JP4109442B2 - 椅子の背凭れ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座部を支持する座部フレームに、背フレームを結合して成る椅子の背凭れに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子の背凭れにおいて、金属の丸パイプ材よりなる背フレームの下部を、座部を支持する座部フレームに結合するとともに、背フレームに、撓曲可能な糸状の材料、例えば糸状の合成樹脂材をメッシュ状に編んだ張り材を張設したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような椅子の背凭れにおいては、張り材自体に剛性がないため、張り材により背フレームを補強することができず、背フレームの剛性不足を招くおそれがある。この背フレームの剛性不足を解消するには、背フレーム及び座部フレームを太い丸パイプ材により形成し、かつ背フレームと座部フレームとを溶接等により強固に固着する必要がある。
【0004】
しかし、このようにすると、太い丸パイプ材により、椅子全体のバランスが悪くなるばかりではなく、溶接部が露呈して見栄えが悪くなり、デザインに悪影響を及ぼすおそれがある。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、背フレームと座部フレームとを溶接することなく強固に結合することができ、かつデザイン及び強度的に優れた椅子の背凭れを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座部を支持するパイプ材により形成される座部フレームに、パイプ材により形成される背フレームを結合して成る椅子の背凭れにおいて、前記背フレームは、上下方向を向く左右の側杆と、該左右の側杆の上端同士を連結する横杆とを一体的に形成し、前記背フレームの各側杆の下部を、前記背フレームと別体で形成した左右方向を向く下部フレームの両端部の近傍に設けた上下方向を向く左右の嵌合孔に嵌合すると共に、前記下部フレームの両端に設けられた外側が開口する凹状受部に、前記座部フレームの下部の外周面を嵌合し、さらに、横方向を向く締付ねじを、前記座部フレームの外側から前記座部フレームに設けた横方向を向く通孔に挿入して前記下部フレームに設けた横方向へ貫通する通孔を貫通させて、前記背フレームにおける前記嵌合孔に嵌合した部分に設けられた雌ねじ孔に螺合することによって、前記座部フレームと前記下部フレームとを、前記背フレームの各側杆の下部に共締めする。
【0007】
)上記()項において、座部フレームに、該座部フレームの通孔を閉塞可能なカバーを取り付ける。
【0008】
)上記()項において、カバーに、座部フレームの通孔に嵌合可能な突部を設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、背凭れ取り付け前の椅子の斜視図、図2は、背凭れ取り付け後の椅子の斜視図である。
【0010】
椅子(1)は、図示略の脚部に支持された座部(2)と、座部(2)の下面側に連結された上方を向く左右の座部フレーム(3)と、各座部フレーム(3)に後述のように結合された背凭れ(4)とを備えている。
【0011】
各座部フレーム(3)は、金属の丸パイプ材により形成され、左右方向における外側を向く周面には、上下2個の通孔(5)が、また同じく内側を向く周面には、主に図4に示すように、各通孔(5)と対向する取付孔(6)が、それぞれ穿設されている。
【0012】
各通孔(5)の径は、主に図4に示すように、後述する左右方向を向く締結ねじ(7)の頭部(7a)が貫通しうる大きさであり、また各取付孔(6)の径は、通孔(5)より小径で、かつ締結ねじ(7)の頭部(7a)が取付孔(6)の周縁に当接しうる大きさである。
【0013】
背凭れ(4)は、金属の丸パイプ材により形成され、かつ上下方向を向く左右の側杆(8)(8)と左右の側杆(8)(8)の上端同士を連結する横杆(9)とを有する正面視ほぼ倒立U字状の背フレーム(10)と、背フレーム(10)における各側杆(8)(8)の下部に固定された硬質の合成樹脂またはアルミニウム合金製の左右方向を向く下部フレーム(11)と、背フレーム(10)に張設された撓曲可能な糸状の材料、例えば糸状の合成樹脂材をメッシュ状に編んだ張り材(12)とから形成されている。
【0014】
張り材(12)は、その上縁及び左右の側縁に設けられた筒状部(12a)に、背フレーム(10)の各側杆(8)及び横杆(9)が挿通されるとともに、その下端縁を下部フレーム(11)に固定することにより、背フレーム(10)に張設される。
【0015】
下部フレーム(11)は、左右方向の両端に、各座部フレーム(3)の外周面の一部が嵌合する、図1に示すように、外側が開口する凹状の凹状受部(11a)を有し、各凹状受部(11a)の近傍には、上下方向に貫通して背フレーム(10)における各側杆(8)の下部が嵌合される嵌合孔(11b)を有している。
【0016】
下部フレーム(11)の各凹状受部(11a)には、左右方向を向く上下2個の通孔(13)、及び締付孔(14)が設けられている。各通孔(13)及び締結孔(14)の内端は、嵌合孔(11b)に連通している。
【0017】
背フレーム(10)における各側杆(8)の下部の内部には、上下方向に所定の長さを有する円柱体(15)(図4〜図6に断面図として示す)が挿入されている。この円柱体(15)における各通孔(13)と合致する部位には、締結ねじ(7)が螺合する雌ねじ孔(16)が螺設されている。
【0018】
背フレーム(10)における各側杆(8)の下部を各嵌合孔(11b)に嵌合するとともに、左右方向を向くねじ(17)を、下部フレーム(11)の締結孔(14)を通して、円柱体(15)に設けられた雌ねじ孔(図示略)に螺合することにより、下部フレーム(11)は、背フレーム(10)に固定される。
【0019】
図1に示すように、下部フレーム(11)における各側杆(8)の下部に結合された背フレーム(10)は、締結ねじ(7)をもって、下部フレーム(11)を介して各座部フレーム(3)に固定される。すなわち、座部フレーム(3)の左右方向における内側を向く周面を、下部フレーム(11)の凹状受部(11a)に嵌合させた状態で、締結ねじ(7)を、座部フレーム(3)の通孔(5)から、取付孔(6)及び下部フレーム(11)の通孔(13)に挿入して、円柱体(15)の雌ねじ孔(16)に螺合する。
【0020】
これにより、座部フレーム(3)と下部フレーム(11)とが、図2及び図4に示すように、締結ねじ(7)により、背フレーム(10)における各側杆(8)の下部に共締めされるとともに、下部フレーム(11)により、背フレーム(10)が補強され、背フレーム(10)の剛性が高められる。
【0021】
(18)は、弾性変形可能な合成樹脂製で形成されたほぼ半円筒状のカバーで、各座部フレーム(3)に取り付けられることにより、座部フレーム(3)の各通孔(5)を隠蔽することができる。
【0022】
カバー(18)の内周面には、主に図3に示すように、座部フレーム(3)側に向かって突出し、かつ座部フレーム(3)の各通孔(5)に嵌合可能な円柱状の突部(18a)(18a)が設けられている。
【0023】
カバー(18)を取り付けるには、図4に示すように、カバー(18)を矢印方向に向けて、座部フレーム(3)における各通孔(5)が設けられた部分に押し付ける。これにより、カバー(18)は、図5に示すように、弾性力に抗して拡開しつつ押し込まれた後、図6に示すように、座部フレーム(3)の外周面を挟持するとともに、各突部(18a)が座部フレーム(3)の各通孔(5)に嵌合し、座部フレーム(3)に固定される。
【0024】
各突部(18a)が、各通孔(5)に嵌合することにより、カバー(18)を確実に位置決めすることができ、かつカバー(18)の位置ずれを防止することができる。
【0025】
また、カバー(18)を座部フレーム(3)に取り付けた状態においては、図6に示すように、カバー(18)の両端縁(18b)は、下部フレーム(11)の凹状受部(11a)に近接する。これにより、下部フレーム(11)の凹状受部(11a)も、カバー(18)により隠蔽され、見栄えの向上をより図ることができる。
【0026】
図7は、本発明の実施形態に係わるカバー(18)の変形例を示す。このカバー(18)の内周面に設けられる突部(18c)は、座部フレーム(3)の各通孔(5)に嵌合し得るように角柱状に形成されている。
【0027】
この変形例においても、前記実施形態と同様に、突部(18c)が座部フレーム(3)の各通孔(5)に嵌合することにより、カバー(18)を確実に位置決めすることができ、かつカバー(18)の位置ずれを防止することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、背フレームの各側杆の下部を、左右方向を向く下部フレームの両端部近傍に設けた上下方向を向く左右の嵌合孔に嵌合し、下部フレームの両端に設けた凹状受部を、左右方向を向く締結ねじにより座部フレームに固定したことにより、背フレームと座部フレームとを、見栄えよく結合することができるとともに、下部フレームにより背フレームの剛性が高められ、デザイン及び強度的に優れたものとすることができる。さらに、座部フレームと下部フレームとを、背フレームの各側杆の下部に共締めしたことにより、使用する締結ねじの本数を削減することができる。
【0029】
)請求項記載の発明によると、請求項の効果に加えて、座部フレームの通孔はカバーにより隠蔽され、見栄えの向上を図ることができる。
【0030】
)請求項記載の発明によると、請求項の効果に加えて、カバーの突部と座部フレームの通孔との嵌合により、カバーを位置決めして、簡単かつ確実に、座部フレームに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を備える背凭れ取り付け前の椅子の斜視図
【図2】 同じく、背凭れ取り付け後の椅子の斜視図である。
【図3】 同じく、要部の斜視図である。
【図4】 同じく、カバー取り付け前の要部の横断面拡大図である。
【図5】 同じく、カバー取り付け途中の要部の横断面拡大図である。
【図6】 同じく、カバー取り付け後の要部の横断面拡大図である。
【図7】 同じく、カバーの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1)椅子
(2)座部
(3)座部フレーム
(4)背凭れ
(5)通孔
(6)取付孔
(7)締結ねじ
(7a)頭部
(8)側杆
(9)横杆
(10)背フレーム
(11)下部フレーム
(11a)凹状受部
(11b)嵌合孔
(12)張り材
(12a)筒状部
(13)通孔
(14)締付孔
(15)円柱体
(16)雌ねじ孔
(17)ねじ
(18)カバー
(18a)(18c)突部
(18b)端縁

Claims (3)

  1. 座部を支持するパイプ材により形成される座部フレームに、パイプ材により形成される背フレームを結合して成る椅子の背凭れにおいて、
    前記背フレームは、上下方向を向く左右の側杆と、該左右の側杆の上端同士を連結する横杆とを一体的に形成し、前記背フレームの各側杆の下部を、前記背フレームと別体で形成した左右方向を向く下部フレームの両端部の近傍に設けた上下方向を向く左右の嵌合孔に嵌合すると共に、前記下部フレームの両端に設けられた外側が開口する凹状受部に、前記座部フレームの下部の外周面を嵌合し、さらに、横方向を向く締付ねじを、前記座部フレームの外側から前記座部フレームに設けた横方向を向く通孔に挿入して前記下部フレームに設けた横方向へ貫通する通孔を貫通させて、前記背フレームにおける前記嵌合孔に嵌合した部分に設けられた雌ねじ孔に螺合することによって、前記座部フレームと前記下部フレームとを、前記背フレームの各側杆の下部に共締めしたことを特徴とする椅子の背凭れ。
  2. 座部フレームに、該座部フレームの通孔を閉塞可能なカバーを取り付けた請求項記載の椅子の背凭れ。
  3. カバーに、座部フレームの通孔に嵌合可能な突部を設けた請求項記載の椅子の背凭れ。
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