへの出力周波数を制御することで、圧縮機(53)の回転数を調節する。
より具体的には、制御部(120)には、調湿装置(10)の調湿能力(除湿能力や加湿能力)と、圧縮機(53)の運転周波数とが関連付けられたデータベース(相関式)が記憶されている。制御部(120)は、室内を最適な湿度に維持するための調湿能力(必要調湿能力)を算出し、上記データベースに基づいて算出後の調湿能力を満たすような圧縮機(53)の運転周波数(必要運転周波数)を求める。なお、上記必要調湿能力は、内気湿度センサ(96)で測定した室内空気の湿度、外気湿度センサ(97)で測定した室外空気の湿度、室内空気の温度、室外空気の温度、室内の設定湿度(例えばユーザー等が入力した目標湿度)、室内の設定温度(例えばユーザー等が入力した目標温度)等に基づいて算出される。圧縮機制御部(121)は、圧縮機(53)の運転周波数が上記必要運転周波数に近づくように圧縮機(53)を制御する。これにより、冷媒回路(50)での冷媒循環量が変化し、ひいては各吸着熱交換器(51,52)での放熱量や吸熱量が変化する。その結果、各吸着熱交換器(51,52)の吸着剤における水分の吸着量や脱着量も変化し、最終的には空気の除湿能力や加湿能力が調節される。
上記差圧算出部(122)は、冷媒回路(50)の高低差圧を算出するものである。この高低差圧は、冷媒回路(50)の高圧冷媒の圧力と、低圧冷媒の圧力との差(差圧ΔP)として検出される。高圧冷媒の圧力は、例えば上記高圧圧力センサ(91)によって測定される。また、低圧冷媒の圧力は、例えば上記低圧圧力センサ(92)によって測定される。以上のように、高圧圧力センサ(91)と低圧圧力センサ(92)と差圧算出部(122)とは、冷媒回路(50)の高圧圧力と低圧圧力との差を検出差圧ΔPとして検出する差圧検出手段を構成している。
上記保護制御判定部(123)は、調湿装置(10)の運転時において、詳細は後述する保護制御への移行判定を行って圧縮機(53)の容量を制限するものである。具体的に、保護制御判定部(123)は、上記検出差圧ΔPが所定差圧よりも小さくなると、圧縮機(53)の運転周波数の下限値を設定し、圧縮機(53)の運転周波数が下限値以上となるような保護制御(低差圧保護制御)を行う。ここで、運転周波数の下限値は、圧縮機(53)の運転周波数の制御範囲における最小値以上となるような所定の値が設定される。保護制御判定部(123)は、除湿換気運転や加湿換気運転での2つ動作毎において、各動作の開始時より所定時間経過した後から、保護制御への移行判定を行う制限手段を構成している。
上記保護制御解除判定部(124)は、上記低差圧保護制御中において、当該保護制御を解除するか否かの判定を行って上記保護制御を解除するものである。具体的に、保護制御解除判定部(124)は、上記検出差圧ΔPが所定差圧よりも大きくなると、圧縮機(53)の運転周波数の下限値の制限を解除する。保護制御判定部(123)は、低差圧保護制御中の各動作の開始時より所定時間経過した後であって、当該動作の終了よりも所定時間前までの間で保護制御の解除判定を行う解除手段を構成している。以上のような低差圧保護制御の詳細は後述するものとする。
−運転動作−
本実施形態の調湿装置(10)は、除湿換気運転と、加湿換気運転と、単純換気運転とを選択的に行う。除湿換気運転中や加湿換気運転中の調湿装置(10)は、取り込んだ室外空気(OA)を湿度調節してから供給空気(SA)として室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)を排出空気(EA)として室外へ排出する。一方、単純換気運転中の調湿装置(10)は、取り込んだ室外空気(OA)をそのまま供給空気(SA)として室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)をそのまま排出空気(EA)として室外へ排出する。
〈除湿換気運転〉
除湿換気運転中の調湿装置(10)では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(3分間隔)で交互に繰り返される。つまり、除湿換気運転での2つの動作の1回毎の動作時間Δtは3分に設定されている。この除湿換気運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
除湿換気運転中の調湿装置(10)では、室外空気が外気吸込口(24)からケーシング(11)内へ第1空気として取り込まれ、室内空気が内気吸込口(23)からケーシング(11)内へ第2空気として取り込まれる。
先ず、除湿換気運転の第1動作について説明する。図5に示すように、この第1動作中には、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が開状態となり、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が閉状態となる。また、この第1動作中の冷媒回路(50)では、四方切換弁(54)が第1状態(図3(A)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる。
外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第1空気は、第2外気側ダンパ(44)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器(52)で除湿された第1空気は、第2給気側ダンパ(46)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内へ供給される。
一方、内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第2空気は、第1内気側ダンパ(41)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器(51)で水分を付与された第2空気は、第1排気側ダンパ(47)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
次に、除湿換気運転の第2動作について説明する。図6に示すように、この第2動作中には、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が開状態となり、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が閉状態となる。また、この第2動作中の冷媒回路(50)では、四方切換弁(54)が第2状態(図3(B)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる。
外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第1空気は、第1外気側ダンパ(43)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器(51)で除湿された第1空気は、第1給気側ダンパ(45)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内へ供給される。
一方、内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第2空気は、第2内気側ダンパ(42)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器(52)で水分を付与された第2空気は、第2排気側ダンパ(48)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
〈加湿換気運転〉
加湿換気運転中の調湿装置(10)では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(4分間隔)で交互に繰り返される。つまり、加湿換気運転での2つの動作の1回毎の動作時間Δtは3分に設定されている。この加湿換気運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
加湿換気運転中の調湿装置(10)では、室外空気が外気吸込口(24)からケーシング(11)内へ第2空気として取り込まれ、室内空気が内気吸込口(23)からケーシング(11)内へ第1空気として取り込まれる。
先ず、加湿換気運転の第1動作について説明する。図7に示すように、この第1動作中には、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が開状態となり、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が閉状態となる。また、この第1動作中の冷媒回路(50)では、四方切換弁(54)が第1状態(図3(A)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる。
内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第1空気は、第2内気側ダンパ(42)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器(52)で水分を奪われた第1空気は、第2排気側ダンパ(48)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
一方、外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第2空気は、第1外気側ダンパ(43)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器(51)で加湿された第2空気は、第1給気側ダンパ(45)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内へ供給される。
次に、加湿換気運転の第2動作について説明する。図8に示すように、この第2動作中には、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が開状態となり、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が閉状態となる。また、この第2動作中の冷媒回路(50)では、四方切換弁(54)が第2状態(図3(B)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる。
内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第1空気は、第1内気側ダンパ(41)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器(51)で水分を奪われた第1空気は、第1排気側ダンパ(47)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
一方、外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第2空気は、第2外気側ダンパ(44)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器(52)で加湿された第2空気は、第2給気側ダンパ(46)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内へ供給される。
〈単純換気運転〉
単純換気運転中における調湿装置(10)の動作について、図9を参照しながら説明する。
単純換気運転中の調湿装置(10)では、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)が開状態となり、第1内気側ダンパ(41)、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第2外気側ダンパ(44)、第1給気側ダンパ(45)、第2給気側ダンパ(46)、第1排気側ダンパ(47)、及び第2排気側ダンパ(48)が閉状態となる。また、単純換気運転中において、冷媒回路(50)の圧縮機(53)は停止状態となる。
単純換気運転中の調湿装置(10)では、室外空気が外気吸込口(24)からケーシング(11)内へ取り込まれる。外気吸込口(24)を通って外気側通路(34)へ流入した室外空気は、第1バイパス通路(81)から第1バイパス用ダンパ(83)を通って給気ファン室(36)へ流入し、その後に給気口(22)を通って室内へ供給される。
また、単純換気運転中の調湿装置(10)では、室内空気が内気吸込口(23)からケーシング(11)内へ取り込まれる。内気吸込口(23)を通って内気側通路(32)へ流入した室内空気は、第2バイパス通路(82)から第2バイパス用ダンパ(84)を通って排気ファン室(35)へ流入し、その後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
−保護制御動作について−
上述した除湿換気運転や加湿換気運転では、冷媒回路(50)の高低差圧が小さく成り過ぎとなって不具合を招く虞がある。具体的には、冷媒回路(50)の高低差圧が小さくなると、圧縮機(53)では、高低差圧を利用して圧縮機構へ供給される油量が減少し、圧縮機構の潤滑油が不足してしまう虞がある。また、圧縮機のケーシング内の高低差圧が小さくなることで固定スクロールに対する可動スクロールの押し付け力が小さくなり、可動スクロールがスラスト方向に振動する、いわゆるチッピングを招く虞もある。特に、夏季に外気温度が高いような条件で上記除湿運転を行うと、低圧側(蒸発器側)の吸着熱交換器(51,52)を比較的高温の室外空気が流れ、高圧側(凝縮器側)の吸着熱交換器(52,51)を比較的低温の室内空気が流れるため、冷媒回路(50)の高低差圧が小さくなり易い。また、冬季に外気温度が低いような条件で上記加湿換気運転を行うと、高圧側(凝縮器側)の吸着熱交換器(51,52)を比較的低温の室内空気が流れ、低圧側(蒸発器側)の吸着熱交換器(52,51)を比較的高温の室内空気が流れるため、やはり冷媒回路(50)の高低差圧が小さくなり易くなる。そこで、除湿換気運転や加湿換気運転では、冷媒回路(50)の高低差圧の低下を回避するように、第1動作と第2動作との双方で次のような保護制御が行われる。
図10に示す通常運転(除湿換気運転又は加湿換気運転)では、2つの動作(第1動作及び第2動作)毎に保護制御への移行判定が行われる。具体的には、各動作において、差圧算出部(122)は現時点での冷媒回路(50)の高低差圧を検出差圧ΔPとして算出する。ここで、各動作において、四方切換弁(54)の設定が切り換わって一方の動作が開始されてから所定時間Δtが経過するまでの間は、保護制御の移行判定が行われない。即ち、図11に示すように、保護制御判定部(123)は、動作開始時から所定時間Δtを経過した後から保護制御の判定を行う。
図11に示す保護制御判定の期間において、検出差圧ΔPが所定値よりも小さく(あるいは所定値以下に)なると、保護制御判定部(123)は、圧縮機(53)の運転周波数の下限値を設定し、圧縮機(53)の運転周波数が下限値以上となる制御(低差圧保護制御)を行う。つまり、通常運転から低差圧保護制御へ移行するIN条件(図10を参照)としては、第1動作や第2動作の動作開始時から所定時間Δtが経過しており、且つ検出差圧ΔPが所定値より小さくなっていることが挙げられる。ここで、所定時間Δtは、各動作の継続時間(即ち、動作が開始してから終了するまでの時間)が3〜4分に設定されているのに対し、Δtは約1分に設定されている。
以上のように、本実施形態では、動作開始時から所定時間経過するまで、保護制御への移行判定が行われないので、保護制御が無駄に多く行われたり、保護制御の移動判定の制度が低下してしまうのが回避される。即ち、第1動作や第2動作の切り換え時においては、冷媒の循環方向が反転するため、冷媒回路(50)の高低差圧が変動し易くなる。また、上述した複数のダンパ(41〜48)による空気流路の切り換えと、四方切換弁(54)の切り換えのタイミングが完全に一致しない場合、室内空気及び室外空気が通過する各吸着熱交換器(51,52)の関係が通常運転とは瞬時的に逆転してしまうことがある。その結果、冷媒回路(50)の高低差圧が瞬時的に増大することもある。このように、各動作の開始時には、冷媒回路(50)の冷媒の高低差圧が不安定となる。
しかしながら、本実施形態では、各動作の開始直後から所定時間Δtが経過して冷媒の高低差圧が安定した状態で保護制御への移行の判定を行っているので、移行への誤判定が回避されることになる。
一方、このような低差圧保護制御中には、保護制御解除判定部(124)が保護制御の解除判定(低差圧保護制御から通常運転への移行判定)を行う。具体的に、低差圧保護制御中での第1動作や第2動作においても、差圧算出部(122)は現時点での冷媒回路(50)の高低差圧を検出差圧ΔPとして算出する。ここで、各動作において、四方切換弁(54)の設定が切り換わって一方の動作が開始されてから所定時間Δtaが経過するまでの間は、保護制御の解除判定が行われない。加えて、各動作においては、一方の動作が終了する所定時間Δtb前から該動作の終了時までの間も、保護制御の解除判定が行われない。即ち、図12に示すように、保護制御解除判定部(124)は、動作開始時から所定時間Δtaを経過した後で、且つ同じ動作の終了時よりも所定時間前までの間だけ保護制御の解除判定を行う。
図12に示す保護制御解除判定の期間において、検出差圧ΔPが所定値よりも大きく(あるいは所定値以上に)なると、保護制御解除判定部(124)は、圧縮機(53)の運転周波数の下限値の設定を解除し、通常運転へと移行させる。つまり、低差圧保護制御から通常運転へ移行するOUT条件(図10を参照)としては、第1動作や第2動作の動作開始時から所定時間Δta経過後で、動作終了よりも所定時間Δtb前であり、且つ検出差圧ΔPが所定値より大きくなっていることが挙げられる。本実施形態では、所定時間Δtaは約1分に、Δtbは約30秒にそれぞれ設定されている。
以上のように、本実施形態では、動作開始時から所定時間経過するまで、保護制御の解除判定が行われないので、上述した保護制御への移行判定と同様にして、保護制御の解除の誤判定も回避される。
また、動作終了前のΔtbの期間についても保護制御の解除判定を行わないことで、高低差圧が頻繁に解除されてしまうのを防止でき、高低差圧を確実に確保することができる。つまり、冷媒回路(50)では、四方切換弁(54)によって冷媒の循環方向が切り換わるため、切り換え直後(動作開始直後)には、高低差圧が比較的小さい状態となり、この動作が継続することで高低差圧が徐々に高くなっていく。そのため、冷媒の高低差圧は、四方切換弁(54)の切り換え直前(動作終了直前)において、最も高くなり易い。従って、上述した保護制御の解除判定を動作終了の直前のタイミングで行うと、保護制御が解除され易く、保護制御への移行と保護制御の解除とが交互に高頻度で切り換えられることとなり好ましくない。また、各動作の終了直前のタイミングよりも前の期間では高低差圧が充分確保できていないにも拘わらず、圧縮機(53)の運転周波数の下限値が解除されてしまうことがあり、所望とする保護制御を行うことができないこともある。
これに対し、本実施形態では、高低差圧が大きくなり易いΔtbの期間については保護制御の解除判定から除外され、冷媒回路(50)の高低差圧が比較的小さくなる期間についてのみ、保護制御の解除判定が行われる。従って、各動作について、保護制御の解除の頻度を減らしながら、冷媒回路(50)の高低差圧が確実に確保される。
−実施形態の効果−
上記実施形態では、第1動作や第2動作毎の開始時から所定時間Δt経過した後に検出差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、圧縮機(53)の容量に下限値を設定して制限する保護制御を行うようにしている。これにより、各動作の切り換え直後に冷媒回路(50)の高低差圧が不安定となっても、この状態の高低差圧を除外して保護制御の移行判定を行うことができる。従って、保護制御への移行の誤判定を回避しつつ、確実な保護制御を行うことができる。その結果、高低差圧の減少に起因する圧縮機(53)の給油不足や圧縮機構のチッピング等を確実に回避できる。
また、保護制御中においては、各動作の開始時から所定時間Δta経過した後に検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除するようにしている。これにより、各動作の切り換え直後に冷媒回路(50)の高低差圧が不安定となっても、この状態の高低差圧を除外して保護制御の解除判定を行うことができる。従って、保護制御の解除の誤判定を回避しつつ、確実な保護制御を行うことができ、冷媒回路(50)の高低差圧を確実に一定以上に保持できる。
更に、保護制御中においては、各動作の開始時から所定時間Δta経過した後で、且つ当該動作の終了よりも所定時間Δtb経過前について、検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除するようにしている。これにより、比較的高低差圧が大きくなり易い期間(各動作の切り換え直前の期間)の高低差圧を除外して保護制御の解除判定を行うことができる。従って、保護制御の解除の誤判定、あるいは保護制御のIN/OUTが高頻度に切り換わることを回避しつつ、一層確実な保護制御を行うことができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、保護制御への移行時における圧縮機(53)の運転周波数を上記下限値として設定している。しかしながら、この下限値として所定の固有値を用いても良い。また、検出差圧ΔPに応じてこの下限値を適宜更新して補正するようにしても良い。具体的には、除湿換気運転や加湿換気運転時において、検出差圧ΔPが所定値よりも小さいと、下限値を大きくするように補正する。また、検出差圧ΔPが所定値よりも大きいと、下限値を小さくなるように補正する。このような下限値の更新の判定についても、各動作の開始時から所定時間経過後についてのみ行うことで、更新判定の誤判定を回避でき、適切な下限値での補正を行うことができる。
また、上記実施形態の冷媒回路(50)では、冷凍サイクルの高圧が冷媒の臨界圧力よりも高い値に設定される超臨界サイクルを行ってもよい。その場合、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)は、その一方がガスクーラ(放熱器)として動作し、他方が蒸発器として動作する。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、2つの吸着熱交換器で空気の湿度調節を行う調湿装置に関し、特に低差圧運転時における圧縮機の保護対策について有用である。
前面側から見た調湿装置をケーシングの一部および電装品箱を省略して示す斜視図である。 調湿装置の一部を省略して示す概略の平面図、右側面図、及び左側面図である。 冷媒回路の構成を示す配管系統図であって、(A)は第1動作中の動作を示すものであり、(B)は第2動作中の動作を示すものである。 調湿装置の制御部のブロック図である。 除湿換気運転の第1動作における空気の流れを示す調湿装置の概略の平面図、右側面図、及び左側面図である。 除湿換気運転の第2動作における空気の流れを示す調湿装置の概略の平面図、右側面図、及び左側面図である。 加湿換気運転の第1動作における空気の流れを示す調湿装置の概略の平面図、右側面図、及び左側面図である。 加湿換気運転の第2動作における空気の流れを示す調湿装置の概略の平面図、右側面図、及び左側面図である。 単純換気運転における空気の流れを示す調湿装置の概略の平面図、右側面図、及び左側面図である。 通常運転から低差圧保護制御への移行及び低差圧保護制御から通常運転への移行を示す状態遷移図である。 通常運転から低差圧保護制御への移行の判定のタイミングを示すタイムチャートである。 低差圧保護制御の解除の判定のタイミングを示すタイムチャートである。
10 調湿装置
50 冷媒回路
51 第1吸着熱交換器
52 第2吸着熱交換器
53 圧縮機
54 四方切換弁(冷媒流路切換機構)
91 高圧圧力センサ(差圧検出手段)
92 低圧圧力センサ(差圧検出手段)
122 差圧算出部
123 保護制御判定部(制限手段)
124 保護制御解除判定部(解除手段)

Claims (1)

  1. 容量が可変な圧縮機(53)と、空気の水分を吸着する吸着剤がそれぞれ担持された第1及び第2の吸着熱交換器(51,52)と、冷媒の循環方向を可逆に切り換える冷媒流路切換機構(54)とが接続されると共に、冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路(50)を備え、
    上記冷媒回路(50)では、上記冷媒流路切換機構(54)の切り換えに応じて、上記第1吸着熱交換器(51)を高圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を低圧冷媒が流れる動作と、上記第1吸着熱交換器(51)を低圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を高圧冷媒が流れる動作とが交互に行われるように構成されており、
    運転条件に応じて上記圧縮機(53)の容量を制御しながら、上記第1吸着熱交換器(51)又は第2吸着熱交換器(52)を通過した空気を室内へ供給して室内の湿度調節を行う調湿装置であって、
    上記冷媒回路(50)の冷媒の高圧圧力と低圧圧力との差を検出差圧ΔPとして検出する差圧検出手段(91,92,122)と、
    上記差圧検出手段(91,92,122)で検出された差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、上記圧縮機(53)の最小容量以上となる所定の下限値を設定して、圧縮機(53)の容量が上記下限値以上となるように圧縮機(53)を制御する保護制御を行う制限手段(123)と
    上記差圧検出手段(91,92,122)で検出された差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記制限手段(123)による保護制御を解除する解除手段(124)とを備え、
    上記制限手段(123)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後に上記検出差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、上記保護制御を行うように構成され
    上記解除手段(124)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後に上記検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除し、上記動作の終了時よりも所定時間前から該動作の終了時までの期間において、上記保護制御を解除しないことを特徴とする調湿装置。
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