JP5093007B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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前記EGR通路を流れるEGRガスの流量を可変とするEGR可変機構と、
排気ガスの空燃比を検出する排気空燃比検出手段と、
排気空燃比が所定の基準判定値よりもリッチ空燃比となったときに前記EGR可変機構によりEGRガスを減量し、排気空燃比が前記基準判定値よりもリーン空燃比となったときに前記EGRガスの減量状態を解除するEGR切換手段と、
前記EGR切換手段によりEGRガスが減量された状態であるときに、排気空燃比を前記基準判定値よりもリーン空燃比へと一時的に変化させるEGR確保手段と、
を備えることを特徴とする。
前記EGR確保手段は、排気空燃比を前記リッチ空燃比から前記リーン空燃比へと周期的に切換える構成としている。
前記EGR確保手段は、排気空燃比を前記リーン空燃比に変化させてから所定のEGR保持時間が経過したときに、排気空燃比を前記リッチ空燃比に戻す構成としている。
前記EGR確保手段は、排気空燃比が前記リッチ空燃比となってから所定のリッチ保持時間が経過したときに、排気空燃比を前記リーン空燃比に切換える構成としている。
前記EGR確保手段は、内燃機関の空燃比制御で用いられる目標空燃比をリーン側の目標値またはリッチ側の目標値に切換えることにより、排気空燃比を前記リッチ空燃比または前記リーン空燃比に変化させる構成としている。
前記EGR切換手段は、前記目標空燃比が前記リッチ側の目標値に設定されたときに、EGRガスを減量する構成としている。
前記EGR切換手段は、前記目標空燃比が前記リーン側の目標値に設定されてから所定の待機時間が経過するか、または実際の排気空燃比が前記リーン空燃比となったときに、EGRガスの減量状態を解除する構成としている。
内燃機関から排出される排気ガスの流量が増大するにつれて、前記待機時間を短くする待機時間可変手段を備える構成としている。
前記EGR通路よりも下流側で前記排気通路に設けられた排気タービンを有し、排気圧を利用して吸入空気を過給する過給機と、
前記排気タービンの下流側で排気ガス中の未浄化成分を浄化するメイン触媒と、
を備える構成としている。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。まず、図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。本実施形態のシステムは、例えばガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等からなる内燃機関10を備えている。内燃機関10は、その気筒内に吸入空気を吸込む吸気通路12と、排気ガスを排出する排気通路14とを備えている。
空燃比フィードバック制御は、A/Fセンサ34の出力に応じて燃料噴射量を補正することにより、排気空燃比が目標空燃比となるように、空燃比をフィードバック制御するものである。この場合、目標空燃比は、内燃機関の運転状態等に応じて可変に設定される空燃比の目標値である。空燃比フィードバック制御によれば、排気空燃比をメイン触媒20の浄化能力が発揮される所定の空燃比範囲(浄化ウィンドウ)内に保持し、メイン触媒20による排気ガスの浄化効率を高めることができる。
まず最初に、通常のEGR制御について説明する。ECU40は、所定のEGR実行条件が成立しているときに、EGR弁30を開弁し、EGR制御を実行する。EGR実行条件の一例を挙げれば、排気ガスを吸気系に還流しても、筒内での燃焼が悪化しない運転状態であるか否か、などである。そして、EGR制御中には、排気ガスの一部がEGRガスとして排気通路14からEGR通路28に取出され、このEGRガスは吸気系に還流される。EGRガスの流量(EGR量)は、内燃機関の運転状態等に応じて可変に設定され、EGR弁30の開度に応じて制御される。EGR制御によれば、燃費性能や排気エミッションを向上させることができる。
図3は、本発明の実施の形態1において、ECU40により実行されるルーチンのフローチャートである。なお、この図に示すルーチンは、一定の時間毎に繰返し実行されるものとする。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、前記実施の形態1と同様の構成(図1)を備えているものの、実施の形態1と制御内容が異なるものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の用語についての説明を省略するものとする。
実施の形態1で述べたように、空燃比対応EGR制御では、EGRガスを減量するときに、目標A/Fをリッチ側の目標値に変更する。目標A/Fがリッチ側に変更されると、空燃比フィードバック制御の作用により排気ガスの実A/Fがリッチ側に変化する。このリッチな排気ガスは、排気通路14内を流れるときに、EGR通路28の流入口に到達してから、ある程度の時間遅れをもってA/Fセンサ34の位置に到達する。従って、EGRガスを減量するときに、実A/Fがリッチ空燃比に変化したことを検出してからEGR弁30を閉弁するのでは、前記時間遅れの間にリッチな排気ガスがEGR通路28に流入する虞れがある。
図5は、本発明の実施の形態2において、ECU40により実行されるルーチンのフローチャートである。なお、この図に示すルーチンは、一定の時間毎に繰返し実行されるものとする。
次に、図6乃至図8を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3は、前記実施の形態1と同様の構成(図1)を備えているものの、実施の形態1と制御内容が異なるものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1,2と同一の用語についての説明を省略するものとする。
実施の形態1で述べたように、空燃比対応EGR制御では、EGRガスの減量状態を解除(EGR弁30を開弁)するときに、目標A/Fをリーン側の目標値に変更する。目標A/Fがリーン側に変更されると、空燃比フィードバック制御の作用により排気ガスの実A/Fがリーンに変化する。このリーンな排気ガスがEGR通路28の位置からA/Fセンサ34に到達するまでの間には、実施の形態2で述べたように、ある程度の時間遅れが存在する。従って、実A/Fがリーン空燃比に変化したことを検出してからEGR弁30を開弁すると、前記時間遅れの間には、リーンな排気ガスがEGR通路28に流入可能な状態にも拘らず、EGR弁30を閉弁していることになる。
図8は、本発明の実施の形態2において、ECU40により実行されるルーチンのフローチャートである。なお、この図に示すルーチンは、一定の時間毎に繰返し実行されるものとする。
12 吸気通路
14 排気通路
16 エアフローメータ
18 スロットルバルブ
20 メイン触媒
22 過給機
24 排気タービン
26 吸気タービン
28 EGR通路
30 EGR弁(EGR可変機構)
32 EGR触媒
34 A/Fセンサ(排気空燃比検出手段)
40 ECU
t1 EGR保持時間
t2 リッチ保持時間
t3 待機時間
Claims (5)
- 内燃機関の排気通路から排気ガスを取出し、当該排気ガスをEGRガスとして内燃機関の吸気通路に還流させるEGR通路と、
前記EGR通路を流れるEGRガスの流量を可変とするEGR可変機構と、
排気ガスの空燃比を検出する排気空燃比検出手段と、
排気空燃比が所定の基準判定値よりもリッチ空燃比となったときに前記EGR可変機構によりEGRガスを減量し、排気空燃比が前記基準判定値よりもリーン空燃比となったときに前記EGRガスの減量状態を解除するEGR切換手段と、
前記EGR切換手段によりEGRガスが減量された状態であるときに、排気空燃比を前記基準判定値よりもリーン空燃比へと一時的に変化させるEGR確保手段と、を備え、
前記EGR確保手段は、排気空燃比を前記リッチ空燃比から前記リーン空燃比へと周期的に切換える手段であって、排気空燃比を前記リーン空燃比に変化させてから所定のEGR保持時間が経過したときに、排気空燃比を前記リッチ空燃比に戻し、かつ、排気空燃比が前記リッチ空燃比となってから所定のリッチ保持時間が経過したときに、排気空燃比を前記リーン空燃比に切換える構成とし、
更に、前記EGR確保手段は、内燃機関の空燃比制御で用いられる目標空燃比をリーン側の目標値またはリッチ側の目標値に切換えることにより、排気空燃比を前記リッチ空燃比または前記リーン空燃比に変化させる構成としたことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記EGR切換手段は、前記目標空燃比が前記リッチ側の目標値に設定されたときに、EGRガスを減量する構成としてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記EGR切換手段は、前記目標空燃比が前記リーン側の目標値に設定されてから所定の待機時間が経過するか、または実際の排気空燃比が前記リーン空燃比となったときに、EGRガスの減量状態を解除する構成としてなる請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関から排出される排気ガスの流量が増大するにつれて、前記待機時間を短くする待機時間可変手段を備えてなる請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記EGR通路よりも下流側で前記排気通路に設けられた排気タービンを有し、排気圧を利用して吸入空気を過給する過給機と、
前記排気タービンの下流側で排気ガス中の未浄化成分を浄化するメイン触媒と、
を備えてなる請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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