JP2006034262A - 食品組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 十分なカンジダ増殖抑制作用を有する食品組成物を提供すること。
【解決手段】 ビフィズス菌とアブラナ科野菜とを含有する食品組成物。好ましくは、アブラナ科野菜は、ブロッコリー、キャベツ、ケール、および大根葉からなる群より選ばれる1種以上の野菜である。
【解決手段】 ビフィズス菌とアブラナ科野菜とを含有する食品組成物。好ましくは、アブラナ科野菜は、ブロッコリー、キャベツ、ケール、および大根葉からなる群より選ばれる1種以上の野菜である。
Description
本発明は、腸管カンジダ増殖抑制作用を有する食品組成物に関する。
ビフィズス菌には悪玉菌を抑制する作用を始め様々な保健効果があるため、ビフィズス菌を摂取したり、腸内に存在するビフィズス菌を増殖させる方法が、種々検討されてきた。そのひとつに、ブロッコリーなどの各種野菜や果物を用いてビフィズス菌を増殖させる方法が知られている(特許文献1参照)。この方法では、ブロッコリーなど各種野菜や果物にビフィズス菌を増殖する作用があることが開示されており、また、各種野菜とビフィズス菌を同時に摂取することも開示されている。
一方、腸内に存在する悪玉菌はさまざまな種類が存在するが、そのうちの一つがカンジダである。カンジダ(Candida)は人の腸管や口腔、膣などに存在する真菌の一種であり、様々な体の不調を引き起こす原因の一つであるといわれている。また、ガンや白血病などで免疫機能が著しく低下した場合には、カンジダが増殖し重篤な疾患に発展することが知られている。一方、健常人の場合にはカンジダが重篤な症状を招くことはまれであるが、その増殖により慢性的な体の不調を引き起こすと言われている。例えば、慢性疲労症候群の原因の一つが、カンジダの慢性的な腸管における増殖であるとの仮説が提唱されている。また、アトピー性皮膚炎の発症には、腸内のカンジダの増殖が関係しているということが言われている。
このようなカンジダの腸管における増殖を抑制するための手段として、ビフィズス菌を含有するヨーグルトを摂取する方法が知られている(非特許文献1参照)。この方法では、白血病患者にビフィズス菌を含むヨーグルトを投与することで、白血病治療にともなう免疫機能の低下によるカンジダの増殖が抑制されることが示されている。しかしながら、その効果は不十分なものであった。
特開平11−266860号公報。
ビフィドバクテリア マイクロフローラ(Bifidobacteria Microflora)7巻2号、1988年。
従って、本発明が解決しようとする課題は、十分なカンジダ増殖抑制作用を有する食品組成物を提供することにある。
本発明者は、かかる課題に対して鋭意検討した結果、ビフィズス菌とアブラナ科野菜とを含有する組成物が、高いカンジダ増殖抑制作用を有することを見出した。更に検討を重ねたところ、本発明者は、ビフィズス菌にアブラナ科野菜を添加することにより、ビフィズス菌の菌数や産生される酸の産生量とは無関係にビフィズス菌のカンジダ増殖抑制作用を増強することを見出した。以上の知見から、本発明者は、本発明を完成した。
即ち、本発明は、以下の各項に示す発明に関する:
項1. ビフィズス菌とアブラナ科野菜とを含有する食品組成物。
項2. ビフィズス菌がビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属のビフィドバクテリウム・ロンガム(B.longum)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(B.bifidum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(B.breve)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(B.adolescentis)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(B.infantis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(B.animalis)、およびビフィドバクテリウム・シュードロンガム(B.pseudolongum)からなる群より選ばれる1種以上のビフィズス菌である項1に記載の食品組成物。
項3. アブラナ科野菜が、ブロッコリー、キャベツ、ケール、および大根葉からなる群より選ばれる1種以上の野菜である項1、または2に記載の食品組成物。
項4. アブラナ科野菜が、ブロッコリーおよびケールからなる群より選ばれる1種以上の野菜である項1、2、または3に記載の食品組成物。
項5. ビフィズス菌がビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ビフィダムおよびビフィドバクテリウム・ブレーベからなる群より選ばれる1種以上のビフィズス菌である項1、2、3、または4に記載の食品組成物。
項6.凍結乾燥したビフィズス菌とアブラナ科野菜乾燥物とを含有する項1、2、3、4、または5に記載の食品組成物。
項7. 腸管カンジダ増殖抑制用の項1、2、3、4、5または6に記載の食品組成物。
項8. 腸到達性である項1〜6のいずれかに記載の食品組成物。
項1. ビフィズス菌とアブラナ科野菜とを含有する食品組成物。
項2. ビフィズス菌がビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属のビフィドバクテリウム・ロンガム(B.longum)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(B.bifidum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(B.breve)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(B.adolescentis)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(B.infantis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(B.animalis)、およびビフィドバクテリウム・シュードロンガム(B.pseudolongum)からなる群より選ばれる1種以上のビフィズス菌である項1に記載の食品組成物。
項3. アブラナ科野菜が、ブロッコリー、キャベツ、ケール、および大根葉からなる群より選ばれる1種以上の野菜である項1、または2に記載の食品組成物。
項4. アブラナ科野菜が、ブロッコリーおよびケールからなる群より選ばれる1種以上の野菜である項1、2、または3に記載の食品組成物。
項5. ビフィズス菌がビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ビフィダムおよびビフィドバクテリウム・ブレーベからなる群より選ばれる1種以上のビフィズス菌である項1、2、3、または4に記載の食品組成物。
項6.凍結乾燥したビフィズス菌とアブラナ科野菜乾燥物とを含有する項1、2、3、4、または5に記載の食品組成物。
項7. 腸管カンジダ増殖抑制用の項1、2、3、4、5または6に記載の食品組成物。
項8. 腸到達性である項1〜6のいずれかに記載の食品組成物。
本発明によると、十分なカンジダ増殖抑制効果を有する食品組成物を提供することができる。従って、本発明の食品組成物によれば、慢性的な体の不調やアトピー性皮膚炎等の改善に有効であり得る。
以下に本発明を実施するための最良の形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に用いるビフィズス菌は特に限定されるものではないが、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属のビフィドバクテリウム・ロンガム(B.longum)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(B.bifidum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(B.breve)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(B.adolescentis)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(B.infantis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(B.animalis)、およびビフィドバクテリウム・シュードロンガム(B.pseudolongum)が好ましく例示される。また、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、およびビフィドバクテリウム・ブレーベがより好ましく、ビフィドバクテリウム・ロンガムがもっとも好ましい。これらは、単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
これらのビフィズス菌は組成物1回の摂取当たり、1×106〜1×1011個含有するのが好ましい。さらに好ましくは1×107〜1×1011個、より好ましくは1×108〜1×1010個含有すると良い。
本発明の組成物ビフィズス菌は、実施態様に応じて用いることができる。すなわち、飲料などでは、常法にしたがってビフィズス菌の種菌を組成物中に添加後、培養してもよく、あるいは、常法にしたがって培養したビフィズス菌を、組成物中に適当な方法で配合してもよい。また、粉末、あるいは顆粒などでは、常法に従って凍結乾燥したビフィズス菌粉末を、組成物中に添加することによっても得られる。これら、ビフィズス菌粉末は凍結乾燥する際に、生菌が傷害されるのを防ぐため、公知の保護剤、例えば、アミノ酸、糖類、糖アルコール、乳成分やその加水分解物などを添加することが可能である。これらのなかでも、保存性の面から、凍結乾燥したビフィズス菌粉末を組成物中に添加することが好ましい。
本発明に用いるアブラナ科野菜は特に限定されるものではないが、ブロッコリー、キャベツ、ケール、大根葉、カリフラワー、かぶ、小松菜、菜の花、および芽キャベツが好ましく例示される。また、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、キャベツ、および大根葉がより好ましく、ブロッコリー、およびケールがさらに好ましく、ブロッコリーが最も好ましい。これらの野菜の使用部位は特に限定されないが、好ましくは通常、食に供される部位を使用するのが良い。
本発明の組成物において、アブラナ科野菜の配合形態は、特に限定されるものではないが、アブラナ科野菜を適度な形状、大きさにカットしたもの、ピューレ、搾汁(ジュース)、抽出液、およびそれらを、凍結乾燥、加熱乾燥などの乾燥方法により乾燥した乾燥物、あるいはさらに粉末化したものを用いることができる。乾燥物の形態で配合する場合は、粉末化したものを用いるのが最も好ましい。
本発明の組成物に用いられるビフィズス菌とアブラナ科野菜の配合比率は、ビフィズス菌1×106〜1×1011個に対して、アブラナ科野菜ピューレあるいは搾汁の場合0.01〜500gであり、好ましくは、ビフィズス菌1×106〜1×109個に対して、アブラナ科野菜ピューレあるいは搾汁0.1〜200gである。
また、アブラナ科野菜乾燥物にあたっては、ビフィズス菌1×106〜1×1011個に対して、0.001〜50gであり、好ましくはビフィズス菌1×108〜1×1010個に対して、アブラナ科野菜乾燥物0.01〜20gである。
また、アブラナ科野菜乾燥物にあたっては、ビフィズス菌1×106〜1×1011個に対して、0.001〜50gであり、好ましくはビフィズス菌1×108〜1×1010個に対して、アブラナ科野菜乾燥物0.01〜20gである。
本発明の組成物の形態は特に限定されるものではないが、顆粒剤、錠剤、チュアブル錠、カプセル剤、粉末清涼飲料、飴、ガム、チョコレート、飲料、あるいはヨーグルトなどが好ましく例示される。そのなかでも、顆粒剤、錠剤、チュアブル錠、カプセル剤、あるいは粉末清涼飲料が特に好ましい。また、本発明の組成物には、ビフィズス菌とアブラナ科野菜以外に本発明の効果を損なわない限り、それぞれの形態において、通常適宜配合される成分、例えば、甘味料、酸味料、賦形剤、あるいは香料などが配合できる。
また、本発明の組成物は腸到達性であることが好ましい。本明細書において、「腸到達性」とは、本発明の食品組成物がカンジダ増殖抑制作用を維持して、ビフィズス菌およびアブラナ科野菜を腸まで到達させることをいい、例えば、該組成物を錠剤、顆粒剤、カプセル剤等の製剤として提供でき、さらに腸溶性コーティングすることなどができる。
[実施例]
[実施例]
以下に、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の実施例において、特に示さない限り、「%」は「重量%」を意味する。
1/10濃度に調製したMRSブロス8mlに、表1の通りビフィズス菌末、ブロッコリー乾燥粉末、およびラフィノースを添加し37℃にて18時間、嫌気条件下にてインキュベートした。ビフィズス菌末は、森永乳業(株)製ビフィズス菌末BB536を用いた。ブロッコリー乾燥粉末は、ブロッコリーをブランチングした後乾燥し、ミルで粉末化したものを用いた。ラフィノースは、日本甜菜製糖(株)製のものを用いた。インキュベート後、遠心分離し採取した上清を4mlとり、2倍濃度のYMブロス4mlに加え、悪玉菌の一種であるカンジダを播種した。8時間後、カンジダの増殖を濁度(720nm)の上昇で評価した。
表1に示すように、陰性対照区ではカンジダが増殖するのにともなって濁度が上昇した。また、試験区1、2、および3の結果からわかるように、ビフィズス菌末、ブロッコリー乾燥粉末、あるいはラフィノースをインキュベートした上清には、カンジダの増殖を抑制する作用はほとんど見られなかった。これらの結果から、ビフィズス菌単独ではカンジダ増殖抑制作用が十分ではないことが示された。一方、試験区4の結果からわかるように、ビフィズス菌末とブロッコリー粉末をインキュベートした上清には、それぞれを単独でインキュベートした上清と比較して、著しく強くカンジダの増殖を抑制する作用が見られた。また、試験区5の結果からわかるように、ビフィズス菌末とラフィノースをインキュベートした上清には、カンジダの増殖を抑制する作用はほとんど見られなかった。ラフィノースはビフィズス菌を増殖させることが知られているが、ビフィズス菌とラフィノースの組み合わせではカンジダ増殖抑制作用が見られず、ビフィズス菌とブロッコリーの組み合わせではカンジダ増殖抑制作用が見られた。したがって、ビフィズス菌を増やす方法として公知の方法より、ビフィズス菌とブロッコリーの組み合わせがカンジダ増殖抑制作用を発現するのに有効であることが示された。
1/10濃度に調製したMRSブロス8mlに、表2に示す野菜パウダー800mgと、別途用意したビフィズス菌スターター100μlを添加し37℃にて18時間、嫌気条件下にてインキュベートした。また、対照区として、1/10濃度に調整したMRSブロス8mlに、別途用意したビフィズス菌スターター100μlを添加し37℃にて18時間、嫌気条件下にてインキュベートした。野菜パウダーは、各種野菜をブランチング後乾燥し、ミルで粉末化したものを用いた。インキュベート後、試験区および対照区それぞれを遠心分離し採取した上清を4mlとり、2倍濃度のYMブロス4mlに加え、カンジダを播種した。8時間後、カンジダの増殖を濁度(720nm)の上昇で評価した。
試験区1の結果からわかるように、ビフィズス菌とブロッコリーの組み合わせが、もっともカンジダ増殖抑制効果が高かった。また、試験区2〜4の結果からわかるように、ビフィズス菌とアブラナ科野菜であるケール、キャベツ、あるいは大根葉との組み合わせが、カンジダ増殖抑制効果が高かった。一方、試験区5〜9の結果からわかるように、他の野菜ではこのような作用は見られなかった。また、対照区の結果からわかるように、ビフィズス菌のみで、アブラナ科野菜が存在しない場合には、カンジダ増殖抑制効果は見られなかった。これらの結果から、アブラナ科野菜とビフィズス菌の組み合わせによって、カンジダ増殖抑制作用が著しく強まり、特にブロッコリーがその作用を強めることが示された。
1/10濃度に調整したMRSブロス100mlに、ブロッコリーパウダーとほうれん草パウダー5gと別に調整したビフィズス菌スターター100μlを加え、6時間培養した。培養後のビフィズス菌数と酸の産生量を、ビフィズス菌数はBL寒天培地法により、酸の産生量は滴定法により測定した。また、対照区として野菜パウダーを添加しない、1/10濃度のMRSブロスにビフィズス菌スターターを添加し、同様の測定を行った。結果を表3に示す。
この結果から、ブロッコリーとほうれん草では、菌の増殖・酸の産生とも大差なかった。一方、表2に示すとおり、ビフィズス菌とブロッコリーの組み合わせで、もっともカンジダの増殖抑制効果が高まるという結果が得られている。ビフィズス菌が産生する酢酸や乳酸にはカンジダなどの悪玉菌の増殖を抑制することは知られているが、本発明者らの実験では、従来知られているこのメカニズムでは説明できない結果が得られた。したがって、本発明者らはブロッコリーなどアブラナ科野菜とビフィズス菌の組み合わせでのみ、何らかの未知のメカニズムでカンジダの抑制作用が増強されると考え、ビフィズス菌と野菜の組成物を形成するにあたっては、ビフィズス菌とアブラナ科野菜の組み合わせが好ましいと結論付けた。
「カプセル剤」
凍結乾燥ビフィズス菌末 100mg
(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
乾燥ブロッコリーパウダー 50mg
乾燥澱粉 170mg
計(1カプセルあたり) 320mg
以上の原料を混合した後、常法にしたがってハードカプセルに充填し、カプセル剤を得た。1カプセル当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
凍結乾燥ビフィズス菌末 100mg
(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
乾燥ブロッコリーパウダー 50mg
乾燥澱粉 170mg
計(1カプセルあたり) 320mg
以上の原料を混合した後、常法にしたがってハードカプセルに充填し、カプセル剤を得た。1カプセル当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
「錠菓」
凍結乾燥ビフィズス菌末 15.0%
(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
乾燥ブロッコリーパウダー 10.0%
乾燥キャベツパウダー 20.0%
りんご果汁粉末 5.0%
粉糖 40.0%
クエン酸 5.0%
粉末アップルフレーバー 3.0%
ショ糖脂肪酸エステル 2.0%
計 100.0%
以上の原料を混合した後、常法にしたがって打錠し、錠菓を得た。1錠菓当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
凍結乾燥ビフィズス菌末 15.0%
(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
乾燥ブロッコリーパウダー 10.0%
乾燥キャベツパウダー 20.0%
りんご果汁粉末 5.0%
粉糖 40.0%
クエン酸 5.0%
粉末アップルフレーバー 3.0%
ショ糖脂肪酸エステル 2.0%
計 100.0%
以上の原料を混合した後、常法にしたがって打錠し、錠菓を得た。1錠菓当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
「顆粒剤」
ビフィズス菌部
凍結乾燥ビフィズス菌末 1.0%
(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
硬化油(融点約40℃) 0.2%
顆粒部
凍結乾燥ブロッコリー粉末 40.0%
乾燥ケール粉末 40.0%
デキストリン 18.8%
計 100.0%
ビフィズス菌部は、凍結乾燥ビフィズス菌末を硬化油をバインダーとして常法にしたがって造粒した。顆粒部は、混合したのち常法にしたがって造粒した。得られたビフィズス菌部と顆粒部の造粒品を混合し、顆粒剤を得た。顆粒1包(3g)当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
ビフィズス菌部
凍結乾燥ビフィズス菌末 1.0%
(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
硬化油(融点約40℃) 0.2%
顆粒部
凍結乾燥ブロッコリー粉末 40.0%
乾燥ケール粉末 40.0%
デキストリン 18.8%
計 100.0%
ビフィズス菌部は、凍結乾燥ビフィズス菌末を硬化油をバインダーとして常法にしたがって造粒した。顆粒部は、混合したのち常法にしたがって造粒した。得られたビフィズス菌部と顆粒部の造粒品を混合し、顆粒剤を得た。顆粒1包(3g)当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
「ヨーグルト」
牛乳 60.0%
脱脂粉乳 4.0%
ビフィズス菌スターター 2.0%
(ビフィドバクテリウム・ビフィダム)
乳酸菌スターター 1.0%
濃縮ケールジュース 5.0%
ダイスカットブロッコリー 3.0%
濃縮りんごジュース 5.0%
砂糖 10.0%
香料 0.1%
ゲル化剤 0.3%
溶解水 9.6%
計 100.0%
牛乳、脱脂粉乳にビフィズス菌スターター、および乳酸菌スターターを添加し、常法に従って発酵した。得られたヨーグルトに、ゲル化剤と溶解水以外の原料を混合した。均一に混合した時点で、溶解水に溶かしたゲル化剤を添加し、ヨーグルトを得た。ヨーグルト100g当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
牛乳 60.0%
脱脂粉乳 4.0%
ビフィズス菌スターター 2.0%
(ビフィドバクテリウム・ビフィダム)
乳酸菌スターター 1.0%
濃縮ケールジュース 5.0%
ダイスカットブロッコリー 3.0%
濃縮りんごジュース 5.0%
砂糖 10.0%
香料 0.1%
ゲル化剤 0.3%
溶解水 9.6%
計 100.0%
牛乳、脱脂粉乳にビフィズス菌スターター、および乳酸菌スターターを添加し、常法に従って発酵した。得られたヨーグルトに、ゲル化剤と溶解水以外の原料を混合した。均一に混合した時点で、溶解水に溶かしたゲル化剤を添加し、ヨーグルトを得た。ヨーグルト100g当たりビフィズス菌数は1×109個であった。
本発明による組成物は、医薬品、あるいは食品として産業上利用できる。
Claims (8)
- ビフィズス菌とアブラナ科野菜とを含有する食品組成物。
- ビフィズス菌がビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属のビフィドバクテリウム・ロンガム(B.longum)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(B.bifidum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(B.breve)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(B.adolescentis)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(B.infantis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(B.animalis)、およびビフィドバクテリウム・シュードロンガム(B.pseudolongum)からなる群より選ばれる1種以上のビフィズス菌である請求項1に記載の食品組成物。
- アブラナ科野菜が、ブロッコリー、キャベツ、ケール、および大根葉からなる群より選ばれる1種以上の野菜である請求項1、または2に記載の食品組成物。
- アブラナ科野菜が、ブロッコリーおよびケールからなる群より選ばれる1種以上の野菜である請求項1、2、または3に記載の食品組成物。
- ビフィズス菌がビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ビフィダムおよびビフィドバクテリウム・ブレーベからなる群より選ばれる1種以上のビフィズス菌である請求項1、2、3、または4に記載の食品組成物。
- 凍結乾燥したビフィズス菌とアブラナ科野菜乾燥物とを含有する請求項1、2、3、4、または5に記載の食品組成物。
- 腸管カンジダ増殖抑制用の請求項1、2、3、4、5または6に記載の食品組成物。
- 腸到達性である請求項1〜6のいずれかに記載の食品組成物。
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