JP5090974B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンに面する主室と、この主室に噴孔を介して連通する副室とで燃焼室が構成され、前記副室に燃料ガスを供給する副燃料供給路に対して前記副室の圧力低下時に開放する逆止弁を備えているエンジンに関する。
上記のように構成されたエンジンとしては特許文献1と特許文献2に記載されるものが存在する。特許文献1には、主燃焼室(本発明の主室)の上部位置に、副室を備え、ピストンの吸気作動における副室の減圧によって開放して副室に対する燃料ガスの供給を行う副室ガス弁(本発明の逆止弁)を備え、この副室に点火栓(点火プラグ)を備えたガスエンジンが示されている。
特許文献2には、燃焼室として、主燃焼室(本発明の主室)と、予燃焼室(本発明の副室)とを備えたガスエンジンが示され、予燃焼室にパイロットガスを供給するパイロットガス主管には2つの圧力レギュレータを備えており、この圧力レギュレータは制御手段によって制御される。パイロットガスの圧力と吸気圧力との差圧を検出する差圧検出手段を備え、この差圧検出手段で検出した差圧に基づいて圧力レギュレータを制御する制御形態と、エンジン回転数やエンジンの負荷等の運転状態を検出するセンサを備え、このセンサでの検出に基づいて供給圧を制御する制御形態とが示されている。
特開2001‐3753号公報 (段落番号〔0017〕〜〔0019〕、図1) 特許第3490237号公報 (段落番号〔0012〕〜〔0035〕、図1〜図4)
上記のように逆止弁を介して副室に燃料ガスを供給するエンジンでは、特許文献1、特許文献2にも記載されるようにピストンの作動による圧力低下によって逆止弁が開放するため、カム軸等の外部からの駆動力で開閉作動する弁を備えるものと比較して構造が簡単となり、製造が容易で小型化、コスト低下に繋がるものである。
尚、逆止弁は、バネの付勢力の作用によってボール等の弁体を閉じ位置に維持する構造を有すると共に、バネの付勢力に抗する方向に作用する圧力(負圧)がバネの付勢力を超えたタイミングで弁体を開放し、燃料ガスの供給を許す作動形態となる。
主室に供給される燃料ガスと空気との混合気の圧力と、副室に供給される燃料ガスのガス圧との差圧を最適値に維持する制御系を備えたエンジンを想定すると、定格運転時には差圧に基づいた良好な運転を実現するものであるが、エンジンの起動時や低負荷時には混合気の圧力が低いため、副室に供給される燃料ガスの圧力が高く設定される結果、副室に供給される燃料ガスの量が過剰になる傾向がある。
このような不都合は、逆止弁を介して副室に供給される燃料ガスの供給量が定格運転時において適正となるように設計されていることにも原因がある。特に、主室に対して過給器によって混合気を供給するエンジンでは、エンジンの起動時や低負荷時には過給器が殆ど機能しないため、主室に供給される混合気の圧力が定格運転時と比較して極めて低いものとなり、この傾向が一層強く表れるものとなる。
特許文献2にはエンジンの回転数に基づいてパイロットガスの圧力と吸気圧との差圧の最適値(目標値)を変更する点が記載され、このように最適値を変更するものでは、エンジンの起動時や低負荷時において副室に対して燃料ガスが過剰に供給される不都合を、ある程度は解消し得るものとなる。しかしながら、差圧の最適値を変更するものでは、エンジンの起動時や低負荷時のようにエンジン回転数が低い場合には副室に供給される燃料ガスの供給量の低減化が図れるものの、燃料ガスの供給量の低減化に伴って、副室に供給される燃料ガスの圧力も大きく低下する現象に繋がるため、制御が困難になり安定的な制御を行い難くなるものであった。
本発明の目的は、エンジンの起動時や低負荷時に副室に過剰な燃料ガスが供給される不都合を解消して適正な燃焼による運転が可能なエンジンを合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、ピストンに面する主室と、この主室に噴孔を介して連通する副室とで燃焼室が構成され、前記副室に燃料ガスを供給する副燃料供給路に対して前記副室の圧力低下時に開放する逆止弁を備えているエンジンにおいて、
前記副燃料供給路に、前記逆止弁を備える逆止弁付副燃料供給路が並列的に複数形成され、この複数の逆止弁付副燃料供給路から選択したものに燃料ガスを供給する弁機構を備えると共に、エンジンの負荷に基づいて前記弁機構を制御する選択制御手段を備え、
複数の前記逆止弁付副燃料供給路に供給される燃料ガスの圧力を調整する圧力調整弁を、前記副燃料供給路における複数の前記逆止弁付副燃料供給路よりも上流側に備えると共に、この副燃料供給路において前記圧力調整弁より下流側でかつ複数の前記逆止弁付副燃料供給路の上流側に燃料ガスの圧力を計測する燃料圧センサを備え、前記主室に燃料ガスと空気との混合気を供給する吸気路における吸気圧を計測する吸気圧センサを備え、
前記燃料圧センサと吸気圧センサとの差圧に基づいて前記圧力調整弁を制御する圧力制御手段を備えている点にある。
この構成によると、例えば、エンジンの起動時や低負荷時のように副室に燃料ガスが過剰に供給される状況では、選択制御手段が弁機構を制御して複数の副燃料供給路の選択を行うことにより副室に対して適切な量の燃料ガスの供給を実現する。具体例として、一方における燃料ガスの供給量が他方より大きい2つの副燃料供給路を形成し、状況に応じて弁機構で一方を選択することにより、副室に対する燃料ガスの供給量の切換を行うものや、複数の副燃料供給路の全てを弁機構で選択する状態と、一部を弁機構で選択する状態とを選択するもの等が考えられる。従って、弁機構を制御することにより、エンジンの起動時や低負荷時に副室に過剰な燃料ガスが供給される不都合を解消して、低負荷から高負荷の広い範囲に亘って適正な燃焼による運転が可能なエンジンが合理的に構成された。
また、前記副燃料供給路に供給される燃料ガスの圧力を調整する圧力調整弁を備えると共に、この副燃料供給路において前記圧力調整弁より下流側に燃料ガスの圧力を計測する燃料圧センサを備え、前記主室に燃料ガスと空気との混合気を供給する吸気路における吸気圧を計測する吸気圧センサを備え、前記燃料圧センサと吸気圧センサとの差圧に基づいて前記圧力調整弁を制御する圧力制御手段を備えているから、差圧に基づいて副燃料供給路に供給される燃料ガスの量を混合気の圧力に連係して自動的に制御できることになる。
本発明は、前記副燃料供給路における逆止弁の部位における連通路径が、複数の副燃料供給路毎に異なる値に設定されても良い。これによると、複数の副燃料供給路のいずれかを選択することで副室に供給する燃料ガスの供給量を調整できる。
本発明は、前記副燃料供給路における逆止弁に作用するバネの付勢力が、複数の副燃料供給路毎に異なる値に設定しても良い。例えば、逆止弁に作用するバネのバネ定数を、複数の副燃料供給路毎に異なる値に設定する、又は、逆止弁に作用するバネのプリロードを、複数の副燃料供給路毎に異なる値に設定しても良い。これによると、主室の圧力が低下して逆止弁が開放する際のタイミングを異ならせることが可能となり、このタイミングの違いから副室に供給される燃料ガスの供給量を調整できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔エンジンの構造〕
図1に示すように、シリンダヘッド1、シリンダブロック2、クランクケース(図示せず)、オイルパン(図示せず)を上下に重ね合わせる形態で連結し、シリンダヘッド1には開閉自在な吸気バルブ3と排気バルブ4とを備え、シリンダブロック2に形成されたシリンダボアに対して摺動自在にピストン5を収容し、このピストン5の往復作動力をクランク機構6Cから出力軸6に伝えて回転動力として出力する出力系を備え、更に、この出力軸6からの動力を前記吸気バルブ3と排気バルブ4とを開閉作動させるカムシャフト等(図示せず)に伝える駆動系を備えてエンジンが構成されている。
このエンジンは、前記シリンダヘッド1の下面側でピストン5の上端に面する主室10Mと、この主室10Mに対して噴孔11を介して連通するようにシリンダヘッド1に形成した副室10Sとで燃焼室10が構成されている。このエンジンは、気体燃料ガスあるいは都市ガス等の燃料ガスを使用するものであり、この燃料ガスと空気との希薄混合気を主室10Mに供給すると共に、前記副室10Sに燃料ガスを供給し、この副室10Sの点火プラグ12での点火によって副室内で燃焼させた燃焼ガスを、副室10Sの噴孔11を介して主室10Mに火炎ジェットFとして噴射する点火構造が採用されている。
図面には1つのピストン5を示しているが、このエンジンは複数のピストン5を備えた4ストローク型の多気筒型エンジンとして構成されるものであり、出力軸6からの駆動力を発電機(図示せず)に伝えて発電を行い、このエンジンの排熱を熱媒体を介して取り出して温水を作り出すコージェネレーションシステムに使用されるものを想定している。
このエンジンでは、燃焼室10を基準にして吸気側(インテーク側)にコンプレッサーTaを配置し、燃焼室10を基準にして排気側(エグゾースト側)にタービンTbを配置した過給器Tを備えている。コンプレッサーTaから加圧空気が送られる吸気路20には空気の供給量(吸気量)を制御するスロットル弁21を備え、これより下流側には、この吸気路20の空気に燃料ガスを混合するミキサ22を配置し、これより下流側には、この吸気路20の圧力を計測する吸気圧センサ23を配置して吸気系が構成されている。そして、この吸気系(前記吸気路20)からの混合気は前記吸気バルブ3を介して前記主室10Mに供給される。また、主室10Mの燃焼ガスは排気バルブ4を介して燃焼排ガスを排気路28に排出し、更に前記タービンTbに導くように排気系が構成されている。
前記コンプレッサーTaから吸気路20に送られる加圧空気の圧力は比較的高い値(例えば、220kPa(Gauge))に維持されており、更に、タービンTbの上流側の排気路28の圧力についても、タービンTbの背圧により吸気圧力と略同等の圧力に維持される。
前記スロットル弁21は弁の開度を制御する電動型のアクチュエータ(図示せず)を備え、また、前記ミキサ22に対して燃料ガスを供給する主燃料供給路MLには、燃料ガスの圧力を調整する電磁式の主圧力調整弁24を備えている。
前記副室10Sは、その下端に前記噴孔11が形成された口金13を有し、この口金13は下端部を下方に突出させる形態でシリンダヘッド1に支持されている。この口金13の上部位置に前記点火プラグ12を有する点火ユニット14が配置され、この点火ユニット14には、前記副室10Sに燃料ガスを供給するガス流路15が形成されている。更に、この点火ユニット14のガス流路15に対して第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32とが合流接続している。
この第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32とは、燃料ガスが供給される副燃料供給路SLを構成するものであり、これらは副燃料供給路SLの下流側で分岐して並列的に形成されている。副燃料供給路SLには副圧力調整弁33と、この副燃料供給路SLに送られる燃料ガスの圧力を計測する燃料圧センサ34とを備えている。
前記第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32とは、図2に示すように、管路35の中間位置にボール36と、このボール36が接当することで閉塞状態に達する弁座37と、このボール36を弁座37の方向に付勢するコイルバネ38とで成る逆止弁CVを備えた等しい構造を有するものであり、逆止弁付副燃料供給路に相当する
夫々の逆止弁CVは等しい構造を有するものであるが、第1副燃料供給路31に備えた逆止弁CVの開放時の流量が、第2副燃料供給路32に備えた逆止弁CVの開放時の流量より大きく設定されている。具体的には、弁座37の連通路径(開口径)を異ならせることや、差異を管路35の内径を異ならせている。ちなみに、この逆止弁CVはボール式に限るものではなくポペットを作動させるポペット型であっても良い。
また、第1副燃料供給路31において前記逆止弁CVの上流位置に第1電磁弁V1(弁機構の一例)を備え、第2副燃料供給路32において前記逆止弁CVの上流位置に第2電磁弁V2(弁機構Vの一例)を備えている。
本発明では、第1電磁弁V1と第2電磁弁V2との2つの電磁弁によって、本発明の弁機構V(第1電磁弁V1と第2電磁弁V2との上位概念)を構成しているが、単一の電磁弁によって弁機構Vを構成するものでも良い。特に、本発明では、副燃料経路を3つ以上形成しても良く、これに対応して3つ以上の電磁弁で弁機構Vを構成して良く、更に、この3つ以上の電磁弁に代えて、複数の流路の切換を行い得る単一の電磁弁によって、本発明の弁機構Vを構成するものであっても良い。
〔制御構成〕
図1に示すように、エンジンを制御するECU( Engine Control Unit)40に対して前記出力軸6の回転角及び回転量を計測するタイミングセンサTsと、エンジンの出力系に作用する負荷を計測する負荷センサLsと、前記吸気圧センサ23と、燃料圧センサ34とからの信号が入力する入力系が形成されると共に、このECU40から前記点火プラグ12と、前記主圧力調整弁24と、副圧力調整弁33と、スロットル弁21と、第1電磁弁V1と、第2電磁弁V2とを制御する出力系が形成されている。
前記タイミングセンサTsは出力軸6に備えたギヤ状の磁性体の歯部の位置を電磁的に検出することで出力軸6の回転角を検出するピックアップ型や、出力軸6と一体的に回転するシャッターによる光線の遮断と透過とのタイミングから回転角を取得する光学型等が使用される。また、負荷センサLsは出力軸6、又は、この出力軸6から駆動力が伝えられる減速系の伝動軸等の歪み量等から負荷(トルク)を計測する構造のものが用いられる。尚、このタイミングセンサTs、負荷センサLsはこれらの構造にものに限らず、同様の機能のものの使用が可能である。
前記吸気圧センサ23と、燃料圧センサ34とは、圧力を計測する部位に配置されたダイヤフラム(図示せず)の変形量を電気信号(電圧信号)として出力するものが使用され、前記主圧力調整弁24と、副圧力調整弁33とは、電気信号(電力値)に正比例した開度を得る電磁比例制御型等が使用される。
前記第1電磁弁V1と、第2電磁弁V2とは電気信号によって供給位置と遮断位置との切換を行う電磁式の切換弁が使用され、第1電磁弁V1は電力が供給されない非駆動状態において連通状態を維持し、第2電磁弁V2は電力が供給されない非駆動状態において遮断状態を維持するものが使用されている。
前記ECU40は、前記タイミングセンサTsと負荷センサLsとから信号が入力する運転制御手段41を備えると共に、前記吸気圧センサ23の計測値と燃料圧センサ34の計測値との比較によって差圧を求め、この差圧を示す信号を運転制御手段41に出力する差圧計測回路42と、運転制御手段41からの信号に基づいて前記スロットル弁21を制御して吸気量を設定する吸気制御回路43と、運転制御手段41からの信号に基づき前記主圧力調整弁24によって主燃料供給路MLに供給される燃料ガスの量を設定し、かつ、副圧力調整弁33によって副燃料供給路SLに供給される燃料ガスの量を設定する圧力制御回路44(圧力制御手段の一例)と、運転制御手段41からの信号に基づいて前記第1電磁弁V1と第2電磁弁V2との制御を行う選択制御回路45(選択制御手段の一例)と、運転制御手段41からの信号に基づいて前記点火プラグ12に電力を供給する点火プラグ制御回路46とを備えている。
このECU40は、運転情報に基づいて前記スロットル弁21で空気量を設定し、主圧力調整弁24を制御してミキサ22に供給される燃料ガスの量を設定することにより、希薄混合気の供給量を設定する共に、このECU40は、前記吸気圧センサ23で計測される吸気路20の吸気圧と、燃料圧センサ34で計測される副燃料供給路SLの燃料ガスの供給圧との差圧を目標値に維持するように前記副圧力調整弁33を制御することにより、運転に適した燃料ガスを前記副室10Sに供給する。ちなみに、前記差圧の目標値は決まった値のものであって良く、エンジンの回転数に対応して値が変更されるものであっても良い。
更に、このECU40は、前記タイミングセンサTsや負荷センサLs、あるいは、運転情報に基づいてエンジンが定格運転にあることを判別した際には、図2に示すように、前記第1電磁弁V1を供給位置に維持し、第2電磁弁V2を遮断位置に維持することによって定格運転に適した燃料ガスを前記副室10Sに供給する。また、このように供給される燃料ガスの量は、前記副圧力調整弁33によって決まるものであり、この副圧力調整弁33は、前記吸気圧センサ23で計測される吸気路20の吸気圧と、燃料圧センサ34で計測される副燃料供給路SLの燃料ガスの供給圧との差圧を目標値に維持するように制御される。
これに対して、前記タイミングセンサTsや負荷センサLs、あるいは、運転情報からの信号に基づいてエンジンが起動時にあることや低負荷であることを判別した際には、前記第1電磁弁V1を遮断位置に切換え、第2電磁弁V2を供給位置に切換えることによって定格運転より少ない燃料ガスを前記副室10Sに供給する。これにより、吸気路20の吸気圧と副燃料供給路SLの燃料ガスの供給圧との差圧を目標値に維持する制御が行われている場合でも、このエンジンの起動時や低負荷時において副室10Sに対して燃料ガスが過剰に供給される不都合や、制御が不安定になる不都合を解消して適正な燃焼を実現する。
このように燃料ガスの量が第2電磁弁V2によって物理的に低減される状況では、定格運転時のように吸気路20の吸気圧と副燃料供給路SLの燃料ガスの供給圧との差圧に基づいた制御が、副室10Sに供給される燃料ガスの供給量には直接的に反映されないので、この差圧に基づいた制御を並行して行っても良く、この差圧に基づいた制御の制御形態を変更する等の特別の処理を行わずに済み、結果として制御形態を簡素化できる。
〔エンジンの運転〕
このエンジンは吸気ストローク、圧縮ストローク、膨張ストローク、排気ストローク夫々のストロークを、この順序で行う4ストローク型の内燃機関と基本的に同じ作動を行う。
前記吸気ストロークでは、吸気バルブ3を開放した状態でピストン5が下降することにより、吸気路20から希薄混合気を主室10Mに吸引し、この吸引時には主室10Mの減圧とともに副室10Sも減圧することから前記逆止弁CVが自動的に開放し、副燃料供給路SLからの燃料ガスが副室10Sに導かれる。
この吸引ストロークでは、過給器TのコンプレッサーTaで加圧された空気の量がスロットル弁21で制御され、この空気に対して設定量の燃料ガスがミキサ22において混合されることで希薄混合気が作り出され吸気路20に送られる。このように混合気が送られる吸気路20の吸気圧が吸気圧センサ23で計測されると共に、副燃料供給路SLにおける燃料ガスの圧力が燃料圧センサ34で計測され、夫々の計測値が前記差圧計測回路42で取得され、この差圧計測回路42で算出した差圧が予め設定された目標値となるように、前記運転制御手段41が制御量を設定し、前記圧力制御回路44を介して前記副圧力調整弁33が制御される。この制御の結果、副燃料供給路SLから副室10Sに供給される燃料ガスの量が決まる。
つまり、吸気路20の圧力が増大した場合には、副燃料供給路SLに送られる燃料ガスの圧力を増大させる制御を行うことにより、主室10Mの混合気の濃度と副室10Sに供給される燃料ガスの量とをバランスさせて適正な燃焼を実現しているのである。尚、前記目標値として決まった値を想定しているが、吸気圧に対応して異なった目標値を選択するように、例えば、吸気圧と目標値との関係のデータを保存するテーブルを備え、このテーブルから差圧の目標値を取得しても良い。
このエンジンでは、吸気ストロークにおいて、吸気バルブ3の閉タイミングを下死点よりも早い時期に設定することにより、公知のミラーサイクルエンジンと同様に、膨張比を圧縮比よりも高く設定し、更に、過給器TのコンプレッサーTaが圧縮仕事の不足分を補うことにより、実質的に圧縮比が高まったと同一の効果を得て、効率の向上が図られている。
この吸気ストロークにおいては、タイミングセンサTsや負荷センサLs、あるいは、運転情報からエンジンが定格運転であることが判定された場合には、前記第1電磁弁V1から第1副燃料供給路31に燃料ガスが送られることにより定格運転に適した量の燃料ガスを副室10Sに供給する。これに対して、タイミングセンサTsや負荷センサLs、あるいは、運転情報からエンジンが起動時にあることや、低負荷であることが判定された場合には、ECU40の選択制御回路45が、前記第1電磁弁V1を遮断位置に切換え、かつ、第2電磁弁V2を供給位置に切換えることにより、第2副燃料供給路32によって燃料ガスが送られる状態が選択されるものの、この第2副燃料供給路32で送られる燃料ガスの量は、定格運転時において第1副燃料供給路31で送られる燃料ガスの量より少ないため、この副室10Sに対して燃料ガスが過剰に供給される不都合を解消して適正な燃焼を実現する。
具体的な数値として、無負荷〜60%負荷では、第2副燃料供給路32からの燃料ガスを副室10Sに供給し、60%〜設定負荷(定格負荷)では第1副燃料供給路31からの燃料ガスを副室10Sに供給するように第1電磁弁V1と第2電磁弁V2とを制御することになり、低負荷から定格負荷までの出力軸6の回転数変動を小さくできるものにしている。
特に、負荷センサLsで設定値(定格負荷)を超える高負荷が計測された場合には、第1電磁弁V1から第1副燃料供給路31に燃料ガスを供給する状態を維持したまま、第2電磁弁V2を供給位置に切換えることにより、第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32とから副室10Sに燃料ガスを供給するように制御形態を設定しても良い。
前記圧縮ストロークでは、出力軸6の回転に連動し、前記ミラーサイクルエンジンに対応したタイミングで吸気バルブ3が閉じ(排気バルブ4は閉じ状態を維持し)、ピストン5を上昇させることにより希薄混合気を圧縮する。
次に、前記膨張ストロークではピストン5が上死点に達した(厳密に上死点でなくても良い)ことを、タイミングセンサTsからの信号によって判定した場合には、ECU40の点火プラグ制御回路46からの電力を点火プラグ12に供給して火花点火を行わせる。この点火時には副室内で燃焼させた燃焼ガスを、副室10Sの噴孔11を介して主室10Mに火炎ジェットFとして噴射することにより、主室10Mの希薄混合気を燃焼させ、この主室10Mにおいて燃焼ガスの膨張が行われ、燃焼ガスの圧力によってピストン5が下降を開始する。この点火タイミングは従来からのエンジンと同様に、出力軸6の回転に連動して電気的なコンタクトを制御して点火タイミングを決め、デストリビュータによって各点火プラグ12に電力を供給するものを用いても良い。
次に、排気ストロークでは、ピストン5が下死点に達した(厳密に下死点でなくても良い)後に、出力軸6の回転に連動して排気バルブ4が機械的に開放し(吸気バルブ3は閉じ状態を維持し)、ピストン5の上昇に伴って排気バルブ4から燃焼排ガスが排出される。
この後に、出力軸6の回転に連動して排気バルブ4が機械的に閉じるとともに、吸気バルブ3が開放することにより、前記吸気ストロークが開始される。
このように、本発明によると、副室10Sに対して燃料ガスを供給する副燃料供給路SLから第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32とを分岐形成し、第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32との何れか一方で副室10Sに対して選択的に燃料ガスを供給するための第1電磁弁V1と第2電磁弁V2とを備え、更に、第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32とに逆止弁CVを備えることにより、吸気ストロークでは副室10Sの圧力低下時には、第1副燃料供給路31と第2副燃料供給路32との何れか一方から副室10Sに対して同じタイミングで燃料ガスを供給できる。
また、副室10Sに燃料ガスを供給する際に、定格運転時において第1副燃料供給路31が選択された場合と比較して、第2副燃料供給路32が選択された場合には、副室10Sに供給される燃料ガスの量が低減されるので、吸気路20の吸気圧と副燃料供給路SLの燃料ガスの供給圧との差圧に基づいて副燃料供給路SLに供給される燃料ガスの供給量を設定する制御を変更しなくとも、エンジンの起動時や低負荷時において副室10Sに対して燃料ガスが過剰に供給される不都合を解消して適正な燃焼を実現する。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)燃料ガスを副室に供給する複数の副燃料供給路を並列的に形成し、定格運転時には複数の副燃料供給路に対して同時に燃料ガスを供給し、エンジンの起動時や低負荷時には、定格運転時より少ない数の副燃料供給路に燃料ガスを供給するように弁機構を制御する選択制御手段を備える。
つまり、前記実施形態のように第1副燃料供給路31と、第2副燃料供給路32とを備えたものでは、定格運転時には第1電磁弁V1と第2電磁弁V2とを供給位置に設定し、エンジンの起動時や低負荷時には第1電磁弁V1と第2電磁弁V2との一方を遮断位置に設定するように選択制御手段を機能させることになる。この場合、第1副燃料供給路31と、第2副燃料供給路32とが等しい量の燃料ガスを送る性能のものであっても良い。
(b)燃料ガスを副室10Sに供給する複数の副燃料供給路SLを並列的に形成し、複数の副燃料供給路SLに備える逆止弁CVのバネの付勢力を異ならせる。このようにバネの付勢力を異ならせることによって負圧が作用した場合に、逆止弁CVが開放するタイミングに差が作り出され、バネの付勢力を大きく設定したものほど、吸気ストロークにおいて副室10Sに供給される燃料ガスの量を低減でき、低負荷時等において副室10Sに燃料ガスを過剰に供給する不都合を解消できる。
(c)燃料ガスを副室10Sに供給する複数の副燃料供給路SLを並列的に形成し、この複数の副燃料供給路SLに備える逆止弁CVのバネ38のバネ定数を異ならせる。このようにバネ38のバネ定数を異ならせることにより、負圧が作用した場合に、逆止弁CVが開放するタイミングに差が作り出され、バネ定数が大きいものほど吸気ストロークにおいて副室10Sに供給される燃料ガスの量を低減でき、低負荷時等において副室10Sに燃料ガスを過剰に供給する不都合を解消できる。
(d)燃料ガスを副室に供給する複数の副燃料供給路SLを並列的に形成し、複数の副燃料供給路SLに備える逆止弁CVのバネ38のプリロードを異ならせる。このようにバネ38のプリロードを異ならせることにより、負圧が作用した場合に、逆止弁CVが開放するタイミングに差が作り出され、プリロードが大きいものほど吸気ストロークにおいて副室10Sに供給される燃料ガスの量を低減でき、低負荷時等において副室10Sに燃料ガスを過剰に供給する不都合を解消できる。
エンジンの構造及び制御系を示す図 逆止弁の構造を示す断面図
符号の説明
5 ピストン
10 燃焼室
10M 主室
10S 副室
11 噴孔
20 吸気路
23 吸気圧センサ
33 圧力調整弁(副圧力調整弁)
34 燃料圧センサ
38 バネ
44 圧力制御手段(圧力制御回路)
45 選択制御手段(選択制御回路)
CV 逆止弁
SL 副燃料供給路
V 弁機構(第1制御弁・第2制御弁)

Claims (3)

  1. ピストンに面する主室と、この主室に噴孔を介して連通する副室とで燃焼室が構成され、前記副室に燃料ガスを供給する副燃料供給路に対して前記副室の圧力低下時に開放する逆止弁を備えているエンジンであって、
    前記副燃料供給路に、前記逆止弁を備える逆止弁付副燃料供給路が並列的に複数形成され、この複数の逆止弁付副燃料供給路から選択したものに燃料ガスを供給する弁機構を備えると共に、エンジンの負荷に基づいて前記弁機構を制御する選択制御手段を備え
    複数の前記逆止弁付副燃料供給路に供給される燃料ガスの圧力を調整する圧力調整弁を、前記副燃料供給路における複数の前記逆止弁付副燃料供給路よりも上流側に備えると共に、この副燃料供給路において前記圧力調整弁より下流側でかつ複数の前記逆止弁付副燃料供給路の上流側に燃料ガスの圧力を計測する燃料圧センサを備え、前記主室に燃料ガスと空気との混合気を供給する吸気路における吸気圧を計測する吸気圧センサを備え、
    前記燃料圧センサと吸気圧センサとの差圧に基づいて前記圧力調整弁を制御する圧力制御手段を備えているエンジン。
  2. 前記逆止弁付副燃料供給路における逆止弁の部位における連通路径が、複数の副燃料供給路毎に異なる値に設定されている請求項1記載のエンジン。
  3. 前記逆止弁付副燃料供給路における逆止弁に作用するバネの付勢力が、複数の副燃料供給路毎に異なる値に設定されている請求項1記載のエンジン。
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