JP5093676B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は、内燃機関に関する。
ピストンとシリンダとの隙間からクランクケースに漏れる未燃燃料を含むいわゆるブローバイガスが、クランクケース内のオイルに混入すると、オイルの劣化を著しく促進させることが知られている。
このため、クランクケース内のブローバイガスを吸気系に導入して、ブローバイガスに含まれる未燃燃料を燃焼させるPCV(Positive Crankcase Ventilation)装置が知られいてる(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2は、クランクケース内のガスをポンプで吸引し吸気系へ直接還流させる技術を開示している。
特開2003−322052号公報 特開2001−164918号公報
ところで、クランクケース内のガスには、潤滑油としてのオイル成分が含まれており、ガス還流通路にガスに含まれるオイル成分を分離するオイルミストセパレータを設ける必要がある。
しかしながら、オイルミストセパレータはいわゆるラビリンス構造を内蔵しており、その内部で圧損が生じる。このため、減圧下で揮発した未燃燃料が再び凝縮し、オイルミストセパレータのオイル戻し通路からオイルパン(クランクケース)内へ戻されてしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、クランクケース内の未燃燃料を効率良く除去してオイル劣化を抑制できる内燃機関を提供することにある。
本発明に係る内燃機関は、クランクケース内のガスを吸気系又は排気系へ環流させるガス環流機構を備えた内燃機関であって、前記ガス環流機構は、ガス環流通路に設けられた前記クランクケース内のガスを吸引してクランクケース内を減圧するためのポンプと、前記ポンプと前記クランクケースとの間に設けられ、前記ポンプにより吸引されるガスに含まれるオイル成分を分離するためのオイルミストセパレータと、を有することを特徴とする。
上記構成において、燃料噴射量及び前記クランクケース内のオイルの温度の少なくとも1つに基いてクランクケース内の圧力が目標圧力となるように前記ポンプの出力を制御するポンプ制御手段をさらに有する、構成を採用できる。
上記構成において、前記ポンプと前記オイルミストセパレータと間の前記ガス環流通路から分岐しして前記吸気系又は排気系と連通するバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられ、前記クランクケース内と前記吸気系又は排気系との差圧に応じて開くPCVバルブと、前記クランクケースからのガスの流れを前記ガス環流通路と前記バイパス通路とのいずれかに切替える切替手段と、をさらに有する構成を採用できる。
上記構成において、前記クランクケース内のオイルに関する情報に基いて、前記切替手段を制御する切替制御手段をさらに有する、構成を採用できる。
本発明によれば、クランクケース内の未燃燃料を効率良く除去してオイル劣化を抑制できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る内燃機関の概略構成図である。
この内燃機関は、シリンダヘッド19、シリンダブロック20及びシリンダブロック20に一体的に形成されたクランクケース25を含み、又、シリンダヘッド19に吸気を導入するための吸気通路11、及び、シリンダヘッド19から排気を行なうための排気通路13を含む。
内燃機関は、内燃機関のクランクシャフトの回転速度を検知する回転速度センサ43、シリンダブロックを冷却する冷却水の水温を検知する水温センサ45、吸気通路11に設けられ吸入空気量を検出する吸入空気量センサ42、アクセルペダル60の近傍に設けられ踏込量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ44、排気通路13に設けられて空燃比を検出する空燃比センサ46等をさらに含む。
内燃機関は、吸気通路11の途中に設けられ燃焼室12に導入される吸入空気の量を調整するスロットルバルブ26及びその下流側に設けられた燃料噴射弁30、後述するシリンダに設けられた点火プラグ22等を含む。電子制御ユニット(ECU)50は、各種センサの出力を受けて、スロットルバルブ26の開度、点火プラグ22の点火時期、燃料噴射弁30から噴射される燃料噴射量、噴射タイミング等を制御する。また、ECU50は、空燃比センサ46の検出する検出空燃比が目標空燃比となるように燃料噴射量を制御する空燃比フィードバック制御を実行する。
シリンダブロック20は、そのシリンダ18内にピストン14が往復動可能に設けられている。ピストン14の上部とシリンダ18とにより燃焼室12が画定されている。シリンダヘッド19において、燃焼室12は吸気通路11および排気通路13に接続される。
吸気通路11から導入される吸入空気は、燃料噴射弁30から噴射される燃料と混合されて混合気となり、吸気弁21が開いているときに燃焼室12に導入される。この混合気は点火プラグ22の点火によって爆発燃焼した後に、排気弁23の開弁時に燃焼室12から排気通路13に排出される。排気通路13には排気浄化機能を有した触媒27が設けられている。
触媒27は、例えば、三元触媒からなり、排気ガスに含まれる一酸化炭素、窒素酸化物等を吸着除去すると共に、排気ガスに含まれる炭化水素(未燃燃料)を酸化する。
クランクケース25は、図示しないクランクシャフトを内蔵すると共に、その底部に所定量のエンジンオイルOL(潤滑油)を保持するオイルパンを備えている。エンジンオイルOLは、図示しない潤滑油供給装置によって内燃機関の各部に供給される。また、エンジンオイルOLには、シリンダ18とピストン22との間を漏れたいわゆるブローバイガスBGに含まれる未燃燃料が混入し、エンジンオイルOLを希釈する。
クランクケース25の底部(オイルパン)には、エンジンオイルOLの温度を検出する油温センサ110が設けられ、油温センサ110の検出信号はECU50へ入力される。
潤滑油供給装置は、オイルポンプ、フィルタおよびオイルジェット機構などを含む。クランクケース25内のエンジンオイルOLは、フィルタを介してオイルポンプにより吸引されオイルジェット機構に供給される。ピストン14とシリンダ18との間を潤滑するために、オイルジェット機構によってシリンダ18内に潤滑油が供給される。
内燃機関において、スロットルバルブ26の上流側の吸気通路11とシリンダヘッド19内とは大気通路76によって連通されている。
シリンダブロック20には、シリンダヘッド19とクランクケース25とを連通するオイル落とし通路15が形成されている。このオイル落とし通路15は、動弁系の潤滑を終えてシリンダヘッド19に滞留したオイルをクランクケース25へ向けて落とすための通路であるとともに、大気通路76を通じてクランクケース25内へ新気(大気)を供給する通路の役割を果たす。
内燃機関において、クランクケース25の一方の外側面には、クランクケース25内のガスに含まれるオイル成分を分離するオイルミストセパレータ100が設けられている。このオイルミストセパレータ100は、図示しないラビリンス構造を備えており、後述するポンプ103により吸引されてクランクケース25から導入されたガスGに含まれるオイル成分を分離する。ガスGに含まれるオイルミスト成分は、ラビリンス構造により液滴化されてクランクケース25内に戻される。
オイルミストセパレータ100の出口には、ガス環流通路104の一端が接続され、このガス環流通路104の他端は、吸気通路11のスロットルバルブ26の下流側に接続されている。
ガス環流通路104の途中には、クランクケース25内のガスGを吸引してクランクケース25内を減圧するためのポンプ103が設けられている。ポンプ103は、例えば、電動ポンプで構成されている。ポンプ103には、ドライバ102が接続され、このドライバ102は、ECU50からの制御指令を受けて、ポンプ103を駆動する駆動電流をポンプ103に供給する。ポンプ103として、電動ポンプを用いることにより、内燃機関の駆動状態に関わらず、ポンプ103を駆動でき、クランクケース25内を減圧することができる。
上記構成の内燃機関では、ポンプ103を駆動すると、クランクケース25内のガスGは吸引され、クランクケース25内は減圧される。クランクケース25内が減圧されると、クランクケース25内のエンジンオイルOLに溶けた未燃燃料はいわゆる減圧沸騰により蒸発しやすくなる。
ブローバイガスBG、オイルミスト、エンジンオイルOLから再び蒸発した未燃燃料等からなるガスGは、クランクケース25からオイルミストセパレータ100へ導かれる。
クランクケース25からオイルミストセパレータ100へ導かれたガスGは、そのオイル成分が分離されてクランクケース25へ戻される。このとき、オイルミストセパレータ100は、ポンプ103とクランクケース25との間に設けられている。このため、オイルミストセパレータ100内も減圧されているので、ガスGに含まれる蒸発した未燃燃料が再凝縮することが防止され、未燃燃料がクランクケース25(オイルパン)へ戻ることがない。
オイルミストセパレータ100でオイル成分が分離されたガスGは、ポンプ103、ガス環流通路104を通じて吸気通路11へ環流する。
次に、上記構成の内燃機関におけるポンプの出力制御の一例について図2を参照して説明する。
図2(A)は、燃料噴射弁30の燃料噴射量と必要燃料除去効率との関係を示すマップ、図2(B)はクランクケース内圧力と必要燃料除去効率との関係を示すマップである。
図2に示す「燃料除去効率」とは、クランクケース25内のオイルに溶けた未燃燃料を除去するのに必要な効率であり、「燃料混入量」とはクランクケース25内のエンジンオイルOLに溶けた未燃燃料の量である。
また、クランクケース25内のエンジンオイルOLへの未燃燃料の混入量は、図2(A)に点線で示すように、燃料噴射弁30の燃料噴射量にほぼ比例する。
ECU50は、現在の燃料噴射量がAとすると、図2(A)に示すマップを用いて、必要な燃料除去効率Bを算出する。
次いで、ECU50は、図2(B)に示すマップを用いて、燃料除去効率Bに必要なクランクケース25内の圧力Cを算出する。
そして、ECU50は、クランクケース25内を圧力Cに減圧するために、ポンプ103の出力を可変制御する。
このように、クランクケース25内の圧力が目標圧力になるようにポンプ103の出力を可変制御することにより、ポンプ103の消費電力を必要最小限に抑えることができる。
次に、上記構成の内燃機関におけるポンプの出力制御の他の例について図3を参照して説明する。
図3(A)は、燃料噴射弁30の燃料噴射量と燃焼室からオイルへ混入する燃料混入量との関係を示すマップ、図3(B)はクランクケース内のエンジンオイルOLの温度(油温)と燃料混入量との関係を示すマップである。
図3(A)に示すように、クランクケース25内のエンジンオイルOLに溶ける未燃燃料の量は、燃料噴射弁30の燃料噴射量に比例する。また、図3(A)及び図3(B)に示すように、エンジンオイルOLの油温が低いほど燃料混入量は多く、油温が高いほど燃料混入量は少なくなる。すなわち、油温が高いとエンジンオイルOLに混入した未燃燃料が揮発しやすいため、混入量は少なくなる。
ECU50は、図3に示す関係に基いて、エンジンオイルOLへ混入する燃料混入量を、燃料噴射量及び油温から推定し、推定した燃料混入量を除去するのに必要なクランクケース25内の目標圧力を算出し、その圧力を達成するように、ポンプ103の出力を可変制御する。
このように、ポンプ103の出力を燃料噴射量及び油温に応じて細かく制御することにより、さらに電力消費量を低減することができる。
図4は本発明の他の実施形態に係る内燃機関の概略構成図である。尚、図4において、図1と同一構成部分には同一の符号を使用している。
図4に示す内燃機関は、ポンプ103とオイルミストセパレータ100と間のガス環流通路104から分岐して吸気通路11と連通するバイパス通路105を備えている。
バイパス通路105には、クランクケース25内と吸気通路11との差圧に応じて一方向にのみ開くワンウェイバルブであるPCVバルブ106が設けられている。PCVバルブ106は、吸気通路11の圧力がクランクケース25内よりも低くなると開き、その差圧に応じた量のガスGを吸気通路11へ導く。
ガス環流通路104とバイパス通路105との間には、クランクケース25からのガスGの流れをガス環流通路104とバイパス通路105との間で切替える切替手段としての切替バルブ107が設けられている。切替バルブ107は、ECU50からの制御指令に応じて制御される制御バルブで構成される。また、切替バルブ107は、通常はPCVバルブ106側に切り替えられており、ポンプ103を起動する場合にのみポンプ103側に切り替えられる。
クランクケース25のオイルパンには、エンジンオイルOLの温度を検出する油温センサ110が設けられている。油温センサ110の検出信号は、ECU50に入力される。
ここで、ECU50による切替バルブ107の制御の一例について説明する。
ECU50は、油温センサ110により検出したエンジンオイルOLの油温を所定温度αと比較する。所定温度αは、切替バルブ107をいずれの方向に切替えるかを判断するための温度である。
エンジンオイルOLの油温が所定温度αよりも低い場合、すなわち、冷間時等のエンジンオイルOLに溶けた未燃燃料が蒸発しにくい温度の場合には、ポンプ103を起動すると共に、ガスGが図5に示す経路(a)を通るように、切替バルブ107をポンプ103側に切り替える。これにより、クランクケース25内は減圧され、エンジンオイルOLからの燃料の蒸発が促進される。
エンジンオイルOLの油温が所定温度αよりも高い場合、すなわち、暖機時等のエンジンオイルOLに混入した未燃燃料が減圧しなくても蒸発していく場合には、ガスGが図5に示す経路(b)を通るように、切替バルブ107をポンプ103側に切り替えるとともに、ポンプ103を停止させる。これにより、クランクケース25内のガスGは、吸気通路11の圧力が下がってPCVバルブ106が開くと、吸気通路11へ環流する。
このように、エンジンオイルOLの油温に応じて、ガスGの環流経路を切り替えることにより、ポンプ103を必要な場合のみ駆動すればよいので、ポンプ103の消費電力をさらに低減できる。
図4に示した実施形態では、油温センサ110を設けてエンジンオイルOLの油温を検出する構成としたが、例えば、水温センサ45の検出する冷却水の水温から油温を推定することも可能である。
具体的には、エンジンオイルOLの油温と冷却水の水温とは、図6に示すような関係を有する。水とオイルとは、その比熱が異なることから、温度上昇時には、図6(a)に示すように、油温の上昇速度は水温の上昇速度よりも遅い。このため、油温が上記した所定温度αに達したときには、水温はそれよりもさらにβ上昇している。逆に、温度降下時には、図6(b)に示すように、油温が上記した所定温度αに達したときには、水温はそれよりもさらにγ下降している。
ECU50は、上記の水温と油温との関係を利用して、図7に示すように、水温−β<αの場合には、ガスGが経路(a)を通過するように、切替バルブ107を制御する。また、水温−β>αの場合には、ガスGが経路(b)を通過するように、切替バルブ107を制御すると共にポンプ103を停止させる。
このような構成とすることで、油温センサ110を設ける必要がなくなり、コストを低減できる。
切替バルブ107を制御するためのエンジンオイルOLに関する情報として、油温や水温を例に挙げたが、これらの情報に加えて、例えば、エンジンオイルOLへの未燃燃料の燃料希釈率を用いることができる。すなわち、燃料希釈率が相対的に高い場合、すなわち、エンジンオイルOLへの未燃燃料の混入量が多い場合は、クランクケース25内を減圧して燃料揮発を促進させる。また、燃料希釈率が相対的に低い場合、すなわち、エンジンオイルOLへの未燃燃料の混入量が少ない場合は、クランクケース25内を減圧せずに、PCVバルブ106を通じてガスGを吸気通路11に環流させる。
燃料希釈率の検出は、センサを設けることも可能であるが、例えば、図8に示すような、燃料希釈率と空燃比フィードバック制御における空燃比(A/F)補正値との関係を利用して、燃料希釈率を推定できる。
A/F補正値は、空燃比フィードバック制御における目標空燃比と検出空燃比との偏差に対応している。切替バルブ107がPCVバルブ106側に切り替えられた状態において、エンジンオイルOLの燃料希釈率が高いと吸気通路11に大量の未燃燃料が環流され、空燃比がリッチ側に移る。空燃比フィードバック制御では、これをリーン側に補正するA/F補正値を算出する。図8に示すように、A/F補正値が大きいほど、エンジンオイルOLの燃料希釈率は高い。
このことを利用して、ECU50は、図9に示すように、A/F補正値が所定補正値Xよりも大きい場合には、燃料希釈率が高いと判断し、未燃燃料の蒸発を促進させるためにクランクケース25内を減圧する。すなわち、ガスGが経路(a)を環流するように、切替バルブ107を制御し、かつ、ポンプ103を起動する。
また、ECU50は、A/F補正値が所定補正値Xよりも小さい場合には、燃料希釈率が低いと判断し、ガスGがPCVバルブ106のある経路(b)を環流するように、切替バルブ107を制御する。
このような構成とすれば、油温が低く、かつ、燃料希釈率も低い場合に、ポンプ103を駆動する必要がなくなるため、さらにポンプ103の消費電力を低減できる。
上記実施形態では、ポンプとして電動ポンプを用いた場合について説明したが、クランクシャフトに連結されて駆動される機械式ポンプを用いることも可能である。
上記実施形態では、クランクケース内のガスを吸気通路(吸気系)へ環流させる場合について説明したが、排気系へ環流することも可能である。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の概略構成図である。 (A)は、燃料噴射弁30の燃料噴射量と必要燃料除去効率との関係を示すマップ、(B)はクランクケース内圧力と必要燃料除去効率との関係を示すマップである。 (A)は、燃料噴射弁30の燃料噴射量と燃焼室からオイルへ混入する燃料混入量との関係を示すマップ、(B)はクランクケース内のエンジンオイルOLの温度(油温)と燃料混入量との関係を示すマップである。 本発明の他の実施形態に係る内燃機関の概略構成図である。 クランクケースから吸気通路へのガスの環流経路を説明するための図である。 油温と水温との関係を示すマップである。 クランクケースから吸気通路へのガスの環流経路を説明するための図である。 燃料希釈率とA/F補正値との関係を示すマップである。 クランクケースから吸気通路へのガスの環流経路を説明するための図である。
符号の説明
50…ECU(ポンプ制御手段、切替制御手段)
100…オイルミストセパレータ
102…ドライバ
103…ポンプ
104…ガス環流通路
105…バイパス通路
106…PCVバルブ
107…切替バルブ(切替手段)

Claims (3)

  1. クランクケース内のガスを吸気系又は排気系へ環流させるガス環流機構を備えた内燃機関であって、
    前記ガス環流機構は、ガス環流通路に設けられた前記クランクケース内のガスを吸引してクランクケース内を減圧するためのポンプと、
    前記ポンプと前記クランクケースとの間に設けられ、前記ポンプにより吸引されるガスに含まれるオイル成分を分離するためのオイルミストセパレータと、
    前記ポンプと前記オイルミストセパレータと間の前記ガス環流通路から分岐して前記吸気系又は排気系と連通するバイパス通路と、
    前記バイパス通路に設けられ、前記クランクケース内と前記吸気系又は排気系との差圧に応じて開くPCVバルブと、
    前記クランクケースからのガスの流れを前記ガス環流通路と前記バイパス通路とのいずれかに切替える切替手段と、
    を有することを特徴とする内燃機関。
  2. 燃料噴射量及び前記クランクケース内のオイルの温度の少なくとも1つに基いてクランクケース内の圧力が目標圧力となるように前記ポンプの出力を制御するポンプ制御手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記クランクケース内のオイルに関する情報に基いて、前記切替手段を制御する切替制御手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
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