JP2009109096A - 調湿装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷媒回路(50)での冷媒流路切換機構(54)の切り換えに応じて、2つの動作が交互に行われる。制限手段(123)は、2つの動作毎について、動作開始時から所定時間経過後に冷媒回路(50)の高低差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、圧縮機(53)の容量の下限値を設定し、圧縮機(53)の容量が下限値以上となるように圧縮機(53)を制御する。
【選択図】図11
Description
調湿装置(10)について、図1,図2を適宜参照しながら説明する。なお、ここでの説明で用いる「上」「下」「左」「右」「前」「後」「手前」「奥」は、特にことわらない限り、調湿装置(10)を前面側から見た場合の方向を意味している。
図3に示すように、冷媒回路(50)は、第1吸着熱交換器(51)、第2吸着熱交換器(52)、圧縮機(53)、四方切換弁(54)、及び電動膨張弁(55)が設けられた閉回路である。この冷媒回路(50)は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
図4に示すように、調湿装置(10)には、制御部(120)が設けられている。制御部(120)は、圧縮機制御部(121)と差圧算出部(122)と保護制御判定部(123)と保護制御解除判定部(124)とを有している。
本実施形態の調湿装置(10)は、除湿換気運転と、加湿換気運転と、単純換気運転とを選択的に行う。除湿換気運転中や加湿換気運転中の調湿装置(10)は、取り込んだ室外空気(OA)を湿度調節してから供給空気(SA)として室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)を排出空気(EA)として室外へ排出する。一方、単純換気運転中の調湿装置(10)は、取り込んだ室外空気(OA)をそのまま供給空気(SA)として室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)をそのまま排出空気(EA)として室外へ排出する。
除湿換気運転中の調湿装置(10)では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(3分間隔)で交互に繰り返される。つまり、除湿換気運転での2つの動作の1回毎の動作時間Δtは3分に設定されている。この除湿換気運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
加湿換気運転中の調湿装置(10)では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(4分間隔)で交互に繰り返される。つまり、加湿換気運転での2つの動作の1回毎の動作時間Δtは3分に設定されている。この加湿換気運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
単純換気運転中における調湿装置(10)の動作について、図9を参照しながら説明する。
上述した除湿換気運転や加湿換気運転では、冷媒回路(50)の高低差圧が小さく成り過ぎとなって不具合を招く虞がある。具体的には、冷媒回路(50)の高低差圧が小さくなると、圧縮機(53)では、高低差圧を利用して圧縮機構へ供給される油量が減少し、圧縮機構の潤滑油が不足してしまう虞がある。また、圧縮機のケーシング内の高低差圧が小さくなることで固定スクロールに対する可動スクロールの押し付け力が小さくなり、可動スクロールがスラスト方向に振動する、いわゆるチッピングを招く虞もある。特に、夏季に外気温度が高いような条件で上記除湿運転を行うと、低圧側(蒸発器側)の吸着熱交換器(51,52)を比較的高温の室外空気が流れ、高圧側(凝縮器側)の吸着熱交換器(52,51)を比較的低温の室内空気が流れるため、冷媒回路(50)の高低差圧が小さくなり易い。また、冬季に外気温度が低いような条件で上記加湿換気運転を行うと、高圧側(凝縮器側)の吸着熱交換器(51,52)を比較的低温の室内空気が流れ、低圧側(蒸発器側)の吸着熱交換器(52,51)を比較的高温の室内空気が流れるため、やはり冷媒回路(50)の高低差圧が小さくなり易くなる。そこで、除湿換気運転や加湿換気運転では、冷媒回路(50)の高低差圧の低下を回避するように、第1動作と第2動作との双方で次のような保護制御が行われる。
上記実施形態では、第1動作や第2動作毎の開始時から所定時間Δt経過した後に検出差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、圧縮機(53)の容量に下限値を設定して制限する保護制御を行うようにしている。これにより、各動作の切り換え直後に冷媒回路(50)の高低差圧が不安定となっても、この状態の高低差圧を除外して保護制御の移行判定を行うことができる。従って、保護制御への移行の誤判定を回避しつつ、確実な保護制御を行うことができる。その結果、高低差圧の減少に起因する圧縮機(53)の給油不足や圧縮機構のチッピング等を確実に回避できる。
上記実施形態では、保護制御への移行時における圧縮機(53)の運転周波数を上記下限値として設定している。しかしながら、この下限値として所定の固有値を用いても良い。また、検出差圧ΔPに応じてこの下限値を適宜更新して補正するようにしても良い。具体的には、除湿換気運転や加湿換気運転時において、検出差圧ΔPが所定値よりも小さいと、下限値を大きくするように補正する。また、検出差圧ΔPが所定値よりも大きいと、下限値を小さくなるように補正する。このような下限値の更新の判定についても、各動作の開始時から所定時間経過後についてのみ行うことで、更新判定の誤判定を回避でき、適切な下限値での補正を行うことができる。
50 冷媒回路
51 第1吸着熱交換器
52 第2吸着熱交換器
53 圧縮機
54 四方切換弁(冷媒流路切換機構)
91 高圧圧力センサ(差圧検出手段)
92 低圧圧力センサ(差圧検出手段)
122 差圧算出部
123 保護制御判定部(制限手段)
124 保護制御解除判定部(解除手段)
Claims (3)
- 容量が可変な圧縮機(53)と、空気の水分を吸着する吸着剤がそれぞれ担持された第1及び第2の吸着熱交換器(51,52)と、冷媒の循環方向を可逆に切り換える冷媒流路切換機構(54)とが接続されると共に、冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路(50)を備え、
上記冷媒回路(50)では、上記冷媒流路切換機構(54)の切り換えに応じて、上記第1吸着熱交換器(51)を高圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を低圧冷媒が流れる動作と、上記第1吸着熱交換器(51)を低圧冷媒が流れて第2吸着熱交換器(52)を高圧冷媒が流れる動作とが交互に行われるように構成されており、
運転条件に応じて上記圧縮機(53)の容量を制御しながら、上記第1吸着熱交換器(51)又は第2吸着熱交換器(52)を通過した空気を室内へ供給して室内の湿度調節を行う調湿装置であって、
上記冷媒回路(50)の冷媒の高圧圧力と低圧圧力との差を検出差圧ΔPとして検出する差圧検出手段(91,92,122)と、
上記差圧検出手段(91,92,122)で検出された差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、上記圧縮機(53)の最小容量以上となる所定の下限値を設定して、圧縮機(53)の容量が上記下限値以上となるように圧縮機(53)を制御する保護制御を行う制限手段(123)とを備え、
上記制限手段(123)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後に上記検出差圧ΔPが所定値よりも小さくなると、上記保護制御を行うように構成されていることを特徴とする調湿装置。 - 請求項1において、
上記差圧検出手段(91,92,122)で検出された差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記制限手段(123)による保護制御を解除する解除手段(124)を備え、
上記解除手段(124)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後に上記検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除するように構成されていることを特徴とする調湿装置。 - 請求項2において、
上記解除手段(124)は、上記冷媒回路(50)の上記各動作において、動作の開始時より所定時間が経過した後で、且つ該動作の終了時よりも所定時間前までの間で上記検出差圧ΔPが所定値よりも大きくなると、上記保護制御を解除するように構成されていることを特徴とする調湿装置。
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