JP5096999B2 - 椅子及びその背もたれ - Google Patents

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Description

本願発明は椅子及びその背もたれに関するものであり、より詳しくは、フレームにネット状シートを張った構造の背もたれ、並びにネット状構造の背もたれを有する椅子に関するものである。
椅子において、背もたれや座を環状等のサポートフレームにネット状のサポートシートが張られた構造にすることは広く行われている。このタイプでは、シェル板にクッションを張った方式に比べて通気性やフィット性に優れている利点がある。
サポートシートをサポートフレームに取り付ける方法としては、溶着により固定する方法、押さえ部材で押さえ固定する方法、サポートシートの全体を袋状に形成してこれをサポートフレームに被せる方法、といった方法が提案されかつ実施されているが、溶着や押さえ固定は取り付けが簡単にはできない問題があり、他方、全体を袋状に形成する方法はコストが嵩む問題がある。この点については、サポートシートの外周を筒部に形成して、この筒部にサポートフレームを挿通したら良いと考えられる。しかし、サポートフレームがループ状(環状)になっている場合は、挿通方法を工夫する必要がある。
そして、特許文献1には、正面視略四角形の背フレームに背シートを取り付ける方法として、背フレームを下向きコ字状の上骨部材と上向き開口の下骨部材とに分離構成しておく一方、背シートの全周に形成された筒部のうち左右側部に上下の骨部材を挿通するための穴を空けておき、上下いずれか一方の骨部材を背シートに挿通してから他方の骨部材を挿通し、それから上下の骨部材を裏側から連結部材で連結する、という技術が開示されている。
特開2007−117537号公報
さて、椅子の背もたれにしても座にしても大きな荷重がかかるため背フレーム等のサポートフレームには高い強度が要求され、また、例えば背もたれの場合、デザイン上の要請から背面部に部材を配置できない場合もある。
しかるに、特許文献1は背フレームを下向きコ字状の上骨材と上向きコ字状の下骨座とに分離するもので、大きな荷重がかかる左右の縦長部材(サイドメンバー)を上下に分断するものであるため、背フレームとしての強度を確保するには裏側に連結部材(補強部材)を配置せねばならず、すると、裏側に部材を配置しないタイプの背もたれには適用できなくなる。この点、特許文献1の問題の一つある。
また、上骨材も下骨材も背シートの変形を利用して当該背シートに挿通することになるが、上骨材を背シートに挿通すると背シートは変形させにくくなるため、コ字状の下骨材を背シートの筒部に挿通するのが面倒であるという問題もある。
更に、背シートと骨部材との嵌め合わせは背シートの変形を利用して行われるため、嵌め込みを容易ならしめるためには筒部には余裕を持たせておくのが好ましいが、筒部に余裕を持たせておくと、背もたれとして組み立てた後に背シートに弛みが生じたり張りが緩くなったりする虞があり、取り付けの容易性と背シートの張りの確実性とが相反するという点も問題であった。
本願発明は、このような現状を改善することを課題として成されたものである。
本願発明は、椅子とその背もたれとを含んでいる。請求項1の発明は背もたれに係るもので、この背もたれは、ループ構造で前後に開口した背フレームと、前記背フレームに取り付けたネット状背シートとを備えており、前記背フレームは、その左右側部を構成する上下長手のサイドメンバーと上端部を構成する左右横長のアッパーメンバーと下端部を構成する左右横長のロアメンバーとの4つのメンバーから成っており、これら4つのメンバーのうち左右サイドメンバーとアッパーメンバーとは一体に繋がって略コ字状の一体連続部になっており、前記ロアメンバーは前記一体連続部とは別体で前記サイドメンバーの下端部間に位置している。
一方、前記背シートの外周部には、前記サイドメンバーが挿通される左右サイド筒部とアッパーメンバーが挿通されるアッパー筒部とロアメンバーが挿通されるロア筒部との4つの筒部が連続した状態に形成されており、前記ロア筒部に、前記背フレームを挿通するための取り付け穴が空いており、更に、前記ロアメンバーの左右両端に、前記サイドメンバーの下端面に重なるストッパー突起を設け、前記左右ストッパー突起を左右のサイドメンバーに固定している。
請求項2の発明は請求項1を具体化したもので、この発明では、前記左右サイドの下端面には、前記ストッパー突起が嵌まり込むストッパー凹所が形成されており、前記ストッパー突起がビスでストッパー凹所に固定されている。
請求項3の発明椅子に係るもので、この椅子は、座と、請求項1又は2に記載した背もたれと、前記背もたれのロアメンバーに背シートのロア筒部を介して下方から重なる略水平姿勢の受けフレームとを備えており、前記ロアメンバーには受けフレームに嵌合する下向き開口の横長溝が形成されており、受けフレームで背シートのロア筒部を前記横長溝に押し込むことにより、背シートに上下方向のテンションが掛けられている。
なお、本願発明において「一体連続部」とは背シートを取り付ける前の状態で一つの形態を成していることを意味しており、複数の部材で構成されていることを排除するものではない。従って、樹脂成形品やダイキャスト成形品のような全体が単一構造になっているものはもとより、複数の部材を溶接等によって固着した構造も含んでいる。
請求項1の発明では、背フレームに背シートを取り付けるには、先ず、サイドメンバーとアッパーメンバーとより成る一体連続部を背シートの筒部に取り付け穴から嵌め込み、次いで、ロアメンバーを背シートのロア筒部に挿入したら良い。そして、大きな荷重が掛かるサイドメンバーはその全長にわたって一体の構造であるため、特段の補強部材を要することなく背フレームは全体としての強度が確保されるのであり、その結果、強度に優れると共にデザインにもスッキリした背もたれを提供することが可能になる。
また、背シートに一体連続部を嵌め込んだ後は、背シートは、一体連続部によって形状が保持されることで変形しにくい状態になっているが、ロアメンバーは左右長手の形状(一文字状)であるため、背シートのロア筒部への嵌め込みを簡単に行える。従って、背もたれの組み立て作業も簡単に行える。
請求項2のようにストッパー突起とストッパー凹所とを嵌め合わせると、背フレームは堅牢な構造になる利点がある。
また、既述のとおり、背フレームを背シートの筒部に容易に挿通するには、背シートの筒部を少し余裕がある大きさに形成しておくのが好ましいが、請求項の構成を採用すると、背もたれだけの状態では背シートがピンと張っていなくても、椅子として組み立てた後には背シートをピンと張った状態に保持することができ、このため、組み立て作業の容易性を損なったり部材点数の増大を招来したりすることなく、背もたれの背シートがピンと張った椅子を提供することができる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願発明は会議や打ち合わせに多用される4本足方式の椅子に適用している。先ず、図1,2に基づいて全体の概要を説明し、次いで、詳細を説明する。
(1).概要
図1のうち(A)は椅子の全体斜視図、(B)は図2の IB-IB視での座の断面図、図2は分離斜視図であり、これらの図から理解できるように、椅子は、左右2本の前足1と左右2の後足2、座3、背もたれ4を備えている。
左右の後足2はその上部において左右横長の受けフレーム5で連結されており、受けフレーム5と左右の前足1の上部とはそれぞれ平面視略L形のインナーフレーム6で連結されており、更に、左右のインナーフレーム6はその前後長手部の前端部間と後端部間とが平板状のフロントステー7とリアステー8とで連結されている。左右インナーフレーム6には、リアステー8よりも手前側の部位に板材製の内向き片9を設けている。
図1(B)に示すように、座3は合板製の基板(座板)3aにクッション3bを張った構造であり、基板3aはフロントステー7と内向き片9とにビス11で固定されている。基板3aにはナット12を離脱不能に取り付けている。
後足2の上端には、座3よりも上方に突出した背支柱13が鉛直線に対してやや前傾した姿勢で連続しており、背支柱13の上端は左右外側に広がった張り出し部13aを曲げ形成している。左右の前足1の上端には、座3の上方において緩く湾曲しつつ後方に延びる肘受け部14が一体に連続しており、肘受け部14の後端に背支柱13の張り出し部13aが内側から突き当てられ、両者は溶接されている。各部材は溶接によって固着されている。肘受け部14には、前後に長い肘当て15を取り付けている。
また、肘受け部14が一体に形成された前足1、背支柱13が一体に形成された後足2、受けフレーム5、前後ステー7,8によって本体の骨組みが構成されている。各足1,2の下端にはキャスタを取り付けている。前後足1,2とインナーフレーム6は丸パイプで製造されている。
(2).背もたれの構造の概略
次に、図3も参照して背もたれ4の概略を説明する。図3のうち(A)は背もたれ4を構成する部材の分離斜視図、(B)は(A)のB−B視断面図である。この図3から理解できるように、背もたれ4は、樹脂製の背フレーム17とこれに取り付けた背シート18とから成っており、背フレーム17は、上下長手の左右サイドメンバー19と、サイドメンバー19の上端に一体に連続したアッパーメンバー20と、サイドメンバー19とは別部材のロアメンバー21とから成っている。左右サイドメンバー19とアッパーメンバー20とで請求項に記載した一体連続部が構成されており、ロアメンバー21は独立メンバーになっている。
背シート18は強靱な糸を素材として編むか又は織ることでネット状に構成されており、その左右両側部はサイドメンバー19が嵌まるサイド筒部18aに形成され、上端部はアッパーメンバー20が嵌まるアッパー筒部18bに形成され、下端はロアメンバー21が嵌まるロア筒部18cに形成されている。敢えて述べるまでもないが、隣り合った筒部18a,18b,18cは互いに連通している。ロア筒部18cのうち左右両端寄り部位の2箇所には、背フレーム17を挿通可能な取り付け穴22が前向きに開口している。
サイドメンバー19は、鉛直線に対して下半部は前傾して上半部は後傾するように側面視で屈曲しており、また、アッパーメンバー20とロアメンバー21とは平面視で前向き凹状に緩く湾曲している。従って、背シート18は、サイドメンバー19の屈曲の頂点部において最も前に出ており、かつ、全体的に前向き凹状に湾曲している。
各筒部18a,18b,18cは立体編み(或いは立体織り)によってシームレス状態に形成されており、相手部材であるメンバー19,20,21の形状に応じた正面視形態になっている。なお、筒部18a,18b,18cは逢着や溶着によって形成することも可能である。
(3).背もたれの詳細
更に、図4以下の図面も参照して背もたれ4の詳細を説明する。図4のうち(A)は背フレーム17のみの分離斜視図、(B)は背もたれ4の一部破断分離斜視図、図5は背シート18を省略した状態での図2の V-V視箇所の断面図、図6のうち(A)は図5のVIA-VIA 視断面図、(B)は図5のVIB-VIB 視断面図、(C)は組み立て後の状態を図4の VIC-VIC視方向から見た断面図、図7のうち(A)は図2の VIIA-VIIA視断面図、(B)は図1の VIIB-VIIB視断面図、図8は図1の VIII-VIII視断面図、図9は背もたれ4の取り付け構造を示す分離平面図である。
図5や図7から理解できるように、背フレーム17を構成するサイドメンバー19は内側に行く程前後厚さが薄くなるように塀断面略山形の形態になっており、かつ、前面は背もたれ4の縦長中心線に向かって緩く傾斜している。そして、図5や図7に示すように、サイドメンバー19のうち前傾姿勢の下半部には背支柱13に内側から嵌まり込む略半円状の縦溝23が形成されている。従って、サイドメンバー19を背支柱13に嵌め込むと、背シート18のサイド筒部18aは縦溝23の内部に押し込められ、このため、背シート18は背支柱13の箇所において左右方向のテンションが掛けられる。
背中シート18のうち、背支柱13に重なる部分とロアメンバー21に重なる部分とを除いた部分は、例えばホットメルト接着剤のような接着剤によって背フレーム17に接着されている。このため、背シート18が背フレーム17の表面でずれ動いて美観が悪化するような不都合は生じない。背シート18の固着手段としては溶着のような他の方法も採用可能である。また、背フレーム17の前面のみや後面のみのように表面の一部に固定することも可能である。
背もたれ4を下向きにずらし移動させることにより、サイドメンバー19を背支柱13に嵌め込むが、背支柱13の上端には外向き張り出し部13aが形成されているため、外向き張り出し部13aがガイドの役割を果たして、嵌め込みがスムースに行われる。
背フレーム17のサイドメンバー19は、肘受け部14の後端に溶接によって固着した上ブラケット24にビス(ボルト)25で固定されている。図8及び図9に示すように、サイドメンバー19には、上ブラケット24が後ろから入り込む凹部26と、凹部26に連通した前後開口のビス穴27と、ビス穴27に連通した前向き開口のナット保持穴29とが形成されており、ナット保持穴28に回転不能に嵌め込んだ六角ナット29にビス25がねじ込まれている。
なお、ナット29は背シート18を取り付ける前にナット保持穴28に嵌め入れられている。上ブラケット24はエンドキャップ30で覆われており、エンドキャップ24は肘受け部14に後ろから嵌め込み装着されており、肘当て15によって抜け不能に保持されている。
例えば図6(B)(C)に示すように、ロアメンバー21は上に行くに従って前後厚さが小さくなる略山形に形成されており、下端面には受けフレーム5に嵌まる略半円状の横長溝32が形成されている。また、サイドメンバー19の下端にも受けフレーム5が嵌まる下溝33が形成されており、従って、サイドメンバー19の下溝33とロアメンバー21の横長溝32とは一連に繋がっている。また、サイドメンバー19の下端には、ロアメンバー21と同じ側断面形状の重合部19aが僅かだけ内向き突出した状態に形成されている。
そして、例えば図5及び図6(A)に示すように、ロアメンバー21の左右両端面には、受けフレーム5に上方から重なると共にサイドメンバー19の重合部19aに入り込む平面視略山形のストッパー突起34が形成されている一方、サイドメンバー19の下溝33の上内面には、ストッパー突起34がきっちり嵌まり込む下向きのストッパー凹所35が形成されており、そして、ストッパー突起34をビス36でストッパー凹所35に固定している。従って、ロアメンバー21とサイドメンバー19との姿勢と位置が一定に保持され、かつ、背フレーム17は全体の形態が保持されている。敢えて述べるまでもないが、ストッパー突起34にはねじ穴37が空いている。
図2〜4に示すように、ロアメンバー21には、インナーフレーム6との干渉を回避するための略半円状の逃がし溝38が形成されている。そして、逃がし溝38の僅かに内側に、リアステー8に上方から重なる左右一対の下ブラケット39を一体に形成し、リアステー8と下ブラケット39とをビス40で締結している。ビス40はタッピンねじを使用しており、リアステー8に下方から挿通して下ブラケット39にねじ込んでいるが、ナットを使用して締結することも可能である。図4(B)に部分的に示すように、下ブラケット39は背シート18の取り付け穴22から外側に露出させている。
(4).まとめ
以上の構成において、背もたれ4を組み立てるには、例えば図3に一点鎖線で示すように、先ず、サイドメンバー19とアッパーメンバー20とが一体化した一体連続部の端部を背シート18のいずれか一方の取り付け穴22に挿入し、背シート18と一体連続部とを相対動させることにより、一体連続部を所定の姿勢で背シート18に嵌め込む。
次いで、ロアメンバー21をいずれか一方の取り付け穴22からロア筒部18cに挿入し、ロア筒部18cを大きく引き伸ばすことにより、ロアメンバー21をロア筒部18cの内部に嵌め込み、ロアメンバー21をサイドメンバー19にビス36で締結する。これによって背フレーム17は所定の形態に保持される。ロアメンバー21の逃がし溝38と下ブラケット39とは取り付け穴22から露出させておく。
それから、背もたれ4を下向きにずらすことでサイドメンバー19の縦溝23を背支柱13に嵌め込むと共に、ロアメンバー21を受けフレーム5に嵌め込み、その状態でサイドメンバー19を上ブラケット24にビス25で締結すると共に、ロアメンバー21の下ブラケット39をリアステー6にビス40で締結する。これにより、背もたれ4の取り付けが完了する。
また、背フレーム17が上ブラケット24に締結されているため、背もたれ4は上向き離脱不能に保持されている。更に、ロアメンバー21はリアステー8にビス40で締結されているため、背フレーム17はその下端においても前後ずれ不能に保持されており、これにより、一層の強度アップが図られていると共に、ロアメンバー21が受けフレーム5に嵌まった状態で保持されて、背シート18に上下方向のテンションを掛けることが確実ならしめられている。
サイドメンバ19とロアメイバー21とを固定する手段としては、水平状のビスをサイドメンバー19に外側から貫通させてこれをロアメンバー21にねじ込むと言ったことも可能であるが、本実施形態のように、ロアメンバー21の端部に設けたストッパー突起34をサイドメンバー19の下端のストッパー凹所35に嵌合させると、ストッパー突起34とストッパー凹所35とが嵌まり合うことで背フレーム17は堅牢な構造になる利点がある。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化きる。例えば、本願発明を適用できる椅子には限定はなく、例えばガスシリンダよりなる脚を有する回転椅子にも適用できる。背フレームのサイドメンバーを背支柱にビスで固定したり、ロアメンバーを受けフレームにビスで固定したりすることも可能である。
背フレーム等のサポートフレームに溝を形成して、この溝に背支柱や受けフレームのような本体側の部材を嵌め込むことによってサポートシートにテンションを掛けることは、それ自体として独立した請求項たり得るものである(背シート又は座シートの全体を袋状に構成したものや、溶着等によってサポートフレームに固定したものにも適用できる。)
更に、テンション付与手段としては、背支柱のような強度メンバーを溝に嵌め込むことに代えて、エッジ材をサポートフレームの溝に嵌め込んでビス等で固定しても良いのであり、更に、テンション付与用溝は、例えば背フレームの場合であると前面や後面に形成するというように、外周面でない箇所に形成することも可能である。
対象になる椅子は図示形態のような4本足方式に限定されるもではなく、例えば左右の脚フレームを側面視で横向きコ字状に形成している椅子や、左右の脚フレームを側面視で口字状(或いは台形状)に形成している椅子、或いは、脚支柱をガスシリンダで構成している回転椅子など、様々の形態の椅子に適用できる。敢えて述べるまでもないが、パイプ椅子の場合、その複数個を前後方向に嵌めたり上下に積み重ねたりすることが可能である。
(A)は椅子の全体斜視図、(B)は図2の IB-IB視での座の断面図である。 椅子の分離斜視図である。 (A)は背もたれの分離斜視図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は背フレーム17のみの分離斜視図、(B)は背もたれ4の一部破断分離斜視図である。 背シートを省略した状態での図2の V-V視箇所の断面図である。 (A)は図5のVIA-VIA 視断面図、(B)は図5のVIB-VIB 視断面図、(C)は組み立て後の椅子を図4の VIC-VIC視方向から見た断面図である。 (A)は図2の VIIA-VIIA視断面図、(B)は図1の VIIB-VIIB視断面図である。 図1の VIII-VIII視断面図である。 背もたれの取り付け構造を示す分離平面図である。
1 前足
2 後足
3 座
4 背もたれ
5 受けフレーム
17 背フレーム
18 背シート
19 背フレームのサイドメンバー
20 背フレームのアッパーメンバー
21 背フレームのロアメンバー
22 取り付け穴
23 サイドメンバーの縦溝
24 上ブラケット
32 横長溝
34 ストッパー突起
35 ストッパー凹所
36 ビス

Claims (3)

  1. ループ構造で前後に開口した背フレームと、前記背フレームに取り付けたネット状背シートとを備えており、
    前記背フレームは、その左右側部を構成する上下長手のサイドメンバーと上端部を構成する左右横長のアッパーメンバーと下端部を構成する左右横長のロアメンバーとの4つのメンバーから成っており、これら4つのメンバーのうち左右サイドメンバーとアッパーメンバーとは一体に繋がって略コ字状の一体連続部になっており、前記ロアメンバーは前記一体連続部とは別体で前記サイドメンバーの下端部間に位置している一方、
    前記背シートの外周部には、前記サイドメンバーが挿通される左右サイド筒部とアッパーメンバーが挿通されるアッパー筒部とロアメンバーが挿通されるロア筒部との4つの筒部が連続した状態に形成されており、前記ロア筒部に、前記背フレームを挿通するための取り付け穴が空いている構成であり、
    更に、前記ロアメンバーの左右両端に、前記サイドメンバーの下端面に重なるストッパー突起を設け、前記左右ストッパー突起を左右のサイドメンバーに固定している、
    椅子の背もたれ。
  2. 前記左右サイドの下端面には、前記ストッパー突起が嵌まり込むストッパー凹所が形成されており、前記ストッパー突起がビスでストッパー凹所に固定されている、
    請求項1に記載した椅子の背もたれ。
  3. 座と、請求項1又は2に記載した背もたれと、前記背もたれのロアメンバーに背シートのロア筒部を介して下方から重なる略水平姿勢の受けフレームとを備えており、前記ロアメンバーには受けフレームに嵌合する下向き開口の横長溝が形成されており、受けフレームで背シートのロア筒部を前記横長溝に押し込むことにより、背シートに上下方向のテンションが掛けられている、
    椅子。
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