JP5093938B2 - ビフィズス菌増殖促進剤、ビフィズス菌増殖促進作用を有する食品及び食品素材並びにビフィズス菌を増殖させる方法 - Google Patents

ビフィズス菌増殖促進剤、ビフィズス菌増殖促進作用を有する食品及び食品素材並びにビフィズス菌を増殖させる方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビフィズス菌増殖促進剤、ビフィズス菌増殖促進作用を有する食品及び食品素材並びにビフィズス菌を増殖させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、腸内菌叢(腸内フローラ)が腸内での発ガン物質や老化促進物質の生成や不活化、薬物の活性化あるいは毒性化など様々な機能を有することが明らかにされつつある。これら腸内フローラの中でも、ビフィズス菌は、からだを病原菌による腸管感染や食中毒から守るはたらき;腸内の腐敗を抑え、発癌関連酵素活性および腐敗産物の生成を減少させるはたらき;腸の運動を促して便秘を防ぐはたらき;宿主の免疫力を刺激して高めるはたらき;発癌物質を分解または吸着するはたらき;ビタミンB群を産生するはたらき等を有することが知られている(J. Antibact. Antifung. Agents Vol. 25, No. 4, pp219−231, 1997)。従って、このようなはたらきを有するビフィズス菌を腸内において優勢に維持するために、ビフィズス菌増殖促進作用を有する物質それ自体、又はこれら物質を含有する食品又は薬剤を人に投与する試みがなされている。
【0003】
ビフィズス菌の増殖を促進する物質としては、従来、N−アセチルグルコサミン、ラクチュロース、ラフィノース、スタキオース、マルトトリオース(「ビフィズス菌」、77頁、1979年、株式会社ヤクルト本社)、フラクトオリゴ糖(「化学と生物」、21巻、291頁、1983年、学会出版センター)、ガラクトオリゴ糖(特公昭58−20266号公報、特公昭61−46479号公報、特開昭60−41449号公報)、イソマルトオリゴ糖(日本栄養学会発表1986年)、セアンデロース(特開平3−183454号公報)、シクロデキストリン(特開昭57−138385号公報)、コンニャクマンナン(「理研腸内フローラシンポジウム、腸内フローラと栄養」、89頁、1983年、学会出版センター)等の糖類、ニンジン抽出液(主にパンテティンを含有:「ビフィズス菌」、77頁、1979年、株式会社ヤクルト本社)、豆乳(特公昭45−9822号公報)、豆乳抽出物(特開昭59−17906号公報)、非病原性大腸菌培養液の抽出液(特公昭50−13359号公報)、大麦蛋白質含有物質の酵素分解物(特開昭61−282070号公報)、夕顔粉末(特開昭63−291579号公報)、大豆の脂溶性成分抽出残渣のアルコール類抽出物(特開昭62−155082号公報、特開昭60−66978号公報)、夕顔果実から抽出したシラップ状物質(特開平2−135088号公報)、茶の抽出物(特開平1−191680号公報)、ウコギ科植物の溶媒抽出物(特開平2−249482号公報)、ジャガイモ乾燥物(特開平6−217733号公報)、コーヒノキ属植物の葉抽出物(特開平6−125771号公報)、白菜(特開平2−242667号公報)、柑橘類(特開平2−273155号公報)などが知られている。
【0004】
これら既知のビフィズス菌増殖促進物質の多くは、実際の効果が低かったり、腸内細菌に対する選択性が低くビフィズス菌以外の有害菌に利用され、有害ガスを発生させるものもある。また、それらの製造方法が煩雑であったり高価であるなど、必ずしも満足できるものでなっかった。
【0005】
そこで、高いビフィズス菌増殖促進活性を持ち、安価で容易に製造できるビフィズス菌増殖促進物質が求められていた。しかも、それが食品衛生上安全性が高いものであれば、培養基への添加剤としての利用のみならず、整腸剤などの薬剤や健康志向の機能性食品素材として利用でき、産業上極めて有益である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記したような欠点のない、高いビフィズス菌増殖促進活性を持ち、安価で容易に製造でき、さらに食品衛生上安全性が高いビフィズス菌増殖促進物質を含有するビフィズス菌増殖促進剤、並びに、ビフィズス菌増殖促進作用を有する食品及び食品素材を提供することにある。さらに本発明は、ビフィズス菌を増殖させる方法を提供することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、各種天然物から高いビフィズス菌増殖促進活性を有する物質を開発すべく鋭意研究した結果、ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、小松菜、高菜、からしな、カリフラワー、ケール、セロリ、パセリ、レタス、リンゴ等の野菜及び果実に非常に強いビフィズス菌増殖活性があることを見いだし本発明を完成させた。さらに、これら物質を含有する食品及び食品素材は、ビフィズス菌の増殖を促進する作用を有することを見出し本発明を完成させた。
【0008】
即ち、本発明は、
項1 ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有するビフィズス菌増殖促進剤、
項2 ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有するビフィズス菌増殖促進作用を有する食品、
項3 ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有するビフィズス菌増殖促進作用を有する食品素材、
項4 ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴからなる群より選ばれる1種又は2種以上を用いてビフィズス菌を増殖させる方法に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のビフィズス菌増殖促進剤に含有されるビフィズス菌増殖促進物質は、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴである。
【0010】
これらの中でも、本発明においては、ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、小松菜、高菜、からしな、ケール、カリフラワー、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴが好ましく;特にブロッコリー、キャベツ、高菜、からしな、カリフラワー及びケールが好ましい。
【0011】
本発明ビフィズス菌増殖促進剤において、これらビフィズス菌増殖促進物質は、単独で用いてもよく、上記のいずれかの群から2種以上組み合わせて用いることもできる。
【0012】
特に、ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス又はリンゴから2種以上を組合せて使用することが好ましく、具体的には、ブロッコリー及びキャベツ;ブロッコリー、ケール及びキャベツのいずれか1種とリンゴ;ブロッコリー、ケール及びキャベツのいずれか1種とほうれん草;ブロッコリー及びケール;キャベツ及びケールを組み合わせて使用するのが好ましい。
【0013】
これら野菜又は果実は、ほとんどのビフィズス菌に対して増殖促進作用を示す他、ビフィズス菌とともに有用な働きをすることが知られている乳酸菌の増殖も促進するものである。しかし、これら野菜又は果実は、有害菌であるClostridium perfringensに対してはそのような作用は低いので、菌に対する増殖促進作用に選択性を有する。
【0014】
また、これらの野菜および果実は、古くから食用とされてきたものであり、安全性が高いものである。
【0015】
本発明においてこれら野菜を使用する際には、特に断らない限り、通常、食用として用いる部分を使用する。例えば、ほうれん草のように、通常、根の部分を食用としないものの場合は、その根は含まれない。また、リンゴは、その果実を使用する。
【0016】
本発明では、生野菜又は果実を破砕してそのままその全体を用いてもよく、又は、破砕若しくは搾汁後の果汁のみを用いてもよい。さらに、当該野菜汁を濃縮させて濃縮液として使用することもできる。或いは、濃縮液を乾燥させて、粉末状、顆粒状、錠剤状等の形状に加工して使用することもできる。
【0017】
従って、本発明においては、洗浄、選別、剥皮、除芯、破砕、搾汁、濾過、分離、濃縮、加熱、冷却、均質化、乾燥等の諸操作を適宜組み合わせた常套手段によって上記の野菜又は果実を処理して得られたものを、ビフィズス菌増殖促進物質として使用することができる。
【0018】
本発明のビフィズス菌増殖促進剤は、上記したブロッコリー、カリフラワー等のビフィズス菌増殖促進物質を含有するものであり、ビフィズス菌増殖促進物質のみを含有するものであってもよく、他の成分を加えたものであってもよい。
【0019】
他の成分の添加量としては、ビフィズス菌増殖促進作用が発揮される限り限定されるものではないが、例えば、添加後の全量に対して0.001〜99.99重量%添加することできる。
【0020】
他の成分としては、例えば、上記した野菜又は果実以外の野菜又は果実、例えばレモン、オレンジ、ニンジン、大根葉、カボチャ、ピーマン、サツマイモ等を、上記野菜又は果実と同様に処理して、果汁、濃縮液、顆粒状等として添加することができる。
【0021】
この場合の添加量は、特に制限されないが、例えば、添加後の全量に対して0.001〜99.99重量%添加することが好ましい。
【0022】
他の成分としては、さらに、ビフィズス菌増殖促進活性を妨げない限り、食品又は食品素材の調製時に通常使用されるような添加剤、具体的には、アップルファイバー、コーンファイバー、アルギン酸などの繊維成分;乳糖、デンプンなどの賦形剤;蔗糖、麦芽糖、ソルビトール、マンニトール、オリゴ糖などの甘味成分;ビタミン、カルシウムなどの栄養補給剤等を加えてもよい。このような添加剤を加えたビフィズス菌増殖促進剤は、ビフィズス菌増殖促進作用を有する食品又は食品素材として摂取することもできる。
【0023】
これら通常食品に使用されている添加剤の添加量は、ビフィズス菌増殖促進作用が発揮される限り限定されるものではないが、例えば、添加後の全量に対して0.001〜99.99重量%程度添加することできる。
【0024】
また、医薬製剤の調製に慣用されている賦形剤、増量剤、結合剤、湿潤化材、崩壊剤、界面活性剤、潤滑剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、溶解補助剤、防腐剤、矯味・矯臭剤、安定剤等の添加剤等も、他の成分としてビフィズス菌増殖促進剤に適宜添加することもできる。このような添加剤を加えたビフィズス菌増殖促進剤は、ビフィズス菌増殖促進作用を有する医薬製剤として使用することができる。
【0025】
これら通常医薬に慣用されている添加剤の添加量は、所期の効果を妨げない限り特に限定されるものではないが、例えば、添加後の全量に対して0.001〜99.99重量%程度添加することできる。
【0026】
或いは、本発明のビフィズス菌増殖促進剤には、他の成分として、寒天、アミノ酸、塩化ナトリウム、酵母エキス等の培養基を添加してもよい。
【0027】
これら培養基の添加量としては、所期の効果を妨げない限り特に限定されるものではないが、例えば、添加後の全量に対して0.001〜99.99重量%程度添加することできる。
【0028】
これら他の野菜若しくは果実又は添加剤の種類は、ビフィズス菌増殖促進剤の用途、形状、嗜好に応じて適宜選択・組み合わせて使用すればよい。
【0029】
また、本発明のビフィズス菌増殖促進剤には、ビフィズス菌自体を予め配合しておくこともできる。予めビフィズス菌を配合しておく場合、腸内細菌叢の改善を早めることが可能となるという利点がある。
【0030】
本発明のビフィズス菌増殖促進剤の使用量は、使用の目的等に応じて適宜選択することができ、ビフィズス菌の増殖を促進する効果を発揮する限り特に限定されるものではない。例えば、培養基への添加剤として用いる場合は、培養基に対して野菜汁として、0.01〜100重量%用いることができる。
【0031】
ここで、本発明には、上記のビフィズス菌増殖促進活性を有するブロッコリー、キャベツ、リンゴ等の野菜又は果実であるビフィズス菌増殖促進物質を含有する食品又は食品素材、即ち、上記のビフィズス菌増殖促進物質を1種又は2種以上を組み合わせたのみのビフィズス菌増殖促進作用を有する食品又は食品素材、或いは、ビフィズス菌増殖促進物質を1種又は2種以上組み合わせたものに、上記したような通常食品に使用される添加剤、他の野菜等又はビフィズス菌を添加したビフィズス菌増殖促進作用を有する食品又は食品素材も含まれる。
【0032】
本発明のビフィズス菌増殖促進作用を有する食品又は食品素材に含有されるビフィズス菌増殖促進物質としては、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴが挙げられる。
【0033】
これらの中でも、本発明食品又は食品素材においては、ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、小松菜、高菜、からしな、ケール、カリフラワー、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴが好ましく;特にブロッコリー、キャベツ、高菜、からしな、カリフラワー及びケールを使用することが好ましい。
【0034】
本発明食品又は食品素材において、これらビフィズス菌増殖促進物質は、単独で用いてもよく、上記のいずれかの群から2種以上組み合わせて本発明の食品又は食品素材に用いることもできる。
【0035】
特に、本発明食品又は食品素材においては、ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス又はリンゴから2種以上を組合せて使用することが好ましく、具体的には、ブロッコリー及びキャベツ;ブロッコリー、ケール及びキャベツのいずれか1種とリンゴ;ブロッコリー、ケール及びキャベツのいずれか1種とほうれん草;ブロッコリー及びケール;キャベツ及びケールを組み合わせて使用するのが好ましい。
【0036】
本発明食品又は食品素材において、ビフィズス菌増殖促進物質、即ちビフィズス菌増殖促進活性を有するブロッコリー等の野菜又は果実の処理方法;添加剤、他の野菜等の種類又は組合せ;又は添加剤、他の野菜等の添加量については、これらを本発明のビフィズス菌増殖促進剤に添加する場合と同様である。
【0037】
本発明食品は、目的に応じて、例えば、ジュース、ソース、スプレッド等の液状、顆粒、タブレット、ガムゼリー、キャンディ、チューインガム、パン、ビスケット等の固形状等の任意の食品形態に、常法に従って調製することができる。
【0038】
一方、本発明食品素材は、任意の食品を調製するために使用することができるものであり、例えば上記したような食品の調製に使用するためのものであってもよい。本発明食品素材は、単独で食品を調製できるものであってもよく、さらに他の食品素材等と組み合わせて食品を調製するものであってもよい。
【0039】
さらに、本発明食品素材は、既に調製された食品、例えば、乾燥スープ、粉末ジュース等に添加して摂取するようなものであってもよいし、缶ジュース等に添加して溶解乃至分散させて摂取するようなものであってもよい。
【0040】
本発明食品の摂取量は、食品の形態、摂取するヒト又は動物の年齢、体重、性別、摂取の目的等に応じて適宜決定でき、ビフィズス菌の増殖を促進する作用を奏する限り特に限定されるものではないが、通常、液状であれば、1日5〜1000ml程度、固形状であれば、1日0.1〜100g程度を数回に分けて摂取するのが好ましい。
【0041】
本発明の食品素材の摂取量についても、当該食品素材を使用して調製した食品の形態、摂取するヒト又は動物の年齢、体重、性別、摂取の目的等に応じて適宜決定でき、特に限定されるものではないが、当該食品素材としての量が、通常、液状であれば、1日5〜1000ml程度、固形状であれば、1日0.1〜100g程度となるよう数回に分けて摂取するのが好ましい。
【0042】
また、本発明食品又は食品素材は、食前、食後、食間を問わず、1日のうちいつでも摂取してもよいが、特に空腹時、就寝前に摂取するのが好ましい。
【0043】
上記したように、ブロッコリー、キャベツ、リンゴ等の野菜又は果実は高いビフィズス菌増殖促進効果を有し、また、腸内有用菌であるビフィズス菌を選択的に増殖させるものであるため、これらを含有する本発明の食品は、同様に高いビフィズス菌増殖促進効果を有し、また、腸内有用菌であるビフィズス菌を選択的に増殖させることができる。
【0044】
また、本発明食品又は食品素材は、腸内においてビフィズス菌を増殖させることにより、腸内フローラの改善、腸内善玉菌の増殖促進、腸内悪玉菌の増殖抑制、腸内環境改善、便性改善、腸内腐敗防止、糞便重量の増加、排便回数の改善、おなかの調子を整える等の作用、整腸作用等を有する。さらに、本発明食品又は食品素材は、腸内のビフィズス菌を増殖させて腸内フローラを整えることにより、癌予防、老化防止、免疫力賦活等の効果を発揮することが可能となる。
【0045】
従って、本発明の食品は、健康食品、機能性食品、特定保健用食品として摂取することができるものである。
【0046】
本発明には、上記したビフィズス菌増殖促進物質、即ち、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、なずな、すずしろ、はたざお、たがらし、たいせい、おおばたねつけばな、やまがらし、おらんだがらし、高菜、からしな、わさび、ゆりわさび、ひのな、すぐきな、かぶ、あぶらな、キャベツ、ほうれん草、小松菜、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴを用いてビフィズス菌を増殖させる方法も含まれる。
【0047】
本発明方法は、上記ビフィズス菌増殖促進物質を用いて、当該物質のビフィズス菌増殖活性を発揮させ、ビフィズス菌を増殖させるような方法である。
【0048】
本発明の方法において用いるビフィズス菌増殖促進物質の好ましい種類、好ましい組合せ、或いは、ビフィズス菌増殖促進物質であるブロッコリー等の野菜又は果実の処理方法については、本発明ビフィズス菌増殖促進剤に用いる場合と同様である。
【0049】
本発明の方法では、ビフィズス菌増殖促進物質の他に、他の野菜、添加剤等を用いることもでき、これらの種類若しくは組合せ、又は添加量についても、本発明ビフィズス菌増殖促進剤に用いる場合と同様である。
【0050】
本発明方法の一実施態様としては、例えば、ビフィズス菌増殖促進物質をビフィズス菌を含む系に添加することにより、又はビフィズス菌増殖促進物質を含む系にビフィズス菌を添加して、ビフィズス菌を増殖させる態様が挙げられる。或いは、ビフィズス菌を含んでいない系に、ビフィズス菌増殖促進物質と共にビフィズス菌を添加することにより、ビフィズス菌を増殖させる態様が挙げられる。
【0051】
本発明方法においては、例えば、複数のビフィズス菌増殖促進物質を同時に使用してもよく、ビフィズス菌増殖促進物質を添加した後、例えば1〜24時間後に、さらに他のビフィズス菌増殖促進物質を添加してもよい。
【0052】
本発明方法は、例えば、培地においてビフィズス菌を増殖させる際には、具体的に下記のような条件にて実施することができる。
【0053】
ビフィズス菌増殖促進物質の使用量は、特に制限されるものではなく、当該物質の種類によって異なるが、例えば、野菜汁又は果汁としてのビフィズス菌に対する使用量が、0.01〜100重量%、好ましくは1〜100重量%程度であることが好ましい。
【0054】
また、15〜40℃、特に30〜37℃にて、ビフィズス菌増殖促進物質を添加後、5〜200時間、特に24〜72時間培養することにより、ビフィズス菌を増殖させることができる。
【0055】
また、上記のブロッコリー、カリフラワー等のビフィズス菌増殖促進物質を食品として摂取することにより、培地における場合と同様に、ヒト又はイヌ、ネコ、ラット等の動物の腸内のビフィズス菌を増殖させることも可能であり、特に、イヌ、ネコ、ラット等の動物の腸内において、ビフィズス菌を増殖させるのが好ましい。
【0056】
ビフィズス菌増殖促進物質を食品として摂取することにより腸内のビフィズス菌を増殖させる場合のビフィズス菌増殖促進物質の摂取量は、食品の形態、摂取するヒト又は動物の年齢、体重、性別等に応じて適宜決定でき、ビフィズス菌の増殖を促進する作用を奏する限り特に限定されるものではない。例えば、食品として、液状であれば、1日5〜1000ml程度、固形状であれば、1日0.1〜100g程度を数回に分けて摂取して、ビフィズス菌を増殖させることが好ましい。
【0057】
【発明の効果】
本発明のビフィズス菌増殖促進剤は、腸内有用菌であるビフィズス菌を選択的に増殖させることができる。また、本発明において用いるビフィズス菌増殖促進物質は、野菜及び果実を原料とするので、食品衛生上安全性が高く、該物質を含有する食品又は食品素材は、腸内フローラの改善を目的とする機能性食品、特定保健用食品等として摂取可能である。
【0058】
【実施例】
以下において、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
【0059】
実施例1
前述の野菜及び果実について、ビフィズス菌等の腸内細菌の増殖促進活性を下記の方法により測定した。
【0060】
(1)試料の調製
表1に示した野菜及果実の破砕物を遠心分離し、その上清を採取した。
【0061】
(2)供試菌株
A. ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum JCM1217)
(3)試験方法
(3−1)供試菌株の前培養液の調製
GAM寒天培地(日水製薬)上で生育した供試菌株のコロニーより1白金耳を採り、これをGAMブイヨン培地に植菌し、37℃で24時間、嫌気的(H2:10%,CO2:5%,N2:85%)に培養した後、濁度が0.5(波長:620nm)になるように精製水で調製した。
【0062】
(3−2)増殖促進効果の試験
基本培地としてGAMブイヨン培地(日水製薬)を用いた。この基本培地に、滅菌フィルター(0.45μm)で除菌した前記の試料溶液を、濃度が25重量%となるように加えて試験培地を調製した。
【0063】
この試験培地に、(3−1)で調製した供試菌株の前培養液を1%接種した。濁度を測定後、37℃で24時間、嫌気的に培養し、その培養液の濁度を測定した。
【0064】
対照として、前記の試料溶液の代わりに、精製水を基本培地に加えた以外は前記と同様にして、培養液の濁度を測定した。
【0065】
上記の培養液の濁度の測定結果から、次式によってそれぞれの試料について、その供試菌株に対する増殖促進率を算出した。
【0066】
増殖促進率(倍)=(T24−T0)/(C24−C0
24:24時間培養後の試験培養液の濁度
0 :培養開始前の試験培養液の濁度
24:24時間培養後の対照培養液の濁度
0 :培養開始前の対照培養液の濁度。
【0067】
(4)試験の結果
試験の結果を、表1に示す。
【0068】
【表1】
Figure 0005093938
【0069】
表1に示した野菜又は果実は、Bifidobacterium longumに対して、対照と比較して3倍以上の増殖効果を示した。また、特に、ブロッコリー、キャベツ及び小松菜に非常に高い効果が見られた。
【0070】
実施例2
実施例1において、特に高い増殖促進効果が認められた野菜について、Bifidobacterium longum以外のビフィズス菌に対する増殖促進効果を試験した。
【0071】
(1)試料の調製
実施例1と同様にして試料を調製した。
【0072】
(2)供試菌株
A.ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum JCM 1217)
B.ビフドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum JCM 1255)
C.ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis JCM 1222)
D.ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve JCM 1192)
E.ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis JCM 1275)
F.ビフィドバクテリウム・シュードロンガム(Bifidobacterium pseudolongum ATCC 25526)
G.ビフィドバクテリウム・アニマリス(Bifidobacterium animalis ATCC 25527)
(3)試験方法
実施例1と同様にして試験を行った。
【0073】
(4)試験の結果
試験の結果を表2に示す。
【0074】
【表2】
Figure 0005093938
【0075】
表2に示したキャベツ、ブロッコリー及び小松菜、特に、キャベツ及びブロッコリーは、供試したビフィズス菌7株のいずれに対しても、非常に高い増殖促進効果を示した。
【0076】
以上の結果から、これら野菜は菌種を問わず、ビフィズス菌に対して著しい増殖効果を有することがわかる。
【0077】
実施例3
キャベツ及びブロッコリーについて、濃度が1〜75重量%になるように培地へ添加し、これら野菜のビフィズス菌増殖促進効果の濃度依存性について試験を行った。また、キャベツとブロッコリーの併用による効果についても試験を行った。
【0078】
(1)試料の調製
実施例1と同様にして行った。
【0079】
(2)供試菌株
A.Bifidobacterium longum JCM1217
(3)試験方法
実施例1と同様にして行った。
【0080】
(4)試験の結果
試験の結果を図1及び図2に示す。
【0081】
図1に示された結果は、培地に対して、0.01〜100重量%、好ましくは、1〜50重量%の添加でビフィズス菌増殖促進作用を十分に示すことを表す。さらに添加量を増しても本発明の効果は阻害されるものではない。
【0082】
図2は、ブロッコリー及びキャベツを併用した場合も、ビフィズス菌増殖促進効果を有することを示す。また、例えば、添加量がそれぞれ5重量%の場合、単独で使用する場合より併用することでビフィズス菌増殖促進効果が向上することがわかる。
【0083】
実施例4
ブロッコリー及びキャベツが、ビフィズス菌以外の腸内細菌の増殖効果に及ぼす影響について試験を実施した。
【0084】
(1)試料の調製
実施例1と同様
(2)供試菌株
A.ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum JCM1217)
X.クロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens JCM1290)
(3)試験方法
実施例1と同様にして試験を行った。
【0085】
(4)試験結果
結果を表3に示す。
【0086】
【表3】
Figure 0005093938
【0087】
上記の試料は、ビフィズス菌に対しては顕著な増殖効果を示すが、有害菌の1種でであるクロストリジウム・ペルフリンゲンスに対しては、顕著な増殖効果を示さなかった。
【0088】
実施例5
下記表4に示した試験試料1〜6について、ビフィズス菌増殖促進試験を実施した。
【0089】
(1)試料の調製
下記表に示す試料を実施例1と同様にして調製し、表4の試験試料1〜6を得た。尚、表中の数字は、重量%を示す。
【0090】
【表4】
Figure 0005093938
【0091】
(2)供試菌株
A.ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum JCM1217)
(3)試験方法
(3−1)供試菌株の前培養液の調製
実施例1の(3−1)と同様にして調製した。
【0092】
(3−2)増殖効果の試験
表4の試験試料を滅菌フィルター(0.45μm)で除菌したものに、前培養液を1%接種した。濁度を測定後、37℃で24時間、嫌気的に培養後、濁度を測定した。濁度の測定条件は、実施例1と同様である。
【0093】
ビフィズス菌の増殖を、下記の式で表わす。
【0094】
ビフィズス菌の増殖=T24-T0
T24:24時間培養後の試験培養液の濁度
T0:培養開始前の試験培養液の濁度
(4)試験の結果
試験の結果を表5に示す。
【0095】
【表5】
Figure 0005093938
【0096】
表5の結果から、試験試料1〜6は、いずれもビフィズス菌に対して、増殖促進効果を有することが分かる。
【0097】
以下に本発明のビフィズス菌増殖促進作用を有する食品の処方例及び製剤例を記載する。尚、以下において、「%」は、全て重量%を表す。
【0098】
処方例1 タブレット
ラクトース 80.0%
ゼラチン 10.0%
ブロッコリー凍結乾燥物 1.0%
キャベツ凍結乾燥物 1.0%
フルーツフレーバー 0.5%
水 7.5%。
【0099】
処方例2 ガムゼリー
アラビアガム 18.0%
ガラクトオリゴ糖 23.0%
濃縮ケール汁 9.0%
濃縮ブロッコリー汁 9.0%
水あめ 23.0%
フレーバー 0.5%
色素 0.05%
水 17.45%。
【0100】
処方例3 ジュース
リンゴ果汁 20.0%
ブッロコリーピューレ 20.0%
キャベツ汁 10.0%
濃縮レモン果汁 0.5%
色素 0.05%
フレーバー 0.5%
水 48.95%。
【0101】
処方例4 顆粒
ラクトース 90.0%
タルク 0.5%
キャベツ凍結乾燥物 5.0%
フルーツフレーバー 0.5%
水 4.0%。
【0102】
処方例5 カプセル剤
ビフィズス菌凍結乾燥粉末 10.0%
ブロッコリー凍結乾燥物 50.0%
ゼラチン 5.0%
グリセリン 35.0%。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビフィズス菌増殖促進効果の濃度依存性を示す図である。
【図2】ビフィズス菌増殖促進効果の併用による効果を示す図である。

Claims (4)

  1. ブロッコリーの野菜汁、その濃縮液、又は当該濃縮液の乾燥物、及び
    キャベツの野菜汁、その濃縮液、又は当該濃縮液の乾燥物
    を用いてビフィズス菌を増殖させる方法。
  2. さらに、ほうれん草、小松菜、高菜、からしな、カリフラワー、セロリ、パセリ、レタス及びリンゴからなる群より選ばれる1種又は2種以上の野菜汁、その濃縮液、又は当該濃縮液の乾燥物を用いてビフィズス菌を増殖させる請求項1に記載の方法。
  3. ビフィズス菌が、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンティス、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス、ビフィドバクテリウム・シュードロンガム及びビフィドバクテリウム・アニマリスからなる群より選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ビフィズス菌が、ビフィドバクテリウム・ロンガムである、請求項1又は2に記載の方法。
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